◆−翠紅様にプレゼントフォーユー−水無月 雹 (2003/7/26 20:02:22) No.14741
 ┗Re:翠紅様にプレゼントフォーユー−翠紅 (2003/7/27 17:34:45) No.14752


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14741翠紅様にプレゼントフォーユー水無月 雹 2003/7/26 20:02:22



「ふわぁ〜あ・・」
「あ、ヴァルガーヴ様おはようございます」
ここはフィリアの経営する小さな骨董品屋といっても壷ばかりの店だが
その店のカウンターにジラスが座っていた
「あ・・?フィリアはどうした?」
「姐さんでしたら何か買いたい物があるからって出かけましたよ」
「何だとっ!?」
「きっと姉さんはヴァルガーヴ様のって・・あれ・・・?」
ヴァルガーヴはジラスの言葉が終わる前に店を飛び出していた

「ったくフィリアの奴・・出掛ける時は誘えって言ってるのに・・
 変な奴らに絡まれたらどうするんだっ」
ヴァルガーヴは町を注意深く見ながら歩いていた
「それにしてもほしい物って・・・ん?」
前方の店からフィリアが出てくるのをヴァルガーヴは見つけた
「フィリ・・・!!!!」
声をかけようとしてヴァルガーヴは我が目を疑った
なぜならフィリアの隣に蒼い髪の男が立っていたからだ
しかも2人はそのまま何やら話しながら歩いていく
(なっなんでフィリアが・・まっまさか!!?)
ヴァルガーヴは嫌な考えを振り払いつつ2人の後をつけることにした

2人はいくつものアクセサリー店を渡り歩いていった
しかし良い物が見つからないのか手には何も持っていない
(アクセサリーだとっ!?・・・まさか・・やっぱりそうなのか!?;;)
ヴァルガーヴの精神に20のダメージ
そしてヴァルガーヴが二人を見つけてから5件目の店から出てくると
フィリアの手には小さな袋が握られていた
しかもかなり嬉しそうな顔を男に向け隣の男も微笑んでいる
ヴァルガーヴの精神に30のダメージ
2人はそのまま町の外れの方へと歩いていくと立ち止まった
風向きの所為で言葉は聞き取れないがフィリアは何やら礼を言っているらしい
男の方は笑いながら手を振っている
フィリアは申し訳なさそうな顔をしつつもどこか嬉しそうだ
ヴァルガーヴの精神に40のダメージ
ヴァルガーヴは会話を聞き取ろうと近くの家の影に移動した
「本当にありがとうございます・・・何か礼をしたいのですが・・」
「礼ねぇ・・・じゃあお嬢さんの唇ってことでv」
そこでヴァルガーヴの精神は限界を越えた
「てめぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ヴァルガーヴは拳を振り上げ男に襲い掛かった
「ヴァッヴァル!?」
目を丸くして驚くフィリアを尻目に男は口角を上げた
「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ヴァルガーヴは本気で拳を突き出した
が男は半歩体をずらして拳を避けるとその腕を掴み地面にたたきつけた
「なっ!?」
「覗き見とはマナー違反だぞ坊やv」
ヴァルガーヴは驚きながら立ち上がった
「てぇてめぇ何も!?」
「馬鹿あああああ!!」
しかしセリフはフィリアのトゲ付きハンマーにより遮られた
「いきなりなんてことするの!?」
「なっお前が悪いんだろ!?俺に黙ってこんな奴と付き合って!」
「付き合ってなんかいません!」
「嘘付けっ!アクセサリー買ってもらってたじゃないか!」
「これは私のではありませんっ!」
フィリアは叫んで持ってた袋をヴァルガーヴに押し付けた
「貴方に・・・買ったんです!」
「え・・・?」
「今日は貴方の誕生日でしょう・・・」
「あっ・・・」
ヴァルガーヴは押し付けられた袋を手に取ると中から箱を取り出した
目でフィリアに了承をとってから開けるとそこには金と銀の鎖が絡まりあったブレスレットが入っていた

実は何をあげようかと迷っていた所をごろつきに絡まれたフィリア
そこに彼が現れ助けてくれたのである
そしてフィリアは彼にプレゼントのことを相談したのである

「本当にすみませんでした」
ヴァルの頭を下げさせながら謝るフィリア
「いいっていいって、誤解が解けてよかったじゃん
 すっげぇ目で睨みながらついて来た時にはどうしようかと思ったけどな」
「えっ・・気づいてたのか?」
「お前すっごい殺気だったからし、それだけお嬢さんが好きなんだねー」
その言葉に顔を赤くするフィリア
「じゃあお邪魔虫はここらで行かせてもらうかね」
「あっ本当にありがとうございました」
深々と頭を下げるフィリアを見てヴァルガーヴも頭を下げる
「いえいえ・・お幸せになドラゴンのお二人さん」
「えっ!?」
びっくりして顔を上げた二人だがすでに男の姿は無かった
「一体何者なんだあいつ・・・・」
「さぁ・・・そういえば名前も聞いてませんでした・・・」
ヴァルガーヴは手の中のブレスレットを見、そっとフィリアの肩に手を置いた
「ヴァッヴァル?」
「その・・サンキュな・・」
「はい・・・」
2人は微笑みながら寄り添って家へと歩き出した

次の日からヴァルガーヴの腕には見慣れぬブレスレットがされるようになった

***********************************
ぎゃあああああああああああああ!!!なんじゃこの長さああああ!!!
若「うるさいっ!!」
スッパーン
ごめんなさい
若「よろしい」
えー某同盟でお世話になってる翠紅さん、リクありがとうございます
ほのぼのヴァルフィリ+シーマス・・こんなでよかったでしょうか?
若「どの辺りがほのぼのなのか聞いていいか?」
聞かないで
若「そしてネタがお約束すぎなことにつっこんでいいか?」
つっこまないで
若「なら書くなどあほがっ!!
  翠紅様申し訳ありません・・・
  所詮こいつにできるのはこの程度が限界のようです
  よければもらってやってください
  それでは・・・・」
もう・・慣れ(鯖缶)

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14752Re:翠紅様にプレゼントフォーユー翠紅 2003/7/27 17:34:45
記事番号14741へのコメント

うわーっうわーっ!!ありがとうございます!!!
勘違いヴァルかわいいよっ(笑)
精神にダメージうけまくりですねっ

>「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
>ヴァルガーヴは本気で拳を突き出した

ヴァル短気でかわいいぞv

>「馬鹿あああああ!!」
>しかしセリフはフィリアのトゲ付きハンマーにより遮られた

姐さん・・・まだ持ってたんか(笑)

>「なっお前が悪いんだろ!?俺に黙ってこんな奴と付き合って!」

シーマスさん・・・ついにこんな奴呼ばわり(ホロリ(待て

いやー、おもいっきり笑わせていただきましたっ
変なリクに答えていただいて本当に感謝です。m(_ _)m