◆−卒業式−クリス (2004/3/11 16:38:57) No.16122
16122 | 卒業式 | クリス | 2004/3/11 16:38:57 |
クリス:お久しぶりです。最近テストがありとても忙しかったです。 ところで、今日は何の日でしょう。L様。 L: 何?あたしにはそんなこと関係ないから知らない。 ゼロス:では僭越ながら僕が答えさせて頂きます。 ずばり、『卒業式』ですね。 クリス:あたり。卒業式の後って、お昼から暇なのよね。 先輩、いろいろ迷惑かけました。これからも頑張って下さい。 という訳で(どんな訳だ)卒業式(はあと)を書きたいと思います。 それではスタート! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ほんのりと暖かい日差しの中、ゼフィーリア学園第56回卒業証書授与式が行われる。 あたし、リナ=インバースは在校生代表で、送辞を言わなければならない。 「・・・この良き日に・・・」 つまらないように何度となく練習を繰り返してきた。 そして、いよいよ、卒業式が始まる。 「卒業生入場」 教頭先生の言葉と共に、卒業生156名が体育館に入場してきた。 「・・・先輩・・・」 あたしの瞳はすでに潤みはじめている。ぐっと涙をこらえる。 あたしはとても涙もろい。人の涙さえもらい泣きしてしまう。 それでも何とか送辞まで泣かずにこれたのは隣に座っているアメリアのおかげだ。 「在校生送辞。代表リナ=インバース」 「はいっ」 一斉にみんなが立つ。その中をあたしはゆっくりと前へと出て行った。 心を落ち着け、一言一言はっきりと言う。 「・・・こ、この良き日に・・・」 う・・・涙が止まらない。止まってよ。 あたしは涙を拭いてから先を続ける。 「2004年、3月11日。・・・代表・・・リナ=インバース」 あたしが言い終えると、『蛍の光』の伴奏がかかった。その間もあたしの瞳からは 涙が流れ続けている。 「ひっく・・・ひっく・・・」 席についてからはそれまでとは違い堰を切ったように涙が流れた。 「卒業生悼辞。代表ゼロス=メタリオム」 「はい」 ゼロス先輩がゆっくりと悼辞を述べていく。 ・・・先輩・・・ そして『仰げば尊し』の伴奏がかかった。 「卒業生退場」 教頭先生がそう言った間もあたしの瞳からは涙が流れ続け、目が赤くなっていた。 卒業生はほとんどの方が泣いていた。 そして卒業証書授与式は幕を閉じた。 「ほら、あそこにいらっしゃいますよ。先輩人気ありますから、早くしないと」 そう言われても、今までいつもけんかばかりしていたのに・・・ と考えていたらドンっとアメリアに押され、結局行くことになってしまった。 もうちょっと後にしてくれたら良かったのに〜。心の準備できてないのに。 「リナさん。」 彼は優しく微笑んだ。 「////・・・あの・・・」 顔が赤くなっているのが自分でもわかる。恥ずかしい/// 「その・・・」 「なんですか?」 「ボタンを・・・ボタンをください。」 ゼロス先輩は呆気に取られた顔をするとすぐにいつもの顔に―微笑に戻り 「そういう事だったんですか、最近あなたの様子がおかしかったのは」 ぶちっぶちっぶちっぶちっぶちっぶちっ・・・ 「はい。どうぞ」 そう言ってボタンを手渡してくれた。 「・・・え・・・あ・・・?」 「ああ、そういえば腕のボタンもありましたよね。はい。」 え? 「あの・・・」 「なんですか?」 「全部くれるんですか?」 ゼロス先輩はにこやかに微笑むと、 「ええ、そうですよ。もともとリナさん以外渡すつもりはありませんし、 まとわりつかれても困りますからね」 あたしとゼロス先輩は顔を見合わせると笑った。 「あの・・・いっしょに帰りませんか?」 「うんっ」 という訳でアメリアごめんね。と、アメリアのいる方に向かって謝るポーズをした。 本当はそこにはアメリアは居なかったのだが、それはまた違うお話である。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 L: 期待持たせるような終わり方して、次は書かないくせに・・・ あたしの話を書いてよ〜 ルナ: まあまあ、L様落ち着いてください。 L: あんたはいいわよ。裏設定で、教頭はあんたなんだから。 ルナ: ・・・裏設定は裏設定ですから・・・ クリス: L様・・・わかりましたよ。実は裏設定の中に(登場していないけど) L様がちゃんといたんですよ。ほんとは出そうと思ったんですけど都合上 できなかったんです。校長先生で出そうかなと。 ゼルガディス:で、オレには何の用事だ? アメリア: それはもちろんあたしの相手役で・・・ クリス: あ、ごめん。言うの忘れてた。書く気ないから。 ゼル&アメ: ! 火炎球! (真っ黒焦げになるクリス) L&ルナ&ゼル&アメ:それでは皆様さようなら〜 クリス: さようなら〜 |