◆−新しき世界から 第二十五章 祝福の時、絶望の時……−gure-to masa (2003/6/19 16:03:53) No.14494 ┗Re:新しき世界から 第二十五章 祝福の時、絶望の時……−氷月椋佳 (2003/6/20 18:30:14) No.14499
14494 | 新しき世界から 第二十五章 祝福の時、絶望の時…… | gure-to masa E-mail | 2003/6/19 16:03:53 |
「意外と手こずるな…」 「さすがはヨーロッパ一の城塞都市ですな」 ブラムスの呟きに、ガノッサはそう答えた。 さすがにガノッサも予想が甘かったようだ。 彼の信頼する情報網に最後の魔王が動き出しているという情報があるのだ。 ドイツ軍ベルリン大砲部隊と魔族の軍勢に挟み撃ちにあえば、ブラムスはともかく自分が危ない。 そのためにも、このドイツ軍をさっさと撃破したいのだが…… それにもし少しでもベルリン攻略が遅れ、最後の魔王と戦う事になれば流石に 軍も壊滅的ダメージを受ける。 その上に、あの魔女−セフィクス・カオスと戦えばブラムスとて危ない。 セフィクス・カオス…… 前世で金色の魔王に反逆し、転生後も金色の魔王の力を持った使い魔を使役する者…… そして、彼女がブラムスに気に入られ彼の力を借りたあの魔法を使用する事が出来る事…… いや、彼女がこの世界の宝を持っているからこそあの魔法は使えるのだ。 妖精王の弓ー妖弓シルヴァンボン…… 全主神ー灰の竜神オーディンの槍ー神槍グングニル…… 冥界の邪竜ブラットベインの腹中にあった剣ー魔剣レヴァンティン…… そして、かつて邪神ロキがラグナロクの際に使用した人類の宝ードラオンオーブ…… この四宝があって、あの魔法が使えるのだ。 「仕方ない…我が行って、片付けてくる」 「御武を……」 ブラムスが重い腰を上げて戦場に向かって行くのを、ガノッサは静かに見送った。 こうして、ドイツ軍の敗北は決まった。 例えかの予言者ファーブラが予言したとしても…… 「遂に来たか……ブラムス……」 その報告を王の間できいたシターンは愕然とした。 遂に恐れている事が起きた。 世界最強の戦士が動き出した。 もう戦況もどうしようと、自軍の勝利は無いだろう。 「すぐに軍用最高位攻性魔法<スラー>の起動準備!!」 『へ……陛下!!』 シターンの指示に、部下達は驚いた。 あの魔法はこの街を滅ぼす最強にして最後の魔法…… それを此処で使うというのだ。 「世界のために、少しでもブラムスに傷だけでも付けておきたい……」 「……了解しました……」 そして、ベルリン地下に備えられた魔法陣−<スラー>が起動を開始した。 |
14499 | Re:新しき世界から 第二十五章 祝福の時、絶望の時…… | 氷月椋佳 E-mail | 2003/6/20 18:30:14 |
記事番号14494へのコメント え〜と氷月です。 >「意外と手こずるな…」 >「さすがはヨーロッパ一の城塞都市ですな」 >ブラムスの呟きに、ガノッサはそう答えた。 >さすがにガノッサも予想が甘かったようだ。 >彼の信頼する情報網に最後の魔王が動き出しているという情報があるのだ。 >ドイツ軍ベルリン大砲部隊と魔族の軍勢に挟み撃ちにあえば、ブラムスはともかく自分が危ない。 >そのためにも、このドイツ軍をさっさと撃破したいのだが…… >それにもし少しでもベルリン攻略が遅れ、最後の魔王と戦う事になれば流石に >軍も壊滅的ダメージを受ける。 >その上に、あの魔女−セフィクス・カオスと戦えばブラムスとて危ない。 >セフィクス・カオス…… >前世で金色の魔王に反逆し、転生後も金色の魔王の力を持った使い魔を使役する者…… >そして、彼女がブラムスに気に入られ彼の力を借りたあの魔法を使用する事が出来る事…… >いや、彼女がこの世界の宝を持っているからこそあの魔法は使えるのだ。 >妖精王の弓ー妖弓シルヴァンボン…… >全主神ー灰の竜神オーディンの槍ー神槍グングニル…… >冥界の邪竜ブラットベインの腹中にあった剣ー魔剣レヴァンティン…… >そして、かつて邪神ロキがラグナロクの際に使用した人類の宝ードラオンオーブ…… >この四宝があって、あの魔法が使えるのだ。 >「仕方ない…我が行って、片付けてくる」 >「御武を……」 >ブラムスが重い腰を上げて戦場に向かって行くのを、ガノッサは静かに見送った。 うわぁ〜を…すごい設定ですね。あたしは考えられない…。なんかブラムスさん好きになりそうやな。 >こうして、ドイツ軍の敗北は決まった。 >例えかの予言者ファーブラが予言したとしても…… > >「遂に来たか……ブラムス……」 >その報告を王の間できいたシターンは愕然とした。 >遂に恐れている事が起きた。 >世界最強の戦士が動き出した。 >もう戦況もどうしようと、自軍の勝利は無いだろう。 >「すぐに軍用最高位攻性魔法<スラー>の起動準備!!」 >『へ……陛下!!』 >シターンの指示に、部下達は驚いた。 >あの魔法はこの街を滅ぼす最強にして最後の魔法…… >それを此処で使うというのだ。 >「世界のために、少しでもブラムスに傷だけでも付けておきたい……」 >「……了解しました……」 > >そして、ベルリン地下に備えられた魔法陣−<スラー>が起動を開始した。 最強魔法!?なんてすごいものをっ!うむう…なにか引き寄せられる話ですね。では、変なレスですみません。 |