◆−Trick or treat (1)−クリス (2003/10/26 16:26:01) No.15402
 ┣アンケート−クリス (2003/10/26 16:42:56) No.15403
 ┃┣Re:アンケート−ねこめぐ (2003/10/26 17:02:13) No.15404
 ┃┃┗Re:アンケート−クリス (2003/10/26 20:57:40) No.15413
 ┃┣Re:アンケート−神高 紅 (2003/10/26 17:30:05) No.15407
 ┃┃┗Re:アンケート−クリス (2003/10/26 21:07:50) No.15414
 ┃┣Re:アンケート−すぅ (2003/10/26 23:17:12) No.15417
 ┃┃┗Re:アンケート−クリス (2003/11/1 14:14:58) No.15483
 ┃┗Re:アンケート−S☆A (2003/10/27 17:51:18) No.15423
 ┃ ┗Re:アンケート−クリス (2003/11/1 14:18:54) No.15484
 ┣Trick or treat (2)−クリス (2003/10/27 18:49:21) No.15426
 ┣Trick or treat (3)−クリス (2003/10/27 19:08:57) No.15429
 ┣Trick or treat (4)−クリス (2003/10/27 19:42:16) No.15431
 ┗Trick or treat (5)−クリス (2003/10/28 21:22:33) No.15452


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15402Trick or treat (1)クリス 2003/10/26 16:26:01



 みなさんこんにちは。
 ハロウィンまでにと思って急いで作っている途中なので、あんまり期待しないでやってください。もちろん、タイトルにあるとおり、ハロウィンネタでございます。
 それではスタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 いつもの昼下がり、きょうは雲一つ無い晴天。
 清々しい気分になるはずだった。
 あいつさえ居なければの話だが。
 向かいの席にはいつものようにあいつが居る。
 いつもの糸目でニコニコしている。
 何がそんなに面白いんだ?と言いたい。
 はぁ…
「いけませんねえ。リナさん、溜息をつくと幸せが逃げちゃうんですよ。気をつけないと。」
「誰のせいよ、誰の。」
 ゼロスは少し顔をしかめて言った。
「僕のせいじゃありませんよね?」
 毎日毎日、よくも飽きずに来るものだ。
 いい加減にして欲しい。

 ん?
 アメリア!
 彼女は興奮しきった顔であたしの所に来た。
「リナさん、ここにいらっしゃったんですか。探したんですよ。あ、ゼロスさんこんにちは。いつもながらラヴラヴですね。」
 誰が…と言おうとしてやめた。何を言っても無駄だからだ。
「アメリア、それ何?」
 そう言ってあたしはアメリアの握り締めている一枚のビラを取った。
「そうそう、それをリナさんたちに見せようと思って。ラヴラヴなお二人にぴったりの…」
 それきりアメリアは黙ってしまった。
 それほどあたしの顔が怖かったのだろうか。
『ハロウィン 仮装コンテスト
 一番アツアツなお二人には
 賞金 10万円
 そして ハワイ旅行ご招待 』
 し、賞金10万円!?
 新しい携帯電話欲しいんだよね。
 それよりも…
 あたしは横目でゼロスを見た。
 しまった!目線が…
「賞金はいただきですね!がんばりましょう!」
 やっぱり…
「だとしたらライバルですね。負けませんよ。ところで何を着るおつもりですか?」
 ど、どいつもこいつも勝手に話を進めやがって…
「やっぱりシンデレラですか?あたしがそうですけど///あ!ゼルガディスさん!こっちです。」
 アメリアはアメリアでパートナーが居るってわけか。
 金額的にもいいし、ケータイ欲しいし、あたしも出てみようかなぁ。
「パートナー、誰にしようかな…」
 ガウリイはシルフィールとだろうし、ゼルはアメリアと。あと、仲がいいやつって…
 さっきの言葉が聞こえていたのか、顔を輝かせてこっちを見ているこいつしかいないのか。
 はぁ…
 しょうがない、少しの辛抱だから…
………………
「やっぱりイヤー!!」
 ゼロスとなんて…おだてるとすぐ調子に乗るタイプだから…
 
 気が付くと、学校中を走り回っていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ハイ。中途半端ですけど、これで一応終わりです。
 次の話は、もう少し、修正を加えたいので・・・いつになるのでしょう。
 まあ、とりあえず、期待せずに待ってやってください。
 よろしくお願いします。

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15403アンケートクリス 2003/10/26 16:42:56
記事番号15402へのコメント


 こんにちは。ってなわけで、アンケートを取りたいと思っております。
(どんな訳だ!)
 皆さんには…って読んでくださっている方、お願いしますね。
 リナ&ゼロスに着てもらいたい衣装です。(そんなんでアンケートとるな〜!!)
 ほんとにすみません、くだらないことで。実は衣装ごとに違ったエンディングを用意しちゃってるんです。という訳でよろしくお願いします。

 @ シンデレラ&王子様

 A 白雪姫&小人(オイ!)
 
 B(不思議の国の)アリス&ウサギ(正式名称何でしたっけ)

 C ウェンディもしくはティンカーベル&ピーターパン

 D その他(意見などどうぞ)
 
 という感じです。よろしくお願いします。もし、28日までに回答が一つも無かったら(ってこないでしょうけど)、バッドエンディングにしちゃうつもりです。結局ゼロス君の思い道理にされてしまうリナちゃんとか。(バッドエンディングなのか?)
 よろしくお願いします。

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15404Re:アンケートねこめぐ 2003/10/26 17:02:13
記事番号15403へのコメント

> @ シンデレラ&王子様
>
> A 白雪姫&小人(オイ!)
> 
> B(不思議の国の)アリス&ウサギ(正式名称何でしたっけ)
>
> C ウェンディもしくはティンカーベル&ピーターパン
>
> D その他(意見などどうぞ)
そうですねえ...じゃあ、(木)で、チャイナドレス!(笑)(ふたりとも。)か、猫耳、猫尻尾。なんてのは?(両方とも、だれかをパクった。)
あっっっ、ハレのちグゥがぁぁっっ!ねこめぐでしたぁぁっ!

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15413Re:アンケートクリス 2003/10/26 20:57:40
記事番号15404へのコメント

 
 こんにちは。
 こんなくだらないことに付き合ってくださってありがとうございます。てっきり何も来ないものだと…(締め切りが締め切りだしね)
 チャイナドレスのほうは置いといて、猫耳に、猫尻尾ですか…少し考えさせてください。
 …………(ストーリーをどうしようかと考えているクリス)
 ………
 ……
 …一応案の一つとして置いておきます。(ったくこいつアンケートを取っておきながら本当に失礼な奴ね!)
 本当にありがとうございました。

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15407Re:アンケート神高 紅 2003/10/26 17:30:05
記事番号15403へのコメント

どうもクリスさんアンケート書きます。
やっぱここはシンプルイズベストな1でいいんじゃないですか?
僕の意見としてはFF7のクラウドとエアリスとか(古いとこから持ってきたなおい)
ではではまた。

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15414Re:アンケートクリス 2003/10/26 21:07:50
記事番号15407へのコメント


 こんにちは。こんなくだらないことに付き合ってくださってありがとうございます。
 実は、ここだけの話なんですけどね。
 @をバッドエンディングにしちゃおうかな…なんて考えていたんですよ。
 やはり、正真正銘のお姫様にはかなわなくって・・・それで、
 おっと、しゃべり過ぎてしまったようですね。ここまでです。今言えるのは。
 
 すみません。FF知らないんです。ほんとにごめんなさい。

 ありがとうございました。

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15417Re:アンケートすぅ E-mail 2003/10/26 23:17:12
記事番号15403へのコメント

こんばんあ。
私は、リナが魔女の衣装がいいです♪
ゼロスは神官の衣装がいいですね。
正反対の2人で♪
こんなのがいいなぁーと思ったりー
であ、すぅでした☆

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15483Re:アンケートクリス 2003/11/1 14:14:58
記事番号15417へのコメント


 すみません、お返事が遅くなっちゃって。

>私は、リナが魔女の衣装がいいです♪
>ゼロスは神官の衣装がいいですね。
>正反対の2人で♪
>こんなのがいいなぁーと思ったりー
 魔女と神官ですか。もうハロウィン過ぎちゃいましたけど、いつか書いてみたいです。
 ありがとうございました。

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15423Re:アンケートS☆A 2003/10/27 17:51:18
記事番号15403へのコメント

こんにぃちはぁぁあ!!皆さんいろんな意見出してますね。
Cのゼロスは見たくない・・・。だが見たい・・・。
いったいどれがハッピーエンドなんですか?
とりあえず私は、そーぞーしづらい、Cにしてみます(挑戦的?)。
まあそうならないことを願いますけど・・・。

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15484Re:アンケートクリス 2003/11/1 14:18:54
記事番号15423へのコメント


 どうも、かなり遅れちゃいましたね。
 皆さんいろいろな意見を出してくれたんですけど、あなたみたいな挑戦的な人は初めてですよ。
 Cのピーターパン、そんなに読みたくないですか(泣)
 願われちゃったら、それにしたくなっちゃいますけど、とりあえず、しばらくは、書くかどうか悩んでます。
 ありがとうございました。

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15426Trick or treat (2)クリス 2003/10/27 18:49:21
記事番号15402へのコメント


 どうもこんにちは〜。
 やっと昨日の夜とついさっき、修正が終わったので(そんなに修正するとこあったのか?)次のお話をどうぞご覧ください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ハァ、ハァ、ハァ、……
 ここって…まさか。
 学校の立ち入り禁止の部屋じゃない。
 通称開かずの間と呼ばれるここは七不思議のうちの七つがここに揃っているという伝説のある所。
 もちろんあたしはそんなこと信じちゃいないけどね。
 それよりも…
 普段はとっても静かな場所のはずなんだけどな。
 人気の無い場所のはず…だよね…(滝汗)
「くすくす……久々の女の子のお客さんだよ、ガーヴ」
「ほう……どんな奴かと思えばちんけなガキじゃねえか。こんなことでいちいち俺を呼ぶな!」
 ぴきぃ
「胸は無いし、背は低いし……もしかしてフィブリゾ、お前はこんなのが趣味なのか?」
 な、
 あたしが文句を言うより早く、フィブリゾと呼ばれた少年が答えた。
「まさか。けど…」
 まさかとは何よ。ったく……って
 え!
 えぇ!
 ちょっと待ってよ、確かここにある七不思議の中に、死神が居るって話があったよね。
 サーっと血の気が引いていく音がした。
 これが死神!?
 まさか…
 混乱しているあたしを見て、フィブリゾは言った。
「ねぇねぇ、この間の子が落として行ったんだけど、これ。」
 そういってアメリアに見せられたものと同じビラを見せる。
 まさかね、そうでしょ。
 死神が仮想コンテストに出るなんてね…アハハ…
 やるなら火葬にしなさいよね…
「ハロウィンの仮装コンテストって、一度参加してみたかったんだよね。いっしょに出てくれない?お姉ちゃん。」
 くだらない冗談を思いついてしまったことに後悔したのは言うまでもない。
 今度こそ完全に血の気が失せた。
「イヤー!!こんな可愛すぎるあたしよりも可愛いかもとちょっと思ってしまった死神なんかと出るくらいならまだ幾分かはゼロスの方がましよ〜」
 そういってあたしはまた駆け出した。
 その後ろでこんな言い合いが続いていたことをあたしは知らない。
「離しなさい!フィブリゾ」
「お母様、早まらないで〜(滝汗)ほら、あの子も可愛いって言ってたことだし。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ハァ、ここで出さないとL様の出るところがほかに無いし。
(どういう意味よ!あたしは、仮装コンテストに出してもらえるものだとばっかり思ってたんだけど。)
 出すかどうかはまだ決まってないけど・・・
(こうでも言っておかなければ後で何をされるか分かったもんじゃない…とか思っているんでしょうけどね)
 ぎく!
 出るとしたらお相手は誰がいい?(滝汗)
(誰でもいいわ。部下Sじゃなければね)

 その頃のシャブラニグドゥ
(酷いですL様〜)

 とりあえず、ここで第二部は終わりです。次をお楽しみに。
 それではまた。

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15429Trick or treat (3)クリス 2003/10/27 19:08:57
記事番号15402へのコメント


 こんにちは。もういけるところまで投稿しちゃいます。
 もし、31日に間に合わなかったらごめんなさい。
 こっちも時間が無くて大変なんです。
 もしかしたら間に合わなくなって来月になっちゃうかも…
 そのときはほんとにすみません。
 
 それではスタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 あたしは学校中をまた走り回った。
「きゃっ!」
 急に黒い影が横から飛び出した。
 誰よ!いきなりとび出して来るのは!!
「リナさん!僕と出てくれるんですね。」
 聞いてたのかこいつ。
 もしかしたらあたしに盗聴器仕掛けてたりして…
 こいつならありえるかも…
 とりあえず、服をはたいたり、ポケットの中を調べたりしてみた。
 あった!
 襟の裏だ。
 あたしはそれを持ってゼロスに詰め寄った。
「おやおやリナさん、そんなに怒ってどうしたんですか?
 それにしても今日は積極的ですね。
 やっぱりリナさんは積極的な方がいいですよ。」
 あたしが言うより先にゼロスが言ってしまった。
 おだてたってそうは行くもんか。
「これは何かしら?」
 そういって盗聴器十個をゼロスの手のひらに置く。
「ああ、それですか?それはもしリナさんが危険な目に遭ったときとかに……」
 そこでゼロスの言葉が途切れた。
 それよりもだ。 
 このことは後で締め上げるとしてっと。
 

 どうしよう。
 断ろうと思えばいくらでもできる。
 たとえば、
 『まし』と言っただけだから、あんたと出るなんて言ってない!
 とか言えるしね。
 けど問題はその後。
 それでゼロスが引き下がるなんて思えない。
 盗聴器をあたしに取り付けてたくらいだしね。
 きっとあたしが相手を見つけるまで、しつこくしつこく言ってくるだろうし…
 それが嫌なんだよね。
 しょうがない。
 自分にそう言い聞かせた。
 あたしは腹をくくった。
「う、うん(泣)」
 あたしは顔を引きつらせながらそう言った。
 泣きたい。
 今ムショーに泣きたい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 はあ、何とか三部も終わらせることができました。
 次はちょっと長いかもしれません。
 一気に当日ですから。
 でも、衣装のことは出てきませんよ。
 それでは、四部も超特急で書かさせていただきます。
 ではまた。

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15431Trick or treat (4)クリス 2003/10/27 19:42:16
記事番号15402へのコメント


 ハイ。あっという間に四部です。
 ようやく彼女が出てきます。ちょっと性格おかしいのはいつものことなんで文句を言わないでください。どうも、私が書くといつもいつも性格変わっちゃうんです。(それはやばいだろ)
 それではスタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―当日―
「リナさん。あなたもこれに?」
 シルフィール。…居たのか。相手は…ガウリイだな。
「強敵現る!って、本当に出るんですか?」
 そう言ったきり、シルフィールとアメリアは二人でこそこそ話し始めた。
 悲しいかな、あたしのエルフ並みの耳はそれらをすべて捉えてしまうのだった。
「やっぱりお相手は…」
「リナさんもやっぱりあの人のことを好きだったんですね。でもゼロスさんにはあの方がいらっしゃる。そうでしょ。」
 誰が誰のことを好きだって?
 それに、あの方ってもしかして…
「あ…噂をすれば何とやら…」
「え?でも誰と?」
「さあ?」
 こ、こいつら。
 言いたい放題に言ってくれちゃって。
 あたしが文句を言うために二人に近づくと、不意に後ろに気配が生まれた。
!!
 あたしは反射的に後ろを向く。
 とたんに殺気が消えた。
「………」
 彼女はにっこり微笑んだ。
「リナさんでしたっけ。今日はよろしくお願いします。」
 そういってぺこりと頭を下げた。
「あ・・・ハァ。それで、これって二人一組のカップル限定ですよね。あたしがゼロスと出るから、あの、その、えっと…誰と出るのかなって…(滝汗)」
 あたしは疑問を素直に口に出した。
 しかし、『ゼロス』と聞いたとたん、彼女の瞳に強力な意思が宿った。
 いや、瞳からだけではない。
 いまや、体中から炎と化した意思が放出されていた。
 え、え…っと
 どうしよう。
 なんかやばい展開。
 何よ!アメリアとシルフィールの馬鹿!
 ってもう居ないし。
 誰と誰が恋人同士よ(そこまでは、言ってなかったけど。)
 立派なライバルじゃない!
「あ、失礼しました。それでは私はこれで。」
 そういって横を通り、そっと耳元でささやいた。
「あの人だけには、いえあのゴキブリにだけは負けるわけにはいかないんです。」
 はっきり言って本当に怖かった。


 暗い顔でコンテスト会場に向かう。
 う゛
 まさに犬猿の仲というべきものがそこにあった。
「何ですって!もう一度言ってみなさい!」
「ええ何度でも言って差し上げますよ。
 ですから、あなたみたいな、なんでも力で押さえるっていう人って、脳の使い方を知らないんですね。
 これで結構ですか?」
 フィリア先輩の顔は、いまや噴火しそうな火山のようになっていた。
 一方ゼロスも、顔を引きつらせてはいるものの、まだ幾分かは余裕があるようだった。
 ハァ…このまま帰ろっかな・・・
 一瞬だけそんなことが頭をよぎった。
 あれ…?
 あの人もゼロスたちを見てる。
 ふと横を向いたとたん、その人と目が合った。
 一応礼をしておいたが、彼はすっと視線を逸らしてしまった。
 な、何よこの人。
 失礼ねー
 そのまま彼は二人に近寄っていく。
 もしかして。
 あの人がフィリア先輩の…?
 どういう関係なんだろ。
 ま、いいか。
「そろそろじゃないのか?」
「あ、そうでした。ありがとうヴァル。」
「えーと、僕のリナさんは…」
 ゼロスの頭を瞬時のうちにスリッパで叩いたのは言うまでもないだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 はぁ。
(ねえ、あたしは出ないの?)
 出ないって何回言ったらいいんでしょうかL様。
 これで四部も終わりですし。
 多分出ないんじゃないですか?
 それではこの辺で。
(ねぇねぇ。長いといってなかった?あんまり長くなかったんじゃない?)
 文句苦情などなどお待ちしております。
(ちょっと、何無視してんのよ!)
 では、さようなら。

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15452Trick or treat (5)クリス 2003/10/28 21:22:33
記事番号15402へのコメント


 こんにちは。
 えっと、思ってたよりアンケートに答えてくれた方が多く、とてもびっくりしています。ありがとうござました。
 それはそれでいいのですが、全員が違う回答でとっても悩みました。
 そこで、あらかじめ創っていた話にしたいと思います。
 その他の意見は、一つか二つくらいに絞って、今後、書いていきたいと思います。多分それは来月くらいになると思います。
 @の、シンデレラ&王子様編、スタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「リ、リナさん。それにゼロスさん、その衣装は私達と同じものじゃないですか。」
 ア、アメリア。それに、ゼル、シルフィール、ガウリイ。
「………」
「に、似合ってるじゃないか…意外に…。」
 笑いをこらえながら言われても…それに、最後の一言は余計よ!
「こういう事もあるんですね。」
 そう、それが問題なのだ。
 この場にいる三組とも、同じ衣装なのだ。
 そう、シンデレラ&王子様。
 そして討論は始まった。
 それを聞いてるふりをしつつも、あたしはゼロスの言葉を思い出していた。



「一つ付け加えさせてください。」
 ゼロスは言った。
 今回、コンテストに出るに当たって事前に言っておきたいことがあるのだという。
「話だけは聞いてあげるわ。けど、変な内容だったら…」
「そ、その点は大丈夫ですよ。」
 そう言ったゼロスの顔は、少し引きつって見えた。
「お願いがあるんです。もし、このコンテストで優勝できなかったら、僕と一日でいいんでデートしてくれませんか?」
「却下」
 あたしは即座に断った。
「何でですか〜?」
「もしそんなことを許したら、あんたはあたしとデートするために、わざと負けるように仕掛けるかもしれない。そうでしょ。」
 もっともらしい答えにも動じず、ゼロスは言った。
「それはありえませんよ。だってリナさん、もし優勝できたら、ハワイ旅行ですよ。もちろん優勝する方がいいに決まっているじゃありませんか。」
 う〜ん。
 そういえばそんな気も…
「それにですよ、もしも優勝できなかったらの話ですから。もちろん僕達が負けるわけ無いじゃありませんか。」
 それもそうだ、と、あたしは思った。
 しかし、それこそが、ゼロスの策略だったのだ。
 あたしはうっかりその話をOKしてしまった。


「ハイ、これ衣装です。」
 そういってゼロスが渡したものは…
 アメリアが言っていたシンデレラの衣装だったのだ。
「これってまさか…。」
「そうですよ。アメリアさん達と同じ衣装ですよ。」
 やられた!
 あたしはお姫様でもなければ何でもないのに、アメリアは、立派なお姫様だ。
 本物にあたしが勝てるわけは無い。
 これがあるからゼロスは言ったのだ。
 負けたらデートしてくださいと。
 


 まさかシルフィール達まで同じとは思わなかった…
 あ…そういえばフィリア先輩達も…
 そ、それでゼロスもこの衣装を選んできたのか。
 ライバルのフィリア先輩に勝ちたくて。
 いや、もしかしたら逆なのかもしれない
 フィリア先輩のほうが、ライバル心がより強い気がしたから…
 あたしはそのとき悟った。
 絶対に勝ち目が無いことを。
 本物のお姫様に、おしとやかに見える巫女達。
 これで優勝だったら
 あたしは喜んでゼロスとデートでも何でもやってやるよ。
 でも、絶対にありえない。
 断言できる。


 いよいよ審査発表だ。
 やっぱり優勝は、アメリア達かな…
「発表します。」
 どこからか、高らかに声が響いた。
「優勝は……アメリア・ゼルガディス組!!」
 いっせいに拍手が起こった。
 やっぱりね。
 あーあ。
 ケータイ、欲しかったな〜
 これで、ゼロスとデートしなきゃいけないのか…
 そう思っていた矢先のことだった。
「え…と、特別賞として、もう一組、賞金を得ることができるようになりました。」
 え?
 え!!
「もう一組は…リナ・ゼロス組です!!」
 あたしは唖然とした。
 拍手などぜんぜん聞こえなかった。
 うそ…でしょ?
 嘘じゃない事は確かだった。
 現にも、あたし達のところをスポットライトが照らしている。
 ゼロスと顔を見合わせて喜んだ。


 あたしは早速、もらった賞金をゼロスと山分けして、ケータイを買いに行った。
 なぜかゼロスも付いて来た。
「あんたまで来る必要ないのよ。」
「いえ、僕はリナさんと同じ携帯が欲しいだけですよ。」
 そして、二人で同じ携帯を買うことになった。
 あたしとしては嫌なんだけど…
 その帰り際のことだった。
「ところでリナさん、あの約束どうなったんですか?」
 あ…
 あたしは必死で言い訳を探した。
「そ、それは…そうよ!言ってたじゃないゼロス。負けたらデートしようって。そういう約束だったじゃない。でも、あたし達は負けていない、そうでしょ。」
 すごくむちゃくちゃな理屈だが、ゼロスは納得してくれた。
 それきりそのことを話さなかった。


 次の日のこと。
 あたしは自分でもなぜか分からないけど、気が付いたらお弁当を持ってゼロスの家の前にいた。
ピンポ〜ン
 震える指を離す。
 すぐに誰かが出てきた。
「どちら様で?…もしかしてゼロスの…」
 そう言って、女の人は小指を立てた。
 え?
 あたしはその理由に気づき、反論しようとしたが一歩遅く、
「ゼロス〜、可愛い彼女が来たよ〜。いつの間にこんな可愛い子見つけたのよ〜。」
 ゼロスが玄関に現れた。
「リナさん。」
 ぽかんと口を開けている様は、あまり見られるものではない。
 あたしはゼロスの腕を掴み早く早くと急かした。

「どこに参りましょうか。」
「そうね、どこに行こうかな。」
 そう言ってあたし達は歩き出した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 本当はバッドエンディングにするつもりだったこの話。
 気が付いたらこんなことに。
 とりあえず、リナが自分の本当の気持ちに気づいたって感じかな。(どこがかしら)

 次の投稿は来月です。
 よろしくお願いします。