◆−カレーの王子様(ガウリナ)−無限 劉人 (2003/8/6 17:35:39) No.14824
 ┣カレーの王子様(ゼロゼル)−無限 劉人 (2003/8/6 17:58:22) No.14826
 ┃┗Re:カレーの王子様(ゼロゼル)−祭 蛍詩 (2003/8/6 23:06:20) No.14832
 ┗カレーの王子様2(ガウリナ)−無限 劉人 (2003/8/8 18:45:49) No.14848
  ┗カレーの王子様2(ゼロゼル)−無限 劉人 (2003/8/8 21:11:20) No.14852
   ┣Re:カレーの王子様2(ゼロゼル)−祭 蛍詩 (2003/8/9 00:50:10) No.14858
   ┗カレーの王子様3(ゼロゼル)−無限 劉人 (2003/8/9 18:21:12) No.14862
    ┣Re:カレーの王子様3(ゼロゼル)−祭 蛍詩 (2003/8/11 09:04:47) No.14878
    ┗カレーの王子様4(ゼロゼル)−無限 劉人 (2003/8/13 17:01:44) No.14904
     ┗Re:カレーの王子様4(ゼロゼル)−祭 蛍詩 (2003/8/14 09:21:40) No.14910


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14824カレーの王子様(ガウリナ)無限 劉人 E-mail 2003/8/6 17:35:39


さて。早速書き始めたおうぢさま。……え? トキクニはどうしたって?
 さぁ……(ごめずっ!)にぎゃっ!

====================================================

 なんの脈絡も無く、あたしこと、華麗なるサラダのお姫様『リナ=インバース』は、お鍋のふちを歩いていたわ。
 むろん。すそが汚れないようにドレスのすそをつまみ上げてねv

「みぃなぁさぁまぁ〜 おはよぉ〜 きょぉっも……」
 お鍋のふちを歩きつつ、あたしが気持ちよく歌っていると。
 ぶぐぶぐぶぐ……
「リナびめっ! たずけろっ!」
 隣国の、クラゲ頭なカレーのおうぢさまが、カレーの中でおぼれていた。
「あらガウリイ。冷え切った昨夜の残りのカレーの中で水泳?
 違うわね。カレー泳?」
 あたしはのんきに問いかける。
「ばがいえっ! おぼれでえうんばっ!」
 ガウリイは、金髪を、黄色のカレーで黄土色に染めていた。
「あらそう。泳げないの?」
 そっけなく答えるあたしに。
「泳げるがっ! ガレーのながじゃ泳げんっ! みずてるのがっ!?」
「ええ。だって汚れちゃうものv」
 あたしは、今にも死にそうな顔をしている王子を、見捨てることにした。
「じゃ、じゃぁっ! ぞのおだまをうごかじでくれればいいっ!」
 お玉……?
 あたしは辺りを見回す。あった。――だが。それは。
「あたしの身長の何倍あると思ってんのよ!?」
 でかかった。とても。
「だのむ……」
 お鍋の中に、見えるのは顔の半分を残すだけになった、王子を。
見捨てるのはどうかと思い直して。
 まぁ、あとで礼金ふんだくれば良いのよv
「むんっ!」
 お玉は、見かけどおり。重かった。
 重くて、重くて、重くて……やっと持ち上げたときには。

 ぶく……

 カレーのガウリイ王子様は、影も形もなかった。

「かわいそうな王子様……」

===================================================
リナ)あんたがあたしを書くなんて、ほんっとにひっさしぶりねーvv
無限)りなちん……肩痛い;
ガウ)オレしづんだぞっ!? おい無限!
リナ)だいーじょーぶ。無限はそうそう殺したりしないわよ
無限)こくこく。
ガウ)ほんとうだな!?
リナ)それじゃあ、ガウリイに無限が絞め殺される前に、ゼロゼルもう一本書きに行きますか!
無限)これって結構ツラいよ;

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14826カレーの王子様(ゼロゼル)無限 劉人 E-mail 2003/8/6 17:58:22
記事番号14824へのコメント

リナ)もう一本! さぁ、さくさくいっちゃってちょうだいv 無限!
無限)つ、疲れる;;
ガウ)あいつらケンカ始めたぞ。そろそろ本番始めようぜ〜
リナ)そうね。じゃぁ、
『カレーの王子様、ゼロゼルヴァージョンすたぁとっ!』(無限リナガウ)

==================================================

 なんの脈絡も無く、一応サラダ国の第二皇女なんぞやっている、オレはお鍋のふちを歩いていた。
 前から、隣国のカレー国・ゼロス王子が歩いてくる。
 このままだと、確実に正面衝突、朝っぱらから顔を合わせてしまう。
 ――それだけはっ! なんとしてでも! ダメだっ!

「おはようございますv 今日もお綺麗ですね。ゼル姫様」
 ゼロス王子……ぜってぇっ。こいつを王子などと呼びたくない。
 ゼロス王子は、オレの目の前に居た。付け加えるなら、いつの間にか。
「ぬわぁぁぁぁあああああっ! 出たぁぁぁあああああっ!」
「なんですか。まるで朝から獣に出くわしたような顔なさって……」
 はた。オレは混乱する脳を、無理やり押さえつけた。ツッコミを入れるために!
「お前。自分が獣じゃないっていえるのか?」
「あーあーあー。でも、夜這いをかけるくらいで獣と言われても……」
 両者、沈黙がおちた。
「今日のお召し物はピンクのふわふわドレスですかv
 姉のリナ姫の水色のドレスより、色ぽいですねぇv 足が出てるのがまた……」
 ごめずっ!
 オレの、手近にあった物でぶん殴る攻撃が、見事に頭にクリティカルヒットした。
「おまっ、変に恥ずかしいことがよく言えるな!?」
「恥ずかしくもなんとも無いですv 『愛』してますからv」
「…………っつ!?」
 オレの体温が、三度ほど上昇したのは、あながちうそではないだろう。
「にしても。僕を沈黙させるためとはいえ、よくこんな重たくてでかいお玉を持ち上げられましたね……。あーあ。穴が開いちゃって」
自分の頭を殴った凶器のでかいお玉を、軽々と持ち上げて見せ、ゼロス王子は言う。
「今の僕をぶん殴ったので、国から兵士が来ちゃいましたよv
 あぁ。良くて一生僕の奴隷ですかねv」

 きぃぃ〜ガシャンッ!

「え?」

 気づいたら。オレは、じめじめした戸棚の一番奥に、両手両足に枷をはめられえて、閉じ込められていた。

「かわいそうなオレ……」

==================================================

リナ)腐れ駄文作家爆発ね。
ガウ)閉じ込めてゼロスなにすんだ?(好奇心に満ちた目)
無限)それは……みなさまのたくましい想像力にv
リナ)あ。あんた、スレイヤーズの神である、作者、神坂先生のサイン会に行くもくろみ立ててるんだって?
ガウ)やめとけよ……模擬試験だろ?
無限)うっ! りなちんなぜそりをっ!?
リナ)ふ……蛇の道は蛇・魚心あれば水心v よv  (強制修了)

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14832Re:カレーの王子様(ゼロゼル)祭 蛍詩 2003/8/6 23:06:20
記事番号14826へのコメント

 こんにちは、無限さま♪わったしが祭よ♪って痛い痛いーー!謝るから傷口を噛まないでってば、猫ーー!!
 ぐしぐし(泣) いたひ…。
 というわけで(だから何が?)上のお話も読ませていただきました! リナちゃんのひとでなしっぷりと、ガウリイさんの不幸っぷりがおもしろかったですvv カレーは食べ物なので、そのまま飲み干しちゃえば良かったのに…と一瞬考えた私はガウリイさんのことをどう思ってるんでしょう?(そんなことができたら人じゃないです;)
 んでもって、レスさせていただいちゃいます!!
 
>リナ)もう一本! さぁ、さくさくいっちゃってちょうだいv 無限!
>無限)つ、疲れる;;
>ガウ)あいつらケンカ始めたぞ。そろそろ本番始めようぜ〜
 ケンカというより、一方的にゼロス君が付きまとってるだけだと嬉しいなぁvvなんて思っちゃいましたv

>リナ)そうね。じゃぁ、
>『カレーの王子様、ゼロゼルヴァージョンすたぁとっ!』(無限リナガウ)
 わーいvすたぁとっ!です!

>==================================================
> なんの脈絡も無く、一応サラダ国の第二皇女なんぞやっている、オレはお鍋のふちを歩いていた。
 お鍋のふちかいっ!じゃなくて第二皇女…おうじょぉ?v!vvv 

> 前から、隣国のカレー国・ゼロス王子が歩いてくる。
> このままだと、確実に正面衝突、朝っぱらから顔を合わせてしまう。
> ――それだけはっ! なんとしてでも! ダメだっ!
 力いっぱい嫌がってますねv

>「おはようございますv 今日もお綺麗ですね。ゼル姫様」
> ゼロス王子……ぜってぇっ。こいつを王子などと呼びたくない。
> ゼロス王子は、オレの目の前に居た。付け加えるなら、いつの間にか。
 王子…大丈夫です!フィリオネルさんを王子と呼ぶよりはまし!な気がしただけかもしれません;

>「ぬわぁぁぁぁあああああっ! 出たぁぁぁあああああっ!」
>「なんですか。まるで朝から獣に出くわしたような顔なさって……」
> はた。オレは混乱する脳を、無理やり押さえつけた。ツッコミを入れるために!
 り、律儀でなんか可愛いです、ゼルさんvv

>「お前。自分が獣じゃないっていえるのか?」
>「あーあーあー。でも、夜這いをかけるくらいで獣と言われても……」
> 両者、沈黙がおちた。
 夜這いっっvvぎにゃーvぎにゃーーvv
 っつーか、それでも王子ですか貴方;

>「今日のお召し物はピンクのふわふわドレスですかv
> 姉のリナ姫の水色のドレスより、色ぽいですねぇv 足が出てるのがまた……」
 ぴ、ぴんくのふわふわっ!?しかも足が出てるっっ!?
 ……見たいですvvv

> ごめずっ!
> オレの、手近にあった物でぶん殴る攻撃が、見事に頭にクリティカルヒットした。
>「おまっ、変に恥ずかしいことがよく言えるな!?」
>「恥ずかしくもなんとも無いですv 『愛』してますからv」
>「…………っつ!?」
> オレの体温が、三度ほど上昇したのは、あながちうそではないだろう。
 くぅ、かわゆいvかわゆいvv やっぱゼルさんはこうでなきゃ!!

>「にしても。僕を沈黙させるためとはいえ、よくこんな重たくてでかいお玉を持ち上げられましたね……。あーあ。穴が開いちゃって」
>自分の頭を殴った凶器のでかいお玉を、軽々と持ち上げて見せ、ゼロス王子は言う。
 ゼロス王子ったら……石あた…失礼しました。

>「今の僕をぶん殴ったので、国から兵士が来ちゃいましたよv
> あぁ。良くて一生僕の奴隷ですかねv」
 奴隷っ!(何故その言葉のみに反応する;)

> きぃぃ〜ガシャンッ!
>
>「え?」
>
> 気づいたら。オレは、じめじめした戸棚の一番奥に、両手両足に枷をはめられえて、閉じ込められていた。
>
>「かわいそうなオレ……」
 まぢでかわいそすぎますよ、ゼルさん。 負けるなゼルガディス!立て!立つんだ!!君の未来は明るい!…といいですね。

>==================================================

 おもしろかったです! とらわれのゼルさんの運命やいかにっ!!
 次を楽しみにしています! では、失礼します!

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14848カレーの王子様2(ガウリナ)無限 劉人 E-mail 2003/8/8 18:45:49
記事番号14824へのコメント

あっさくとネタばらし。夢落ちです! ガウリナ最後か!?

リナ)ちょっと! 出番少ないぃぃっ!
ガウ)夢落ち?
無限)本業はゼロゼルだしv
リナ)どらぶすれぇぶっ!
ガウ)なんでオレまでっ!?
無限)あ。どうもすみませんルナさん。
ルナ)ふふふv
リナ)ぃぃぅいぃぃやあああああああっ!(力の限り脱兎)
=================================

「リナ。頭でも打ったのか? おうぢさまって……フィルさんになんかあったのか?」
 どうやら、あたしは夢を見ていたようだった。
 いつの間にか、本を読んでいたのに机につっぷして寝てしまったのだろう。水色の毛布がかかっていて、心配そうに覗き込む、ガウリイの姿があった。
「あの巨大ど・わーふを! おうぢさまv なんて言わないでぇぇっ!」
 あたしはハッと我にかえって雷光のごとき突っ込みを入れる!
 そこでも、あたしの頭の中をよぎるものがあった。
 ――そっか。ガウリイってば、あたしん中じゃ、王子様なんてやってんだ。
 ちょっと、うれしい気もしたし、なんだか情けなくもあった。
 夢見た白馬のおうぢさまは脳みそクラゲか……などと思って……ね。
「ガウリイ。今日のご飯。カレーにしよっか。
 ちびたちの面倒、見てくれた?」
 あたしの問いに。
「おう。隣の部屋ですやすや寝てるぜ」
 親指を立てて、ふすまを指す。
 その部屋は、暗くてあまり良く見えなかったが、ガウリイが言うのだ。
寝ているのだろう。
「さぁて……メニューはカレーに決まったし。
 にんじん、じゃがいも、たまねぎ、チョコレート、カレールー……」
 指折りながら、冷蔵庫の中身を思い出す。
「足りないのがありゃ買ってくるぜ。
 ルークが玄関で待ってんだよ。またミリーナにつめた……」
 あたしは、人差し指をガウリイの唇に当てて、黙らせる。
「おにく、買ってきて。なるべく量あるやつねv
 早くしてよ。……あたしの『カレーの王子様』v」
 ガウリイは、声なく笑った。
                           END!
================================
無限)りなちんとがうりんはご夫婦! マンションの右隣はルクミリ夫妻!
リナ)ふーん。(まだ怒ってるらしい)
ガウ)ちょいと待った! オレとリナ結婚してんのか!?
無限)その方が動かしやすいじゃんv
リナ)無限はこーゆーやつよ。
無限)ちなみに。アメリア&フィル親子が左隣です。シルフィは上。
本命のゼロゼル+レゾは上。という設定でした。レゾゼルん家にゼロスが押しかけてますv
リナ)の、割にはゼンゼンそこんとこ出てこなかったじゃない。
無限)ゼロゼルでほんりょー発揮v

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14852カレーの王子様2(ゼロゼル)無限 劉人 E-mail 2003/8/8 21:11:20
記事番号14848へのコメント

夢落ちvではありません。

================================

「はぁ……なんでオレがッ!?」
 オレは、ぢめぢめ湿って、暗く、カビ臭い上に、埃まみれな、最悪の戸棚牢に入れられていた。
 ご丁寧に壁の天井から生えた、手械をはめられている。
 まし……といえば、さるぐつわを噛ませられていないところだろう。
 かといって。手がこれじゃあ、強力な呪文は扱えない。
――逆を返せば、強力じゃない呪文なら使えるわけで。
 なにも。動作が必要なのは全部が全部じゃない。
 目標を風で断ち切る、渾身のブラム・ファングあたりを連発すれば、いかに鋼鉄の枷であろうとも、逃れることができるハズ……。
 と。なれば、
「実行あるのみ、だな。
――最近……オレ、リナ姉さんに似てきたか?」
 ぶるっ、と体を震わせて。小さく呪文を唱え、放つ。
 見えない風の刃は……
 ぱじゅんっ! ぱぎっ……ちいさな音を立てさせ、鉄を噛み千切る!
 じゃららららんっ! 木の床にけたたましい音を立て、落ちる鎖。
「もう、おしまいなのか?」
 あっさりと、枷は天井から離れたのだった。
 たった一回のブラム・ファングで、まさか切れるとは……サビてるのか?
 ぱんっ、と汚れたドレスを払って。すそを引き裂く。
 これでちょっとは動きやすいだろう。
「にしても。職務怠慢だな……」
 オレが脱獄しようと、あんなに音を立てて、鎖を切ったりしているのに、牢の外では、左右に配置された兵士は、二人とも眠りこけていた。
 フィリアのマネをして、太ももに隠しておいた短剣と呼ぶにはやや長い、特注の包丁を取り出す。
 まぁ、身体検査もされずに、入れられたのだ。
 幸いといえば、そうなのだが。職務怠慢に他ならない。
「まず。殴るのはゼロス!」
 オレは、誰にともなく言い放ち、中指をおったてた。
 片手に、長包丁を握り締めて。

==================================
無限)つづくっ!

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14858Re:カレーの王子様2(ゼロゼル)祭 蛍詩 2003/8/9 00:50:10
記事番号14852へのコメント

 こんばんは、祭です! いくらなんでもこの時間に『こんにちは』はどうかと思ったので、変えてみましたv
 ガウリナの方は夢落ちだったんですね! しかもマンションに知り合いがたくさんvv レゾさんとゼルさん一緒に住んでらっしゃるんですねvvそこにおしかけていくゼロス君vがんばれーvv
 というところで、レスさせていただいちゃいます!

>================================
>「はぁ……なんでオレがッ!?」
> オレは、ぢめぢめ湿って、暗く、カビ臭い上に、埃まみれな、最悪の戸棚牢に入れられていた。
 ゼロス君、もうちょっといいところにいれてあげれば良いのに…。仮にも夜這いしに行く仲じゃないですか!(どんな仲だ;)

> ご丁寧に壁の天井から生えた、手械をはめられている。
> まし……といえば、さるぐつわを噛ませられていないところだろう。
> かといって。手がこれじゃあ、強力な呪文は扱えない。
>――逆を返せば、強力じゃない呪文なら使えるわけで。
> なにも。動作が必要なのは全部が全部じゃない。
> 目標を風で断ち切る、渾身のブラム・ファングあたりを連発すれば、いかに鋼鉄の枷であろうとも、逃れることができるハズ……。
> と。なれば、
>「実行あるのみ、だな。
>――最近……オレ、リナ姉さんに似てきたか?」
 そ、そりはちょっと……;;

> ぶるっ、と体を震わせて。小さく呪文を唱え、放つ。
> 見えない風の刃は……
> ぱじゅんっ! ぱぎっ……ちいさな音を立てさせ、鉄を噛み千切る!
> じゃららららんっ! 木の床にけたたましい音を立て、落ちる鎖。
>「もう、おしまいなのか?」
> あっさりと、枷は天井から離れたのだった。
> たった一回のブラム・ファングで、まさか切れるとは……サビてるのか?
 もろいんですね。

> ぱんっ、と汚れたドレスを払って。すそを引き裂く。
> これでちょっとは動きやすいだろう。
 でもそれじゃぁ、ミニスカにな(ごめしゅっ)

>「にしても。職務怠慢だな……」
> オレが脱獄しようと、あんなに音を立てて、鎖を切ったりしているのに、牢の外では、左右に配置された兵士は、二人とも眠りこけていた。
 さぼりはいけません! それとも、ひょっとしてさぼってるんじゃないとか?

> フィリアのマネをして、太ももに隠しておいた短剣と呼ぶにはやや長い、特注の包丁を取り出す。
 包丁?! しかも特注?! なんでそんな物をそんな所に隠してあるんですか?
 …護身用とか?

> まぁ、身体検査もされずに、入れられたのだ。
> 幸いといえば、そうなのだが。職務怠慢に他ならない。
>「まず。殴るのはゼロス!」
> オレは、誰にともなく言い放ち、中指をおったてた。
> 片手に、長包丁を握り締めて。
 長包丁;; 殴り込みですか、勇ましいですねv

>==================================
>無限)つづくっ!
 続いてください!! 続きを楽しみにしています!

 あ、それと、リクくださったもの、まだ書けていなくてごめんなさい;; うぅ、書こうとすると、親が帰ってきてしまうんですぅ(大泣) 本当にすみません; 
 では、きょうはこの辺で失礼します!

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14862カレーの王子様3(ゼロゼル)無限 劉人 E-mail 2003/8/9 18:21:12
記事番号14852へのコメント

こりで終わらせられるといいんですがね・・・;トキクニ続き……はぁ。

=================================

ぱこっ。べくべくべちぃぃぃっ!
「んぎゃぁっ!?」
べくっ。ごごごっ。ごづぅぅぅ!
「んぎゃぉっ!?」
 格子の間から、包丁のえで、二人の兵士の頭をタコ殴りして、昔とった杵柄。包丁を一線させて、サビまくった格子を破壊する。
「ふぅ……実力行使は好きじゃないんだが……なっ!?」
 牢屋を出て、一歩踏み出すと。二歩めは踏み出せなかった。
 オレは絶句し。二人のノビた兵士を見た。
彼らは。ゆうに三メートルはあろう断崖絶壁、落っこちる寸前の場所に配置されていたのだ。
「……こんなところでよく眠れるな。呆れすぎて関心するぜ。ったく……」
 言って口の中で小さく早口に呪文を唱える。
むろん。ここから飛び降りても大丈夫な呪文といえば。浮遊。
「レビ・テーションッ!」
 しばらくふよふよ落っこちて、木の床に見事着地。
「ゼルガディスさんってばぁ。本当に期待を裏切らないんですからv」
 キャッ、という気色悪い声! それは上からした。
 オレは思わず、声の主の名を呼んだ。
 一番ぶん殴りたい相手。
「ゼロス!」
「脱獄者は……一生、僕のお嫁さんなんですv」
 その言葉に、鳥肌が立つのは、言うまでもないだろう。

================================
ご飯はえーよ! って、わけですので。ご飯食べてきます;;;

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14878Re:カレーの王子様3(ゼロゼル)祭 蛍詩 2003/8/11 09:04:47
記事番号14862へのコメント

 こんにちは〜!パソコン禁止されてます、祭です! 禁止されてるのに何故ここにいるかと申しますと、……あはははははは;;
 と言うわけでレスさせていただきます!

>=================================
>ぱこっ。べくべくべちぃぃぃっ!
 な、なんかいきなりすごい音が…?!

>「んぎゃぁっ!?」
>べくっ。ごごごっ。ごづぅぅぅ!
 2回も?!

>「んぎゃぉっ!?」
> 格子の間から、包丁のえで、二人の兵士の頭をタコ殴りして、昔とった杵柄。包丁を一線させて、サビまくった格子を破壊する。
 昔とった杵柄ーーっ?! ……なにやってたんですか? でもかっこいいからいいやvv

>「ふぅ……実力行使は好きじゃないんだが……なっ!?」
 今までの事をやった人の言う台詞じゃないですvv

> 牢屋を出て、一歩踏み出すと。二歩めは踏み出せなかった。
> オレは絶句し。二人のノビた兵士を見た。
>彼らは。ゆうに三メートルはあろう断崖絶壁、落っこちる寸前の場所に配置されていたのだ。
 うあっ! どーゆーつくりなんですか!

>「……こんなところでよく眠れるな。呆れすぎて関心するぜ。ったく……」
> 言って口の中で小さく早口に呪文を唱える。
>むろん。ここから飛び降りても大丈夫な呪文といえば。浮遊。
>「レビ・テーションッ!」
> しばらくふよふよ落っこちて、木の床に見事着地。
>「ゼルガディスさんってばぁ。本当に期待を裏切らないんですからv」
> キャッ、という気色悪い声! それは上からした。
 なんでそんな所に?! あ、ゼルさんを待ってたんですか?

> オレは思わず、声の主の名を呼んだ。
> 一番ぶん殴りたい相手。
 認識の仕方がそれなんですねv

>「ゼロス!」
>「脱獄者は……一生、僕のお嫁さんなんですv」
> その言葉に、鳥肌が立つのは、言うまでもないだろう。
 うわーvゼルさんピンチvv

>================================
>ご飯はえーよ! って、わけですので。ご飯食べてきます;;;
 ゼル姫ピンチですね! 続きが楽しみですvv
 では、今回はこの辺で!

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14904カレーの王子様4(ゼロゼル)無限 劉人 2003/8/13 17:01:44
記事番号14862へのコメント

これにて終了!

===========================================================

から〜ん……ろこ〜ん……

 どこからともなく聞こえる、陰気な鐘の音。

しくしくしく……ずるるぃっ……ぶびびーっ!(鼻をかんだ音と思われる)

 さらにどこからともなく聞こえてくる、大人数のすすり泣き。
 吹く、生臭い風は、ほんのりと湿り、嫌に生暖かい。
 その風に、頬を撫でられ。
「……ぉうわっ!? なぜオレは葬式に参列しているッ!? 
 それよりココは何処だッ!?」
 いきなり我に返ったゼルは、自分の着ている、紫色のドレスとヴェールを交互に見やる。
 混乱するその間にも、夜の暗い道を進む足の速さは変わらない。
 夜空に月は無く、雲が広がり、途方も無く不気味さをかもし出している。
 ゼルを囲み、歩む者たちの顔は、暗く見えない。
 それが、ゼルの恐怖を駆り立てた。
「……葬式? 嫌だなぁ。僕たちの結婚式ですよ」
 にやぁ……と笑いを浮かべたのは、隣に居たが、今まで沈黙していたゼロスだった。
「……結婚式? ……葬式の間違いだろう?」
 ゼルは本気で言った。
「ほら……こんなにも皆さんは僕たちの門出を祝福して……」
 すぅっ、と人差し指で、いつの間にか歩みを止めた参列者を指し示す。
「お前の門出というのは、死での道なのか?」
 思わず眉を寄せる。
「ふふっ……面白い冗談ですね」
「面白いのはお前の顔だ。冗談そのものだろうが」
 きっぱりと言い切るゼルに、ややゼロスはひるんだか。
 体制を立て直し。向けた指を、遠くに見える山に位置を変えた。
「あそこが……僕らの終着点です」
「僕「ら」ではなくてお前一人だ。くだらん」
 ばさっ、と音を立て、手にしていた、紫の花で作られた花束をゼロスに投げつける。
「オレは帰る! こんな茶番はうんざりだ! お前一人でやっていろ!
 一体これの何処が、カレーの王子様なんだ!? え!? 無限ッ!」

無限)いやぁ。ちょっちハシラを間違えた、というか……。
 話無視しないでねっ、と。『ぷち』

「をいこらっ! ……ちっ……」
 本気で舌打ちをするゼル。怒るな、という方が無理な展開だが。
「着きましたよ……」
「早ぁッ!」
 神業ともいえる秒速のツッコミを返すゼル。
 にぃっ、と笑ったゼロスの顔は、ほころんでいた。
 そして、いつの間にか奇妙な参列者は消えている。
 白い注連縄をほどこされた目の前に口を開ける、暗闇が支配する洞窟を見て。
「祠? ……なのか?」
 ゼルは、並み並みならぬ危機感を感じ取った。
「ええ……」
 答えるゼロス。
「……で。なんでオレはバスローブなんだ?」
「……いやだなぁ。先程から鈍いですよ?」
 ゼロスはさも可笑しそうに笑う。
「これから、あなたは僕の……一生……」


*****************************************************

「ゼロス〜。リナおかーさんが買い物を頼むわ〜ってぇ」
 リナとガウリイを足して二で割ったような、五歳くらいの、肩までの短い栗毛のかわいい小さな女の子。
 それは紛れも無くリナとガウリイの子ども。
 童話の本を、開いたままの形で下に敷いて、机につっぷして、眠るゼルの耳元で熱心になにかを呟き続けるゼロスに、女の子は言った。
「良くあきないわよねぇ〜。ゼルおにいちゃん落とすのに、どれくらい時間かけてるのかわかんないわぁ」
 苦笑するゼロスに、買い物メモとおぼしきチラシの裏に書かれた、紙っ切れを渡す。
「そりゃ、人間にとっては長い時間でしょうけどね。魔族にとっては……」
「瞬きにも等しい……でしょ?」
 受け取って、ゼロスはさらに苦笑した。
 少女の言い方が、あまりにもリナにそっくりだったからだ。
「では、行ってきます」
「早くしないと、おかーさんに滅ぼされちゃうわよ」
 ドラグ・スレイブを打ち出す動作をして、少女はにかっ、とシニカルに笑った。
「そうですねぇ……」
 ゼロスは。空間移動をして、市場へと向かった。

「あら? ……ゼルおにいちゃんってば、こんなの読むのね」
 少女は笑った。ゼルの下から本を引っ張り出して。
「カレーの、おうぢさま……」
 本の題名を、棒読みする少女。眉をひそめ。
「おかーさんが見たら卒倒するわね」と、小さく呟く。
 ひらり、と何かが落ちる。それは、本に挟んであったのだろう何枚かの写真。
「……」
 少女は思う。『私が、生まれてくるのが、もうちょっと早かったらなぁ』
 ――床に落ちた写真を見詰めて――

 それは――

 リナの、ガウリイの子どもとしてこの世に生まれいでた、悪夢を統べる存在には、うらやましすぎる風景の塊であった。とだけ、言っておこう。

===================================================

ゼル)最後はこんなんかよ!? ゼロゼル最初だけだろーがっ!
無限)Lちゃん出したかったんだよぉ〜。
ゼロ)トキクニっ!
無限)もう一本書こうと……家族ネタで。
ゼル)……トキクニが先だ。
ゼロ)読者さまがいないとしてもっ!
無限)そうだねぇ・・・・・・

次回予告っ! 長らくお待たせしてごめんなさい! トキクニの最終が始まります! (たぶん)
 無限の明日に氷結騨っ!

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14910Re:カレーの王子様4(ゼロゼル)祭 蛍詩 2003/8/14 09:21:40
記事番号14904へのコメント

 にょおっ?! 完結ですかっ?!おめでとうございます!
 ―というわけでレスさせていただいちゃいます!

>これにて終了!
 おめでとうございます! あぁクラッカーはどこっ?! シャンパンは…まだおおっぴらに飲める年じゃないや。(おおっぴらじゃなければ飲んでる人;)

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>から〜ん……ろこ〜ん……
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> どこからともなく聞こえる、陰気な鐘の音。
>
>しくしくしく……ずるるぃっ……ぶびびーっ!(鼻をかんだ音と思われる)
 ………(笑) 鼻かんだ音ーー?!

> さらにどこからともなく聞こえてくる、大人数のすすり泣き。
> 吹く、生臭い風は、ほんのりと湿り、嫌に生暖かい。
> その風に、頬を撫でられ。
>「……ぉうわっ!? なぜオレは葬式に参列しているッ!? 
> それよりココは何処だッ!?」
 葬式にしか見えないですね、確かに。

> いきなり我に返ったゼルは、自分の着ている、紫色のドレスとヴェールを交互に見やる。
> 混乱するその間にも、夜の暗い道を進む足の速さは変わらない。
> 夜空に月は無く、雲が広がり、途方も無く不気味さをかもし出している。
> ゼルを囲み、歩む者たちの顔は、暗く見えない。
> それが、ゼルの恐怖を駆り立てた。
 これは怖いっ;;

>「……葬式? 嫌だなぁ。僕たちの結婚式ですよ」
> にやぁ……と笑いを浮かべたのは、隣に居たが、今まで沈黙していたゼロスだった。
 け、結婚式ぃぃぃっっ!? おめでとうございまーすっvvって雰囲気じゃないですけど;;

>「……結婚式? ……葬式の間違いだろう?」
> ゼルは本気で言った。
 本気で言いたくもなりますよね;

>「ほら……こんなにも皆さんは僕たちの門出を祝福して……」
> すぅっ、と人差し指で、いつの間にか歩みを止めた参列者を指し示す。
 どこが祝福してるんですかっ!!

>「お前の門出というのは、死での道なのか?」
> 思わず眉を寄せる。
>「ふふっ……面白い冗談ですね」
>「面白いのはお前の顔だ。冗談そのものだろうが」
 (爆笑)なかなかやりますね、ゼルさんvv

> きっぱりと言い切るゼルに、ややゼロスはひるんだか。
> 体制を立て直し。向けた指を、遠くに見える山に位置を変えた。
>「あそこが……僕らの終着点です」
>「僕「ら」ではなくてお前一人だ。くだらん」
> ばさっ、と音を立て、手にしていた、紫の花で作られた花束をゼロスに投げつける。
 紫の花?!

>「オレは帰る! こんな茶番はうんざりだ! お前一人でやっていろ!
> 一体これの何処が、カレーの王子様なんだ!? え!? 無限ッ!」
 ほえ?

>無限)いやぁ。ちょっちハシラを間違えた、というか……。
> 話無視しないでねっ、と。『ぷち』
 無限様発見ーー!!

>「をいこらっ! ……ちっ……」
> 本気で舌打ちをするゼル。怒るな、という方が無理な展開だが。
 あはははは、そうですねv

>「着きましたよ……」
>「早ぁッ!」
> 神業ともいえる秒速のツッコミを返すゼル。
 神業! っつーか、ほんとに早ッ!!

> にぃっ、と笑ったゼロスの顔は、ほころんでいた。
> そして、いつの間にか奇妙な参列者は消えている。
> 白い注連縄をほどこされた目の前に口を開ける、暗闇が支配する洞窟を見て。
 注連縄…封印されてませんか?それって。

>「祠? ……なのか?」
> ゼルは、並み並みならぬ危機感を感じ取った。
>「ええ……」
> 答えるゼロス。
>「……で。なんでオレはバスローブなんだ?」
 お色直しに決まってます!!(違うって;)

>「……いやだなぁ。先程から鈍いですよ?」
> ゼロスはさも可笑しそうに笑う。
>「これから、あなたは僕の……一生……」
 なんか、生贄っぽいですね;;

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>「ゼロス〜。リナおかーさんが買い物を頼むわ〜ってぇ」
> リナとガウリイを足して二で割ったような、五歳くらいの、肩までの短い栗毛のかわいい小さな女の子。
> それは紛れも無くリナとガウリイの子ども。
 成る程。 ここでガウリナの方とつながるんですね!

> 童話の本を、開いたままの形で下に敷いて、机につっぷして、眠るゼルの耳元で熱心になにかを呟き続けるゼロスに、女の子は言った。
 今までゼルさん、夢見てたんですね。ゼロス君;;呟き続けてたんですか; んで、あんな夢を…;;
 かわいそうなゼルさん;うなされてそうです;;

>「良くあきないわよねぇ〜。ゼルおにいちゃん落とすのに、どれくらい時間かけてるのかわかんないわぁ」
 五歳の女の子が『落とす』って;;(笑)
 どーゆー教育してるんですか!

> 苦笑するゼロスに、買い物メモとおぼしきチラシの裏に書かれた、紙っ切れを渡す。
>「そりゃ、人間にとっては長い時間でしょうけどね。魔族にとっては……」
>「瞬きにも等しい……でしょ?」
> 受け取って、ゼロスはさらに苦笑した。
> 少女の言い方が、あまりにもリナにそっくりだったからだ。
>「では、行ってきます」
>「早くしないと、おかーさんに滅ぼされちゃうわよ」
> ドラグ・スレイブを打ち出す動作をして、少女はにかっ、とシニカルに笑った。
 女の子、可愛いです―vvなんか、まんまミニリナちゃんですねvv

>「そうですねぇ……」
> ゼロスは。空間移動をして、市場へと向かった。
>
>「あら? ……ゼルおにいちゃんってば、こんなの読むのね」
> 少女は笑った。ゼルの下から本を引っ張り出して。
 その際、ゼルさんが頭を机にぶつけなかった事を願います。

>「カレーの、おうぢさま……」
> 本の題名を、棒読みする少女。眉をひそめ。
>「おかーさんが見たら卒倒するわね」と、小さく呟く。
 そうかも(笑)

> ひらり、と何かが落ちる。それは、本に挟んであったのだろう何枚かの写真。
>「……」
> 少女は思う。『私が、生まれてくるのが、もうちょっと早かったらなぁ』
> ――床に落ちた写真を見詰めて――
>
> それは――
>
> リナの、ガウリイの子どもとしてこの世に生まれいでた、悪夢を統べる存在には、うらやましすぎる風景の塊であった。とだけ、言っておこう。
 かっこいい終わり方です! ふにゃー、楽しかったvv

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>
>ゼル)最後はこんなんかよ!? ゼロゼル最初だけだろーがっ!
 楽しかったですvv

>無限)Lちゃん出したかったんだよぉ〜。
>ゼロ)トキクニっ!
>無限)もう一本書こうと……家族ネタで。
 読みたいっ!激しく読みたいですっ!!

>ゼル)……トキクニが先だ。
>ゼロ)読者さまがいないとしてもっ!
>無限)そうだねぇ・・・・・・
 ばっちし読ませていただいてます!

>次回予告っ! 長らくお待たせしてごめんなさい! トキクニの最終が始まります! (たぶん)
 ををっ!楽しみですvv

> 無限の明日に氷結騨っ!
 凍っちゃって大丈夫ですか? じゃなくて、とっても楽しかったです!! きっと、レゾさんのお出かけ中にしのびこんだんですね、ゼロス君。
 では、トキクニ&家族ネタ、楽しみにしています!