◆−雷甲子様へ・・・−水無月 雹 (2003/7/28 20:47:11) No.14770
14770 | 雷甲子様へ・・・ | 水無月 雹 | 2003/7/28 20:47:11 |
夜も深け、俗に深夜と呼ばれる時間 一つの酒場が賑わっていた 屈強そうな男達や仕事を終えた男達が酒を酌み交わしている その中真っ白い格好でフードで顔を隠した青年が1人カウンターで飲んでいた 青年−ゼルガディス−はグラスの中身を飲み干し代金をカウンターに置いて立ち上がった そこに1人の酔っ払いが近づき青年とぶつかった 「って!おいてめぇどこ見てやがる!」 「ぶつかったのはそっちだろう・・」 「なんだとお!?」 男がゼルガディスを突き飛ばす その反動でフードが落ち、その顔があらわになる 「!なんだ〜てめぇ化け物じゃねぇか!」 「・・・・」 「化け物が人間様の酒場でのんでんじゃねぇよ!」 まくし立てる男に周りも野次を飛ばす 「なんとか言えよこらっ!」 沈黙を続けるゼルガディスに男が拳を振り上げた瞬間酒場の扉が開かれた 「よっしゃ〜飲むぞ〜」 「いえーい!」 入ってきたのは茶色の髪を後ろで束ねた男 そして蒼い髪にバンダナをした男 2人は中の光景に一瞬きょとんとするが 「あらあらシーマスさんどうやら喧嘩のようですよ」 「おやおやマキシアムさんそのようですねぇ」 と口元に手を添えながら話し始める 「やっぱあれですねシーマスさん」 「そうですねマキシアムさんこういう安酒場ってのは」 『馬鹿ばっかりですね』 顔を見合わせて笑顔でハマル2人 「なっなっなんだとうっこら!!」 「上等だっ!いてこませー!!」 周りで飲んでいた男達が立ち上がる 「おっしゃあ来た来た〜!かかってこいや!」 「暴れるぜっ!」 一瞬で大乱闘の場を化す酒場 敵味方関係無しで殴り合っている 「うりゃぁ!」 「なっ?俺は関係ないっ!」 ぼーぜんとその様子を見ていたゼルガディスにも殴りかかる男 ゼルガディスはとっさに殴り返してしまった 「よくもやりやがったなぁ!」 「ネオの仇!」 「あああああ!!」 それを口火にゼルガディスに男どもが殴りかかる 「おおモテモテだなキメラ!」 「誰の所為だっ!なんなんだあんたら!」 「俺たちはっ!」 『かっこいい旅のおにーさんだっ!』 大乱闘の最中ですらハモル2人に頭を抱えるゼルガディス 「いいかげんにしてくれえええええええ!!!」 酒場の店主が吼えた 「店が壊れる!喧嘩ならいつもので勝負つけてくれ!」 店主が一番初めにゼルガディスに殴りかかった男にすがりつく 『いつもの?』 「酒場といやぁ・・・飲み比べだっ」 どんとテーブルの上に酒を乗せ笑う男 『・・・・・・・』 「てめぇら今すっげぇ嫌な顔しやがったな?」 『いえ別に・・・・』 と、いうわけで某西を目指す御一行の如く飲み比べ勝負を始めることとなった シーマス・マキシアム・ゼルガディスの三人 ゼルガディスなどは「なぜ俺までっ!」と言っていたが2人に押し切られ結局勝負することとなった。 そして現在に至る 「けっ中々やるなひよっこども」 「おっさんもな」 現在の状況。 喧嘩を売ったおっさん・シーマス・マキシアム・ゼルガディス 以上の四人以外は地に伏せていた 「そろそろやばいんじゃないのおっさん」 「俺らはまだまだいけるよ〜?」 煙草を咥え挑発するシーマスとマキシアム 「へっそっちこそもう限界のようだが?」 男の指差す先にはグロッキーになりかけているゼルガディス 「まだまだいけるぜ!キメラ頑張れ!」 「う〜・・・・」 「次の酒もってこい!」 「ない」 『は?』 「もう店の酒は全部なくなっちまったよ!」 涙流しながらうったえる店主 『・・・・・・・』 しばしの沈黙の後三人が立ち上がった 「まだるっこしいのに飽きてた所だっ力で潰してやるぜ若造っ」 「よっしゃあやってやらうじゃねぇか!」 「若造かどうか身をもって体験しなっ!てなわけで起きろキメラっ!」 マキシアムがゼルガディスの頭をはたく 「・・・・・」 倒れてた男どもも起き上がり乱闘が開始されようとした時 ゆっくりと起き上がったゼルガディスは笑顔だった 「・・?どうしたキメっ」 気づいたシーマスの言葉は遮られた。そうこの言葉によって 「ボム・ディ・ウィン!!!!!」 ちゅどーん 瓦礫の中ゼルガディスは1人たたずんでいた その傍の瓦礫が押し上げられぽこっと頭が二つ出てくる 「おー・・見事に潰れたなぁ〜」 「本当だねぇ・・・」 瓦礫の中から抜け出し立ち上がるマキシアムとシーマス 「うっうごくなぁ!」 そこに十数人の兵士が囲んでくる 「ありゃー・・どうしよっかシーマス」 「んー・・とんずらかねぇマキ」 「バースト・ロンド」 ちゅどーん ゼルガディスは笑顔だった 『・・・・・』 「くっくそお〜怯むな全員突撃っ!」 『うおおお〜〜!!』 「くくく・・・ははは・・はーっはっはっは!!」 三段笑いを上げながら兵士どもを蹴散らしていくゼルガディス 「シーマス」 「マキ」 2人は顔を見合わせ同時ににやっと笑った 『俺たちも混ぜろおおおおお!!!』 ある町のある場所 酒場の残骸と多くの男と兵士の倒れ付した姿が朝日に晒されるまであと数時間 *********************************** わっほーいvv 若「何がわっほーいなんだ?」 雷さんにリクもらったのに変なものしかできなかったよvの開き直り 若「開き直るな馬鹿者!!!!」 ブチッ 若「雷さんいつも某同盟でこの馬鹿がお世話になっています 折角のリクがこのようなもので申し訳ありません よかったらお受け取り下さい・・それでは・・・」 マキさん・・愛しt(強制終了) |