◆−鎮魂歌 ―レクイエム― 序章 混沌へ−Chris+S☆A (2003/12/22 16:29:30) No.15745
 ┣鎮魂歌 ―レクイエム― 第一章 再会−Chris+S☆A (2003/12/25 21:33:23) No.15764
 ┃┣Re:鎮魂歌 ―レクイエム― 第一章 再会−神高 紅 (2003/12/26 15:14:00) No.15766
 ┃┃┗お久しぶりですなぁ−クリス (2003/12/27 15:47:26) No.15771
 ┃┣なぜ自分がここにいる。−S☆A (2003/12/26 16:33:35) No.15767
 ┃┃┗お願いがあります−クリス (2003/12/27 16:18:11) No.15772
 ┃┣勝手に書きます。 ―ゼロスサイド―−クリス (2003/12/30 21:07:20) No.15788
 ┃┗勝手に書きます。 ―リナサイド―−クリス (2003/12/30 21:33:40) No.15790
 ┣鎮魂歌 ―レクイエム― 第二章 ガウリイ=ガブリエフ−Chris+S☆A (2004/1/23 18:45:18) No.15899
 ┗鎮魂歌 ―レクイエム― 第三章 行き先−Chris+S☆A (2004/2/7 17:27:52) No.15964


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15745鎮魂歌 ―レクイエム― 序章 混沌へChris+S☆A 2003/12/22 16:29:30


クリス:  こんにちは〜。
      この度、S☆Aさんと共同で小説を書くことにした、クリスです。
L:    S☆Aさんは、忙しいらしく、たぶん投稿はクリスがすると思います。
ゼロス:  そうそう、余計なことですが、最近クリスさんってば髪を切ったらしく…
フィブリゾ:ほんとに余計なことだね。
リナ:   あんたら…ついさっきまで、『クリスが同じ髪型にした』とか
      『変』だとかほざいていたのはどこの誰だったかしら?
ゼ&フィ: ぎくっ
クリス:  L様。やっちゃってください。
L:    OK!
 (悲鳴が響き渡る)
クリス:  それではスタートです。
L:    その前に…と。以下のことが嫌いな方はご遠慮ください。
      ・主人公が死んでいる
      ・設定がめちゃくちゃ
      ・口調が思いっきり変わってる
      ・(たぶんだけど)カップリングがある
      それではスタート!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 その日(?)、フィブリゾとガーヴと部下Sは
混沌の中の掃除をしていた。(させられているとも言う)
「ガーヴ〜なんで僕達がこんなことやんなくちゃいけないの〜?
 …お父様は張り切ってやってるけど…」
 ふてくされつつも、その手を休めないフィブリゾ。しゃべるなとは言わないけど、
手を休めたら掃除範囲を増やすからね。
「そういやーさ、最近高位の魔族が結構こっちに来てるみたいだが…」
 そういえばそんな気も。…あんた達二人(?)に、将軍クラスが…
あんた達含めてまだ、四人(?)くらいじゃないの?最近って言ったら。
そりゃ、降魔戦争のときも含めたらもっといるけど。冥神官とか冥将軍とか…
「あのー。また誰か来たみたいですけど…」
 ををいっ!部下にまで敬語になってるってのはどういうことかな〜?
あたしはそういうふうに創ったはず無いんだけどな〜。んっんっんっ
 …って本当だ…ていうか、ここって一定の力を持つ者(?)だけを集めた所だけど
…なんでこんなにいるの?ま、いーか
 すでにここは、魔族や、人間、神、竜、エルフなどがいたりする。
こんなにといっても、せいぜい10人足らず。そう簡単に来れるはずは無い。
 しかも、大体が各まとまりごとで集まっているので、ほぼ同じ種族のところに来るはずだけど
…魔族のど真ん中に落ちてくるなんて…おもしろいじゃない。
 
 それはあたしも知っている顔だった。
「お前は…!」
 そう。そこには―
 とても女とは言い難いみっともない姿で倒れふした、リナ=インバースがいた。
「リ、リナ=インバース、何故ここに…って、死んだからだけどよ、
 俺が聞きたいのはそんなことじゃなくて、誰に殺られたかって事、それだけだ。」
 ガーヴが聞くが、リナは押し黙ったまま。
そりゃそうよね。なんでガーヴなんかに言わなくちゃならないの?
それにもう一つ理由があるみたいだし。
…これはいい退屈しのぎになりそうなよ・か・ん(はあと)






 ―リナさん、すみません。僕は命令には逆らえないので…本当にすみません。―
 魔族のはず―感情を持たないはずのゼロスの頬を、一筋の涙が流れていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
クリス:  はい。とりあえず、ここまでです。
リナ:   ねぇ、あたしもう死んでるんだけど、この先どうなるのかなぁ?
ゼロス:  それはもちろん僕が主役で…
 (ごがすっっと、盛大な音が響く)
L:    あたしの主役よ!きっとたぶんそうに違いない!
ガーヴ:  なぁ、冥王、俺たちってもう出番無いのか?
フィブリゾ:お母様、どうなの?
L:    多分出ない
ガー&フィ:そんなぁ〜
クリス:  それでは次回をお楽しみに。
L:    そうそう、文句等は随時受付中です。どんどん書いてください。
      それではさようなら〜
クリス:  前書きと後書きで半分が埋まってしまいました。すみません。
      それではさようなら。またいつか。

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15764鎮魂歌 ―レクイエム― 第一章 再会Chris+S☆A 2003/12/25 21:33:23
記事番号15745へのコメント

クリス  :こんにちは〜
L    :皆さんお元気ですか?
リナ   :クリスったら、風邪気味みたいなんだって
クリス  :そうそう。こんかいは、あたしの友達NANAさんに、少しというか、一文ほど書いてもらいました。
      NANAさんありがとうございました。
ゼロス  :それでは第一章の始まり始まり
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 それはよく晴れた、ある日の事だった。
 このあたし、リナ=インバースは、真昼というのに薄暗い森の中を歩いていた。
 木々がうっそうと生い茂り、日の光が見えないくらいだった。
 それでなんでよく晴れてるかどうかが分かるの?とお願いだから言わないでね。
 !
 この気配は・・・まさか!?いやそんなはずは・・・でも・・・
 あたしは駆け出していた。その気配のあった所へと。
「だっ・・・誰っ!?」
 人ではない事も、それがあたしの知り合いだという事も分かっていたが、そう言わずにはいられなかった。
 あ・・・れ・・・?
 今しがた現れたばかりの魔族の気配は消えた。
「な・・・!!」
 それと入れ替わりに約10ダースばかりのレッサーデーモンが後方に現れた。そして一斉に『炎の矢』を・・・
「―しまったっ!」
 油断していた。
 まあ、油断していようがしていまいが、この数じゃ、いくらこのあたしでも一人で何とかできる話ではない。
 危うし!リナ=インバース。ああっ、美人薄命って本当なのねっ
 ・・・あたしの事よっ。
 なんて言っている暇も無く・・・もうそれは近くまで来ていた。

 もうだめだ。そう思った時だった。
 ザンッという音と共に、またまた、まるで伝説の主人公みたいなタイミングでやって来たのは・・・
「リナ、何やってんだこんな所で」
 え・・・?・・・何で・・・
 目をコシコシとこすってみても、そこにそいつはいた。
「ガウリイ・・・?」
 目をぱちくりさせながら、あたしはその名をつぶやいたのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
クリス  :ガウリイ登場!
L    :あたしの出番は?
リナ   :あたしって死んだんじゃなかったっけ?
ゼロス  :あの・・・僕は悪役ですか?
ガウリイ :所でなんだあのレッサーデーモンの数。10ダースって言うと・・・
クリス  :1ダースが12だから、約120匹ってとこかな♪
L    :100ダースにすればもっとおもしろかったのに・・・
リナ&ガウ:絶対嫌!
クリス  :そういうことで、そろそろお別れです。もしもこんな駄文を読んで下さる方がいれば、苦情等、クリスにお送りください。
一同   :さようなら。

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15766Re:鎮魂歌 ―レクイエム― 第一章 再会神高 紅 2003/12/26 15:14:00
記事番号15764へのコメント

どうもこんにちはお久しぶりですねクリスさん紅です。
では早速レス送りまーす。
> この気配は・・・まさか!?いやそんなはずは・・・でも・・・
> あたしは駆け出していた。その気配のあった所へと。
>「だっ・・・誰っ!?」
> 人ではない事も、それがあたしの知り合いだという事も分かっていたが、そう言わずにはいられなかった。
> あ・・・れ・・・?
> 今しがた現れたばかりの魔族の気配は消えた。
この魔族さんはもしかしてゼロっちですかね。
コ(何だその呼び方・・・)
気にするな。
>「な・・・!!」
> それと入れ替わりに約10ダースばかりのレッサーデーモンが後方に現れた。そして一斉に『炎の矢』を・・・
10ダースですか・・・
コ(まあ油断してなきゃそれくらいは)
無理だー!
> もうだめだ。そう思った時だった。
> ザンッという音と共に、またまた、まるで伝説の主人公みたいなタイミングでやって来たのは・・・
>「リナ、何やってんだこんな所で」
> え・・・?・・・何で・・・
> 目をコシコシとこすってみても、そこにそいつはいた。
>「ガウリイ・・・?」
> 目をぱちくりさせながら、あたしはその名をつぶやいたのだった。
なんかいつかの登場シーンみたいですね。
こ(作者は・・勇者よりも・・遊者って感じ・・ですよね・・)
コ(うまい事言うな)
ふんどうせ僕なんか・・・・
こ(あっいじけた・・)
>クリス  :そういうことで、そろそろお別れです。もしもこんな駄文を読んで下さる方がいれば、苦情等、クリスにお送りください。
>一同   :さようなら。
はい次回も待ってます。
コ(自分のは)
うぐっ・・・明日には書くから第10話はゼフィーリア編ですから。
こ(必死ですね・・)
コ(でもまあ結果は変わらんがな)
ざくう!
コ(はいではまた次回だな)
こ(さよなら・・)

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15771お久しぶりですなぁクリス 2003/12/27 15:47:26
記事番号15766へのコメント

クリス  :こんにちは。
L     :というか、この際はっきり言わせてもらうけど、クリス、あんたって本当に小説下手よね。
ゼロス  :完璧僕って分かっちゃってるじゃないですか!
リナ   :そうそう、聞いた話なんだけど、今度、S☆Aさんに無断で、何か書くそうね。
クリス  :ぎくっぎくっぎくっ(汗)その話は置いといて・・・

>> もうだめだ。そう思った時だった。
>> ザンッという音と共に、またまた、まるで伝説の主人公みたいなタイミングでやって来たのは・・・
>>「リナ、何やってんだこんな所で」
>> え・・・?・・・何で・・・
>> 目をコシコシとこすってみても、そこにそいつはいた。
>>「ガウリイ・・・?」
>> 目をぱちくりさせながら、あたしはその名をつぶやいたのだった。
>なんかいつかの登場シーンみたいですね。
 すみません。実は他の案もあったのですけど・・・ゼルガディス&アメリアだとか、
 グレイシアさんもといナーガ様とか・・・
 結局こうなっちゃったんですぅ。ごめんなさい。
L:誰だお前は・・

>コ(自分のは)
>うぐっ・・・明日には書くから第10話はゼフィーリア編ですから。
 期待してます。それと、誤らなくてはいけない事がたくさん・・・
 すみませんでした。この頃忙しくて・・・従兄弟(とてもうるさい)が来たり・・・まぁ、ちょっと、身内が入院&手術したりと、とっても大変です(これすべて実話です)
 って書かなくていいことまで書いてしまいました。すみません。
 それではこの辺で
 ありがとうございました。

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15767なぜ自分がここにいる。S☆A 2003/12/26 16:33:35
記事番号15764へのコメント

うおぉぉおおお!!ガウリイだあぁぁああ(狂喜?)
って私がクリスさんに頼んだのですけどね。
クリスさん、これからもがんばってください!
(ってS☆Aお前もかいてるだろ!)・・・一人ツッコミです。
ちょ、ちょっとだけね・・・(汗)。

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15772お願いがありますクリス 2003/12/27 16:18:11
記事番号15767へのコメント

クリス  :S☆Aさん、こんにちは
L     :ガウリイだあぁぁああって自分がそれにしたんじゃなかったの?
リナ   :だから、そう書いてあるじゃない。
ゼロス  :一番ガウリイさんが書きやすいからってねぇ、なんで僕じゃないんですか?
クリス  :それはそうと・・・というか、今のに関係がちょびっとあるんですけど・・・
      勝手に、ちょっとした『詩』をかきたいとおもってます。ゼロスサイドとリナサイドで。
      ご了承ください。
      んで、他の話。

      父さんが、入院(&手術)した。(実話)
      そんで、ちょっと忙しくなるんで、今度から、なるべく小説投稿やってもらいたいんだけどいいかしら?
      冬休みで会えないからこの場を借りて言っただけだけど、とりあえず、お願いします。

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15788勝手に書きます。 ―ゼロスサイド―クリス 2003/12/30 21:07:20
記事番号15764へのコメント

 すみません、勝手にゼロリナ書いちゃいます。
(注)鎮魂歌 ―レクイエム―を必ず読んでからにしてください。(当たり前でしょ)
   かなり自分の偏見入ってますので、口調がかなり違ってます。
   単なる詩です。心境を語ったというかなんと言うか・・・勝手に自分が解釈しちゃってます。
 以上のことをご了承いただいた上で、この続きをお読みください。(読んでくださる方がいらっしゃれば)
 文章が変なのはいつもの事なので気にしないでください。
 それではゼロスサイド、スタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 どうしたらいいのですか?

 貴女に会いたいのに

 会いたくて仕方ないのに

 貴女を求めているのに

 その願いは叶うことは無い

 貴女は人間で

 僕は魔族

 決して相容れぬものだから

 それに

 次に貴女に会おうものなら

 きっと

 あなたを殺してしまうことでしょう

 ほかのものに触れさせるくらいならと

 あなたを愛している故に

 いえ

 自分の欲望のままにと言った方が正しいのかもしれませんけどね



















 けれども僕は

 あなたに会いに行ってしまった

 ダメだと

 いけないと分かっていたのに

 だからすぐに消えたのに

 よりによってその直後に

 貴女がレッサーデーモンに襲われるとは思ってもいませんでした

 すみません

 すぐに行けなくて









 貴女がガウリイさんに助けられたと知り

 僕は嫉妬で

 今すぐあなたを殺してしまいそうなくらい

 気が狂いそうになりました

 それ程あなたを愛しているのです

                  『愛する』

 僕にはそんな感情なんて無かったはずなのに





 僕はどうすればいいのですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 間を空け過ぎですけど、文句は言わないでください。
 これが今のあたしに書ける、ゼロリナの詩なんですから。
 こんな駄文ですみません。全国のゼロリナファンの方怒ってらっしゃいますよね・・・
 すみません。

 しかしくじけないのがあたし。
 調子に乗ってリナサイドまで書いちゃいます。
 すみません。
 それではまたっ!
 さようなら!

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15790勝手に書きます。 ―リナサイド―クリス 2003/12/30 21:33:40
記事番号15764へのコメント

 こんにちは(こんばんは)
 またもや勝手に書いちゃいます。注意事項は・・・ゼロスサイドの方にありますので、そっちから読んじゃってください。
 それでは、今年最後の投稿、―リナサイド―、スタートです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 何故いつもすぐにいなくなるの?

 会いたくて

 会いたくてたまらないのに

 あたしからは会いに行けないのだから

 あたしには術(すべ)が無いのだから

 だから・・・

 少しでもいいから

 顔を見せて

 お願い

 

 

 分かってるつもりなの

 あたしは人間で  生を望むもの

 あんたは魔族で  滅びを望む

 その人間と魔族が馴れ合うなんて聞いたことも無い

 だけど

 それでも・・・・・・



















 あんたが消えた直後に

 レッサーデーモンが現れたのはあんたの仕業なの?

 それでも

 あたしは絶対に信じない

 あたしを殺せと命じられているのなら

 あんたの性格上そんなことはしない

 そうでしょ



 



 だからあたしは

 あんたが現れるのを待っていた

 いつものニコ目で

「どうかしたんですか?」と

 言うことを待っていたのに・・・・・・



 あたしにどうしろって言うのよあの数!

 バカ!  バカ!!  バカ!!!  バカ!!!!  バカ!!!!!







 でも・・・・・・

 それでも・・・・・・

 会いたい

 そう願うことは罪ですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 うーん、最初に思ってた感じとなんか違うんだよなぁ。まいっか。
 読んでくださった皆様(いればの話)ありがとうございました。
 まだまだ未熟者ですので、どんどんお叱りの言葉を下さい。苦情、文句、何でもいいです。

 最後になりましたが、S☆Aさん、無断で書いてすみませんでした。

 それでは皆様この辺で
 さようなら
 よいお年を

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15899鎮魂歌 ―レクイエム― 第二章 ガウリイ=ガブリエフChris+S☆A 2004/1/23 18:45:18
記事番号15745へのコメント

クリス  :久しぶりです〜。遅れてすみません。
L    :限度っていうものを知らないの?
ゼロス  :そうですよっ!
リナ   :ったく、冬休みの間何してたって言うのよっ!
クリス  :そうは言っても…S☆Aさんとぜんぜん会えなくて、しかも、うるさいがきが来てて…
      ちゃんと今から書きますって。それでは第二章 ガウリイ=ガブリエフ、スタート!
L    :そのまんまかいっ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「なんであんたがここに・・・?」
 あたしはあまりの唐突な出来事に、開いた口がふさがらなかった。
 そもそも、ほんとにガウリイ?あの能天気な?
「何だ、お前さんらしくないな。すぐにあきらめちまうなんてよ。」
 声の主―もといガウリイはあたりのレッサーデーモンに気を配りながらあたしに言った。
「・・・なっ、何よ!よけーなおせ・・・」
「来るぞっ!」
 あたしの言葉を遮るようにガウリイは言って、口を開きかけたレッサーデーモン達の中へと突っ込んで行った。



 ふう・・・
 約百二十匹のレッサーデーモンたちは、正直手強かった。
 もしもガウリイがたまたま通りかかってくれなかったら今頃あたしは・・・
ぶるるっと身震いして、ガウリイに聞いてみることにした。
 すなわち、何故ここにいるかを。
「そーだな〜、急に魔族の気配がしたんで、そっちに行ってみれば・・・」
 ガウリイの野性の本能はさすがと言うべきか・・・
「あたしがレッサーデーモンにやられそうだったってわけね。
 それにしても、よくあたしがいるってことがわかったわね。」
 その質問に、ガウリイはにっこりと微笑み、
「そりゃあ、オレはお前の保護者だからだよ。」
 と言ってあたしの頭をくしゃっと撫でた。
 あたしにはもう一つ、気になることがあった。
 あの魔族の気配だ。あれは確かにあいつのものだったが・・・いったい何故・・・?

 ガウリイが何気なくあたしのほうを見て言った。
「でもなんでリナ、急にあんなたくさんのデーモンに襲われてたんだ?」
「それは・・・」
 気づかれたっ?
 あたしはガウリイから目を逸らし口ごもった。
 あいつの仕業なのかと言えば、そうでないかもしれない。
 でも確かにあのときの気配は・・・
 今はまだ言わないほうがいいのかもしれない・・・
「リナ?」
 あらゆる思考からふと我に返ったのは、ガウリイがあたしを呼ぶ声であった。
 あたしははっとして、
「・・・わからない・・・」
 とだけ間をあけて答えた。
もちろんその中には、どういう理由でやったのかわからないというニュアンスも含んでいたのだが・・・
「・・・・・・そうか・・・」
 ガウリイは心配そうにあたしを見ながらそれだけ言った。
 もしかしたらもう、わかっているのかもしれない。
 今回は意外と鋭い(汗)
「ところでリナ、これからどこへ行くんだ?」
 ガウリイがこの重い空気から逃れるように話題を変えた。
「へ?・・・別に何もあては無いけど・・・。」
「ふぅん・・・じゃあさ・・・どっかでいっしょに飯食べに行かないか?
丁度昼ごろだし、腹・・・減ってるだろ?」
 ガウリイがあたしをはげますように誘った。
いや、こいつのことだ。自分がおなかが減っただけだろう。
 それにあたしは別に落ち込んでなんか・・・
「・・・それもそうね・・・で、当然、ガウリイのおごりよ。」
 あたしは笑って言って見せた。
「・・・ああ・・・」
 ガウリイはただそう言った。
 ・・・あたしの笑顔は無理をしていたのだろうか・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
クリス  :ううっ・・・再来週はテストだ。ぜんぜん勉強してない・・・
L    :テストくらいでがたがたいわないッ!
ゼロス  :あの・・・僭越ながら言わせて貰いますけど・・・
      言うんじゃないでしょうか・・・クリスサンは中二ですし。
リナ   :あんたねぇ、クリスの肩を持つって言うの?
ゼロス  :そういうわけでは・・・
クリス  :昨日学校休んで、ぐっすり寝てたんだけどなんか疲れが取れなくて・・・
      って、そんな話どうでもええっちゅうねん。
L    :あんた誰よ?
クリス  :明日は父のお見舞いに病院に行くクリスでした。
      それではまた、今度はなるべく近いうちに・・・
一同   :さよ〜ならー

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15964鎮魂歌 ―レクイエム― 第三章 行き先Chris+S☆A 2004/2/7 17:27:52
記事番号15745へのコメント

クリス: お久しぶりで〜す。
L:   ほんとに久しぶりね。
(そうだそうだ!と外野から声が聞こえる)
クリス: そうはおっしゃられても・・・テストって大変なんですよ。
    あ、そうそう。第何章って書いておきながら、そろそろ終わらせていくつもりです。
    来年度は、受験生になりますから何かとねぇ。
     それではスタート!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ガウリイっ、何あたしの勝手に取ってんのよ!」
 いつもの如く繰り広げられる争奪戦。
「うーんと、それじゃ、子羊の・・・何だっけ・・・をもらうっ!」
「そういう事じゃないっ!!!!」
 ガウリイのボケは相変わらずで、やはりあたしのライバルである。
つっこみを入れたその瞬間に、取られてしまった。
「ああっ、また!・・・」
「何をぅ、お前こそ!」
 延々と争奪戦を繰り広げ・・・
「すみませーん、ラムソテー三人前、スペシャルセット五人前下さい」
「あ、オレも、スペシャルセット四人前、シェフのオススメセット四人前頼む」
 繰り広げ・・・
『むしゃむしゃむしゃ・・・』
 繰り広げ・・・
 あまりのうるささに
「出てってください!!!!(泣)」
 と追い出されるまで延々と繰り広げられたのだった。
 あそこまで号泣されちゃあ、出て行くほかには無い。
「ちぇ・・・でも久々によく食べた〜。」
 ガウリイがいっしょだと食が進んで進んで・・・やっぱりうるさすぎたかな。
「ああ。オレもだ。
 さて、一息入れたし・・・何処に行く?」
 ガウリイが同じことを尋ねた。
「いや、だから別にあては無いけど・・・って、まさかあんたもいっしょについてくんの?」
 ガウリイはこくんとうなずき、
「ああ。オレだって別にあてがあるわけでもないし、暇だしな。それに・・・」
 ガウリイが神妙な面持ちであたしの顔をじっと見た。
「・・・?何よ」
 あたしは少し睨み、言った。
「いや、さっきよりはましだな」
 ガウリイはそういって視線をあたしから外した。

 あたしたちは歩き始めた。
 とりあえず、ゼフィーリアへ行くことを決めて(泣)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
クリス: えっと、前書きでお伝えしました、終わらせる時期についてですが、
    あたしは、一応、春休み直前をめどに書いていきたいと思いますが、
    さてさていったいどうなることやら。S☆Aさん次第ということになりましょうか。
L:   だって全然決まって無いじゃん。結末とか。
(そうだそうだ!と外野から声が聞こえた。)
クリス: そこはどうにか・・・
     短いですがこの辺でお別れでございます。それではまたいつの日にか。さようなら。