◆−THE☆宣言してみたり。−無限 竜人 (2003/12/15 22:55:54) No.15708
 ┣Re:THE☆宣言してみたり。−十六夜 (2003/12/16 13:56:43) No.15710
 ┃┗クリスマスフリーSS−無限 竜人 (2003/12/24 17:21:14) No.15755
 ┗Re:THE☆宣言してみたり。−霜空 月華 (2003/12/16 16:35:25) No.15711
  ┗クリスマスフリーSS−無限 竜人 (2003/12/24 18:33:58) No.15756


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15708THE☆宣言してみたり。無限 竜人 2003/12/15 22:55:54



わたくし――! へたれエセ小説書き無限竜人は、

『クリスマス』のフリー小説を書こうと思っています!

無論! クリスマスにアップする予定で。


 CPはゼルアメ・ゼロフィリ以外ならなんでもありで!
(ファンの方申し訳ありません;)

 
 見てくださって、レスをしてくれた方、先着二名に。

 『いらないだろーけどリクエスト権』差し上げます。

 CP始めコンセプト・ギャグ・甘甘等々! 
 すべて決めて下すって結構です。
 (あ、ネタくださいって言ってるんじゃないですよ)

 しかし、フリーになってしまうので、本当にリクだけです。

 それでも良いぞって人は、リクください。
 お願いします。
 できれば、無限にレスるのは初めての方がうれしいです。
もち、常連さんも大歓迎です。

 ウィラ・広げようネット仲間!(意味はなし)

 そりでは。

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15710Re:THE☆宣言してみたり。十六夜 2003/12/16 13:56:43
記事番号15708へのコメント


 初めまして♪ 無限竜人さん☆
 十六夜と申します♪

 早速ですが、わたしはカップリングはゼロリナが大好きです!!!


> 『いらないだろーけどリクエスト権』差し上げます。

 えっと、↑リクエスト受け付けてもらえるそうですので、ルナ×リナのゼロス×リナ書いて頂けると嬉しいです!

 ルナ→リナ←ゼロスでルナvsゼロスが好きです♪
 最後はルナ×リナで終わろうと、ゼロス×リナで終わろうとどちらでも構いません♪

 (ゼロス:鬼ぃぃぃぃぃーーー!)
 (十六夜:るさい! わたしはリナちゃんが幸せならそれで良いの!)
  ↑謎。

 それでは、この辺で。
 よろしくお願いしますぅぅぅ〜〜〜!!!!!(逃)


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15755クリスマスフリーSS無限 竜人 2003/12/24 17:21:14
記事番号15710へのコメント


> 初めまして♪ 無限竜人さん☆
> 十六夜と申します♪
 はじめまして。リクありがとうございますv

――宣言したとおり、クリスマスフリーSSです。
 十六夜さんにリクエストしていただきましたが、フリーということなので。
『誰でもお持ち帰りOK』です。
 そんなことナイとおもいますが。

スポット視点のルナ+ゼロス×リナ。どうぞ!

===================================

げめずっ!

腹が減っていた、飯時だった。凄まじい音が、俺の小屋の裏から聞えてきたのは。
「な……なんだあ?」

ごずっ! ずずずずずごっ! げすっ!

ぼご。音とともに壁に、穴が開いて――穴に首をくぐした野郎と目があった。

「……っおぅっわあああああああっ!?」
 おかっぱ頭がのぞく! 俺は思わず声をあげていた!
「あらスポット。
 そうね。もうご飯よねv」
「あ、姉さん……?」

 俺には用意に想像がついた。

 どうやら。久しぶりに(夫連れで(え?))里帰りしてきたリナ=インバースに、このおかっぱ野郎がちょっかいかけてきたらしい。
 ふむ。これが栄えある五十人目か。
 俺はため息をついて、壁に篇代わりの木炭で五十本目の棒線を引っ張った。

 姉さんが俺のえさ皿を持ってゆくのを見送って。
「おい。あんた大丈夫か? 姉さんの蹴りやら市中引き回し喰らってぼろぼろになっただけとは。
 中々ヤルな。」
「い、犬が喋りますか。さすがはリナさんのご実家」
 おかっぱは壁から首を引っこ抜いて、こきこきと肩を鳴らす。
「犬じゃねぇ! 獣人のでぃ・るっ・ぎっ・あっ!
 スポットと呼んでくれ」
 ああ。悟ったなぁ。俺。
「僕はゼロスと申します。
 涙だくだく流してるのもよろしいのですが。ここだけのお話。
バス・ルームは何処でしょう? スポットさん」
 こ、こひつ! 命知らずにもほどがあるぜ!
「はぁ!? 色気ゼロのリナの風呂のぞこうってぇのかい!?
 オヤジさんは許しても姉さんが許さねぇぜ!?」
「……義父さんは許しているのですか……と。
 なぜ僕の狙いがリナさんだとお思いに?」
 ちっちっち。俺は指を左右に振って。
「姉さんにあそこまで攻撃喰らってたからな。
 用意に想像がついたぜ。スルドイ推理だな」
「それが鋭いのかという判断はあなたにお任せしますが。
 それで、どこでしょう?」
 俺はぴっ、と天井を指し示す。
 ゼロスは不振そうに上を見上げた。
 へぇ〜と息を吐いて。
「まだわかんねぇのか? 俺の小屋の裏手だよ」
「そうでしたか!」
 ぽんっ! と大げさに手を打った。
 ――コイツ。死ぬぞ。思った瞬間。ゼロスは消える!
「!?」
 だが。
「すぽっと〜♪ ごはんよv」
 姉さんの声が聞え、俺は納得した。
 怖くて消えたか。にしてもすばやいやつだ。脳のすみで考え、
「ぅあんっvv」
ぱたぱた尻尾を振り、えさ皿が目の前に置かれるのを待ち――

 ――こ、こいつは!!!

 俺は絶句した。
「あ、姉さん? これは……」
 じゅうじゅうと肉汁がはじけ、いいにおいが鼻に吸い込まれる。
 ごぶさたの濃厚な肉のに・お・いvvv
「エルメキア特産。サザノ牛の高級ステーキよv
 メリー・クリスマス。すぽっとv」
 ちゅっv 極上のスマイルとほっぺにキスをもらって。
「ああああああ、姉さん! メリー・クリスマス!」
 俺は幸せをかみ締めた。

 一生。貴方に着いてお守りして行きます!

「あぅ〜んんん♪」
 そう心に固く決め。肉にかぶりついた。口の中いっぱいに広がる肉の旨み。
 うああああっ! しあわせだああああっ!

「きゃーーーーーーーっ!」
 咀嚼したのちのリナの悲鳴。
「リナっ!」
 姉さんが弾かれたように上を見上げる。
「ふふふふふふふふふふふふふふv 素敵ですっ!」
 うあ気色悪っ!

 ゼロスの野郎、やりやがったーっ!!!!

「っちぃ! まだあきらめてなかったのね!」
 どず。
「っぶ!?」
 鼻っ面を、じゅーじゅーいってるステーキに押し込まれ。
「あぢぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいっ!」
 叫んだ瞬間。
 姉さんは俺の頭を踏み台にして、値段の高いガラス窓をぶち破り、風呂場へと突撃していった。

 俺の天使様は……時々素敵すぎる。

「あう〜〜〜〜〜〜ん!」
 俺は煌々と燃えるまっ黄色のお月様に吠えた。

「ナイスアングルです! リナさん!」
「きゃいやあああああああっ! 姉ちゃああああああん!」
「リナになんて事してるの! 完膚なきまでに滅ぼす!」

 嫌な二人と。素敵過ぎる一人の叫びを聞きながら。


***********************************

 昨夜がウソのように日が昇り、今日も寝るかとあくびをしていると。
「なぁすぽっとー。」
「あう?(オヤジさんじゃねーか)」
 隣にしゃがみこむ姉さんのオヤジさんが、悲しそうに空を見上げた。

「俺が呼んだ育児書はよぉ。野生のエ○ザじゃなかったんだよな〜」
「?」
 意味が解らずにべろっ、と顔をなめてやる。
 よしよしと俺の頭をオヤジさんはなでた。

「なにも。あんな風に育たんでもいいじゃないかなぁ?
 なぁ! スポットよぉ!」
「あ……あぅう〜ん」

 俺とオヤジさんは、騒々しく走り回る三つの影を、遠目で見ていた――

+++

「お後がよろしいようで!」
「ゼロス! ぜんっぜんあたしは良くないわよ!」

 終わり。

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15711Re:THE☆宣言してみたり。霜空 月華 2003/12/16 16:35:25
記事番号15708へのコメント

どうもお久しぶりです!(覚えてないよ
いつも無限さんの小説を読んでいながらレスはまるっきりの霜空です。

> 見てくださって、レスをしてくれた方、先着二名に。
>
> 『いらないだろーけどリクエスト権』差し上げます。

………!! はっきりいって、この時初めて神様に心から感謝しました(おい。
(この時間にネット繋げられてよかったw

ここは一本、『ゼロゼル』でお願いします!!
コンセプトは、
「みんなから愛されているゼルやんだけど、実は一番ゼロスが大切にしてるんだよw」
といったものでお願いします(何じゃそりゃ。
それだったらもう甘甘でもギャグでもドーンときて下さいw

それでは、お体に気をつけて年を越して下さい(その前にクリスマスもありますが;。
失礼しました。

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15756クリスマスフリーSS無限 竜人 2003/12/24 18:33:58
記事番号15711へのコメント


>どうもお久しぶりです!(覚えてないよ
>いつも無限さんの小説を読んでいながらレスはまるっきりの霜空です。
 ごめんなさい;;; 覚え;;; ごげふっ!
 レスありがとうございました!

クリスマスフリーSSということで。フリーです。
 お持ち帰りOKです。
霜空さんにリクエストしていただきました。

===================================

                          『白くない天使様』

 ぼくのてんしさまは白くない。

 どっちかといえば、黒いんじゃなかろうか。

 のぞみを叶えるために、なんでもなげだすてんしさま。

 そんな天使様は、ひとを魅きつける。

 僕は人ではないけれど。

 間違いなく
 
 白くない天使様に魅きつけられた――


 僕は、忠実なる・貴方の殉教者v

***********************************

「メリー・クリスマス!
 はい、ガウリイプレゼントv」
「うおおおおおっ!? リナが俺にプレゼントだとぉっ!?」
「うぁああああっ! これは天変地異ものですよっ!?」
「なぁにアメリア〜? あたしがプレゼントをあげちゃおかしいとでも?」
「ひらふれふ〜!!(痛いです〜!!)」
「り、リナ。じゃ、じゃあ俺もなんかお返しせんと……」
「あら。そんなの何時ももらってるわよv」


「おやおや。あちらは大変なことになってますねぇ」
 ゼロスは苦笑しながら、二つ、グラスに赤いワインを注いだ。
「リナがプレゼントなんて。アメリアじゃないが天変地異がおきかねんからな」
 ゼルも苦笑で答え、グラスの一つを受け取る。
「そうですね。
 ――それで……ゼルガディスさんから僕へのプレゼントは?」
「ない」
 はっきりと。そしてきっぱりと。一瞬の迷いもなく言ってのける。
「そ。そうですよねぇ〜。ゼルガディスさんが僕にプレゼントだなんて。
あるはずありませんよねぇええええ」

「え!? なになに!? ゼルってばあたしたちにもプレゼント用意してないわけ!?」
 リナが走りよってくる。
「ええ!? 酷いですぅ!」
 続くアメリア。
「そうだぞゼル! 今日はくりくますなんだぞ!」
「いやクリスマスよ」
 ぼけるガウリイにリナが突っ込みを入れた。
 
「いや。お前らにはある。」
 ないと言ったら、なにをされるかわからんからな。
 そう言いたいのをこらえ、ゼルは微笑すら浮かべつつ、懐から手のひらサイズの小箱を三つ、取り出してみせる。
 赤。黄。桃。三色のリボンがかかった深い青色の小箱。
「ちいさいわね」
 まゆをしかめるリナ。赤のリボンの小箱を受け取る。
「大きさの問題ではありません!
 ゼルガディスさんの心がこもったプレゼントなんですから!」
 ガッツポーズをとるアメリアには桃の小箱を。
「じゃあ俺は黄色だなv」
 にぱっ、と歯を見せて笑うガウリイには、黄の小箱を。
 全員に渡し終わったところで、ゼルは気づいた。

 ――ゼロスが居ない…………スネたか。いい歳こいて。

「開けてみろ」
『うん!』

 三人とも子供だな。ガウリイだっていい歳こいて。……まだいいか。
 日ごろの言動を思い出し、そうおもいなおす。

「ほんっと。いい趣味してるわねー。ゼルってば」
 十字架にカットされた、赤い石のついた黒のチョーカーを首にしながら、リナは満足そうにいった。
「かわいいですか!? ねぇ! かわいいですか!?」
 桃色の石を花の形にカットした髪飾りを頭にくっつけて、アメリアはぴょこぴょこ跳ねてみせ。
「おおっ! カッコいいじゃねーか!」
 ガウリイは腕に、文様のほどこされた金色のリングをはめ、続けた。
「気に入ったか?」
 ゼルの問いに。
「もちろんよ」
「ゼルガディスさんが選んでくれたんですから!
 一生物ですよ!」
「おう!」
 三人は特上のスマイルを浮かべて見せた。

++++++

「あぅ〜……あっはっは〜……はぁ〜」

 べしょごんっ! 後頭部に受けた衝撃に、ゼロスはテラスの手すりにひたいを打ち付けた。

「だだだだだっ! 誰ですか! 僕にチキン投げてきたのは!?」
「俺だ」

 びびびびくぅっ! 意味なくゼロスの肩が引きつって。

「な、なんですか?」
「……ほら」

 紫色のリボン。青の小箱。リボンに書かれたXELLOSS。

「ぅ……あ……」
「いらんのか?」

「いりますよ!」

 中身は……?


===================================

 なにもはいってないこばこ。

 ぼくのてんしさまはほほえんだ。

 光が射して。

 僕は手で目を覆う。

 まぶしすぎてすがたが見つけられない。

 天使様の羽を僕はもぎとった。

 ひかりは、射さなくなった。


 まっしろな天使様は、僕の手に触れるところまで落ちてきた。