◆−異世界旅行記 3−amy(4/4-22:33)No.1526
 ┗おぉっ!?復活っっ!!−えもん(4/5-09:45)No.1529
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1526異世界旅行記 3amy E-mail 4/4-22:33


 コンピューターが故障してる間にツリー落ちてた〜、あははは〜。
  えもんさん。お待たせしました。
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 異世界旅行記 3

「ゼルガディスさあ〜ん、そんなに離れて歩かなくても〜。」
「うるさいっ、寄るな!!」
「つれない〜(泣)」
 正確に自分との距離をとりながら歩くゼルに涙するゼロス。
 その時だった。
「お〜いゼロス!!」
「ん?あ、冥王様?」
 空からゆっくりと降りてくる小さな人陰をゼロスが見つける。
 やがてフィブリゾはすとんと地面に着地した。
「ねえゼロス。ガ−ヴ知らない?」
「え?魔竜王様ですか?知りませんけど。どうか?」
「ん、ちょっとおいたをしたからお仕置きしようと思って。」
 ゼロスとフィブリゾの会話を耳にし、ゼルは首を傾げる。
「おい。」
「ん?何お兄ちゃん。」
「ガ−ヴってあいつか?」
「へ?」
 ゼルの指差す方を見ればチューリップの影からこちらを伺っているガ−ヴの姿。
「なああああんだ。ここにいたのおおおおおお。」
 嬉しそうににっこり笑うフィブリゾ。
「どうわああああああああああああああ!!」
 逃げようとじたばたもがくガ−ヴの上着の襟をがっしりとつかんでいるあたり
がさすが冥王である。
「同族の負の感情ってなかなか美味しいんですよね〜。」
 嬉しそうにその様子を眺めるゼロス。
 それを恨めしそうにガ−ヴが睨み付け、、、、、。
 急に何かを思い付いたかのような顔をする。
 そしてがしっとゼロスの腕を掴んだ。
「?!」
「おら冥王!!離さねえとこいつ滅ぼすぞ!!」
「うえええええええええええええ!!??」
「なんだってええええええええ!!??」
 急な言葉にフィブリゾが驚く。
「そんなことになったら僕がゼラスに叱られるじゃない!!」
「そういう理由なんですか冥王様ああああああ??!!」
「そういうわけで放せ冥王!」
「くっ、、、、。」
 ゼルは一人蚊帳の外で話はどんどん進展していく。
 フィブリゾはとうとうガ−ヴの襟は手放した。
「だはははは!ザマ−みやがれ!」
 言ってガ−ヴ(とゼロス)は空間に消えていった。



「あ〜もう暴れたら運びにくいじゃないか。」
「だああああ!!そんなこと俺が知るか!!離せ!!」
 暴れるゼルの腕を掴み、ずるずると引きずりながら言うフィブリゾ。
「何言ってるの。ゼロスを助けるんだから付いてくるのは当たり前でしょ。」
「俺は関係ないいいいいいいい!!」
 ゼルの訴えなどまるで無視でずるずる引きずるフィブリゾ。
「ほらほら、もうすぐ着くからね〜。」
 チューリップの中にまぎれてそびえ立つ塔に向かっているようである。
 その塔は扉がなく、一番上の頂上にたった一つ、窓があった。
 まるでラプンツェルがごとく。
「あ〜あ、あんなに高い所だと飛ぶのもおっくうなんだよねー。」
 本当に面倒臭そうに言うフィブリゾ。
 よっこらしょと暴れるゼルを担ぎ、空中を飛び始める。
 ゼルが暴れる分、フィブリゾの体もふらふらと揺れていた。
「おーろーせー!!」
「うんもう、ゼロスはなんでこういうのが好きなんだかなー。」
 かなりうんざりした様子で言うフィブリゾ。
 やっと頂上に着いた頃にはかなりの時間が経っていた。
「よっと。」
 言ってフィブリゾが窓から塔の中へ入る。
「着いたよ。」
 フィブリゾに言われ、もう暴れても意味がないので大人しく中へ入るゼル。
 そして目の前には、、、、、リナがいた。
「や。」
「、、、、、、どわああああああああ!!」
 リナが片手を挙げた挨拶に少し遅れてゼルが驚きの悲鳴をあげる。
「り、り、り、リナ!?何故ここにっ!?」
「あら、なんで私の名前を知ってるわけ?」
「、、、、、、『私』?」
 いつも『あたし』と言っているリナが『私』と言っていることに違和感を憶え
たゼルはオウム返しのように聞く。
「ああ、この子は僕達の世界のリナ=インバースじゃないよ。」
「は?」
「私の名前はリナ=インバース。
  一応王女なんだけどねー。ここに幽閉されちゃった。てへ。」
「はあ?」
 ゼルは只今混乱しております。しばらくお待ち下さい。
「つまり、ここの世界と僕がもう滅んじゃってる君の世界は違うんだよ。」
 フィブリゾの言葉にこくこく頷くゼル。それは分かる。
「だから僕もガ−ヴもこのリナも君の世界の住人じゃないんだ。」
 少し間を開けてから頷くゼル。
「これは君の知ってるリナじゃないから。」
 しばしして、ゼルはようやっと理解できたのか真顔に戻った。
「、、、、そっくりだな。」
「私がそっちの世界のリナ=インバースと?」
「ああ。」
 異世界のリナの問にゼルが深々と頷く。
「ところでゼロスとガ−ヴは?」
「ああ、ゼロスなら奥でお茶してるわよ。」
「あ?」
 思ったよりゼロスが安全であることを聞いて間の抜けた声を出すゼル。
「ガ−ヴは?」
「私からの借金返済のためのアルバイトに行ったけど?」
「あるばいとお?!」
 あまりにも似合わない言葉に、ゼルはすっとんきょうな声をあげる。
「何でガ−ヴがアルバイトなんか?」
「私からお金を借りて、まだ返すお金が出来てないから。」
 すらっと言うリナ。
「何でお前がガ−ヴに金なんぞ貸すんだ?」
「貸してっていってきたから。」
「ああ、そう。」
 淡白なリナの言葉に、ここは異世界であることを理由に自分との世界のギャッ
プを忘れようとするゼル。
 その時。
「ゼルガディスさん!!」
 ばんっと扉を開いてゼロスが出てくる。
「げっ!」
「きっと来てくれると信じてましたあー!」
 抱き着いてくるゼロスをかわすゼル。
 
 どんがらがっしゃん!!

 勢い余って壁に激突するゼロス。
「ひどいです、、、、。」
 涙目で言うゼロスにゼルがフンッと顔を背ける。
「ゼルお兄ちゃん。そろそろ塔から降りよう。」
「貴様が俺をここに連れてきたんだろうが。」
 急かすフィブリゾに呆れてゼルが言う。
「うん、そうね。またゼロスがさらわれない内に帰んなさい。」
 言ってリナは窓辺にゼル達を押しやる。
「おい、リナ。」
「ん?」
「さっき幽閉されてるって言ったな。」
「ええ、言ったけど?」
 窓枠に足をかけて振り返り様言うゼル。
「ここから出たいなら俺達と一緒に出るか?」
「いいよ。私、ここ気に入ってるし。
    まあ、たまに退屈するけど。だからガ−ヴが借金のかたに、
   たまーにおみやげもってくんのよね。」
「ゼロスはお前のみやげもんか、、、、、?」
 リナの言葉に青筋を立てながらゼルが呻く。
「あはは、まあ大して変わらないかな。
   それに出たくなったら地力で出るからさ。
    たまにはあんたも遊びに来てね。」
「ああ、暇があればな。」
 もう二度と来たく無いと思いながらも言うゼル。
「うん、そっちの旦那さんと一緒にね。」
「もう二度と来るかっ!!」
 ゼロスを指差して言うリナにゼルは怒って怒鳴ったのだった。



「どうでした?私からのイキなプレゼントは?」
 12時間経ち、もとの場所に戻った途端、プラムが微笑みながら問う。
「おかげ様で。」
「プ〜ラ〜ム〜!!」
「気に入って頂けて嬉しいですね〜。お礼はいりませんよ(はあと)」
 にっこり笑うゼロスとは対照的なゼルにプラムは言う。
 ところが後ろから殺気。
「ええ、本当に。」
「お、怒ってるんですか?ゼロスさん?」
「まさかあ、僕がさらわれたりゼルガディスさんを襲えなくて欲求不満になった
 りしたくらいのことで、、、、、。」
 顔はにこにこのままだが怒っている口調。
「ぜ、ゼロスさ、、、、。」
「怒るだなんて〜〜〜〜〜〜〜〜。」
「うきゃああああああああああああ!!」
 悲鳴と共に爆音。
 一人安全地帯へと非難したゼルの一言は、、、、。
「まっ、プラムにもたまにはいい薬だよな。」
       だった。

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 はい!『異世界旅行記』終わりです!!
  たまにはゼルが得する(?)ゼロゼルを書きたいと思ったのがこの話を
   つくったきっかけです。

  えもんさん、長らくお待たせしました。
    コンピューターが故障していたんです、、、、。
  あとこんなつまんない話ですみません。

   では夜も遅いのでこのへんで、、、、、、。


      AMY

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1529おぉっ!?復活っっ!!えもん E-mail 4/5-09:45
記事番号1526へのコメント

AMYさん、こんにちは。お久しぶりでーす。

パソコン、故障しちゃったようで・・・大変でしたね。
完結する前にツリーが落ちちゃったので、どーしたのかと思ってました。はぁ〜、無事でよかったですぅ。

何はともあれ、完結しましたね。ほんと異世界でしたよー。
フィブリゾやガーヴやリナまで登場して、なんだか豪華な気分(?)でした。
ゼロスにとっては、がっかり(?)な結果に終わっちゃいましたけど、フィブリゾがなんだかかわいかったからよしとしよう。うん。
ゼロス、次回がんばれ〜。(ってゼロスの活躍の場はあるのか?)

次回作も、楽しみにしておりますっ!!
またしても、もてもてゼルやんだったらうれしいなー。

えもん。

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1537Re:おぉっ!?復活っっ!!amy E-mail 4/5-13:52
記事番号1529へのコメント

えもんさんいつもありがとうございます!
  心配してくれてたなんて!!嬉しいです!!
      感動です〜!!
>AMYさん、こんにちは。お久しぶりでーす。
   お久しぶりで〜す。

>パソコン、故障しちゃったようで・・・大変でしたね。
>完結する前にツリーが落ちちゃったので、どーしたのかと思ってました。はぁ〜、無事でよかったですぅ。
   ありがとうございます!!

>何はともあれ、完結しましたね。ほんと異世界でしたよー。
>フィブリゾやガーヴやリナまで登場して、なんだか豪華な気分(?)でした。
   豪華ですか〜、本当はガウリイも出そうと思って失敗しちゃったんです。

>ゼロスにとっては、がっかり(?)な結果に終わっちゃいましたけど、フィブリゾがなんだかかわいかったからよしとしよう。うん。
>ゼロス、次回がんばれ〜。(ってゼロスの活躍の場はあるのか?)
   それは神のみぞ知る、ですね(←無責任)

>次回作も、楽しみにしておりますっ!!
>またしても、もてもてゼルやんだったらうれしいなー。
   わ〜、ありがとうございます!次作も頑張りま〜す。


 えっと、次作はやっぱりゼロゼルです。(ハマった。)
   正しちょっぴりゼルアメが入ってて、どシリアスにします。
  最近ギャグばっかだったからシリアスが書きたくなりました♪
   なるべくオールキャラにしたいと思ってます。
    新投稿なので、表示は上の方です。
     (つまり新しいツリーになるということ)
  
         ではまた近々お会いしましょー。

    
           AMYより
>
>えもん。