◆−薔薇とか幻視感とか。・4−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2003/8/1 02:38:17) No.14798 ┣Re:薔薇とか幻視感とか。・4−祭 蛍詩 (2003/8/7 12:20:18) No.14836 ┃┗Re:薔薇とか幻視感とか。・4−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2003/8/7 16:27:28) No.14837 ┗薔薇とか幻視感とか。・5−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2003/8/8 18:53:56) No.14849 ┣Re:薔薇とか幻視感とか。・5−十六夜 (2003/8/8 19:51:58) No.14850 ┃┗Re:薔薇とか幻視感とか。・5−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2003/8/8 22:51:49) No.14854 ┣Re:薔薇とか幻視感とか。・5−祭 蛍詩 (2003/8/11 09:24:17) No.14879 ┃┗Re:薔薇とか幻視感とか。・5−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2003/8/11 17:51:18) No.14883 ┗薔薇シリーズ最高。−びたちょこ (2003/8/25 23:27:27) No.14964 ┗ありがとうございます。−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2003/8/28 01:10:04) No.14980
14798 | 薔薇とか幻視感とか。・4 | ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail URL | 2003/8/1 02:38:17 |
ツリー落ちたので新規投稿です。 ハ:お久しぶりだねぇ。 いや何言ってるんですか。まだ前回書いて一ヶ月も経ってませんよ。 ハ:一ヶ月も経って堪りませんよ、お父さん。 いや、あたし女だし。 ハ:影で父親自称してるくせに。 ・・・まぁ、その話はおいといて、続きをどうぞ。 「あら、ハールさん。奇遇ですね。」 遊びつかれたセイドを背負ったスプルが、路上演奏を終えたハールを偶然見かけた。 「スプル!セイドも。」 演奏の後片付けを終えたハールはスプルに近づく。そして、セイドの寝顔が目に入り、くすりと笑う。 「セイドの寝顔、可愛いね。子供だとこんなに可愛いのに。」 「ハールさん、なにかありました?」 訊ねるスプルにハールは首をかしげた。 「何で?」 「いえ・・・、なんとなく思っただけです。お気になさらず。」 くす、と笑むスプル。ハールは判らず首をかしげた。 「それじゃあ、一緒に宿へ帰りましょうか。」 「あ・・・、うんっ!」 「何?誘拐犯はこの女だって?」 翌日の朝のこと。町外れの小屋の中に、まだ若い、少年と呼べるくらいの男達が数名いた。 「あぁ。依頼人がそう言ってるからな。・・・まさか間違えたのか!?」 「あぁ・・・。危害を加えてないのが不幸中の幸いってとこかな?」 その中のリーダー格らしい男が仲間たちに言う。 「まぁ、ともかくだ。」 ばんっ! リーダーが、中央のテーブル代わりの木箱に手にしていた似顔絵と共に叩きつける。 「この女を捕まえて誘拐された子供を助ければいいんだ。」 その似顔絵には黒髪赤目の女性――スプル=フェアリーマが描かれていた。 ハ:短いぞ。 伏線なので。 ハ:・・・。 それよか、何気に前書き後書きの書き方変わってるし。 こっちの方が読みやすいだろうと思って勝手にキツネノテブクロさんの真似をしてみた。 ハ:・・・オリジナリティがないわね。 なにおぅ!?いいものは真似る、わるいものは反面教師!基本でしょう!! ハ:まぁ・・・、間違っちゃいないけど。 とりあえず目標。一週間以内に続き書け。 ・・・・・・・・・・・・・・・はい。 ハ:・・・守れよ。 ・・・がんばります。(泣) |
14836 | Re:薔薇とか幻視感とか。・4 | 祭 蛍詩 | 2003/8/7 12:20:18 |
記事番号14798へのコメント こんにちは!合宿に行っていて、レスが遅れてしまいました; あ、祭です! いきなりですが、レスすたぁとぉ!させていただきますv > ツリー落ちたので新規投稿です。 >ハ:お久しぶりだねぇ。 > いや何言ってるんですか。まだ前回書いて一ヶ月も経ってませんよ。 >ハ:一ヶ月も経って堪りませんよ、お父さん。 > いや、あたし女だし。 >ハ:影で父親自称してるくせに。 > ・・・まぁ、その話はおいといて、続きをどうぞ。 影で父親自称なさってるんですか。 影っ?! >「あら、ハールさん。奇遇ですね。」 > 遊びつかれたセイドを背負ったスプルが、路上演奏を終えたハールを偶然見かけた。 >「スプル!セイドも。」 > 演奏の後片付けを終えたハールはスプルに近づく。そして、セイドの寝顔が目に入り、くすりと笑う。 >「セイドの寝顔、可愛いね。子供だとこんなに可愛いのに。」 うぅぅ、見てみたいです。 >「ハールさん、なにかありました?」 > 訊ねるスプルにハールは首をかしげた。 >「何で?」 >「いえ・・・、なんとなく思っただけです。お気になさらず。」 > くす、と笑むスプル。ハールは判らず首をかしげた。 >「それじゃあ、一緒に宿へ帰りましょうか。」 >「あ・・・、うんっ!」 スプルさん、さすが皆のお姉さん!いや、皆ではないですね。ゼルさんとか違いそうですし; >「何?誘拐犯はこの女だって?」 > 翌日の朝のこと。町外れの小屋の中に、まだ若い、少年と呼べるくらいの男達が数名いた。 >「あぁ。依頼人がそう言ってるからな。・・・まさか間違えたのか!?」 >「あぁ・・・。危害を加えてないのが不幸中の幸いってとこかな?」 > その中のリーダー格らしい男が仲間たちに言う。 >「まぁ、ともかくだ。」 > > ばんっ! > > リーダーが、中央のテーブル代わりの木箱に手にしていた似顔絵と共に叩きつける。 >「この女を捕まえて誘拐された子供を助ければいいんだ。」 > その似顔絵には黒髪赤目の女性――スプル=フェアリーマが描かれていた。 スプルさんっ!誘拐したんですかっ?!セイドさんをっっ!?(←激しく違う) スプルさんにぬれ衣をかぶせたのは一体誰なんでしょう? >ハ:短いぞ。 > 伏線なので。 >ハ:・・・。 > それよか、何気に前書き後書きの書き方変わってるし。 > こっちの方が読みやすいだろうと思って勝手にキツネノテブクロさんの真似をしてみた。 前のでも今のでもどちらとも読みやすいと思いますよv >ハ:・・・オリジナリティがないわね。 > なにおぅ!?いいものは真似る、わるいものは反面教師!基本でしょう!! 確かに基本です! >ハ:まぁ・・・、間違っちゃいないけど。 > とりあえず目標。一週間以内に続き書け。 > ・・・・・・・・・・・・・・・はい。 >ハ:・・・守れよ。 > ・・・がんばります。(泣) 頑張ってください! 楽しみにしています! では! |
14837 | Re:薔薇とか幻視感とか。・4 | ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail URL | 2003/8/7 16:27:28 |
記事番号14836へのコメント > こんにちは!合宿に行っていて、レスが遅れてしまいました; > あ、祭です! いきなりですが、レスすたぁとぉ!させていただきますv こんにちは。毎度レスありがとうございます♪ >> ツリー落ちたので新規投稿です。 >>ハ:お久しぶりだねぇ。 >> いや何言ってるんですか。まだ前回書いて一ヶ月も経ってませんよ。 >>ハ:一ヶ月も経って堪りませんよ、お父さん。 >> いや、あたし女だし。 >>ハ:影で父親自称してるくせに。 >> ・・・まぁ、その話はおいといて、続きをどうぞ。 > 影で父親自称なさってるんですか。 影っ?! 母親が美人という設定にしてしまったのでやむなく父親に。(何) >>「あら、ハールさん。奇遇ですね。」 >> 遊びつかれたセイドを背負ったスプルが、路上演奏を終えたハールを偶然見かけた。 >>「スプル!セイドも。」 >> 演奏の後片付けを終えたハールはスプルに近づく。そして、セイドの寝顔が目に入り、くすりと笑う。 >>「セイドの寝顔、可愛いね。子供だとこんなに可愛いのに。」 > うぅぅ、見てみたいです。 ほっぺたぷにぷにしたくなります。 >>「ハールさん、なにかありました?」 >> 訊ねるスプルにハールは首をかしげた。 >>「何で?」 >>「いえ・・・、なんとなく思っただけです。お気になさらず。」 >> くす、と笑むスプル。ハールは判らず首をかしげた。 >>「それじゃあ、一緒に宿へ帰りましょうか。」 >>「あ・・・、うんっ!」 > スプルさん、さすが皆のお姉さん!いや、皆ではないですね。ゼルさんとか違いそうですし; お姉さんですね。さりげなく20歳になりましたし。 >>「何?誘拐犯はこの女だって?」 >> 翌日の朝のこと。町外れの小屋の中に、まだ若い、少年と呼べるくらいの男達が数名いた。 >>「あぁ。依頼人がそう言ってるからな。・・・まさか間違えたのか!?」 >>「あぁ・・・。危害を加えてないのが不幸中の幸いってとこかな?」 >> その中のリーダー格らしい男が仲間たちに言う。 >>「まぁ、ともかくだ。」 >> >> ばんっ! >> >> リーダーが、中央のテーブル代わりの木箱に手にしていた似顔絵と共に叩きつける。 >>「この女を捕まえて誘拐された子供を助ければいいんだ。」 >> その似顔絵には黒髪赤目の女性――スプル=フェアリーマが描かれていた。 > スプルさんっ!誘拐したんですかっ?!セイドさんをっっ!?(←激しく違う) > スプルさんにぬれ衣をかぶせたのは一体誰なんでしょう? それをいっちゃあ話になりませんよ。(何) >>ハ:短いぞ。 >> 伏線なので。 >>ハ:・・・。 >> それよか、何気に前書き後書きの書き方変わってるし。 >> こっちの方が読みやすいだろうと思って勝手にキツネノテブクロさんの真似をしてみた。 > 前のでも今のでもどちらとも読みやすいと思いますよv ありがとうございます♪ >>ハ:・・・オリジナリティがないわね。 >> なにおぅ!?いいものは真似る、わるいものは反面教師!基本でしょう!! > 確かに基本です! > >>ハ:まぁ・・・、間違っちゃいないけど。 >> とりあえず目標。一週間以内に続き書け。 >> ・・・・・・・・・・・・・・・はい。 >>ハ:・・・守れよ。 >> ・・・がんばります。(泣) > 頑張ってください! 楽しみにしています! では! あと今日入れて二日・・・。・・・頑張ります。(何) では、ありがとうございました! |
14849 | 薔薇とか幻視感とか。・5 | ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail URL | 2003/8/8 18:53:56 |
記事番号14798へのコメント 間に合いました〜! ハ:ギリギリね。本当は前回投稿した直後に仕上げて投稿するつもりだったはずなのに。 痛いとこつかないで。間に合ったんだからいいじゃない。 ハ:時間単位だったら1週間すぎてるけどね。 ・・・あたしのこと、嫌い? ハ:あまり好きじゃない。(にっこり) ・・・あたしは貴方のこと大好きだよー・・・。(泣) 「・・・ところでフェイはどうした?」 リーダー格の男が周りの者に尋ねた。 「そういや見ないな・・・。どこいったんだ?あいつ。」 そのころから数十分後頃、ハールはまた同じ場所で路上演奏の準備をしていた。またあの男と会うことを望んで。 (あの人、なんだか友達になれそうだな。ううん、ひょっとしたらもう友達なのかもしれない。 今日も来てくれるかな?またくるって言ってくれたからきっと来てくれるはずっ!) 「あの、すみません。」 「はいっ!」 声をかけられ、笑顔のまま振り返るハール。が、直後その笑顔が凍った。 声をかけてきたのはハールの実年齢と大して変わらない、あの男と同じ緑色の髪の少年。だが、そんなことはハールにとってどうでもよかった。その少年の敵意に満ちた瞳に驚き竦んでいたのだから。 「話があるんだが、ちょっと来てもらおうか!」 「きゃっ!」 力ずくで腕を引っ張られ、路地裏につれてこられそうになるハール。そんなところにつれこまれたら何されるかわかったもんじゃない。 「炎の矢(フレア・アロー)!」 護身用にと教わった魔法を少年に解き放つハール。 「うわっ! 何しやがるこいつ!」 「きゃあっ!」 近距離から放たれた炎の矢を受け、少年はつかんでいたハールの腕を乱暴に振り飛ばす。 「ぅああぁぁぁぁっ!!」 打ち方が悪かったのか、右腕に涙と叫び声が出るほどの激痛が走る。 「ったく、このアマが・・・。」 「何してるんだお前!」 その時だった。まるで英雄伝承詩(ヒロイックサーガ)の主人公の如くあの男が現れたのは。 「あ・・・。」 「スラーク・・・。」 ハールと少年が声を上げたのは同時だった。ハールは安堵のこもった声を、少年は驚きの声を。 「だ、だって・・・。」 スラークと呼ばれた男の怒りのこもった視線と少年の驚きと戸惑いのこもった視線が数瞬ぶつかりあう。 にらみ合いをやめたのは少年の方であった。 「・・・っ!」 少年は悔しそうに舌打ちしてその場を走り去って行った。 男は彼を追うことなく真っ先にハールに駆け寄った。 「大丈夫か!?」 「大丈夫・・・じゃないと思います。」 涙目で苦笑を浮かべ、右腕を押さえながらハールは答えた。どうやら骨が折れてしまったようだ。 「まだ治癒(リカバリィ)は教わってないのに・・・。 今日は演奏は中止ですね。」 「そんな・・・。 ・・・あっ、でもギターは弾けなくても歌は歌えるだろ?」 「えっ?まぁ・・・、痛くならないように腕をちゃんと固定すれば・・・。」 ハールの答えに、男はなら大丈夫だと彼女に笑んだ。 「演奏は俺がやるよ。あ、でもハーモニカだしプロには劣るけどな。」 苦笑し、ハーモニカを取り出し承諾を請う視線を向ける男。ハールはにっこりと微笑み返した。 「構いません。やってもらえるでしょうか?」 「喜んで!」 その後、右腕をスカーフで固定しつつも楽しげに歌う詩人とその隣でハーモニカを奏でる男の周りは黒山の人だかりになり、二人の前に置かれた器には溢れるほどの硬貨が集まっていた。 「ありがとうございます。お陰でこんなに稼げましたっ!」 にっこりと笑い、ハールは男に感謝の言葉を述べる。 「いや、礼を言われることじゃないさ。」 「そんなことないですっ! そうだ、お礼にお昼おごりますよっ!」 いつも以上に稼げたんですからこれくらいのお礼はさせてください、と左腕でしっかりと男をジャケットをつかんでハールは言った。 「でも、折角いっぱい稼げたんだろ?悪いって。」 「だめですっ!礼と恨みは倍返しって教わってるんですからっ!!」 「う、恨みって・・・。」 放してくれそうにないハールに男は苦笑を浮かべた。 「わかったよ。一緒に行く。」 言われ、ハールは嬉しそうに笑んだ。 「それじゃあ、行きましょうっ!」 ハ:そういえば・・・。 何? ハ:あたしって、なんか昔と性格違うよね。 とあるところでの貴方を基準にしてます。 まぁ、一番の違いはあたしの分身じゃなくなったところだね。 ハ:でも独立前でしょ?こっちのこの時点じゃ。 うん、独立しかけ。(何)ストーリーの終わりごろに独立予定。 まぁ、独立のきっかけまで話したらネタバレになるのでこれでお開き。続きをお楽しみに。 |
14850 | Re:薔薇とか幻視感とか。・5 | 十六夜 | 2003/8/8 19:51:58 |
記事番号14849へのコメント どうも、はじめまして。十六夜といいます かっこいいですね〜、ハールちゃんを助けた緑色の髪の青年! ・・・実は、俺のキャラにもこういうのがいたりします。 名前は言いませんけどね・・・、でも、ここまでかっこよくないですよ。 そして、まだまだ続きそうなこの小説、影ならが応援させていただきます! それでは、次の小説を期待しています〜 |
14854 | Re:薔薇とか幻視感とか。・5 | ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail URL | 2003/8/8 22:51:49 |
記事番号14850へのコメント >どうも、はじめまして。十六夜といいます どうもはじめまして〜ザズルア=ジャズルフィードゥと申します。 >かっこいいですね〜、ハールちゃんを助けた緑色の髪の青年! >・・・実は、俺のキャラにもこういうのがいたりします。 >名前は言いませんけどね・・・、でも、ここまでかっこよくないですよ。 彼、あたしのキャラじゃないんですけどね許可を頂き書かせてもらいました。自分とこにもいますがこんな奴。(何)はい、今回はかっこよく書きすぎました。 >そして、まだまだ続きそうなこの小説、影ならが応援させていただきます! >それでは、次の小説を期待しています〜 はい、次回も頑張らせていただきます! |
14879 | Re:薔薇とか幻視感とか。・5 | 祭 蛍詩 | 2003/8/11 09:24:17 |
記事番号14849へのコメント こんにちは!パソコン禁止されちゃってました、祭です;(ちなみに今も;) んにゅ〜、レス遅くなってしまいました;; > 間に合いました〜! すごいです!(←何事も絶対予定通りにいかない奴) >ハ:ギリギリね。本当は前回投稿した直後に仕上げて投稿するつもりだったはずなのに。 > 痛いとこつかないで。間に合ったんだからいいじゃない。 結果オーライですね! >ハ:時間単位だったら1週間すぎてるけどね。 > ・・・あたしのこと、嫌い? >ハ:あまり好きじゃない。(にっこり) > ・・・あたしは貴方のこと大好きだよー・・・。(泣) >「・・・ところでフェイはどうした?」 > > リーダー格の男が周りの者に尋ねた。 > >「そういや見ないな・・・。どこいったんだ?あいつ。」 フェイ…さん? > そのころから数十分後頃、ハールはまた同じ場所で路上演奏の準備をしていた。またあの男と会うことを望んで。 > >(あの人、なんだか友達になれそうだな。ううん、ひょっとしたらもう友達なのかもしれない。 > 今日も来てくれるかな?またくるって言ってくれたからきっと来てくれるはずっ!) 健気っ!うぅ、可愛いですv >「あの、すみません。」 >「はいっ!」 > > 声をかけられ、笑顔のまま振り返るハール。が、直後その笑顔が凍った。 > 声をかけてきたのはハールの実年齢と大して変わらない、あの男と同じ緑色の髪の少年。だが、そんなことはハールにとってどうでもよかった。その少年の敵意に満ちた瞳に驚き竦んでいたのだから。 > >「話があるんだが、ちょっと来てもらおうか!」 >「きゃっ!」 > > 力ずくで腕を引っ張られ、路地裏につれてこられそうになるハール。そんなところにつれこまれたら何されるかわかったもんじゃない。 いきなりっ?! っつーか、ハールちゃんピンチです! >「炎の矢(フレア・アロー)!」 > > 護身用にと教わった魔法を少年に解き放つハール。 > >「うわっ! 何しやがるこいつ!」 >「きゃあっ!」 > > 近距離から放たれた炎の矢を受け、少年はつかんでいたハールの腕を乱暴に振り飛ばす。 > >「ぅああぁぁぁぁっ!!」 > > 打ち方が悪かったのか、右腕に涙と叫び声が出るほどの激痛が走る。 かわいそう…。 >「ったく、このアマが・・・。」 >「何してるんだお前!」 > > その時だった。まるで英雄伝承詩(ヒロイックサーガ)の主人公の如くあの男が現れたのは。 > >「あ・・・。」 >「スラーク・・・。」 スラークさんって言うんですね! 登場の仕方がかっこいいですvv > ハールと少年が声を上げたのは同時だった。ハールは安堵のこもった声を、少年は驚きの声を。 > >「だ、だって・・・。」 > > スラークと呼ばれた男の怒りのこもった視線と少年の驚きと戸惑いのこもった視線が数瞬ぶつかりあう。 > にらみ合いをやめたのは少年の方であった。 > >「・・・っ!」 > > 少年は悔しそうに舌打ちしてその場を走り去って行った。 お知り合いで? > 男は彼を追うことなく真っ先にハールに駆け寄った。 > >「大丈夫か!?」 >「大丈夫・・・じゃないと思います。」 > > 涙目で苦笑を浮かべ、右腕を押さえながらハールは答えた。どうやら骨が折れてしまったようだ。 そりは大丈夫じゃないですよね; >「まだ治癒(リカバリィ)は教わってないのに・・・。 今日は演奏は中止ですね。」 >「そんな・・・。 > ・・・あっ、でもギターは弾けなくても歌は歌えるだろ?」 >「えっ?まぁ・・・、痛くならないように腕をちゃんと固定すれば・・・。」 > > ハールの答えに、男はなら大丈夫だと彼女に笑んだ。 > >「演奏は俺がやるよ。あ、でもハーモニカだしプロには劣るけどな。」 > > 苦笑し、ハーモニカを取り出し承諾を請う視線を向ける男。ハールはにっこりと微笑み返した。 ハーモニカ!なんかさわやかです! >「構いません。やってもらえるでしょうか?」 >「喜んで!」 > > > その後、右腕をスカーフで固定しつつも楽しげに歌う詩人とその隣でハーモニカを奏でる男の周りは黒山の人だかりになり、二人の前に置かれた器には溢れるほどの硬貨が集まっていた。 スラークさんも演奏するの上手なんですね! >「ありがとうございます。お陰でこんなに稼げましたっ!」 > > にっこりと笑い、ハールは男に感謝の言葉を述べる。 > >「いや、礼を言われることじゃないさ。」 >「そんなことないですっ! > そうだ、お礼にお昼おごりますよっ!」 > > いつも以上に稼げたんですからこれくらいのお礼はさせてください、と左腕でしっかりと男をジャケットをつかんでハールは言った。 > >「でも、折角いっぱい稼げたんだろ?悪いって。」 >「だめですっ!礼と恨みは倍返しって教わってるんですからっ!!」 >「う、恨みって・・・。」 倍返し…;; > 放してくれそうにないハールに男は苦笑を浮かべた。 > >「わかったよ。一緒に行く。」 > > 言われ、ハールは嬉しそうに笑んだ。 > >「それじゃあ、行きましょうっ!」 ほのぼのしてる二人組ですねぇv でも、スラークさん、一体どんな人なんでしょう? >ハ:そういえば・・・。 > > 何? > >ハ:あたしって、なんか昔と性格違うよね。 > > とあるところでの貴方を基準にしてます。 > まぁ、一番の違いはあたしの分身じゃなくなったところだね。 > >ハ:でも独立前でしょ?こっちのこの時点じゃ。 > > うん、独立しかけ。(何)ストーリーの終わりごろに独立予定。 > まぁ、独立のきっかけまで話したらネタバレになるのでこれでお開き。続きをお楽しみに。 はい!楽しみにしています! では、頑張ってください! |
14883 | Re:薔薇とか幻視感とか。・5 | ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail URL | 2003/8/11 17:51:18 |
記事番号14879へのコメント > こんにちは!パソコン禁止されちゃってました、祭です;(ちなみに今も;) > んにゅ〜、レス遅くなってしまいました;; いえいえ、毎度レスありがとうございます♪もうレスが来るのを楽しみにしちゃってます。 >> 間に合いました〜! > すごいです!(←何事も絶対予定通りにいかない奴) 初の快挙です。(死)(←いつもは予定通りにならない) >>ハ:ギリギリね。本当は前回投稿した直後に仕上げて投稿するつもりだったはずなのに。 >> 痛いとこつかないで。間に合ったんだからいいじゃない。 > 結果オーライですね! その通りです! >>「・・・ところでフェイはどうした?」 >> >> リーダー格の男が周りの者に尋ねた。 >> >>「そういや見ないな・・・。どこいったんだ?あいつ。」 > フェイ…さん? 誰でしょうねぇ?(=言えばネタバレ?) >> そのころから数十分後頃、ハールはまた同じ場所で路上演奏の準備をしていた。またあの男と会うことを望んで。 >> >>(あの人、なんだか友達になれそうだな。ううん、ひょっとしたらもう友達なのかもしれない。 >> 今日も来てくれるかな?またくるって言ってくれたからきっと来てくれるはずっ!) > 健気っ!うぅ、可愛いですv 可愛いですよねぇw(←親馬鹿) >> 力ずくで腕を引っ張られ、路地裏につれてこられそうになるハール。そんなところにつれこまれたら何されるかわかったもんじゃない。 > いきなりっ?! っつーか、ハールちゃんピンチです! まったくだ!あたしの可愛いハールの顔に傷でも付けたらあたしが手を出す前にどうなるか!(うるさいよ自分) >>「ぅああぁぁぁぁっ!!」 >> >> 打ち方が悪かったのか、右腕に涙と叫び声が出るほどの激痛が走る。 > かわいそう…。 実のところ、骨折の傷み知りません。(帰れ) >>「ったく、このアマが・・・。」 >>「何してるんだお前!」 >> >> その時だった。まるで英雄伝承詩(ヒロイックサーガ)の主人公の如くあの男が現れたのは。 >> >>「あ・・・。」 >>「スラーク・・・。」 > スラークさんって言うんですね! 登場の仕方がかっこいいですvv > >> ハールと少年が声を上げたのは同時だった。ハールは安堵のこもった声を、少年は驚きの声を。 >> >>「だ、だって・・・。」 >> >> スラークと呼ばれた男の怒りのこもった視線と少年の驚きと戸惑いのこもった視線が数瞬ぶつかりあう。 >> にらみ合いをやめたのは少年の方であった。 >> >>「・・・っ!」 >> >> 少年は悔しそうに舌打ちしてその場を走り去って行った。 > お知り合いで? ぽいですなぁ。(何) >> 男は彼を追うことなく真っ先にハールに駆け寄った。 >> >>「大丈夫か!?」 >>「大丈夫・・・じゃないと思います。」 >> >> 涙目で苦笑を浮かべ、右腕を押さえながらハールは答えた。どうやら骨が折れてしまったようだ。 > そりは大丈夫じゃないですよね; ですなぁ。尋常でなく痛いことくらいしか知りませんが。(滅) >>「まだ治癒(リカバリィ)は教わってないのに・・・。 今日は演奏は中止ですね。」 >>「そんな・・・。 >> ・・・あっ、でもギターは弾けなくても歌は歌えるだろ?」 >>「えっ?まぁ・・・、痛くならないように腕をちゃんと固定すれば・・・。」 >> >> ハールの答えに、男はなら大丈夫だと彼女に笑んだ。 >> >>「演奏は俺がやるよ。あ、でもハーモニカだしプロには劣るけどな。」 >> >> 苦笑し、ハーモニカを取り出し承諾を請う視線を向ける男。ハールはにっこりと微笑み返した。 > ハーモニカ!なんかさわやかです! さわやか。(笑)まぁ、さわやかですけど。 >>「構いません。やってもらえるでしょうか?」 >>「喜んで!」 >> >> >> その後、右腕をスカーフで固定しつつも楽しげに歌う詩人とその隣でハーモニカを奏でる男の周りは黒山の人だかりになり、二人の前に置かれた器には溢れるほどの硬貨が集まっていた。 > スラークさんも演奏するの上手なんですね! 彼の産みの親様から聞いたところ、年に一回家族で演奏会するそうなので。 >>「だめですっ!礼と恨みは倍返しって教わってるんですからっ!!」 >>「う、恨みって・・・。」 > 倍返し…;; 情が強い子ですから。 >> 放してくれそうにないハールに男は苦笑を浮かべた。 >> >>「わかったよ。一緒に行く。」 >> >> 言われ、ハールは嬉しそうに笑んだ。 >> >>「それじゃあ、行きましょうっ!」 > ほのぼのしてる二人組ですねぇv > でも、スラークさん、一体どんな人なんでしょう? どんなんでしょうねぇ〜。 > はい!楽しみにしています! では、頑張ってください! はい、頑張らせていただきます!毎度ありがとうございます! |
14964 | 薔薇シリーズ最高。 | びたちょこ | 2003/8/25 23:27:27 |
記事番号14849へのコメント こんばんわいつかレスをいただいた、びたちょこでございます。 薔薇シリーズを読破させていただきました。 とぉぉぉぉぉてもおもしろかったです。 もぉキャラがいい味だしまくってます。 セイドさんだぁぁぁいすきです。 ゼルアメもすてき(はぁと) セイドさんの恋を応援しつつ、連載を楽しみにしています。 それでわ。 |
14980 | ありがとうございます。 | ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail URL | 2003/8/28 01:10:04 |
記事番号14964へのコメント レスありがとうございます。 キャラの味が濃すぎて最近はスレキャラの影が薄くなっている間抜けですが・・・、今回の話の裏としてゼルアメ書こうかと思案中です。 で、うちの青いのがお好みですか。(青いのって)アイツの恋は・・・、どうなるんでしょうね?あたしもわかりません。(滅) それでは、レスありがとうございました。これからもがんばらせていただきます。 |