◆−カオティック・サーガ――神魔英雄伝説めもりある――:賢者の記録−オロシ・ハイドラント (2003/10/27 20:23:45) No.15434 ┗日記とは、後世に発表されることを狙って、他人の悪口を書き連ねておくものである。−エモーション (2003/10/27 21:19:44) No.15439 ┗Re:ヤンタイプは結構多い?−オロシ・ハイドラント (2003/10/29 19:12:40) No.15460
15434 | カオティック・サーガ――神魔英雄伝説めもりある――:賢者の記録 | オロシ・ハイドラント URL | 2003/10/27 20:23:45 |
一月一日 こらこら勝手に読もうとしている君、すぐにページを閉じなさい。 とまあ、とりあえずこう書いてみたのだが、これが日記の書き出しというのは、いかがなものだろうか。 是非ともブラウンさん(学者の方の)の日記の中身を拝見したいものだが、見せてくれない。やっぱり他人に日記を見せるというのは恥ずかしいものなのだろうか。 今日一日にあった出来事を連ねていけば良いらしいのだが、ブラウンさんと違って私は無趣味だ。外出という言葉はほとんど買いものと同義語だし、研究についての報告などは日記に書くものではないように感じる。 一体、何を書けば良いのか。この日記をこっそりとでも読む者がいるならば、是非とも教えてもらいたいものだ(冒頭の文と矛盾するようだが)。 一月二日 今日の朝食はサンドウィッチ。昼食はサンドウィッチ。夕食はサンドウィッチ。 ちなみに今は夜だ。もうすぐ寝る予定。 今日は特に何もなかった。 一月三日 三日作家(訳注:こちらの世界でいう三日坊主のことかと思われる?)。という言葉があるが、私にとっては三日続いただけで充分凄い。 偉い偉い。レイちゃんは偉い! ということで今日は眠る。 二月十八日 埃被って埋もれていた日記帳を見つけたのは、つい昨日のことだ。 で、久しぶりに何を書くかというと、先日読みかけのままだった小説を最初から読み直すことにしたのだ。 作家の方のブラウンさん(本当にブラウンという姓はサイラーグには多い)からもらったものだ。忙しくてさっぱり読めなかった。 内容は意外と悪くない。魔道研究者の心理がうまく描かれている。研究者の端くれたるこの私も、あの主人公と同じような人種だろう。禁忌の世界に入り込んで、恐ろしい真実を知り、世界そのものに恐怖するというストーリーは、私が時々抱いていた妄想に近いものがある。 難点はいくつか見られたが、あんまり他人の作品を貶すという行為は好きではない。 ああ、眠い。寝る。 二月十九日 作家のブラウンさんに何度か会いにいったのだが、いつも留守だ。いや、きっと締め切りに追われて必死で原稿を書いているのだろう。訪問者の対応すら出来ないのだ。 もうすぐ五十になるというのに、なぜ彼は結婚をしないのだ。未婚者の私が言えた台詞ではないが。 眠いし寝る。それが一番だ。 二月二十七日 また久しぶりに日記だ。 なぜ日記を書くようになったかというと、当然会うことが出来たからだ。ブラウンさん(当然作家の)と。 日記には書かなかった小説の難点を言いまくってやったら、見事に良い表情を見せてくれた。 新作は再来年には世に出るらしい。今度も一万冊だそうだから、写本もなかなか大変そうだ。一体、何人の人間でおこなうのだろうか。 三月一日 唐突だが、私は戦争が嫌いだ。そしてこれからも、嫌いであり続けたいと思っている。 理由は人が死ぬからだ。 もしこれをこっそり読む人間がいたら(いないと信じたいが)、レイ・マグナスは偉いと心で思ってくれ。 今日はこれだけだ。眠い。 三月二日 全く、空白だらけの日記だ(最高連続記録は三日だ)。だがもしや、皆もこんなもんではないだろうかと最近思うようになった。 だが、他人の日記を勝手に読むような真似はしたくないので、それを確かめるのは止めておこう。 ああ、眠い。 そういえば今日は月が綺麗だ。 三月三日 これで記録とタイである。このまま記録更新を狙いたい。 研究にも一段落ついたので、息抜き用に一冊だけ娯楽小説を買って来た。 店員に薦められたものを買ったのだが、何でもその本は人殺しの小説だそうだ。お金持ちのお屋敷でどんどん人が殺されていくのだそうだ。最後に探偵とかいう男が出て来て、人殺しが誰なのかを暴き出すという造りになっているそうだが、こんなものが果たして面白いのか。 かのマーヴェン・ローズ博士は生前よく愛読していたとあの店員は言ったが、魔道研究者達の尊敬する人ベストテンで、二十年連続一位の彼氏がこんなものを本当に読んでいたのだろうか。私に売りつけるために嘘を言ったのではないか。そういえばやけに分厚いし、値段も随分と高かった気がする。 三月四日 記録更新。ということで寝る。 そういえば、あの書物はなかなか面白い。密室状態でどうやって人間が殺されたのか、なかなか興味深いではないか。 ローズ博士がはまったのも、無理はないのではないか。 ちなみに言っておくが、私は戦争を嫌うのと同じ理由で人殺しも嫌いだ。作り話だから許していることをどうか理解してくれ、盗み読みしている君よ(いないってば)。 三月五日。 記録を伸ばす。 現在、あの小説(探偵小説というらしい)は、半分近くまで進んだ。途中で考えさせられる問題が多くて、なかなかページが進まない。 ちなみに題名は「メサイア(救世主)」というものだ。著者は何でもゼフィーリアの出身であるという。ゼフィーリアといえば葡萄だ。葡萄が旨い。葡萄酒は最高だ。 しばらく研究は中止だ。これを読み終えたい。 三月六日 ああ、私は堕落してゆくようだ。 今日は一日中あの小説を読んでいた。お陰で読み終えてしまったのだが、恐ろしいことに同系統の話を無性に読みたくなってしまった。異性に溺れることのなかった私が、書物に溺れてしまうとは。全く、ローズ博士は本当に偉大だ。この欲求を抑えながら研究を続けることが出来たのだから。 密室トリックといい、犯人の正体といい、充分に驚愕に値する内容だった。凄すぎる。この書物の著者は、魔道研究者などよりよほど偉大なのではないだろうか。 三月七日 今日は探偵小説を十冊ほど買って来た。 早速読み出すと、ページを捲る手が止まらなくなる。 前の書物と違い、今度読んだものはどんどんページが進む。 今日は一冊を読了し、さらに一冊を半分ほど読んだ。 四月十六日 探偵小説にはまったせいで、日記を書くのは久しぶりとなった。研究も全く進まない。 そういえば最近読んでいた探偵小説はどれも今一つに思えていたのだが、久しぶりに良いものに出会った。 「メサイア」の著者の新作で、「彼女らの死す意味は」という題名のものだったが、これが素晴らしい。 トリックや論理性などにも優れているが、一番の魅力は登場する探偵であろう。 犯人に向けて探偵が言った「あなたは愛を忘れてしまったのですね」という台詞は、場所が場所だけに非常によく聞こえた。 私も一度使ってみたいものだ。 六月一日 いかん。研究が滞っている。 というわけで、私は今日から禁探偵小説をおこなうことに決めた。 いや、やっぱり明日からにしよう。とりあえず今日は短編を一本読むことに決めた。 六月二日 禁探偵小説は明日からやる。絶対やります。 六月三日 私は思い切って、持っていた探偵小説をすべて焼いた。 後は買わないように心掛けるのみだ。 * 日記はそこで途絶えていた。 もう二度と書かれることはない。 獣神官ゼロスは日記を閉じた後、大きな溜息を吐いた。 この寂れた屋敷には自分以外の誰もいない。 ◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆ こんばんはラントです。 長編に少し詰まったので、短編を書いてみることに。 本編を読んでいなくても理解は出来るでしょうけど、やはり読後に読んで頂きたいです。 大賢者の日記とは到底思えない内容(特に一月三日のアレは)ですが、個人的にはマグナス氏はあんまり硬い文章は書かないんじゃいかなと思ったので、こうなってしまいました。らしくない箇所もあると思いますが、それはノリで書いたということで。 後、名前だけ出て来る人物が多数ありますが、敢えて紹介するのは止しました。どうせ二度と登場しないし。 読んでくださった方ありがとうございます。最初の言葉を見て立ち去った方(いるの?)すみません。 それでは、これで失礼致します。 |
15439 | 日記とは、後世に発表されることを狙って、他人の悪口を書き連ねておくものである。 | エモーション E-mail | 2003/10/27 21:19:44 |
記事番号15434へのコメント ……だったかな、確か(笑) 「銀河英雄伝説外伝2巻:ユリアンのイゼルローン日記」より。 こんばんは。 爆笑しました! レイ=マグナスさん、お茶目すぎです。 そりゃまあ……仮にも魔族の王(の依り代)が、こんなお茶目な日記書いていたら…… 思わずため息をつきたくもなるかも……(笑) >一月一日 > こらこら勝手に読もうとしている君、すぐにページを閉じなさい。 > とまあ、とりあえずこう書いてみたのだが、これが日記の書き出しというのは、いかがなものだろうか。 > 是非ともブラウンさん(学者の方の)の日記の中身を拝見したいものだが、見せてくれない。やっぱり他人に日記を見せるというのは恥ずかしいものなのだろうか。 > 今日一日にあった出来事を連ねていけば良いらしいのだが、ブラウンさんと違って私は無趣味だ。外出という言葉はほとんど買いものと同義語だし、研究についての報告などは日記に書くものではないように感じる。 > 一体、何を書けば良いのか。この日記をこっそりとでも読む者がいるならば、是非とも教えてもらいたいものだ(冒頭の文と矛盾するようだが)。 私からはタイトルの言葉を、お教えいたします(笑) 未来の銀河の半分で、最高の知将と言われる御方の名言でございますので。 >一月二日 > 今日の朝食はサンドウィッチ。昼食はサンドウィッチ。夕食はサンドウィッチ。 > ちなみに今は夜だ。もうすぐ寝る予定。 > 今日は特に何もなかった。 > > >一月三日 > 三日作家(訳注:こちらの世界でいう三日坊主のことかと思われる?)。という言葉があるが、私にとっては三日続いただけで充分凄い。 > 偉い偉い。レイちゃんは偉い! ということで今日は眠る。 ……すいません、この辺り読んだとき、「お前はの○太かーー;つ?!」と 思いました……。 >三月二日 > 全く、空白だらけの日記だ(最高連続記録は三日だ)。だがもしや、皆もこんなもんではないだろうかと最近思うようになった。 > だが、他人の日記を勝手に読むような真似はしたくないので、それを確かめるのは止めておこう。 > ああ、眠い。 > そういえば今日は月が綺麗だ。 毎日付ける人もいれば、そうでない人もいますからね。 この辺りは個人の自由でしょう。 >三月六日 > ああ、私は堕落してゆくようだ。 > 今日は一日中あの小説を読んでいた。お陰で読み終えてしまったのだが、恐ろしいことに同系統の話を無性に読みたくなってしまった。異性に溺れることのなかった私が、書物に溺れてしまうとは。全く、ローズ博士は本当に偉大だ。この欲求を抑えながら研究を続けることが出来たのだから。 > 密室トリックといい、犯人の正体といい、充分に驚愕に値する内容だった。凄すぎる。この書物の著者は、魔道研究者などよりよほど偉大なのではないだろうか。 > > >三月七日 > 今日は探偵小説を十冊ほど買って来た。 > 早速読み出すと、ページを捲る手が止まらなくなる。 > 前の書物と違い、今度読んだものはどんどんページが進む。 > 今日は一冊を読了し、さらに一冊を半分ほど読んだ。 ……レイ=マグナスさんは、ハマるとディープなタイプなのが、良く分かります。 魔道研究にも、こんな感じでハマったんでしょうねー(^.^) 私の方のレイ=マグナスさんも、「一旦ハマると、とことんハマるタイプ」に 設定していましたので、読みながらシンクロニシティを楽しんでました。 >四月十六日 > 探偵小説にはまったせいで、日記を書くのは久しぶりとなった。研究も全く進まない。 > そういえば最近読んでいた探偵小説はどれも今一つに思えていたのだが、久しぶりに良いものに出会った。 > 「メサイア」の著者の新作で、「彼女らの死す意味は」という題名のものだったが、これが素晴らしい。 > トリックや論理性などにも優れているが、一番の魅力は登場する探偵であろう。 > 犯人に向けて探偵が言った「あなたは愛を忘れてしまったのですね」という台詞は、場所が場所だけに非常によく聞こえた。 > 私も一度使ってみたいものだ。 ……それで、ゼロスに対して使ったのですね、レイ=マグナスさん……。 >六月一日 > いかん。研究が滞っている。 > というわけで、私は今日から禁探偵小説をおこなうことに決めた。 > いや、やっぱり明日からにしよう。とりあえず今日は短編を一本読むことに決めた。 > > >六月二日 > 禁探偵小説は明日からやる。絶対やります。 > > >六月三日 > 私は思い切って、持っていた探偵小説をすべて焼いた。 > 後は買わないように心掛けるのみだ。 ……この辺りは禁煙やダイエットに通じるものがありますね(笑) > こんばんはラントです。 > 長編に少し詰まったので、短編を書いてみることに。 > 本編を読んでいなくても理解は出来るでしょうけど、やはり読後に読んで頂きたいです。 > 大賢者の日記とは到底思えない内容(特に一月三日のアレは)ですが、個人的にはマグナス氏はあんまり硬い文章は書かないんじゃいかなと思ったので、こうなってしまいました。らしくない箇所もあると思いますが、それはノリで書いたということで。 > 後、名前だけ出て来る人物が多数ありますが、敢えて紹介するのは止しました。どうせ二度と登場しないし。 > 読んでくださった方ありがとうございます。最初の言葉を見て立ち去った方(いるの?)すみません。 > それでは、これで失礼致します。 大爆笑しました。 レイ=マグナスさんの性格と言いますか、人柄が窺える内容の日記で、 とても面白かったです。 私個人もレイ=マグナスさんは、あまり堅苦しいタイプではなかったのかも、と思っています。 多分、実年齢もレゾと違って、見た目と同じだったのでしょうし。 何故か「ヤン・ウェンリー」タイプのイメージが、ありまして……(笑) 私の方ではそんな感じの方になってます。 魔道関係では滅茶苦茶才能を発揮して、たくさん功績をあげている癖に、 それ以外はからっきし。見ている方が危なっかしく感じている……みたいな。 今回の短編、本当に楽しませていただきました。 カオティック・サーガは、かなり複雑なお話になるようなので、本当に考えるのが 大変だと思いますが、次作を楽しみにしていますね。 それでは、今日はこの辺で失礼いたします。 |
15460 | Re:ヤンタイプは結構多い? | オロシ・ハイドラント URL | 2003/10/29 19:12:40 |
記事番号15439へのコメント >……だったかな、確か(笑) >「銀河英雄伝説外伝2巻:ユリアンのイゼルローン日記」より。 おおっ、こんな台詞があるんですね。 うわっ外伝も買わなくちゃな。 > >こんばんは。 こんばんは。 >爆笑しました! レイ=マグナスさん、お茶目すぎです。 >そりゃまあ……仮にも魔族の王(の依り代)が、こんなお茶目な日記書いていたら…… >思わずため息をつきたくもなるかも……(笑) ギャグ中心のもの書いたのは結構久しぶりじゃないかと思います。 長編に多少入れ混ざることはあっても…… > >>一月一日 >> こらこら勝手に読もうとしている君、すぐにページを閉じなさい。 >> とまあ、とりあえずこう書いてみたのだが、これが日記の書き出しというのは、いかがなものだろうか。 >> 是非ともブラウンさん(学者の方の)の日記の中身を拝見したいものだが、見せてくれない。やっぱり他人に日記を見せるというのは恥ずかしいものなのだろうか。 >> 今日一日にあった出来事を連ねていけば良いらしいのだが、ブラウンさんと違って私は無趣味だ。外出という言葉はほとんど買いものと同義語だし、研究についての報告などは日記に書くものではないように感じる。 >> 一体、何を書けば良いのか。この日記をこっそりとでも読む者がいるならば、是非とも教えてもらいたいものだ(冒頭の文と矛盾するようだが)。 > >私からはタイトルの言葉を、お教えいたします(笑) >未来の銀河の半分で、最高の知将と言われる御方の名言でございますので。 あらかじめその言葉を知っていたら、全く違うものになっていたかも知れませんね。 > >>一月二日 >> 今日の朝食はサンドウィッチ。昼食はサンドウィッチ。夕食はサンドウィッチ。 >> ちなみに今は夜だ。もうすぐ寝る予定。 >> 今日は特に何もなかった。 >> >> >>一月三日 >> 三日作家(訳注:こちらの世界でいう三日坊主のことかと思われる?)。という言葉があるが、私にとっては三日続いただけで充分凄い。 >> 偉い偉い。レイちゃんは偉い! ということで今日は眠る。 > >……すいません、この辺り読んだとき、「お前はの○太かーー;つ?!」と >思いました……。 確かにそう思わせる部分があるかも。 実はこの辺り、二回ほどカットしようかと考えた場所だったりします。 > >>三月二日 >> 全く、空白だらけの日記だ(最高連続記録は三日だ)。だがもしや、皆もこんなもんではないだろうかと最近思うようになった。 >> だが、他人の日記を勝手に読むような真似はしたくないので、それを確かめるのは止めておこう。 >> ああ、眠い。 >> そういえば今日は月が綺麗だ。 > >毎日付ける人もいれば、そうでない人もいますからね。 >この辺りは個人の自由でしょう。 確かにそうでしょうね。 彼のもの以上に空白の多い日記帳もあるでしょうし。 > >>三月六日 >> ああ、私は堕落してゆくようだ。 >> 今日は一日中あの小説を読んでいた。お陰で読み終えてしまったのだが、恐ろしいことに同系統の話を無性に読みたくなってしまった。異性に溺れることのなかった私が、書物に溺れてしまうとは。全く、ローズ博士は本当に偉大だ。この欲求を抑えながら研究を続けることが出来たのだから。 >> 密室トリックといい、犯人の正体といい、充分に驚愕に値する内容だった。凄すぎる。この書物の著者は、魔道研究者などよりよほど偉大なのではないだろうか。 >> >> >>三月七日 >> 今日は探偵小説を十冊ほど買って来た。 >> 早速読み出すと、ページを捲る手が止まらなくなる。 >> 前の書物と違い、今度読んだものはどんどんページが進む。 >> 今日は一冊を読了し、さらに一冊を半分ほど読んだ。 > >……レイ=マグナスさんは、ハマるとディープなタイプなのが、良く分かります。 >魔道研究にも、こんな感じでハマったんでしょうねー(^.^) >私の方のレイ=マグナスさんも、「一旦ハマると、とことんハマるタイプ」に >設定していましたので、読みながらシンクロニシティを楽しんでました。 後生の人々に偉大な賢者と言われている人物だからこそ、そういったイメージを覆したくなり、こんな感じになりました。 後、私も似たような傾向があるというのも、こういったキャラとなった理由の一つだったり。 > >>四月十六日 >> 探偵小説にはまったせいで、日記を書くのは久しぶりとなった。研究も全く進まない。 >> そういえば最近読んでいた探偵小説はどれも今一つに思えていたのだが、久しぶりに良いものに出会った。 >> 「メサイア」の著者の新作で、「彼女らの死す意味は」という題名のものだったが、これが素晴らしい。 >> トリックや論理性などにも優れているが、一番の魅力は登場する探偵であろう。 >> 犯人に向けて探偵が言った「あなたは愛を忘れてしまったのですね」という台詞は、場所が場所だけに非常によく聞こえた。 >> 私も一度使ってみたいものだ。 > >……それで、ゼロスに対して使ったのですね、レイ=マグナスさん……。 ゼロスはこの日の日記を読んでどう思ったでしょうね。 > >>六月一日 >> いかん。研究が滞っている。 >> というわけで、私は今日から禁探偵小説をおこなうことに決めた。 >> いや、やっぱり明日からにしよう。とりあえず今日は短編を一本読むことに決めた。 >> >> >>六月二日 >> 禁探偵小説は明日からやる。絶対やります。 >> >> >>六月三日 >> 私は思い切って、持っていた探偵小説をすべて焼いた。 >> 後は買わないように心掛けるのみだ。 > >……この辺りは禁煙やダイエットに通じるものがありますね(笑) 確かに……。 ちなみに私は、こういったものが成功した試しがないです。 > >> こんばんはラントです。 >> 長編に少し詰まったので、短編を書いてみることに。 >> 本編を読んでいなくても理解は出来るでしょうけど、やはり読後に読んで頂きたいです。 >> 大賢者の日記とは到底思えない内容(特に一月三日のアレは)ですが、個人的にはマグナス氏はあんまり硬い文章は書かないんじゃいかなと思ったので、こうなってしまいました。らしくない箇所もあると思いますが、それはノリで書いたということで。 >> 後、名前だけ出て来る人物が多数ありますが、敢えて紹介するのは止しました。どうせ二度と登場しないし。 >> 読んでくださった方ありがとうございます。最初の言葉を見て立ち去った方(いるの?)すみません。 >> それでは、これで失礼致します。 > >大爆笑しました。 >レイ=マグナスさんの性格と言いますか、人柄が窺える内容の日記で、 >とても面白かったです。 >私個人もレイ=マグナスさんは、あまり堅苦しいタイプではなかったのかも、と思っています。 >多分、実年齢もレゾと違って、見た目と同じだったのでしょうし。 >何故か「ヤン・ウェンリー」タイプのイメージが、ありまして……(笑) >私の方ではそんな感じの方になってます。 >魔道関係では滅茶苦茶才能を発揮して、たくさん功績をあげている癖に、 >それ以外はからっきし。見ている方が危なっかしく感じている……みたいな。 確かにヤンに通じるところがあるような気がします。書いていた時は気付きませんでしたけど。 それにしても、ヤンタイプの人間って意外に多いかも。ヤンみたいに凄い才能を持つ人間は少ないでしょうけど。 世に出れば人気者になりそうな人物のような気がします。旅させてみたら面白いかも。 後、フレデリカさんタイプの助手を登場させても良かったかも知れません。それで片想いされる、と。 ちなみに年齢は、実際より若く見えるくらいだと思います。御手洗さんなどのように。 > >今回の短編、本当に楽しませていただきました。 >カオティック・サーガは、かなり複雑なお話になるようなので、本当に考えるのが >大変だと思いますが、次作を楽しみにしていますね。 >それでは、今日はこの辺で失礼いたします。 ご感想どうもありがとうございました。 それでは、これで…… |