◆−師匠にささげます。−無限 劉人 (2003/7/28 20:29:24) No.14769
 ┗壊れ気味のレスです−水無月 雹 (2003/7/28 20:56:04) No.14771


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14769師匠にささげます。無限 劉人 E-mail 2003/7/28 20:29:24


な、なぜでしょう・・・。マウスの動きが画面でメチャのろい!
この話は、師匠こと水無月さんに捧げます。

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 皆さんは、『幼稚園』なるものをご存知でしょうか?
 はい、そうです。
 小さい子が、いっぱいの。小さい子供が通うところですね。
 そこで、僕こと、獣神官ゼロスは、保育士『保父』さんをやっているのです。

       *すれいやぁず幼稚園*

「せんせぇv ひまわり描いたのv」
「おや。よくできましたねv 花丸をあげましょう」
 行儀よく。机に座ってお絵かきを楽しむ子供たちを見ていると。
「マンドラゴラ組のゼロス先生。
 うちの! ゼルガディスを見ませんでしたか?」
 ガラリ、とガラス張りの教室の戸が開けられる。
「おや? これはこれは。バラ組のレゾ先生。
 僕は彼方のようなおとしより! ではありまでんので。
 うちの! など強調! なさらなくても結構ですよv」

 はぢっ! ばぢばぢばぢぃっ!

 視線が交差し、辺りに火花を巻きちらす!
「せんせぇっ! みんなが怖がってるわ! 
 毎度毎度。よくあきないわよねー」
 長い栗色の髪。大きな瞳がかわいらしいと自分で豪語するリナ=インバースちゃんが、僕のエプロンを引っ張って、すみっこで震えるみんなを指で指し示し。
「それにぃ、ゼルだったらヴァルと一緒にどっかいっちゃったわよ」
 と、くいっと首をかしげて言う。
「なんですって!? うちのゼルがケガでもさせられたらどうするって言うんですか!?」
 ぎろり、と僕をにらみつけるレゾ先生。
 ――むしろ先生などつけたくない! って感じなのですけどね。
「ヴァルくんはうちのクラスの子ではありません! 僕に言わないでください!」
 僕も負けじと睨み返す。
「おぉーい。ヴァル〜。どこいっちまったんだぁ〜?」
 のほほんと、間延びした声で、ヴァルくんを探す。……これは!
『ちゅーりっぷ組のガウリイ先生!』
 僕とレゾ先生は同時に叫び、校庭で探し回るガウリイ先生に向かって、ダッシュをかける!
「せんせぇがお絵かきの時間、ほったらかしていいのかしらね。
 にしても……あいかわらずへたっくそな絵ねぇ……。へびかしら?」
 リナちゃんが、僕の描いていたうさぎの絵をつまんで、呆れたため息をついたのは、知る由もない。

 そのころの二人は。裏庭で走りまくっていた!
 ――まぁ、幼稚園児らしいといえば、そこまでなのだが。
「ゼル! おいこら待て!」
 ヴァルが肩で荒い息をつきながら、数歩前にいるゼルを見やる。
「待てといわれて、まつヤツがいるのか?」
 ニカッとシニカルに笑ったゼルの笑顔と視線がぶつかって、うぅ、と呻く。
「っきしょ! 待て!」
 思い切ってヴァルがダッシュをかける! あとちょっとで手が届く。
「うっ……わ」
 石に躓き、ふわり、とゼルの体が浮いた!
 運悪く。ヴァルの手が、ゼルに届き、青い制服をつかむ。
 ヴァルも、同じものに躓いた! 反動で、より高く宙に舞う二人の体。
 地面に叩きつけるられれば、幼い体は、かすり傷ぐらいではすまないだろう。
「うそだろ……?」
 ヴァルの呟きが終わるか終わらないかのうちに。

「危ない!」
 ダッシュで駆けつけ、スライディングで二人の着地点真下に入り込む僕!
「ゼロス!」
 どざっ…… 幼いとはいえ。二人分の体重が、お腹にかかる。
「せんせいが、抜けてますよ。ゼルガディスクンv」
 にっこり笑った瞬間に。
「ををぉ〜。ヴァルぅ。ここにいたのかぁ」
 ふっとお腹にかかっていた体重が半分になる。
 目を向けると、高々とヴァルくんを抱っこするガウリイ先生の姿。
「ガウリイ!」
 ヴァルくんが叫び、首に抱きつく。
「っつつつ……ケガしませんでしたか?」
 頭を抑えながら、したたかに打った背中をかばいつつ、身を起こす。
「ああ。ありがとう」
「どういたしまして」
 うつむいて言うゼルガディスくんは、とてつもなくかわいくて。
 誘拐して、家に監禁して、大人になるまで見守っていたいくらいでした。
「お礼だ。ゼロス……その、目をつぶれ」
「へ? ああ。はい」
 言われるままに、僕は目をつぶる。――けど薄目。
 頬に、や・わ・ら・か・い。感・触・が。
「っつ!」
 ばっと目を開けて、頬に手をやり、まじまじと見つめる僕に。
「これをすると、レゾが喜ぶんだ」
 にっ、と笑うゼルガディスくん。
 その顔は。

 ――末恐ろしい天使のような笑みでした。
 アーメン。神様。僕はこの子に恋をしたようです。

「ああっ! ゼロスせんせいずりぃぞ! オレにも後でしろよな!」
 手を引っ張られ、後ろをちらちら振り返りながら言うヴァルくんに。
「おー」
 軽く手を振り返して言うゼルガディスくんは。
 
 ――やっぱり。僕の心を惑わす、純真な心の悪魔でした。
 もう一度。アーメン。十字を切りましょうv
 これからの行為に。

「とりあえず。レゾ先生には渡さない方向で」
「?」
 ちゅっ。
「っ!? ぜぜぜぜぜぜ……」
 唇を押さえてどもるゼルガディスくんに。僕は。
「おれいv……ですよ」
 しれっと呟いた。
 
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 はははー。こんなんでよろしければ……。
師匠! お目汚しすいませんでした! もっと精進しますぅぅっ!

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14771壊れ気味のレスです水無月 雹 2003/7/28 20:56:04
記事番号14769へのコメント

わーいv無限さんからもらっちゃったv


>「マンドラゴラ組のゼロス先生。
> うちの! ゼルガディスを見ませんでしたか?」
>「おや? これはこれは。バラ組のレゾ先生。
> 僕は彼方のようなおとしより! ではありまでんので。
> うちの! など強調! なさらなくても結構ですよv」
嫌な保父さんが二人そろってますねぇ〜
しかし俺はレゾゼルもs(めぎぐしゃ)

>「それにぃ、ゼルだったらヴァルと一緒にどっかいっちゃったわよ」
何ッヴァルと愛の逃避行かっ!?(自分のリク内容を考えろ)

 >「おぉーい。ヴァル〜。どこいっちまったんだぁ〜?」
> のほほんと、間延びした声で、ヴァルくんを探す。……これは!
>『ちゅーりっぷ組のガウリイ先生!』
レゾはバラ、ガウリイはちゅーりっぷなのにゼロスがマンドラゴラってとこがナイスですなv

>「ををぉ〜。ヴァルぅ。ここにいたのかぁ」
> ふっとお腹にかかっていた体重が半分になる。
> 目を向けると、高々とヴァルくんを抱っこするガウリイ先生の姿。
>「ガウリイ!」
> ヴァルくんが叫び、首に抱きつく。
えっガウヴァr(ザシュッ)

> うつむいて言うゼルガディスくんは、とてつもなくかわいくて。
> 誘拐して、家に監禁して、大人になるまで見守っていたいくらいでした。
さすがゼロス!考えることが変態だっ!

「お礼だ。ゼロス……その、目をつぶれ」
>「へ? ああ。はい」
> 言われるままに、僕は目をつぶる。――けど薄目。
> 頬に、や・わ・ら・か・い。感・触・が。
>「っつ!」
> ばっと目を開けて、頬に手をやり、まじまじと見つめる僕に。
>「これをすると、レゾが喜ぶんだ」
> にっ、と笑うゼルガディスくん。
罪な子供だぜゼルガディス

ありがとうございましたv