◆−雪化粧−銀 (2004/2/15 01:45:13) No.16002
 ┣はじめまして。−イヌひこ (2004/2/15 11:56:48) No.16005
 ┃┗Re:はじめまして。−銀 (2004/2/15 17:33:02) No.16010
 ┗Re:雪化粧−エモーション (2004/2/15 21:58:30) No.16011
  ┗Re:雪化粧−銀 (2004/2/15 23:15:31) No.16012


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16002雪化粧2004/2/15 01:45:13


初めまして、銀です。流れ流れでここにやってきました。どぅぞ、よろしくお願いします。

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窓を見ると雪が降っていた。寒いはずよね。
あたしは机にココアのカップを置いて魔道書を読んでいた。
「ふむふむ、、あ、これ面白いかも。やってみよw」
そう人知れず呟いて、あたしは立ち上がった。オリジナルの術を試すために。
1階に下りるとアメリア達が話していた。
「あ、リナさん。どうしたんですか?お部屋にこもったままで…。」
「リナのコトだ。どーせ、宝を物色してたんだろう。」
「いや、寝てたのかもしれないぞ?」
三者三様。適当なコトをいう奴らね。
あたしは魔道に関しては真面目なのよ。ホントだってば。
「魔道書を読んでたのよ。あ、おっちゃん。Aランチちょーだい。」
アメリアの隣、ガウリイの向かいの席に座る。
「げ、リナ。また食べるのか?」
ひきつった顔のガウリイ。
「リナさん、よく太りませんねー・・。」
関心した顔のアメリア。
「それはわからんぞ、アメリア。明日になったら太ってるかもしれん。」
さらりと失礼なコト言うゼル。
「ゼ、ゼルガディスさん。そんなコト言ったらリナさんが…!」
「そうだぞ、ゼル!リナ、早まるなよ!?」
あたしの竜破斬を恐れてか、慌ててゼルに言うアメリアとガウリイ。
「・・・。後で覚えときなさいよ、ゼル。」
Aランチについてきたコーヒー(ミルクと砂糖入り)を飲みながら言う。
「リナさん!?具合でも悪いんですか!?」
アメリアが突然叫ぶように言った。
「あの、朝食のエビフライを取っただけでも竜破斬をかましそうになるリナさんが、ゼルガディスさんに向かって竜破斬をかまさないなんて、何かあったに違いありません!!」
びしぃっと指をあたしに向かって指しながらそういうアメリアにあたしはきっぱりと言い放った。
「ここのお代、アメリアの奢りね。」
「えぇっ!?なんでですかーー!?」
『非道いです〜!!』と言わんばかりの顔であたしを見る。
人を散々ぼろくそ言っといて何を言う。
これくらいで済んだんだから感謝して欲しいくらいよ。ん〜、あたしって寛大♪
「さてと、そろそろ始めるか。」
お腹もいっぱいになったし、力もついたしね♪
「え?何をするんですか??」
アメリアが?を頭に浮かべたような顔をする。
あたしは見返りざまにウィンクをする。
「実験よ、実験☆」
宿の外に出る。
外と言っても中庭みたいなものだが…。
灰色の雲から雪が降り続けている。
あたしはその雪に向かって手を広げる。

静かな昼下がり。

綺麗な雪景色。

紡がれる細々しい呪文。

そして、呪文は完成した。

「わぁぁぁ…。綺麗‥です。」
それはもう、感嘆としか言えなかった。
降り続ける雪がピンクや緑、青など色んな色に染まっている。
魔道書を読んでいた時に見つけた色を出す呪文。
どこぞの魔道師がただの暇つぶしにつくってみたのだろうが、アレンジしたら面白そうだから使ってみた。どうやら、成功のようである。あたしって天才♪
「リナさん、凄いです!すっごく綺麗…。」
やはり、女の子だからかアメリアは感動がありあまった感じだ。
「雪を染める魔法か‥。リナにしちゃ乙女ちっくだな。」
似合いもしない言葉をさらりというガウリイ。
乙女ちっくって、をぃ。。うみゅー、これほど似合わない言葉もない。
「ま、攻撃呪文を試すよりはマシだな。」
いつの間に外に出てきたのかゼルが言う。
あんたら、あたしをなんだと思ってんのよ…。
そう言いたかったが返ってくる返事は予想がつくので止めとこう。
今は、この綺麗な景色を堪能しよう。

あたしは溜息が出そうな口を閉じ―
雪景色に目をやったのだった―

                          【 完 】


長いですね…。
文才がないのでこんな駄文になってしまいました。
感想をもらえたら嬉しいです。
それでは、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

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16005はじめまして。イヌひこ 2004/2/15 11:56:48
記事番号16002へのコメント

こんにちははじめまして、イヌひこと申します。

素敵なお話でした。
こういうお話、大好きなのですv
4人組のやり取りがとてもらしくって好きです。スレの4人にはいつまでもこんな調子でいて欲しいなあ、と思ってしまいました。そして最後の雪景色をみんなで眺めるところも大好きです。凄く優しい感じで雰囲気が出ていて、情景が浮かんでくるような気がしました。

とてもとても素敵なお話、ありがとうございました!凄く嬉しい気持ちで読めました。
ろくな感想書けないのにすみません…。
では、これからもがんばってください〜!失礼しました!

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16010Re:はじめまして。2004/2/15 17:33:02
記事番号16005へのコメント

素敵と言っていただけて光栄です。
これからも、頑張りますのでよろしくお願いします。

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16011Re:雪化粧エモーション E-mail 2004/2/15 21:58:30
記事番号16002へのコメント

はじめまして。こんばんは。

とても綺麗なお話ですね。
設定魔なもので、つい、染色の呪文の応用なのかなとか、思いながら
ふわふわとカラフルな色が付いて下りてくる雪を想像しました。
また、パッと見、金平糖みたいな感じなのかもしれないなあ、とも。

綺麗でほのぼのとしたお話に、読んでいてこちらもほのぼのとした気分になりました。
また、何かお書きになったら、読ませていただきたいです。
それでは、短い上に拙い感想で申し訳ありませんが、この辺で失礼いたします。



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16012Re:雪化粧2004/2/15 23:15:31
記事番号16011へのコメント

感想ありがとうございます。
未熟者な文でも読んでくださるというのなら書かせて頂きます。
そりゃぁもぅ、何度でも、です!!
また、書いた時に感想をいただけたらこれ幸いです。
立派な文は書けませんが、今後ともよろしくお願いします。