◆−投稿させていただきます−真琳(3/17-18:10)No.1425
 ┣月夜 -眠れない夜-−真琳(3/17-18:19)No.1426
 ┃┗今日はこれでおしまいかな?−神楽奈津(3/19-04:08)No.1445
 ┃ ┗これで一段落か(爆)−真琳(3/23-02:37)No.1464
 ┣此処から−真琳(3/17-18:30)No.1427
 ┃┣此処から 2−真琳(3/17-18:38)No.1428
 ┃┃┗やっぱ無理やった−神楽奈津(3/19-00:59)No.1444
 ┃┃ ┗無理はいいって(^^;;−真琳(3/23-01:45)No.1462
 ┃┗Re:此処から−神楽奈津(3/18-05:25)No.1440
 ┃ ┗やれやれ−真琳(3/23-01:24)No.1461
 ┣甘いもの 1−真琳(3/17-18:55)No.1429
 ┃┣甘いもの 2−真琳(3/17-19:15)No.1431
 ┃┃┗ふふふふふ(爆)−神楽奈津(3/18-03:38)No.1439
 ┃┃ ┗妖しいって(^^;;−真琳(3/23-00:53)No.1460
 ┃┗さて、一晩中に可能かな?(爆)−神楽奈津(3/18-02:54)No.1438
 ┃ ┗どーだろ?(ぉ−真琳(3/23-00:02)No.1459
 ┗天使の落とし物 ぷろろぉぐ−真琳(3/17-19:31)No.1432
  ┣天使の落とし物 1−真琳(3/17-19:37)No.1433
  ┃┗Re:天使の落とし物 1−神楽奈津(3/25-04:24)NEWNo.1477
  ┃ ┗Re:天使の落とし物 1−真琳(3/26-04:04)NEWNo.1487
  ┣天使の落とし物 2−真琳(3/17-19:42)No.1434
  ┃┗Re:天使の落とし物 2−神楽奈津(3/26-03:44)NEWNo.1485
  ┃ ┗Re:天使の落とし物 2−真琳(3/26-04:20)NEWNo.1488
  ┣天使の落とし物 3−真琳(3/17-19:44)No.1435
  ┃┗Re:天使の落とし物 3−神楽奈津(3/26-05:17)NEWNo.1489
  ┣天使の落とし物 4−真琳(3/17-19:46)No.1436
  ┣天使の落とし物 えぴろぉぐ−真琳(3/17-19:52)No.1437
  ┗ああ、やっとここまでこれた−神楽奈津(3/25-03:05)NEWNo.1476
   ┗おつかれ−真琳(3/26-03:52)NEWNo.1486


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1425投稿させていただきます真琳 E-mail URL3/17-18:10


お久しぶりです。
また、初めましての方々。私、真琳(まりん)とかいう好きな時に好きなモノ書いてる暇な人です。以後お見知り置きを(爆)

とある方のご要望によりこちらにUPさせていただきたいと思います。
(多分、恐らくは)ガウリナですのでお好きな方はご覧になってください(爆)

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1426月夜 -眠れない夜-真琳 3/17-18:19
記事番号1425へのコメント

くっつきそうでくっつかないってあたりの関係がたぶん一番好きですね(笑)



***************************************



「やっぱきれいよねぇ……」
あたしは大きな満月を見上げて、そう呟いた。
空は雲一つなく晴れ渡っているってゆーのに、あたしの心は……
「だぁっ、もうっ!!」
こんなの絶対あたしらしくないっ!!
あたしはすくっと立ち上がった。
実は宿屋の屋根の上にいたりする。
全然眠れなくて気分転換に来たつもりなのにあんまり意味はなかったらしい。
「浮遊っ」
あたしは混沌の言語を唱え、呪文を解き放った、が……
「うひゃぁっ!?」
コントロールを誤って地面に一直線。
このまま落ちたら骨の一本は折る〜〜〜っ!!


どすんっ……!!


あれ……?
痛くない……?
「あっぶねぇなぁ……おまえは……」
「がっ、ガウリイっ!?」
不機嫌そうな表情が目の前にある。
ちょうど抱きかかえている体勢だからそれは当たり前だけど……
「な、なんでっ!?」
「ちょっとな……それよりっ!」
びくんっ
じろりと睨まれてつい体が反応する。
「まぁた盗賊いじめにでも行くつもりだったのか?」
をひこら……
なぜ夜に人を見たらそれしか言えんのだ? おまいは……
「しかもそんな格好で……っ!」
「あのねぇっ!!」
確かに盗賊いぢめは趣味だし……だからといってんなとこにネグリジェなんかで行きますかっ!!
別に好きでこんなのを着たわけじゃない。
それしかなかったのだ。残念な事に。
さっきだって風に裾を煽られてミスっちゃったんだし……
やっぱ慣れないものは着るべきじゃないわね。
「違うのか?」
「あったりまえでしょうがっ!!」
ったく、人をなんだと……
あたしは逆にガウリイを睨み付ける。
しかしガウリイは一向にひるまない。
「じゃ、なんであんな危ないところにいたんだ?」
真剣な目をして聞いてくる。
危ないって……そんなたいした高さじゃないと思うんだけどなぁ……
さっきのはちょっと油断というか、なんというか。
って、あれ?
「あんたいつから見てたのよ?」
「理由は?」
このっ……!
―――…………
「う゛……」
しばらくの沈黙を置いて、あたしは小さくうめく。
言えるわけないじゃない。
あんたのこと考えてただなんて……
会いたくなっちゃっただなんて言えるわけないじゃない。
このリナ=インバースともあろうものが。

「どうかしたのか? 顔、赤いけど」
やばっ
「いいでしょ、そんなのっ!! それに、眠れなかっただけよっ!」
まったく、乙女の心ってものを全然解ってないのよ、この男は……!
「で、あんたはどうなのよ?」
「オレか? オレは……ちょっと、外の空気を吸いたくなってな……」
「ふぅ……ん……」
微かな寂しげな光をその青い瞳に見出して、あたしはそれ以上問い詰める事はしなかった。


「ねぇ、散歩、しない?」
あたしは唐突に切り出した。
「散歩?」
「そ。あたしはまだ眠れそうにないし……あんただって外の空気吸いたいって言ってたじゃない」
「まあ、いいけどな」
言って優しく微笑む。
どきんと胸が高鳴った……
いかんいかん。
あたしは首を振る。
「どうかしたか?」
心配そうな瞳であたしを覗き込む。
「な、なんでもないってばっ!!」
あたしは慌てて視線を逸らした。
「そうか……?」
とは言ってもそれ以上は何も聞いてはこない。あたしは一先ず安心した。

「なぁ、リナ」
あたしを降ろすとガウリイが何かに気づいたようであたしを呼ぶ。
「何?」
「お前裸足のままで平気か?」
「あ……」
言われて初めて気づく。
部屋の窓から浮遊で登ったんだから、当たり前といえば当たり前。
「大丈夫か、周りはみんな月光草みたいだしな……」
「え?」
ガウリイの言葉に辺りを見回した。
気づかなかった。
空しか見てなかったから……
辺り一帯を月光草の淡い光が覆っている。
満月色の小さな花。
満月の夜に季節を問わず咲く花だが、ここまでまとまって見るのは初めてだ。
治癒の力を持っているという事は聞いた事があるけど……
なんでガウリイが知っているんだろ?
「どこまで続いているか行ってみるか?」
「そーね」
あたしは笑顔で答えた。


「ガウリイっ!! 早くしなさいよっ」
ゆっくりと後を付いてくるガウリイを急かす。
宿の裏から辿っていけば、小高い丘がいくつか続き執着点になる。
10メートルくらいの崖下には林が広がっていた。
普段なら真っ暗なはずであるのに今日は月の光を反射する月光草のせいか、微かに地面が明るく見える。
「いー眺めだな……」
「うん」
昼間だったら遠くに街が見えるかもしれない。
しばらく辺りを見回していたが、ふいにねっ転がる。
宿の屋根の上で見ていた星空が広がる。
月の位置が、変わっていた。
ふわりと甘い微かな匂いが鼻をかすめた。
「ねえ……」
「ん?」
ガウリイは立ったままあたしに視線を向ける。
「月光草って、匂い、あったっけ?」
「さぁ……忘れた」
「あんたね……」
あたしはじろっとガウリイを見上げる。
ガウリイはそんなことを気にするでもなく再び空へと視線を戻す。

「いー匂い……」
甘くて、優しい香りがする。
「そんな所で寝るなよ」
「分かってるって……」
穏やかな眼差しがあたしに向けられている。
バカみたい。
たったそれだけのことで嬉しくなるなんて、ね。
これじゃあ、まさに俗に言う恋する乙女じゃない。
思わず笑ってしまう。
「何かおかしいか?」
不思議そうに聞いてくる。
「ううん、何でもない」
「そーか? なんかお前今日変だぞ?」
「あんたにだけは言われたくないわね……」
「をひ、そーゆー意味だ……?」
ジト目であたしを見る。
「べ〜つに〜〜〜」
言いながらそっぽを向く。
「満月だからかな……」
「は?」
「ほら、満月って魔力とか持ってるって言うだろ?」
「まあ、言うわね。でもなんてあんたがそんなこと知ってるわけ?」
「おまえなぁ……いったいどうゆう目でオレの事見てるんだよ……?」
呆れた顔で言う。
「だって、のーみそヨーグルトのくらげ頭じゃない」
あたしはきっぱりと告げた。
うん、表現は間違ってないと思うぞ。
でもガウリイはおもいっきし疲れた表情をして大きな溜め息を吐くと、どかっと腰を下ろした。
「ったくよー……」
何よ……

ガウリイがあたしを見る。
静かに。
鋭い眼差しがあたしを捕らえた。

どうして……

動けない。

目を、逸らせない。

途端ふっとガウリイが微笑んだ。
一瞬にして緊張が解かれる。
ほっと息をつくあたし。
それに気づいたのかガウリイが苦笑した。
なんか、悔しい。
ふわっとガウリイの手があたしの頬に触れた。
当然びくりとあたしの体は反応する。
心臓が意味もなく高鳴る。
「帰らなくて平気なのか?」
「え……?」
そんな声が来るとは思ってなくて、一瞬戸惑ってしまった。
またガウリイがくすりと小さく笑う。
…………
悔しい……
「帰らないっ!」
悔しさと恥ずかしさをごまかすようにあたしは声を大きくした。
「風邪ひいても知らないからな」
苦笑しながらガウリイが言った。
もうっ!!

甘い匂いがあたしを眠りの淵へと誘う……―――


「リナっ」
何……?
「ったく、寝るなって言ったのに……」
うるさいなぁ……
夢の中でまで怒らないでよ。
でもいいや……会えたから……
「え?」
夢の中でもガウリイに会えたから……
「……そーゆーのはちゃんと起きてるときに言ってくれ」

なんだろう……
―――暖かい……








――追記――

「う……ん……」
朝?
白い光が眩しい……
なんだかまだ寝足りないような……
ん?
なんか重いような……なにかが乗っかっているような……
ようやく目が覚めてきてよく見ればガウリイが目の前で寝ている。
……なんだ、ガウリイの腕か……
……………………
はい?
「ちょぉぉぉっとぉぉぉぉぉぉっ!???」
あたしの叫び声に気づいたのかガウリイが目を開けた。
「ん……?」
「「ん……?」っじゃないでしょーがっ!!!」
「ああ、おはようリナ」
眠そうな目をこすりつつぼけぇっと答える。
「のんきにあいさつなんかすなっ!! なんであんたがこんなところにいるのよっ!??」
「ああ……だって、さ。お前放してくれないんだもん」
そう言ってガウリイが指差した所はあたしの手。
その手はしっかりとガウリイの服を握っていたりする。
「うわっ!?」
慌てて放すあたし。
そ、そういえば昨日の夜、散歩に行ってその後どうしたんだっけ……?
「結局あの後寝ちまうしさぁ……」
ジト目で見られてたらりとあたしの背に汗が流れる。
寝ちゃったのか、あたしは……
そういえば眠くなってたような気もしないでもないけど。
うう、不覚。
でもちょっと待て?
「ここって、あんたの部屋……?」
「当たり前だろ?」
当たり前って……
「お前の部屋には鍵が掛かりっぱなしだしさ……まさかドア壊すわけにもいかないし、仕方ないからオレの部屋で寝かせてオレは部屋の外ででも寝ようかと思ったんだが……」
なぜかそこで切って、にやりと意味ありげな視線をあたしに向ける。
「お前が服握っててくれたんでそうしなくて済んだわけだ」
にっこりと笑う。
うぅぅぅぅぅ………
あたしは何も言えずにただうつむいて真っ赤になるだけだった。

「で、ちゃんと眠れたのか? 昨日結構遅くまで起きてたんだけどさ」
そう、なの……?
記憶はやはりあいまいだ。
「眠いんならまだ寝ててもいいけど……」
「んじゃ、そうする。だから……」
「だから?」
ほけっとした顔で言葉を返してくる。
「あんたはさっさと出てけぇっ!!!」
げしぃっ!!
どすんっ!!
あたしの蹴りは見事にガウリイのお腹に命中し、ガウリイはおしりから床に落ちた。
「ってぇっ……! お前なぁっ!!」
「乙女が寝るんだからあんたはさっさと出て行きなさいっ!! 当然でしょうっ!!」
びしぃっと指差す。
ベッドに寝たままだからあんまし迫力ないけど……
「それオレのベッドだろっ? それにオレだってまだ眠いんだよっ!」
「やかましっ! あんたは隣のあたしの部屋で寝なさいっ!!」
「鍵はどうするんだよっ!?」
「そんなの自分で考えなさいよっ!」
「このやろ……」
「な、何よ……」
突然の緊迫感。
がばっとガウリイは立ち上がり、無言のままにいきなし再びベッドに潜り込んできた。
「ちょ、ちょっとぉぉっ!!??」
慌ててあたしは毛布を手繰り寄せる。が、ガウリイの力には到底叶わなく……
「これはオレのベッド。おまえさんは寝たいんなら自分の部屋で寝ろ」
「な、何よ、めちゃくちゃ一方的じゃないっ」
「人のこと言えるのかよ」
ぼそっと呟くのが聞こえる。
くっそう……当たっているだけに何も言い返せない。
だけどこんな状況にいつまでも絶えられるわけがないっ!!
「いやよっ!! こっちの方があったかいもんっ!!」
「はぁ?」
「あたしの部屋のベッド、冷たいじゃないっ!!」
これから寝ようっていうのにんなとこに行ったら目が覚めるわよ。
「この……わがままっ!」
ベッドの中で言い争ってるのってかなり間抜けかもしれない……
「あんたはさっさと……っ!?」
再び突き出した手と足を簡単に止められる。
「ここで寝るっていうんならそれなりに覚悟はできてるんだよな……?」
どきんっ……
「え……」
「おまえが入り込んできたんだからな」
ちょっ、ガウリイ……?
恐い……
途端、ぐいっと引っ張られた。
「てなことでおやすみ」
え……?
あたしは何が起きたか理解できずにいた。
「ガウリイ……?」
寝息……?
真ん前にはすかすかと眠りこけるガウリイ。
背中にまわされてるのは彼の腕以外のなにものでもない。
ガウリイの胸にあたしの頬が押し付けられている。規則正しい鼓動が聞こえた。
っ!!
ちょぉぉぉっとぉぉぉぉぉっ!!!??
あっというまに顔に熱が集まっていく。
な、何考えてるのよぉっ!???
手も足も上手い具合に捕獲されてて少しも動かない。
唯一出せるのは声だけ。
しかし、だ。
ガウリイを起こして次に何が待っているのか分からない。
さっきのガウリイの表情、なんとなく恐かったしここはおとなしく眠っておくのが正解なのかもしれない。
それに……この腕の中がなんとなく心地良い……
「ま、いいか……」
そしてあたしは眠気に身を任せたのだった。



****************************************



終わり(はあと)

なんとなくもう一度起きた時にリナちゃん騒ぎ出しそう・・・・・・(ーー;;

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1445今日はこれでおしまいかな?神楽奈津 E-mail 3/19-04:08
記事番号1426へのコメント

話はやっぱ一気に書きたいからねえ(笑)

>くっつきそうでくっつかないってあたりの関係がたぶん一番好きですね(笑)
でもいつまでもくっつかないのはやだ(笑)

>実は宿屋の屋根の上にいたりする。
危ないよ〜(^^;)
>「うひゃぁっ!?」
>コントロールを誤って地面に一直線。
>このまま落ちたら骨の一本は折る〜〜〜っ!!
きゃ〜!誰か助けて〜!

>「あっぶねぇなぁ……おまえは……」
危なっかしいのはいつものこと(笑)
>不機嫌そうな表情が目の前にある。
嬉しくないのか?リナをだきかかえてるんだし(笑)
>ちょうど抱きかかえている体勢だからそれは当たり前だけど……
だきごこちはどう?ガウリイ(笑)
>びくんっ
>じろりと睨まれてつい体が反応する。
くす。視線に反応してる(笑)
>確かに盗賊いぢめは趣味だし……だからといってんなとこにネグリジェなんかで行きますかっ!!
ネグリジェ・・・体の線判る?シースルー?ぴらぴらのふりふり?(わくわくっ)
>別に好きでこんなのを着たわけじゃない。
>それしかなかったのだ。残念な事に。
おいらはうれしいぞおおおおおお!宿屋よ!不手際サンキュー!(核爆)
>さっきだって風に裾を煽られてミスっちゃったんだし……
あやや。それは危険(^^;)
>やっぱ慣れないものは着るべきじゃないわね。
でも嬉しい(笑)
>ったく、人をなんだと……
目の離せない、大食いのドラまた(笑)
>「じゃ、なんであんな危ないところにいたんだ?」
あぶないよねえ。ネグリジェだったし
>真剣な目をして聞いてくる。
そんなに心配かい?ガウリイ(笑)
>「あんたいつから見てたのよ?」
ずーっとみてたってことだもんね(笑)そう・・・・ずっと見てたのね・・・ガウリイ・・・くす(爆)
>言えるわけないじゃない。
>あんたのこと考えてただなんて……
きゃ〜ガウリイのこと考えてたのね〜それはいえないねえ(笑)
>会いたくなっちゃっただなんて言えるわけないじゃない。
素直じゃないねえ。でも可愛いから許す(爆)
>このリナ=インバースともあろうものが。
リナ=インバースはねえ・・・リナちゃんだったらきっと赤くなって照れるだけなんだろうな(爆)

>「どうかしたのか? 顔、赤いけど」
貴方のこと考えてるの(笑)
>まったく、乙女の心ってものを全然解ってないのよ、この男は……!
判るわけ無いって(笑)にぶいし

>「ねぇ、散歩、しない?」
というか今まさにしてる状態では?
>「そ。あたしはまだ眠れそうにないし……あんただって外の空気吸いたいって言ってたじゃない」
ガウリイと一緒にいたいってのもある?
>「まあ、いいけどな」
いいのか、ガウリイ(笑)
>言って優しく微笑む。
>どきんと胸が高鳴った……
んきゃ〜リナちゃんが恋する乙女モード入ってる〜♪
>いかんいかん。
>あたしは首を振る。
いいの。おいら幸せだから(爆)
>「どうかしたか?」
>心配そうな瞳であたしを覗き込む。
ガウリイ心配してる〜。ガウリイも可愛いねえ(笑)
>「な、なんでもないってばっ!!」
ほんとに?ほんとに?(にっこり)

>あたしを降ろすとガウリイが何かに気づいたようであたしを呼ぶ。
下ろさないでもいい〜しばらく抱えてなさい!(爆)
>「お前裸足のままで平気か?」
だったずっとかかえてなさい!
>なんでガウリイが知っているんだろ?
くらげなのにねえ(笑)
>「どこまで続いているか行ってみるか?」
誘ってる?ガウリイ(笑)
>「そーね」
おお、珍しく同意してるわ(笑)
>あたしは笑顔で答えた。
笑顔・・・・うきゃあああああああああああああああああああああ(はあと)

>「ガウリイっ!! 早くしなさいよっ」
>ゆっくりと後を付いてくるガウリイを急かす。
リナちゃんがはしゃいでる・・・可愛い(はあと)
>宿の裏から辿っていけば、小高い丘がいくつか続き執着点になる。
執着・・・ガウリイに?(にっこり)
>しばらく辺りを見回していたが、ふいにねっ転がる。
>宿の屋根の上で見ていた星空が広がる。
>月の位置が、変わっていた。
>ふわりと甘い微かな匂いが鼻をかすめた。
ふふふふふふふふふふ。いいシチュエーション♪

>甘くて、優しい香りがする。
あまーい空気に引き寄せられて?(はあと)
>穏やかな眼差しがあたしに向けられている。
穏やかなまなざし・・・ガウリイ幸せ(笑)
>バカみたい。
>たったそれだけのことで嬉しくなるなんて、ね。
幸せなのね♪恋する乙女だわ☆
>これじゃあ、まさに俗に言う恋する乙女じゃない。
思いっきり恋する乙女じゃない(笑)否定するの?リナちゃん(にっこり)
>「ううん、何でもない」
嘘付け(笑)
>「そーか? なんかお前今日変だぞ?」
恋する乙女モード入ってるの☆(爆)
>「満月だからかな……」
>「ほら、満月って魔力とか持ってるって言うだろ?」
女の子を恋する乙女モードにする魔法?(笑)
>「ったくよー……」
ああ、少しはみなおしてもらいたいのね(笑)

>ガウリイがあたしを見る。
>静かに。
>鋭い眼差しがあたしを捕らえた。
きゃああああああ!からめとられてる〜♪

>動けない。
からめとられてて♪

>目を、逸らせない。
逸らしたくない。じゃない?(笑)

>途端ふっとガウリイが微笑んだ。
>一瞬にして緊張が解かれる。
ガウリイ押してる(笑)
>ほっと息をつくあたし。
緊張してたもんね。だけどそんなに緊張して・・・ふふ(爆)
>それに気づいたのかガウリイが苦笑した。
ガウリイ。そういう目でみつめてて苦笑・・・ねえ(笑)
>なんか、悔しい。
ガウリイにおされるのやだ?おいらは嬉しい(爆)
>ふわっとガウリイの手があたしの頬に触れた。
なになに?!ガウリイ何する気!
>当然びくりとあたしの体は反応する。
>心臓が意味もなく高鳴る。
緊張してるリナちゃん〜♪
>またガウリイがくすりと小さく笑う。
リナちゃんからかって楽しいかい?(笑)
>…………
>悔しい……
ほらほら、すねちゃうぞ(笑)
>「帰らないっ!」
帰らないでここにいたいのかい?リナちゃん(にっこり)
>悔しさと恥ずかしさをごまかすようにあたしは声を大きくした。
ほらほら照れてる〜♪
>「風邪ひいても知らないからな」
うんうん。風邪ひいちゃうぞ。きをつけなさいね
>もうっ!!
ほら、すねた(笑)

>甘い匂いがあたしを眠りの淵へと誘う……―――
甘い空気・・・ふふふふふふふふふふふふ(爆)

>「ったく、寝るなって言ったのに……」
風邪ひいちゃうぞ〜。だけどガウリイやっぱ心配してる(笑)
>夢の中でまで怒らないでよ。
夢の中だと思ってるのね
>でもいいや……会えたから……
あら正直(笑)めずらしいわねえ
>夢の中でもガウリイに会えたから……
嬉しいのね♪リナちゃん夢の中だけでは素直(笑)
>「……そーゆーのはちゃんと起きてるときに言ってくれ」
そうよねえ。起きてるときにいってほしいよねえ。
だけどしあわせじゃろ?(笑)

>なんだろう……
>―――暖かい……
暖かい・・・何だろうね♪

>なんか重いような……なにかが乗っかっているような……
ぶははははは。上にのってんのね(笑)
>ようやく目が覚めてきてよく見ればガウリイが目の前で寝ている。
>……なんだ、ガウリイの腕か……
ふふふふふふふ。まだ眠いのね。判断能力低下(笑)
>……………………
お、ちょっとはさめたか?
>はい?
おお、気付いた!(笑)
>「ちょぉぉぉっとぉぉぉぉぉぉっ!???」
ほおら、慌ててる(笑)
>「ああ、おはようリナ」
>眠そうな目をこすりつつぼけぇっと答える。
さわやかに・・・幸せなのね(笑)
>「のんきにあいさつなんかすなっ!! なんであんたがこんなところにいるのよっ!??」
さあ、なぜでしょうねえ?(はあと)
>「ああ……だって、さ。お前放してくれないんだもん」
>そう言ってガウリイが指差した所はあたしの手。
>その手はしっかりとガウリイの服を握っていたりする。
リナちゃんが放してくれなかったのね〜。リナちゃんそんなに離れたくなかったの?(笑)
>慌てて放すあたし。
もったいない・・・(爆)
>「お前の部屋には鍵が掛かりっぱなしだしさ……まさかドア壊すわけにもいかないし、仕方ないからオレの部屋で寝かせてオレは部屋の外ででも寝ようかと思ったんだが……」
そうね。鍵かけてあるはずよね。だけど部屋の外なの?せめて床とかさあ・・・
>なぜかそこで切って、にやりと意味ありげな視線をあたしに向ける。
何悪巧みしてるんだか(笑)
>「お前が服握っててくれたんでそうしなくて済んだわけだ」
>にっこりと笑う。
ああ、幸せそう・・・(笑)
>あたしは何も言えずにただうつむいて真っ赤になるだけだった。
可愛い(はあと)

>「んじゃ、そうする。だから……」
なにするんじゃ?リナ
>「あんたはさっさと出てけぇっ!!!」
>げしぃっ!!
>どすんっ!!
こらこら。ここまで貴方を運んできたのはガウリイ・・・ガウリイ抱っこしてここまで連れてきたの?(にっこり)
>「乙女が寝るんだからあんたはさっさと出て行きなさいっ!! 当然でしょうっ!!」
乙女の寝室に・・・はもう破られちゃったから,乙女のベッドでは?(笑)
>「な、何よ……」
何する気?ガウリイ(笑)
>ベッドの中で言い争ってるのってかなり間抜けかもしれない……
・・・・・(二人がベッドで暴れてるの想像して鼻血吹いた(爆))
>「ここで寝るっていうんならそれなりに覚悟はできてるんだよな……?」
え、え。何するの?ガウリイ(にっこり)
>どきんっ……
おお、恋する乙女モード発動(笑)
>「おまえが入り込んできたんだからな」
そうそう。リナちゃんがはいってきたんだもんね(にっこり)
>ちょっ、ガウリイ……?
>恐い……
なーにが恐いのかなあ?(笑)
>背中にまわされてるのは彼の腕以外のなにものでもない。
>ガウリイの胸にあたしの頬が押し付けられている。規則正しい鼓動が聞こえた。
ふふふふふふ。抱き寄せて眠る(はあと)暖かい?リナ(笑)
>っ!!
>ちょぉぉぉっとぉぉぉぉぉっ!!!??
慌ててる慌ててる。可愛いねえ。リナちゃん(はあと)
>な、何考えてるのよぉっ!???
何にも考えてないか、逃がさないようにしてるかどっちかでしょう(笑)
>ガウリイを起こして次に何が待っているのか分からない。
何・・・何だろうねえ。見たいなあ・・・(爆)
>さっきのガウリイの表情、なんとなく恐かったしここはおとなしく眠っておくのが正解なのかもしれない。
何が恐かったのかなあ?怒ったガウリイかはたまた・・・(爆)
>それに……この腕の中がなんとなく心地良い……
心地いいのね♪
>「ま、いいか……」
いいのか(笑)
>そしてあたしは眠気に身を任せたのだった。
あの・・・今思ったのだが「眠気」を他の文字に変換したら・・・(爆)

>なんとなくもう一度起きた時にリナちゃん騒ぎ出しそう・・・・・・(ーー;;
騒ぐでしょう。絶対(笑)

みゅう。明日・・・書けるのか?

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1464これで一段落か(爆)真琳 3/23-02:37
記事番号1445へのコメント

>話はやっぱ一気に書きたいからねえ(笑)
あははははは(^^;;
>
>>くっつきそうでくっつかないってあたりの関係がたぶん一番好きですね(笑)
>でもいつまでもくっつかないのはやだ(笑)
ま、ねぇ・・・・いつかはくっついて欲しいし・・・・・
>
>>実は宿屋の屋根の上にいたりする。
>危ないよ〜(^^;)
危なくはないでしょう(高さにも寄るけど(^^;;)
>>「うひゃぁっ!?」
>>コントロールを誤って地面に一直線。
>>このまま落ちたら骨の一本は折る〜〜〜っ!!
>きゃ〜!誰か助けて〜!
・・・・・・・・(^^;
>
>>「あっぶねぇなぁ……おまえは……」
>危なっかしいのはいつものこと(笑)
そこがいいんだしね♪
>>不機嫌そうな表情が目の前にある。
>嬉しくないのか?リナをだきかかえてるんだし(笑)
そーゆー問題じゃないだろっ!!(笑)
>>ちょうど抱きかかえている体勢だからそれは当たり前だけど……
>だきごこちはどう?ガウリイ(笑)
をーーーーい。
>>びくんっ
>>じろりと睨まれてつい体が反応する。
>くす。視線に反応してる(笑)
しかしだ、ガウリイに睨まれたらやっぱ恐いだろうなぁ(^^;;
>>確かに盗賊いぢめは趣味だし……だからといってんなとこにネグリジェなんかで行きますかっ!!
>ネグリジェ・・・体の線判る?シースルー?ぴらぴらのふりふり?(わくわくっ)
お好きに想像して下さい。
>>別に好きでこんなのを着たわけじゃない。
>>それしかなかったのだ。残念な事に。
>おいらはうれしいぞおおおおおお!宿屋よ!不手際サンキュー!(核爆)
(大爆笑)
>>さっきだって風に裾を煽られてミスっちゃったんだし……
>あやや。それは危険(^^;)
ちとね(^^;;
>>やっぱ慣れないものは着るべきじゃないわね。
>でも嬉しい(笑)
さよーか(^^;;
>>ったく、人をなんだと……
>目の離せない、大食いのドラまた(笑)
(爆笑)
>>「じゃ、なんであんな危ないところにいたんだ?」
>あぶないよねえ。ネグリジェだったし
人に見られたら・・・・ってそんな時間に人が外に出てるんかよ(^^;;
>>真剣な目をして聞いてくる。
>そんなに心配かい?ガウリイ(笑)
うん。
>>「あんたいつから見てたのよ?」
>ずーっとみてたってことだもんね(笑)そう・・・・ずっと見てたのね・・・ガウリイ・・・くす(爆)
・・・・・・(笑)
>>言えるわけないじゃない。
>>あんたのこと考えてただなんて……
>きゃ〜ガウリイのこと考えてたのね〜それはいえないねえ(笑)
いえないだろうねぇ・・・・・・彼女の性格だと。
>>会いたくなっちゃっただなんて言えるわけないじゃない。
>素直じゃないねえ。でも可愛いから許す(爆)
うん、許す。
>>このリナ=インバースともあろうものが。
>リナ=インバースはねえ・・・リナちゃんだったらきっと赤くなって照れるだけなんだろうな(爆)
よーわからん(ぉ
>
>>「どうかしたのか? 顔、赤いけど」
>貴方のこと考えてるの(笑)
貴方ってタイプじゃないよな、ガウリイって・・・・・うん。
>>まったく、乙女の心ってものを全然解ってないのよ、この男は……!
>判るわけ無いって(笑)にぶいし
デリカシーないし(違うって)
>
>>「ねぇ、散歩、しない?」
>というか今まさにしてる状態では?
あるいてはいないもん(ぉぉぉ
>>「そ。あたしはまだ眠れそうにないし……あんただって外の空気吸いたいって言ってたじゃない」
>ガウリイと一緒にいたいってのもある?
あるでしょう。
>>「まあ、いいけどな」
>いいのか、ガウリイ(笑)
いいのよ、ガウリイだし(なんか違う)
>>言って優しく微笑む。
>>どきんと胸が高鳴った……
>んきゃ〜リナちゃんが恋する乙女モード入ってる〜♪
入ってますねぇ・・・・(観察モード)
>>いかんいかん。
>>あたしは首を振る。
>いいの。おいら幸せだから(爆)
んじゃほっとく(ぉ
>>「どうかしたか?」
>>心配そうな瞳であたしを覗き込む。
>ガウリイ心配してる〜。ガウリイも可愛いねえ(笑)
ガウリイが可愛いって・・・・・・?(^^;;
>>「な、なんでもないってばっ!!」
>ほんとに?ほんとに?(にっこり)
嘘(爆)
>
>>あたしを降ろすとガウリイが何かに気づいたようであたしを呼ぶ。
>下ろさないでもいい〜しばらく抱えてなさい!(爆)
リナが暴れるだろう・・・
>>「お前裸足のままで平気か?」
>だったずっとかかえてなさい!
うーん、そうだねぇ・・・
>>なんでガウリイが知っているんだろ?
>くらげなのにねえ(笑)
たまにはだからいいのよ(ぉ
>>「どこまで続いているか行ってみるか?」
>誘ってる?ガウリイ(笑)
うん。
>>「そーね」
>おお、珍しく同意してるわ(笑)
たまには、ええやん?
>>あたしは笑顔で答えた。
>笑顔・・・・うきゃあああああああああああああああああああああ(はあと)
(((((((((((((((((((((((((((^^;;
>
>>「ガウリイっ!! 早くしなさいよっ」
>>ゆっくりと後を付いてくるガウリイを急かす。
>リナちゃんがはしゃいでる・・・可愛い(はあと)
こどもだねぇ(ってお前が言うな)
>>宿の裏から辿っていけば、小高い丘がいくつか続き執着点になる。
>執着・・・ガウリイに?(にっこり)
字、間違った(^^;;
>>しばらく辺りを見回していたが、ふいにねっ転がる。
>>宿の屋根の上で見ていた星空が広がる。
>>月の位置が、変わっていた。
>>ふわりと甘い微かな匂いが鼻をかすめた。
>ふふふふふふふふふふ。いいシチュエーション♪
だってそーしたんだもん(爆)
>
>>甘くて、優しい香りがする。
>あまーい空気に引き寄せられて?(はあと)
違うって(^^;;
>>穏やかな眼差しがあたしに向けられている。
>穏やかなまなざし・・・ガウリイ幸せ(笑)
うん。
>>バカみたい。
>>たったそれだけのことで嬉しくなるなんて、ね。
>幸せなのね♪恋する乙女だわ☆
幸せぇってなんだっけなんだぁっけ♪(死)
>>これじゃあ、まさに俗に言う恋する乙女じゃない。
>思いっきり恋する乙女じゃない(笑)否定するの?リナちゃん(にっこり)
否定「したい」だよ(笑)
>>「ううん、何でもない」
>嘘付け(笑)
いや、きっと何でもないことなんだっ!!(ぉぉぉ
>>「そーか? なんかお前今日変だぞ?」
>恋する乙女モード入ってるの☆(爆)
ぶっ(爆笑)
>>「満月だからかな……」
>>「ほら、満月って魔力とか持ってるって言うだろ?」
>女の子を恋する乙女モードにする魔法?(笑)
違うだろ・・・(^^;;
>>「ったくよー……」
>ああ、少しはみなおしてもらいたいのね(笑)
いや、あんまりそうは思ってないんじゃ?
>
>>ガウリイがあたしを見る。
>>静かに。
>>鋭い眼差しがあたしを捕らえた。
>きゃああああああ!からめとられてる〜♪
おーい、戻っておいでぇ(爆)
>
>>動けない。
>からめとられてて♪
糸じゃないだろ。
>
>>目を、逸らせない。
>逸らしたくない。じゃない?(笑)
あーそれもあるかもね(爆)
>
>>途端ふっとガウリイが微笑んだ。
>>一瞬にして緊張が解かれる。
>ガウリイ押してる(笑)
うふふ・・・
>>ほっと息をつくあたし。
>緊張してたもんね。だけどそんなに緊張して・・・ふふ(爆)
な、なんだろう・・・・?(^^;;
>>それに気づいたのかガウリイが苦笑した。
>ガウリイ。そういう目でみつめてて苦笑・・・ねえ(笑)
ほえ?
>>なんか、悔しい。
>ガウリイにおされるのやだ?おいらは嬉しい(爆)
あたしもうれしいが(爆)
>>ふわっとガウリイの手があたしの頬に触れた。
>なになに?!ガウリイ何する気!
ひみちゅ(ぉぉぉ
>>当然びくりとあたしの体は反応する。
>>心臓が意味もなく高鳴る。
>緊張してるリナちゃん〜♪
ふふ(にあり)
>>またガウリイがくすりと小さく笑う。
>リナちゃんからかって楽しいかい?(笑)
うん、楽しい(どきっぱり)
>>…………
>>悔しい……
>ほらほら、すねちゃうぞ(笑)
それもまた一興(ぉ
>>「帰らないっ!」
>帰らないでここにいたいのかい?リナちゃん(にっこり)
彼女はいじっぱりですから(笑)
>>悔しさと恥ずかしさをごまかすようにあたしは声を大きくした。
>ほらほら照れてる〜♪
いつものことだって(笑)
>>「風邪ひいても知らないからな」
>うんうん。風邪ひいちゃうぞ。きをつけなさいね
ふ、そーいや、今年はよく風邪を引いた(爆)
>>もうっ!!
>ほら、すねた(笑)
それもまた可愛いから結構♪
>
>>甘い匂いがあたしを眠りの淵へと誘う……―――
>甘い空気・・・ふふふふふふふふふふふふ(爆)
もどっておいでぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・
>
>>「ったく、寝るなって言ったのに……」
>風邪ひいちゃうぞ〜。だけどガウリイやっぱ心配してる(笑)
心配するのはガウリイの特権(爆)
>>夢の中でまで怒らないでよ。
>夢の中だと思ってるのね
うん。
>>でもいいや……会えたから……
>あら正直(笑)めずらしいわねえ
夢だし(ぉ
>>夢の中でもガウリイに会えたから……
>嬉しいのね♪リナちゃん夢の中だけでは素直(笑)
そうそう。
>>「……そーゆーのはちゃんと起きてるときに言ってくれ」
>そうよねえ。起きてるときにいってほしいよねえ。
>だけどしあわせじゃろ?(笑)
うん、あたしは幸せだ。
>
>>なんだろう……
>>―――暖かい……
>暖かい・・・何だろうね♪
さぁ?(にやり)
>
>>なんか重いような……なにかが乗っかっているような……
>ぶははははは。上にのってんのね(笑)
(^^;;
>>ようやく目が覚めてきてよく見ればガウリイが目の前で寝ている。
>>……なんだ、ガウリイの腕か……
>ふふふふふふふ。まだ眠いのね。判断能力低下(笑)
起きたてだし。
>>……………………
>お、ちょっとはさめたか?
うん。
>>はい?
>おお、気付いた!(笑)
ふふ。
>>「ちょぉぉぉっとぉぉぉぉぉぉっ!???」
>ほおら、慌ててる(笑)
やっぱしねぇ(ぉぉぉ
>>「ああ、おはようリナ」
>>眠そうな目をこすりつつぼけぇっと答える。
>さわやかに・・・幸せなのね(笑)
ぶっ(爆笑)←さわやかにってあたりに反応したらしい。
>>「のんきにあいさつなんかすなっ!! なんであんたがこんなところにいるのよっ!??」
>さあ、なぜでしょうねえ?(はあと)

>>「ああ……だって、さ。お前放してくれないんだもん」
>>そう言ってガウリイが指差した所はあたしの手。
>>その手はしっかりとガウリイの服を握っていたりする。
>リナちゃんが放してくれなかったのね〜。リナちゃんそんなに離れたくなかったの?(笑)
知らん(爆)
>>慌てて放すあたし。
>もったいない・・・(爆)
(ぉ
>>「お前の部屋には鍵が掛かりっぱなしだしさ……まさかドア壊すわけにもいかないし、仕方ないからオレの部屋で寝かせてオレは部屋の外ででも寝ようかと思ったんだが……」
>そうね。鍵かけてあるはずよね。だけど部屋の外なの?せめて床とかさあ・・・
ほら、きっと・・・・・(謎自粛)
>>なぜかそこで切って、にやりと意味ありげな視線をあたしに向ける。
>何悪巧みしてるんだか(笑)
おれは嬉しいけど<悪巧み
>>「お前が服握っててくれたんでそうしなくて済んだわけだ」
>>にっこりと笑う。
>ああ、幸せそう・・・(笑)
いつものこと♪
>>あたしは何も言えずにただうつむいて真っ赤になるだけだった。
>可愛い(はあと)
くすっ
>
>>「んじゃ、そうする。だから……」
>なにするんじゃ?リナ
決まってるでしょう(ぉ
>>「あんたはさっさと出てけぇっ!!!」
>>げしぃっ!!
>>どすんっ!!
>こらこら。ここまで貴方を運んできたのはガウリイ・・・ガウリイ抱っこしてここまで連れてきたの?(にっこり)
うん。
>>「乙女が寝るんだからあんたはさっさと出て行きなさいっ!! 当然でしょうっ!!」
>乙女の寝室に・・・はもう破られちゃったから,乙女のベッドでは?(笑)
ほえ?
>>「な、何よ……」
>何する気?ガウリイ(笑)
さぁ、なんでしょうねぇ(ぉぉぉ
>>ベッドの中で言い争ってるのってかなり間抜けかもしれない……
>・・・・・(二人がベッドで暴れてるの想像して鼻血吹いた(爆))
(もう何も言いません)
>>「ここで寝るっていうんならそれなりに覚悟はできてるんだよな……?」
>え、え。何するの?ガウリイ(にっこり)
ふふふふふふふふふふふ(妖)
>>どきんっ……
>おお、恋する乙女モード発動(笑)
(爆笑)
>>「おまえが入り込んできたんだからな」
>そうそう。リナちゃんがはいってきたんだもんね(にっこり)
そうそう。
だから何されても文句はなし(爆)
>>ちょっ、ガウリイ……?
>>恐い……
>なーにが恐いのかなあ?(笑)
さてねぇ♪
>>背中にまわされてるのは彼の腕以外のなにものでもない。
>>ガウリイの胸にあたしの頬が押し付けられている。規則正しい鼓動が聞こえた。
>ふふふふふふ。抱き寄せて眠る(はあと)暖かい?リナ(笑)
夏はいやだろうね・・・・・・・・
>>っ!!
>>ちょぉぉぉっとぉぉぉぉぉっ!!!??
>慌ててる慌ててる。可愛いねえ。リナちゃん(はあと)
可愛いねぇ(はあと)
>>な、何考えてるのよぉっ!???
>何にも考えてないか、逃がさないようにしてるかどっちかでしょう(笑)
おれは前者じゃないかと(爆)
>>ガウリイを起こして次に何が待っているのか分からない。
>何・・・何だろうねえ。見たいなあ・・・(爆)
見てみそ(ぉ
>>さっきのガウリイの表情、なんとなく恐かったしここはおとなしく眠っておくのが正解なのかもしれない。
>何が恐かったのかなあ?怒ったガウリイかはたまた・・・(爆)
両方(どきっぱり)
>>それに……この腕の中がなんとなく心地良い……
>心地いいのね♪
そうらしい(お茶をずずーっと)
>>「ま、いいか……」
>いいのか(笑)
いいんでしょう、本人そう言ってるんだから。
>>そしてあたしは眠気に身を任せたのだった。
>あの・・・今思ったのだが「眠気」を他の文字に変換したら・・・(爆)
へ?
あたしは何が当てはまるんだから分かんないんですけど(^^;;
(いや、まじで)
>
>>なんとなくもう一度起きた時にリナちゃん騒ぎ出しそう・・・・・・(ーー;;
>騒ぐでしょう。絶対(笑)
うんうん。
>
>みゅう。明日・・・書けるのか?
しゃあ?

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1427此処から真琳 3/17-18:30
記事番号1425へのコメント

たぶん始めて書いたガウリイ過去話。
過去話とまでいくものじゃないけど(苦笑)



*********************************************



ドアをノックして、オレはリナが寝泊まりしていた部屋に入る。
「綺麗に、なったな……」
綺麗な衣装に身を包んだリナにオレはそれだけを言った。
「なーに言ってんだか」
照れもせずにくすぐったそうにそう答える。
「お前ももう20か……」
「そ、だね……」
2人して窓から空を見上げた。

朝まだ早いこの時間、辺りは静まり返っている。
空はようやく白くなってきたといった感じだ。
この街の古い習慣だという。
二十歳になった娘はその日、日も昇らぬうちから禊をし、そしてその日のために作った衣装に身を包む。
その後、裏山の祭壇で身を清める儀式をするらしい。
最も条件は結婚していない少女であって、すでに結婚している者にはなんら関係はないということだ。

なぜリナがこんな事になったかといえば、簡単には人助け。
宿屋のおかみさんには3人の娘がいたが、その3人とも20前に結婚してしまって、結局儀式はできなかったそう。
そこへちょうどオレ達が来たというわけだ。
運がいいんだか、悪いんだか……
案外お人好しなリナはそれを断れなくて、結局こうなったのだ。
依頼料はここに宿泊している限り、すべてが無料ということで。


「いつ、ここを出るんだ?」
隣で同じく白んだ空を見ているリナにオレは問い掛けた。
「さぁ……」
「さぁって、おまえ」
「だって、何も聞いてないんだもん」
をひ……
「いいんじゃない? だってあのおかみさん、この服着せたかっただけみたいだし?」
「そ、うなのか?」
なんっか違うと思うんだけどなぁ……
突然どんどんとドアが叩かれる。
「はい」
リナがそれに答えて返事をする。
「あらま、よく似合うわねぇ、リナちゃんっ」
小走りにおかみさんはリナに寄る。
「うちの娘に着せるよりかわいいわよ」
心底嬉しそうに笑いながら言う。
そらまぁ、リナは元から可愛いし、それに最近更に綺麗になった。
「ありがとう、おばさん」
微笑みながら答える。
昔なら顔を真っ赤にしていただろうに、最近はそれほどでもない。
それだけ成長した、ということだろうか?
それでも微かに赤くはなっているが……
「さ、行ってらっしゃい」
唐突にそう言われ、戸惑うリナ。
「行くって、もう?」
「そうよ、今日はね晴れの日なんだから、1日中遊んできていいのよ」
へぇ、面白い習慣だな。
「こんな時間から?」
「あたりまえよ。1日って案外短いものよ」
確かに、そうかもしれない……特にリナと居ると。
口に出しては言えないが……
「そこの男の方と一緒にね」
言ってウインクする。
「が、ガウリイも……?」
おい、なんだよ、そのげっそりしたような眼差しは……
「いい人がいるんならその人と一緒に行くのが習わしよ」
「ちょ、ちょっと待ってよ。ガウリイはそんなんじゃないってばっ……」
おいこら……
まだそんな事を言うか、こいつは。
オレはジト目をリナに送る。
「そんなこと言っても無駄よ、リナちゃん。こちとらいろんな人を見てきたんだからねぇ……」
少し寂しそうにおかみさんは言った。
「さ、いってらっしゃい、ガウリイさんもね」
そしてリナの背中を盛大に押す。
「ええ、ちゃんと面倒見ておきますよ」
オレは笑いながら答える。
「ちょっとガウリイっ!!」
リナの抗議などこの際無視だ。
一足先に廊下に追い出されたリナの腕を掴んでオレは歩き出した。


「っひゃぁ、寒ぅっ!」
確かにまだ寒い。リナなんて肩が出まくっててそれでもショール1枚しか羽織ってないんだから更に寒いだろう。
「大丈夫か?」
「大丈夫なわけないじゃない……」
ジロっとオレを見る。
睨まれても困るんだけど……
「まぁ、とりあえず、裏山に登ろうぜ」
「うう……」
何をするか分からないが、とりあえずそこには行かなくてはいけないらしい。
行けば分かるっておかみさんは行ってたけど……
「ほら」
オレはリナの肩を強引に寄せた。
「こっ、こらっ!」
口先だけの抵抗。
こうゆう所は変わらないらしい。
「寒いんだろ?」
図星を衝かれたらしく、ぷいっと顔を背ける。
それが可愛くて、オレはリナの額に口付けを送った。
「ばか……」
微かに顔を赤らめてリナは言った。


「結構いい眺めじゃないか」
オレは顔にかかる朝の光を腕を上げて遮る。
「本当……」
リナに目線を送れば、微かな風が彼女の髪をなびかせている。
朝日を受けるその姿はなんとも言えないくらい綺麗で……
「どうかした?」
不意にリナがオレの視線に気づいたらしく聞いてくる。
「いや、綺麗だなって思って……」
オレは目を細めながら言った。眩しくてたまらなかったから。
「もうっ、そのセリフさっきも聞いたわよっ」
また、顔を背ける。
そのしぐさにオレは苦笑する。

出会ったときはあんなに幼かったのに……
「20歳か……」
「どうしたのよ、いきなし……」
リナがゆっくりと近寄ってくる。
「何か、悪いものでも食べた?」
「あのなぁ……」
顔を覗き込んでくるリナに一気に脱力する。
「ねぇ、あんたが20歳の頃って、何してたの?」
貫くような視線。
「聞いて、どうする?」
つい、口調が険しくなる。
「別に……ただなんとなく聞きたかったから……」
「聞きたいか?」
「あんたが、話してくれるなら」
心の奥まで見抜かれそうな眼差し。
「そう、だな……」
オレは静かにリナを引き寄せた。





「おい、ガウリイっ、そっちだっ!!」
「わかったっ!!」
仲間の声に応え走り続ける。
前方に見つけた敵と呼ばれる相手を、ただ、ひたすらに斬っていく。
もう何人殺したのだろう。
血とか、死体とか、見ても、何の感覚もない。
それが当たり前だとしか思えなかった。
そして、それが日常。
生きていくための…………?
それ以外、オレは術を知らない。


ある時一人の人に出会った。
つらい戦火の中でも、未来を捨てずにただ明日を信じて今日を言う日を必死に生きていこうとする―――
そんな人だった。
どこかリナに似ていたかもしれない。


「おまえ、あれが気になるのか?」
同僚がにやにやした目でオレを見る。
何もない戦い日々。面白そうな事があれば誰もが話題にしようとする。
それは、あたりまえで……
「そんなんじゃないさ」
酒を一口、口に運ぶ。
酒と女と戦いの日に、いつの日が終わりが来るのだろうか……?
そんなことは考えても仕方ないと思っていた。

ただ、このままで……

戦場をただ、死に場所を求めているように生きているオレにとって。彼女は全くの……


「あなた、死にたいの?」
材木の上に座っていると突然話し掛けられた。
「え?」
そんなことを聞いてくる人なんて今までいなかった。だからオレは何を言えばいいのか分からなかった。
「なぜだ?」
「だって、瞳がそう語っているわ」
はっきりとした言い方だった。
まるで彼女の性格そのもののような。
「そう、かもな」
「守りたいものとか、ないの?」
「守りたいもの?」
「そうよ。家族とか、恋人とか……いろいろあるでしょう」


「そんなものはない」


そう、オレには何もない。だからこうやって死に場所を求めているのかもしれない……
「だったらなぜ探そうとしないの?」
「探す?」
オレは聞いた事ない単語に聞き返す。今まで誰もそんな単語は使わなかった。
「そうよ」
「何を……」
「それは自分で考える事じゃないの?」
にっこりと微笑む。
そしてそのままオレの前から去っていった。


酒を飲んでいた時、ふと思い出してオレは聞いてみた。何度も共に戦場を渡り歩いてきた戦友に。
「なぁ、ロス」
「あん?」
「あんたには守りたいものってあるのか?」
「どうしたんだよ、いきなし……そんなこと聞いてくるなんて、お前らしくねぇやな」
「答えてくれ」
「なにか、あったな」
ロスは唇の端を上げて微かに笑ったが、それ以上は詮索しなかった。
「いるさ。妻と子どもがな……故郷に、な」
カランとグラスの中の氷が回る。
「もう、何年も会ってないがな……」
「それでも、こんな仕事を?」
「それ以外に俺にはないんだよ」
自分を皮肉るように笑う。
それが寂しく感じた。
「でもな、それはあいつらが幸せでいるためだから」
「ロス……」
「はっ、酒が回ったな。
俺はもう休むよ」
「ああ、お休み……」

一人残った俺は再び酒に手を伸ばす。

「守りたいもの、か……」

そんなの本当に見つかるのか……?
すでに血に塗れたオレの手でも守れるもの、が……
家族を捨て、ただひたすらに戦場を渡り歩いてきたオレに。

生き残るためだったのか、それとも死に急ぐためだったのか……

それとも……何かを、誰かを探すためだったのか……



********************************************



続く♪

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1428此処から 2真琳 3/17-18:38
記事番号1427へのコメント

続き♪


********************************************



その日、決着は付く。
戦勝はオレたちのものとなった。


しかし、受けた痛手は大きく。
オレは被害の甚大であった街の通りを歩いた。
すでに死臭が充満していた。

あの人は逃げられたのだろうか……?
夫の帰りを待っていたという、あの人は。
家は荒れていた。
まさか……?
裏口を出る。

居た。

すでに自分の血でその服を染め上げた、その人は。

そっと背中に腕を回し抱き起こす。
「あなたは……」
霞んでいるような目でオレを見る。
「なぜ……?」
「いいのよ……」
「帰りを…待っていたんだろうっ?」
「ううん、違うわ……でも……これで、会える、わね……」
「え……?」
腕に掛かる重みが、わずかに、増したような気がした。


「守りたい相手がいたって、それじゃ意味がないじゃないかよ……っ」


雨が降り出す。
誰かの涙なのか……
まるですべてを洗い流すかのように……全てを、包み込む……



「じゃあな」
「ああ」
「今度会っても、敵同士って言うのはやめようぜっ」
ロスは気楽に笑う。
オレはなんとなくそんな気分にはなれなかったが。
ほかの傭兵仲間とも別れを告げ、再び歩き出した。どこに、向かうでもなく。





朝の光は少しずつ柔らかくなっていく―――
「ねぇ、その人は、旦那の帰りを待っていたんじゃないの?」
「後から聞いたんだけどな。もうとっくに他界していたんだってさ」
「そう……」
「その人もな、傭兵だったんだ」


強くありたいと思った。
守りたい人を見つけても、必ず守りきれるくらいに、強くありたいと。


「それでも帰ってくるって、信じてたのかな?」
「さあ……」


その後、再び戦場を渡ることがあっても、死ぬために戦いはしなかった。
少なくともオレの中で何かが変わったと……





「見つけたの?」
いたずらっぽそうに問う瞳。
「何を」
「もうっ、分かってるんでしょうっ?」
ああ、分かってるさ。
オレは微笑みを返した。
「ここにな」
するりと自分の腕の中に引き込む。誰よりも大事な……
「何が起きようがおまえだけは守るよ。必ず」
「自分自身もね、ガウリイ」
「ああ」
リナだけを守って自分が死んでしまったのなら、意味はない。
それから先は守る事ができないのだから……

あのような思いはさせたくない……決して。


「ねぇガウリイ」
「なんだ?」
「その人のこと、好きだったの?」
しばらく考えてみて、オレは答えた。
「分からん」
「なに、それ」
リナが驚いたような声を上げる。
「なにって言われてもなぁ……」
確かに気にはなっていた。だけどそれが恋愛感情というものであったかは、分からない。
少なくとも、リナに出会って抱いた感情とは、違う。
たぶん自分とは違う、「何か」にいつしか惹かれていたのかもしれない。
「どうしたんだよ、そんなこと聞いて」
「別に」
「さては、やきもちか? リナ」
「あのねぇっ!!」
同時に手が出る。オレの顎を狙って。
相変わらず手が早い。
ひょいとかわしオレは苦笑する。
「何がおかしいのよっ!?」
「いや、変わらないなと思ってさ」
「何よ、変わった方がいいわけ?」
唇を尖らせて文句を言う。
「ばーか」
「あんたにそれ、言われたくない」
そう疲れたように言うと、オレから視線を外した。
その先には光り放つ太陽。

「ここに来た意味ってなんだろう?」
ぽつりとリナが呟いた。
そういえばそうだな、なんだか儀式とかなんとか……
すいっとオレの腕から抜け出し立ち上がる。そのまま辺りを見回した。
腕の間を冷たい風が走り抜ける。
「あれは……?」
リナが何かに気づいたらしくそちらに向かった。オレもその後を追う。
古い石碑。何かが彫ってあるが、今の言葉ではない。
「読めるのか?」
オレはリナに聞く。
「まぁね……」
小さく笑いながら答えた。
何か面白い事でも書いてあるのだろうか……
「なるほどねぇ」
苦笑いしながらその石碑を見つめる。
「なんて?」
「教えない」
………………
「をい……」
「昔のお偉いさんあたりが彫ったんじゃないの?
にしても身を清める、ねぇ……」
「だから……」
「知らない方がいいってものもあるのよ、ガウリイ。知らないの?」
からかうように、くったくのない笑顔でそう言った。
「おまえは知ってていいのか?」
「あたしはいいのよ」
自信たっぷりな瞳がオレをまるで突き刺すようだ。
「わかったよ」
オレは仕方なしにあきらめた。


「そういえばさ」
裏山から降りはじめ、オレは思い出したようにリナに問う。
「何?」
「これの意味、分かってるんだろうな?」
ぐいとリナの左腕を引っ張る。
「ちょっ!?」
足場がそれほど良くないせいかバランスを崩したリナを腕に抱き込む。
リナの薬指で光を受けて光るもの。
いつかその指にはめた婚約の証。
「わ、分かってるわよ……」
顔を赤らめてそう言う。
「じゃ、なんであん時ちゃんと言わなかったんだよ?」
「あ、あの時って……」
覚えているらしく、戸惑っている様子。
「だって……」
「言い訳なんて聞かないからな」
意地悪げにオレは先手を打つ。
「っ!」
リナの表情が固まった。
「恥ずかしいじゃない……」
「いまさらだろーが……」
「そんなこと言ってもねぇっ!!」
一気につかみ掛かってくる。
「次は無しな」
「ちょ、ちょっとぉっ?」
まぁリナがそんなことを言えるタイプだとは思わないが……
「ほら」
腕からリナを離して、一歩先に下に降りて手を差し出しリナを促す。
そっと重ねる手のひら。
「今日は一日中遊ぶんだろ?」
「遊ぶって……どこで……」
困惑の表情。
無理も無い。ただ通りすがった街だ。どこに何があるとも知らない。
「そだなぁ……」
考えたところでどうしようもない気がするが……
「ま、いいか」
「へ? 何がいいんだ?」
「たまには旅とか忘れて遊ぶってのもいいんじゃない? この街の人になった気分で」
「……そうだな」
オレはリナの微笑みに答えるように笑った。



*********************************************


終わる♪

どっかでも書いたけど(爆)、石碑に何が書いてあったのかは作者にも不明(というか考えてないって辺りが正解(はあと・爆死))

とりあえず、いつまでも変わらない二人でいて欲しいですね(^^)
ま、簡単に変われるような人達じゃないってのは分かってますけど(苦笑)

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1444やっぱ無理やった神楽奈津 E-mail 3/19-00:59
記事番号1428へのコメント

書きたかったけど・・・多分明日で終わるけどいい?(爆)

>あの人は逃げられたのだろうか……?
>夫の帰りを待っていたという、あの人は。
ガウリイが・・・リナ以外を心配するなんてあるんだねえ(爆)

>誰かの涙なのか……
>まるですべてを洗い流すかのように……全てを、包み込む……
返り血も?洗い流されなかった悲しいねえ

>「ねぇ、その人は、旦那の帰りを待っていたんじゃないの?」
待っていた。のは間違ってないと思う。自分がそこにいけるのをまってたのかもしれないけど
>「その人もな、傭兵だったんだ」
傭兵・・・悲しい職業だね

>強くありたいと思った。
>守りたい人を見つけても、必ず守りきれるくらいに、強くありたいと。
それまでもいい腕もってたけどさらに磨いて超一流の剣士になったの?
がんばったね。偉いよ

>その後、再び戦場を渡ることがあっても、死ぬために戦いはしなかった。
腕を磨く・・・のもかもしれないけど,生きていくためにだね?
>少なくともオレの中で何かが変わったと……
もろかったものが,硬く強くなったんだね

>「見つけたの?」
おいおい、見つけてないとでもおもってるのかい?
まあ冗談なんだろうけどね(^−^)
>ああ、分かってるさ。
判らなかったどうするのだろう(笑)
>オレは微笑みを返した。
ガウリイのほほえみ・・・ふふ。くすくすくす(爆)
>「ここにな」
>するりと自分の腕の中に引き込む。誰よりも大事な……
そう!ここなのよ!この場所を守らなきゃいけないのよ!
>「何が起きようがおまえだけは守るよ。必ず」
そう!何にも換えてもリナだけを守るのよ!
>「自分自身もね、ガウリイ」
でないと、いつまでもリナのそばにいられないぞ〜
>リナだけを守って自分が死んでしまったのなら、意味はない。
>それから先は守る事ができないのだから……
そばにいることも出来ない。だから絶対二人でいきのこらなきゃいけないのよ

>あのような思いはさせたくない……決して。
これすこーしうぬぼれ入ってない?リナがあんなふうにずっと待ってるというのがね(笑)
だけど多分そうなったらああなるんだろうなあ・・・やだけど

>「その人のこと、好きだったの?」
焼き餅やかないの?リナ
>「分からん」
ガウリイだなあ。気になってはいるんだろうけどね(笑)
だけどリナほどは思ってないだろうな。きっと
>たぶん自分とは違う、「何か」にいつしか惹かれていたのかもしれない。
その頃持っていなかった、「ここちいいい風」かな?
>「さては、やきもちか? リナ」
どうなんだろうねえ。多分焼き餅なんだろうけど(笑)
>「何がおかしいのよっ!?」
リナちゃんが可愛いから嬉しくてわらってんのよ(笑)
>「いや、変わらないなと思ってさ」
かわっちゃやだわ。リナはリナだもん
>「何よ、変わった方がいいわけ?」
やだ(爆)まあ色気とかそういうのはかわってほしいけどね(笑)

>「ここに来た意味ってなんだろう?」
ふたりっきりになるため(爆)
>すいっとオレの腕から抜け出し立ち上がる。そのまま辺りを見回した。
>腕の間を冷たい風が走り抜ける。
寂しいかい?ガウリイ(笑)
>「なるほどねぇ」
>苦笑いしながらその石碑を見つめる。
苦笑い・・・なんでだろう?
>「昔のお偉いさんあたりが彫ったんじゃないの?
>にしても身を清める、ねぇ……」
身を清めるところで額とはいえキスはまずいか?(笑)

>足場がそれほど良くないせいかバランスを崩したリナを腕に抱き込む。
ねたった?ガウリイ(笑)
>リナの薬指で光を受けて光るもの。
>いつかその指にはめた婚約の証。
な、なにいいいいいいいいいいいい!
>「わ、分かってるわよ……」
>顔を赤らめてそう言う。
てれてるねえ(笑)相変わらずだわ(笑)
>「言い訳なんて聞かないからな」
>意地悪げにオレは先手を打つ。
っていうかガウリイいじめっこだもん(爆)
>「恥ずかしいじゃない……」
可愛いねえ。リナちゃん(にっこり)
>「いまさらだろーが……」
でも今更よね。確かに(笑)
>「ほら」
>腕からリナを離して、一歩先に下に降りて手を差し出しリナを促す。
>そっと重ねる手のひら。
くす。くすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
>「今日は一日中遊ぶんだろ?」
何して?(笑)
>オレはリナの微笑みに答えるように笑った。
リナちゃんの笑顔・・・ふふふふふふふふふふふふふ(爆)

>どっかでも書いたけど(爆)、石碑に何が書いてあったのかは作者にも不明(というか考えてないって辺りが正解(はあと・爆死))
まあ夢は持とうというやつだね(笑)

>とりあえず、いつまでも変わらない二人でいて欲しいですね(^^)
>ま、簡単に変われるような人達じゃないってのは分かってますけど(苦笑)
かわっちゃやだし、かわらないでしょ。この二人は(笑)

がんばるじょ〜(爆)

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1462無理はいいって(^^;;真琳 3/23-01:45
記事番号1444へのコメント

>書きたかったけど・・・多分明日で終わるけどいい?(爆)
いつまででも待つわん(ぉ
>
>>あの人は逃げられたのだろうか……?
>>夫の帰りを待っていたという、あの人は。
>ガウリイが・・・リナ以外を心配するなんてあるんだねえ(爆)
過去の話しだし。
>
>>誰かの涙なのか……
>>まるですべてを洗い流すかのように……全てを、包み込む……
>返り血も?洗い流されなかった悲しいねえ
本物のそーゆーとこは見た事ないから分からん(爆)
>
>>「ねぇ、その人は、旦那の帰りを待っていたんじゃないの?」
>待っていた。のは間違ってないと思う。自分がそこにいけるのをまってたのかもしれないけど
>>「その人もな、傭兵だったんだ」
>傭兵・・・悲しい職業だね
それはきっと本人が決める事だからいいのかもよ(ぉぉぉ
>
>>強くありたいと思った。
>>守りたい人を見つけても、必ず守りきれるくらいに、強くありたいと。
>それまでもいい腕もってたけどさらに磨いて超一流の剣士になったの?
>がんばったね。偉いよ
あたしには真似できん所業だな(笑)
>
>>その後、再び戦場を渡ることがあっても、死ぬために戦いはしなかった。
>腕を磨く・・・のもかもしれないけど,生きていくためにだね?
そ、だね・・・
>>少なくともオレの中で何かが変わったと……
>もろかったものが,硬く強くなったんだね
確固とした物ができたとは思うよ、たぶん。
>
>>「見つけたの?」
>おいおい、見つけてないとでもおもってるのかい?
>まあ冗談なんだろうけどね(^−^)
うん、冗談だよ。
>>ああ、分かってるさ。
>判らなかったどうするのだろう(笑)
それはないでしょう、だってシリアスな話しだし(ぉぉぉ
>>オレは微笑みを返した。
>ガウリイのほほえみ・・・ふふ。くすくすくす(爆)
ああ、壊れてる壊れてる。
>>「ここにな」
>>するりと自分の腕の中に引き込む。誰よりも大事な……
>そう!ここなのよ!この場所を守らなきゃいけないのよ!
どこやぁっ!!(きょろきょろ(爆死))
>>「何が起きようがおまえだけは守るよ。必ず」
>そう!何にも換えてもリナだけを守るのよ!
「を」かい(苦笑)
>>「自分自身もね、ガウリイ」
>でないと、いつまでもリナのそばにいられないぞ〜
そーそー・・・・・そして違う人が・・・(爆)
>>リナだけを守って自分が死んでしまったのなら、意味はない。
>>それから先は守る事ができないのだから……
>そばにいることも出来ない。だから絶対二人でいきのこらなきゃいけないのよ
2人が残ってればよし(死)
>
>>あのような思いはさせたくない……決して。
>これすこーしうぬぼれ入ってない?リナがあんなふうにずっと待ってるというのがね(笑)
>だけど多分そうなったらああなるんだろうなあ・・・やだけど
大丈夫、この二人だったら絶対どっちかが死ぬなんてことないもん(どっからそんな根拠が生まれるんだか・・・)
>
>>「その人のこと、好きだったの?」
>焼き餅やかないの?リナ
やくでしょう。
>>「分からん」
>ガウリイだなあ。気になってはいるんだろうけどね(笑)
>だけどリナほどは思ってないだろうな。きっと
うん。
たぶん思いの質が違うと思う。
>>たぶん自分とは違う、「何か」にいつしか惹かれていたのかもしれない。
>その頃持っていなかった、「ここちいいい風」かな?
そーかもね。
>>「さては、やきもちか? リナ」
>どうなんだろうねえ。多分焼き餅なんだろうけど(笑)
やきもちでしょう。
>>「何がおかしいのよっ!?」
>リナちゃんが可愛いから嬉しくてわらってんのよ(笑)
そうそう(頷)
>>「いや、変わらないなと思ってさ」
>かわっちゃやだわ。リナはリナだもん
うん、ガウリイも変わってほしくはない。つーか変わらんだろうな(苦笑)
>>「何よ、変わった方がいいわけ?」
>やだ(爆)まあ色気とかそういうのはかわってほしいけどね(笑)
なくてもいいけど、あたしは。
>
>>「ここに来た意味ってなんだろう?」
>ふたりっきりになるため(爆)
をーい。
>>すいっとオレの腕から抜け出し立ち上がる。そのまま辺りを見回した。
>>腕の間を冷たい風が走り抜ける。
>寂しいかい?ガウリイ(笑)
なんとなくね。
>>「なるほどねぇ」
>>苦笑いしながらその石碑を見つめる。
>苦笑い・・・なんでだろう?
リナにしか分からんでしょう(爆)
>>「昔のお偉いさんあたりが彫ったんじゃないの?
>>にしても身を清める、ねぇ……」
>身を清めるところで額とはいえキスはまずいか?(笑)
知るかっ!!
>
>>足場がそれほど良くないせいかバランスを崩したリナを腕に抱き込む。
>ねたった?ガウリイ(笑)
どーだろ?(^^;;
>>リナの薬指で光を受けて光るもの。
>>いつかその指にはめた婚約の証。
>な、なにいいいいいいいいいいいい!
なんやねん(^^;;
>>「わ、分かってるわよ……」
>>顔を赤らめてそう言う。
>てれてるねえ(笑)相変わらずだわ(笑)
そーゆーのは変わって欲しくはない。
>>「言い訳なんて聞かないからな」
>>意地悪げにオレは先手を打つ。
>っていうかガウリイいじめっこだもん(爆)
そうそう、だって真琳が書いてるやつだし(ぉ
>>「恥ずかしいじゃない……」
>可愛いねえ。リナちゃん(にっこり)
だねぇ・・・・・(^^)
>>「いまさらだろーが……」
>でも今更よね。確かに(笑)
うん、そーなのよ・・・・
>>「ほら」
>>腕からリナを離して、一歩先に下に降りて手を差し出しリナを促す。
>>そっと重ねる手のひら。
>くす。くすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
あ、妖しい・・・・・・・
>>「今日は一日中遊ぶんだろ?」
>何して?(笑)
ひみちゅ♪
>>オレはリナの微笑みに答えるように笑った。
>リナちゃんの笑顔・・・ふふふふふふふふふふふふふ(爆)
あ、また壊れてる(ぉ
>
>>どっかでも書いたけど(爆)、石碑に何が書いてあったのかは作者にも不明(というか考えてないって辺りが正解(はあと・爆死))
>まあ夢は持とうというやつだね(笑)
そうそう。
>
>>とりあえず、いつまでも変わらない二人でいて欲しいですね(^^)
>>ま、簡単に変われるような人達じゃないってのは分かってますけど(苦笑)
>かわっちゃやだし、かわらないでしょ。この二人は(笑)
変われるものでもないだろうしね。
>
>がんばるじょ〜(爆)
オレもがんばる。

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1440Re:此処から神楽奈津 E-mail 3/18-05:25
記事番号1427へのコメント

さくさくいくぜ〜(某トランクス男の台詞(爆))

>「綺麗に、なったな……」
ガウリイに愛されて?(核爆)
>綺麗な衣装に身を包んだリナにオレはそれだけを言った。
綺麗な衣装を着なくてもリナちゃんは綺麗☆
>照れもせずにくすぐったそうにそう答える。
おお、照れないのね。大人になったねえ。リナちゃん(^−^)
>「お前ももう20か……」
あっというまだねえ。あんなちっっっっちゃな女の子が・・・(ほろり)
>2人して窓から空を見上げた。
何を考えてるのかな〜二人とも☆

>この街の古い習慣だという。
>二十歳になった娘はその日、日も昇らぬうちから禊をし、そしてその日のために作った衣装に身を包む。
>その後、裏山の祭壇で身を清める儀式をするらしい。
身を・・・清めるねえ・・・(にやり)くす。そーいうとこであーいうことをやらかすわけだ。ガウリイは(笑)

>「いいんじゃない? だってあのおかみさん、この服着せたかっただけみたいだし?」
女の子を着せ替え人形にするのって夢よね〜♪
>なんっか違うと思うんだけどなぁ……
疑り深いなあ。ガウリイ(笑)
>「あらま、よく似合うわねぇ、リナちゃんっ」
ちゃんづけ・・・・(笑)おかみさんは知ってるのかなあ(笑)「あの」リナ=インバースだって(笑)
>「うちの娘に着せるよりかわいいわよ」
リナちゃんはなんでも似合うの☆
>そらまぁ、リナは元から可愛いし、それに最近更に綺麗になった。
ガウリイに愛されて?(にっこり)
>昔なら顔を真っ赤にしていただろうに、最近はそれほどでもない。
>それだけ成長した、ということだろうか?
成長・・・誰がさせての?ガウリイ(にっこり)
>確かに、そうかもしれない……特にリナと居ると。
そうそう!リナといると楽しくて時間があっというまにたっちゃうのよね♪
>「そこの男の方と一緒にね」
ふふ。おばちゃんたのしんでるね?(にやり)
>「いい人がいるんならその人と一緒に行くのが習わしよ」
いい人・・・ねえ(にやり)くす。そう見えるわけね♪
>「ちょ、ちょっと待ってよ。ガウリイはそんなんじゃないってばっ……」
ほんとーに?(にっこり)
>おいこら……
>まだそんな事を言うか、こいつは。
お、そうなのね♪くす。くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
>「そんなこと言っても無駄よ、リナちゃん。こちとらいろんな人を見てきたんだからねぇ……」
さすが年の功!おばちゃんありがとよ♪
>「ええ、ちゃんと面倒見ておきますよ」
>オレは笑いながら答える。
何を面倒みるのかな?ガウリイ(にやり)
>一足先に廊下に追い出されたリナの腕を掴んでオレは歩き出した。
腕くんで♪

>確かにまだ寒い。リナなんて肩が出まくっててそれでもショール1枚しか羽織ってないんだから更に寒いだろう。
でもそのおかげでスタイルが・・・ぶーー!(想像して鼻血を吹いた模様(爆))
>「ほら」
>オレはリナの肩を強引に寄せた。
ガウリイだいたん♪
>口先だけの抵抗。
>こうゆう所は変わらないらしい。
まあリナちゃんだからそうはかわらないでしょう(笑)
>「寒いんだろ?」
>図星を衝かれたらしく、ぷいっと顔を背ける。
ふふ、かわってないかわってない♪可愛いわねえ。リナちゃん(はあと)
>それが可愛くて、オレはリナの額に口付けを送った。
そうそうそうそうそうそう!そーいうリナちゃんめっっっっっっっっちゃ可愛いわよねえええええええ!←力いっぱい賛同してる(爆)
>「ばか……」
ほらでた。ガウリイに負けた時のリナの台詞(笑)

>リナに目線を送れば、微かな風が彼女の髪をなびかせている。
>朝日を受けるその姿はなんとも言えないくらい綺麗で……
ふふ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
>不意にリナがオレの視線に気づいたらしく聞いてくる。
リナちゃんを見つめていたの☆
>「いや、綺麗だなって思って……」
だから貴方に愛されたから綺麗になったのよ(はあと)
>「もうっ、そのセリフさっきも聞いたわよっ」
>また、顔を背ける。
だけど嬉しいだろ?ほめられて(にっこり)

>出会ったときはあんなに幼かったのに……
成長してるのよ。どう成長したかはおいといて♪(爆)
>「ねぇ、あんたが20歳の頃って、何してたの?」
ああ、きいちゃいけないことを・・・ききたいかい?リナ

>貫くような視線。
ほらほら、こわーい顔してるよ
>「聞いて、どうする?」
ああ恐い声(^^;)
>オレは静かにリナを引き寄せた。
さりげなーく。もしかしてガウリイ戻って来れなくなるの恐いの?

>ある時一人の人に出会った。
>つらい戦火の中でも、未来を捨てずにただ明日を信じて今日を言う日を必死に生きていこうとする―――
>そんな人だった。
>どこかリナに似ていたかもしれない。
そうだねえ。どんな時でも生きようとする力はたっっくさんもってるもんね。リナは

>「守りたいものとか、ないの?」
無い・・・無かったんだろうねえ。
>「守りたいもの?」
>「そうよ。家族とか、恋人とか……いろいろあるでしょう」
>
>
>「そんなものはない」
無かったのね・・・。寂しいなあ・・・

>そう、オレには何もない。だからこうやって死に場所を求めているのかもしれない……
寂しい・・・寂しすぎるよ。ガウリイ!(;;)
>「探す?」
>オレは聞いた事ない単語に聞き返す。今まで誰もそんな単語は使わなかった。
探さないと・・・そのうち本当になくなっちゃうぞ。みつかるものも
>「何を……」
>「それは自分で考える事じゃないの?」
考える・・・前に見つければいいのでは?見つければわかるんだし(^−^)

>「守りたいもの、か……」
>
>そんなの本当に見つかるのか……?
みつかったやん!守りたいもの!

>それとも……何かを、誰かを探すためだったのか……
何かを探すためだろう(^−^)

・・・ガウリイにも少しはなんか書いてやれ!自分(爆)

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1461やれやれ真琳 3/23-01:24
記事番号1440へのコメント

>さくさくいくぜ〜(某トランクス男の台詞(爆))
誰やねん・・・
>
>>「綺麗に、なったな……」
>ガウリイに愛されて?(核爆)
・・・・・・・なんでそうなんねん・・・・・・・
>>綺麗な衣装に身を包んだリナにオレはそれだけを言った。
>綺麗な衣装を着なくてもリナちゃんは綺麗☆
うんうん。
>>照れもせずにくすぐったそうにそう答える。
>おお、照れないのね。大人になったねえ。リナちゃん(^−^)
(実際は変わらないと思うけどねぇ・・・・)
>>「お前ももう20か……」
>あっというまだねえ。あんなちっっっっちゃな女の子が・・・(ほろり)
自分たちもそんなもんだってことを忘れないように(黄昏)
>>2人して窓から空を見上げた。
>何を考えてるのかな〜二人とも☆
さぁ・・・・・・・?
>
>>この街の古い習慣だという。
>>二十歳になった娘はその日、日も昇らぬうちから禊をし、そしてその日のために作った衣装に身を包む。
>>その後、裏山の祭壇で身を清める儀式をするらしい。
>身を・・・清めるねえ・・・(にやり)くす。そーいうとこであーいうことをやらかすわけだ。ガウリイは(笑)
どーゆーことだっ!!
>
>>「いいんじゃない? だってあのおかみさん、この服着せたかっただけみたいだし?」
>女の子を着せ替え人形にするのって夢よね〜♪
うんうん(つーかいまだにやらされるし、自分・・・・・・)
>>なんっか違うと思うんだけどなぁ……
>疑り深いなあ。ガウリイ(笑)
そそ、人を簡単に疑っちゃだめよぉ(ぉ
>>「あらま、よく似合うわねぇ、リナちゃんっ」
>ちゃんづけ・・・・(笑)おかみさんは知ってるのかなあ(笑)「あの」リナ=インバースだって(笑)
知っててもたぶんそう呼ぶでしょうね(^^)
>>「うちの娘に着せるよりかわいいわよ」
>リナちゃんはなんでも似合うの☆
そうそう。
>>そらまぁ、リナは元から可愛いし、それに最近更に綺麗になった。
>ガウリイに愛されて?(にっこり)
だーかーらぁ、それから離れろよ(笑)
>>昔なら顔を真っ赤にしていただろうに、最近はそれほどでもない。
>>それだけ成長した、ということだろうか?
>成長・・・誰がさせての?ガウリイ(にっこり)
・・・・・・・・・・・(ーー;;
>>確かに、そうかもしれない……特にリナと居ると。
>そうそう!リナといると楽しくて時間があっというまにたっちゃうのよね♪
うん、たぶん飽きないだろうね、ほんとに。
>>「そこの男の方と一緒にね」
>ふふ。おばちゃんたのしんでるね?(にやり)
楽しんでます。
>>「いい人がいるんならその人と一緒に行くのが習わしよ」
>いい人・・・ねえ(にやり)くす。そう見えるわけね♪
見えるんじゃない?
どーけんかしてよーともやっぱ雰囲気が違うのよ。
>>「ちょ、ちょっと待ってよ。ガウリイはそんなんじゃないってばっ……」
>ほんとーに?(にっこり)
どうでしょうねぇ・・・・
>>おいこら……
>>まだそんな事を言うか、こいつは。
>お、そうなのね♪くす。くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
あ、あやしい・・・・・・(^^;;
>>「そんなこと言っても無駄よ、リナちゃん。こちとらいろんな人を見てきたんだからねぇ……」
>さすが年の功!おばちゃんありがとよ♪
ほんとに、年には敵いませんて(^^;;
>>「ええ、ちゃんと面倒見ておきますよ」
>>オレは笑いながら答える。
>何を面倒みるのかな?ガウリイ(にやり)
をひ。
>>一足先に廊下に追い出されたリナの腕を掴んでオレは歩き出した。
>腕くんで♪
違うって・・・・・・・引きずっていくんだもん(ぉぉぉぉ
>
>>確かにまだ寒い。リナなんて肩が出まくっててそれでもショール1枚しか羽織ってないんだから更に寒いだろう。
>でもそのおかげでスタイルが・・・ぶーー!(想像して鼻血を吹いた模様(爆))
あ、ティッシュ必要なら言ってくれ(ぉ
>>「ほら」
>>オレはリナの肩を強引に寄せた。
>ガウリイだいたん♪
ほら、周り誰もいないから。
いたら絶対魔法攻撃食らうだろうけど(^^;;
>>口先だけの抵抗。
>>こうゆう所は変わらないらしい。
>まあリナちゃんだからそうはかわらないでしょう(笑)
変わんないだろうねぇ(笑)
>>「寒いんだろ?」
>>図星を衝かれたらしく、ぷいっと顔を背ける。
>ふふ、かわってないかわってない♪可愛いわねえ。リナちゃん(はあと)
変わったらリナじゃないやい(そこまでいうか、自分)
>>それが可愛くて、オレはリナの額に口付けを送った。
>そうそうそうそうそうそう!そーいうリナちゃんめっっっっっっっっちゃ可愛いわよねえええええええ!←力いっぱい賛同してる(爆)
他人の振り、他人の振り・・・・・
>>「ばか……」
>ほらでた。ガウリイに負けた時のリナの台詞(笑)
この台詞、好き(ぉ
>
>>リナに目線を送れば、微かな風が彼女の髪をなびかせている。
>>朝日を受けるその姿はなんとも言えないくらい綺麗で……
>ふふ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす(爆)
(((((((((((((((((((^^;;
>>不意にリナがオレの視線に気づいたらしく聞いてくる。
>リナちゃんを見つめていたの☆
そ、見とれてたのよ。
>>「いや、綺麗だなって思って……」
>だから貴方に愛されたから綺麗になったのよ(はあと)
それから離れんかい(^^;;
>>「もうっ、そのセリフさっきも聞いたわよっ」
>>また、顔を背ける。
>だけど嬉しいだろ?ほめられて(にっこり)
それもガウリイに言われればねぇ・・・
>
>>出会ったときはあんなに幼かったのに……
>成長してるのよ。どう成長したかはおいといて♪(爆)
成長しない人はいないでしょう。
>>「ねぇ、あんたが20歳の頃って、何してたの?」
>ああ、きいちゃいけないことを・・・ききたいかい?リナ
時には聞きたいのよ。
>
>>貫くような視線。
>ほらほら、こわーい顔してるよ
そこがまたいいの(はあと)
>>「聞いて、どうする?」
>ああ恐い声(^^;)
一回聞いてみたい(ぉ
>>オレは静かにリナを引き寄せた。
>さりげなーく。もしかしてガウリイ戻って来れなくなるの恐いの?
どこから戻るの??
>
>>ある時一人の人に出会った。
>>つらい戦火の中でも、未来を捨てずにただ明日を信じて今日を言う日を必死に生きていこうとする―――
>>そんな人だった。
>>どこかリナに似ていたかもしれない。
>そうだねえ。どんな時でも生きようとする力はたっっくさんもってるもんね。リナは
うん、うらやましいくらいにね。
>
>>「守りたいものとか、ないの?」
>無い・・・無かったんだろうねえ。
たぶんね・・・・・
>>「守りたいもの?」
>>「そうよ。家族とか、恋人とか……いろいろあるでしょう」
>>
>>
>>「そんなものはない」
>無かったのね・・・。寂しいなあ・・・
寂しいのかな・・・・・・・?
よくは分からんけど・・・
>
>>そう、オレには何もない。だからこうやって死に場所を求めているのかもしれない……
>寂しい・・・寂しすぎるよ。ガウリイ!(;;)
うーん(^^;;
>>「探す?」
>>オレは聞いた事ない単語に聞き返す。今まで誰もそんな単語は使わなかった。
>探さないと・・・そのうち本当になくなっちゃうぞ。みつかるものも
がぁぁぁぁんっ(><)
>>「何を……」
>>「それは自分で考える事じゃないの?」
>考える・・・前に見つければいいのでは?見つければわかるんだし(^−^)
どう見つければいいんだ?
>
>>「守りたいもの、か……」
>>
>>そんなの本当に見つかるのか……?
>みつかったやん!守りたいもの!
見つかったみたいだねぇ(^^)
>
>>それとも……何かを、誰かを探すためだったのか……
>何かを探すためだろう(^−^)
そだね・・・
>
>・・・ガウリイにも少しはなんか書いてやれ!自分(爆)
(^^;;

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1429甘いもの 1真琳 3/17-18:55
記事番号1425へのコメント

もう1ヶ月も前のですね・・・・・・(遠い目)
ええ、バレンタインデーのネタです。
ま、バレンタインデーと決めたわけじゃないので。
その辺の設定は変えましたし・・・



**********************************************



「なんとか間に合ったようですねっ」
「な、何が間に合ったのよ……」
セイルーンに戻るというから一緒に来てみれば、王都セイルーン・シティではなくレイン・シティというところ。
ゼルガディスは途中で別れると言い出したのだが……王都に戻るのではないからという理由で強引にまでも付いて来させたのがアメリア。
ゼルが大きな街は好きでない事を知っているからであろうが……いつもながらアメリアの強引さには、ホント負ける……
しかしこの街、確か何かで有名だったような気がするんだけど。
ま、それはさて置き、
「アメリア、なんでわざわざ日が暮れてまでも今日中にここに着かなきゃいけなかったのよ?」
あたしは少々ジト目気味でアメリアに問う。
なにしろ無理をしなければさっきの街で宿に泊まってもよかったって言うのに。
「えへっ」
「「えへっ」じゃないわよっ!! あたしはあんた達と違ってそんなに体力ないのよっ」
「それだけ怒鳴ることができれば平気だろう」
ぼそっと突っ込むゼルにあたしは有無を言わさず、
「炸弾陣っ(ぼそっ)」
「ああ、ちょっと何やってるんですかぁ!! リナさんっ!!」
「大丈夫よ、ゼルの事だから」
何しろ体は岩なんだし、ガウリイ以上にそのくらいでくたばるわけがない。
「それよりっっ」
「ああっ、それはまた後でっ!! ほら早くしないと宿がうまっちゃいますよっ」
……なんか裏がありそう……
でもここまで来てふかふかのベッドで眠れないのははっきりいって、嫌。
それにこの時間だってのに、通りに人が多い。この分だと宿の方も……
「んじゃ早速宿を探しに行きますか。
ガウリイ、ゼルガディスお願いね」
振り向きもせずにあたしは言った。
「ああ」
ゼルといえばちょっと当たり所が悪かったのか、表通りの往来でぶっ倒れてたりする。
「ひどいですよ、リナさんたら……」
「何か言った?」
にっこりと笑いつつアメリアに向く。
「い、いえ」
顔を引き攣らせながら、否定の言葉を紡いだ。


「全く、最初から宿なんて決まってたんじゃない」
ぶつくさとあたしはベッドの上に座ったままアメリアを睨みつつ言った。
なぜかいつのまにか4人分、予約を入れていたらしい。
「すっかり忘れちゃってまして」
「あのねぇ……」
こっちは振り回されて疲れきってるっていうのに……
「で、なんで今日中にここにこなきゃいけなかったのよ?」
「そ、それは……」
「おーい、飯食いに行くぞぉ」
間の抜けたようなガウリイの声がノックとともに聞こえてきた。
セイルーンの王家御用達のこの宿ではなぁぜかっ、今夜はご飯が出ないらしい……
仕方ないからアメリアのツケで飯屋に行く事になった。
アメリアはべそをかいていたけど、人を強引につれてきてそれだけで済むというのだから感謝して欲しい。
「しょうがないわね。まずはご飯食べないとね」
立ち上がってドアに向かう。後ろからアメリアがほっと溜め息を吐いて付いてくるのが見えた。



お腹も満腹になって宿への道をゆっくりとした歩調で歩いていた。
来た時も思ったがさっきから甘ったるい匂いがそこかしこからしてくる。
ふいに思い出したようにゼルが口に出した。
「そういえば、この街ってお菓子で有名な街じゃなかったか?」
「あ、そっか」
言われて思い出す。
なんでも昔の人が何かの記念日かなんだかで創ったとか何とか……
で、創立日には店が競うようにしてやたらとでかいオリジナルのケーキやら何やら作るらしいが。
それがこの街レイン・シティだ。
にしてもそれだけで人が集まるんだからすごいといえばすごいのかもしれない。
「確か創立日が明日だった気が……」
言ってジトとアメリアを見る。
「そうゆうわけね……」
にやりとアメリアの方に目をやると図星ですと言わんばかりの表情。
「な、なに言ってるんですかっ!! わたしはそんな……っ」
「いいのよ、別に」
それだけのためにあたしを歩かせたとは、いい度胸だ。
「リ、リナさん、目が怖いです……」
宿に戻ったらよぉくお仕置きをしてあげないとねぇ……


「だから、それだけで来たんじゃないんですってばっ!!」
アメリアが許しを請うように、後ずさりしながら必死に言う。
「んじゃ後は何があるって言うのよ?」
一旦問い詰めるのを止めれば、ふぅ、とアメリアは一息をつく。
「たぶんこれは一部の、それも若い人にしか知られてないと思うんですけど……」
「何かあるの?」
確かにこの街のお菓子はかなり有名だし、あたしも知っているけどそれ以上の事は聞いたことがない。
「ええ、まぁ……」
「言い渋ってないで言ってみなさいよ」
「その……明日、創立日に手作りのお菓子を好きな人にプレゼントして告白する習慣があるんです」
「……は?」
どんな習慣だ、そりは……
「ですからぁ……」
「いい、分かったから。んであんたはゼルガディスにあげたいわけね……」
道理であの時あんなにまでして引き止めるわけだ。
あたしは一気に疲れて大きく溜め息を吐いた。
「まったく、恋する乙女はすごいわよねぇ……」
「なんですかぁ、それぇっ!! リナさんはガウリイさんにあげればいいじゃないですかっ!!」
「ちょっとっ、なんであたしがあんなくらげにあげなきゃいけないのよっ!?」
「そんな事言ってぇ……顔が赤いですよ」
くすりと含み笑いをして言ってのける。
このぉ、言わせておけばっ!!
「アメリアっ」
「ささっ、さっそく材料を買い出しに行きますよっ!!」
「こ、こらっ!! あたしはんなもん作るとも言ってないでしょうがっ!」
「ま、付き合うくらいはいいじゃないですか」
冗談じゃない。あたしは眠くてたまらないってぇのにっ!!
そんなあたしを気にするでもなく、さっそうとアメリアは出掛ける準備を始めている。


結局、ほぼ力任せと言わんばかりにアメリアに連れ出されてしまった。
「だいたいこんな時間じゃ開いてないでしょう!?」
「大丈夫ですよぉ」
どこからその根拠が生まれてくるんだか……
と、思いきや。
周りを見ればなんだか人が多いような……? それも女の人。
「うそ……」
「ね、だから言ったでしょう?」
自慢げにアメリアは言う。
店頭に小さく明りを灯したいくつもの店。
おじさんやおばさんが道行く人たちに声をかける。
聞けば、
「一年に一度だし、それに役に立ってくれればそれにこした事はないだろう」
と笑いながら答える。
終いには、
「稼げる時に稼いでおかないと」
とか言う人までいる。
全く何考えてるんだか……
「ほら、リナさん。さっさと買い物済ませて帰りますよっ」
「はいはい……」
あたしはもう、適当に相づちを打つだけとなっていた。



「で、結局あたしも手伝わなきゃいけないわけね……」
エプロン姿におたまを持って、ボールをかんかんと叩く。
ったくこんなものまで用意しておいて……
ここで食事が出ないのも、早い話がアメリアが企んでいたわけであって。
本当に良い迷惑よ。
でもま、いいか。
隣を見ればはしゃぎながら準備を進めるアメリア。たまにはこうゆうのもいいかもしれない。
「なんでチョコなわけ?」
「チョコが一番いいんですよっ!!」
瞳に星を輝かせながらどきっぱりと告げる。
「あ、そう……」
なんとなくそれ以上、聞く気にはならなかった……


不意に目に留まった物を手に取る。
「何これ……」
「どう見ても……ですよね……」
途端、笑い出すあたしたち。
「チョコレート余ってるから、これに使おうか」
「やっぱあげるんですね」
「あのねぇっ!! そんなんじゃないって言ってるでしょうっ! あたしはせっかく買ったのにもったいないからっ……!」
「またまたぁぁ」
冷やかすようなアメリアの視線。
「ったく、ほら早く冷やさないと……」
「あっ、そうでしたっ!!」
ホントに世話の焼ける。あたしがいなかったらどうなってたんだろう……汗が背中を伝う。
その間あたしはちゃっちゃかと型に流し込む。
やっぱ後は魔法で冷やすのが一番よねぇ……
なんだか顔から笑みが零れてしまうのが止められない。

「んじゃアメリア後はがんばってねぇ」
にっこりと微笑んであたしは調理場を去る。
アメリアはその微笑みに何も言えないようでただこくこくと頭を振るだけ。
これ以上付き合ってられますか。
作業が一段落すると眠気が一気にあたしを襲ってきた。
あたしは先ほどのチョコレートを冷気に包んだまま部屋に運ぶ。
後は明日やればいいことだし……

って、なんでいつのまにこんな事になったんだろう。
やっぱはめられたかなぁ……
あたしは苦笑しつつ、部屋のドアを開ける。
途端後ろから声が掛かった。
「リナ?」
げげっ!! ガウリイっ!!
慌てて、自分の後ろにチョコレートを隠して振り向く。
「ガウリイ、どうしたのよ?」
できるだけ平静を装う。
「いや、なんか下が騒がしかったから……」
ぎくぅぅぅっ!!
そ、そんなに騒いでたつもりはないんだけどな。
「べ、別になんにもないわよ……」
冷汗をだくだくと流しながらあたしはガウリイに向かって言う。
「そうか? なんか怪しいぞ? それにさっき何か隠したみたいだし……」
「そんな事ないってっ」
目敏いやつ……
「そっかぁ?」
あぁぁぁぁぁぁっ!! 近づいてくるなぁっ!!
「おまえ、何付けてるんだよ」
微笑んでじっとあたしの顔を見詰める。
「なっ、何っ?」
「ほら」
すっと手が伸びてきて、あたしの唇の端に触れる。
どきんっ
「ちょっ!?」
「チョコレート?」
しげしげとその指を見つつ言う。
「あっ……」
やだ、いつのまに飛んだんだろう……
バレるかな……?
「ったく二人して何やってたんだか……」
言ってぺろりと自分の指を舐めた。
かぁぁぁぁぁぁぁっ!!
「なっ、何やってるのよっ!?」
「んな大声だすなよ……ほかの客だっているんだろ?」
そ、そりゃ、何人かは居るみたいだけど。
「ま、遊ぶのもほどほどにして早く寝ろよ」
ぽんと頭に手を置く。
「言われなくたってもう寝るわよっ」
「そっか、んじゃおやすみ」
「おやすみっ」
ったく、乙女心を分かってないんだからこのくらげは……
廊下の闇に消えるその背中をあたしはしばらく見つめていた。



***********************************************


続く♪

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1431甘いもの 2真琳 3/17-19:15
記事番号1429へのコメント

続き♪


*******************************************


「あれ? ゼルとアメリアは……?」
準備が済んで1階に降りると、そこにはガウリイしか居なかった。
「さぁ、オレが来た時にはもういなかったけど?」
椅子に腰掛けたままこちらに振り向く。
昨日泊まったらしいほかの客もすでに朝食の席についている。
「もう出掛けたのかな?」
「出掛けるって、どこに……?」
「あんた、昨日のあたしたちの話、聞いてなかったのね……?」
「いや、聞いてはいたんだが、忘れた」「こんのぼけぇぇぇぇぇっ!! それじゃ聞いてないのと同じでしょうがっ!!」
思わず乙女の必須アイテム、スリッパを振り上げる。
「わっ、分かったから朝から暴れるのはやめてくれっ!!」
「ったく……」
ふぅと溜め息を吐くのが見える。
「ま、心配なんてしなくてもそのうち戻ってくるでしょう」
どうやら今日の朝食からは出るらしいので。完全にアメリアの奴計ったらしい。
「おっちゃぁぁん、Aセットとりあえず3人前ねぇっ!!」
「あっオレはBセットを3人前っ!!
にしてもホント、おまえって食うよな……」
「何よ。朝はね、ちゃんと食べないとだめなのよ!?」
「……はいはい」
いつものごとくお食事バトルが繰り広げられ、そして一日は始まる。



「っひゃぁ、すごい人ぉぉぉ!」
「リナ、平気か?」
「あっ、ちょっと待ってっ」
ガウリイの後ろにぴったしとくっ付いていたけどずっとはやっぱし無理だったらしい。
通りが全て埋まってしまうくらいの人出だ。それは当たり前だろう。
「リナっ!!」
ぐいっと引っ張られる。
「大丈夫か?」
「う、うん……」
大丈夫は大丈夫なんだけど、ガウリイの腕が……
「ちょっと、これはすごすぎだな」
呆れたようにガウリイが呟く。
あたしの身長じゃ無理だけど、周りから頭一つ分くらい飛び出てるガウリイにはなんとか見えるらしい。
「あ、あのガウリイ、腕……」
「ああ、すまん。咄嗟だったもんでな。ちょっと力入れ過ぎたみたいだな」
言ってあたしを抱きしめていた腕の力を緩める。

「しかし、この人込みじゃはぐれたら困りもんだな……」
本当にどこから沸いて出てきたんだろうと思うくらい、周りは人、人、人の波。
「手でも繋ぐか?」
「ほえ?」
理解するのが一瞬遅れた。
「ほら、手貸して」
「え?」
「行くぞ」
「わっ!?」
突然引っ張られる感覚。
「もたもたするなよ」
あたしを見ながら微笑むガウリイ。
「うん……」
とまどいつつもあたしは確かな熱をそこに感じながら、後を付いていく。


通りの脇に立つ、物語の中に出てくるようなお菓子の家。
倒れかける大きなケーキ。
道ゆく人々は指差して笑い、店の人は慌てて支えようとしてクリームに手を突っ込む。
鮮やかな化粧を施した道化師達が子ども達にクッキーの詰まった袋を渡す。
 通りは笑いの渦に巻き込まれ、そして時間は忘れられていく。
今日、この日だけ―――


日頃の旅も戦いも何もかも忘れてあたし達は楽しんでいた。
幾重にも詰まれたアイスと向かい合って。その一つが落ちたのにも気がつかず。
新製品と言われ、つい飲んでしまったまずくてたまらないジュース……


人の波を抜けた頃にはもう太陽が中天をとっくに過ぎてしまっていた。
「つっかれたぁぁ……」
そんなぐちをこぼしながらも、顔からは笑顔が漏れていた。
「結構歩いたもんな、あの人込みの中を」
「そだねぇ……」
商店街の裏に広がっていたピクニックでもできそうな野原。
すでに疲れた人たちが幾人も座り込んでいた。
親子連れやカップル、さまざまだ。
アメリアたちもあの人込みの中、楽しんでいるのだろうか……
ふとそんな思いが浮かぶ。
無事、渡せただろうか?
ゼルがどんな顔をするのかと想像するだけでも楽しい。
「どうかしたのか? 一人で笑って……」
少し引くようにしてあたしを見る。
をひ……
「別になんでもないわよ」
「なぁんか怪しいな」
「あのねぇ……そんな事言ってるとあげないわよ」
じろりと睨む。
「何かくれるのか?」
ほけっとした表情であたしの行動を見守る。


あたしは取り出した物をガウリイに渡す。それほど大きい物ではない。
ガウリイの手の平に収まるくらいの大きさ。
「これ?」
「アメリアに付き合わされて余ったから作ったのよ。型に入れるだけだし」
「余ったって、お前なぁ……」
「何よ」
「いや……
開けていいか?」
「どうぞ」
ゆっくりと包装紙を広げていく。
「…………」
ガウリイの目が点になった。
「可愛いでしょう?」
「か、可愛いって……おまえ、これ……」
「ガウリイに丁度いいと思って。
昨日それの型見つけてアメリアと笑ってたのよ。もう大ウケ」
そう、その問題の型。
くらげだったりする。
無論、足の部分とかはデフォルトされてるけど……
ちょっとした何かで紛れ込んだのだろう。
「いくらなんでも、これって……」
「なによ、気に入らないならあたしが食べるわよ」
「んなこと言ってないだろーが」
「んじゃ何か言いたいわけ?」
「別にないけどさぁ……」
とか言いつつぶつぶつ言ってたりする。
途端こちらを向いてにぱっと笑う。
「まぁリナがくれたもんだしな」
どくんっ……
な、何どきどきしてんのよ、あたしったら。
「ありがたくもらっておくよ」
再びうれしそーな笑顔。
「それはどーも」
「んじゃお礼な」
突然ガウリイの顔が近づいてきて。軽く触れる唇と唇。
「なっ!?」
「そうゆうもんだろ?」
「ち、違うわよっ!!」
「だって昨日アメリアが言ってたぜ。今日は女の子がプレゼント持って告白する日だって」
アメリアの奴ぅぅ、変な事吹き込むんじゃないっ!!
「あたしまだ何も言ってないわよっ!!」
「ほぉ、んじゃこれから言ってくれるわけだ?」
にやりと笑う。
しまったぁぁぁぁぁっ!!
「だっ、誰も言うとか言ってないでしょっ!! 勝手に決め付けるなっ!!」
「なんだ、残念」
「そんなんで済ますなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
あたしのキス返せっ!!!」
おにょれぇぇぇぇぇっ!!! どうしてくれようっ!!
ぎろりとガウリイを睨む。
「んなこと言われてもなぁ……だいたい減るもんじゃないだろう?」
「減るわっ!!」
ったくデリカシーってもんがないのよ、この男はっ!!
「じゃあ、どうしようか」
「自分で考えなさいよっ!!! そのくらいっ!」
「う〜ん……」
本当に考えてるのか……?
しばらくの、沈黙。

「でもちっとは期待しててもいいんだよな?」
「へ?」
「おまえがどーでもよく思ってる奴にこんなもんくれたりはしないだろ?」
くすりと笑いながらあたしに向かって言うと、割ったそれの一欠けらを口にほおり込む。
「なっ、何をっ!?」
「図星だろ?」
顔が熱くてたまらなくなってしまったところをガウリイに言われてしまう。
ホントにこうゆうところだけは敵わない。悔しいけど。
「かっ、勝手にすればっ!?」
ふいっと顔を背ける。
「否定はしないんだな?
んじゃ、お言葉に甘えて……」
くいと顎を捉まれて唇どうしが触れ合う。
今度はチョコレートの味がする甘いキスだった。



*************************************************


終わり♪

最近よく思う事。
なんでうちのリナちんは「好き」とかそうゆう言葉を言わないんだろう?
(素朴な疑問だなぁ・・・)
まあガウリイもあんまり言わないけど(^^;;

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1439ふふふふふ(爆)神楽奈津 E-mail 3/18-03:38
記事番号1431へのコメント

マジで出来るか?(^^;)

>「リナ、平気か?」
心配してるガウリイが素敵♪
>「リナっ!!」
>ぐいっと引っ張られる。
・・・これでおいらNEXTの混沌の時のを思い出してしまった・・・だめ?やっぱ(笑)
>「大丈夫か?」
心配してる♪心配してる♪
>大丈夫は大丈夫なんだけど、ガウリイの腕が……
あつい?(にやり)
>言ってあたしを抱きしめていた腕の力を緩める。
ゆるめないでいいいいい!(笑)

>「手でも繋ぐか?」
ナイス!ガウリイ♪
>「ほら、手貸して」
ガウリイ強引?もしかして(笑)
>あたしを見ながら微笑むガウリイ。
くすくすくすくすくす。微笑んでるねえ(笑)幸せ?ガウリイ(にっこり)
>とまどいつつもあたしは確かな熱をそこに感じながら、後を付いていく。
ふふ、熱いのね♪リナちゃん♪

>日頃の旅も戦いも何もかも忘れてあたし達は楽しんでいた。
>幾重にも詰まれたアイスと向かい合って。その一つが落ちたのにも気がつかず。
>新製品と言われ、つい飲んでしまったまずくてたまらないジュース……
・・・何のへんてつもない日って幸せだねえ(ほろり)

>そんなぐちをこぼしながらも、顔からは笑顔が漏れていた。
そんなに幸せかい?リナちゃん(にっこり)
>親子連れやカップル、さまざまだ。
・・・その中の一組に見えるって事気付かないねえ(笑)にぶいなあ・・・リナちゃん(笑)
>「あのねぇ……そんな事言ってるとあげないわよ」
なんかあげるの?(にっこり)

>「アメリアに付き合わされて余ったから作ったのよ。型に入れるだけだし」
けどたのしんでたよね?(にっこり)
>「何よ」
照れ隠し♪
>「…………」
>ガウリイの目が点になった。
・・・何あげたの?リナ(笑)
>くらげだったりする。
くらげのチョコ・・・くす(爆)
>途端こちらを向いてにぱっと笑う。
>「まぁリナがくれたもんだしな」
幸せそうだなあ・・・ガウリイ(笑)
>どくんっ……
>な、何どきどきしてんのよ、あたしったら。
いじっぱり☆
>再びうれしそーな笑顔。
幸せなんだろう。彼は(笑)
>「んじゃお礼な」
なに?何お礼するの?(にっこり)
>突然ガウリイの顔が近づいてきて。軽く触れる唇と唇。
うきゃ〜〜♪ガウリイないす!(笑)
>「ち、違うわよっ!!」
違わないわ(笑)気持ちをおかえしするのだから(笑)
>「あたしまだ何も言ってないわよっ!!」
言ったも同然でしょ。プレゼントしてるんだし(笑)
>しまったぁぁぁぁぁっ!!
墓穴ほったねリナちゃん(笑)
>「だっ、誰も言うとか言ってないでしょっ!! 勝手に決め付けるなっ!!」
でもまんざら外れでもない(笑)
>「なんだ、残念」
残念ねえ。だけど素直じゃないってことでもう分かり切ってるし(笑)
>「そんなんで済ますなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
>あたしのキス返せっ!!!」
へ?返したらまたすることになるよ?(笑)
>「んなこと言われてもなぁ……だいたい減るもんじゃないだろう?」
>「減るわっ!!」
へらねえよ!(笑)
>「自分で考えなさいよっ!!! そのくらいっ!」
変に悪知恵きくけどいいの?(笑)

>「でもちっとは期待しててもいいんだよな?」
いいとおもうじょ
>「おまえがどーでもよく思ってる奴にこんなもんくれたりはしないだろ?」
っていうかばればれだけど素直じゃないの(笑)
>くすりと笑いながらあたしに向かって言うと、割ったそれの一欠けらを口にほおり込む。
・・・割るのってこれは御法度では?ガウリイ判って無いなあ(爆)
>「図星だろ?」
うん。図星(笑)だけど判っちゃってるのねガウリイ(笑)
>ホントにこうゆうところだけは敵わない。悔しいけど。
というか勝てるとでも思ってるの?(笑)
>「かっ、勝手にすればっ!?」
おう。勝手に想像させていただくわ(核爆)
>「否定はしないんだな?
うん。否定はしてないねえ。というかリナの場合これは肯定と一緒よね(笑)
>んじゃ、お言葉に甘えて……」
何するの?ガウリイ(笑)
>くいと顎を捉まれて唇どうしが触れ合う。
>今度はチョコレートの味がする甘いキスだった。
だけどちょっと苦いのね(笑)ガウリイの味(核爆)

>なんでうちのリナちんは「好き」とかそうゆう言葉を言わないんだろう?
素直じゃないから(核爆)
>まあガウリイもあんまり言わないけど(^^;;
っていうかリナちゃん手玉にとってあそんでるね。真琳しゃんのガウリイ(笑)

さて、さくさく行くぞ(爆)

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1460妖しいって(^^;;真琳 3/23-00:53
記事番号1439へのコメント

>マジで出来るか?(^^;)
やれば不可能はないでしょう(ぉ
ただし、眠気が襲ってこなければ。
>
>>「リナ、平気か?」
>心配してるガウリイが素敵♪
保護者、だし。
>>「リナっ!!」
>>ぐいっと引っ張られる。
>・・・これでおいらNEXTの混沌の時のを思い出してしまった・・・だめ?やっぱ(笑)
そー来たか(^^;;
いや、別にいいんでないかの・・・
>>「大丈夫か?」
>心配してる♪心配してる♪
ふふふ・・・・・
>>大丈夫は大丈夫なんだけど、ガウリイの腕が……
>あつい?(にやり)
ちゃうってっ(^^;;
>>言ってあたしを抱きしめていた腕の力を緩める。
>ゆるめないでいいいいい!(笑)
そしたら歩けないやん(^^;;
>
>>「手でも繋ぐか?」
>ナイス!ガウリイ♪
この二人って手を繋ぐって行為だけでも新鮮♪
>>「ほら、手貸して」
>ガウリイ強引?もしかして(笑)
ちょっと、かな?
>>あたしを見ながら微笑むガウリイ。
>くすくすくすくすくす。微笑んでるねえ(笑)幸せ?ガウリイ(にっこり)
君が妖しいのよ・・・・(笑)
>>とまどいつつもあたしは確かな熱をそこに感じながら、後を付いていく。
>ふふ、熱いのね♪リナちゃん♪
もー何も言いませんて(ぉ
>
>>日頃の旅も戦いも何もかも忘れてあたし達は楽しんでいた。
>>幾重にも詰まれたアイスと向かい合って。その一つが落ちたのにも気がつかず。
>>新製品と言われ、つい飲んでしまったまずくてたまらないジュース……
>・・・何のへんてつもない日って幸せだねえ(ほろり)
だねぇ・・・・・・
それが当たり前すぎて忘れてるけどねぇ(笑)
>
>>そんなぐちをこぼしながらも、顔からは笑顔が漏れていた。
>そんなに幸せかい?リナちゃん(にっこり)
幸せなんじゃない?
本人分かってるかどうか不明だけど。
>>親子連れやカップル、さまざまだ。
>・・・その中の一組に見えるって事気付かないねえ(笑)にぶいなあ・・・リナちゃん(笑)
そうそう、カップルの一組にね(にやり)
>>「あのねぇ……そんな事言ってるとあげないわよ」
>なんかあげるの?(にっこり)
結局あげるらしい(笑)
>
>>「アメリアに付き合わされて余ったから作ったのよ。型に入れるだけだし」
>けどたのしんでたよね?(にっこり)
かなりね。
>>「何よ」
>照れ隠し♪
いつものこと(ぉ
>>「…………」
>>ガウリイの目が点になった。
>・・・何あげたの?リナ(笑)
ひみちゅ(爆)
>>くらげだったりする。
>くらげのチョコ・・・くす(爆)
我ながらすさまじいものを考えてものだ(^^;;
>>途端こちらを向いてにぱっと笑う。
>>「まぁリナがくれたもんだしな」
>幸せそうだなあ・・・ガウリイ(笑)
ほんとーに(^^)
>>どくんっ……
>>な、何どきどきしてんのよ、あたしったら。
>いじっぱり☆
そこがかわいくていいのよ(はあと)
>>再びうれしそーな笑顔。
>幸せなんだろう。彼は(笑)
ええ、そうですね。
>>「んじゃお礼な」
>なに?何お礼するの?(にっこり)
くっくっくっく・・・・・・(ぉ
>>突然ガウリイの顔が近づいてきて。軽く触れる唇と唇。
>うきゃ〜〜♪ガウリイないす!(笑)
ガウリイだしぃ(ぉぉ
>>「ち、違うわよっ!!」
>違わないわ(笑)気持ちをおかえしするのだから(笑)
・・・・・・・(^^;;
>>「あたしまだ何も言ってないわよっ!!」
>言ったも同然でしょ。プレゼントしてるんだし(笑)
そーなのか・・・(爆)
>>しまったぁぁぁぁぁっ!!
>墓穴ほったねリナちゃん(笑)
墓穴掘るのは基本だろ(ぉぉぉ
>>「だっ、誰も言うとか言ってないでしょっ!! 勝手に決め付けるなっ!!」
>でもまんざら外れでもない(笑)
そそ。
>>「なんだ、残念」
>残念ねえ。だけど素直じゃないってことでもう分かり切ってるし(笑)
うん、つきあい長いからねぇ(^^;;
>>「そんなんで済ますなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
>>あたしのキス返せっ!!!」
>へ?返したらまたすることになるよ?(笑)
をーーーーーーーい・・・・・・(^^;;
>>「んなこと言われてもなぁ……だいたい減るもんじゃないだろう?」
>>「減るわっ!!」
>へらねえよ!(笑)
へるわぁっ!!
>>「自分で考えなさいよっ!!! そのくらいっ!」
>変に悪知恵きくけどいいの?(笑)
(爆笑)
>
>>「でもちっとは期待しててもいいんだよな?」
>いいとおもうじょ
うん(どきっぱし)
>>「おまえがどーでもよく思ってる奴にこんなもんくれたりはしないだろ?」
>っていうかばればれだけど素直じゃないの(笑)
確かにばればれだわ(爆笑)
>>くすりと笑いながらあたしに向かって言うと、割ったそれの一欠けらを口にほおり込む。
>・・・割るのってこれは御法度では?ガウリイ判って無いなあ(爆)
割らないと食べれねぇだろーってぇのはつくったことあるけど・・・・・(ぉ
いやがらせで(死)
>>「図星だろ?」
>うん。図星(笑)だけど判っちゃってるのねガウリイ(笑)
3年も一緒にいればふつぅ分かるだろう・・・・(^^;;
>>ホントにこうゆうところだけは敵わない。悔しいけど。
>というか勝てるとでも思ってるの?(笑)
絶対勝てないとあたしは思う。
>>「かっ、勝手にすればっ!?」
>おう。勝手に想像させていただくわ(核爆)
してくれたまえ。
>>「否定はしないんだな?
>うん。否定はしてないねえ。というかリナの場合これは肯定と一緒よね(笑)
うん(笑)
>>んじゃ、お言葉に甘えて……」
>何するの?ガウリイ(笑)
なんでしょう(にやり)
>>くいと顎を捉まれて唇どうしが触れ合う。
>>今度はチョコレートの味がする甘いキスだった。
>だけどちょっと苦いのね(笑)ガウリイの味(核爆)
へ?意味が分かんないんだけど(^^;;
(それってあたしだけかしら)
>
>>なんでうちのリナちんは「好き」とかそうゆう言葉を言わないんだろう?
>素直じゃないから(核爆)
いや、それをいったら元も子もないんだけどぉ
>>まあガウリイもあんまり言わないけど(^^;;
>っていうかリナちゃん手玉にとってあそんでるね。真琳しゃんのガウリイ(笑)
ガウリイでリナちゃんつつくのが好きなのよ(ぉぉぉ
>
>さて、さくさく行くぞ(爆)
いってらっしゃぁい(ぉぉぉ

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1438さて、一晩中に可能かな?(爆)神楽奈津 E-mail 3/18-02:54
記事番号1429へのコメント

アドレスいれてみます。自宅から初めてのレスづけなので(^^;)

>もう1ヶ月も前のですね・・・・・・(遠い目)
ええ、もう一月たっちゃったんですね・・・(遠い目)

>しかしこの街、確か何かで有名だったような気がするんだけど。
珍しいねえ。リナが町に名前覚えてないなんて

>……なんか裏がありそう……
そういえば真琳しゃんの話は結構アメリアが暗躍(笑)しますねえ

>「すっかり忘れちゃってまして」
うそつき(笑)
>「そ、それは……」
ある人にプレゼントしたかったのよね(笑)

>来た時も思ったがさっきから甘ったるい匂いがそこかしこからしてくる。
リナ、買い食いしなかったの?(笑)
>ふいに思い出したようにゼルが口に出した。
>「そういえば、この街ってお菓子で有名な街じゃなかったか?」
・・・ゼルが覚えてる(笑)そういうのぜんっぜん覚えてなさそうなのに(笑)
>言われて思い出す。
リナが食い物のことで忘れることがあるとは思わなかったわ(笑)
>「そうゆうわけね……」
そうだったんです(笑)

>「たぶんこれは一部の、それも若い人にしか知られてないと思うんですけど……」
というか,町の人全員知ってるのでは?昔はみんな若かったからねえ(笑)
>「その……明日、創立日に手作りのお菓子を好きな人にプレゼントして告白する習慣があるんです」
お約束すぎだねえ。まあお祝い事にはプレゼントはするけどね(笑)
>「まったく、恋する乙女はすごいわよねぇ……」
あなたはそうではないの?(笑)
>「ちょっとっ、なんであたしがあんなくらげにあげなきゃいけないのよっ!?」
んじゃあげないの?いい機会なのになあ・・・(笑)
>「こ、こらっ!! あたしはんなもん作るとも言ってないでしょうがっ!」
んじゃ,みーんなあげてるのにリナだけあげないの?(笑)
>冗談じゃない。あたしは眠くてたまらないってぇのにっ!!
恋する乙女の思いは岩をも砕く・・・(笑)

>周りを見ればなんだか人が多いような……? それも女の人。
女って強いよねえ(笑)好きな人のためだったら何でも出来ちゃう(笑)

>「で、結局あたしも手伝わなきゃいけないわけね……」
手伝い?(にっこり)
>「なんでチョコなわけ?」
とけてもべたべたあまあまだからでは?(笑)

>「どう見ても……ですよね……」
>途端、笑い出すあたしたち。
な、何を見つけたんだろう・・・(笑)
>「チョコレート余ってるから、これに使おうか」
余ってるから?(にっこり)
>なんだか顔から笑みが零れてしまうのが止められない。
そんなにしあわせかい?(笑)

>にっこりと微笑んであたしは調理場を去る。
にっこり・・・くす。幸せなのね。リナちゃん(にやり)
>アメリアはその微笑みに何も言えないようでただこくこくと頭を振るだけ。
・・・そんなにしあわせそーな笑みだったのかい?(笑)

>って、なんでいつのまにこんな事になったんだろう。
アメリアにはめられた(笑)
>慌てて、自分の後ろにチョコレートを隠して振り向く。
なんで慌てるの?リナ?(にっこり)
>「そうか? なんか怪しいぞ? それにさっき何か隠したみたいだし……」
おお、さすがガウリイ(笑)
>あぁぁぁぁぁぁっ!! 近づいてくるなぁっ!!
なんで近づいちゃ駄目なの?(笑)
>「おまえ、何付けてるんだよ」
へ、何かついてんの?
>微笑んでじっとあたしの顔を見詰める。
何故微笑んでいるのだ〜!(笑)
>すっと手が伸びてきて、あたしの唇の端に触れる。
きゃあ♪
>言ってぺろりと自分の指を舐めた。
きゃああああああ♪間接キッスよ〜♪
>かぁぁぁぁぁぁぁっ!!
ほら照れてるてれてる♪
>「ま、遊ぶのもほどほどにして早く寝ろよ」
あ、遊ぶ・・・かい?(笑)
>ったく、乙女心を分かってないんだからこのくらげは……
まあ我慢しよう。判ったら判ったでリナどうせ照れるんでしょ?(笑)

さて、夜明けまでに可能でしょうか?(笑)

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1459どーだろ?(ぉ真琳 3/23-00:02
記事番号1438へのコメント

>アドレスいれてみます。自宅から初めてのレスづけなので(^^;)
あら、そなの?
ひとつ疑問に思った事が・・・・・・
なんで下からレス入れんねん・・・
>
>>もう1ヶ月も前のですね・・・・・・(遠い目)
>ええ、もう一月たっちゃったんですね・・・(遠い目)
ホワイトデーもすぎましたねぇ・・・・・あたしそのネタ書いてないけど(爆)
>
>>しかしこの街、確か何かで有名だったような気がするんだけど。
>珍しいねえ。リナが町に名前覚えてないなんて
それもそだねぇ・・・・・ま、たまにはあるんじゃない?(ぉ
>
>>……なんか裏がありそう……
>そういえば真琳しゃんの話は結構アメリアが暗躍(笑)しますねえ
誰かがそうしてくれないと話に困る(ぉぉぉぉぉぉ
>
>>「すっかり忘れちゃってまして」
>うそつき(笑)
(こくこく)
>>「そ、それは……」
>ある人にプレゼントしたかったのよね(笑)
そそ、乙女心ってやつですよ(ぉ
>
>>来た時も思ったがさっきから甘ったるい匂いがそこかしこからしてくる。
>リナ、買い食いしなかったの?(笑)
したんじゃない?
でもそーゆーお店は閉まってるかも。
>>ふいに思い出したようにゼルが口に出した。
>>「そういえば、この街ってお菓子で有名な街じゃなかったか?」
>・・・ゼルが覚えてる(笑)そういうのぜんっぜん覚えてなさそうなのに(笑)
いやぁ、たぶん創立の関係で覚えてるんじゃないかと(爆)
>>言われて思い出す。
>リナが食い物のことで忘れることがあるとは思わなかったわ(笑)
それもそーだ。
>>「そうゆうわけね……」
>そうだったんです(笑)
ええ(遠い目)
>
>>「たぶんこれは一部の、それも若い人にしか知られてないと思うんですけど……」
>というか,町の人全員知ってるのでは?昔はみんな若かったからねえ(笑)
はっ!!言われてみれば(ぉぉぉ
>>「その……明日、創立日に手作りのお菓子を好きな人にプレゼントして告白する習慣があるんです」
>お約束すぎだねえ。まあお祝い事にはプレゼントはするけどね(笑)
いいぢゃないか、お約束。
結構結構(ぉ
>>「まったく、恋する乙女はすごいわよねぇ……」
>あなたはそうではないの?(笑)
自覚症状無し(ぉ
>>「ちょっとっ、なんであたしがあんなくらげにあげなきゃいけないのよっ!?」
>んじゃあげないの?いい機会なのになあ・・・(笑)
そーゆー問題かよ・・・・・・(^^;;
>>「こ、こらっ!! あたしはんなもん作るとも言ってないでしょうがっ!」
>んじゃ,みーんなあげてるのにリナだけあげないの?(笑)
うん(ぉ
>>冗談じゃない。あたしは眠くてたまらないってぇのにっ!!
>恋する乙女の思いは岩をも砕く・・・(笑)
なんやねん、それ・・・(^^;;
>
>>周りを見ればなんだか人が多いような……? それも女の人。
>女って強いよねえ(笑)好きな人のためだったら何でも出来ちゃう(笑)
そーゆーもんなのか・・・・
初めて知ったような気がする(^^;;
>
>>「で、結局あたしも手伝わなきゃいけないわけね……」
>手伝い?(にっこり)
そ、お手伝い♪
>>「なんでチョコなわけ?」
>とけてもべたべたあまあまだからでは?(笑)
なんやねんっ!!!(^^;;
>
>>「どう見ても……ですよね……」
>>途端、笑い出すあたしたち。
>な、何を見つけたんだろう・・・(笑)
ひみちゅ(はあと)
>>「チョコレート余ってるから、これに使おうか」
>余ってるから?(にっこり)
うん、余ってるから(どきっぱり)
>>なんだか顔から笑みが零れてしまうのが止められない。
>そんなにしあわせかい?(笑)
それは本人に聞いてくれたまえ。
>
>>にっこりと微笑んであたしは調理場を去る。
>にっこり・・・くす。幸せなのね。リナちゃん(にやり)
>>アメリアはその微笑みに何も言えないようでただこくこくと頭を振るだけ。
>・・・そんなにしあわせそーな笑みだったのかい?(笑)
いや、殺気の含まれた笑みだったの。
>
>>って、なんでいつのまにこんな事になったんだろう。
>アメリアにはめられた(笑)
そうそう。
>>慌てて、自分の後ろにチョコレートを隠して振り向く。
>なんで慌てるの?リナ?(にっこり)
さあ、なんででしょう・・・
>>「そうか? なんか怪しいぞ? それにさっき何か隠したみたいだし……」
>おお、さすがガウリイ(笑)
ま、ガウリイだし。
>>あぁぁぁぁぁぁっ!! 近づいてくるなぁっ!!
>なんで近づいちゃ駄目なの?(笑)
たぶん、なんとなく(ぉ
>>「おまえ、何付けてるんだよ」
>へ、何かついてんの?
きっと付いてるのよ(をひ)
>>微笑んでじっとあたしの顔を見詰める。
>何故微笑んでいるのだ〜!(笑)
もちろん、なにかを企んでいるから(爆死)

>>すっと手が伸びてきて、あたしの唇の端に触れる。
>きゃあ♪
(を、はじまったはじまった)
>>言ってぺろりと自分の指を舐めた。
>きゃああああああ♪間接キッスよ〜♪
そこまで喜ぶか?(^^;;
>>かぁぁぁぁぁぁぁっ!!
>ほら照れてるてれてる♪
いつものことだし(しれっ)
>>「ま、遊ぶのもほどほどにして早く寝ろよ」
>あ、遊ぶ・・・かい?(笑)
きっと彼にとってはそうなんだよ(ぉぉぉ
>>ったく、乙女心を分かってないんだからこのくらげは……
>まあ我慢しよう。判ったら判ったでリナどうせ照れるんでしょ?(笑)
そりゃね(苦笑)
>
>さて、夜明けまでに可能でしょうか?(笑)
そこまでしたくはないかも(^^;;

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1432天使の落とし物 ぷろろぉぐ真琳 3/17-19:31
記事番号1425へのコメント

ほのぼの、かな?(^^;;



********************************************



「竜破斬っ!!」
どっご〜〜〜んっ!!!
本日も盛大に彼らは吹っ飛んでいった。
「やりすぎですよ……」
後ろから呆れたようにアメリアが声をかける。
「そう?」
言いつつもあたしは盗賊さんたちが飛んでいった方向を眺める。
「手加減て言葉を知らんのか、お前は」
「あらゼル、そんな必要なんてないわよ」
真っ昼間から出てくる方が悪い。
しかも、あんまりうれしくはないが仮にも盗賊殺しという二つ名を持つあたしの前に出てくるってことはそれ相応の覚悟が必要である。
あたしがどきっぱりと告げると、3人は深くため息をつくのだった。
「もう、さっさと行くわよっ!」
盗賊どもを相手にしたおかげで街まで辿りつけませんでした、なんてことにでもなったら洒落にもなんない。
街道を街に向けて一歩を踏み出した時だった。
くいっと何かに引っ張られた。
「ちょっと引っ張らないでよっ!!」
あたしは勢いよく振り向いた。
「オレ何もしてないぞ?」
「わたしもです」
「俺もだ」
皆が口々に答える。
「え? じゃ、じゃあ……?」
なんとなく何かを感じてあたしは視線を下に向けた。

……………………………

「こ、子ども……?」
誰かが、そう呟いた。



淡い金色の肩くらいまでの髪。所々くるっとはねている所がまたかわいらしい。
くりっとした大きな空色の瞳を持っている。
「お、女の子ですよね……?」
アメリアが恐る恐る尋ねる。
「それ以外にどう言えと……?」
どうみても2、3歳の女の子だ。
まさかさっきの盗賊の身内とか……?
冷や汗が背中を流れ落ちるのを感じた。
「どこから出てきたんだ?」
ゼルが不思議そうに辺りを見回す。
さすがの彼もことこの件に関してはかなり面食らったらしい。
ガウリイは目を見開いているだけ。
ったくこいつは……
あたしたち3人(ガウリイを除く)がこの子をしげしげと見ていると、その子がガウリイに目を向けた。
そして突然―――
「ぱぁぱっ!!」

………………………

『パパぁぁぁぁぁっ!???』
一斉に辺りに響き渡るような大きな声でハモった。



**********************************************



続く♪

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1433天使の落とし物 1真琳 3/17-19:37
記事番号1432へのコメント

続き♪


*********************************************



あっけに取られているあたしたちなどおかまいなしにその子はガウリイに飛び付く。
ガウリイはなにがなんだか分かってない様子で、慌ててその子を支える。
「ガウリイさん……」
「ガウリイ……謎が多い男だとは思っていたが、まさか子どもまでいるとは……」
ゼルはどこか遠い目をしながら呟く。
「ちょ、ちょっと待てっ!! オレは別にっ!!」
必死になって弁解しようとするガウリイ。
しかしその子の容姿もさる事ながらあんまり説得力がない。
「ガウリイ……説明くらいはしなさいよ……?」
あたしは静かに言う。
「お、おいっリナっ!? 落ち着けってっ これは何かの間違いだって……っ!!」
「十分落ち着いてるわよっ!!」
「目が据わってますって……」
アメリアが横からちゃちゃを入れる。
「まあ、当然てとこだろ」
まるで他人事のようにゼルが言った。


「どーゆー事よっ!?」
あたしはガウリイに詰め寄る。
なんだか分からないが体の奥底からわけの分からない怒りが込み上げてきている。
「どうゆう事って、そんなことオレに聞かれたって分かるわけないだろっ!?」
「じゃ、なんでこの子あんたのこと『パパ』なんて呼ぶのよっ!?」
「知るかよっ!! そんなのこっちが聞きたいくらいだっ!!」
さっきからあたしとガウリイはこんなのの繰り返しだった。
アメリアとゼルは触らぬ神に祟り無しと言わんばかりにあたしたちから距離を取っている。
「ぱぁぱ、けんかするの?」
突然その子がしゃべりだす。
「け、喧嘩って……なんでそんな小さな子がんな単語知ってるのよ?」
あっけにとられてあたしはその子を見る。
「家庭でもそうゆう状況なんじゃないですか?」
今まで高みの見物に徹していた2人がこちらに向かって歩み寄る。
「どうゆう家庭よ……」
なんとなく一気に疲れた。
「名前、分からないと不便ね」
「それもそうですね……」
アメリアがその子に目を落とした。
「ねぇねぇリナさん。この子って目元がなんとなくリナさんに似てません?」
突如とんでもないことを言い出すアメリア。
「何くだらないこと言ってるのよっ!!」
「そんなに怒らなくったっていいじゃないですかぁ……
だいたいパパがガウリイさんならママはきっとリナさんですよ」
をひこら……
「アメリアっ!!」
「今更否定することもなかろうが……」
ゼルがぼそっと呟く。
「ゼルっ!! 人が誤解するようなこと言わないでよっ!! ガウリイ、あんたも黙ってないで何か言いなさいよっ!!」
「え、いやオレは別に……」
少しばかり照れくさそうにガウリイは言う。
「ちょっとっ!!」
「はいはい、あっちの怖いおねぇさんはほっておきましょうねぇ。
自分の名前言えるかなぁ? な、ま、え」
「アメリアっ!! その怖いおねぇさんて誰のことよ誰のっ!!」
あたしの言葉など誰も聞く耳持たずで、女の子の答えを待つ3人。
いい、度胸してるわ……
「レイアちゃんっ!!」
「いい子ねぇ、レイアちゃんパパの名前言えるかなぁ?」
アメリアは非常に楽しそうに、その子、レイアに向かって話し掛ける。
しかし、自分のことちゃんつけて呼ばないでよ……というか、そんな風に呼ばせないでよ……
「ぱぱはねぇ、くらげっ!!」

ずべべべべべぇぇぇぇっ!!

4人そろって盛大にずっこける。
「ぱ、パパ、くらげなの?」
気を取りなおしてアメリアが言葉を返す。
「うんっ! ままねぇ、いっつもぱぱのことくらげってよぶのよ? ね、ぱぱ?」
ガウリイの手を握りつつその目をまっすぐに見て言う。
冷たい風が辺りに吹いたような気がした。

「じゃ、じゃあレイアちゃん……ママの名前は?」
引きつりながらアメリアがもう一度聞く。
なんとなくあたしは耳を塞ぎたかった。
「リナっ!」
ずべんっ!!
イヤ……地面とキスをしながらあたしは思った。
「ってことはやっぱしリナさんとガウリイさんの子どもじゃないですかぁっ」
アメリアが妙にうれしそうにこちらを見ながら言う。
「2人ともいつのまにっ!!」
「ふっ……」
ゼルの何かを含ませたようなため息。
「ちょぉぉぉぉっと待てっっ!! なんであたしがこんなくらげとっ……」
そ、そういえばくらげって言ってるのってあたしだけ……?
でもこのレイアって子は……

「はい、レイアちゃん、この人がママですよぉ〜」
やたらうれしそうにあたしを指差す。
「こらっ、アメリアっ!!」
勝手にそんなものにされてたまりますかってのっ!!
「まま、こんなへんなかっこしてないもんっっ!」
をひ……
「いい、度胸だ……」
あたしは思わず呪文を口ずさみ始めた。
アメリアが慌ててレイアをあたしから離す。
「わっ待てリナっ!! お前、自分の子まで手にかける気かっ!?」
ガウリイがあたしを後ろから羽交い締めにする。
「自分の子って、あたし子どもなんて産んだ覚えなんてないわよっ!!」
「そりゃ、そうだけど……」
「どーでもいいが、いい加減もう街に向かった方がいいと俺は思うんだが……」
今まで静観していたゼルが突然言い出した。
「それもそうですね……」
額に汗をちりばめつつアメリアも賛同する。
あたしも仕方なく従った。
まさかこんなことのせいで野宿なんてさらにいやである。



街まで出るのにそれほど時間は必要とはしなかった。
レイアはガウリイが肩車をして連れてきた。
どこからみてもりっぱな親子である。
あたしはなぜか不機嫌だった。
「おい、リナ……?」
そんなあたしに気づいてかガウリイが声を掛けてくる。
「何?」
あたしはそっけなく答える。
「いや、なんでもない」
それ以上聞いてはこなかった。
「ぱぁぱ、まぁまは?」
突然ガウリイの腕に抱かれたままレイアが寂しそうに口にする。
「ママって……」
ガウリイがちらりとあたしを見る。
「し、知らないわよっ」
分かるわけないじゃないっ
「ままぁ……」
しゃくりはじめるレイア。
無理もないだろう。こんな小さな女の子が母親とそれほど離れているわけがない。
あたしたちの前に現れてからそれなりに時は経過している。
「レイア泣かない泣かない。ママもうすぐ来るからな」
言うとあたしにしてるみたいに頭を撫でる。
「リナ」
「な、なんであたしなのよ!? 別に決まったわけじゃないでしょう!? 同じ名前の人かもしれないじゃないっ!」
「リナさん……」
「いつまでもつまらないいじ張ってるんじゃないっ」
ガウリイが声を荒げる。
どうしてよ。なんでそんな簡単に……
「……わ、分かったわよ……」
もういいわよっ
なんだってやってやろうじゃないっ!



***********************************************


続く♪

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1477Re:天使の落とし物 1神楽奈津 E-mail 3/25-04:24
記事番号1433へのコメント

題名かえない。だってこれたくさんあるんだもん(爆)

>あっけに取られているあたしたちなどおかまいなしにその子はガウリイに飛び付く。
>ガウリイはなにがなんだか分かってない様子で、慌ててその子を支える。
金色の髪の毛に青色の目をした女の子がガウリイに抱き付く・・・パパ(はあと)
>「ガウリイ……謎が多い男だとは思っていたが、まさか子どもまでいるとは……」
うそだあああああ!ガウリイは子供作るようなへまはしない(><)
>しかしその子の容姿もさる事ながらあんまり説得力がない。
しどろもどろになってみっともないのね(笑)でもそういうガウリイ見たいわ(笑)
>「目が据わってますって……」
そんなに,誰かに手を出したっての認めたくないみたいね(笑)

>なんだか分からないが体の奥底からわけの分からない怒りが込み上げてきている。
ほーらやきもち焼いてる♪
>「じゃ、なんでこの子あんたのこと『パパ』なんて呼ぶのよっ!?」
その子のパパにそっくりだからでは?(笑)
>アメリアとゼルは触らぬ神に祟り無しと言わんばかりにあたしたちから距離を取っている。
呪文は飛び出さないのでは?(笑)ガウリイが黒こげになるくらいで(爆)
>「け、喧嘩って……なんでそんな小さな子がんな単語知ってるのよ?」
いつもしてるのでは?(笑)
>「どうゆう家庭よ……」
奥さんが呪文で旦那様を吹っ飛ばす家庭(笑)
>「ねぇねぇリナさん。この子って目元がなんとなくリナさんに似てません?」
ってことはガウリイとリナの子供?(わくわく)
>「何くだらないこと言ってるのよっ!!」
くだらない・・・おいらは嬉しい♪(爆)
>だいたいパパがガウリイさんならママはきっとリナさんですよ」
アメリア・・・(苦笑)でもきっとそうよね(爆)
>「今更否定することもなかろうが……」
そうそう。否定なんかしても意味無いわ♪(爆)
>少しばかり照れくさそうにガウリイは言う。
ふはははははは。ガウリイが照れてる♪
>「はいはい、あっちの怖いおねぇさんはほっておきましょうねぇ。
おいこら・・・(^^;)そんなこと言ったら後で制裁が加えられるぞ(爆)
>「レイアちゃんっ!!」
可愛い名前ねえ(うっとり)
>「ぱぱはねぇ、くらげっ!!」
ぶはははははは。くらげなのねえ(笑)

>「うんっ! ままねぇ、いっつもぱぱのことくらげってよぶのよ? ね、ぱぱ?」
はははははは(笑)いっつもねえ(笑)

>「じゃ、じゃあレイアちゃん……ママの名前は?」
誰だろうねえ(笑)
>なんとなくあたしは耳を塞ぎたかった。
なんで?自分以外の人の名前を聞きたくなかったから?それとも自分の名前が出るかもしれないから?(笑)
>「リナっ!」
あーあ、予想通りだわ(笑)
>「ってことはやっぱしリナさんとガウリイさんの子どもじゃないですかぁっ」
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ(爆)
>「2人ともいつのまにっ!!」
さあ?いつのまになんだろうねえ(笑)
>「ちょぉぉぉぉっと待てっっ!! なんであたしがこんなくらげとっ……」
わかってないなあ(笑)気づけ(笑)
>そ、そういえばくらげって言ってるのってあたしだけ……?
そうね。あなただけよ(笑)

>勝手にそんなものにされてたまりますかってのっ!!
でも事実じゃ(爆)
>「まま、こんなへんなかっこしてないもんっっ!」
へんなかっこ・・・魔道士ルック?(笑)
>「わっ待てリナっ!! お前、自分の子まで手にかける気かっ!?」
リナの場合、子供を育てるためだとか言って谷底まで落としそうだからねえ(笑)
>「自分の子って、あたし子どもなんて産んだ覚えなんてないわよっ!!」
ほほう。作った覚えはあるのかい?(核爆)

>レイアはガウリイが肩車をして連れてきた。
>どこからみてもりっぱな親子である。
そしてその横にはママだと思われる女の人が一人・・・ふふふふふふふ(爆)
>あたしはなぜか不機嫌だった。
何故?取られた気がしたのかなあ?(にっこり)
>「ぱぁぱ、まぁまは?」
さあ?ママは不機嫌なんじゃない?(笑)
>「ままぁ……」
>しゃくりはじめるレイア。
うきゃあああああああああああ。かわいいいいいいいいいい(はあと)
>「レイア泣かない泣かない。ママもうすぐ来るからな」
>言うとあたしにしてるみたいに頭を撫でる。
パパぶりがいたについてる(笑)
>「な、なんであたしなのよ!? 別に決まったわけじゃないでしょう!? 同じ名前の人かもしれないじゃないっ!」
いーかげん認めなさい(笑)どっからどうみたってあなたがママよ(笑)
>「いつまでもつまらないいじ張ってるんじゃないっ」
>ガウリイが声を荒げる。
ほえ、珍しい。傷ついてるのかな?ガウリイ

今日はここできるです♪

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1487Re:天使の落とし物 1真琳 3/26-04:04
記事番号1477へのコメント

>題名かえない。だってこれたくさんあるんだもん(爆)
んじゃ、あたしもそうしよ(爆)
>
>>あっけに取られているあたしたちなどおかまいなしにその子はガウリイに飛び付く。
>>ガウリイはなにがなんだか分かってない様子で、慌ててその子を支える。
>金色の髪の毛に青色の目をした女の子がガウリイに抱き付く・・・パパ(はあと)
ををーい、戻ってこぉい・・・・・・
>>「ガウリイ……謎が多い男だとは思っていたが、まさか子どもまでいるとは……」
>うそだあああああ!ガウリイは子供作るようなへまはしない(><)
(爆笑)
でもそーかもしんない・・・・・・
>>しかしその子の容姿もさる事ながらあんまり説得力がない。
>しどろもどろになってみっともないのね(笑)でもそういうガウリイ見たいわ(笑)
しかもリナの前でだけうろたえてるのが見てみたい(死)
>>「目が据わってますって……」
>そんなに,誰かに手を出したっての認めたくないみたいね(笑)
あはははははは(^^;;
>
>>なんだか分からないが体の奥底からわけの分からない怒りが込み上げてきている。
>ほーらやきもち焼いてる♪
ま、基本でしょう(ぉ
>>「じゃ、なんでこの子あんたのこと『パパ』なんて呼ぶのよっ!?」
>その子のパパにそっくりだからでは?(笑)
そうそう。
>>アメリアとゼルは触らぬ神に祟り無しと言わんばかりにあたしたちから距離を取っている。
>呪文は飛び出さないのでは?(笑)ガウリイが黒こげになるくらいで(爆)
いやほら、いつ何が怒るか分からないでしょう(笑)
>>「け、喧嘩って……なんでそんな小さな子がんな単語知ってるのよ?」
>いつもしてるのでは?(笑)
そうそう、それこそ日常だろうし。
>>「どうゆう家庭よ……」
>奥さんが呪文で旦那様を吹っ飛ばす家庭(笑)
うんうん。やっぱそうなるだろうねぇ。
>>「ねぇねぇリナさん。この子って目元がなんとなくリナさんに似てません?」
>ってことはガウリイとリナの子供?(わくわく)
くふ(妖)
>>「何くだらないこと言ってるのよっ!!」
>くだらない・・・おいらは嬉しい♪(爆)
あたしは楽しい(をひ)
>>だいたいパパがガウリイさんならママはきっとリナさんですよ」
>アメリア・・・(苦笑)でもきっとそうよね(爆)
つーかそれ以外は認めたくない。
>>「今更否定することもなかろうが……」
>そうそう。否定なんかしても意味無いわ♪(爆)
うん。
否定する要素もないしね。
>>少しばかり照れくさそうにガウリイは言う。
>ふはははははは。ガウリイが照れてる♪
見てみてぇ・・・・・・
>>「はいはい、あっちの怖いおねぇさんはほっておきましょうねぇ。
>おいこら・・・(^^;)そんなこと言ったら後で制裁が加えられるぞ(爆)
うん、あたしもそう思った。
>>「レイアちゃんっ!!」
>可愛い名前ねえ(うっとり)
でしょでしょ(はあと)
>>「ぱぱはねぇ、くらげっ!!」
>ぶはははははは。くらげなのねえ(笑)
まんまでしょう。
>
>>「うんっ! ままねぇ、いっつもぱぱのことくらげってよぶのよ? ね、ぱぱ?」
>はははははは(笑)いっつもねえ(笑)
きっといつもけんかしてるのよ(ぉ
>
>>「じゃ、じゃあレイアちゃん……ママの名前は?」
>誰だろうねえ(笑)
ふふふふふふふ・・・・・・・
>>なんとなくあたしは耳を塞ぎたかった。
>なんで?自分以外の人の名前を聞きたくなかったから?それとも自分の名前が出るかもしれないから?(笑)
両方っ(どきっぱし)
>>「リナっ!」
>あーあ、予想通りだわ(笑)
ま、そーしないと続かないしぃ。
>>「ってことはやっぱしリナさんとガウリイさんの子どもじゃないですかぁっ」
>ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ(爆)
妖しいって(^^;;
>>「2人ともいつのまにっ!!」
>さあ?いつのまになんだろうねえ(笑)
そんなの知るかっ
>>「ちょぉぉぉぉっと待てっっ!! なんであたしがこんなくらげとっ……」
>わかってないなあ(笑)気づけ(笑)
気づきたくないしぃ(ぉぉぉ
>>そ、そういえばくらげって言ってるのってあたしだけ……?
>そうね。あなただけよ(笑)
あたしも書きながらふと気づいた(爆死)
>
>>勝手にそんなものにされてたまりますかってのっ!!
>でも事実じゃ(爆)
そそ。
>>「まま、こんなへんなかっこしてないもんっっ!」
>へんなかっこ・・・魔道士ルック?(笑)
うん。
>>「わっ待てリナっ!! お前、自分の子まで手にかける気かっ!?」
>リナの場合、子供を育てるためだとか言って谷底まで落としそうだからねえ(笑)
いや、いくらなんでもそこまでは・・・・・・(^^;;
>>「自分の子って、あたし子どもなんて産んだ覚えなんてないわよっ!!」
>ほほう。作った覚えはあるのかい?(核爆)
ないわぁっ!!!!!
>
>>レイアはガウリイが肩車をして連れてきた。
>>どこからみてもりっぱな親子である。
>そしてその横にはママだと思われる女の人が一人・・・ふふふふふふふ(爆)
(笑)
>>あたしはなぜか不機嫌だった。
>何故?取られた気がしたのかなあ?(にっこり)
ちゃうって(^^;;
>>「ぱぁぱ、まぁまは?」
>さあ?ママは不機嫌なんじゃない?(笑)
そうそう(こっくり)
>>「ままぁ……」
>>しゃくりはじめるレイア。
>うきゃあああああああああああ。かわいいいいいいいいいい(はあと)
ああ。壊れてる壊れてる・・・・・・・
>>「レイア泣かない泣かない。ママもうすぐ来るからな」
>>言うとあたしにしてるみたいに頭を撫でる。
>パパぶりがいたについてる(笑)
てことは昔からか(遠い目)
>>「な、なんであたしなのよ!? 別に決まったわけじゃないでしょう!? 同じ名前の人かもしれないじゃないっ!」
>いーかげん認めなさい(笑)どっからどうみたってあなたがママよ(笑)
そうそう。だって作者が真琳だし(ぉ
>>「いつまでもつまらないいじ張ってるんじゃないっ」
>>ガウリイが声を荒げる。
>ほえ、珍しい。傷ついてるのかな?ガウリイ
いや、違うと思う。
>
>今日はここできるです♪
投稿したら続きがUPしてあった(笑)

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1434天使の落とし物 2真琳 3/17-19:42
記事番号1432へのコメント

続き♪



********************************************



ノースリーブのワンピースに白のボレロ。
レイアが魔道士姿のあたしを知らないのなら、ごく普通の格好をすればいいはず。
「まぁまっ!!」
あたしのその姿を見るなり、ガウリイの腕を抜け出してあたしに飛び付いてくる。
なんでこんなに元気なんだか……
レイアを腕で支えながら、あたしはなぜか自分でも分からないが沈んだ気分になった。
「リナ」
呼ばれて顔を上げるとガウリイの目と合った。
「ちゃんと親子に見えるぜ?」
包み込むような優しい眼差し。
あたしは何も答えられなかった。
「リナ?」
「ううん、なんでもないわ……」

「それにしてもなんでレイアちゃん、魔道士姿のリナさんだとだめなんでしょうね?」
思い出した様にアメリアが言う。
「それもそーね……」
最初の時もどっちかっていうとあたしの格好のほうに嫌悪感を抱いていたって感じだったし……
「何か嫌な思い出でもあるんじゃないのか?」
「それは十分考えられますね」
ゼルが言い出した事にアメリアがやたらと納得した様に頷く。
「こらっ!! あんたたち人のことなんだと思ってるのよ!?」
「リナ、あんまり騒ぐな」
ガウリイが横から口を出す。
「なによっ? ガウリイっ」
文句でもあるわけ?
「レイア、寝てるって……」
ガウリイが指差した方、つまりレイアは安心しきったかのように眠りこけてる。
「あ……」
「きっと安心したんですよ。リナさんの腕の中で……」
どうして……?
未来では母親なのかもしれない。でも今のあたしとは違ってるはずなのに……
何で安心できるの?
「結構、若奥様やってるんじゃありません? 魔道とかからは遠ざかっちゃって……」
暖かな眼差しであたしを見る。
「リナ、変わろうか?」
「え?」
「レイア、重いだろ?」
ガウリイ……
「ううん、大丈夫。ありがと」


突然、レイアが目を覚ました。
まるで何かに反応したかのように。
「レイア?」
「なまごみっ」
「へ?」
な、なまごみ?
不意に後ろに現れた気配。
「リナっ!」
ガウリイがレイアごとあたしを引き寄せる。
「あれ? 分かっちゃいましたか?」
のほほんとした声。
『ゼロスっ!!』
4人が4人とも声を上げた次の瞬間―――
「なまごみっっ!!」
レイアがはしゃぐ。
一瞬間を置き、途端笑い出すあたしたち。
「なまごみ、ってひょっとしてそれ、僕の事ですか?」
少々引きつりながらゼロスは問う。
「なまごみ、なまごみぃ♪」
ゼロスを指差しながらその言葉を連発する。
あたしたちの笑いは止まらない。
「あ、あのぉ〜〜〜」
やたら情けない声でゼロスは話かけようとするが、応える者は誰もいなかった。


「なるほど……それで、ですか」
一通り今までのいきさつをゼロスに説明すると、彼はそう言った。
「それって?」
あたしはレイアを抱えながらゼロスに聞く。
ちなみにレイアはなまごみなまごみとうるさいのでゼロスに出させたおもちゃで遊ばせてたりする。
「大きな反応が突然現れたんですよ」
「どんな?」
「リナさんくらいの魔力の持ち主……とでも言えば分かりますか?」
どこか含んだような表情でゼロスは言う。
「まさか!?」
アメリアが驚きの表情でレイアを見る。
あたしとゼルは黙ってゼロスの言葉を待った。
ちなみにガウリイは半睡眠モードに入りつつある。
「そう、レイアさんですよ。もっとも、彼女と言うよりはそのペンダントの方みたいですけどね」
「これがか!?」
ゼルがそっと手のひらにそれを取る。
小さな親指の爪くらいの大きさの赤い宝石。それに何かの金属で装飾が施してある。
「構造的には恐らくリナさんの持ってる魔血玉と似たようなものだととは思われるんですけど、詳しいことは……」
「お守りみたいな形で持たせたんでしょうか?」
アメリアが首をかしげる。
「さあ、そこまでは……」
「さすがのゼロスも分からないって事ね」
「ま、まぁ平たく言ってしまえばそうなんですけど」
後ろ頭を掻きながら面食らったような口調で答える。
「恐らく未来にリナさんが何らかの理由でそれに魔力を込め、そしてレイアさんに持たせたのでないかと」
「その膨大な魔力とあの竜破斬で何かが作用して空間が開いたとでも言うのか?」
ゼルがつかみ掛かるような感じでゼロスに問う。
相変わらず毛嫌いしてるなぁゼルの奴。
「ええ、恐らくは……なにしろそんなペンダント見たことありませんから」
それを最後に皆が押し黙る。


「で、結局はそれだけのために出て来たわけ?」
一息ついてあたしは探るような視線をゼロスに向ける。
「出て来たって……そんな人を蚊やごきぶりみたいに言わないで下さいよ」
「でも間違ってはいませんよね。ゼロスさんは人じゃないんだし、魔族なんですからどんな姿も取れるんですし」
アメリア、結構ひどいこと言ってるぞ、それ……
あ、ゼロスいじけてるし…………相変わらず変な魔族……
「どうせ僕なんて……僕なんて……」
「ああっうざったいっ!! さっさと用件済まして帰りなさいよっ!!」
「あれ? 言いませんでしたっけ?」
今までいじけていたのはどこのどいつやらと思わせるような回復ぶり。
「まさか秘密と言うんじゃなかろうな?」
きっとゼロスを睨み据えるゼル。
「嫌ですねぇ、そんなことあるわけないじゃないですか」
「じゃあ、何だって言うんですか?」
アメリアもジロリと睨む。
「決まってるじゃないですか。暇だったからですよ」
「人を暇つぶしの道具にするんじゃないっ!!」
「まぁまぁ、そんなに怒らないで下さいって。僕だってリナさんのお子さんを見たかったんですって」
怪しい……
「あんた、なにか企んでない?」
あたしは声のト−ンを低くしてゼロスに問う。
「……それは秘密です」
いつものごとく人差し指を立てて口の前に持っていく。
「ゼロスっ!!」
「おお、こわ。母は強しとでもいうのでしょうかね」
まるでからかうような言い方。
むっかぁぁぁぁぁっ!!!!
「ガウリイ、レイアお願いっ!」
「は?」
いきなりのことで状況が把握できていないらしい。
が、無視して寝ぼけ眼のガウリイにレイアを押し付ける。
「火炎球っ!!」
「おっと、いきなり危ないじゃないですか。お子さんだっていらっしゃるんでしょう」
ひらりと空中でかわす。火炎球は恐らくゼロスがやったのだろうが空中で掻き消えた。
当たっても意味はないのだが当たらないとそれなりにむかつくものである。
「やっかましっ!!」
「リナさん、街中ですよぉ……」
アメリアがあたしを諌めるかのように言う。
「レイアちゃんも〜〜〜っ!!」
ガウリイの腕の中で途端レイアが騒ぎ出す。
『え?』
一同、レイアに視線を集中した。
「ふぁいあ〜ぼぉ〜〜〜るっっ!!」
ちゅっっどぉぉぉぉぉぉん!!!
レイアが放ち終わった先にはもうすでに真っ黒焦げになったゼロスがあっけにとられたように佇んでいた。
「うそ……あたしのより威力あるじゃないのよ……」
「さすが、リナさんの子どもですね」
「ああ、まったくだ」
「……複雑だな……」
口々に呟く中、レイアだけが妙に楽しげに騒いでいた。



**********************************************



まだ続く♪

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1485Re:天使の落とし物 2神楽奈津 E-mail 3/26-03:44
記事番号1434へのコメント

ああ、今日もきっと二つしか出来ないわね(;;)

>ノースリーブのワンピースに白のボレロ。
ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふ。美人さんねえ。リナちゃん(はあと)
>あたしのその姿を見るなり、ガウリイの腕を抜け出してあたしに飛び付いてくる。
可愛い・・・ふふふふふふふふふふふふ(爆)
>なんでこんなに元気なんだか……
ママに会えたから(はあと)
>レイアを腕で支えながら、あたしはなぜか自分でも分からないが沈んだ気分になった。
主婦でもないのにいきなり子供の世話をしなきゃいけなくなったから?(笑)
>呼ばれて顔を上げるとガウリイの目と合った。
ああ、普通の幸せな家庭〜♪
>包み込むような優しい眼差し。
ガウリイおおらか(笑)きっとにわかとはいえパパになれたのがうれしかったのだな(笑)
リナとの子供だし(笑)
>「ううん、なんでもないわ……」
でも幸せなんだよね。きっと♪

>最初の時もどっちかっていうとあたしの格好のほうに嫌悪感を抱いていたって感じだったし……
呪文でも巻き添えでくらった・・・・ら死ぬわい(爆)
>「リナ、あんまり騒ぐな」
ほえ,どったの?ガウリイ
>「レイア、寝てるって……」
レイアって・・・すっかり自分の娘として扱ってるわね。ガウリイ(笑)
>「きっと安心したんですよ。リナさんの腕の中で……」
ママの腕の中って安心出来るよね♪
>未来では母親なのかもしれない。でも今のあたしとは違ってるはずなのに……
>何で安心できるの?
ママはママだからでしょ?っていうか今子供を産んでないとしても、世話やくとママぶりがいたにつくってやつ(笑)
>「結構、若奥様やってるんじゃありません? 魔道とかからは遠ざかっちゃって……」
達人級の料理の腕を持つ,旦那様を幸せいっぱいにする若奥様?(笑)
>「リナ、変わろうか?」
優しい・・・見てるおいらが幸せ(はあと)
>「レイア、重いだろ?」
命の重さだから平気だと思う(^−^)
>ガウリイ……
あ、ここらへん複雑だけど幸せなんだろうね(笑)
>「ううん、大丈夫。ありがと」
あ、珍しくお礼いってるね。てれもせずに(笑)

>突然、レイアが目を覚ました。
>まるで何かに反応したかのように。
あや?どったの?レイアちゃん
>「レイア?」
ああ、パパだわ(笑)
>「なまごみっ」
へ?もしかしてあれが来たの?(笑)
>「リナっ!」
>ガウリイがレイアごとあたしを引き寄せる。
おお!反射的に助けてる!さすがパパだわ!(爆)
>『ゼロスっ!!』
ああ、やっぱり・・・でてこんでいい!(爆)
>「なまごみっっ!!」
ぶはははははは。なまごみ(笑)
>レイアがはしゃぐ。
はしゃぐって・・・よーするに良く目にするわけ?(苦笑)
>「なまごみ、ってひょっとしてそれ、僕の事ですか?」
あんたしかいないでしょうが(笑)
>「なまごみ、なまごみぃ♪」
歌うなああああ(笑)でもからかうの楽しいのね(笑)おもちゃといっしょ(爆)
>あたしたちの笑いは止まらない。
とまらないよね。普通(笑)

>ちなみにレイアはなまごみなまごみとうるさいのでゼロスに出させたおもちゃで遊ばせてたりする。
っていうか言われるのがゼロスいやだったからおもちゃ与えたんでしょ?(笑)
>「リナさんくらいの魔力の持ち主……とでも言えば分かりますか?」
ふえええええ?!重破斬唱えられるような魔力の大きさのが?!
でもこれって気がよめるってことよね・・・すごいわ!
>ちなみにガウリイは半睡眠モードに入りつつある。
寝るな。きさまあああああああ!魔族の前でねこけてちゃリナとレイアちゃん守れないぞおおおお!
>「お守りみたいな形で持たせたんでしょうか?」
子供が心配で・・・いい母親やねえ(ほろり)

>「で、結局はそれだけのために出て来たわけ?」
魔族って時間が余ってるから暇なんでしょ?(笑)
>「でも間違ってはいませんよね。ゼロスさんは人じゃないんだし、魔族なんですからどんな姿も取れるんですし」
そ、何にだってなれちゃうのよ(笑)
>「決まってるじゃないですか。暇だったからですよ」
ほら、暇人(暇魔族?(笑))
>「おお、こわ。母は強しとでもいうのでしょうかね」
そう!母はつよしよ!(笑)
>「レイアちゃんも〜〜〜っ!!」
へ、何するの?(^^;)
>「ふぁいあ〜ぼぉ〜〜〜るっっ!!」
おおおおおおおおい!?2、3歳の女の子が〜?!(^^;)
>レイアが放ち終わった先にはもうすでに真っ黒焦げになったゼロスがあっけにとられたように佇んでいた。
命中(笑)さすがリナの子供(笑)
>「さすが、リナさんの子どもですね」
さすがレイアちゃん(笑)
>「……複雑だな……」
ガウリイ、娘がまた盗賊いじめとか行くの心配?(笑)

さて、次いこ。次

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1488Re:天使の落とし物 2真琳 3/26-04:20
記事番号1485へのコメント

>ああ、今日もきっと二つしか出来ないわね(;;)
沈むな、きっと(^^;;
>
>>ノースリーブのワンピースに白のボレロ。
>ふ、ふふふふふふふふふふふふふふふ。美人さんねえ。リナちゃん(はあと)
>>あたしのその姿を見るなり、ガウリイの腕を抜け出してあたしに飛び付いてくる。
>可愛い・・・ふふふふふふふふふふふふ(爆)
けけけけけ(あんたもつられてどうする)
>>なんでこんなに元気なんだか……
>ママに会えたから(はあと)
そだねぇ(^^)
>>レイアを腕で支えながら、あたしはなぜか自分でも分からないが沈んだ気分になった。
>主婦でもないのにいきなり子供の世話をしなきゃいけなくなったから?(笑)
いや、ちと違うんだな。
>>呼ばれて顔を上げるとガウリイの目と合った。
>ああ、普通の幸せな家庭〜♪
うらやましい(違うって)
>>包み込むような優しい眼差し。
>ガウリイおおらか(笑)きっとにわかとはいえパパになれたのがうれしかったのだな(笑)
さぁ、どうなんだろ。
>リナとの子供だし(笑)
あ、そうそう、それは大いに有りあるね。
>>「ううん、なんでもないわ……」
>でも幸せなんだよね。きっと♪
うん、すっごく幸せ(それは自分だろう)
>
>>最初の時もどっちかっていうとあたしの格好のほうに嫌悪感を抱いていたって感じだったし……
>呪文でも巻き添えでくらった・・・・ら死ぬわい(爆)
さすがにガウリイとかゼルとかアメリアほどの耐久性はまだ持ち合わせてないだろうね。
>>「リナ、あんまり騒ぐな」
>ほえ,どったの?ガウリイ
くす。
>>「レイア、寝てるって……」
>レイアって・・・すっかり自分の娘として扱ってるわね。ガウリイ(笑)
ガウリイがちゃんとかつけて呼んだらかなり恐いと思う。
でもリナたちって名前呼び捨てが当たり前でしょう。日本じゃないんだから。
さんとか様、くらいはつけるだろうけど。
>>「きっと安心したんですよ。リナさんの腕の中で……」
>ママの腕の中って安心出来るよね♪
そうそう。
>>未来では母親なのかもしれない。でも今のあたしとは違ってるはずなのに……
>>何で安心できるの?
>ママはママだからでしょ?っていうか今子供を産んでないとしても、世話やくとママぶりがいたにつくってやつ(笑)
そのへんはよく分からんが(^^;;
>>「結構、若奥様やってるんじゃありません? 魔道とかからは遠ざかっちゃって……」
>達人級の料理の腕を持つ,旦那様を幸せいっぱいにする若奥様?(笑)
そうそう。
でも実際いい奥さんにはなるだろうね。
>>「リナ、変わろうか?」
>優しい・・・見てるおいらが幸せ(はあと)
(^^;;
>>「レイア、重いだろ?」
>命の重さだから平気だと思う(^−^)
そうゆうもん?
>>ガウリイ……
>あ、ここらへん複雑だけど幸せなんだろうね(笑)
恐らくは。
>>「ううん、大丈夫。ありがと」
>あ、珍しくお礼いってるね。てれもせずに(笑)
たまにはだからオッケ(ぉ
>
>>突然、レイアが目を覚ました。
>>まるで何かに反応したかのように。
>あや?どったの?レイアちゃん
どうかしたんでしょう、起きたんだから(ぉぉぉぉ
>>「レイア?」
>ああ、パパだわ(笑)
(笑)
そだね。
>>「なまごみっ」
>へ?もしかしてあれが来たの?(笑)
そうそう。
>>「リナっ!」
>>ガウリイがレイアごとあたしを引き寄せる。
>おお!反射的に助けてる!さすがパパだわ!(爆)
保護者だし。
>>『ゼロスっ!!』
>ああ、やっぱり・・・でてこんでいい!(爆)
だって、出した方が面白いんだもん。今回は。
>>「なまごみっっ!!」
>ぶはははははは。なまごみ(笑)
いいっしょ。
>>レイアがはしゃぐ。
>はしゃぐって・・・よーするに良く目にするわけ?(苦笑)
そこまでは分からんが、遊びに来るんでしょう。
んでその時にリナたちにあれは生ごみだから近づいちゃだめよとか言われてるんでしょう(ぉぉぉぉ
>>「なまごみ、ってひょっとしてそれ、僕の事ですか?」
>あんたしかいないでしょうが(笑)
うんうん。
>>「なまごみ、なまごみぃ♪」
>歌うなああああ(笑)でもからかうの楽しいのね(笑)おもちゃといっしょ(爆)
そう、おもちゃなんです(どきっぱり)
>>あたしたちの笑いは止まらない。
>とまらないよね。普通(笑)
うん。
>
>>ちなみにレイアはなまごみなまごみとうるさいのでゼロスに出させたおもちゃで遊ばせてたりする。
>っていうか言われるのがゼロスいやだったからおもちゃ与えたんでしょ?(笑)
それもあるかも。
>>「リナさんくらいの魔力の持ち主……とでも言えば分かりますか?」
>ふえええええ?!重破斬唱えられるような魔力の大きさのが?!
そこまでは分からんが。
>でもこれって気がよめるってことよね・・・すごいわ!
だってゼロスだし。
>>ちなみにガウリイは半睡眠モードに入りつつある。
>寝るな。きさまあああああああ!魔族の前でねこけてちゃリナとレイアちゃん守れないぞおおおお!
きっと被害を加えないって直感したのよ、うん。
>>「お守りみたいな形で持たせたんでしょうか?」
>子供が心配で・・・いい母親やねえ(ほろり)
それは知らん。
でも心配はするだろうね。
>
>>「で、結局はそれだけのために出て来たわけ?」
>魔族って時間が余ってるから暇なんでしょ?(笑)
絶対彼らは暇だよ。
>>「でも間違ってはいませんよね。ゼロスさんは人じゃないんだし、魔族なんですからどんな姿も取れるんですし」
>そ、何にだってなれちゃうのよ(笑)
そうそう。
>>「決まってるじゃないですか。暇だったからですよ」
>ほら、暇人(暇魔族?(笑))
(笑)<暇魔族
>>「おお、こわ。母は強しとでもいうのでしょうかね」
>そう!母はつよしよ!(笑)
そうそう。そーじゃなきゃ子どもについてけないでしょう(^^;;
>>「レイアちゃんも〜〜〜っ!!」
>へ、何するの?(^^;)
見てれば分かる(ぉ
>>「ふぁいあ〜ぼぉ〜〜〜るっっ!!」
>おおおおおおおおい!?2、3歳の女の子が〜?!(^^;)
たぶんねぇ、それがいっつもだから混沌の言語とか勝手に頭に入っちゃってるんだよ。
その頃の子ってなんでもすぐに覚えてくでしょう?
>>レイアが放ち終わった先にはもうすでに真っ黒焦げになったゼロスがあっけにとられたように佇んでいた。
>命中(笑)さすがリナの子供(笑)
ガウリイの子でもあるし・・・・
>>「さすが、リナさんの子どもですね」
>さすがレイアちゃん(笑)
彼女は強いっすよ、ほんとに。
>>「……複雑だな……」
>ガウリイ、娘がまた盗賊いじめとか行くの心配?(笑)
盗賊いぢめはないだろうけど、その他うんぬんで。
魔族とかとか。
>
>さて、次いこ。次
へいっす。

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1435天使の落とし物 3真琳 3/17-19:44
記事番号1432へのコメント

続き♪



******************************************



ゼロスはレイアに思いっきり魔法を食らったことがかなりショックだったらしく、早々に消えていった。
ま、無理もないかもしれない。
あたしでさえあれはちょっぴし心臓に悪かったし。
「問題はこの子よね……」
「リナさんと一緒でいいじゃないですか」
「同感だな」
アメリアの提起にゼルも納得する。
ガウリイはあたしたちの後ろでひとり不満そうな顔をしてたりする。
……まぁだいたい原因はわかるけど、あいつのことだし。
そう、あたしたちは宿屋の部屋割りで困っていた。
いつもなら2人部屋2つなんだけど、いくらレイアが小さいとはいえシングルで一緒に寝るのは狭すぎる。
……はぁ、なんでまったくこんなことになるんだか……
かと言って役所に連れて行ったところで、どうせレイアは両親としてあたしたちの名前を挙げるんだろうから周囲からどのような視線が来るのかは目に見えている。
もう夕方にもなるし、仕方なく一晩は預かろうと決めたのだが……
「レイアちゃんねぇ、ぱぱとままといっしょにねるのよっ」
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!???」
宿屋を貫くほどの声だった。
一瞬にしてほかの客の注目を浴びる。
……う、あぅ……
「ちょ、ちょっと、レイア? 今日はママと一緒に寝ましょうね。パパはダメよぉ」
あたしは冷や汗だくだく流しながらレイアに言い聞かせる。
「いやっ ぱぱもいっしょなのっ!」
「レイアちゃん、いい子だからわがまま言っちゃだぁめっ」
「いやったらいやなのっ! ぱぱもいっしょなのっ!!」
言ってガウリイの手をつかむ。
……まわりのほかの人間からほほえましい視線を受けてるのは気のせいなのだろうか……
「リナ2号だな……」
「ちょっとゼルっ それどういう意味よっ!?」
「そのまんまだろう」
すっとぼけるような顔をして言ってのける。
こぉのっ!!
「リナさん……一日くらいあきらめてレイアちゃんに従いましょう」
なだめる様にアメリアがあたしの肩に手を置いた。
あうぅ……

くっそう、なんだかレイアに良いように遊ばれてるよーな気がしないでもないっ……



食事時もレイアはすごかった。
あたしたちに負けないくらいの食べっぷり。
そして、街中で見せた魔法。
極め付けはやはり容姿か。
ガウリイそっくりの金髪と空色の瞳。
顔立ちはどちらかというとあたし。アメリアは目元がそっくりだとか言ってけど。
もはや完全に2人のどちらかの子、もしくは両方の子であることは誰もが認める事だった。


「はい、レイアちゃんばんざーいっ!」
「レイアちゃんばんざーいっ!」
別にふざけてるわけではない。単なるレイアの着替えである。
ちなみに今はジャンパースカートを脱がせていただけなのだが。
しっかし、完全にあたしのこと母親だと思ってる。
かわいいんだよねぇ……
なんか手放したくない……ってぇっ!!
……何考えてるかな、あたしは……
ふいに止まってしまった手を動かしてレイアにパジャマを着せる。
無理を言って宿の人に借りてきた子ども用のパジャマを。
「はい、できあがり」
「レイアちゃんできあがりっ」
いつでもあたしの言葉をまねして繰り返す。
自分のことをちゃんをつけて呼ぶのはもしかしてあたしのせい?
……気をつけよ。
「じゃ、もう寝よっか」
「レイアちゃんねるの?」
「そうよぉ、あんまり遅くまで起きてるとママみたいにかわいくなれないのよ」
「うんっ!」
あたしが言ってることの意味が分かってるのかそうでないのか……思いっきり元気よくレイアは答えた。
後ろから笑い声が聞こえる。
今まで髪の毛をふきながらあたしたちのやり取りを見ていたガウリイが笑い出したのだ。
「なによっ?」
あたしたちを見ながら笑うとは、ガウリイのくせに生意気なっ!
くるっと振り向くとただただにこにこと笑っているガウリイがいて、あたしはなんとなく脱力感を覚える。
ほんっとに、こいつは……
「いや、おかしくてさ」
その表情があまりにも暖かすぎて、あたしは何も言えなくなる。
しばらくやわらかな、ほんとうにやわらかな……そして静かな空気があたしたちを覆っていた。
その中で、あたしとガウリイはお互いをただ見ていた。
レイアが言葉を発するまで。
「まぁま、ぱぱはおねむしないの?」
大きな目を更に大きくするような感じでレイアはあたしを見上げてきた。
「だって。どうするの?」
一瞬だけレイアに向くとすぐに視線をガウリイに戻し、自分では答えないであえてガウリイに聞いてみる。
「んじゃ、パパもレイアちゃんと一緒に寝ようかな?」
やっぱ、そうなるわけよね……
宿屋に入って最初妙に不機嫌そうだったのはそのせいだろうし……
ったくどっちが子どもよ。
「まぁま?」
「ん? なぁに?」
ガウリイに似て鋭いわ、この子。
「さ、レイア、ベッドに行こうな」
それを読んでかそうでないのか、ガウリイがレイアを抱き上げる。
ちなみに、宿屋の主人が快く貸してくれたのはちょっと大きめのダブルベッド付きの部屋。
最初の騒ぎでなにか思ったんだろうけど……良いんだか悪いんだか……
それでも3人寝てもちょっと余裕があるからこのくらいでよかったのかもしれない。


「寝ちゃったの?」
「ああ、そうみたいだな」
ガウリイがベッドに寝かせてすぐだった。
「寝付きいいわねぇ……」
「お前みたいだな」
なにげにガウリイが言った。
「ちょっとっ!?」
「だってお前野宿した時なんてすぐ寝ちまうだろう? それこそほんの数分で」
あ、そうゆうことか、びっくりしたぁ……
「がっ、ガウリイだって同じじゃないっ」
負けてたまるかとあたしは言い返す。
「そうかぁ?」
「そうよっ!」
レイアが寝てるのにもかかわらず大きな声になってしまう。
ま、ガウリイの子だったらそれこそ少しくらい大きな声になったって起きやしないだろう。

「かわいいわよね」
寝顔を見ててふとそんな言葉が自然と口を滑り出た。
「ああ」
ガウリイも横になってレイアを見ている。
「あたしの子だもんね」
「そうだな……」
すらっとそう答えが返ってきてあたしは顔が火照るのを感じた。
「……なんかね、悔しかったんだ」
「何が?」
「だって、なんかもう未来は決められちゃってるみたいじゃない」
ずっとそれが心に引っかかってた。
レイアが存在してるということですでに決定されている事。
それがあたしが心のどこかで望んでいる事だとしても。
「ばぁか、そんなので悩んでたのか?」
「ば、バカって何よっ!!」
普段自分が脳みそスライムとか、ヨーグルト頭とか言ってるガウリイにそれを言われるとやたらとむかつく。
「だって、現に今ここにレイアがいたとしてもオレたちがこれから歩く未来が必ずしも同じになるとは限らないだろ?」
「そ、そりゃ……」
「それに、分かってるのはレイアが生まれてるってことだけで、そこまでに至る過程とかは何も分かってないじゃないか」
あ……
「……うん、そうだね……」
何を悩んでいたんだろう。あたしらしくもない。
未来はいくらでも作れるものなのに。
1つって決まったわけじゃないのに……


「別にガウリイと結婚するってわけでもないのよね」
「え゛……?」
まともにガウリイが表情を崩したような気がした。
「よかったぁ、やっぱ夢は玉の輿に限るわっ!!」
「お、おい?」
「で、相手はやっぱりレイアから察して金髪で碧眼の持ち主に決まってるのよっ」
「ちょ、リナっ!?」
「何よ、ガウリイ。
絶対、ガウリイなんかが簡単には声をかけることができなくなるくらいの身分になってやるんだからっ」
つい握りこぶしなんぞ作ってしまう。
「そんな未来は却下だ」
あ、なにげに目が怒ってる?
「どうしてよ、未来は分からないって言ったのはガウ……」
そっと触れるだけの優しいキス。
「これで玉の輿はご破算な」
ついっとあたしの唇に人差し指を当てる。
「なっ、なにするのよっ!?」
「何って、キスだろ?」
「そっ、そうじゃなくて、なんでキスなんてするのよっ!?」
ああ、なんか頭の中が混乱するっ!!
「決まってるだろ。リナだから」
「はぁ?」
な、何が言いたいわけ?
あたしが分からないって顔をしてると、ガウリイは苦笑する。
「お前が好きだってこと」
………………
「え? い、いやあの……???」
「リナは?」
「へ?」
そ、そんないきなりいろんな事言ってこないでよっ!!
ますます頭の中がぐちゃぐちゃになるっっ
ふわっとガウリイの手があたしの頬に触れた。
「オレの事嫌い?」
んなこと微笑みながら聞いてくるなぁっ!!?
あたしは心の中で絶叫する。
「き、嫌いって……」
ああぁっ、もうなんだかわかんないっ!!
「嫌だったら避けろよ……」
ゆっくりとガウリイの空色の瞳が近づいてくる。
避けろって、そんな瞳で見つめられちゃ……
……再び唇が重なった。


「もうっ、レイアだっているのに……」
「寝ちゃってるから平気だよ」
いけしゃあしゃあと答える。
「そうゆう問題じゃないでしょっ!!」
「じゃ、どうゆう問題だよ?」
「う……」
くっそぉぉぉ、なんでこうゆう時に限って何も言い返せないかなぁぁぁ??
この、リナ=インバースともあろうものが、ガウリイなんかに簡単に言い負かされるなんてぇっ!!
その後しばらく沈黙が続いていた。



「明日……」
「明日?」
「レイア、還す方法考えないとね……」
あたしたちの間で平和そうにすかすかと眠りこけるレイアを見ながらあたしは何気に呟いた。
「そうだな……」
どこか遠くを見つめるような眼差しでガウリイは応えた。
「寂しい?」
「そりゃ少しは、な」
あたしを見て小さく微笑む。
「もう寝ようぜ」
「うん……」
「おやすみ」
「おやすみ、パパ」
あたしは冗談ぽく返した。
目を瞑ったまま、ガウリイは笑う。
そしてその唇だけが語った。
―――バカ。さっさと寝ろ―――
あたしは苦笑する。
ガウリイも照れるのかな……?
その後、ガウリイが寝付いてからもあたしはしばらくレイアを見ていた。



**********************************************


まだまだ続く♪

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1489Re:天使の落とし物 3神楽奈津 E-mail 3/26-05:17
記事番号1435へのコメント

ふう、がんばるのだ

>あたしでさえあれはちょっぴし心臓に悪かったし。
自分の子供が自分以上に魔法の才能あって?(笑)
>「リナさんと一緒でいいじゃないですか」
ママと一緒(はあと)
>ガウリイはあたしたちの後ろでひとり不満そうな顔をしてたりする。
リナをとられるのが悔しい?ガウリイ(笑)
>いつもなら2人部屋2つなんだけど、いくらレイアが小さいとはいえシングルで一緒に寝るのは狭すぎる。
大きめのダブルとっちゃえば?(笑)ガウリイと一緒で♪親子なわけだし♪(爆)
>「レイアちゃんねぇ、ぱぱとままといっしょにねるのよっ」
一緒?一緒に寝てるのね。パパとママは(はあと)
>「ちょ、ちょっと、レイア? 今日はママと一緒に寝ましょうね。パパはダメよぉ」
けち(爆)いいじゃん。ちょっとくらい(爆)
>「いやっ ぱぱもいっしょなのっ!」
わがままだけど、可愛いから許す(はあと)
>「レイアちゃん、いい子だからわがまま言っちゃだぁめっ」
あなたの子供よ。その上ガウリイに絶対甘やかされて育ってるからそんなこといってもムダよむだ(爆)
>「いやったらいやなのっ! ぱぱもいっしょなのっ!!」
子供のわがままってかわいいよねえ(はあと)
>……まわりのほかの人間からほほえましい視線を受けてるのは気のせいなのだろうか……
ほほえましいでしょう(^−^)
>「リナ2号だな……」
可愛いからいい!(爆)

>くっそう、なんだかレイアに良いように遊ばれてるよーな気がしないでもないっ……
遊ばれてるってより,単なる子供のわがままでしょう(笑)

>極め付けはやはり容姿か。
>ガウリイそっくりの金髪と空色の瞳。
>顔立ちはどちらかというとあたし。アメリアは目元がそっくりだとか言ってけど。
>もはや完全に2人のどちらかの子、もしくは両方の子であることは誰もが認める事だった。
可愛い(はあと)二人の愛の結晶ね(はあと)

>しっかし、完全にあたしのこと母親だと思ってる。
あなたがママだもん(笑)
>かわいいんだよねぇ……
そうそう。子供って可愛いよね(はあと)自分の子供だとなおさら(はあと)
>なんか手放したくない……ってぇっ!!
>……何考えてるかな、あたしは……
自分の子供だし(笑)でもこんなに可愛いと手放したくない気持ちもわかるわ
>「はい、できあがり」
>「レイアちゃんできあがりっ」
可愛いねえ。口まねしちゃって(はあと)
>「そうよぉ、あんまり遅くまで起きてるとママみたいにかわいくなれないのよ」
ぬけぬけと・・・夜遅くまで盗賊いじめしてると可愛くなれないぞ(笑)
>後ろから笑い声が聞こえる。
>今まで髪の毛をふきながらあたしたちのやり取りを見ていたガウリイが笑い出したのだ。
パパ・・・(苦笑)駄目よ。ちゃんと一緒に世話しようね(笑)
>その表情があまりにも暖かすぎて、あたしは何も言えなくなる。
幸せそうなのね。その表情が(^−^)
>しばらくやわらかな、ほんとうにやわらかな……そして静かな空気があたしたちを覆っていた。
家庭の持つやわらかさ、かな?
>その中で、あたしとガウリイはお互いをただ見ていた。
見つめ合い・・・いいねえ(はあと)
>「まぁま、ぱぱはおねむしないの?」
するよ〜。一緒にねんねしようね〜(はあと)
>「んじゃ、パパもレイアちゃんと一緒に寝ようかな?」
それにかこつけてリナと一緒にねるってわけ(笑)いや,きっとレイアちゃんと寝たいからなんでしょうがねえ(笑)
>それを読んでかそうでないのか、ガウリイがレイアを抱き上げる。
可愛い・・・パパに抱き上げられて幸せだろう?レイアちゃん(はあと)

>「寝付きいいわねぇ……」
>「お前みたいだな」
なに?!何故しってる!?(爆)
>「だってお前野宿した時なんてすぐ寝ちまうだろう? それこそほんの数分で」
あ、なーるほど。びっくりしたあ(笑)
>レイアが寝てるのにもかかわらず大きな声になってしまう。
>ま、ガウリイの子だったらそれこそ少しくらい大きな声になったって起きやしないだろう。
子供ってでも敏感だよ〜。起こしちゃだめだよ〜

>「かわいいわよね」
子供って可愛いけど、自分の娘だからなおさら可愛い?(^−^)
>「あたしの子だもんね」
そうよ!そしてガウリイの子供なの!
>すらっとそう答えが返ってきてあたしは顔が火照るのを感じた。
ガウリイとの間の子供だから?でも幸せよね?(にっこり)
>「だって、なんかもう未来は決められちゃってるみたいじゃない」
いいじゃない。幸せなんだから。子供が出来るほど愛して愛されてるってことだし(^−^)
>それがあたしが心のどこかで望んでいる事だとしても。
っていうか、その気持ちきづいてるね?それでなんで素直にならないの?
>「だって、現に今ここにレイアがいたとしてもオレたちがこれから歩く未来が必ずしも同じになるとは限らないだろ?」
無限の確率あるからねえ(^−^)
>「それに、分かってるのはレイアが生まれてるってことだけで、そこまでに至る過程とかは何も分かってないじゃないか」
そそ、レイアが生まれることはきまってても,他のことは決まってないの(^−^)
ガウリイの子供だけどね(^−^)
>未来はいくらでも作れるものなのに。
>1つって決まったわけじゃないのに……
リナだねえ(^−^)リナらしくなったわ。やっと(^−^)

>「別にガウリイと結婚するってわけでもないのよね」
いや、それは無いと思うぞ。理想たかいからねえ。リナちゃん(笑)
>「よかったぁ、やっぱ夢は玉の輿に限るわっ!!」
・・・今思ったけど、光の剣の家系に嫁に入るのは玉の輿とはいわんのか?
>「で、相手はやっぱりレイアから察して金髪で碧眼の持ち主に決まってるのよっ」
そうね。金髪で碧眼の美形な人よね(はあと)
>「ちょ、リナっ!?」
慌ててるし(笑)でもとっとといただいちゃわないと他の男にもってかれちゃうぞ〜(笑)
>「そんな未来は却下だ」
そう!おいらが却下する!(核爆)
>そっと触れるだけの優しいキス。
ふふふふふふふふ。やっぱ最初のキスはやっさしいキスなのね(はあと)
>ついっとあたしの唇に人差し指を当てる。
リナの唇は俺が守るってか?(笑)
>「そっ、そうじゃなくて、なんでキスなんてするのよっ!?」
好きだからじゃない?っていうか他に理由なんかあるの?(笑)
>ああ、なんか頭の中が混乱するっ!!
ほ〜ら、自分の気持ちにまだ気付かない振りしてるから葛藤してる♪
>「決まってるだろ。リナだから」
そう。リナだからキスしたのよ。
>あたしが分からないって顔をしてると、ガウリイは苦笑する。
判らない?それとも混乱しててパニックだから?(笑)
>「お前が好きだってこと」
ああ、やっと告白した(笑)でもガウリイなんで今まで言わなかったの?
>「え? い、いやあの……???」
まだパニくってるし(笑)
>「リナは?」
そうよね。知りたいわよね。言っちゃいなさい、リナちゃん(はあと)
>ますます頭の中がぐちゃぐちゃになるっっ
はははははは。混乱してる(笑)でもこれって気付いてないふりしてるからさらに混乱してるのよね(笑)
>「オレの事嫌い?」
んなことた絶対ない。嫌いだったら一緒に旅なんかせんでしょう(^−^)
>「嫌だったら避けろよ……」
っていうか理解してないだけで,好きなんでしょう(笑)
>避けろって、そんな瞳で見つめられちゃ……
しびれて動けない?(笑)
>……再び唇が重なった。
ほーら,またキスした(はあと)

>「もうっ、レイアだっているのに……」
いいじゃん。両親らぶらぶでレイアちゃんも幸せでしょう(笑)
>くっそぉぉぉ、なんでこうゆう時に限って何も言い返せないかなぁぁぁ??
ガウリイは場数をふんでるからねえ(笑)
>この、リナ=インバースともあろうものが、ガウリイなんかに簡単に言い負かされるなんてぇっ!!
勝てないでしょう。ガウリイには(笑)

>「レイア、還す方法考えないとね……」
かえしちゃうの?もう少しらぶらぶな姿見たかったなあ・・・(笑)
>「寂しい?」
寂しいでしょう。リナとの愛の結晶なわけですし(笑)
>「そりゃ少しは、な」
でもリナが側にいるからいいよね(笑)
>「おやすみ、パパ」
パパ・・・(はあと)
>―――バカ。さっさと寝ろ―――
ふふふふふふ。ガウリイ照れてる(はあと)
>ガウリイも照れるのかな……?
そりゃあ照れるでしょう。事実とはいえまだ正式のパパではないのですから(笑)

ふう、明日が最後だね(はあと)

ちなみに「パパ」と「ママ」って言葉がおおいのは、二人をからかうと楽しかろうと思ったからです(核爆)
いや、なんとなく響きが可愛いし・・・(爆)

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1436天使の落とし物 4真琳 3/17-19:46
記事番号1432へのコメント

続き♪

リナが振り回されるのって見てて楽し♪(爆)



*************************************************



「レイアっ! もうちょっと落ち着いて食べなさいっ
ああ、またこぼすしっ まったく誰に似たのよっ!?」
「自分だろ」
ぼそっとコーヒーをすすりながらゼルがきっぱりと言い放つ。
「もしくはガウリイさんって話もありますよね」
アメリアも他人の振りをしながらも好き勝手な事を言ってくれる。
「ちょっとあんたたちねっ!!
って、こらっ!! ガウリイっ、レイアっ!! 2人ともあたしが残しておいたものを食べるんじゃないっ!!」
「リナが振りまわされるとはな……」
「そうですね……」
アメリアとゼルはこちらを見ながらも優雅に朝食にふけっていた。
あたしはレイアの面倒を見ながらも自分の分を取っておく事で精一杯である。
ガウリイは自分の分しか面倒見てないしっ!!
ああ、もうっ!!
「ガウリイっ!! あんたがそんなだからレイアが真似するのよっ!!」
「そんなこと言ったってなぁ……」
言いつつも手を動かすのだけはやめないというところがにくったらしい。
そんなこんなで今日の朝は一段と騒がしかった……


「ったく、なんで朝から疲れなきゃならないのよ……」
あたしは部屋までの廊下で愚痴っていた。
「ねえリナさん、昨日の場所に戻るんですよね?」
「え、うんそうだけど」
突然聞いてきたアメリアにあたしは答える。
手がかりがあるとしたら恐らくはそこしかないだろう。
「まぁま、どっかいくの?」
手を繋いだままのレイアが聞いてくる。
「そーよ。みんなでお出かけしましょうねぇ」
にこやかに微笑みながらあたしは応える。
「うんっ!」
相変わらず元気なものである。
「板、ついてきましたね……」
「ほっといて……」
アメリアの指摘にあたしは疲れたような口調で答えた。



さくさくと昨日歩いた街道を逆戻りし、それほど時間もかからぬうちにレイアと出会った場所にたどり付いていた。
うっそうと茂る森。いかにも盗賊たちが現れそうな雰囲気だ。
「ねえ、アメリア」
「なんですか?」
「あんた巫女だったら何か感じない?」
「無理ですってばっ そんなのっ!」
ちっ……
心の中で小さく舌を鳴らす。
「静かにっ」
ガウリイが抑えた声であたしたちを制する。
「何?」
「何人だ?」
ゼルがガウリイと背を合わすようにして尋ねる。
敵!? こんな時に!?
「ざっと50人ってとこだな……」
言いながらすっと剣を抜き放つ。
「多いな……」
「リナさんはレイアちゃんを」
アメリアがあたしを見る。
「え、でも」
「母親は子どもを守るもんだぜ? リナ」
「ガウリイ……」
「大丈夫だって相手は人間だよ。お前たち2人くらい軽く守れるって」
力強い笑みをあたしたちに向ける。
どうしてだろう……こんな時だってのに、うれしいなんて……
「……分かったわ」
あたしは頷いた。
「じゃあ行くかっ」
ガウリイのその言葉を合図にするかのように、彼らは一斉に現れた。
「昨日はよくもやってくれたな……」
「あんた、昨日のっ!」
「リナ、行けっ!」
「分かってるっ」
「今日は簡単にはやられないからなっ!! かかれぇっ!!」

剣と剣のぶつかり合う音が聞こえてくる。
「レイア、こっちよっ!」
くいっとレイアの手を引きながらあたしは道なき道を進んでいく。
ここが森の中でよかった。
少しは時間が稼げる。
「まぁま?」
「いいから、黙っておとなしくするのよ」
あたしはレイアが怖がらない様に優しく微笑む。
もっともこんなくらいで恐がってたらあたしたちの子とは思えないけど。
「ぱぱは?」
「レイアがおとなしくしてたらすぐ戻ってくるわよ」
「ほんと? レイアちゃんおとなしくするのっ」
「いい子ね」
そっと頭の上に手を置いた。
っ!!
殺気っ!?
「リナさんっ 後ろっ!!」
「えっ……」
振り向いた先は、魔道士っ!?
うそっ こんな盗賊たちの中に魔道士がいるだなんて……油断、してた。
「レイアっっ!」
あたしはとっさにレイアを腕に抱くとその場所から走り出す。
今からじゃ呪文は遅すぎるっ
だけどこのままじゃ確実に殺られる。
急ぎ混沌の言語を紡ぐ。間に合うかは分からないけどっ
今のこの状態じゃ自分の身さえも守れない。
いつもなら宝石の護符がそれなりに守ってくれてたりしたけど……
それに魔力剣さえ今日は身に付けていない。
相手の魔道士の詠唱が先に終わり、そして解き放たれた輝く閃光があたしたちに向かってくる。
やっぱ間に合わないかっ!?
「まま?」
不安そうな眼差しであたしを見上げる。
ごめんね、あたしあなたを守れそうにない。
あたしはぎゅっとレイアを抱きしめる。
「リナっ、レイアっ!!」
「ぱぁぱっ!!」
ガウリイっ!?
何が起きているのか分かっていないのだろうか。ただガウリイが来たという事にレイアは嬉しさを感じているようだ。
「くぅっ!!」
小さくガウリイがうめいた。
光の剣っ!?
刹那、ガウリイがあたしたちと魔道士の間に割って入ったらしい。
あたしの知らない魔法だが、かなり威力は大きい。
途切れていた呪文を再びあたしは唱え出す。
「烈閃槍っ!!」
あたしが魔力を解き放った瞬間、レイアのペンダントが赤い光を放ったような気がした。
そして、眩いばかりの光が、辺りを包んだかのように見えた……



「うっ……」
何か頭が重い。
「レイアっ!?」
さっきまで腕の中にあった暖かさがなくなってる。
とっさに立ちあがり辺りを見回した。
あたしたち以外、あれほどいた盗賊たちの姿がない。
「レイアっっ!!」
叫んでも答えは返ってこない。
うそ……
「うく……リナ……?」
あたしの声に気づいたのかガウリイが身を起こす。
「ガウリイっ、レイアがいないっ」
「なっ!?」
慌てて彼も立ち上がってまわりを見る。
ゼルとアメリアは木立の向こうに倒れているのが分かったが、レイアの姿は全く見えない。
消えた盗賊たちに連れて行かれたというのは決してないはず。
なにしろすでにこときれていた者もいたのだ。
なのに彼らの姿さえもないのはどう考えてもおかしい。
「まさか、さっきのに……?」
確かにすごい光だったけど……
「うそ、だよね?」
体が震えるのを感じた。
「リナ、それは?」
「え?」
あたしの手に握られていたのはさっきまでレイアが首から掛けていたペンダント。
だけど、どこかくすんだ色になっているような気がする。
「リナさんっ?」
「アメリア、ゼル……」
「レイアちゃんは?」
アメリアは恐る恐る聞いてくる。
「消えちまったんだ……」
ガウリイが影を落としながら呟く。
そう、確かに消えたのだ。あの盗賊たちも一緒に。
「消えたってっ!?」
「元の世界に戻ったってことか?」
「わかんないわ……もしかしたらさっきので……」
望まなくても声が震える。
体の奥から何かがこみ上げてくる。
「違うっ!!」
ぎゅっとガウリイがあたしを抱きしめる。
「ガウリイ……っ」
あたしはその胸に顔を埋めた。
「そんなこと考えるな。レイアは戻ったんだよ。ちゃんと、自分の本当の両親のところへ、な……」
「……うん……」
そうだよね、きっと…………ね、レイア…………



**********************************************


次で終わり♪

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1437天使の落とし物 えぴろぉぐ真琳 3/17-19:52
記事番号1432へのコメント

ちょっと続き♪



***********************************************



「それ、どうするんですか?」
レイアが消えてからしばらくして、あたしも落ち付いてきた頃にアメリアがそっと聞いてきた。
「これ、ねぇ……どうしようか。どうみても今の魔法技術じゃ分かりそうもないし」
あたしはくすみがかかったしまったその赤玉を見つめる。
「未来のだしなぁ……」
うをっガウリイがまともなことを言ってるっ!?
「どっちにしろ、いつかは分かることだろ」
ゼルが夢もへったくれもない言葉を放つ。
「ゼルガディスさん……それじゃ、そのまんまじゃないですか……」
アメリアが珍しく呆れたように呟いた。
「今はもう何の魔力もないみたいね……」
「きっと、あの時全部を使い果たしたんですよ。レイアちゃんが還るために」
「そうね……」
そうであって欲しい。
「案外、巻き込まれたのかもしれないな、あの盗賊たち」
ゼルがにやりと笑って言った。
時々恐いことを言ってくれる。
「それって、すっごく災難じゃないですか」
苦笑しながらアメリアがゼルに言う。
ま、実際のところどうだかは分からないけど、近くにいたあたしたちがそうならなかった可能性がないわけでもない。
幸運と言えば幸運だったのかもしれない。
それともあれはレイアの魔力だったのだろうか……
今となってしまってはもう分かる事はないけれど。










「ねぇガウリイ……」
「なんだ?」
「また、会えるわよね?」
「ああ、きっとな」
「そしたら、返さなくちゃね」
「そうだな……」
そっとガウリイがあたしを引き寄せた。


いつの日か、再び鮮やかな赤い色を取り戻す日が来る時まで預かっておこう。
小さな天使が落としていった、このペンダントを……



***********************************************


終わり♪

この話は書いてて非常に楽しかったです。
なんといってもリナがおもいっきり振り回されてるし(笑)
レイアちゃん最高ですね、実に(笑)


ここまで全てを読んでくださったありがとうございました。
再び混沌の海へと潜ろうと思いますので、探さないで下さい(笑)
んではっ!!(どろんっ)

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1476ああ、やっとここまでこれた神楽奈津 E-mail 3/25-03:05
記事番号1432へのコメント

ちょっと東京まで足をのばしててこれなかったからねえ(^^;)
だけど今日と明日に分けさせてね(^^;)

>本日も盛大に彼らは吹っ飛んでいった。
彼ら?誰だろう(笑)

>「オレ何もしてないぞ?」
>「わたしもです」
>「俺もだ」
ふえ?んじゃ誰だ?

>「こ、子ども……?」
へえ?何故そんなところに子供が?

>淡い金色の肩くらいまでの髪。所々くるっとはねている所がまたかわいらしい。
>くりっとした大きな空色の瞳を持っている。
金色の髪・・・・?空色のおめめ・・・・?(^^;)
>まさかさっきの盗賊の身内とか……?
そんな毛並みの良さそうなのが盗賊団の身内にいるのか?(爆)
>ガウリイは目を見開いているだけ。
何をびっくりって・・・顔立ち以外の特徴がそっくりだからか?(笑)
>そして突然―――
な、何がおこるのだ。一体(^^;)
>「ぱぁぱっ!!」
なにいいいいいいいいい!パパだとおおおおおお!

>『パパぁぁぁぁぁっ!???』
>一斉に辺りに響き渡るような大きな声でハモった。
ほらみんな驚いた(笑)

全部かくじょ!(爆)

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1486おつかれ真琳 3/26-03:52
記事番号1476へのコメント

まちがってクリアしちゃったよ・・・・・・(^^;;

>ちょっと東京まで足をのばしててこれなかったからねえ(^^;)
>だけど今日と明日に分けさせてね(^^;)
はいな♪
>
>>本日も盛大に彼らは吹っ飛んでいった。
>彼ら?誰だろう(笑)
むろん盗賊サンたちでしょう♪
>
>>「オレ何もしてないぞ?」
>>「わたしもです」
>>「俺もだ」
>ふえ?んじゃ誰だ?
しゃあ?
>
>>「こ、子ども……?」
>へえ?何故そんなところに子供が?
ま、普通はいないわな。
>
>>淡い金色の肩くらいまでの髪。所々くるっとはねている所がまたかわいらしい。
>>くりっとした大きな空色の瞳を持っている。
>金色の髪・・・・?空色のおめめ・・・・?(^^;)
いたらさぞかし可愛いだろうねぇ・・・(ぉ
>>まさかさっきの盗賊の身内とか……?
>そんな毛並みの良さそうなのが盗賊団の身内にいるのか?(爆)
(爆笑)
け、毛並みって・・・・・・(^^;;
>>ガウリイは目を見開いているだけ。
>何をびっくりって・・・顔立ち以外の特徴がそっくりだからか?(笑)
いや、たぶんそれはない。
つーかガウリイにそこまで考えられるとは思わんし(ぉぉぉ
>>そして突然―――
>な、何がおこるのだ。一体(^^;)
ひみちゅ(ぉ
>>「ぱぁぱっ!!」
>なにいいいいいいいいい!パパだとおおおおおお!
そこまで驚かなくても(笑)
>
>>『パパぁぁぁぁぁっ!???』
>>一斉に辺りに響き渡るような大きな声でハモった。
>ほらみんな驚いた(笑)
ま、きっとそれが普通な反応なのよ、うん。
>
>全部かくじょ!(爆)
んじゃ、あたしも書かないと。