◆−『CIV』番外編!―これが彼等の普通―−蛇乃衣 (2004/2/29 09:43:25) No.16062 ┣『CIV』番外編!―とある早朝の光景―−蛇乃衣 (2004/2/29 09:46:07) No.16063 ┃┗Re:『CIV』番外編!―とある早朝の光景―−祭 蛍詩 (2004/3/3 19:45:10) No.16078 ┃ ┗食事は賑やかな方が消化にも良いのです。・・・限度ってものが・・・−蛇乃衣 (2004/3/5 18:43:16) No.16083 ┣Re:『CIV』番外編!―これが彼等の普通―−りぃ (2004/2/29 14:42:00) No.16066 ┃┗お待たせいたしました!−蛇乃衣 (2004/3/5 18:50:04) No.16085 ┣『CIV』番外編!―とある昼間の出来事―−蛇乃衣 (2004/3/5 18:54:17) No.16086 ┃┣横レスになってしまって申し訳ございません; 書き上げてから気づいたので…;;−祭 蛍詩 (2004/3/5 22:01:27) No.16090 ┃┃┗遅レスすみません!うう・・・テストまだ終わらないんです−蛇乃衣 (2004/3/10 16:28:57) No.16113 ┃┗Re:『CIV』番外編!―とある昼間の出来事―−りぃ (2004/3/6 01:20:58) No.16092 ┃ ┗いらっしゃいませ〜!オーダー一つ入りま〜す!−蛇乃衣 (2004/3/10 19:26:37) No.16114 ┣『CIV』番外編!―とある夜の暇潰し―−蛇乃衣 (2004/3/10 16:21:14) No.16111 ┗『CIV』番外編!―とある夜の……え゛?―−蛇乃衣 (2004/3/10 16:25:03) No.16112 ┣Re:『CIV』番外編!―とある夜の……え゛?―−じょぜ (2004/3/10 22:21:36) No.16116 ┃┗はじめまして。−蛇乃衣 (2004/3/12 15:30:10) No.16125 ┣ぅわはっ; また横レスになってしまいました;; すみません;−祭 蛍詩 (2004/3/11 01:31:37) No.16117 ┃┗お気になさらずに。−蛇乃衣 (2004/3/12 15:54:03) No.16126 ┗Re:『CIV』番外編!―とある夜の……え゛?―−りぃ (2004/3/12 16:10:49) No.16128
16062 | 『CIV』番外編!―これが彼等の普通― | 蛇乃衣 | 2004/2/29 09:43:25 |
この話は、りぃ様に捧げます。 りぃ様、お待たせしてしまってすみません〜。どうぞ受け取ってくださいませ。 ほのぼのギャグタッチにしようと思ったのですが……だらだらした感じに…アイタタタ。 彼等の日常の一コマを切り取った小話が、二つ三つ続きます。 なお、リクエストによる捧物の場合でも、「感想一番乗りありがとうございます記念」は発動(笑)いたします。 感想一番乗りして頂けた方に、リク権をプレゼントv バシバシ使ってやってくださいませ。 ですが、そのツリーの話をリクエストしていただいた方(今回はりぃ様となるのですが)は、申し訳ありませんが、対象から外させて頂きます。すみません。 またの機会をお待ちしております〜。 リクエスト内容についても、これまでと同じです。 『CIV』番外編でも、まったく関係ないものでもOKです。 ただ、『CIV』は本編との関係上、どうしてもお断りしなければならないことがあるので、その辺りはご了承下さい。 では、リクエストお待ちしております〜。 |
16063 | 『CIV』番外編!―とある早朝の光景― | 蛇乃衣 | 2004/2/29 09:46:07 |
記事番号16062へのコメント リリリリリリリ カチッ 「……ん…朝、か…」 AM.6:00 目覚ましの音に、彼、ゼルガディス=グレイワーズは起床した。 今日は彼が朝食当番である。 皆より早めに起きて、四人が食べる(あくまでも、四人分、ではない)朝食を作らなければならない。 「…ふぅ…何を作るかな………ん?」 ファミリールームのある二階に降りてゆくと、そこにはすでに人影があった。 「おはようございます、ゼルガディス」 やや疲れた感じで挨拶をしてきたのはレゾだ。 ――血で赤黒く汚れた白衣を持った。 「レゾ、今帰ったのか?」 別段驚いた様子も、心配する様子もなく、ゼルガディスは聞いた。 例え血まみれでいたとしても、彼が怪我を負っている可能性は低いのだ。 少なくとも、彼が怪我を『負わせる』ことよりは。 「ええ……大変でしたよ…」 ふぅ、とため息。 彼は昨日の夜中に闇医者の仕事が入り、出掛けていったのだ。 患者は某有名アーティストで、ドラッグで騒ぎを起こして、自身も刺した――ということらしい。 「治療も一段落して、帰ろうとしたら、また急に暴れだしてしまいましてね……おかげでこんなに返り血を浴びてしまいました」 苦笑して、ほら、というふうに、手に持った白衣を軽く振った。 その穏やかさが、なおさら見た人の背中に冷や汗を伝わせるものだと、彼は知ってるのかいないのか……。 「へぇ…で、そいつは助かったんだろう?」 「ええ、それはもちろん。依頼料はかなり出していただけて……まあ、総合的に見て、なかなか良い客……ではなく、患者でしたね。また、怪我しませんかねぇ…」 仮にも医者の言うセリフではない。 商売人としての気持ちは、分からないでもないが… 「朝食の前に、シャワー浴びますね。少々血生臭くて…」 「ああ。まだ作り始めてもないからな。時間はある」 そうして、レゾはバスルームに、ゼルガディスはキッチンへと向かった。 「さて…作り始めるか……」 ベージュのエプロンの紐をキュッと締め、ゼルガディスは腕捲りをした。 軽く気合いを入れないと、朝一番のこの仕事はこなせないのである。 野菜類を洗い、彼は包丁を握った。 ――それからしばらく、キッチンには軽やかな包丁さばきの音が響くのだった。 「おーはーよぉー」 三番目に起きてきたのはリナだった。 ダイニングには誰もいない。 しかし、キッチンからは食欲をそそる良い香りが漂ってくる。 それに吸い寄せられるように、リナはキッチンをのぞき込んだ。 「ゼル。おっはよー」 「ああ、リナか、おはよう。ちょうどいい、出来上がった分、運んでくれないか?」 「OK〜」 湯気立つカルボナーラを、隣へと運ぶリナ。 うち二つは普通の量なのだが、あと二つの器には、それの軽く倍は入っている。 誰の分かは言わずもがな、である。 「よぉ、おはよーさん」 ガウリイも匂いにつられてか、上から降りてきた。 「おはよ、ガウリイ。ほら、あんたも手伝う手伝う!」 「おう」 スープやら、コーヒーやらも並べ終った頃に、レゾが朝刊を持ち戻ってきた。 「あら、レゾ。おはよう」 「おはようございます。もう、用意は終ってしまいましたか…」 「ちょうど今な」 「あ〜腹減った〜。早く食べようぜ?」 四人は席についた。 キッチンからの入り口から一番近くがレゾ。 リナはその右隣。 リナの向かいに座るのはガウリイで、その隣、つまりレゾの正面がゼルガディスだ。 特にこう、と決めたわけではないのだが、自然とこの席順になる。 多少変わることがあっても、向かい合うペアだけはいつもこうだ。 それは何故かというと―― ――攻防は向かい合った方がやりやすい、とだけ言っておこう。 「では、いただきましょうか」 レゾの放った言葉と同時に、音のないゴングは鳴った。 「あー!!リナ!お前今オレのベーコン取ったな!」 「フッ、ガウリイ!隙を作ったあんたが悪いのよ!!」 「……おや、今日は株価の変動が大きいですね」 「へぇ…なにか買っていたのか?」 「なっ!そーゆーことを言うなら…たぅ!!」 「にゅぁあ!?あたしの白身魚のソテーさんが!!」 「少しね。ですが、それは変わりないようです……ほう、ガーブさんのところは上がりましたよ」 「がんばってるな……そういや、昨日隣街で銀行強盗があったが…」 「おにょれガウリイ!くらえっ!ソテーさんの敵ぃ!!」 「なんの!…はっ!ナイフで!?くっ、左のフォークはフェイクだったか!!」 「ニュースで犯人は逃走中と言っていたな……載ってるか?」 「ええと…ああ、ありました。警察とカーチェイスをした後、結局捕まったみたいですよ。まったく…情けないですねぇ」 「んっふっふっふっ。まだまだ甘い――はっ!あたしのスープ皿がカラ!?まさか今、入れ換えられた!?」 「そのたぅり!自分の攻撃に気を捕えられすぎたな!リナ!!甘いのはお前の方だぞ!」 「情けないって……警察がか?犯人か?」 「両方です」 「こぉの〜〜!まだ一口も飲んでなかったのにぃぃい!!」 ガチャッ 「のわわわわ!?銃をかまえるな!銃を!!」 「リナ…スープはまだあるぞ……」 「食事中は発砲しないで下さいね」 こうして、和気あいあいとした雰囲気の中、朝食は過ぎていくのであった。 |
16078 | Re:『CIV』番外編!―とある早朝の光景― | 祭 蛍詩 | 2004/3/3 19:45:10 |
記事番号16063へのコメント こんにちは〜、祭です。 テスト期間真っ最中だったするんです、今;; なのでレスが遅くなったしまいました; んと、リクエスト権…頂いてもよろしいんでしょうか? いや、一度頂いたので…頂ける事自体はかなり嬉しいんですが、他の方がいらっしゃればお譲りしたほうがいいのかなぁ、と考えたりしたもので…。 −では、レスさせて頂きます! これでもレゾさんがスーパーレゾさんな事を期待して…v >リリリリリリリ >カチッ > >「……ん…朝、か…」 > >AM.6:00 >目覚ましの音に、彼、ゼルガディス=グレイワーズは起床した。 早いですねェ…。 私は平日は朝7:00です。 休日は……言わぬが花、ってやつですかね!(汗) >今日は彼が朝食当番である。 >皆より早めに起きて、四人が食べる(あくまでも、四人分、ではない)朝食を作らなければならない。 一体何人分作るんでしょうかね? 十人分…以上あったりして…; >「…ふぅ…何を作るかな………ん?」 > >ファミリールームのある二階に降りてゆくと、そこにはすでに人影があった。 > >「おはようございます、ゼルガディス」 > >やや疲れた感じで挨拶をしてきたのはレゾだ。 >――血で赤黒く汚れた白衣を持った。 どうしても誰かを殺してきたようにしか見えないんですが……。 治してきたんですよね? >「レゾ、今帰ったのか?」 > >別段驚いた様子も、心配する様子もなく、ゼルガディスは聞いた。 >例え血まみれでいたとしても、彼が怪我を負っている可能性は低いのだ。 >少なくとも、彼が怪我を『負わせる』ことよりは。 確かに……。 レゾさんが怪我を負う事はものすごく珍しいですもんね…; >「ええ……大変でしたよ…」 > >ふぅ、とため息。 >彼は昨日の夜中に闇医者の仕事が入り、出掛けていったのだ。 >患者は某有名アーティストで、ドラッグで騒ぎを起こして、自身も刺した――ということらしい。 >「治療も一段落して、帰ろうとしたら、また急に暴れだしてしまいましてね……おかげでこんなに返り血を浴びてしまいました」 返り血…は決して暴れ出した患者さんにキレて、ざくっとやっちゃったわけじゃないですよね……? >苦笑して、ほら、というふうに、手に持った白衣を軽く振った。 >その穏やかさが、なおさら見た人の背中に冷や汗を伝わせるものだと、彼は知ってるのかいないのか……。 全くもって本人は無邪気なんですよね。 恐ろしい事に; >「へぇ…で、そいつは助かったんだろう?」 >「ええ、それはもちろん。依頼料はかなり出していただけて……まあ、総合的に見て、なかなか良い客……ではなく、患者でしたね。また、怪我しませんかねぇ…」 > >仮にも医者の言うセリフではない。 >商売人としての気持ちは、分からないでもないが… 客ですか?! ま、闇医者さんですしね。 その前にレゾさんですからね。 >「朝食の前に、シャワー浴びますね。少々血生臭くて…」 >「ああ。まだ作り始めてもないからな。時間はある」 >そうして、レゾはバスルームに、ゼルガディスはキッチンへと向かった。 >「さて…作り始めるか……」 > >ベージュのエプロンの紐をキュッと締め、ゼルガディスは腕捲りをした。 >軽く気合いを入れないと、朝一番のこの仕事はこなせないのである。 >野菜類を洗い、彼は包丁を握った。 >――それからしばらく、キッチンには軽やかな包丁さばきの音が響くのだった。 料理、うまそうですもんね、ゼルさんv それにしてもゼルさんにエプロン…似合うかもvv はっ! ひょっとして……エプロン、ウサギ柄?! >「おーはーよぉー」 > >三番目に起きてきたのはリナだった。 >ダイニングには誰もいない。 >しかし、キッチンからは食欲をそそる良い香りが漂ってくる。 >それに吸い寄せられるように、リナはキッチンをのぞき込んだ。 > >「ゼル。おっはよー」 >「ああ、リナか、おはよう。ちょうどいい、出来上がった分、運んでくれないか?」 >「OK〜」 食事のためならなんとやら、ですねv >湯気立つカルボナーラを、隣へと運ぶリナ。 >うち二つは普通の量なのだが、あと二つの器には、それの軽く倍は入っている。 >誰の分かは言わずもがな、である。 カルボナーラ、最近食べてないなぁ…ゼルさんの作った料理、食べてみたい物ですv >「よぉ、おはよーさん」 > >ガウリイも匂いにつられてか、上から降りてきた。 > >「おはよ、ガウリイ。ほら、あんたも手伝う手伝う!」 >「おう」 > >スープやら、コーヒーやらも並べ終った頃に、レゾが朝刊を持ち戻ってきた。 なんか平和な風景ですねェ、もっともすぐ壊れるんでしょうけど…。 >「あら、レゾ。おはよう」 >「おはようございます。もう、用意は終ってしまいましたか…」 >「ちょうど今な」 >「あ〜腹減った〜。早く食べようぜ?」 > >四人は席についた。 >キッチンからの入り口から一番近くがレゾ。 >リナはその右隣。 >リナの向かいに座るのはガウリイで、その隣、つまりレゾの正面がゼルガディスだ。 >特にこう、と決めたわけではないのだが、自然とこの席順になる。 >多少変わることがあっても、向かい合うペアだけはいつもこうだ。 >それは何故かというと―― >――攻防は向かい合った方がやりやすい、とだけ言っておこう。 あぁ、成る程。 あの二人の戦いに巻き込まれるのはヤですもんね; アメリアちゃんは一度あの二人と食事合戦で互角に戦ってましたけど…。 >「では、いただきましょうか」 > >レゾの放った言葉と同時に、音のないゴングは鳴った。 > >「あー!!リナ!お前今オレのベーコン取ったな!」 >「フッ、ガウリイ!隙を作ったあんたが悪いのよ!!」 >「……おや、今日は株価の変動が大きいですね」 >「へぇ…なにか買っていたのか?」 よくこの二人は隣で凄まじい戦いが行われているのに、平然としゃべっていられますね。 >「なっ!そーゆーことを言うなら…たぅ!!」 >「にゅぁあ!?あたしの白身魚のソテーさんが!!」 料理の品数も多いみたいですね。 >「少しね。ですが、それは変わりないようです……ほう、ガーブさんのところは上がりましたよ」 >「がんばってるな……そういや、昨日隣街で銀行強盗があったが…」 >「おにょれガウリイ!くらえっ!ソテーさんの敵ぃ!!」 >「なんの!…はっ!ナイフで!?くっ、左のフォークはフェイクだったか!!」 >「ニュースで犯人は逃走中と言っていたな……載ってるか?」 >「ええと…ああ、ありました。警察とカーチェイスをした後、結局捕まったみたいですよ。まったく…情けないですねぇ」 結局捕まったんですか、確かに情けない…。 >「んっふっふっふっ。まだまだ甘い――はっ!あたしのスープ皿がカラ!?まさか今、入れ換えられた!?」 なんかすばらしい攻撃ですね…。 >「そのたぅり!自分の攻撃に気を捕えられすぎたな!リナ!!甘いのはお前の方だぞ!」 なんか諭しちゃってるし…(笑) >「情けないって……警察がか?犯人か?」 >「両方です」 >「こぉの〜〜!まだ一口も飲んでなかったのにぃぃい!!」 >ガチャッ >「のわわわわ!?銃をかまえるな!銃を!!」 ええぇぇえっ?! 食事で発砲っ?! 毎朝こんな事やってるんですか、この人達…; >「リナ…スープはまだあるぞ……」 >「食事中は発砲しないで下さいね」 > >こうして、和気あいあいとした雰囲気の中、朝食は過ぎていくのであった。 和気あいあいとすごせるのはゼルさんとレゾさんも只者ではないからですねv 毎日お疲れ様です;; 続きを楽しみにしております! では、今日はこのへんで! |
16083 | 食事は賑やかな方が消化にも良いのです。・・・限度ってものが・・・ | 蛇乃衣 | 2004/3/5 18:43:16 |
記事番号16078へのコメント 祭様〜、感想ありがとうございます! そしてテストお疲れ様です。 私もテスト期間でなかなかパソコンに触れず(涙)おそレスになってしまってすみません〜。 (とゆうか、なんでうちの学校は一週間丸々使ってテストするかな…まだ終らないしなぁ…) リク権のことですが、もちろん、受け取ってくださいな。 祭様はお優しい方ですね(^_^)。 ですが、『感想一番乗り記念』ですし、どうぞ使ってやってください。(それに、私へのリク権欲しい方は…あまり…いらっしゃらないだろうなぁ……なんて…) え〜…では祭様、リクエストお待ちしております。 御期待に沿えられるよう、頑張ります! …テストさえ、テストさえ終れば投稿スピードももう少し速くなると思いますので! >>AM.6:00 >>目覚ましの音に、彼、ゼルガディス=グレイワーズは起床した。 > 早いですねェ…。 > 私は平日は朝7:00です。 休日は……言わぬが花、ってやつですかね!(汗) あはは、私もです。低血圧なので朝は苦手です。 > >>皆より早めに起きて、四人が食べる(あくまでも、四人分、ではない)朝食を作らなければならない。 > 一体何人分作るんでしょうかね? > 十人分…以上あったりして…; かもしれません・・・仕事前と後なんかは・・・ > >>やや疲れた感じで挨拶をしてきたのはレゾだ。 >>――血で赤黒く汚れた白衣を持った。 > どうしても誰かを殺してきたようにしか見えないんですが……。 > 治してきたんですよね? ええ、たぶん(おーいおい) > >>「治療も一段落して、帰ろうとしたら、また急に暴れだしてしまいましてね……おかげでこんなに返り血を浴びてしまいました」 > 返り血…は決して暴れ出した患者さんにキレて、ざくっとやっちゃったわけじゃないですよね……? ざくっとやってません。すぱぁっとやりました。(嘘ですうそです) 仕事はきっちりやりますよ〜。 >>苦笑して、ほら、というふうに、手に持った白衣を軽く振った。 >>その穏やかさが、なおさら見た人の背中に冷や汗を伝わせるものだと、彼は知ってるのかいないのか……。 > 全くもって本人は無邪気なんですよね。 恐ろしい事に; 脅そうとか怖がらせようという意志はまったく・・・ > >>ベージュのエプロンの紐をキュッと締め、ゼルガディスは腕捲りをした。 >>軽く気合いを入れないと、朝一番のこの仕事はこなせないのである。 >>野菜類を洗い、彼は包丁を握った。 >>――それからしばらく、キッチンには軽やかな包丁さばきの音が響くのだった。 > 料理、うまそうですもんね、ゼルさんv > それにしてもゼルさんにエプロン…似合うかもvv > はっ! ひょっとして……エプロン、ウサギ柄?! 残念ながら、ウサギ柄ではありません。 が、胸のところと裾のほうとに、世界で一、二を争う知名度を誇る、特徴的な飛び方と個性的な仲間を持つ青いウサギのシルエットが刺繍されています(笑) > >>特にこう、と決めたわけではないのだが、自然とこの席順になる。 >>多少変わることがあっても、向かい合うペアだけはいつもこうだ。 >>それは何故かというと―― >>――攻防は向かい合った方がやりやすい、とだけ言っておこう。 > あぁ、成る程。 あの二人の戦いに巻き込まれるのはヤですもんね; > アメリアちゃんは一度あの二人と食事合戦で互角に戦ってましたけど…。 正義の力って凄いですよね。プリンセスの底力って凄いですよね。 ・・・ってコメントの論点がずれてますね。 >>「あー!!リナ!お前今オレのベーコン取ったな!」 >>「フッ、ガウリイ!隙を作ったあんたが悪いのよ!!」 >>「……おや、今日は株価の変動が大きいですね」 >>「へぇ…なにか買っていたのか?」 > よくこの二人は隣で凄まじい戦いが行われているのに、平然としゃべっていられますね。 慣れです(断言) > >>「んっふっふっふっ。まだまだ甘い――はっ!あたしのスープ皿がカラ!?まさか今、入れ換えられた!?」 > なんかすばらしい攻撃ですね…。 日々の生活で、自然と鍛えられていますから。 > >>「こぉの〜〜!まだ一口も飲んでなかったのにぃぃい!!」 >>ガチャッ >>「のわわわわ!?銃をかまえるな!銃を!!」 > ええぇぇえっ?! 食事で発砲っ?! > 毎朝こんな事やってるんですか、この人達…; とりあえず、本当に発砲することはごく稀です。 発砲の気配を感じて、横からレゾさんの後ろ頭チョップ(機嫌がいいとき)か陶器製マグカップ攻撃(機嫌悪いとき)がとんでくるので・・・ >>「リナ…スープはまだあるぞ……」 >>「食事中は発砲しないで下さいね」 >> >>こうして、和気あいあいとした雰囲気の中、朝食は過ぎていくのであった。 > 和気あいあいとすごせるのはゼルさんとレゾさんも只者ではないからですねv > 毎日お疲れ様です;; 波の精神力では持ちこたえられませんねぇ・・・ > > 続きを楽しみにしております! > では、今日はこのへんで! ありがとうございました〜! |
16066 | Re:『CIV』番外編!―これが彼等の普通― | りぃ | 2004/2/29 14:42:00 |
記事番号16062へのコメント >この話は、りぃ様に捧げます。 >りぃ様、お待たせしてしまってすみません〜。どうぞ受け取ってくださいませ。 ありがとうございます。確かに頂きましたv 保存保存と・・・ >彼等の日常の一コマを切り取った小話が、二つ三つ続きます。 楽しみがまだまだ続くv 幸せですv >ですが、そのツリーの話をリクエストしていただいた方(今回はりぃ様となるのですが)は、申し訳ありませんが、対象から外させて頂きます。すみません。 >またの機会をお待ちしております〜。 仕方ありませんね。でも、絶対またGetします! リナたちの朝食・・・原作でも熾烈な戦いを繰り広げていますがこちらのもなかなか・・・(ーー;)それを割我関せずと株価の話をするレゾ&ゼル・・・ 彼らの日常が赤裸々に綴られている作品だと確信しました!!! 次を愉しみにこれで失礼おば。 |
16085 | お待たせいたしました! | 蛇乃衣 | 2004/3/5 18:50:04 |
記事番号16066へのコメント りぃ様こんにちは。レスありがとうございます! > >>この話は、りぃ様に捧げます。 >>りぃ様、お待たせしてしまってすみません〜。どうぞ受け取ってくださいませ。 >ありがとうございます。確かに頂きましたv 保存保存と・・・ 保存していただけるとはっ!くぅ(只今幸せを噛みしめています) > >>彼等の日常の一コマを切り取った小話が、二つ三つ続きます。 >楽しみがまだまだ続くv 幸せですv 続き、できました〜。遅くなってしまってすみません(汗)憎きテストのせいで・・・ > >>ですが、そのツリーの話をリクエストしていただいた方(今回はりぃ様となるのですが)は、申し訳ありませんが、対象から外させて頂きます。すみません。 >>またの機会をお待ちしております〜。 >仕方ありませんね。でも、絶対またGetします! 心待ちにしております!狙って下さい(笑) > >リナたちの朝食・・・原作でも熾烈な戦いを繰り広げていますがこちらのもなかなか・・・(ーー;)それを割我関せずと株価の話をするレゾ&ゼル・・・ 最初は驚いたりあっけにとられたりしていたのですが・・・慣れとは恐ろしいものです。 >彼らの日常が赤裸々に綴られている作品だと確信しました!!! >次を愉しみにこれで失礼おば。 ありがとうございました!二話目もお楽しみ下さいませv |
16086 | 『CIV』番外編!―とある昼間の出来事― | 蛇乃衣 | 2004/3/5 18:54:17 |
記事番号16062へのコメント その日は、ヴァルがグレイワーズ宅に、新種の武器を持って遊びに来ていた。 「へぇ〜…またいろいろ作ったわねぇ」 リビングのテーブルの上にずらりと並べられた武器を見て、リナは思わず感嘆の声を上げた。 「まぁな」 やや得意気に答えるヴァル。 「これ、本当に武器なのか?」 しげしげと眺めながら尋ねるガウリイ。 彼がそう言いたくなるのも無理はない。 なにせ、見た目だけならば、それらは日常にありふれている物なのだ。 トランプ、ベルト、モップ、腕時計、ジュエリー―――エトセトラエトセトラ。 むろん、見た目通りの利用法もできるが、例えば、トランプにはナイフが仕込まれているし、ベルトは威力調整可な電流が走るし、モップは少々いじるとライフルに早変わりする。 「しかし…前々から思ってたんだが、ヴァル。こんな変わり種、作ったところで買う奴がいるのか?」 ゼルガディスがモップを手に取りながら言った。 ヴァルは意外というふうな顔をする。 「そりゃ、まあ。普通のよりゃあ需要は少ないが………あんたらが一番買ってるぜ、たぶん」 「そ、そうか……」 微かに顔を引きつらせ、ゼルガディスはモップをテーブルに戻す。 彼の知る限りは、そんなに買っていないはずなのだが…… 今度、家具を徹底的に点検してみるべきかもしれない。 「そういや、レゾさんは?さっきから見ねぇけど」 「ああ、レゾならキッチン。お菓子作ってるわよ。もう、仕上げなんじゃない?」 「菓子って……微妙に違和感があるな」 「そっかぁ?でも、うまいぞ。すごく」 「凝り始めると、とことん凝るタイプだしねぇ」 「変わった凝り方の場合が多いがな……」 と、ため息混じりのゼルガディス。 「一昨日は、飴細工で自由の女神作ってたわね」 「その前は、確かレアチーズケーキのパルテノン神殿だったな」 「他にも、いろいろ作ってるよな〜。ほら、ピラミッドの形したババロアとか。あれ、冷えててうまかったな」 「へぇ……世界遺産食べ尽すって感じだな…形なんて普通のでいーと思うがなぁ」 『お前の言えるセリフじゃないだろ、それは』 三人が同時につっこむ。 「んー?……なあ、これなんだ?」 ガウリイが、テーブルに立掛けてあった、短いホースの付いた銀色のボンベを持ち上げる。 「ああ、それは消火器型火炎放射機。まだ塗装前だけどな」 「また、ややこしいものをまどろっこしいものに……」 「遊び心があって良いじゃねぇかよ、ゼル」 ヴァルはニィと口の端を吊り上げ、ガウリイから火炎放射機を受け取る。 「結構な威力なんだぜ?炎の広がりはあんまりないけどな。そのかわり距離はある。 ……見せてやろうか?」 「んなこと言って、実はあんたが見せたいんでしょ?」 ヴァルは笑みを深くすることで、それに答えた。 「ゼルガディス、かまわねぇだろ?」 「火事にするなよ…?」 「了解♪……じゃあ、あの辺りはなんもねぇから……」 キョロキョロと見回し、ホースをダイニングの入り口の方へ向けた。 「じゃ、いくぜっ……!」 ところ変わってこちらはキッチン。 室内には、チョコレートの甘ぁい匂いが漂っている。 その匂いの発信元から、レゾはゆっくりと二、三歩下がった。 「ふぅ……なかなかの出来栄えです」 全体を眺め、一人うなずく。 「おっと…あれを忘れていました」 言って、冷蔵庫からホワイトチョコレートの丸い板を取り出し、目の前のケーキに張り付けた。 「これで、今度こそ完成ですね」 満足気に微笑む。 台の上には、チョコレートケーキで出来た、高さ1Mほどのビッグベン――あの、ロンドンの象徴ともいうべき大鐘時計があった。 今さっき取りつけたのは、文字盤の部分である。 何分の一の大きさか、確かなことは分からないが、その細部までの正確な再現は、もはや芸術の域である。 とてもチョコレートとは思えない。 「ちょうどヴァルさんも来ていますし、さっそくお茶にしましょう」 言って、彼は下にひいていた白い盆ごとそれを持ち上げ、リビングへと向かった。 (紅茶は、やはりセイロンが良いでしょうか…アッサムも捨てがたいですし……ケーキが甘いですから、コーヒーでも合うかもしれませんね) そんなことを考えながら、ダイニングを通りすぎ、話声のするリビングへ入る。 扉は開いていた。 ―――――運悪く。 「皆さん、見てください。ケーキが完せ」 ボゴゴォォォオウ!! 赤い炎が放たれたのはこの時だった。 沈黙が、 痛々しいまでの沈黙が、その場を支配した。 全員の視線が、ただ一点に注がれる。 ついさっきまでは、チョコレートケーキ『だった』塊に。 「………う…」 小さな声は誰のものだったか。 その音は、凍り付いていた時を再び動かした。 ゆっくりと、レゾが一歩を踏み出した。 リナ達四人は、視線をぎこちなく彼へと動かす。 その顔は無表情。だが彼自身はどこも怪我していない。 それがせめてもの救いだろうか。 未だ、火炎放射機を構えたまま硬直状態のヴァルにとって。 レゾはスタスタとテーブルまで歩み寄り、 ダァアアアンッ! 盆を置く、というよりは叩き付ける勢いで下ろした。 「ヴァルさん…」 名を呼んだ人物の方には顔を向けることなく、ポツリと発せられた声は、異様に大きく耳に響いた。 「…な、なん……」 「ケーキが、上手く焼き上がっ『た』んです……」 過去形に力が入っているのは、聞き違いではあるまい。 ここでやっと、レゾはヴァルに目をやった。薄い笑みを浮かべて。 「是非、食べきって下さいね?」 「…え…いや…でも…」 真っ黒の塊と、白い顔を交互に見つめ、ヴァルはうめく。 今、盆に乗っているものは、明らかに食べ物ではなくなっている。 「食べて、頂けますよね…?」 形の上では問いかけだが、その瞳が、けしてNOという答えをださせない。 「な、なあ……食べるには…少し、無理があるんじゃないか?」 見かねたゼルガディスが助け舟を出すも、 「大丈夫ですよ」 幾分穏やかに、レゾはゼルガディスを、次いでヴァルを見た。 「私、ガンの摘出手術も得意ですから」 『……………』 ぽんっと、リナがヴァルの肩に手を置く。 「あきらめなさいって…」 ゼルガディスの制止もきかないのだ。 この場にレゾを止めることが出来る人物はいない。 「い、いただきます……」 絞り出したようなヴァルの声は、哀しい覚悟の色をたたえていた。 結局のところ、苦々しい(いろんな意味で)試練を乗り越えたヴァルは、胃ガンにはなってないが、腹痛に襲われ、レゾから薬をもらったそうな。 |
16090 | 横レスになってしまって申し訳ございません; 書き上げてから気づいたので…;; | 祭 蛍詩 | 2004/3/5 22:01:27 |
記事番号16086へのコメント こんにちは、祭です。 なんとかテストが無事……にではないですけど終わり、一息ついております。 蛇乃さんはテスト期間、終わりました〜? ま、お互い頑張りましょう(苦笑) わーいvv では、お言葉に甘えてリクさせて頂きます! んと、『CIV』の方でやって頂けると嬉しいんですが、レゾさんとゼルさんの一日デートvみたいなものを……いや、あの、『CIV』の本編の方で仲良く買い物したりしちゃってる二人がものすごく微笑ましかったので……(汗 こんなんでもよろしいでしょうか? ―では、レスさせて頂きます! >「これ、本当に武器なのか?」 > >しげしげと眺めながら尋ねるガウリイ。 >彼がそう言いたくなるのも無理はない。 >なにせ、見た目だけならば、それらは日常にありふれている物なのだ。 >トランプ、ベルト、モップ、腕時計、ジュエリー―――エトセトラエトセトラ。 >むろん、見た目通りの利用法もできるが、例えば、トランプにはナイフが仕込まれているし、ベルトは威力調整可な電流が走るし、モップは少々いじるとライフルに早変わりする。 凄いです…! うかうかトランプゲームもできませんね;; ―というか、発想が面白くて楽しいですv 密かに使ってみたいなぁ、なんて…v >「しかし…前々から思ってたんだが、ヴァル。こんな変わり種、作ったところで買う奴がいるのか?」 結構いそうですけどねェ…。 楽しいですしv まぁ、ビックリ商品として扱うには過激すぎですけど…; >ゼルガディスがモップを手に取りながら言った。 >ヴァルは意外というふうな顔をする。 > >「そりゃ、まあ。普通のよりゃあ需要は少ないが………あんたらが一番買ってるぜ、たぶん」 >「そ、そうか……」 > >微かに顔を引きつらせ、ゼルガディスはモップをテーブルに戻す。 >彼の知る限りは、そんなに買っていないはずなのだが…… >今度、家具を徹底的に点検してみるべきかもしれない。 レ、レゾさん……実はものすごく買ってたりしそうです…。 恐ろしい…。 知らず知らずのうちに使ってたりする事も少なくなさそうで…;; >「そういや、レゾさんは?さっきから見ねぇけど」 >「ああ、レゾならキッチン。お菓子作ってるわよ。もう、仕上げなんじゃない?」 >「菓子って……微妙に違和感があるな」 >「そっかぁ?でも、うまいぞ。すごく」 うにゅ、レゾさんのお菓子も食べてみたいです〜vv あのパフェも美味しそうでしたしv >「凝り始めると、とことん凝るタイプだしねぇ」 >「変わった凝り方の場合が多いがな……」 > >と、ため息混じりのゼルガディス。 > >「一昨日は、飴細工で自由の女神作ってたわね」 >「その前は、確かレアチーズケーキのパルテノン神殿だったな」 >「他にも、いろいろ作ってるよな〜。ほら、ピラミッドの形したババロアとか。あれ、冷えててうまかったな」 そ、そういう凝り方なんですか…材料とかじゃなくて……;; ってか、飴細工で自由の女神っ?! ……食べるのもったいない所じゃないですよ; >「へぇ……世界遺産食べ尽すって感じだな…形なんて普通のでいーと思うがなぁ」 >『お前の言えるセリフじゃないだろ、それは』 >三人が同時につっこむ。 あははは、確かにv わざわざ生活用品を武器にしてるんですからねv >「んー?……なあ、これなんだ?」 > >ガウリイが、テーブルに立掛けてあった、短いホースの付いた銀色のボンベを持ち上げる。 > >「ああ、それは消火器型火炎放射機。まだ塗装前だけどな」 >「また、ややこしいものをまどろっこしいものに……」 (爆笑) それはビックリですよっ!! 水が出るのかと思ったら炎っ?! かなり笑えます(そんな物使われたら笑うどころじゃないですケド; >「遊び心があって良いじゃねぇかよ、ゼル」 > >ヴァルはニィと口の端を吊り上げ、ガウリイから火炎放射機を受け取る。 すでに遊び心通り越してますからvv >「結構な威力なんだぜ?炎の広がりはあんまりないけどな。そのかわり距離はある。 > ……見せてやろうか?」 >「んなこと言って、実はあんたが見せたいんでしょ?」 > >ヴァルは笑みを深くすることで、それに答えた。 > >「ゼルガディス、かまわねぇだろ?」 >「火事にするなよ…?」 >「了解♪……じゃあ、あの辺りはなんもねぇから……」 > >キョロキョロと見回し、ホースをダイニングの入り口の方へ向けた。 だ、ダイニング……なんか危ない予感…;; >「じゃ、いくぜっ……!」 > > >ところ変わってこちらはキッチン。 >室内には、チョコレートの甘ぁい匂いが漂っている。 >その匂いの発信元から、レゾはゆっくりと二、三歩下がった。 > >「ふぅ……なかなかの出来栄えです」 > >全体を眺め、一人うなずく。 > >「おっと…あれを忘れていました」 > >言って、冷蔵庫からホワイトチョコレートの丸い板を取り出し、目の前のケーキに張り付けた。 チョコレートケーキですか〜v 良いですねぇvv >「これで、今度こそ完成ですね」 > >満足気に微笑む。 >台の上には、チョコレートケーキで出来た、高さ1Mほどのビッグベン――あの、ロンドンの象徴ともいうべき大鐘時計があった。 >今さっき取りつけたのは、文字盤の部分である。 >何分の一の大きさか、確かなことは分からないが、その細部までの正確な再現は、もはや芸術の域である。 >とてもチョコレートとは思えない。 い、1m…すごいですねぇ…!! チョコレートケーキでビッグベンを作成するのはすでにお菓子作りではない気もしますが……すごい事には変わりないですねv >「ちょうどヴァルさんも来ていますし、さっそくお茶にしましょう」 > >言って、彼は下にひいていた白い盆ごとそれを持ち上げ、リビングへと向かった。 > >(紅茶は、やはりセイロンが良いでしょうか…アッサムも捨てがたいですし……ケーキが甘いですから、コーヒーでも合うかもしれませんね) > >そんなことを考えながら、ダイニングを通りすぎ、話声のするリビングへ入る。 >扉は開いていた。 >―――――運悪く。 うわっ!! やばいですね、このタイミング!! >「皆さん、見てください。ケーキが完せ」 > >ボゴゴォォォオウ!! > >赤い炎が放たれたのはこの時だった。 …ヴァルさん…生きて帰れるんでしょうか……? >沈黙が、 >痛々しいまでの沈黙が、その場を支配した。 >全員の視線が、ただ一点に注がれる。 >ついさっきまでは、チョコレートケーキ『だった』塊に。 過去形になってるしぃぃっ!! >「………う…」 > >小さな声は誰のものだったか。 >その音は、凍り付いていた時を再び動かした。 >ゆっくりと、レゾが一歩を踏み出した。 >リナ達四人は、視線をぎこちなく彼へと動かす。 >その顔は無表情。だが彼自身はどこも怪我していない。 >それがせめてもの救いだろうか。 >未だ、火炎放射機を構えたまま硬直状態のヴァルにとって。 これは硬直しますよね…。 よりにもよってこの人にこんな事しでかしちゃったんですから…;; >レゾはスタスタとテーブルまで歩み寄り、 > >ダァアアアンッ! > >盆を置く、というよりは叩き付ける勢いで下ろした。 > >「ヴァルさん…」 > >名を呼んだ人物の方には顔を向けることなく、ポツリと発せられた声は、異様に大きく耳に響いた。 こ、怖い…;; 大声で怒られた方が絶対マシですっ!! >「…な、なん……」 >「ケーキが、上手く焼き上がっ『た』んです……」 > >過去形に力が入っているのは、聞き違いではあるまい。 >ここでやっと、レゾはヴァルに目をやった。薄い笑みを浮かべて。 あまつさえ笑みなんか浮かべちゃってるんですかっ! これは、一生トラウマになるでしょう…; >「是非、食べきって下さいね?」 >「…え…いや…でも…」 > >真っ黒の塊と、白い顔を交互に見つめ、ヴァルはうめく。 >今、盆に乗っているものは、明らかに食べ物ではなくなっている。 > >「食べて、頂けますよね…?」 > >形の上では問いかけだが、その瞳が、けしてNOという答えをださせない。 ヴァルさん……ご愁傷様です……。 >「な、なあ……食べるには…少し、無理があるんじゃないか?」 > >見かねたゼルガディスが助け舟を出すも、 > >「大丈夫ですよ」 > >幾分穏やかに、レゾはゼルガディスを、次いでヴァルを見た。 > >「私、ガンの摘出手術も得意ですから」 >『……………』 レゾさんを怒らせてはいけないですね……。 リナさんが怒ったより絶対恐ろしいですっ!! >ぽんっと、リナがヴァルの肩に手を置く。 > >「あきらめなさいって…」 > >ゼルガディスの制止もきかないのだ。 >この場にレゾを止めることが出来る人物はいない。 そうですよね、ゼルさんに無理だったらもうこの世にレゾさんを止める事ができる人はいませんよね…。 >「い、いただきます……」 > >絞り出したようなヴァルの声は、哀しい覚悟の色をたたえていた。 > > >結局のところ、苦々しい(いろんな意味で)試練を乗り越えたヴァルは、胃ガンにはなってないが、腹痛に襲われ、レゾから薬をもらったそうな。 お可哀想に……(ち〜ん) ヴァルさんに同情しつつ、続きを楽しみにしております! では、今回はこの辺で! > > |
16113 | 遅レスすみません!うう・・・テストまだ終わらないんです | 蛇乃衣 | 2004/3/10 16:28:57 |
記事番号16090へのコメント 祭様、感想ありがとうございます!テストお疲れ様でした! そしてリクエスト承りました〜! レゾさんとゼルさんの一日デートですね♪ 蛇乃の中のレゾさんがとても喜んでますよ〜。 (ゼルさんは…無言……;) にしてもデート…どこがいいでしょうかねぇ。アクアリムは行きましたし… 明るく賑やかしく、遊園地やらサーカスやらのテーマパーク系統に行って、おもいっきり遊ぶのも良し。 大人なムードで食事と夜景を楽しみ、ホテルのスイートでジャズ・クラシックを聞きながら、傾けるグラスにはアウスレーゼかロマネ・コンティ、というのも… でも、後者の場合オチがつかなさそう…そしてゼルさんが流されてしまいそうです… 流されたらマズイですかねぇ…まずいですよねぇ。 微笑ましいデートになるよう、二人に動いてもらいます(笑) それでは〜♪ |
16092 | Re:『CIV』番外編!―とある昼間の出来事― | りぃ | 2004/3/6 01:20:58 |
記事番号16086へのコメント ・・・・・・・・・・・・・ヴァルのあほ・・・・・・・・ よりにもよって・・・・・・・・・ かける言葉も見つかりません(ーー;) しかし消火器型火炎放射器。間違って消火活動なんかに使った日にはえらいことになりそうですね。(ちょっと欲しいかもv) ヴァルさん生きてたら私にも売ってくださいね。もちろんリナ=インバース価格でv 蛇乃衣さん、仲介お願いします♪ |
16114 | いらっしゃいませ〜!オーダー一つ入りま〜す! | 蛇乃衣 | 2004/3/10 19:26:37 |
記事番号16092へのコメント りぃ様、こんにちはvレス、ありがとうございます。 >・・・・・・・・・・・・・ヴァルのあほ・・・・・・・・ >よりにもよって・・・・・・・・・ ホントに・・・ねぇ。 >かける言葉も見つかりません(ーー;) 火の用心とでも言ってあげて下さい(笑) >しかし消火器型火炎放射器。間違って消火活動なんかに使った日にはえらいことになりそうですね。(ちょっと欲しいかもv) ヴァルさん生きてたら私にも売ってくださいね。もちろんリナ=インバース価格でv 蛇乃衣さん、仲介お願いします♪ は〜い、消火器型火炎放射器、オーダー一つ入りま〜すv リクエスト提供者様特別サービス、昼から夕刻までねばるリナ=インバース価格(原価ぎりぎり)で提供させていただきま〜す! さらに今、会員登録を行っていただくと、抽選で高級石けんセットが・・・・・ ・・・・・遊びすぎました。ごめんなさい。 |
16111 | 『CIV』番外編!―とある夜の暇潰し― | 蛇乃衣 | 2004/3/10 16:21:14 |
記事番号16062へのコメント ――マーカスvやっぱり来てくれたのね!私、あなたを信じていたわ! ――僕もだよvレイチェルvV…もう、君を離したりはしない!誰も僕らの愛を打ち砕くことなんか出来やしないんだ! ――例え周りから反対されても、私はあなたを愛し続けるわvVいえ、あなたへの愛を失うことは、私自身が無くなるのも同じ…vV ――ああ、レイチェル!僕はもう君しか目に入らないよ! ――あなたにこんなに愛してもらえるなんて、私は世界で一番し・あ・わ・せvな女だわ。 ――それは違うよ、レイチェル! ――え…!? ――一番の幸せ者は、君と恋人になれたこの僕さv ――…マーカス!! ――レイチェル!! 「…………面白いですか?コレ……」 「ぜんっぜん…」 数分と満たない映像を目に入れただけで、うんざりとかけられた問いには、何とも言えない脱力感に襲われた呟きが返された。 「全然って……なら、チャンネルを変えては?…熱心に見ていたので、好きなのかと思いましたよ」 左手のソファに腰を下ろしたレゾを、リナはチラリと見てため息をついた。 「熱心に見てたんじゃなくて、なんか、気力が奪われたってゆーか一気に溶けたってゆーか…思考が麻痺してチャンネル変えるのも思いつかなかったのよ……」 リナはリモコンをとり、言い悪いは別にして、ある意味『心に訴える作品』を画面から追いやった。 代わりに流れてきたのは、どこぞの化粧品のCMである。 「ところで、ゼルガディス知りませんか?」 「ゼルなら今出掛けてったぞ」 応答は後ろから聞こえてきた。 「ガウリイさん」 肩越しに振り向けば、すでに見慣れた金髪が目に入った。 「散歩がてらに本屋だとさ」 「そうですか…チェスでもしようと思ったのですけどね」 残念そうなため息で彼とのやり取りを締め括り、向きを戻して再び視線をテレビへ。 ちょうどCMは終ったらしく、クイズ番組が途中から始まる。 彼にしてみればたいして難しいと思わないのだが、挑戦者は一人脱落。 と、映像が一変し、野球の試合が写し出された。 「おもしろい番組ってあんまりないわねぇ」 カチカチとリモコンをいじくり、次々と番組を変えてゆくリナ。 「どんなのが見たいんだ?」 ガウリイがレゾの向かいに腰を下ろし、リビングのテーブルの四辺を、テレビも含めてそれぞれが陣取る形となる。 「別にこれといって見たいのはないんだけど……」 「では、私が決めても良いですか?」 「さっきのドラマじゃなければね…」 思い出したのか、げっそりとした表情でリモコンを渡す。 「違いますよ。映画ですから。御心配なく」 「どんなやつなんだ?」 「そうですね……」 それだけ言って、見た方が早いとばかりチャンネルをかえる。 ピッ ――ギィッ ピチャ…ピチャ…ピチャ… ――『や、ヤツがっ…ヤツが来るわっ…』 ――『おばさん…僕…』 ――『大丈夫よ…あなたは私が守ってあげる……なんとかして、私の家まで行きましょう…銃があるから…』 ――『…でも、ママが……』 ――『……あなたのお母さんもきっと無事よ……さあ、あの化け物が来ないうちに早く!』 ――『…ダメだよ……』 ――『え!?』 ――『ママに怒られちゃう……アナタヲ逃ガシタラ…!!』 ――『あっあなた!!?キャアァァァ ぶつっ 「……なぜ、消してしまうのです?リナさん」 突然真っ暗になった画面に、怪訝な顔でレゾはリモコンをひったくったリナを見やる。 「……………」 対して、無言のリナ。 「リナ?」 「………………」 「もしかして……苦手なんですか?ホラー」 「!!」 無言のままで首を左右にぶんぶか振るリナに、レゾは疑問を確信に変えた。 ガウリイも同じくだったようで、 『意外な……』 男二人の呟きは見事なまでに重なった。 「わぁるかったわねぇ!!」 「別に悪いとは言ってませんよ」 「そうそう」 『ただ、すごく意外だっただけで』 「やかましぃっ!!」 ぎろりんっと、左右にガン飛ばすリナ。 先程のホラーではないが、子供を泣かすには充分である。 まあ、ここにはどこか子供のような大人はいても、子供のように神経のか細い大人はいないが。 「ゼルガディスもね、あんまり好きじゃないんですよ」 映画が消されてしまったため、話で暇を潰そうと、レゾはこの場にいない者の名を出した。 「……そーなん?」 「ええ。『くだらない』と、見もしませんけれど……まあ、苦手とまではいかないのでしょうが」 「へぇ…」 「ゼルがねぇ…」 「私も、話の展開が面白そうなものしか見ませんけどね……それに、どちらかというと、特殊メイクなどに興味がありまして…」 「ふーん」 「…ねえねえ、今、出来たりする?もしかして」 レゾが、興味を持つことに自分の手で取り組まないことは少ないとふんで、リナはそう聞いてみた。 「そんなに本格的でなければ……」 返事は、期待に充分そうものだった。 「ねえ、やってみない?」 良い暇潰しが見付かった。 |
16112 | 『CIV』番外編!―とある夜の……え゛?― | 蛇乃衣 | 2004/3/10 16:25:03 |
記事番号16062へのコメント 「ただい……ま…?」 店を通り二階へと上がってきたゼルガディスは、短い言葉の最後を疑問の形で終えた。 上着を脱ぎ、買ってきた本と共にテーブルの上に。 しんと静まりかえったリビングには人気が全くない。 レゾは自室にいることもあるが、大概、リナとガウリイはこの時間帯はここで雑談をしているのだが…… (留守にするとは思わないが……部屋か…?) 一人心中で呟いたその時、 カタン…――― 弾かれたように、ダイニングに視線を飛ばす。 「…………」 誰かいる? まさか侵入者とも思えないが、可能性は否定しきれない。 銃を入れたまま上着を脱いだことを悔やみつつ、テーブルまで下がろうとし、 「!!」 背後に現れた気配にハッと振りかえる。 「なっ!?」 口を突いて出たのは、小さな驚愕の声。 ただれ溶けたような土色の肌に、落ち窪んだ眼球。 そこにいたのは、まさしくゾンビだった。 のたり、とした動作で手を伸ばしてくるそれに、ゼルガディスは反射的に壁際に跳んで距離をとる。 ガタタンッ! もの音と共にダイニングからもう一体が現れた! 「ふごヴゴゴ…ご…」 二体はくぐもったうめきを上げ、意外と早い動作でこちらに近付いてくる。 ――別に、ゼルガディスは恐怖を感じたのではない。 だが、まったく予想外の展開に驚き、軽くパニックになっていたのは事実だ。 加えて、本物にしろそうじゃないにしろ、『あんなのに触りたくない』と頭のどこかが訴えたので、 ――カチッ 彼は壁に隠されていたセキュルティ(リビング用)のスイッチをONにした。 ビィー―――!! 途端、赤い閃光がところかしこから放たれる! 『ぅおにょわわぁぁぁぁあ!?』 慌てて飛び伏せるゾンビ二体。 ジュッ!! その背中をかすめるビーム。 ゼルガディス当人も、しっかり床に伏している。 ビィー―――!! 「ちょっとちょっとゼルぅ!なにすんのよ!!」 ゾンビ片方がわめく。 「なっ…リ、リナ!?」 ビィー―――!! 放たれる位置と角度を変えつつ、赤光はゾンビの格好をしている二人に無差別に襲いかかる! 「うわわっ!!」 「ガウリイか!?」 ビィー―!ビィー―!! 「あんたら、そんな格好でなにやってんだ!?」 彼が疑問を持つのも至極もっともだが、 『なんでもいいから早く止めろぉぉおっ!!』 でないと、答えることすら出来なくなってしまうよ。 「…なにやら上が騒がしいですね。イタズラは成功したのでしょうか…」 地下室でリナ達の特殊メイクに使った道具を片付けていたレゾは、上を見上げた。 といっても、見えるのは白々とした明かりと天井だけ。 本来、ここは診察や手術、治療に使っているので、かなりの光度を備えている。 「はぁ…私もゼルガディス驚かせたかったのですけどねぇ…」 変装程度なら自分自身で出きるのだが、短時間でゾンビやらになるのはさすがに無理がある。 「…そうだ」 ポンッと手を打つ。 「せっかくですし、ゼルガディスにもメイクしてもらいましょう」 新しい遊びを考え付いた子供のごとく、顔には楽しそうな笑みが浮かぶ。 「ゾンビ…よりは、見た目綺麗なものが嬉しいですね……ふむ…何が良いでしょう」 あれこれ考えながら、彼は階段を上がっていく。 「まずは本人を呼んできませんと……」 彼が惨事を目の当たりにするのは、あと数分後のことである。 ****** 御愛読ありがとうございましたー! 『彼等の日常』シリーズ、これにて終了です! りぃ様、いかがだったでしょうか? 御希望に沿えていれば良いのですが(ドキドキ) 日常のわりには、騒動ばかりだったような気も…… ですが、泥棒していませんし、爆発もありませんでしたし、誰も死んでいませんし……ね?(ってなにが?) どうしても、彼等が行くとこ宝か事件か騒動有り!になってしまいます。 まさしく波乱万丈。どころか、自分達で波起こしてサーフィンしている感じです(笑) こんなハチャメチャな彼等ですが、これからも温かく遠巻きに(身の安全のため/笑)見守っていただければ幸いです。 |
16116 | Re:『CIV』番外編!―とある夜の……え゛?― | じょぜ | 2004/3/10 22:21:36 |
記事番号16112へのコメント 初めまして、じょぜと申します。 日常シリーズ、最初の話からずーっと読ませてもらってたんですが、面白かったです。 以前、別の方のレスでも書いたんですが、もともとギャグでもシリアスでも日常のひとこまを切り取った話というのが好きです。自分が書く話もそういうのが多いんですが。 あと、大勢が入り乱れる群衆劇っていうんですかね、そういうのも好きなんで、レゾさんとリナ、ガウリイ,ゼルガディスのほのぼのとした共同生活の様子が読んでてとても楽しかったです。 地の文がクールでいいなあと思いました。三人称で書くとどうしても私はくどくなるか、特定の人物に視点をあわせてしまうので、なかなか突き放したように書けないんで、勉強になりましたです。 あ、ゼルのお子様シリーズも面白かったです。朝食の風景が特に(笑)。 それでは失礼しました。m(__)m |
16125 | はじめまして。 | 蛇乃衣 | 2004/3/12 15:30:10 |
記事番号16116へのコメント > 初めまして、じょぜと申します。 こんにちは。蛇乃衣です。こちらこそ初めまして! > > 日常シリーズ、最初の話からずーっと読ませてもらってたんですが、面白かったです。 ありがとうございます。そう言っていただけると、とても書きがいがあります。 > 以前、別の方のレスでも書いたんですが、もともとギャグでもシリアスでも日常のひとこまを切り取った話というのが好きです。自分が書く話もそういうのが多いんですが。 私も、日常の一コマを切り取った話って好きです。たんたんとして短いものが。 何気ない会話の中でふと心に響くこととか、その中で見える登場人物の個性なんかがうまく表現されているものに出会えると、うまいなぁとか面白いなぁと感心してしまいます。 見習いたいとも思いますね。 > あと、大勢が入り乱れる群衆劇っていうんですかね、そういうのも好きなんで、レゾさんとリナ、ガウリイ,ゼルガディスのほのぼのとした共同生活の様子が読んでてとても楽しかったです。 嬉しいなぁ・・・それぞれ個性的で共通点が少ないので、書き分けがしやすい分、“共同”生活を成り立たせるのが少し難しいです; > 地の文がクールでいいなあと思いました。三人称で書くとどうしても私はくどくなるか、特定の人物に視点をあわせてしまうので、なかなか突き放したように書けないんで、勉強になりましたです。 いえいえ、勉強になんて・・・ 原作(小説)が三人称の場合はわりとクールといいますか淡々といいますか、あまり長々しい比喩表現とかが使われていないので、雰囲気は似せようとちょっと気をつけています。 私は逆に凝った表現とかが苦手なので、そっちのほうも勉強しないとなぁと思っています。 > あ、ゼルのお子様シリーズも面白かったです。朝食の風景が特に(笑)。 気に入って頂けて嬉しいですv > それでは失礼しました。m(__)m 感想ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 |
16117 | ぅわはっ; また横レスになってしまいました;; すみません; | 祭 蛍詩 | 2004/3/11 01:31:37 |
記事番号16112へのコメント こんばんは〜、祭です! テスト、頑張って下さい! 私は…テストが返ってきて…泣きたい気分です;; リク、お受けして頂いてほっとしておりますv 『こういうの、頼んじゃって良いのかなぁ〜; ご迷惑かも…;;』とかぐるぐる考えていたので; エエ、もうゼルさん、流されちゃって下さっても全く問題ありませんvv 全然OKですっvv ほのぼのでも、いちゃいちゃ(←何)でも蛇乃さんの書きやすい方でお願い致しますv あ、全然急ぎませんので、お暇な時に、―というかテストとかが落ち着いたら、お願いしますv ご無理はなさいませんように…。 ―というわけで、レスさせて頂きます! >「ただい……ま…?」 > >店を通り二階へと上がってきたゼルガディスは、短い言葉の最後を疑問の形で終えた。 >上着を脱ぎ、買ってきた本と共にテーブルの上に。 >しんと静まりかえったリビングには人気が全くない。 >レゾは自室にいることもあるが、大概、リナとガウリイはこの時間帯はここで雑談をしているのだが…… なにか仕掛けてるんですねv ゼルさんがホラー系に驚くかどうか…。 >(留守にするとは思わないが……部屋か…?) > >一人心中で呟いたその時、 > >カタン…――― > >弾かれたように、ダイニングに視線を飛ばす。 な、なにが出てくるんでしょう…; やったのがレゾさんだったらきっとどの道もプロ並にこなしそうで、余計に怖いです; >「…………」 >誰かいる? >まさか侵入者とも思えないが、可能性は否定しきれない。 この家に侵入する命知らずな人はゼロスさん位ですよ;きっと。 >銃を入れたまま上着を脱いだことを悔やみつつ、テーブルまで下がろうとし、 >「!!」 >背後に現れた気配にハッと振りかえる。 >「なっ!?」 >口を突いて出たのは、小さな驚愕の声。 >ただれ溶けたような土色の肌に、落ち窪んだ眼球。 >そこにいたのは、まさしくゾンビだった。 >のたり、とした動作で手を伸ばしてくるそれに、ゼルガディスは反射的に壁際に跳んで距離をとる。 ぅへぁ……これは怖いです; さすがレゾさん、メイクもお手の物vですねっ! >ガタタンッ! >もの音と共にダイニングからもう一体が現れた! > >「ふごヴゴゴ…ご…」 > >二体はくぐもったうめきを上げ、意外と早い動作でこちらに近付いてくる。 >――別に、ゼルガディスは恐怖を感じたのではない。 >だが、まったく予想外の展開に驚き、軽くパニックになっていたのは事実だ。 >加えて、本物にしろそうじゃないにしろ、『あんなのに触りたくない』と頭のどこかが訴えたので、 まずはそこなんですか(笑) とりあえず、触りたくない、と。 気持ちはよく分かりますが…。 恐怖は感じてない辺りが凄いですv だてにレゾさんの元で暮らしてるわけじゃないですもんねvv >――カチッ > >彼は壁に隠されていたセキュルティ(リビング用)のスイッチをONにした。 >ビィー―――!! >途端、赤い閃光がところかしこから放たれる! 警告…みたいなものですか? >『ぅおにょわわぁぁぁぁあ!?』 > >慌てて飛び伏せるゾンビ二体。 > >ジュッ!! > >その背中をかすめるビーム。 び、び、ビームっ?! あっぶないですねー; これを作ったのは…レゾさんな気がするのは何故でしょう(苦笑) あ、でもヴァルさんだってこともありえますね! でもそれならもっとややこしくしますかねェ…。 例えば…床暖房のスイッチと見せかけて、とか? >ゼルガディス当人も、しっかり床に伏している。 >ビィー―――!! > >「ちょっとちょっとゼルぅ!なにすんのよ!!」 > >ゾンビ片方がわめく。 あはは、やっぱりリナさんでしたかv では、もう片方はガウリイさんですねv よく考えれば、レゾさんってこういうの自分でやらなさそうですし。 >「なっ…リ、リナ!?」 > >ビィー―――!! > >放たれる位置と角度を変えつつ、赤光はゾンビの格好をしている二人に無差別に襲いかかる! > >「うわわっ!!」 >「ガウリイか!?」 きっと三人ともびっくりしたでしょうね; ゼルさんにしてみればいきなりゾンビが出てくるし、二人にしてみれば驚くか、怖がるか、はたまた冷静に無視されるか、位しか思ってなかったでしょうし…。 まさかビームがくるなんて; >ビィー―!ビィー―!! > >「あんたら、そんな格好でなにやってんだ!?」 >彼が疑問を持つのも至極もっともだが、 >『なんでもいいから早く止めろぉぉおっ!!』 >でないと、答えることすら出来なくなってしまうよ。 これで、答える事すら出来なくなったしまったら、悲惨ですね〜(笑)(←笑いながら言うなよ; >「…なにやら上が騒がしいですね。イタズラは成功したのでしょうか…」 > >地下室でリナ達の特殊メイクに使った道具を片付けていたレゾは、上を見上げた。 >といっても、見えるのは白々とした明かりと天井だけ。 >本来、ここは診察や手術、治療に使っているので、かなりの光度を備えている。 地下は手術室だったんですか。 地下もであるとなると…余計に広そうですね、このお家。 >「はぁ…私もゼルガディス驚かせたかったのですけどねぇ…」 > >変装程度なら自分自身で出きるのだが、短時間でゾンビやらになるのはさすがに無理がある。 > >「…そうだ」 > >ポンッと手を打つ。 > >「せっかくですし、ゼルガディスにもメイクしてもらいましょう」 > >新しい遊びを考え付いた子供のごとく、顔には楽しそうな笑みが浮かぶ。 無邪気です…その無邪気さが困るんでしょうけど; >「ゾンビ…よりは、見た目綺麗なものが嬉しいですね……ふむ…何が良いでしょう」 何が良いですかね…天使、とか、王子様、とか……あ、いっその事お姫さm(以下強制終了) >あれこれ考えながら、彼は階段を上がっていく。 > >「まずは本人を呼んできませんと……」 > > >彼が惨事を目の当たりにするのは、あと数分後のことである。 レゾさんがビックリする時は他の人がいつもの何倍も驚いてるようですねv ふふふv なんか壮絶だけど楽しくて微笑ましかったですvv >****** >御愛読ありがとうございましたー! >『彼等の日常』シリーズ、これにて終了です! >りぃ様、いかがだったでしょうか? >御希望に沿えていれば良いのですが(ドキドキ) >日常のわりには、騒動ばかりだったような気も…… >ですが、泥棒していませんし、爆発もありませんでしたし、誰も死んでいませんし……ね?(ってなにが?) あははは、確かに爆発もありませんでしたね。 ビームはありましたがvv >どうしても、彼等が行くとこ宝か事件か騒動有り!になってしまいます。 >まさしく波乱万丈。どころか、自分達で波起こしてサーフィンしている感じです(笑) それは便利! 本人達は便利どころではないですけど; >こんなハチャメチャな彼等ですが、これからも温かく遠巻きに(身の安全のため/笑)見守っていただければ幸いです。 遠巻きに…そうですねv 近くで混ざってみたい気もしますが、多分1分も経たないうちにダウンするでしょうから; なんか、りぃ様への作品にもかかわらず、横レス等、失礼な事を沢山してしまって申し訳ございません;; 気づいた時は後の祭、状態なので…(あ、だから『祭 蛍詩』って名前なのか、とかくだらない事を考えてみたり;;) 本当にすみません; この作品も、とても楽しく読ませていただきましたv リクさせて頂いた方も楽しみにしておりますvv では、今回はこの辺で! |
16126 | お気になさらずに。 | 蛇乃衣 | 2004/3/12 15:54:03 |
記事番号16117へのコメント こんにちは祭様。感想ありがとうございます。 テスト、何とか終わりました;へとへとです〜。 まだ返ってきてはいないのですが・・・もう、返ってこなくていいです・・・ リクエスト、全然迷惑なんかじゃありませんよぅ! あ、ですが、力不足は笑って許してやって下さい;あんまりいちゃいちゃはしていないか・・・な・・・? たぶん、レゾさんが良い目をみるのではないかと!(でも、レゾさんが痛い目に遭う話って、今のところなかったような・・・) リビングのビームは、レゾさんの依頼でガーブさんが設計。あ、家もです。 レゾさんが後から色々とリフォーム(というか改造・装備)しましたけど。 ゼルさんが怖がらなかったのは、「世の中一番恐ろしいのは人間」という考えがあるからですね。 あと、驚きが大きかったのと。 本当にレゾさんが驚くときは、他の人が何倍も驚くときです; だてに最年長者じゃぁないといったとこでしょうか(笑) リクエスト、案がまとまるまでしばしお待ち下さい。 先に本編ので触れておいた方がいいかな?という部分もありますので。 それでは、失礼します〜。 |
16128 | Re:『CIV』番外編!―とある夜の……え゛?― | りぃ | 2004/3/12 16:10:49 |
記事番号16112へのコメント うわぁぁぁぁ〜!!二日ほど覗くのサボってたら二つもアップしてるぅvvv ゼルってば基本的にやられきゃらですよね〜。「暇つぶしに一家に一台!これさえあればひま知らず!!(笑)」てとこでしょうか。なんかどっかのあやしい神官のようですが。 レゾさん・・・彼の幅のひろ〜〜〜〜〜〜い趣味・・・ またなにやら企んでるようですしv 負けるなゼル!頑張れゼル!お前の未来は(多分)明るい! 本編も楽しみにしてますので頑張ってくださいね! PS.消火器形火炎放射器販売頂き誠にありがとうございます。信じられぬほどの安値でただただ驚くばかりです。ただ1つ気になることが。なぜか領収書に涙の跡のようなものがあったのですがこれって・・・ 会員登録しますので通販カタログ送ってくださいねv |