◆−五大魔族と五人の部下達in降魔戦争−遙 琥珀 (2004/3/18 19:39:30) No.16154 ┣第八夜:王に似て神に似てまた別個の存在−遙 琥珀 (2004/3/18 19:41:44) No.16155 ┃┣こーゆーノリは俺的にポイント高いっす。−夜宵吹雪 (2004/3/19 15:54:06) No.16160 ┃┃┗うーむ…いつの間に『ノースト=変態』の図式が…?−遙 琥珀 (2004/3/19 18:32:55) No.16163 ┃┗花粉症がはやりはじめた今日この頃、いかがお過ごしですか?−青月 かなた (2004/3/19 15:57:27) No.16161 ┃ ┗お陰様で一応元気です。−遙 琥珀 (2004/3/20 21:22:17) No.16178 ┣第九夜:星屑少女−遙 琥珀 (2004/3/20 22:50:21) No.16179 ┣第十夜:堕ちるは奈落の底−遙 琥珀 (2004/3/24 15:35:30) No.16192 ┃┣Re:初めまして♪−P.n.t. (2004/3/25 15:36:44) No.16200 ┃┃┗こちらこそです♪−遙 琥珀 (2004/3/30 15:38:21) No.16223 ┃┗もうすぐ新学期……−凰月 麗 (2004/3/31 15:23:01) No.16228 ┃ ┗ヤだなぁ(苦笑)−遙 琥珀 (2004/3/31 16:09:35) No.16229 ┣第十一夜:銀の面影−遙 琥珀 (2004/4/1 15:49:47) No.16232 ┃┣Re:第十一夜:銀の面影−凰月 麗 (2004/4/2 16:37:41) No.16243 ┃┃┗アー君…新しい呼称だな…−遙 琥珀 (2004/4/3 21:32:22) No.16252 ┃┗さぞや目の保養になる青年に成長したんでしょうねぇv…座敷わらしさん☆−青月 かなた (2004/4/2 18:55:07) No.16244 ┃ ┗さぞかし美青年になってるんでしょうね…ホントに小説で残念。−遙 琥珀 (2004/4/3 22:00:15) No.16253 ┣第十二夜:ハンドメイド“イヴ”−遙 琥珀 (2004/4/4 17:16:36) No.16255 ┃┣とりあえず創作者の趣味は入ってる感じ…です。−青月 かなた (2004/4/4 22:44:52) No.16256 ┃┃┗創作物ってのは大体においてそんなもんかと。−遙 琥珀 (2004/4/7 18:01:03) No.16259 ┃┗Re:第十二夜:ハンドメイド“イヴ”−P.n.t. (2004/4/6 23:09:34) No.16258 ┃ ┗しっかり受け取りましたよvv−遙 琥珀 (2004/4/7 18:07:06) No.16260 ┣第十三夜:Repent,for the kingdom of heaven is at hand.−遙 琥珀 (2004/4/7 18:19:02) No.16261 ┃┣神族純愛ストーリィ…?−青月 かなた (2004/4/8 18:08:57) No.16262 ┃┃┗純なんだか歪んでるんだかさっぱりわからんトコロがミソv−遙 琥珀 (2004/4/10 20:52:20) No.16265 ┃┣和訳がさっぱりわかりません。−夜宵吹雪 (2004/4/9 22:01:40) No.16263 ┃┃┗『悔い改めよ 天国は近付いた』−遙 琥珀 (2004/4/10 21:26:47) No.16266 ┃┗一生懸命訳してみました!(多分間違ってるけど)−凰月 麗 (2004/4/9 23:50:05) No.16264 ┃ ┗直訳的には当たってるかと…−遙 琥珀 (2004/4/10 21:47:08) No.16267 ┣第十四夜:神聖喜劇−遙 琥珀 (2004/4/17 21:37:47) No.16278 ┃┣Re:第十四夜:神聖喜劇−青月 かなた (2004/4/17 23:07:44) No.16279 ┃┃┗おひさです。−遙 琥珀 (2004/4/22 18:13:33) No.16290 ┃┗Re:第十四夜:神聖喜劇−P.n.t. (2004/4/20 20:13:58) No.16284 ┃ ┗どうもです。−遙 琥珀 (2004/4/22 18:23:35) No.16291 ┣第十五夜:LUNA−遙 琥珀 (2004/4/22 23:01:14) No.16297 ┃┣Re:第十五夜:LUNA−P.n.t. (2004/4/24 13:52:07) No.16299 ┃┃┗毎度ありがとうございます(商売?)−遙 琥珀 (2004/4/27 18:16:26) No.16323 ┃┣月って、いいですよねぇ…−青月 かなた (2004/4/24 20:55:05) No.16306 ┃┃┗満月もいいですが、三日月も好きです。−遙 琥珀 (2004/4/27 18:53:31) No.16324 ┃┗謎が謎生む……−凰月 麗 (2004/4/24 23:06:25) No.16307 ┃ ┗生むと言うより分裂してる。−遙 琥珀 (2004/4/27 19:03:26) No.16325 ┗第十六夜:Rapier Thrust−遙 琥珀 (2004/4/27 19:15:16) No.16326 ┗冗談抜きで吹きだしました☆−青月 かなた (2004/4/27 22:23:00) No.16327 ┗作者冥利に尽きますな☆−遙 琥珀 (2004/5/3 18:36:15) No.16347
16154 | 五大魔族と五人の部下達in降魔戦争 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/18 19:39:30 |
下に落ちてきたので新ツリー建てますー。 今後ともよろしく。 |
16155 | 第八夜:王に似て神に似てまた別個の存在 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/18 19:41:44 |
記事番号16154へのコメント 「寒ッ!」 リノアンの第一声はこうだった。 「…そりゃ、そのカッコでは…」 ゼロスが、胸元ぱっくり開けたリノアンの服を横目で見ながら、呆れた様に言う。 本人も寒いだろうが、見ている周囲まで寒い。 「というかそれ、神官服じゃないでしょう」 「うっさいわねぇ…」 リノアンはぶつぶつ言いながら、くるりん、とその場で一回転。 魔力で構成された防寒具が彼女の身を覆った。 イグナス…北から西にかけて拡がる、最大の大陸である。 リノアン・ゼロス・ノースト…この三人は、その最北の国にいた。 辺境中の辺境である。 「…勿体ないなぁ」 ノーストが遠い目で通りがかる人々を眺めている。 もうすぐ春、と言えども北の大地はまだまだ寒い。 皆、厚着の上に防寒具を羽織っている。 ノーストは、心底残念そうに溜息を付いた。 「…肌が見えない」 ごっす。 遠い目で言うノーストの後頭部に、リノアンの錫杖が突き刺さった。 「…アンタ…神族の次は人間にまで欲情する気…?」 杖の先でノーストの頭をぐりぐりする。 ノーストは、あはは〜…と、遠い目で笑った。 ノーストくん、遠い昔冥王軍の将軍であるヴェルダンディー嬢にベタ惚れていたという時代があった。 しかし、人災(神災?)により、ヴェルダンディーがぽっくり(?)逝ってしまってさぁ大変。 嘆き悲しむと同時に…頭の回路が二、三本、ぷっちり切れてしまった御様子。 以後、女となれば見境無しという、『女の敵』な御方になり今に至る。 ノーストがそういう称号を手に入れ、一番わりを喰ったのはフィアナだった。 …そう…神族を離反し、冥王軍に加入した彼女である。 彼女、『絶世の』を形容に使って差し支えの無い美女であった。 冥王軍は元々美女揃い…と言っても、彼女一人の存在で周りが霞むレベルの美女だったのである。 しかし…それだけでは無かった。 ヴェルダンディーに面影が似ていた…いや、似てしまっていたのである。 美女。魅力的。昔の想い人(魔族だが)に似ている。 それだけ三拍子揃ったフィアナに、ノーストが惹かれないはずは無かったのだ。 毎日毎日繰り返される求愛。 夜道を歩いていて、後ろに気配を感じたと思ったらノーストくん。 今日も一日御苦労さん、自分の部屋に戻ってベッドに…と思ったら、ベッドの下にノーストくん。 朝目が覚めたら部屋一杯に薔薇(花言葉:真実の愛)とノーストくんのブロマイド。 …素で泣ける。 いい加減ノイローゼ気味なフィアナに、恋人(人じゃ無かったが)がタイミング良く求婚。 フィアナがさっさと冥王城から出て行ったのは、今からつい数年前のことだった。 フィアナがプロポーズを受ける際に流した涙は半分以上ノーストから解放される嬉しさによるものと思われる。 求婚成功に多大なる覇王将軍の貢献があったことを、異世界の妖魔は知らない。 …とまぁ、そんなことはともかく。 「そういえば、雪国の女性は肌が綺麗だと何処かで聞いたことが」 ゼロスが言う。 「…まぁ、だから見たいとは思いませんが…」 「それが普通」 ぴしゃりと言うリノアン。 「ゼロス、これからの予定組んどいてよ。 あたしちょっと町見てくるわ」 「あ…ちょっと!」 ゼロスが止めるのも聞かず、リノアンはたたっと人混みに紛れてしまった。 「全く…」 ゼロスは、ふぅ、と息を付いた。 「♪」 リノアンは、てててと街道を走っていた。 小さな寂れた町だが、それなりに店はある。 リノアンは、こうした小さな店を見て回るのが好きだった。 周囲の女性達の格好を参考に、自らの防寒具を色々に変化させてみたりする。 彼女はとにかく外見にこだわるタチであった。 ショーウィンドゥ越しに、衣類品や化粧品を売っている店を眺める。 そこで、ふと…妙なものを発見した。 「…板?」 のっぺりした乳白色の板が塀に埋め込まれているのだ。 リノアンは好奇心からその前に立った。 『―――――――ようこそ、テスカへ』 「わっ!?」 板が、喋った。 すぅ、と壁から半透明の躰をした女性が抜け出てくる。 『なんなりと御命令ください』 白い肌、白い髪、白い服。瞳だけが淡い蒼。 半透明の女性は、上品に微笑み、そう言った。 「あ、いた」 その時。 ゼロスが、腰を抜かすリノアンに走り寄った。 「捜しましたよ。 バラバラになったらなんの為に三人でパーティ組んだのか解らないじゃありませんか」 『ようこそ、テスカへ。 ようこそ、テスカへ』 女性が、ゼロスと、後から着いてきたノーストに会釈する。 『なんなりと御命令ください』 「…な…なんなのよ、これ!?」 『私は、“イヴ”』 リノアンの問に、女性は涼やかな声でそう言った。 言い訳あんど言い逃れ。 そういう訳で(?)イグナス編です。 “イヴ”…。 別に新キャラと言うわけでも無いんですが。 各自彼女が何なのか予想してみてください。タイトルはヒントです。 多分続きはかなり早い内にお目にかけれると思われます。 それでは…。 幕。 |
16160 | こーゆーノリは俺的にポイント高いっす。 | 夜宵吹雪 E-mail | 2004/3/19 15:54:06 |
記事番号16155へのコメント 吹雪:めっさお久しぶりな夜宵吹雪です。あんた誰?って言われてもしょうがないぐらいに忘れてるでしょう?(疑問系) 白亜:おひさー。生ものをお届けに参りました。 吹雪:生もの・・・・私かッ!? 白亜:お早めにお召し上がりください。もう手遅れかもしんないけど。 吹雪:腐ってるのかッ!?私!? 白亜:ではレスを。 吹雪:さらっと無視すンな!! >「寒ッ!」 >リノアンの第一声はこうだった。 >「…そりゃ、そのカッコでは…」 >ゼロスが、胸元ぱっくり開けたリノアンの服を横目で見ながら、呆れた様に言う。 吹雪:いるよなぁ。体育の授業、たまに上着着ずに走るやつ。 白亜:見てて寒々しい。 吹雪:次の日の体育は休んでいましたちなみに。風邪を引いたそうです(当たり前だ) >イグナス…北から西にかけて拡がる、最大の大陸である。 >リノアン・ゼロス・ノースト…この三人は、その最北の国にいた。 >辺境中の辺境である。 >「…勿体ないなぁ」 >ノーストが遠い目で通りがかる人々を眺めている。 >もうすぐ春、と言えども北の大地はまだまだ寒い。 >皆、厚着の上に防寒具を羽織っている。 >ノーストは、心底残念そうに溜息を付いた。 >「…肌が見えない」 吹雪:うわあ。 白亜:何で残念そうなの? 吹雪:聞くな。・・・ってかノースト変態説浮揚中。いや、俺的には全然おっけぇーですが。 >遠い目で言うノーストの高等部に、リノアンの錫杖が突き刺さった。 >「…アンタ…神族の次は人間にまで欲情する気…?」 >杖の先でノーストの頭をぐりぐりする。 >ノーストは、あはは〜…と、遠い目で笑った。 吹雪:懲りない男ノースト。そんな君の瞳に乾杯。 白亜:吹雪の書くノーストとは大違いだね。 吹雪:私のノーストくんは天然だからなぁ・・・・。 >ノーストくん、遠い昔冥王軍の将軍であるヴェルダンディー嬢にベタ惚れていたという時代があった。 >しかし、人災(神災?)により、ヴェルダンディーがぽっくり(?)逝ってしまってさぁ大変。 >嘆き悲しむと同時に…頭の回路が二、三本、ぷっちり切れてしまった御様子。 吹雪:もともと途切れてたのでは・・・・? 白亜:ねじがなくしたんだ。ドラえ○んみたいに。 吹雪:・・・そんなロボットじゃあるまいし・・・・。 >以後、女となれば見境無しという、『女の敵』な御方になり今に至る。 >ノーストがそういう称号を手に入れ、一番わりを喰ったのはフィアナだった。 >…そう…神族を離反し、冥王軍に加入した彼女である。 >彼女、『絶世の』を形容に使って差し支えの無い美女であった。 >冥王軍は元々美女揃い…と言っても、彼女一人の存在で周りが霞むレベルの美女だったのである。 >しかし…それだけでは無かった。 >ヴェルダンディーに面影が似ていた…いや、似てしまっていたのである。 >美女。魅力的。昔の想い人(魔族だが)に似ている。 吹雪:どーでもいいが。美女が多いのはフィブの趣味かしら。 白亜:趣味でしょ。 吹雪:・・・・・・きっぱし否定できません。 >それだけ三拍子揃ったフィアナに、ノーストが惹かれないはずは無かったのだ。 >毎日毎日繰り返される求愛。 >夜道を歩いていて、後ろに気配を感じたと思ったらノーストくん。 >今日も一日御苦労さん、自分の部屋に戻ってベッドに…と思ったら、ベッドの下にノーストくん。 >朝目が覚めたら部屋一杯に薔薇(花言葉:真実の愛)とノーストくんのブロマイド。 吹雪:うわっ、ストーカーの基本ですね! 白亜:ただの変態じゃん。 吹雪:あ、関係ありませんが。バカ受けした花言葉を添えておきましょう。 四葉のクローバー(花言葉:我が物とする) 黒バラ(花言葉:あなたはわたしのもの) 吹雪:・・・なんでこんなの知ってるんだろ私。 白亜:今までの人生経験の賜物。 吹雪:さらりと言ったなさらりと。 >いい加減ノイローゼ気味なフィアナに、恋人(人じゃ無かったが)がタイミング良く求婚。 >フィアナがさっさと冥王城から出て行ったのは、今からつい数年前のことだった。 >フィアナがプロポーズを受ける際に流した涙は半分以上ノーストから解放される嬉しさによるものと思われる。 吹雪:ストーカーって怖いね・・・・。 白亜:仮面ス○ーカー・・・・。 吹雪:著作権に引っかかる発言は控えていただこう。ってか琥珀さんテイルズ知ってます? >女性が、ゼロスと、後から着いてきたノーストに会釈する。 >『なんなりと御命令ください』 >「…な…なんなのよ、これ!?」 >『私は、“イヴ”』 >リノアンの問に、女性は涼やかな声でそう言った。 吹雪:やっぱ真っ先にアダムとイヴを連想しました。あと下弦の月(またマイナーな) 白亜:神話マニア。 吹雪:・・・フッ、誉め言葉だな(そうか?) >言い訳あんど言い逃れ。 > > > >そういう訳で(?)イグナス編です。 >“イヴ”…。 >別に新キャラと言うわけでも無いんですが。 >各自彼女が何なのか予想してみてください。タイトルはヒントです。 >多分続きはかなり早い内にお目にかけれると思われます。 > >それでは…。 吹雪:王に似て・・・神に似て別個の存在・・・・。誰かの娘。 白亜:想像力が乏しいお答え。 吹雪:ほっとけ。ではまたお会いしましょうー。 |
16163 | うーむ…いつの間に『ノースト=変態』の図式が…? | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/19 18:32:55 |
記事番号16160へのコメント >吹雪:めっさお久しぶりな夜宵吹雪です。あんた誰?って言われてもしょうがないぐらいに忘れてるでしょう?(疑問系) こちらこそお久し振りな琥珀です。 いえいえ覚えてますよ〜。 琥珀は一度だけレスしてくださった方だろうとしつこく覚えているのです(邪笑) >白亜:おひさー。生ものをお届けに参りました。 あ、ちょっと待って。 ハンコ用意しますから。 …あれ、見付からない…サインで良いですか?(なにそれ) >吹雪:生もの・・・・私かッ!? >白亜:お早めにお召し上がりください。もう手遅れかもしんないけど。 (いそいそとポン酢を用意し始める) >吹雪:腐ってるのかッ!?私!? >白亜:ではレスを。 >吹雪:さらっと無視すンな!! あはは、相変わらず楽しいノリです。 では、返させて頂くのです。 今日のお供は…(カリカリ床に魔法陣らしきものを描き始める) えーと。 出でよ変態将軍。 ノースト:…その呼称なんとかなりませんか…? 琥珀:でもきっちり出てきてるアンタ。 ノースト:…しくしく… >>「寒ッ!」 >>リノアンの第一声はこうだった。 >>「…そりゃ、そのカッコでは…」 >>ゼロスが、胸元ぱっくり開けたリノアンの服を横目で見ながら、呆れた様に言う。 > >吹雪:いるよなぁ。体育の授業、たまに上着着ずに走るやつ。 >白亜:見てて寒々しい。 >吹雪:次の日の体育は休んでいましたちなみに。風邪を引いたそうです(当たり前だ) > 琥珀:あー。いるいる。 ノースト:小学校の時の貴女。 琥珀:うっ…(汗) ノースト:しかもカゼひきませんでした。正に『なんとかはカゼひかない』。 琥珀:逝っとくか? >>イグナス…北から西にかけて拡がる、最大の大陸である。 >>リノアン・ゼロス・ノースト…この三人は、その最北の国にいた。 >>辺境中の辺境である。 >>「…勿体ないなぁ」 >>ノーストが遠い目で通りがかる人々を眺めている。 >>もうすぐ春、と言えども北の大地はまだまだ寒い。 >>皆、厚着の上に防寒具を羽織っている。 >>ノーストは、心底残念そうに溜息を付いた。 >>「…肌が見えない」 > >吹雪:うわあ。 >白亜:何で残念そうなの? >吹雪:聞くな。・・・ってかノースト変態説浮揚中。いや、俺的には全然おっけぇーですが。 > 琥珀:ウチのノーストは何故かこんなん。 ノースト:あははははは☆ 琥珀:バックに薔薇を背負うな。ニオイで咽せる。 >>遠い目で言うノーストの高等部に、リノアンの錫杖が突き刺さった。 >>「…アンタ…神族の次は人間にまで欲情する気…?」 >>杖の先でノーストの頭をぐりぐりする。 >>ノーストは、あはは〜…と、遠い目で笑った。 > >吹雪:懲りない男ノースト。そんな君の瞳に乾杯。 >白亜:吹雪の書くノーストとは大違いだね。 >吹雪:私のノーストくんは天然だからなぁ・・・・。 > ノースト:ふ…吹雪さん、貴女の瞳にも乾杯v 琥珀:口説くなや。(ずるずる引きずっていく) >>ノーストくん、遠い昔冥王軍の将軍であるヴェルダンディー嬢にベタ惚れていたという時代があった。 >>しかし、人災(神災?)により、ヴェルダンディーがぽっくり(?)逝ってしまってさぁ大変。 >>嘆き悲しむと同時に…頭の回路が二、三本、ぷっちり切れてしまった御様子。 > >吹雪:もともと途切れてたのでは・・・・? >白亜:ねじがなくしたんだ。ドラえ○んみたいに。 >吹雪:・・・そんなロボットじゃあるまいし・・・・。 > ノースト:ドラ○もん? 琥珀:…あー…気にすんな。…確かにネジがどっかいったのと似てるかも。感覚的には。 >>以後、女となれば見境無しという、『女の敵』な御方になり今に至る。 >>ノーストがそういう称号を手に入れ、一番わりを喰ったのはフィアナだった。 >>…そう…神族を離反し、冥王軍に加入した彼女である。 >>彼女、『絶世の』を形容に使って差し支えの無い美女であった。 >>冥王軍は元々美女揃い…と言っても、彼女一人の存在で周りが霞むレベルの美女だったのである。 >>しかし…それだけでは無かった。 >>ヴェルダンディーに面影が似ていた…いや、似てしまっていたのである。 >>美女。魅力的。昔の想い人(魔族だが)に似ている。 > >吹雪:どーでもいいが。美女が多いのはフィブの趣味かしら。 >白亜:趣味でしょ。 >吹雪:・・・・・・きっぱし否定できません。 > 琥珀:恐らく趣味かと。後にそのことについても触れる予定ですが。 ノースト:いやー、ハーレムみたいですね♪ 琥珀:アンタ…そういうこと言うからフィブリゾに睨まれるんだよ… >>それだけ三拍子揃ったフィアナに、ノーストが惹かれないはずは無かったのだ。 >>毎日毎日繰り返される求愛。 >>夜道を歩いていて、後ろに気配を感じたと思ったらノーストくん。 >>今日も一日御苦労さん、自分の部屋に戻ってベッドに…と思ったら、ベッドの下にノーストくん。 >>朝目が覚めたら部屋一杯に薔薇(花言葉:真実の愛)とノーストくんのブロマイド。 > >吹雪:うわっ、ストーカーの基本ですね! >白亜:ただの変態じゃん。 >吹雪:あ、関係ありませんが。バカ受けした花言葉を添えておきましょう。 >四葉のクローバー(花言葉:我が物とする) >黒バラ(花言葉:あなたはわたしのもの) >吹雪:・・・なんでこんなの知ってるんだろ私。 >白亜:今までの人生経験の賜物。 >吹雪:さらりと言ったなさらりと。 > ノースト:ふむふむ(メモメモ) 琥珀:こらぁぁっ!! >>いい加減ノイローゼ気味なフィアナに、恋人(人じゃ無かったが)がタイミング良く求婚。 >>フィアナがさっさと冥王城から出て行ったのは、今からつい数年前のことだった。 >>フィアナがプロポーズを受ける際に流した涙は半分以上ノーストから解放される嬉しさによるものと思われる。 > >吹雪:ストーカーって怖いね・・・・。 >白亜:仮面ス○ーカー・・・・。 >吹雪:著作権に引っかかる発言は控えていただこう。ってか琥珀さんテイルズ知ってます? > 琥珀:ファンタジアとデスティニーはやりましたわ。 ノースト:次はエターニアだ…って言ってましたね。 暇ですか?貴女。 琥珀:…うるさいやい。 >>女性が、ゼロスと、後から着いてきたノーストに会釈する。 >>『なんなりと御命令ください』 >>「…な…なんなのよ、これ!?」 >>『私は、“イヴ”』 >>リノアンの問に、女性は涼やかな声でそう言った。 > >吹雪:やっぱ真っ先にアダムとイヴを連想しました。あと下弦の月(またマイナーな) >白亜:神話マニア。 >吹雪:・・・フッ、誉め言葉だな(そうか?) ノースト:貴女も相当な『神話マニア』ですよねぇ… 琥珀:ふっ。もはや私の知らない神話を捜す方が難しいぜぃ…(遠い目) ノースト:自慢してんじゃありません。 琥珀:やっぱり皆さん一番最初に連想するのは『アレ』ですね。 別に他に『アダム』が存在する訳では無いのですが、この話には。 > >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >> >>そういう訳で(?)イグナス編です。 >>“イヴ”…。 >>別に新キャラと言うわけでも無いんですが。 >>各自彼女が何なのか予想してみてください。タイトルはヒントです。 >>多分続きはかなり早い内にお目にかけれると思われます。 >> >>それでは…。 > >吹雪:王に似て・・・神に似て別個の存在・・・・。誰かの娘。 >白亜:想像力が乏しいお答え。 >吹雪:ほっとけ。ではまたお会いしましょうー。 > 琥珀:うーむ…言いにくいが… ノースト:違いますね〜。 琥珀:この時代は『神封じの結界』出現前。かなりリミッター解除されてますからね。 ノースト:スレイヤーズの常識(?)は余り通用しないんです。 琥珀:次の話もよろしくおねがいしますっ! では、また何処かで! ノースト:さようならv |
16161 | 花粉症がはやりはじめた今日この頃、いかがお過ごしですか? | 青月 かなた | 2004/3/19 15:57:27 |
記事番号16155へのコメント こんにちは。青月です。 花粉にやられた目をこすりつつレスさせていただきます。 >「寒ッ!」 >リノアンの第一声はこうだった。 >「…そりゃ、そのカッコでは…」 >ゼロスが、胸元ぱっくり開けたリノアンの服を横目で見ながら、呆れた様に言う。 若い(?)うちに身体を冷やすとお産の時苦労するんですよ(産まんだろ) >「うっさいわねぇ…」 >リノアンはぶつぶつ言いながら、くるりん、とその場で一回転。 >魔力で構成された防寒具が彼女の身を覆った。 便利ですねぇ… >イグナス…北から西にかけて拡がる、最大の大陸である。 >リノアン・ゼロス・ノースト…この三人は、その最北の国にいた。 >辺境中の辺境である。 覚えておきます。 >「…勿体ないなぁ」 >ノーストが遠い目で通りがかる人々を眺めている。 >ノーストは、心底残念そうに溜息を付いた。 >「…肌が見えない」 セクハラ発言(汗) >ごっす。 >遠い目で言うノーストの高等部に、リノアンの錫杖が突き刺さった。 >「…アンタ…神族の次は人間にまで欲情する気…?」 >杖の先でノーストの頭をぐりぐりする。 なかなか痛そうですね。というか遠い目? >ノーストくん、遠い昔冥王軍の将軍であるヴェルダンディー嬢にベタ惚れていたという時代があった。 >しかし、人災(神災?)により、ヴェルダンディーがぽっくり(?)逝ってしまってさぁ大変。 >嘆き悲しむと同時に…頭の回路が二、三本、ぷっちり切れてしまった御様子。 >以後、女となれば見境無しという、『女の敵』な御方になり今に至る。 ジンサイの2次災害はそんなところにも…。 >ノーストがそういう称号を手に入れ、一番わりを喰ったのはフィアナだった。 称号っスか。 >しかし…それだけでは無かった。 >ヴェルダンディーに面影が似ていた…いや、似てしまっていたのである。 >美女。魅力的。昔の想い人(魔族だが)に似ている。 >それだけ三拍子揃ったフィアナに、ノーストが惹かれないはずは無かったのだ。 ……なんか……とことん苦労するんですね。フィアナさん。 >毎日毎日繰り返される求愛。 >夜道を歩いていて、後ろに気配を感じたと思ったらノーストくん。 ストーカー魔族… >今日も一日御苦労さん、自分の部屋に戻ってベッドに…と思ったら、ベッドの下にノーストくん。 夜這い一歩手前… >朝目が覚めたら部屋一杯に薔薇(花言葉:真実の愛)とノーストくんのブロマイド。 むしろ嫌がらせ…目がさめたら胸いっぱいに薔薇の香りが…はきつそうです…。 >いい加減ノイローゼ気味なフィアナに、恋人(人じゃ無かったが)がタイミング良く求婚。 タイミング良くって(汗) >フィアナがさっさと冥王城から出て行ったのは、今からつい数年前のことだった。 ノーストさん…とことんむくわれない人だ。 >フィアナがプロポーズを受ける際に流した涙は半分以上ノーストから解放される嬉しさによるものと思われる。 あの涙にそんな思いが込められていようとは。 >求婚成功に多大なる覇王将軍の貢献があったことを、異世界の妖魔は知らない。知らないままでいいことも…いっぱいるはずです…! >「そういえば、雪国の女性は肌が綺麗だと何処かで聞いたことが」 >ゼロスが言う。 やっぱ日光が少ないせいとか雲で紫外線シャトアウトとかなせいですかね… >「…まぁ、だから見たいとは思いませんが…」 >「それが普通」 えー見てみたい気も…(待て) >「ゼロス、これからの予定組んどいてよ。 > あたしちょっと町見てくるわ」 >「あ…ちょっと!」 >ゼロスが止めるのも聞かず、リノアンはたたっと人混みに紛れてしまった。 ありゃ。迷子になったらどうするのですか。(それはないだろ) >「全く…」 >ゼロスは、ふぅ、と息を付いた。 真面目な方は損しますねぇ… >リノアンは、こうした小さな店を見て回るのが好きだった。 >周囲の女性達の格好を参考に、自らの防寒具を色々に変化させてみたりする。 >彼女はとにかく外見にこだわるタチであった。 楽しんでますね(笑) 外見にこだわるのは上司の影響だったりするんですかね。 >ショーウィンドゥ越しに、衣類品や化粧品を売っている店を眺める。 >そこで、ふと…妙なものを発見した。 >「…板?」 >のっぺりした乳白色の板が塀に埋め込まれているのだ。 >リノアンは好奇心からその前に立った。 化粧品やら服やら扱ってる店に…すごく気になるかも… >『―――――――ようこそ、テスカへ』 >「わっ!?」 >板が、喋った。 >すぅ、と壁から半透明の躰をした女性が抜け出てくる。 ゆっ幽霊!!? ……接客係? >『なんなりと御命令ください』 >白い肌、白い髪、白い服。瞳だけが淡い蒼。 >半透明の女性は、上品に微笑み、そう言った。 とりあえず…、人間ではなさそうな感じですね。 >ゼロスが、腰を抜かすリノアンに走り寄った。 腰抜かしてる…そりゃびっくりしますもんね。 >『ようこそ、テスカへ。 > ようこそ、テスカへ』 >女性が、ゼロスと、後から着いてきたノーストに会釈する。 礼儀正しいのですねぇ…。 >『なんなりと御命令ください』 >「…な…なんなのよ、これ!?」 >『私は、“イヴ”』 >リノアンの問に、女性は涼やかな声でそう言った。 イヴ…某少年誌黒猫マンガの金髪プリティ人間兵器少女…(それは絶対ない) ネタ分からなかったらごめんなさい。 >言い訳あんど言い逃れ。 >そういう訳で(?)イグナス編です。 イエーイ♪(なんのノリだ) >“イヴ”…。 >別に新キャラと言うわけでも無いんですが。 >各自彼女が何なのか予想してみてください。タイトルはヒントです。 ………キリスト教における禁句を犯した人類最初の女性? …じゃあそのまんますぎですか…?(←考えてそれしか思いつかなかった人) >多分続きはかなり早い内にお目にかけれると思われます。 楽しみにしています。 >それでは…。 それでは。 |
16178 | お陰様で一応元気です。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/20 21:22:17 |
記事番号16161へのコメント >こんにちは。青月です。 >花粉にやられた目をこすりつつレスさせていただきます。 こんにちは、琥珀です。 幸運にも私は、花粉症ではありませんので無事です。 かなたさん御大事に。 >>「寒ッ!」 >>リノアンの第一声はこうだった。 >>「…そりゃ、そのカッコでは…」 >>ゼロスが、胸元ぱっくり開けたリノアンの服を横目で見ながら、呆れた様に言う。 >若い(?)うちに身体を冷やすとお産の時苦労するんですよ(産まんだろ) …………一瞬想像しちゃいました。 おなかおっきいリノアン(ヲイ!) >>「うっさいわねぇ…」 >>リノアンはぶつぶつ言いながら、くるりん、とその場で一回転。 >>魔力で構成された防寒具が彼女の身を覆った。 >便利ですねぇ… 魔族ですから。 色々便利ですけど、色々大変なこともあるんでせうねぇ… >>イグナス…北から西にかけて拡がる、最大の大陸である。 >>リノアン・ゼロス・ノースト…この三人は、その最北の国にいた。 >>辺境中の辺境である。 >覚えておきます。 最北はテスカ。 >>「…勿体ないなぁ」 >>ノーストが遠い目で通りがかる人々を眺めている。 >>ノーストは、心底残念そうに溜息を付いた。 >>「…肌が見えない」 >セクハラ発言(汗) ノーストですからNE☆(ヲイ) ふ…これくらいで『セクハラ』と言っていては彼のノリにはついていけん。 >>ごっす。 >>遠い目で言うノーストの高等部に、リノアンの錫杖が突き刺さった。 >>「…アンタ…神族の次は人間にまで欲情する気…?」 >>杖の先でノーストの頭をぐりぐりする。 >なかなか痛そうですね。というか遠い目? ノーストくんトリップ中。 >>ノーストくん、遠い昔冥王軍の将軍であるヴェルダンディー嬢にベタ惚れていたという時代があった。 >>しかし、人災(神災?)により、ヴェルダンディーがぽっくり(?)逝ってしまってさぁ大変。 >>嘆き悲しむと同時に…頭の回路が二、三本、ぷっちり切れてしまった御様子。 >>以後、女となれば見境無しという、『女の敵』な御方になり今に至る。 >ジンサイの2次災害はそんなところにも…。 あちこちに二次災害が… >>ノーストがそういう称号を手に入れ、一番わりを喰ったのはフィアナだった。 >称号っスか。 称号です。 >>しかし…それだけでは無かった。 >>ヴェルダンディーに面影が似ていた…いや、似てしまっていたのである。 >>美女。魅力的。昔の想い人(魔族だが)に似ている。 >>それだけ三拍子揃ったフィアナに、ノーストが惹かれないはずは無かったのだ。 >……なんか……とことん苦労するんですね。フィアナさん。 フィアナですから。 多分この方は一生苦労するかと(爆) >>毎日毎日繰り返される求愛。 >>夜道を歩いていて、後ろに気配を感じたと思ったらノーストくん。 >ストーカー魔族… 怖いですよね、実際考えてみると。 >>今日も一日御苦労さん、自分の部屋に戻ってベッドに…と思ったら、ベッドの下にノーストくん。 >夜這い一歩手前… 気付いてよかったねフィアナ(笑) >>朝目が覚めたら部屋一杯に薔薇(花言葉:真実の愛)とノーストくんのブロマイド。 >むしろ嫌がらせ…目がさめたら胸いっぱいに薔薇の香りが…はきつそうです…。 咽せる咽せる(経験者) >>いい加減ノイローゼ気味なフィアナに、恋人(人じゃ無かったが)がタイミング良く求婚。 >タイミング良くって(汗) つーか『ラッキーにも』? >>フィアナがさっさと冥王城から出て行ったのは、今からつい数年前のことだった。 >ノーストさん…とことんむくわれない人だ。 …求愛方法が間違ってるんですよ。 >>フィアナがプロポーズを受ける際に流した涙は半分以上ノーストから解放される嬉しさによるものと思われる。 >あの涙にそんな思いが込められていようとは。 翔さんに謝って置いた方がいいかもしれない(遠い目) >>求婚成功に多大なる覇王将軍の貢献があったことを、異世界の妖魔は知らない。知らないままでいいことも…いっぱいるはずです…! >>「そういえば、雪国の女性は肌が綺麗だと何処かで聞いたことが」 >>ゼロスが言う。 >やっぱ日光が少ないせいとか雲で紫外線シャトアウトとかなせいですかね… さぁ…詳しいことはわかりませんが。 そんな感じなんでしょうね、きっと。 >>「…まぁ、だから見たいとは思いませんが…」 >>「それが普通」 >えー見てみたい気も…(待て) 見ても文章(言っても仕方のないことを) >>「ゼロス、これからの予定組んどいてよ。 >> あたしちょっと町見てくるわ」 >>「あ…ちょっと!」 >>ゼロスが止めるのも聞かず、リノアンはたたっと人混みに紛れてしまった。 >ありゃ。迷子になったらどうするのですか。(それはないだろ) しかし他の方にとったら迷惑かも。 >>「全く…」 >>ゼロスは、ふぅ、と息を付いた。 >真面目な方は損しますねぇ… …真面目なのか? ゼロスは真面目なのか…?(考え込んでいる) > >>リノアンは、こうした小さな店を見て回るのが好きだった。 >>周囲の女性達の格好を参考に、自らの防寒具を色々に変化させてみたりする。 >>彼女はとにかく外見にこだわるタチであった。 >楽しんでますね(笑) >外見にこだわるのは上司の影響だったりするんですかね。 恐らく。 でもそれ以上に彼女の生来の性分かと。 >>ショーウィンドゥ越しに、衣類品や化粧品を売っている店を眺める。 >>そこで、ふと…妙なものを発見した。 >>「…板?」 >>のっぺりした乳白色の板が塀に埋め込まれているのだ。 >>リノアンは好奇心からその前に立った。 >化粧品やら服やら扱ってる店に…すごく気になるかも… そして近付くと… >>『―――――――ようこそ、テスカへ』 >>「わっ!?」 >>板が、喋った。 >>すぅ、と壁から半透明の躰をした女性が抜け出てくる。 >ゆっ幽霊!!? ンなバカな(笑) >……接客係? …うーん…ノリ的には近いかも… >>『なんなりと御命令ください』 >>白い肌、白い髪、白い服。瞳だけが淡い蒼。 >>半透明の女性は、上品に微笑み、そう言った。 >とりあえず…、人間ではなさそうな感じですね。 まぁ、人間は半透明じゃないですね(当たり前) >>ゼロスが、腰を抜かすリノアンに走り寄った。 >腰抜かしてる…そりゃびっくりしますもんね。 いきなり壁からこんなの出てきたらびっくりするでせうねぇ… >>『ようこそ、テスカへ。 >> ようこそ、テスカへ』 >>女性が、ゼロスと、後から着いてきたノーストに会釈する。 >礼儀正しいのですねぇ…。 ○○○ですから…(ヲイ) >>『なんなりと御命令ください』 >>「…な…なんなのよ、これ!?」 >>『私は、“イヴ”』 >>リノアンの問に、女性は涼やかな声でそう言った。 >イヴ…某少年誌黒猫マンガの金髪プリティ人間兵器少女…(それは絶対ない) ………………………………………………… >ネタ分からなかったらごめんなさい。 ごめんなさい。 知りません。 > >>言い訳あんど言い逃れ。 >>そういう訳で(?)イグナス編です。 >イエーイ♪(なんのノリだ) をを、盛り上がってる。 >>“イヴ”…。 >>別に新キャラと言うわけでも無いんですが。 >>各自彼女が何なのか予想してみてください。タイトルはヒントです。 >………キリスト教における禁句を犯した人類最初の女性? >…じゃあそのまんますぎですか…?(←考えてそれしか思いつかなかった人) ま、それが元ネタですが(笑) >>多分続きはかなり早い内にお目にかけれると思われます。 >楽しみにしています。 >>それでは…。 >それでは。 それでは。 また後で(え)お逢いしましょう。 |
16179 | 第九夜:星屑少女 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/20 22:50:21 |
記事番号16154へのコメント 金属の脳にはめくるめく恍惚 天使のままで死に絶えていった少女達の記憶。 誰もが変わらぬ決められた運命 無情の神に隷属の日々。 「“イヴ”?」 リノアンがあからさまに不審そうに言った。 “イヴ”はその様子に何も感じることなく、にこにこ笑っている。 「ちょっと、アンタ…」 リノアンの伸ばした手が… 少女の躰を突き抜けた。 『申し訳ありません。 現在システムに破損が見られ、ホログラムのみでの再現となっております』 また、ぺこりと頭を下げる彼女。 「…ほろぐらむぅ?」 首を傾げるリノアン。 他の二人も同じ様な反応をしている。 何しろ目の前の女性、半透明だわ妙に白いわ。 おまけに魔力反応が無い。 いや…それだけならともかく…生存反応まで無いときた。 魔力反応の乏しさについてはこの女性に限ったことでは無い。 この街…というか、この大陸。 全体的に、空気中の魔力濃度が異常に薄い。 『なんなりと御命令ください』 “イヴ”は一同の内心の葛藤も知らず、淡々と言う。 「…あのですね、“イヴ”さん?」 『はい』 ゼロスの方に向き直る“イヴ”。 「うっ」 蒼い瞳に見詰められ…ゼロスは一瞬呻いた。 瞳孔が――――――――無い。 セルリアンブルー、ただその一色のみの瞳。 「…『ホログラム』とは一体どの様なものなのでしょう?」 気を取り直し、質問する。 ゼロスの言葉に、“イヴ”は目をぱちくりさせた。 色んな所が人間離れしているのに、妙な所で仕草が人間くさい。 『検索中です。少々お待ち下さい』 …ピィ… “イヴ”の言葉と共に、聞き慣れない音がする。 “イヴ”は二、三秒の間目を閉じ…やがて、目を開けた。 『【ホログラム】。 光を空間上に投影し、それにより見られる幻影。また、その技術』 「…幻影…?」 思わず、“イヴ”の紡いだ単語を口の中で呟くゼロス。 『【幻影】。 実際はありもしないのにあるかのように見えるもの。まぼろし』 ゼロスの呟きを聞き取り、丁寧に答える。 「…この国では幻が喋るとでも?」 ノーストが言う。 さすがに正体不明の半透明女は範疇外らしい。 「『意志のある幻』が勝手に存在するなんて有り得ない。。 何処かに貴女を操る主人がいるはずだ」 『有り得ないなどと言うことは有り得ない』 「!」 “イヴ”は、くすっ、と笑った。 『そうでしょう?』 「…慇懃無礼…のイイ見本だわ、アンタ」 リノアンが言う。 “イヴ”はやがて元の通り直立の姿勢を取る。 『失礼しました。 他大陸の方ですね?』 三人は顔を見合わせ…頷いた。 他大陸から来たわけでは無いが、取り敢えずこの大陸の出身では無い。 そういう事にして置いた方が無難だろう。 『改めて、イグナスにようこそ。 イグナス最北の町、テスカへようこそ』 “イヴ”は、白いワンピースの裾をちょっと摘み、軽く膝を曲げてみせる。 『わたしは“イヴ”。 イグナスを管理する、メイン・コンピューターの末端です』 「こんぴーた?」 「ぴゅ、ですよ。こんぴゅーた」 リノアンの発音をゼロスが訂正する。 彼女は、どうだっていいのよンなこと、と言いたげにゼロスを睨んだ。 ノーストが“イヴ”の発言に驚いた様な顔をする。 「イグナスを管理? 貴女は、この大陸の王なのか?」 『とんでもない』 “イヴ”は、声を上げずに笑った。 「…どうもよくわかんないわね〜」 『この大陸には、八つの国があります。 その全てに君臨なさっているのがスリームス=ネル三世です』 「…………」 とんとん、と指先でこめかみを叩くリノアン。 「で?アンタはなんなのよ」 いい加減イライラしてきたらしい。 たんたんつま先で地面を叩く。 “イヴ”はリノアンのその様子に動じることも何か反応することも無く、相変わらず一定のリズムで話を進める。 『国王は君臨すれども統治せず。 この大陸で国王というものは単なる象徴に過ぎないのです』 「八つの国に一人の国王、で充分な訳だ」 「つまり…実際に統治しているのは貴女…と言うわけですね」 『はい…そうでした。 正確には私ではなく、私の【オリジナル】ですが』 「でした? 過去形?」 『王のいらっしゃる中央都市。 そこにいる“わたし”はつい先日破壊されたのです』 「…は…?」 「あ〜っ、ますますワケわかんないわっ」 くしゃくしゃ髪を掻きむしる。 リノアンは、びし、と彼女の鼻先に指を突き付けた。 「第一問! アンタは、何!?」 『イグナスを管…』 「そうじゃない!」 “イヴ”の言葉を遮る。 「もっと根本的なこと!」 『わたしは…“イヴ”…』 “イヴ”は表情を変えぬままに言う。 「…まぁまぁ、リノアンさん」 ぽん、とゼロスが彼女の肩に手を置く。 「…取り敢えず。 貴女は人じゃありませんね?」 『…わたしは、イヴ。 機械、に過ぎません…』 三人の表情が、変わった。 「…キカイ? なんなの、キカイって」 『【機械】。 動力装置をつけて作業をする道具』 “イヴ”は淡々と言う。 『原動・伝導・作業の三機構を備えたものの総称』 「…………」 「リノアンさん」 ゼロスが海王神官に声を掛ける。 「この大陸では、『魔道』の代わりに『機械』と呼ばれるものが発達したらしいんです」 「なるほど… それでこの魔力濃度の薄さ、か」 ノーストがやれやれと溜息を付く。 「必要が無いものは廃れていく。 ここでは『機械』が『魔道』に取って代わったんでしょう。 …なんにしろ、僕達にはやりにくい環境ですよ」 「…こんなワケわかんないトコで何ヶ月も生活しろってか〜!?」 ぐぐぐっ、と拳を握りしめるリノアン。 しばらくして、気を取り直し…再び“イヴ”に向き直る。 「第二問! “イヴ”は複数いるの!?」 『いえ』 今度はすぐに返事がきた。 『“イヴ”のシステム自体はひとつです。 二十五年前、初代“イヴ”が開発された時、それは王都に設置されました。 私達は初代を複製したものです』 「ほほぅ…」 ゼロスが呟く。 「貴女…“イヴ”の本体は、この白いプレートなんですね?」 『はい、その通りです。 この姿は、皆に親しんで頂ける様に後から開発されたものです』 「じゃあ、最後の質問」 『なんなりと』 「中央都市の“イヴ”は破壊されたって言ったわね。 どういうこと?」 『…………』 “イヴ”は少しだけ返事に詰まった。 「“イヴ”が実質上の統治をしてるのよね。 じゃ、中央都市は…」 『現在、無法地帯…です』 「一体、どうして…」 『その質問に答える為のデータはありません』 「そうですか」 ゼロスは一同に向き直った。 「…どーします?」 「どーする…って言ったってねぇ」 「…取り敢えず…行くしかないでしょう…」 はぁ。 三人は揃って溜息を付いた。 「ここで調査を済ませて、徐々に南下していく予定ですから。 一週間後には中央都市かと…」 「あたしたちが着くまでに復交しててほしいな」 三人は、しばらく適当なことを喋りながら歩いていた。 ゼロスがふと振り返る。 一人の人間が“イヴ”のプレートの前に立っていた。 「…見てください」 「ん?」 「本来、あーやって使うらしいですよ」 振り返った二人の視線の先で、“イヴ”が旅行者に魚料理のおいしい店を教えていた。 言い訳あんど言い逃れ。 長い。いきなり長い。 そういうワケで前回の答え。 『某ヴォルフィードみたいなこんぴーた少女』でした。 …解るかっつーの。(笑) 漆黒の竜神ヴォルフィード…一度書いてみたかったりします。 でも私が書くと歪む気がするなぁ。あはは(空笑い) 割とヴォルフィードとディグラディグドゥの関係(?)は好きです。 融合しとるし。(ヲイ) 因みにタイトル。 意味は… その内解る(ヲイ) それではまた次回〜… 幕。 |
16192 | 第十夜:堕ちるは奈落の底 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/24 15:35:30 |
記事番号16154へのコメント 「…空が…」 リノアンが、呆然とした様に呟いた。 「…空が、黒い。」 「…まさか、ここまでとは…」 ゼロスも忌々しげに言う。 一同は、中央に近付くに連れ大きくなっていた疑念が、実際のものであったことを知った。 「…どうする?」 「…行かなきゃ…職務怠慢でしょう…」 テスカを出た一同は、そのまま南下を続けた。 以降立ち寄った町にも、必ずひとつ“イヴ”が設置されていた。 一同は、“イヴ”を見る度問うた。 テスカの“イヴ”から聞いた…中央都市の“イヴ”破壊についてである。 皆、中央の“イヴ”が破壊されたことは知っていても、その原因は知らなかった。 そのことと、もうひとつ…一同が気にしていたことがあった。 南下して行くに連れ…空が、どんどん暗くなっていくのだ。 天候の変化、とかでは無い。 蒼い空に、小さな細かい、黒色の粒が浮かんでいる…のを想像して欲しい。 南下するごとに、黒色の粒が増えていくのだ。 そして…空も暗くなる。 中央都市の手前では、粒は空だけでなく、霧状になって辺りの空間にまで立ちこめていた。 それでも進まない訳には行かず…一同は、マントを頭から被る様にして、歩みを進めた。 黒い霧が、リノアンの白いマントに付着し、染みを作る。 家々の窓にもべっとり黒いものがこびり付き、中で灯されたランプの明かりが辛うじて判別できる程度だった。 「う〜…なんなのよ、この町〜」 「…取り敢えず…機能してる宿を探しましょう」 リノアンの涙声にゼロスが対応する。 「…宿って言ったって…」 ノーストが辺りを見回し… 「!」 硬直した。 ばしゃっ! 「ノースト!?」 地面に溜まった黒い水たまりが跳ねる。 ノーストはいきなり走り出し、街道を左に曲がった。 「…どうしたってのよ」 「追いかけましょう!」 ばしゃ、ばしゃ、ばしゃっ… 遠くで、小さな水音が聞こえる。 二人は、其れを頼りに覇王将軍を追いかけた。 やがて…程なく、ノーストは見付かった。 黒い霧の中、ぼぅっと立ち尽くしていたのである。 『OPEN』の札が掛かった、宿とおぼしき建物の前で。 「…“イヴ”だ」 部屋を取り… ノーストは、ようやく口を開いた。 「はぁ?」 「“イヴ”が見ていたんです。 私と目があったら逃げた」 真剣そのものに語る彼。 「…追い掛けたら…ここに着いた…」 「…案内してくれたっての?」 ゼロスとリノアンは、顔を見合わせた。 「…根拠は?」 「無い」 きっぱり言い切る。 「…だけど、見間違える筈がない。 普通の人間が、あんな、あの霧の中汚れもせずにいられる筈がない」 「…………」 こうなると…ノーストが本当に“イヴ”を見たのか、嘘をついているのかどちらかだ。 …しかし、神族のニオイが噂になった時と言い今回と言い、他人の見ないものを見てしまう男である。 「…う〜ん」 考え込むゼロス。 彼には、ノーストがこんな事について嘘を付かなくてはならない理由を想像することができなかった。 “イヴ”は光の集合体。 生体反応や魔力反応が全く無く、『目』のみでしか存在を確認できない。 ゼロスとリノアンが“イヴ”に気付かなかったからと言って、ノーストだけが“イヴ”を見たという事態は否定できないのだ。 「…だけど… “イヴ”がいるはず…無いのよ。」 リノアンが首を傾げながら言う。 「…それなんだよ…解らないのは」 ノーストがくしゃくしゃ髪の毛を掻きむしる。 粉々に粉砕された“イヴ”プレート。 それを彼も見ているのだ。 宿の主人に“イヴ”のことを訊いてみると、思ったより多くの情報を得ることができた。 …つい一ヶ月前まで、ここは観光名所となるくらいの美しい都だったらしい。 風景画を見せてもらったが…確かに、空は蒼かった。 いつ、何故こんなことになってしまったのかというと…“イヴ”を破壊した所為だと言うのだ。 主人の話によると。 ある夜、都民が、“イヴ”が町中を徘徊しているのを発見したのだ。 夜の闇の中、光を纏った(いや、彼女自身光なのだが)“イヴ”は、踊ったり飛んだり走ったり…取り敢えず勝手に活動していた。 彼女のことを知らない人がみたら、妖精か何かだと思っただろう。 しかし、彼女が何かをよく知っている人にとって…それは『コンピューターの暴走』でしか無かったのである。 別に害があった訳でも無し、夜の散歩(?)くらい趣味として認めてやればどうか、という意見もあるにはあった。 だがそれは少数派で、大衆の意見は違っていたのである。 …何故皆がそこまで“イヴ”の徘徊にこだわったのか…というのには理由がある。 “イヴ”には、勝手に歩き回るシステムなどプログラミングされていなかったからだ。 何故プログラミングもされていない行動を、『機械』…コンピューターが取ることができたのか。 …バグ。 …ウイルス。 もしくは、“イヴ”というシステム自体の成長。 その後、“イヴ”は取り外され、専門家のチェックを受けた。 そして、その専門家は、“イヴ”の破壊を決定したのである。 すぐに次のメイン・コンピューターが製造され、設置される…筈だった。 ところが…その段階において、誰も予期しないことがおこった。 専門家が、謎の失踪を遂げたのである。 機械文明国であるこの大陸。 中央都市を管理するコンピューター。 それを更に管理していたというのだから、国の重要人物であった筈。 …の、筈なのに…誰一人、その専門家について詳しいことを知らないというのだ。 「…記憶を消されたの?」 「…さぁ…断定できる要素はありません」 『記憶を消されたのを覚えています』などと言い切れるヤツはほぼいるまい。 パラドックスの典型である。 ともあれ…そのまま、“イヴ”が取り仕切っていたシステムは全て破綻を迎えた。 空気清浄システム、危険物排除システム…ありとあらゆるシステムが崩壊したのである。 それが、イグナス最高の繁栄を誇った化学都市の成れの果てだった。 「記憶の消去自体はそう難しいことじゃないんだけどなー… 少々精神学かじれば人間にだって…」 「それにしたって、随分腕が良すぎます。 数百人の関係者の記憶を消すなんてこと、人間にはそう簡単に出来る芸じゃありませんよ」 「人間じゃないかもしれない。 私達はそれを調べに来てるんだろう」 「そりゃそうですが〜…」 「…あ〜っもう、話続けてよ」 リノアンがゼロスとノーストの言い合いを止めた。 ゼロスは、こほんと咳払いをして、話を続ける。 「…そもそも、なんで“イヴ”が製造されたか、ていうことにも起因してるんですよね」 ゼロスは小さく溜息を付いた。 「テスカ“イヴ”が言ってたでしょう。スリームス=ネル三世…でしたっけ?」 ゼロスの確認に、頷く二人。 『名のみの国王』だ。 「実質的な権力を持っていない今の王様はともかくとして…彼の御先祖に問題があったみたいなんですよね」 「…ま、よくある話よね」 「二世の時に革命が勃発。結果として国王夫妻を斬首。 さぁどうする…と、なった時に、誰かが言い出したらしいんです。 『人間だから間違いを起こすんだ』…と」 「…まぁ…正解なのかもしれないけど…」 「極論ですね」 「…それがこの大陸の『機械文明』の始まりだったんですよ。 二世の甥…スリームス三世を名目だけの王として即位させ…“イヴ”システムを開発」 「ストップ」 ノーストが遮る。 「その開発者って、さっき言ってた『専門家』と関わりあるのか?」 「…さぁ…?そこまで詳しいことは…」 ゼロスが首を傾げる。 「…あ…因みに、“イヴ”のあの姿を開発したのは例の…トンズラこいた専門家の様です」 「ほほう」 リノアンは、顎に手を当てた。 「…頭の方は置いといて…配色センスはイマイチだったようね」 「…まぁ、確かにそうですけど。 そういうこと言い出すとキリがありませんし」 ゼロスは軽く苦笑し、話を続けた。 「つまり、人民は『人の心』が信用できないが故に、『機械』を支配者の地位に据えた訳です。 しかし…先程言った通り、“イヴ”はプログラムにない行動を取った」 つまり…人々は恐れたのだ。 “イヴ”の成長を。 「だけど、そう考えていくと…ノーストが“イヴ”を見たっていうのは否定できないのね」 リノアンが溜息混じりに言う。 「成長して… 破壊されても生き残れる様に、別に“イヴ”システムを作成しておいた…て可能性もある訳よ」 「ともあれ…次にやることは決まりましたね」 こくん、と頷く一同。 「トンズラこいた技術者。 “イヴ”導入を進めた開発者。 …まず、“イヴ”を調べて…そこから辿って行けば問題ないですね」 言い訳あんど言い逃れ。 一気に話が中央まで来てます。 ま、北部から中央まで…てやってもよかったんですけど、この分だと収穫は無さそうですし。 ノーストのナンパ録とかリノアンのお洒落録とかになっても困るし…と、一気に中央です。 しかし、なにやら大変なことになってる御様子ですね(他人事口調) 言っておきますが、別に環境問題に目覚めたわけではありません。 まぁ、本当に大変なのはここからなんですよね… ともあれ、また次回。よろしくお願い致します。 幕。 |
16200 | Re:初めまして♪ | P.n.t. | 2004/3/25 15:36:44 |
記事番号16192へのコメント 初めまして。P.n.t.と申します。(_ _)ぺこり 実を言いますと、以前から拝見させていただきました。が!今日こそは、 と思い、恐れ多くもレスをさせていただきました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・… ごめんなさい、つまりは読み逃げ常習犯ですごめんなさいすみません…(汗) 五大魔族のお話、楽しく読ませていただいています♪in神魔戦争の方では、個人的にオルエンxリノアンと、ライアナみたいなキャラが好きでした☆というか死神が好きになりました(笑)in降魔戦争の方も頑張って下さい!中央都市のほうも気になりますが、後のチームの方も気になります(苦笑) 初めてなので、何か失礼があるかも知れないけど、宜しくお願いします。 では。 |
16223 | こちらこそです♪ | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/30 15:38:21 |
記事番号16200へのコメント >初めまして。P.n.t.と申します。(_ _)ぺこり こちらこそ初めまして。 宜しくお願いします♪ >実を言いますと、以前から拝見させていただきました。が!今日こそは、 >と思い、恐れ多くもレスをさせていただきました。 >・・・・・・・・・・・・・・・・… >ごめんなさい、つまりは読み逃げ常習犯ですごめんなさいすみません…(汗) いえいえ。 読んでいてくださっただけですごく嬉しいことなのです。 レス入れるのって結構体力使いますしね…。 > >五大魔族のお話、楽しく読ませていただいています♪in神魔戦争の方では、個人的にオルエンxリノアンと、ライアナみたいなキャラが好きでした☆というか死神が好きになりました(笑) そうですか(笑) >in降魔戦争の方も頑張って下さい!中央都市のほうも気になりますが、後のチームの方も気になります(苦笑) あはは… 先は長いですが、その内…。 >初めてなので、何か失礼があるかも知れないけど、宜しくお願いします。 >では。 レスありがとうございました♪ それではまた何処かでお逢い致しましょう! |
16228 | もうすぐ新学期…… | 凰月 麗 | 2004/3/31 15:23:01 |
記事番号16192へのコメント こんにちわ〜。アキラでぇす! 明日から私ももう高3。 ……灰色の受験生活が始まってしまう…………(涙) なにはともあれ、レスいっきま〜〜す!! >「…空が…」 >リノアンが、呆然とした様に呟いた。 >「…空が、黒い。」 な、なにゆえ……? >南下して行くに連れ…空が、どんどん暗くなっていくのだ。 >天候の変化、とかでは無い。 >蒼い空に、小さな細かい、黒色の粒が浮かんでいる…のを想像して欲しい。 >南下するごとに、黒色の粒が増えていくのだ。 雰囲気で空が暗くなるんじゃ無くて!? >そして…空も暗くなる。 >中央都市の手前では、粒は空だけでなく、霧状になって辺りの空間にまで立ちこめていた。 まるで黒霧炎(ダークミスト)……。 >黒い霧が、リノアンの白いマントに付着し、染みを作る。 >家々の窓にもべっとり黒いものがこびり付き、中で灯されたランプの明かりが辛うじて判別できる程度だった。 うわ。イヤだぁ……。 >ノーストが辺りを見回し… >「!」 >硬直した。 > >ノーストはいきなり走り出し、街道を左に曲がった。 好みのタイプでもいたのか? >「“イヴ”が見ていたんです。 > 私と目があったら逃げた」 > >「…追い掛けたら…ここに着いた…」 あ。違った。 >「…だけど、見間違える筈がない。 > 普通の人間が、あんな、あの霧の中汚れもせずにいられる筈がない」 ナーガなら普通にいられそうな気がしたのは、私の気のせい? >ともあれ…そのまま、“イヴ”が取り仕切っていたシステムは全て破綻を迎えた。 >空気清浄システム、危険物排除システム…ありとあらゆるシステムが崩壊したのである。 ちょっと待て。 普通、空気の清浄とかは風が吹いたりすれば自然に行なわれるハズ……。 まさか、それすら追いつかないほど汚れきってるのか!? >「つまり、人民は『人の心』が信用できないが故に、『機械』を支配者の地位に据えた訳です。 > しかし…先程言った通り、“イヴ”はプログラムにない行動を取った」 >つまり…人々は恐れたのだ。 >“イヴ”の成長を。 なんとなく、某社の某ロボットアニメを思い浮かべたり。 まぁあれは、ふつーに王制でコンピューターは単なる星の管理だけだったけど。 で、『私こそがこの星の、いや、宇宙の王なのだー!』って言って暴走しまくって、地球に来てあっさりやられた(しかも子供に)けど。 >一気に話が中央まで来てます。 >ま、北部から中央まで…てやってもよかったんですけど、この分だと収穫は無さそうですし。 >ノーストのナンパ録とかリノアンのお洒落録とかになっても困るし…と、一気に中央です。 ある意味見てみたい。 ホントにこの国、すごいことになってますねェ。 公害とかもすごそうだ。そのうちイタイ○タイ病とか水●病とか○日市喘息とかでてきそうですねぇ。 これからいったい、どうなって行くんでしょうか? 神族たちとの関係は?失踪した専門家は? 謎が深まってますねェ……。 そーいえば、in神魔に出てた神様方って、出てくるんでしょうか? リンディアとかゼールとかロンドとか、もう一度みたいなぁ〜、なんて。 それでは、今日はここまでで。 次回もがんばってください。 さようなら。 |
16229 | ヤだなぁ(苦笑) | 遙 琥珀 E-mail | 2004/3/31 16:09:35 |
記事番号16228へのコメント > >こんにちわ〜。アキラでぇす! >明日から私ももう高3。 >……灰色の受験生活が始まってしまう…………(涙) >なにはともあれ、レスいっきま〜〜す!! > こんにちは、琥珀ですッ! 私は高二。 …頑張りましょうねー… > >>「…空が…」 >>リノアンが、呆然とした様に呟いた。 >>「…空が、黒い。」 >な、なにゆえ……? 汚いんだよねー…空気が… >>南下して行くに連れ…空が、どんどん暗くなっていくのだ。 >>天候の変化、とかでは無い。 >>蒼い空に、小さな細かい、黒色の粒が浮かんでいる…のを想像して欲しい。 >>南下するごとに、黒色の粒が増えていくのだ。 >雰囲気で空が暗くなるんじゃ無くて!? それだと平和的(?)だけど、そうじゃなくて。 >>そして…空も暗くなる。 >>中央都市の手前では、粒は空だけでなく、霧状になって辺りの空間にまで立ちこめていた。 >まるで黒霧炎(ダークミスト)……。 …うーん、あれより酷い。 外見的には似ていても。 >>黒い霧が、リノアンの白いマントに付着し、染みを作る。 >>家々の窓にもべっとり黒いものがこびり付き、中で灯されたランプの明かりが辛うじて判別できる程度だった。 >うわ。イヤだぁ……。 あんまり行きたく無いですよねー… > >>ノーストが辺りを見回し… >>「!」 >>硬直した。 >> >>ノーストはいきなり走り出し、街道を左に曲がった。 >好みのタイプでもいたのか? あり得て怖い。 >>「“イヴ”が見ていたんです。 >> 私と目があったら逃げた」 >> >>「…追い掛けたら…ここに着いた…」 >あ。違った。 …“イヴ”が好みだったりして(をぉい!) > >>「…だけど、見間違える筈がない。 >> 普通の人間が、あんな、あの霧の中汚れもせずにいられる筈がない」 >ナーガなら普通にいられそうな気がしたのは、私の気のせい? つか、汚れても平気で笑ってそうだな。 > >>ともあれ…そのまま、“イヴ”が取り仕切っていたシステムは全て破綻を迎えた。 >>空気清浄システム、危険物排除システム…ありとあらゆるシステムが崩壊したのである。 >ちょっと待て。 >普通、空気の清浄とかは風が吹いたりすれば自然に行なわれるハズ……。 >まさか、それすら追いつかないほど汚れきってるのか!? そのとーりv(ヲイ) > >>「つまり、人民は『人の心』が信用できないが故に、『機械』を支配者の地位に据えた訳です。 >> しかし…先程言った通り、“イヴ”はプログラムにない行動を取った」 >>つまり…人々は恐れたのだ。 >>“イヴ”の成長を。 >なんとなく、某社の某ロボットアニメを思い浮かべたり。 >まぁあれは、ふつーに王制でコンピューターは単なる星の管理だけだったけど。 >で、『私こそがこの星の、いや、宇宙の王なのだー!』って言って暴走しまくって、地球に来てあっさりやられた(しかも子供に)けど。 すみません、全く知りません(汗) なんか面白そうですねー。 >>一気に話が中央まで来てます。 >>ま、北部から中央まで…てやってもよかったんですけど、この分だと収穫は無さそうですし。 >>ノーストのナンパ録とかリノアンのお洒落録とかになっても困るし…と、一気に中央です。 >ある意味見てみたい。 番外編だろうな、出るなら(汗) > >ホントにこの国、すごいことになってますねェ。 >公害とかもすごそうだ。そのうちイタイ○タイ病とか水●病とか○日市喘息とかでてきそうですねぇ。 うわぁ、なんかイヤ(苦笑) 恐るべしカドミウム。 >これからいったい、どうなって行くんでしょうか? >神族たちとの関係は?失踪した専門家は? >謎が深まってますねェ……。 えへv(ヲイ) まぁ、遅れつつも少しずつ…。 >そーいえば、in神魔に出てた神様方って、出てくるんでしょうか? >リンディアとかゼールとかロンドとか、もう一度みたいなぁ〜、なんて。 ………………………………………………………………………… くすくすくす(怪笑) >それでは、今日はここまでで。 >次回もがんばってください。 >さようなら。 はい、頑張ります! また何処かで♪ |
16232 | 第十一夜:銀の面影 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/1 15:49:47 |
記事番号16154へのコメント 中央都市宿泊、五日目。 ノーストがリノアンのフロを覗いたりというトラブルはあったものの、他に変わったこともなく時は過ぎていた。 にょっ。 ゼロスが空間を裂いて出てくる。 精神世界面から“イヴ”を捜してみることにしたのだ。 「どうです?」 待っていたノーストの問いに、黙ったまま首を横に振るゼロス。 「ダメですね。 全く反応無しです」 「う〜ん… 魔力どころか生きてすらいないんだもんね。 捜しようが無いわー」 ずるり、と空間から這い出したリノアンが溜息を付く。 「…目で捜すしか無いのかしら…」 「うえー」 ノーストが溜息を付く。 「…なぁ…どうでもいいけど… この件、ホントに神族が関わってるのかー? 人間同士のことなら放っといたほうが得策だ」 「…うーん…」 腕を組むゼロス。 「…神族が関わってるのなら… その内、向こうから出てくるんじゃないですかねー」 「…出てくる確証あるのかよ」 「無いですけど〜」 「…あ〜あ、やんなっちゃうわ」 リノアンは、はぁぁぁぁ、と盛大に溜息を付いた。 「…じゃ、朝の外回り…行こうか…」 「はぁい」 三人の体力はともかくとして、気力は既に尽きかけていた。 「“イヴ”ちゃ〜ん、出ておいで〜」 「猫じゃないんですから」 明らかにやる気の無いリノアン。 ヘタレているゼロス。 ノーストは何も言わずに二人のあとを付いていくのみ。 ビニールとかいう素材で出来たコートを羽織り、三人は街を巡回していた。 「…あ〜っ、もうヤだ、帰りたい、お風呂入りた〜い」 「今出てきたばっかりですよ」 黒い、穢れた空気は、日に日に濃くなっていく気がする。 その内、酸素ボンベが必要になる…と、宿の主人も言っていた。 まぁ、魔族の彼等にそんなものは必要無いのだが。 「…そうじゃなくて… …家に帰りたい…」 「…言ってもしょうがないことを…」 「…元気かしら… マリアン、ユリエ、レリスにさとこ…」 「…誰?」 「クラーケン」 「…………」 ひとしきり言いたいことを言い尽くすと、後は無口になる。 黙々と歩く一同。 「しかし…それにしても暗いな、畜生」 やがて、黙っているのに飽きたノーストが溜息を付いた。 「陽の光も月の光も星の光も届かないのよ。 暗くて当たり前」 「…なんか、ほっといても勝手に滅んでいきそうな気がしますね。ここの人間」 「そだねー…」 びちゃっ。 石畳の上に溜まった、黒い水たまりが蹴られて跳ねた。 「…ところで…」 リノアンがくるりと振り返り、二人を見た。 「“イヴ”って、やっぱりあの“イヴ”なのかしらね」 「あの?」 「人類創世の神話に出てくるヤツ」 「名前の由来はそうなんでしょうね」 ゼロスが答える。 「神の創造したもーた、人類最初の女性…」 「別に男性体で『アダム』でもよかったと思うけど、なんで“イヴ”のほうなのかしらね」 「何を言ってるんですか」 ノーストが、やれやれ、と言いたげに溜息を付く。 「どうせ話すならムサい男よりも可愛いオンナノコ―――ぐっ」 背後からリノアンに首を絞められる。 懲りない男である。 「…まぁ、確かに可愛いけどね。…配色はともかく」 やたら色にこだわる彼女。 「…にしても… あのカオ、どっかで見たこと無い? …何処かで…」 「ナンパの口実?…がべっ」 「…なんかヤなこと思い出しそうな…」 ノーストをカカト落としで沈め、冷静に語り続けるリノアン。 「…ま、まぁ、それはともかく… 一周しちゃいましたよ」 ゼロスの指した先には、今朝方出てきた宿屋があった。 「朝の外回り、終了…」 「こんな暗くちゃ朝だろうが夜だろうが同じ様なもんだけどねー」 リノアンは、心底嫌そうに溜息を付いた。 宿の主人から、預けておいた部屋の鍵を受け取り、自分たちの取った部屋へと向かう。 因みに、三人の関係を、リノアンとゼロスは旅の神官で、ノーストは護衛…と、宿のひとには説明していたりする。 リノアンは部屋に入り、ぽーんとベッドの上に身を投げ出した。 「あーあ、ヤダヤダ。 結局こっちからはなんにも打つ手無し」 「巡回してるじゃないですか」 「この暗い空の下で、視覚がどれ程役に立つってのよ―――――――――――――――――…」 窓硝子の外を指し示そうとしたリノアンの動きが…硬直した。 硝子の向こう。 黒い空気のなかにぼぅっと浮かんだ、白い光。 不自然に白い女性。 瞳だけが蒼く…しかし、その瞳に瞳孔は無い。 感情の無い瞳が、部屋の中を注視していた。 ぞわっ。 リノアンの背に、冷たいものが走った。 やっぱり、間違い無い。 何処かで見たことがある、あの顔。 すぅっ、と…闇の中、遠ざかっていく“イヴ”。 「――――――――――っ…待ちなさいっ!」 ばん! リノアンは、部屋の窓を大きく開けた。 異臭と共に侵入してくる黒霧。 とんっ! リノアンは、窓縁を蹴り、外へ飛びだした。 「リノアンさんっ!」 ゼロスが慌てて窓に駆け寄る。 かろうじて、リノアンが下に着地し、走っていくのが見えた。 そう…ここは二階。 「…『モノ』なんかにコケにされてたまるかってのよ! この、木偶人形!」 「…ああっ…もう、リノアンさんてば」 ゼロスが、軽く顔を顰め…リノアンの後を追った。 「…思いっきり誘われてるってのに」 ノーストも、溜息つきつつ後を追う。 “イヴ”は、三人から目線を逸らさぬまま、すぅっ、と滑る様な動きで飛んでいく。 入り組んだ路地を何度も曲がり… 「…あれ?」 何度目かの角を曲がったところで、ゼロスが急停止をかけた。 リノアンの後を付いて走り、この角を曲がった…筈なのに、道の先に彼女の姿は無かった。 「…精神世界に入った様子も無いし…?」 「…………」 ノーストが、ちっ、と舌打ちをした。 「…霧…やんでる」 「!」 「…分断、されたな…空間ごと切り取られたらしい… …何が人間だ。やっぱり神族絡みだな」 「!」 ゼロスが、はっ、と顔を上げる。 「…路地で… …分断…?」 「…………」 ノーストも、眉を顰める。 「…海王の… …部下…?」 二人は、顔を見合わせた。 マズい。 激しくマズい。 「…冗談が、過ぎますよ…“イヴ”…」 「…結構…洒落たこと、してくれるじゃないですか…」 だっ! 二人は、ほぼ同時に…全力で駆け出した。 「リノアン! リノア――――ン!」 いつまで走っても、何処まで走っても…続く路地。 空間がねじ曲げられている。 魔族にとっては、簡単に脱出できる罠。 人間の身では、余程の力が無い限り脱出できない罠。 二人は、敢えて物質世界のみに干渉して行動していた。 それが相手の望みだと、解っていたから。 …何分、走り続けただろうか? ―――――――――――――――――…楽しんでもらえた? 「!」 声が、聞こえた。 ―――――――――――――――――…思い出した? 最高の、悪夢――――――――――――――――― 「悪夢に最高も最低もあるかっ!」 ノーストが叫んだ。 「…そうか… リノアンが言ってた『誰か』って…!」 ばしゃっ! 黒い水が跳ね上がる。 ノーストは、路地の突き当たりに歩みを進めた。 路地の一角が血の海と化した、三千年前。 突き当たりの塀の上に腰掛けて、ゲームを観測していた若い神。 ノーストは、立ち止まり…見上げた。 「――――――――気付くべきだった。 …反省してるよ」 「…まぁ、久し振りですからね。 思い出して貰えなくても仕方無いですよ」 高い塀の上に腰掛け、二人を見下ろす存在。 「こんな形で再会するとは…」 ゼロスが苦笑する。 ノーストは、言葉を続ける。 「―――――“イヴ”の実行犯… いや、それだけじゃないな…『開発者』も、『専門家』も、全部お前だ、アークロンド!」 「…正解〜」 くすっ…と、銀色の髪を揺らし、彼は笑った。 外見的には…二十二、三歳だろうか。 美しい…美しすぎる青年は、確かに、かつての少年の面影を宿していた。 「…久し振り…だね」 少し低くなった声で、アークロンドは言った。 「心配しないで〜…ちょっと驚かしてみたくなっただけですから〜…。 今、空間つなげたから…もうすぐここに来るよ…。」 リノアンのことを言っているのだろう。 「…アンタ、趣味悪くなったな」 「…………」 何も答えず、くすくす笑う彼。 「…ライアならどうするかな、と思って…」 彼は、遠い目で言った。 「…………」 ふっ、と息を付くゼロス。 「…なんつか… …国の重要なポストに就いてた癖に、いなくなってみれば誰も詳しく憶えてない… どうも、誰かを思い出すなー…とは思ってたんですよね… 貴方、記憶を消したわけじゃないんでしょう?」 「…………」 困った様な顔をするアークロンド。 「…何も…してないけど…」 「…………」 はぁ〜あ。 ゼロスとノーストは、揃って溜息を付いた。 「…よっ。座敷ワラシ。」 「うるさいよっ!?」 アークロンドは、本気で怒った。 言い訳あんど言い逃れ。 …アークロンド再登場ー!おめでとー!ドンチャンパフー♪ …いやー、最初から決めてたんですけどね、ここで出すってことは(汗) 少年のままにしてみようか…とも思ったんですが、結局成長させました。 …素晴らしき美青年になってるんだろうなぁ…小説なのが残念。 でも、影が薄いのは相変わらずの様で(苦笑) ともあれ、また次回ー! 幕。 |
16243 | Re:第十一夜:銀の面影 | 凰月 麗 | 2004/4/2 16:37:41 |
記事番号16232へのコメント こんにちわ〜。アキラです。 いや〜。もう、あっという間に4月になっちゃいましたねェ。 春休みももう終わり……。 月曜から新3年。 楽しみであり、楽しみで無い……。 なんか複雑(?)な気分です。 >中央都市宿泊、五日目。 >ノーストがリノアンのフロを覗いたりというトラブルはあったものの、他に変わったこともなく時は過ぎていた。 ぅをい! >にょっ。 > >ゼロスが空間を裂いて出てくる。 >精神世界面から“イヴ”を捜してみることにしたのだ。 はたから見ると、ちょっぴり怖ひ。(妖怪壁抜け?) >三人の体力はともかくとして、気力は既に尽きかけていた。 魔族にとっては、気力が体力なんじゃ……。 >「…元気かしら… > マリアン、ユリエ、レリスにさとこ…」 1人だけ、ひらがにゃ……。 >「…誰?」 >「クラーケン」 クラーケンと言ったら、アイザック……。(作品が違う) それはともかく、北氷洋の怪物でしたっけ? >「人類創世の神話に出てくるヤツ」 >「名前の由来はそうなんでしょうね」 >ゼロスが答える。 >「神の創造したもーた、人類最初の女性…」 と同時に、神に背きし最初の人間。 確か、イヴが最初に食べたんじゃなかったけ? >「別に男性体で『アダム』でもよかったと思うけど、なんで“イヴ”のほうなのかしらね」 >「何を言ってるんですか」 >ノーストが、やれやれ、と言いたげに溜息を付く。 >「どうせ話すならムサい男よりも可愛いオンナノコ―――ぐっ」 その気持ちはよくわかる。 >「…にしても… > あのカオ、どっかで見たこと無い? > …何処かで…」 >「…なんかヤなこと思い出しそうな…」 誰だろ?ライア? >瞳だけが蒼く…しかし、その瞳に瞳孔は無い。 蒼い瞳で女というと、やっぱりライアかなぁ……? でも何故? >「―――――“イヴ”の実行犯… > いや、それだけじゃないな…『開発者』も、『専門家』も、全部お前だ、アークロンド!」 なるほど。だからか。 >「…正解〜」 >くすっ…と、銀色の髪を揺らし、彼は笑った。 >外見的には…二十二、三歳だろうか。 >美しい…美しすぎる青年は、確かに、かつての少年の面影を宿していた。 ぅをう!成長してるよ! ……中身と外見が一致してないけど。(一致してたらヤだけど) >「…ライアならどうするかな、と思って…」 >彼は、遠い目で言った。 …………。(同じく遠い目) >「…なんつか… > …国の重要なポストに就いてた癖に、いなくなってみれば誰も詳しく憶えてない… > どうも、誰かを思い出すなー…とは思ってたんですよね… > 貴方、記憶を消したわけじゃないんでしょう?」 そういや、言われてみれば……。 >ゼロスとノーストは、揃って溜息を付いた。 >「…よっ。座敷ワラシ。」 >「うるさいよっ!?」 >アークロンドは、本気で怒った。 爆笑。 >…アークロンド再登場ー!おめでとー!ドンチャンパフー♪ わーい♪待ってましたぁ。 それにしても、会いたいなーって、言った直後に出てきましたねぇ。 >…いやー、最初から決めてたんですけどね、ここで出すってことは(汗) 偶然って、すごい。 >少年のままにしてみようか…とも思ったんですが、結局成長させました。 >…素晴らしき美青年になってるんだろうなぁ…小説なのが残念。 同じく残念。ちくそうっ。 >でも、影が薄いのは相変わらずの様で(苦笑) よくノースト名前覚えてましたね。(苦笑) でも、あそこで座敷童って言うのもなんですけどね……。 それにしても、アー君が登場したってことは、ゼールやリンちゃんも登場は近い? うわあ。楽しみです! 次回もがんばってくださいねv 応援してます! それではまた。 |
16252 | アー君…新しい呼称だな… | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/3 21:32:22 |
記事番号16243へのコメント > >こんにちわ〜。アキラです。 >いや〜。もう、あっという間に4月になっちゃいましたねェ。 >春休みももう終わり……。 >月曜から新3年。 >楽しみであり、楽しみで無い……。 >なんか複雑(?)な気分です。 > あー、それ解ります。 私も楽しみな様な怖い様な気分…。 ま、頑張って行きましょう。 > > >>中央都市宿泊、五日目。 >>ノーストがリノアンのフロを覗いたりというトラブルはあったものの、他に変わったこともなく時は過ぎていた。 >ぅをい! なんか変態っぷりに磨きが掛かってますが(苦笑) >>にょっ。 >> >>ゼロスが空間を裂いて出てくる。 >>精神世界面から“イヴ”を捜してみることにしたのだ。 >はたから見ると、ちょっぴり怖ひ。(妖怪壁抜け?) まぁ、魔族ですから…。 …それでも見た目怖いのに変わりないか。 > >>三人の体力はともかくとして、気力は既に尽きかけていた。 >魔族にとっては、気力が体力なんじゃ……。 微妙に違う…。 …うーむ、説明しづらい。 > >>「…元気かしら… >> マリアン、ユリエ、レリスにさとこ…」 >1人だけ、ひらがにゃ……。 『さとこ』。 クラスメイトにいたりします。 >>「…誰?」 >>「クラーケン」 >クラーケンと言ったら、アイザック……。(作品が違う) >それはともかく、北氷洋の怪物でしたっけ? そうですね。 蛇だったりタコだったりイカだったり、物語によって形態が違うのは何故でせうか。 >>「人類創世の神話に出てくるヤツ」 >>「名前の由来はそうなんでしょうね」 >>ゼロスが答える。 >>「神の創造したもーた、人類最初の女性…」 >と同時に、神に背きし最初の人間。 >確か、イヴが最初に食べたんじゃなかったけ? そですよ。 蛇に騙されて。 >>「別に男性体で『アダム』でもよかったと思うけど、なんで“イヴ”のほうなのかしらね」 >>「何を言ってるんですか」 >>ノーストが、やれやれ、と言いたげに溜息を付く。 >>「どうせ話すならムサい男よりも可愛いオンナノコ―――ぐっ」 >その気持ちはよくわかる。 私も解る(爆) > >>「…にしても… >> あのカオ、どっかで見たこと無い? >> …何処かで…」 >>「…なんかヤなこと思い出しそうな…」 >誰だろ?ライア? >蒼い瞳で女というと、やっぱりライアかなぁ……? >でも何故? 開発者の趣味… なんでしょうね、きっと。 > >>「―――――“イヴ”の実行犯… >> いや、それだけじゃないな…『開発者』も、『専門家』も、全部お前だ、アークロンド!」 >なるほど。だからか。 はい、だからなのです。 >>「…正解〜」 >>くすっ…と、銀色の髪を揺らし、彼は笑った。 >>外見的には…二十二、三歳だろうか。 >>美しい…美しすぎる青年は、確かに、かつての少年の面影を宿していた。 >ぅをう!成長してるよ! >……中身と外見が一致してないけど。(一致してたらヤだけど) …一致してたら… どうなるんでしょうね?(汗) > >>「…ライアならどうするかな、と思って…」 >>彼は、遠い目で言った。 >…………。(同じく遠い目) 想ひ出はいとうつくし。 > >>「…なんつか… >> …国の重要なポストに就いてた癖に、いなくなってみれば誰も詳しく憶えてない… >> どうも、誰かを思い出すなー…とは思ってたんですよね… >> 貴方、記憶を消したわけじゃないんでしょう?」 >そういや、言われてみれば……。 アークロンド特性『影薄い』バリバリ発揮(笑) >>ゼロスとノーストは、揃って溜息を付いた。 >>「…よっ。座敷ワラシ。」 >>「うるさいよっ!?」 >>アークロンドは、本気で怒った。 >爆笑。 を、ウケた… > >>…アークロンド再登場ー!おめでとー!ドンチャンパフー♪ >わーい♪待ってましたぁ。 >それにしても、会いたいなーって、言った直後に出てきましたねぇ。偶然って、すごい。 そうですね〜… こっちも少し(かなり)どきっとしました、前回(汗) >>少年のままにしてみようか…とも思ったんですが、結局成長させました。 >>…素晴らしき美青年になってるんだろうなぁ…小説なのが残念。 >同じく残念。ちくそうっ。 描こうかな(笑) >>でも、影が薄いのは相変わらずの様で(苦笑) >よくノースト名前覚えてましたね。(苦笑) >でも、あそこで座敷童って言うのもなんですけどね……。 …ま、何考えてるか解らないひとなんで… > > >それにしても、アー君が登場したってことは、ゼールやリンちゃんも登場は近い? >うわあ。楽しみです! …もう言っちゃえ。 します。登場。 >次回もがんばってくださいねv 応援してます! >それではまた。 はい、それではまた♪ 何処かでッ! |
16244 | さぞや目の保養になる青年に成長したんでしょうねぇv…座敷わらしさん☆ | 青月 かなた | 2004/4/2 18:55:07 |
記事番号16232へのコメント お久しぶりでございます。青月ッス。 レスさせて頂きます。 >ノーストがリノアンのフロを覗いたりというトラブルはあったものの、他に変わったこともなく時は過ぎていた。 覇王将軍から変態将軍に堕ちたのでは… >ゼロスが空間を裂いて出てくる。 …心臓が弱い人に見せてはいけない現象です。 >「ダメですね。 > 全く反応無しです」 >「う〜ん… > 魔力どころか生きてすらいないんだもんね。 > 捜しようが無いわー」 >ずるり、と空間から這い出したリノアンが溜息を付く。 このままではっ! 魔族が化学に負けてしまうっ! >「…目で捜すしか無いのかしら…」 >「うえー」 >ノーストが溜息を付く。 めんどうですね… >「…神族が関わってるのなら… > その内、向こうから出てくるんじゃないですかねー」 >「…出てくる確証あるのかよ」 神族って人手不足になってたりしないでしょうか… >「はぁい」 力のない声ですね(苦笑) >三人の体力はともかくとして、気力は既に尽きかけていた。 魔族に気力は命なのでは…少し違うか… >「“イヴ”ちゃ〜ん、出ておいで〜」 >「猫じゃないんですから」 >明らかにやる気の無いリノアン。 >ヘタレているゼロス。 あんなのが「にゃーんv」とか出できたら嫌です。 >ビニールとかいう素材で出来たコートを羽織り、三人は街を巡回していた。 ビニールも普及してるんですねぇ… >その内、酸素ボンベが必要になる…と、宿の主人も言っていた。 >まぁ、魔族の彼等にそんなものは必要無いのだが。 そこは気分を出すために。 >「…そうじゃなくて… > …家に帰りたい…」 >「…言ってもしょうがないことを…」 疲れてますね、会話が… >「…元気かしら… > マリアン、ユリエ、レリスにさとこ…」 さとこ…日本名でしょうか…? >「…誰?」 >「クラーケン」 クラーケンのさとこちゃん…海の動物と仲良しなのですね。海王神官。 >「陽の光も月の光も星の光も届かないのよ。 > 暗くて当たり前」 >「…なんか、ほっといても勝手に滅んでいきそうな気がしますね。ここの人間」 >「そだねー…」 アハハハ。(乾いた笑い) >「“イヴ”って、やっぱりあの“イヴ”なのかしらね」 >「あの?」 >「人類創世の神話に出てくるヤツ」 >「名前の由来はそうなんでしょうね」 あ、やはりそれが出て来るのですね。 >「神の創造したもーた、人類最初の女性…」 >「別に男性体で『アダム』でもよかったと思うけど、なんで“イヴ”のほうなのかしらね」 確かに、先に創られたのはアダムなのに… そういえば『知識の実』を最初に食べたから女性は男性より好奇心の高い人が多いとか多くないとか。(関係ない…) >ノーストが、やれやれ、と言いたげに溜息を付く。 >「どうせ話すならムサい男よりも可愛いオンナノコ―――ぐっ」 ええ、同感です。………変態将軍と……… >背後からリノアンに首を絞められる。 >懲りない男である。 …ノーストさん…貴方の不屈の闘志に乾杯、…及びに合掌。 >「…まぁ、確かに可愛いけどね。…配色はともかく」 >やたら色にこだわる彼女。 オシャレさん? >「…にしても… > あのカオ、どっかで見たこと無い? > …何処かで…」 完璧な美少女……故ライアナさん? >「ナンパの口実?…がべっ」 その根性だけは尊敬します。やってることはともかく。 >「…なんかヤなこと思い出しそうな…」 >ノーストをカカト落としで沈め、冷静に語り続けるリノアン。 ヤなこと…やっぱ金髪蒼眼神族…? >「こんな暗くちゃ朝だろうが夜だろうが同じ様なもんだけどねー」 >リノアンは、心底嫌そうに溜息を付いた。 いえ、気温とか違う…はず。 >因みに、三人の関係を、リノアンとゼロスは旅の神官で、ノーストは護衛…と、宿のひとには説明していたりする。 そりゃ説明しなきゃ色々疑惑を呼びますよね。 >黒い空気のなかにぼぅっと浮かんだ、白い光。 >不自然に白い女性。 >瞳だけが蒼く…しかし、その瞳に瞳孔は無い。 >感情の無い瞳が、部屋の中を注視していた。 怖っ! >リノアンの背に、冷たいものが走った。 それは怖っ!とか思ってるのではないのでしょうね。 >かろうじて、リノアンが下に着地し、走っていくのが見えた。 >そう…ここは二階。 視界の悪い中で見えるはずがない…。 >「…『モノ』なんかにコケにされてたまるかってのよ! > この、木偶人形!」 木じゃなくてこんぴゅーたー。 >「…分断、されたな…空間ごと切り取られたらしい… > …何が人間だ。やっぱり神族絡みだな」 >「!」 出て来てくれたのですね。神族さん。 >「…路地で… > …分断…?」 >「…海王の… > …部下…?」 うわぁ…嫌なこと思いだします…! >「…冗談が、過ぎますよ…“イヴ”…」 >「…結構…洒落たこと、してくれるじゃないですか…」 …性質の悪い洒落。 >魔族にとっては、簡単に脱出できる罠。 >人間の身では、余程の力が無い限り脱出できない罠。 >二人は、敢えて物質世界のみに干渉して行動していた。 >それが相手の望みだと、解っていたから。 まるで…ゲームのように…? > >…何分、走り続けただろうか? > > >―――――――――――――――――…楽しんでもらえた? 楽しくはないと思いますけど(苦笑) >―――――――――――――――――…思い出した?最高の、悪夢 そりゃあもぉばっちりと。 >「…そうか… > リノアンが言ってた『誰か』って…!」 やっぱりライアナさん? >ノーストは、路地の突き当たりに歩みを進めた。 >路地の一角が血の海と化した、三千年前。 海王軍、いえ魔族全体の悪夢… >突き当たりの塀の上に腰掛けて、ゲームを観測していた若い神。 それは今は違う神物… >ノーストは、言葉を続ける。 >「―――――“イヴ”の実行犯… > いや、それだけじゃないな…『開発者』も、『専門家』も、全部お前だ、アークロンド!」 ということはやはりモデルはライアナさん? >「…正解〜」 >くすっ…と、銀色の髪を揺らし、彼は笑った。 >外見的には…二十二、三歳だろうか。 >美しい…美しすぎる青年は、確かに、かつての少年の面影を宿していた。 アークロンドさん… ――――――さぞや美形さんに。 >「…久し振り…だね」 >少し低くなった声で、アークロンドは言った。 16歳で声変わりしてなかったのですか…。 >「心配しないで〜…ちょっと驚かしてみたくなっただけですから〜…。 > 今、空間つなげたから…もうすぐここに来るよ…。」 無事でなにより。 >「…アンタ、趣味悪くなったな」 >「…………」 >何も答えず、くすくす笑う彼。 一皮むけてしまったのですねぇ… >「…ライアならどうするかな、と思って…」 >彼は、遠い目で言った。 ………………………流石、呪縛霊並みの男。 >「…なんつか… > …国の重要なポストに就いてた癖に、いなくなってみれば誰も詳しく憶えてない… > どうも、誰かを思い出すなー…とは思ってたんですよね… > 貴方、記憶を消したわけじゃないんでしょう?」 >困った様な顔をするアークロンド。 >「…何も…してないけど…」 >「…………」 …相変わらずの存在感の薄さ、哀れ。ロンドさん。 >ゼロスとノーストは、揃って溜息を付いた。 >「…よっ。座敷ワラシ。」 >「うるさいよっ!?」 >アークロンドは、本気で怒った。 違いますよ、彼はもうわらしではないですから。(問題はそこじゃない) >言い訳あんど言い逃れ。 >…アークロンド再登場ー!おめでとー!ドンチャンパフー♪ てっきり死んだと思ってましたよー(マジ+滝汗) >…いやー、最初から決めてたんですけどね、ここで出すってことは(汗) >少年のままにしてみようか…とも思ったんですが、結局成長させました。 >…素晴らしき美青年になってるんだろうなぁ…小説なのが残念。 本当に。仕方ないから想像妄想… >でも、影が薄いのは相変わらずの様で(苦笑) 一生そのままでしょうか(苦笑) >ともあれ、また次回ー! はい。それでは。 |
16253 | さぞかし美青年になってるんでしょうね…ホントに小説で残念。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/3 22:00:15 |
記事番号16244へのコメント >お久しぶりでございます。青月ッス。 >レスさせて頂きます。 こちらこそお久です。 琥珀です。 返させて頂きます。 >>ノーストがリノアンのフロを覗いたりというトラブルはあったものの、他に変わったこともなく時は過ぎていた。 >覇王将軍から変態将軍に堕ちたのでは… …ヤな呼称だな… 間違ってはいないけど… >>ゼロスが空間を裂いて出てくる。 >…心臓が弱い人に見せてはいけない現象です。 用法・用量を守って正しくお使い下さい。(は?) >>「ダメですね。 >> 全く反応無しです」 >>「う〜ん… >> 魔力どころか生きてすらいないんだもんね。 >> 捜しようが無いわー」 >>ずるり、と空間から這い出したリノアンが溜息を付く。 >このままではっ! >魔族が化学に負けてしまうっ! …うーむ。 色んな意味で歴史に残りそうではある。 >>「…目で捜すしか無いのかしら…」 >>「うえー」 >>ノーストが溜息を付く。 >めんどうですね… そういうのに慣れてない魔族には特に。 >>「…神族が関わってるのなら… >> その内、向こうから出てくるんじゃないですかねー」 >>「…出てくる確証あるのかよ」 >神族って人手不足になってたりしないでしょうか… なってるでしょうね。 多分、生き残りはフィアナも含めた十人くらいかと。 >>「はぁい」 >力のない声ですね(苦笑) もうバテバテ? >>三人の体力はともかくとして、気力は既に尽きかけていた。 >魔族に気力は命なのでは…少し違うか… はい。 微妙に違います。 >>「“イヴ”ちゃ〜ん、出ておいで〜」 >>「猫じゃないんですから」 >>明らかにやる気の無いリノアン。 >>ヘタレているゼロス。 >あんなのが「にゃーんv」とか出できたら嫌です。 …一瞬想像してしまった(笑) >>ビニールとかいう素材で出来たコートを羽織り、三人は街を巡回していた。 >ビニールも普及してるんですねぇ… 勿論。 …もしかしたら、酸素とかも全て化学反応で製造してるかもしれません。 >>その内、酸素ボンベが必要になる…と、宿の主人も言っていた。 >>まぁ、魔族の彼等にそんなものは必要無いのだが。 >そこは気分を出すために。 いらんわ、そんな気分(苦笑) >>「…そうじゃなくて… >> …家に帰りたい…」 >>「…言ってもしょうがないことを…」 >疲れてますね、会話が… 帰りたくて仕方ないんでしょーねー… >>「…元気かしら… >> マリアン、ユリエ、レリスにさとこ…」 >さとこ…日本名でしょうか…? クラスメイトにひとり。 >>「…誰?」 >>「クラーケン」 >クラーケンのさとこちゃん…海の動物と仲良しなのですね。海王神官。 …城内で『部屋に入る時はちゃんと足をふいてから入ってよ!』 …とか言ってそうです。 >>「陽の光も月の光も星の光も届かないのよ。 >> 暗くて当たり前」 >>「…なんか、ほっといても勝手に滅んでいきそうな気がしますね。ここの人間」 >>「そだねー…」 >アハハハ。(乾いた笑い) 実際あり得る話ですから。 レイチェル=カーソンが言わなければ実際そうなっていたかも。 > >>「“イヴ”って、やっぱりあの“イヴ”なのかしらね」 >>「あの?」 >>「人類創世の神話に出てくるヤツ」 >>「名前の由来はそうなんでしょうね」 >あ、やはりそれが出て来るのですね。 ここだけですが。 >>「神の創造したもーた、人類最初の女性…」 >>「別に男性体で『アダム』でもよかったと思うけど、なんで“イヴ”のほうなのかしらね」 >確かに、先に創られたのはアダムなのに… >そういえば『知識の実』を最初に食べたから女性は男性より好奇心の高い人が多いとか多くないとか。(関係ない…) あ、訊いたことがあります。 なんか、ものすげこじつけですけどねー。 >>ノーストが、やれやれ、と言いたげに溜息を付く。 >>「どうせ話すならムサい男よりも可愛いオンナノコ―――ぐっ」 >ええ、同感です。………変態将軍と……… 私も同感です(苦笑) >>背後からリノアンに首を絞められる。 >>懲りない男である。 >…ノーストさん…貴方の不屈の闘志に乾杯、…及びに合掌。 逆に凄いよな…ここまで来たら… >>「…まぁ、確かに可愛いけどね。…配色はともかく」 >>やたら色にこだわる彼女。 >オシャレさん? 外見にこだわる。魔族の癖に。 >>「…にしても… >> あのカオ、どっかで見たこと無い? >> …何処かで…」 >完璧な美少女……故ライアナさん? 『故』か。 その通りだけど、微妙に哀しいな(笑) >>「ナンパの口実?…がべっ」 >その根性だけは尊敬します。やってることはともかく。 >>「…なんかヤなこと思い出しそうな…」 >>ノーストをカカト落としで沈め、冷静に語り続けるリノアン。 >ヤなこと…やっぱ金髪蒼眼神族…? …でしょうね… > >>「こんな暗くちゃ朝だろうが夜だろうが同じ様なもんだけどねー」 >>リノアンは、心底嫌そうに溜息を付いた。 >いえ、気温とか違う…はず。 >>因みに、三人の関係を、リノアンとゼロスは旅の神官で、ノーストは護衛…と、宿のひとには説明していたりする。 >そりゃ説明しなきゃ色々疑惑を呼びますよね。 不倫? 三角関係?(藁) >>黒い空気のなかにぼぅっと浮かんだ、白い光。 >>不自然に白い女性。 >>瞳だけが蒼く…しかし、その瞳に瞳孔は無い。 >>感情の無い瞳が、部屋の中を注視していた。 >怖っ! >>リノアンの背に、冷たいものが走った。 >それは怖っ!とか思ってるのではないのでしょうね。 その感情もあるでしょうが… >>かろうじて、リノアンが下に着地し、走っていくのが見えた。 >>そう…ここは二階。 >視界の悪い中で見えるはずがない…。 ま、『感じる』ことはできますが。 >>「…『モノ』なんかにコケにされてたまるかってのよ! >> この、木偶人形!」 >木じゃなくてこんぴゅーたー。 …うーむ。 そうマトモに突っ込まれると弱いな(苦笑) >>「…分断、されたな…空間ごと切り取られたらしい… >> …何が人間だ。やっぱり神族絡みだな」 >>「!」 >出て来てくれたのですね。神族さん。 出てきてくれたのです。 >>「…路地で… >> …分断…?」 >>「…海王の… >> …部下…?」 >うわぁ…嫌なこと思いだします…! 最悪の事態…。 >>「…冗談が、過ぎますよ…“イヴ”…」 >>「…結構…洒落たこと、してくれるじゃないですか…」 >…性質の悪い洒落。 ライアならやりそうですけどね。 > >>魔族にとっては、簡単に脱出できる罠。 >>人間の身では、余程の力が無い限り脱出できない罠。 >>二人は、敢えて物質世界のみに干渉して行動していた。 >>それが相手の望みだと、解っていたから。 >まるで…ゲームのように…? うむ。恐らく。 >> >>…何分、走り続けただろうか? >> >> >>―――――――――――――――――…楽しんでもらえた? >楽しくはないと思いますけど(苦笑) 神族てこういうからかいが好きな様で。 >>―――――――――――――――――…思い出した?最高の、悪夢 >そりゃあもぉばっちりと。 思い出したくなかったけれど。 >>「…そうか… >> リノアンが言ってた『誰か』って…!」 >やっぱりライアナさん? そのとーり。 > >>ノーストは、路地の突き当たりに歩みを進めた。 >>路地の一角が血の海と化した、三千年前。 >海王軍、いえ魔族全体の悪夢… もう二度と繰り返したくないこと。 >>突き当たりの塀の上に腰掛けて、ゲームを観測していた若い神。 >それは今は違う神物… ライアナはもういませんから。 >>ノーストは、言葉を続ける。 >>「―――――“イヴ”の実行犯… >> いや、それだけじゃないな…『開発者』も、『専門家』も、全部お前だ、アークロンド!」 >ということはやはりモデルはライアナさん? そのとーりパート2。 >>「…正解〜」 >>くすっ…と、銀色の髪を揺らし、彼は笑った。 >>外見的には…二十二、三歳だろうか。 >>美しい…美しすぎる青年は、確かに、かつての少年の面影を宿していた。 >アークロンドさん… >――――――さぞや美形さんに。 …ホントに近影が見れないのが残念だ。 >>「…久し振り…だね」 >>少し低くなった声で、アークロンドは言った。 >16歳で声変わりしてなかったのですか…。 たまにいますよね。遅い子。 >>「心配しないで〜…ちょっと驚かしてみたくなっただけですから〜…。 >> 今、空間つなげたから…もうすぐここに来るよ…。」 >無事でなにより。 ホントに。 >>「…アンタ、趣味悪くなったな」 >>「…………」 >>何も答えず、くすくす笑う彼。 >一皮むけてしまったのですねぇ… …うーん、ヤなむけかた(苦笑) >>「…ライアならどうするかな、と思って…」 >>彼は、遠い目で言った。 >………………………流石、呪縛霊並みの男。 しつこいんですよねぇ… >>「…なんつか… >> …国の重要なポストに就いてた癖に、いなくなってみれば誰も詳しく憶えてない… >> どうも、誰かを思い出すなー…とは思ってたんですよね… >> 貴方、記憶を消したわけじゃないんでしょう?」 >>困った様な顔をするアークロンド。 >>「…何も…してないけど…」 >>「…………」 >…相変わらずの存在感の薄さ、哀れ。ロンドさん。 多分一生そうかと(笑) > >>ゼロスとノーストは、揃って溜息を付いた。 >>「…よっ。座敷ワラシ。」 >>「うるさいよっ!?」 >>アークロンドは、本気で怒った。 >違いますよ、彼はもうわらしではないですから。(問題はそこじゃない) 座敷青年。 …………(考えている) > >>言い訳あんど言い逃れ。 >>…アークロンド再登場ー!おめでとー!ドンチャンパフー♪ >てっきり死んだと思ってましたよー(マジ+滝汗) 死んでないんですよねー。 しつこく生きておりました。 >>…いやー、最初から決めてたんですけどね、ここで出すってことは(汗) >>少年のままにしてみようか…とも思ったんですが、結局成長させました。 >>…素晴らしき美青年になってるんだろうなぁ…小説なのが残念。 >本当に。仕方ないから想像妄想… 膨らむ妄想(笑) >>でも、影が薄いのは相変わらずの様で(苦笑) >一生そのままでしょうか(苦笑) 恐らくは(笑) >>ともあれ、また次回ー! >はい。それでは。 > それでは。 またお逢いしましょう… |
16255 | 第十二夜:ハンドメイド“イヴ” | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/4 17:16:36 |
記事番号16154へのコメント 「…それはともかく」 座敷ワラシ…もといアークロンドは。場を仕切直すかの様に咳払いした。 「警告だよ。 すぐに人間界から手を引いて」 「…できない相談ですね」 ゼロスが冷静に答える。 「僕達は上位の方の命令に従って動いている。 僕達だけの判断でそれをすることは不可能です」 「…………」 アークロンドは、くるり、と瞳を動かした。 「まぁ、そう言うだろうとは思ったけど… …弱い者イジメは好きじゃないんですよ」 と、アークロンドが言った途端。 どっかん! すぐ傍の壁に穴が開いた。 目を点にする一同。 もうもうと立ちこめる土煙の中から、リノアンが姿を現した。 「…………」 「…貴方…空間つなげた、ってさっき言いませんでした?」 「え?え?…つなげたはず…だけど?」 「…あー、しんどかった」 リノアンはこきこき首を左右に動かし、杖を軽く振った。 「…“イヴ”ちゃ〜ん?」 『…………』 ふっ…と、塀の上、アークロンドの隣に出現する“イヴ”。 光球…恐らくメモリー・オーブの様なもんであろう…を取り出し、彼に渡す。 アークロンドは、しばらくそれを見ていたが… 「うっわ何コレ何コレ!?なんつーことするかなキミわっ!?」 「うっさいわね!元はと言えばアンタがアタシをあんな空間に閉じこめんのが悪いのよ!」 「?」 何やら言い争う二人だが、ゼロスとノーストには訳が解らない。 「アンタが悪いアンタが!ところでアンタ誰!?」 「だ…」 ずる。べち。 滑って塀の向こうに落ちる彼。続いて何やら痛そうな音も聞こえる。 「…あのー…リノアンさん?」 ゼロスが申し訳なさそうに彼女に声を掛ける。 「…一体どうなさったんですか?」 「迷路みたいなトコに放り込まれたのよ。 何処まで歩いても延々同じ景色の迷路。」 「…それで?」 「壁壊して歩いた」 こんっ。 杖の先で傍の壁を軽く叩くリノアン。 がらがらがらがら、と壁が崩れる。 「…………」 つまり、迷路を壊しながら歩き、元の空間に召喚されたことに気付かずにいたという訳。 気付かず、壁を壊し続けて歩き…アークロンドのセリフを邪魔したのだ。 「…なんか…三千年前、路地に迷い込んだのが貴女なら、別の結末迎えてた気がしますよ…」 「まぁ…オルエンは身体弱かったからね…」 「どんな海王将軍だよ…」 「まぁまぁ、細かいトコ突っ込まない突っ込まない。 …ところで、アレ誰? 「あー… …アークロンドさん…です」 「…誰?」 「…………」 名前を聞いて思い出せないとは。 これは本格的に忘れ去ってる様である。 う゛んっ。 三人から少し離れたところに、なんだか疲れ果てた様子のアークロンドが出現した。 「く…精神攻撃とは…なかなかやりますね…」 「いや、そんなつもりは全く無かったんだけど」 リノアンは、きっぱりアークロンドの言葉を否定する。 「…ぐっ…」 どうやらそれが追い打ちを掛けたらしく、またまた詰まるアークロンド。 「と…とにかく! さっさと出て行ってください、この大陸から!」 ヤケになったらしく、叫ぶアークロンド。 「そう言われてさっさと去れるなら、我々も苦労しないんですけどねー…」 ふぅ、と息を付くゼロス。 「このまま帰ったら、獣王様に叱られちゃいますから」 「…………」 アークロンドは、溜息を付いた。 「それより…」 リノアンが横から声を掛ける。 「その“イヴ”、やっぱりアンタの手作りなわけ?」 「マフラーやセーターか何かみたいに言わないでほしいんだけど。 …そうだよ。 神学講座で工学部取ってた甲斐があったねー」 あっはっは、と笑う。 「…そう言えばそういうものがある、ってフィアナさんに聞いた覚えが」 ノーストが呟く。 フィアナに聞いた…というか、身辺調査しまくった結果得た情報なのであろう。 「お姉サンは薬学部だったね」 くすくす笑うアークロンド。 「クスリの調合やらせれば神界一でしたよ」 「…知的な科学者…ステキだ…がふっ」 「ンなことはどーでもいいのよ」 リノアンが、ノーストの後頭部を一撃しつつ呆れた様に言う。 「…その様子じゃ、逢えてないみたいね」 「…………」 アークロンドは、ふぃっ、と目を逸らした。 言い訳あんど言い逃れ。 短ッ! す…すみません…忙しかったんです…げふげふ。 次回はもー少し長くな…ったらいいなー!(汗) それでは、また… 幕。 |
16256 | とりあえず創作者の趣味は入ってる感じ…です。 | 青月 かなた | 2004/4/4 22:44:52 |
記事番号16255へのコメント こんばんは、琥珀様。レスさせて頂きます♪ >「…それはともかく」 >座敷ワラシ…もといアークロンドは。場を仕切直すかの様に咳払いした。 負けるなアークロンドさん。 いつか存在感の薄さを覆せるその日まで。(来るのかなぁ…) >「…できない相談ですね」 >「僕達は上位の方の命令に従って動いている。 > 僕達だけの判断でそれをすることは不可能です」 上には絶対服従の魔族さん… 難儀よのぉ…(いくつだ己は) >アークロンドは、くるり、と瞳を動かした。 >「まぁ、そう言うだろうとは思ったけど… > …弱い者イジメは好きじゃないんですよ」 警告の次は…強硬手段みたいですね。 >目を点にする一同。 >もうもうと立ちこめる土煙の中から、リノアンが姿を現した。 なぜに破壊音。 >「…貴方…空間つなげた、ってさっき言いませんでした?」 >「え?え?…つなげたはず…だけど?」 ………リノアンさん強し。 >「…あー、しんどかった」 >リノアンはこきこき首を左右に動かし、杖を軽く振った。 >「…“イヴ”ちゃ〜ん?」 まだイヴちゃん探してたんですねぇ…。 >光球…恐らくメモリー・オーブの様なもんであろう…を取り出し、彼に渡す。 >アークロンドは、しばらくそれを見ていたが… >「うっわ何コレ何コレ!?なんつーことするかなキミわっ!?」 ? リノアンさんの悪事でも記録されてたんですか? >「うっさいわね!元はと言えばアンタがアタシをあんな空間に閉じこめんのが悪いのよ!」 確かに閉じこめた方が悪いですよ? >「アンタが悪いアンタが!ところでアンタ誰!?」 >「だ…」 >ずる。べち。 ああっ!ロンドさん気を確かにー(笑) >滑って塀の向こうに落ちる彼。続いて何やら痛そうな音も聞こえる。 …本気で哀れですねー…。 これはもう、そういう星のもとに生まれたんでしょう。 >「…一体どうなさったんですか?」 >「迷路みたいなトコに放り込まれたのよ。 > 何処まで歩いても延々同じ景色の迷路。」 そこまでは解ります。 >「…それで?」 >「壁壊して歩いた」 >杖の先で傍の壁を軽く叩くリノアン。 >がらがらがらがら、と壁が崩れる。 杖…仮にも神官の杖は壁を壊すためにあるものだろうか… まぁ…無事でなによりです。 >つまり、迷路を壊しながら歩き、元の空間に召喚されたことに気付かずにいたという訳。 >気付かず、壁を壊し続けて歩き…アークロンドのセリフを邪魔したのだ。 >「…なんか…三千年前、路地に迷い込んだのが貴女なら、別の結末迎えてた気がしますよ…」 海王様はオルエン様に…気配りとかそういったものを注ぎ込んでおいたのでしょうか…リノアンさんの分まで…。 >「まぁ…オルエンは身体弱かったからね…」 >「どんな海王将軍だよ…」 >「まぁまぁ、細かいトコ突っ込まない突っ込まない。 > …ところで、アレ誰? もしかして…胃炎持ち…?(だからつっこむなって) >「あー… > …アークロンドさん…です」 >「…誰?」 >「…………」 >名前を聞いて思い出せないとは。 >これは本格的に忘れ去ってる様である。 …………これは彼の特殊能力ですね。 >三人から少し離れたところに、なんだか疲れ果てた様子のアークロンドが出現した。 >「く…精神攻撃とは…なかなかやりますね…」 すごく気にしてるんですね…。 >「いや、そんなつもりは全く無かったんだけど」 >リノアンは、きっぱりアークロンドの言葉を否定する。 >「…ぐっ…」 >どうやらそれが追い打ちを掛けたらしく、またまた詰まるアークロンド。 精神的にえぐめの戦い?(笑) >「と…とにかく! > さっさと出て行ってください、この大陸から!」 >ヤケになったらしく、叫ぶアークロンド。 叫ぶと血圧が上がりますよ。 >「そう言われてさっさと去れるなら、我々も苦労しないんですけどねー…」 >ふぅ、と息を付くゼロス。 たいした収穫も…あったのか。 >「その“イヴ”、やっぱりアンタの手作りなわけ?」 >「マフラーやセーターか何かみたいに言わないでほしいんだけど。 > …そうだよ。 > 神学講座で工学部取ってた甲斐があったねー」 ずいぶんとお安いノリに。 >「…そう言えばそういうものがある、ってフィアナさんに聞いた覚えが」 >ノーストが呟く。 >フィアナに聞いた…というか、身辺調査しまくった結果得た情報なのであろう。 ストーカー将軍…。 >「お姉サンは薬学部だったね」 よりにもよってあの方が講師の薬学部だったんですよね。 >「クスリの調合やらせれば神界一でしたよ」 ……やはりあれを消すためだったんですよね >「…知的な科学者…ステキだ…がふっ」 …そのうちこれで身を滅ぼしたりしそうです。 >「ンなことはどーでもいいのよ」 >リノアンが、ノーストの後頭部を一撃しつつ呆れた様に言う。 いちいちつっこむ貴方もご苦労ですねー。 >「…その様子じゃ、逢えてないみたいね」 >「…………」 >アークロンドは、ふぃっ、と目を逸らした。 思いの人…じゃなくて神と。 創ったものに表れるぐらい思ってるのに… …なにかむくわれていること、あるんでしょうか…。 >言い訳あんど言い逃れ。 >短ッ! >す…すみません…忙しかったんです…げふげふ。 >次回はもー少し長くな…ったらいいなー!(汗) >それでは、また… 短くとも面白かったからOKー!です。 それでは、青月はまた出没しますっ! 幕。 |
16259 | 創作物ってのは大体においてそんなもんかと。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/7 18:01:03 |
記事番号16256へのコメント >こんばんは、琥珀様。レスさせて頂きます♪ どうも、琥珀です。 では、返させて頂きます。 >>「…それはともかく」 >>座敷ワラシ…もといアークロンドは。場を仕切直すかの様に咳払いした。 >負けるなアークロンドさん。 >いつか存在感の薄さを覆せるその日まで。(来るのかなぁ…) 難しそうですね(汗) まぁ、いつか… >>「…できない相談ですね」 >>「僕達は上位の方の命令に従って動いている。 >> 僕達だけの判断でそれをすることは不可能です」 >上には絶対服従の魔族さん… >難儀よのぉ…(いくつだ己は) ある意味神族の方が楽なんですよね。 こういう所は。 >>アークロンドは、くるり、と瞳を動かした。 >>「まぁ、そう言うだろうとは思ったけど… >> …弱い者イジメは好きじゃないんですよ」 >警告の次は…強硬手段みたいですね。 うーむ。 そうなのかな?(ヲイ) >>目を点にする一同。 >>もうもうと立ちこめる土煙の中から、リノアンが姿を現した。 >なぜに破壊音。 リノアン意外に馬鹿力(笑) >>「…貴方…空間つなげた、ってさっき言いませんでした?」 >>「え?え?…つなげたはず…だけど?」 >………リノアンさん強し。 うむ。 あぁ見せかけて、実は(笑) >>「…あー、しんどかった」 >>リノアンはこきこき首を左右に動かし、杖を軽く振った。 >>「…“イヴ”ちゃ〜ん?」 >まだイヴちゃん探してたんですねぇ…。 しつこい方ですからv(その言い方やめれ) >>光球…恐らくメモリー・オーブの様なもんであろう…を取り出し、彼に渡す。 >>アークロンドは、しばらくそれを見ていたが… >>「うっわ何コレ何コレ!?なんつーことするかなキミわっ!?」 >? リノアンさんの悪事でも記録されてたんですか? ま、それに近い(笑) >>「うっさいわね!元はと言えばアンタがアタシをあんな空間に閉じこめんのが悪いのよ!」 >確かに閉じこめた方が悪いですよ? それは理屈ですよ(笑) >>「アンタが悪いアンタが!ところでアンタ誰!?」 >>「だ…」 >>ずる。べち。 >ああっ!ロンドさん気を確かにー(笑) 脱力(笑) >>滑って塀の向こうに落ちる彼。続いて何やら痛そうな音も聞こえる。 >…本気で哀れですねー…。 >これはもう、そういう星のもとに生まれたんでしょう。 そうですね(汗) 神族、実は不幸な方多いです。 >>「…一体どうなさったんですか?」 >>「迷路みたいなトコに放り込まれたのよ。 >> 何処まで歩いても延々同じ景色の迷路。」 >そこまでは解ります。 その後が…。 >>「…それで?」 >>「壁壊して歩いた」 >>杖の先で傍の壁を軽く叩くリノアン。 >>がらがらがらがら、と壁が崩れる。 >杖…仮にも神官の杖は壁を壊すためにあるものだろうか… >まぁ…無事でなによりです。 まぁ、リノアンですからねぇ(ヲイ) >>つまり、迷路を壊しながら歩き、元の空間に召喚されたことに気付かずにいたという訳。 >>気付かず、壁を壊し続けて歩き…アークロンドのセリフを邪魔したのだ。 >>「…なんか…三千年前、路地に迷い込んだのが貴女なら、別の結末迎えてた気がしますよ…」 >海王様はオルエン様に…気配りとかそういったものを注ぎ込んでおいたのでしょうか…リノアンさんの分まで…。 それが幸か不幸か…うーむ。 >>「まぁ…オルエンは身体弱かったからね…」 >>「どんな海王将軍だよ…」 >>「まぁまぁ、細かいトコ突っ込まない突っ込まない。 >> …ところで、アレ誰? >もしかして…胃炎持ち…?(だからつっこむなって) あり得て嫌v >>「あー… >> …アークロンドさん…です」 >>「…誰?」 >>「…………」 >>名前を聞いて思い出せないとは。 >>これは本格的に忘れ去ってる様である。 >…………これは彼の特殊能力ですね。 ヤな能力… >>三人から少し離れたところに、なんだか疲れ果てた様子のアークロンドが出現した。 >>「く…精神攻撃とは…なかなかやりますね…」 >すごく気にしてるんですね…。 ええ、かなり気にしてるかと(笑) >>「いや、そんなつもりは全く無かったんだけど」 >>リノアンは、きっぱりアークロンドの言葉を否定する。 >>「…ぐっ…」 >>どうやらそれが追い打ちを掛けたらしく、またまた詰まるアークロンド。 >精神的にえぐめの戦い?(笑) 精神的っつか…気持ちの問題?(笑) >>「と…とにかく! >> さっさと出て行ってください、この大陸から!」 >>ヤケになったらしく、叫ぶアークロンド。 >叫ぶと血圧が上がりますよ。 …ロンド、普段から血圧低そうな気がします(笑)あとライアも。 >>「そう言われてさっさと去れるなら、我々も苦労しないんですけどねー…」 >>ふぅ、と息を付くゼロス。 >たいした収穫も…あったのか。 恐らく、かなりの。 ロンドを見付けただけでも。 >>「その“イヴ”、やっぱりアンタの手作りなわけ?」 >>「マフラーやセーターか何かみたいに言わないでほしいんだけど。 >> …そうだよ。 >> 神学講座で工学部取ってた甲斐があったねー」 >ずいぶんとお安いノリに。 それが特徴(酷) >>「…そう言えばそういうものがある、ってフィアナさんに聞いた覚えが」 >>ノーストが呟く。 >>フィアナに聞いた…というか、身辺調査しまくった結果得た情報なのであろう。 >ストーカー将軍…。 ノーストに栄光有れ(ヲイ) >>「お姉サンは薬学部だったね」 >よりにもよってあの方が講師の薬学部だったんですよね。 ゼール様。 出るかな?(笑) >>「クスリの調合やらせれば神界一でしたよ」 >……やはりあれを消すためだったんですよね そぉです。 >>「…知的な科学者…ステキだ…がふっ」 >…そのうちこれで身を滅ぼしたりしそうです。 …ヤですね…それ(汗) >>「ンなことはどーでもいいのよ」 >>リノアンが、ノーストの後頭部を一撃しつつ呆れた様に言う。 >いちいちつっこむ貴方もご苦労ですねー。 そういう性分…。 >>「…その様子じゃ、逢えてないみたいね」 >>「…………」 >>アークロンドは、ふぃっ、と目を逸らした。 >思いの人…じゃなくて神と。 >創ったものに表れるぐらい思ってるのに… >…なにかむくわれていること、あるんでしょうか…。 …うーむ… あるといえばある…(え) > >>言い訳あんど言い逃れ。 >>短ッ! >>す…すみません…忙しかったんです…げふげふ。 >>次回はもー少し長くな…ったらいいなー!(汗) >>それでは、また… >短くとも面白かったからOKー!です。 >それでは、青月はまた出没しますっ! わぁ、ありがとうございますv それではまた、お逢いしましょうv |
16258 | Re:第十二夜:ハンドメイド“イヴ” | P.n.t. | 2004/4/6 23:09:34 |
記事番号16255へのコメント 今晩は〜今日が入学式だったP.n.t.です。 あぁ朝起きるのが大変だぁ…(汗) > >「…できない相談ですね」 >ゼロスが冷静に答える。 >「僕達は上位の方の命令に従って動いている。 > 僕達だけの判断でそれをすることは不可能です」 ゼロスらしいですv >「…………」 >アークロンドは、くるり、と瞳を動かした。 >「まぁ、そう言うだろうとは思ったけど… > …弱い者イジメは好きじゃないんですよ」 >と、アークロンドが言った途端。 > >どっかん! アークロンドの攻撃?! >すぐ傍の壁に穴が開いた。 >目を点にする一同。 >もうもうと立ちこめる土煙の中から、リノアンが姿を現した。 >「…………」 リノアンだった(笑) >「うっわ何コレ何コレ!?なんつーことするかなキミわっ!?」 >「うっさいわね!元はと言えばアンタがアタシをあんな空間に閉じこめんのが悪いのよ!」 確かに…自業自得ですねぇ(あせ) > >ずる。べち。 > >滑って塀の向こうに落ちる彼。続いて何やら痛そうな音も聞こえる。 >「…あのー…リノアンさん?」 >ゼロスが申し訳なさそうに彼女に声を掛ける。 >「…一体どうなさったんですか?」 >「迷路みたいなトコに放り込まれたのよ。 > 何処まで歩いても延々同じ景色の迷路。」 >「…それで?」 >「壁壊して歩いた」 > >こんっ。 > >杖の先で傍の壁を軽く叩くリノアン。 >がらがらがらがら、と壁が崩れる。 >「…………」 ・・・・・・・・。 >つまり、迷路を壊しながら歩き、元の空間に召喚されたことに気付かずにいたという訳。 >気付かず、壁を壊し続けて歩き…アークロンドのセリフを邪魔したのだ。 気が強いですね♪ >「まぁ…オルエンは身体弱かったからね…」 え?(笑) > >「く…精神攻撃とは…なかなかやりますね…」 神族にも有効なんですね >「いや、そんなつもりは全く無かったんだけど」 >リノアンは、きっぱりアークロンドの言葉を否定する。 >「…ぐっ…」 >どうやらそれが追い打ちを掛けたらしく、またまた詰まるアークロンド。 笑いました(笑) >「そう言われてさっさと去れるなら、我々も苦労しないんですけどねー…」 >ふぅ、と息を付くゼロス。 >「このまま帰ったら、獣王様に叱られちゃいますから」 魔族の皆さんも帰りたい系ですねぇ。頑張れ中間管理職(笑) >「マフラーやセーターか何かみたいに言わないでほしいんだけど。 マフラーやセーターは工学部じゃないしね♪ > 神学講座で工学部取ってた甲斐があったねー」 なんとなく、工学部って感じがしました。 >「…その様子じゃ、逢えてないみたいね」 >「…………」 >アークロンドは、ふぃっ、と目を逸らした。 ・・・・・・・。 > こんなレスですいません(汗) めーわくじゃなければ受け取って下さい(うっわ、押し付け?!) では。 > > > > >> > > > |
16260 | しっかり受け取りましたよvv | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/7 18:07:06 |
記事番号16258へのコメント >今晩は〜今日が入学式だったP.n.t.です。 >あぁ朝起きるのが大変だぁ…(汗) 私は、今日宿題テストでした(笑) 数学の時間、ほとんど寝てました(ヲイ) > >> >>「…できない相談ですね」 >>ゼロスが冷静に答える。 >>「僕達は上位の方の命令に従って動いている。 >> 僕達だけの判断でそれをすることは不可能です」 >ゼロスらしいですv うーむ。 ゼロス余り書く機会が無くて(汗) かなり不安だったんですけど、受け入れて頂いて嬉しいです。 >>「…………」 >>アークロンドは、くるり、と瞳を動かした。 >>「まぁ、そう言うだろうとは思ったけど… >> …弱い者イジメは好きじゃないんですよ」 >>と、アークロンドが言った途端。 >> >>どっかん! >アークロンドの攻撃?! ちゃうちゃう(笑) >>すぐ傍の壁に穴が開いた。 >>目を点にする一同。 >>もうもうと立ちこめる土煙の中から、リノアンが姿を現した。 >>「…………」 >リノアンだった(笑) 全然違う方でした(笑) >>「うっわ何コレ何コレ!?なんつーことするかなキミわっ!?」 >>「うっさいわね!元はと言えばアンタがアタシをあんな空間に閉じこめんのが悪いのよ!」 >確かに…自業自得ですねぇ(あせ) ま、魔族と神族ですから(ヲイ) >>杖の先で傍の壁を軽く叩くリノアン。 >>がらがらがらがら、と壁が崩れる。 >>「…………」 >・・・・・・・・。 リノアンですから(ヲイ) >>つまり、迷路を壊しながら歩き、元の空間に召喚されたことに気付かずにいたという訳。 >>気付かず、壁を壊し続けて歩き…アークロンドのセリフを邪魔したのだ。 >気が強いですね♪ >>「まぁ…オルエンは身体弱かったからね…」 >え?(笑) オルエンですから(ヲイ) >> >>「く…精神攻撃とは…なかなかやりますね…」 >神族にも有効なんですね ていうか、人間でも効くでしょ?精神攻撃は(笑) >>「いや、そんなつもりは全く無かったんだけど」 >>リノアンは、きっぱりアークロンドの言葉を否定する。 >>「…ぐっ…」 >>どうやらそれが追い打ちを掛けたらしく、またまた詰まるアークロンド。 >笑いました(笑) そうですか(笑)よかった。 >>「そう言われてさっさと去れるなら、我々も苦労しないんですけどねー…」 >>ふぅ、と息を付くゼロス。 >>「このまま帰ったら、獣王様に叱られちゃいますから」 >魔族の皆さんも帰りたい系ですねぇ。頑張れ中間管理職(笑) うーむ、苦労人(笑) >>「マフラーやセーターか何かみたいに言わないでほしいんだけど。 >マフラーやセーターは工学部じゃないしね♪ …想像しちゃった、工学部でちくちくみんなでマフラー編んでる姿(笑) >> 神学講座で工学部取ってた甲斐があったねー」 >なんとなく、工学部って感じがしました。 へー、そうですか。 >>「…その様子じゃ、逢えてないみたいね」 >>「…………」 >>アークロンドは、ふぃっ、と目を逸らした。 >・・・・・・・。 色んな意味で少し切ない? >> >こんなレスですいません(汗) >めーわくじゃなければ受け取って下さい(うっわ、押し付け?!) >では。 ふふ、迷惑だなんてとんでもない。 しっかり受け取らせて頂きましたv それではv |
16261 | 第十三夜:Repent,for the kingdom of heaven is at hand. | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/7 18:19:02 |
記事番号16154へのコメント 「…おいで…」 アークロンドが、“イヴ”に声を掛けた。 “イヴ”が、すぅっ…と動き…ちょこん、と彼の膝の上に腰掛ける。 いや、実際はそういう風に見えるだけなのだろう。 “イヴ”は光の集合体に過ぎないのだから。 「可愛いでしょ?この子…」 すぅっ。 「!」 “イヴ”の周りに、幾つもの、色とりどりの小さな光が現れる。 それが、“イヴ”に吸い込まれる様にして消える。 みるみる内に色づいていく“イヴ”の身体。 白い髪は、輝く金色に。瞳には、淡い光が。 きゅ、と蒼いリボンが彼女の髪を纏める。 「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 リノアンが一歩退く。 「まーね…」 アークロンドは、くすくすっと笑った。 「で?手っ取り早く聞きますけど。貴方の目的は? この都市をこんなことにしたのも貴方でしょう?」 ゼロスが、リノアンとは逆に一歩踏み出て言う。 「…御期待に添えなくて残念ですけど。 僕はこの街をこうしようと思ってやったんじゃない」 アークロンドが溜息を付く。 「やっと定着しかけたのを、人間さんたちが邪魔するから…」 「はい?」 ゼロスが彼の言葉を遮る。 「…どゆことですか?」 「…んーと、説明するとめんどくさいんですけど…」 少し視線を外し、考え込む様にする彼。 「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 まぁ、それはそうだろう。 神族の転生確率はかなり低いのだ。 増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 「ライアを待っていて…僕は、感じたんだ。 …ライアの欠片が、少しずつ、流出し始めているのを」 アークロンドは、そこで溜息を付いた。 「どうしたかって? 集めたよ。当然。 君たちだって、シャブラニグドゥの欠片を捜してるんだろう?それと同じ。 封印掛けられてない分こっちの方が捜しやすい」 「…つまり… “イヴ”、っていうのは…」 「ライアの欠片の保管庫」 アークロンドがあっさり言う。 「『ライア』が混ざった、人、竜、エルフ、人間。 …などの心や魂から、ライアの欠片だけを抽出する。 その作業を続けていけば…やがて、完全な『ライアナ=ルートヴィッヒ』…に、なるだろうね」 アークロンドは、何処か悟った様な語り口で話を続けた。 「一体の神族を復活させる為に、何千体もの生物の犠牲が必要なんだ。 …眉顰めないでよ、魔族にそんな問題視される覚えは無いよ。 …そうだね。子供の頃の僕なら躊躇っただろうけどね」 アークロンドは、笑っているのか泣きそうなのか…暗闇の中では判別が付けにくかった。 「今ならはっきり解る。 僕は彼女に逢いたいんだ、何をしてでも」 「だからって、仮にもカミサマがンなことやっていいんですか? …おっと、これは野暮でしたね?」 ゼロスが苦笑する。 そう、そんなことは今更問うべきことではない。 赤の竜神が、それを自らきっちり証明してしまっている。 『世界』すら守れれば、その上に存在する者はどうでもいい…と。 笑いながらの、ゼロスの、挑発とも取れる言葉に…アークロンドは、穏和な笑みを浮かべた。 「いいはず無いよ。 一般的に考えて、赦される筈無いでしょう? 趣味は流血観賞〜、みたいな神の魂と、何千体もの生物の魂が、等価だって思うかい?」 二人は、思わず顔を見合わせた。 意外とマトモな反応が返ってきたからである。 てっきりとっくに脳内ぷち切れて、理屈にならない理屈を並べてくるのだと思っていたのだが。 「…其れが、普通の感情かも知れない。 …でもね…僕にとっては等価だったりするんだな、コレが」 はぁぁ、と溜息を付くアークロンド。 「等価どころじゃない。 彼女の為なら、彼女に逢えるというのなら…僕は、竜王だって儀式の魔法陣に追いやってみせるよ」 アハハッ、と冗談ぽく笑う彼。 しかし、それが冗談でないことは明らかだった。 既に、幼馴染みへの淡い恋心、なんて段階をとっくに超えていた。 逢えない…既に滅んだ存在に、何故此処まで思いを募らせることができるのか…逆に凄い。 ヘタに口出しできない雰囲気。 だが… 「…コイツ、バカだわ」 リノアンが、それをあっさり打ち砕いた。 「アンタは二の次。 “イヴ”をまず破壊させて貰うわ。 本体の位置は知らないけど、街ごとブッ飛ばせばノープロブレムよねっ!」 「プロブレムありまくりに決まってるでしょうが」 アークロンドが、至極もっともな突っ込みを返す。 「良心の為に教えますが。 街ごと破壊しても“イヴ”…ライアは無事ですよ」 「…………?」 「ま、投影装置は死にますが」 アークロンドは、ポケットをごそごそ探り、数センチ四方の物質を指で摘んで見せた。 「これが、ここの…中央都市“イヴ”の本体だ」 「小さッ!?」 リノアンが驚きの声を上げる。 「…ちょっと…!各都市に設置されてた、あのプレートは何だったんですか!?」 ゼロスも声を上げる。 乳白色のプレートは、一メートル四方はあったはずだ。 何処か別の場所にこっそり設置されているものと思っていたのだが… 「コンピューターって言うのは、本当に大事な部分っていうのはこれくらいしか無いんですよ。 それに色々な機能を付けていくと、あのプレートくらいの大きさになっちゃいますが」 ゼロスの言葉に、丁寧に答える彼。 「…プレートの中からこれだけを取りだして、その後プレートだけを破壊したんだ。 だから、ここに見えるこの子は、コンピューターとしての役割はほぼ果たさない。 けど、この子は間違いなく、ライアナ=ルートヴィッヒとしての意志を持っている」 言い…アークロンドは、静かに何度も何度も、彼女の表面に見える部分にキスを落とす。 「現状が解らず、混乱はしてるみたいだけど…」 ちゅっ、ちゅっ。 小さな音が、何故か響く。 光にしか過ぎないそれ。 だが、美しい二人の戯れる姿は、何処か幻想的で、そして官能的だった。 「…あー」 ようやく我に返るリノアン。 ぽりぽり後頭部を掻く。 「…アンタ、マトモなんだか歪んでんだか解んなくなってきたわ」 「あはは、僕にもわかんないです」 アークロンドは、朗らかに笑った。 「あ。 あと、お姉サンには絶対ナイショですよ。 絶対あのひと、怒りますから」 「…う…う〜ん…」 ここまでやっといて、怒るなと言う方が無理な気がする。 あんな冷たい金属の中に妹が閉じこめられている…と知れば、フィアナのことである。 それはもう滅茶苦茶に怒りまくるであろう。 「…それより」 アークロンドが、困った様な顔をする。 「解ったら、さっさと出て行ってよ。 僕がこの大陸をどれだけ利用しようと、人がどれだけ死のうと、君たちには関係無いだろう」 「…確かにね〜」 ノーストは、ふぅ、と息を付いた。 「私達には、何の得もありませんよね〜」 「でしょ!?」 「け・ど」 ノーストが、アークロンドに、ぴしっと指を突き付けた。 「貴方に得があるというのが許せないだけだ。恨むな」 「なっ…そんな理屈って…」 「無茶な理屈はお互い様ですよ」 ゼロスが、相変わらずのにこにこ笑顔で言う。 「ま、そういう連中の集まりなんで。そこんとこよろしくv」 リノアンが、にこぉと笑う。 「ここんとこ神族にはヤラれっぱなしだもんね〜。それに加えてこの大陸のこの状況。 いい加減ストレス溜まってんのよv」 アークロンドは、素直に嫌そうな顔をした、 それはそうだ。 彼の目的は、魔族と一戦やらかすことではない。 ライアナの精神を、この現世に定着させる為のスペース、そして環境が欲しかっただけなのだ。 三人を滅ぼしても、彼の乾きが潤されることはないし、万が一“イヴ”を壊される様なことでもあれば大損。 また混沌経由で欠片が戻ってくるのを待たなくてはならない。 「…あー」 なんとなく上目遣いになるアークロンド。 「悪いけど、今は都合悪いんだ。じゃね」 演出も何も無いセリフと共に、アークロンドはぱたぱた手を振った。 「待っ…!?」 がぐん! 空間がシェイクされる。 「そー言えば此処って、アークロンドの結界の中だったぁ!」 「皆様お達者で〜♪」 アークロンドがひらひら笑顔でハンカチを振っているのが見えた。 ばしゃんっ! 一拍置いて…三人は、黒い空気の中に放り出された。 当然、既にアークロンドの姿は見えない。 「…………」 ざぶ。 「…くそったれ」 リノアンは、黒い水たまりに腰を浸しながら、小声で悪態を付いた。 言い訳あんど言い逃れ。 タイトルは聖書の一説です。知ってるひとが多いと思うので訳はナイショ。 どうしても知りたい方は琥珀にこっそり訊いてください(笑) 私、小説を書く時にはがんがん音楽鳴らすタイプなんですが、皆様はいかがでしょう。 『転生論』書く時はポルノグラフィティの『Mugen』、レンオルの時は同じくポルノの『サウダージ』。 このグループ、グループ名は怪しいですが、歌詞が素晴らしいんです。大ファンですvv 神魔の時は…うーん… 色んな音楽めちゃくちゃに鳴らしまくってました。 またまたポルノの、『メリッサ』『アゲハ蝶』が多かったですかね。 上に挙げた四曲はもう凄い名曲なので、是非聴いてほしいところです。 …で… このハナシは何のBGMと共に書いたかというと。 B’zで『Liar!Liar!』(笑) 幕。 |
16262 | 神族純愛ストーリィ…? | 青月 かなた | 2004/4/8 18:08:57 |
記事番号16261へのコメント こんにちは。青月です☆ 今回は…一線超えたアークロンドさんにびっくりです。 >“イヴ”が、すぅっ…と動き…ちょこん、と彼の膝の上に腰掛ける。 >いや、実際はそういう風に見えるだけなのだろう。 >“イヴ”は光の集合体に過ぎないのだから。 >「可愛いでしょ?この子…」 可愛いけど不気味。 >“イヴ”の周りに、幾つもの、色とりどりの小さな光が現れる。 >それが、“イヴ”に吸い込まれる様にして消える。 >みるみる内に色づいていく“イヴ”の身体。 おおっ。 >白い髪は、輝く金色に。瞳には、淡い光が。 >きゅ、と蒼いリボンが彼女の髪を纏める。 ライアナさん… >「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 >髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 >「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 >リノアンが一歩退く。 ちょと……病的… >「まーね…」 >アークロンドは、くすくすっと笑った。 少し怖い…と思いました。 >「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 >まぁ、それはそうだろう。 >神族の転生確率はかなり低いのだ。 >増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 うみゅう…バラバラになっちゃうんですもんね…。 >「どうしたかって? > 集めたよ。当然。 > 君たちだって、シャブラニグドゥの欠片を捜してるんだろう?それと同じ。 > 封印掛けられてない分こっちの方が捜しやすい」 …気の遠くなるような作業です… >「…つまり… > “イヴ”、っていうのは…」 >「ライアの欠片の保管庫」 ほうほう。 >「『ライア』が混ざった、人、竜、エルフ、人間。 > …などの心や魂から、ライアの欠片だけを抽出する。 > その作業を続けていけば…やがて、完全な『ライアナ=ルートヴィッヒ』…に、なるだろうね」 …なんというか…「ホントに完全なのか…それ…」とか思っちゃいました… 割れたガラスとかは決して元には戻らない…ものだと思うから。 >「一体の神族を復活させる為に、何千体もの生物の犠牲が必要なんだ。 > …眉顰めないでよ、魔族にそんな問題視される覚えは無いよ。 > …そうだね。子供の頃の僕なら躊躇っただろうけどね」 >アークロンドは、笑っているのか泣きそうなのか…暗闇の中では判別が付けにくかった。 本当に…一皮も二皮もむけましたねー…。 >「今ならはっきり解る。 > 僕は彼女に逢いたいんだ、何をしてでも」 何をしても… >「だからって、仮にもカミサマがンなことやっていいんですか? > …おっと、これは野暮でしたね?」 しかもかなり偉い方が…。 >そう、そんなことは今更問うべきことではない。 >赤の竜神が、それを自らきっちり証明してしまっている。 >『世界』すら守れれば、その上に存在する者はどうでもいい…と。 アハハ…きっちりはっきり見せつけていきました方でしたねー。 >笑いながらの、ゼロスの、挑発とも取れる言葉に…アークロンドは、穏和な笑みを浮かべた。 やっぱり…一線超えてるっぽっい。 >「いいはず無いよ。 > 一般的に考えて、赦される筈無いでしょう? > 趣味は流血観賞〜、みたいな神の魂と、何千体もの生物の魂が、等価だって思うかい?」 不等価の交換…? >二人は、思わず顔を見合わせた。 >意外とマトモな反応が返ってきたからである。 >てっきりとっくに脳内ぷち切れて、理屈にならない理屈を並べてくるのだと思っていたのだが。 これは…もしや自覚ある狂人って奴なのでは…!? >「…其れが、普通の感情かも知れない。 > …でもね…僕にとっては等価だったりするんだな、コレが」 相変わらず一途な方…。 >「等価どころじゃない。 > 彼女の為なら、彼女に逢えるというのなら…僕は、竜王だって儀式の魔法陣に追いやってみせるよ」 >アハハッ、と冗談ぽく笑う彼。 >しかし、それが冗談でないことは明らかだった。 恐るべき。ロンドさん…。 >既に、幼馴染みへの淡い恋心、なんて段階をとっくに超えていた。 >逢えない…既に滅んだ存在に、何故此処まで思いを募らせることができるのか…逆に凄い。 確かに凄い…。 けど時々無くなったものほど執着することもあるかと思います。 永い間逢えなければ『思い出』って多少美化されることもある気がしますし。 というか悪いことは忘れる…――のはわたしか(汗) あくまで個人的な意見ですけど… >「…コイツ、バカだわ」 リノアンさん最強。 >「アンタは二の次。 > “イヴ”をまず破壊させて貰うわ。 > 本体の位置は知らないけど、街ごとブッ飛ばせばノープロブレムよねっ!」 >「プロブレムありまくりに決まってるでしょうが」 どーんと。破壊魔… >「これが、ここの…中央都市“イヴ”の本体だ」 >「小さッ!?」 >リノアンが驚きの声を上げる。 機能性バッチリ。 >「コンピューターって言うのは、本当に大事な部分っていうのはこれくらいしか無いんですよ。 > それに色々な機能を付けていくと、あのプレートくらいの大きさになっちゃいますが」 …そーいえば技術の授業でそんなことを聞いた気も… >「…プレートの中からこれだけを取りだして、その後プレートだけを破壊したんだ。 > だから、ここに見えるこの子は、コンピューターとしての役割はほぼ果たさない。 > けど、この子は間違いなく、ライアナ=ルートヴィッヒとしての意志を持っている」 純粋に『魂の保管庫』なわけですね。 >「現状が解らず、混乱はしてるみたいだけど…」 >小さな音が、何故か響く。 >光にしか過ぎないそれ。 >だが、美しい二人の戯れる姿は、何処か幻想的で、そして官能的だった。 なんだか…哀しい話しですねぇ…。 >「…アンタ、マトモなんだか歪んでんだか解んなくなってきたわ」 >「あはは、僕にもわかんないです」 >アークロンドは、朗らかに笑った。 うーん…思いこみ激しいだけといってしまえばそれまでなのでしょーか… >「あ。 > あと、お姉サンには絶対ナイショですよ。 > 絶対あのひと、怒りますから」 >ここまでやっといて、怒るなと言う方が無理な気がする。 >あんな冷たい金属の中に妹が閉じこめられている…と知れば、フィアナのことである。 >それはもう滅茶苦茶に怒りまくるであろう。 烈火のごとく怒りまくるですよね… 異世界にいよーがなんだろーが知ったら出できそう…。 >「解ったら、さっさと出て行ってよ。 > 僕がこの大陸をどれだけ利用しようと、人がどれだけ死のうと、君たちには関係無いだろう」 >「…確かにね〜」 >「私達には、何の得もありませんよね〜」 勝って得無し、負ければ大損ですものね。 >「でしょ!?」 妙に必死。 >「貴方に得があるというのが許せないだけだ。恨むな」 >「なっ…そんな理屈って…」 >「無茶な理屈はお互い様ですよ」 >ゼロスが、相変わらずのにこにこ笑顔で言う。 ここに常識人は居ない… >「ま、そういう連中の集まりなんで。そこんとこよろしくv」 >「ここんとこ神族にはヤラれっぱなしだもんね〜。それに加えてこの大陸のこの状況。 > いい加減ストレス溜まってんのよv」 ハートマークが怖いです。 >ライアナの精神を、この現世に定着させる為のスペース、そして環境が欲しかっただけなのだ。 >三人を滅ぼしても、彼の乾きが潤されることはないし、万が一“イヴ”を壊される様なことでもあれば大損。 >また混沌経由で欠片が戻ってくるのを待たなくてはならない。 けど…ライアナさんが完璧な状態で甦っても…苦労絶えないんでしょうね。 >「悪いけど、今は都合悪いんだ。じゃね」 >演出も何も無いセリフと共に、アークロンドはぱたぱた手を振った。 とっても率直。 >「そー言えば此処って、アークロンドの結界の中だったぁ!」 形勢不利過ぎ。 >「皆様お達者で〜♪」 >アークロンドがひらひら笑顔でハンカチを振っているのが見えた。 今度の再登場はいつでしょう… >「…くそったれ」 >リノアンは、黒い水たまりに腰を浸しながら、小声で悪態を付いた。 機嫌最悪ですねー。当たり前なのでしょうけど。 >言い訳あんど言い逃れ。 > >タイトルは聖書の一説です。知ってるひとが多いと思うので訳はナイショ。 >どうしても知りたい方は琥珀にこっそり訊いてください(笑) こっそり訊きます。 教えてください。琥珀の姉貴ぃ…! >私、小説を書く時にはがんがん音楽鳴らすタイプなんですが、皆様はいかがでしょう。 わたしは音楽じたいを聞かない人間ですからねー。 代わりにその話しを書く時の一番書きたいことをつぶやいてたり(←怪しい人) >『転生論』書く時はポルノグラフィティの『Mugen』、レンオルの時は同じくポルノの『サウダージ』。 テーマ曲ですか? >神魔の時は…うーん… >色んな音楽めちゃくちゃに鳴らしまくってました。 >またまたポルノの、『メリッサ』『アゲハ蝶』が多かったですかね。 >上に挙げた四曲はもう凄い名曲なので、是非聴いてほしいところです。 そうですかー…。 >…で… >このハナシは何のBGMと共に書いたかというと。 >B’zで『Liar!Liar!』(笑) …今このレスを書いてるわたしのバックには… 教育テレビの『おじゃる丸』(笑) 幕。 |
16265 | 純なんだか歪んでるんだかさっぱりわからんトコロがミソv | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/10 20:52:20 |
記事番号16262へのコメント > こんにちは。青月です☆ こんばんは、琥珀です☆ > 今回は…一線超えたアークロンドさんにびっくりです。 私もびっくりですv(コラ!) >>“イヴ”が、すぅっ…と動き…ちょこん、と彼の膝の上に腰掛ける。 >>いや、実際はそういう風に見えるだけなのだろう。 >>“イヴ”は光の集合体に過ぎないのだから。 >>「可愛いでしょ?この子…」 >可愛いけど不気味。 うーむ、なにを今更(笑) > >>白い髪は、輝く金色に。瞳には、淡い光が。 >>きゅ、と蒼いリボンが彼女の髪を纏める。 >ライアナさん… 面影遺してますー。 >>「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 >>髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 >>「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 >>リノアンが一歩退く。 >ちょと……病的… ていうかもう既に病気? >>「まーね…」 >>アークロンドは、くすくすっと笑った。 >少し怖い…と思いました。 ちょっと壊れてます。 >>「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 >>まぁ、それはそうだろう。 >>神族の転生確率はかなり低いのだ。 >>増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 >うみゅう…バラバラになっちゃうんですもんね…。 何百何千の欠片をちまちま集めるロンド(笑) 想像すると笑える。 >>「どうしたかって? >> 集めたよ。当然。 >> 君たちだって、シャブラニグドゥの欠片を捜してるんだろう?それと同じ。 >> 封印掛けられてない分こっちの方が捜しやすい」 >…気の遠くなるような作業です… 愛の力で!(ヲイ) >>「『ライア』が混ざった、人、竜、エルフ、人間。 >> …などの心や魂から、ライアの欠片だけを抽出する。 >> その作業を続けていけば…やがて、完全な『ライアナ=ルートヴィッヒ』…に、なるだろうね」 >…なんというか…「ホントに完全なのか…それ…」とか思っちゃいました… >割れたガラスとかは決して元には戻らない…ものだと思うから。 あー。 そのことについては後に。 >>「一体の神族を復活させる為に、何千体もの生物の犠牲が必要なんだ。 >> …眉顰めないでよ、魔族にそんな問題視される覚えは無いよ。 >> …そうだね。子供の頃の僕なら躊躇っただろうけどね」 >>アークロンドは、笑っているのか泣きそうなのか…暗闇の中では判別が付けにくかった。 >本当に…一皮も二皮もむけましたねー…。 脱皮?(コラ!) >>「今ならはっきり解る。 >> 僕は彼女に逢いたいんだ、何をしてでも」 >何をしても… どんなことをしてでも。 >>「だからって、仮にもカミサマがンなことやっていいんですか? >> …おっと、これは野暮でしたね?」 >しかもかなり偉い方が…。 偉いんだよね、色んな意味で(苦笑) >>そう、そんなことは今更問うべきことではない。 >>赤の竜神が、それを自らきっちり証明してしまっている。 >>『世界』すら守れれば、その上に存在する者はどうでもいい…と。 >アハハ…きっちりはっきり見せつけていきました方でしたねー。 あれはあれで潔かったかとv >>笑いながらの、ゼロスの、挑発とも取れる言葉に…アークロンドは、穏和な笑みを浮かべた。 >やっぱり…一線超えてるっぽっい。 超えてますよ(笑) >>「いいはず無いよ。 >> 一般的に考えて、赦される筈無いでしょう? >> 趣味は流血観賞〜、みたいな神の魂と、何千体もの生物の魂が、等価だって思うかい?」 >不等価の交換…? 不等価というか不透過(ヲイ) >>二人は、思わず顔を見合わせた。 >>意外とマトモな反応が返ってきたからである。 >>てっきりとっくに脳内ぷち切れて、理屈にならない理屈を並べてくるのだと思っていたのだが。 >これは…もしや自覚ある狂人って奴なのでは…!? そうなのかも…。 >>「…其れが、普通の感情かも知れない。 >> …でもね…僕にとっては等価だったりするんだな、コレが」 >相変わらず一途な方…。 相変わらず… …というか(汗) >>「等価どころじゃない。 >> 彼女の為なら、彼女に逢えるというのなら…僕は、竜王だって儀式の魔法陣に追いやってみせるよ」 >>アハハッ、と冗談ぽく笑う彼。 >>しかし、それが冗談でないことは明らかだった。 >恐るべき。ロンドさん…。 以前とは… なんか既に違う方ですね(苦笑) >>既に、幼馴染みへの淡い恋心、なんて段階をとっくに超えていた。 >>逢えない…既に滅んだ存在に、何故此処まで思いを募らせることができるのか…逆に凄い。 >確かに凄い…。 >けど時々無くなったものほど執着することもあるかと思います。 >永い間逢えなければ『思い出』って多少美化されることもある気がしますし。 >というか悪いことは忘れる…――のはわたしか(汗) >あくまで個人的な意見ですけど… ま、そんなもんですね。 手に入れられなかったからこそ…。 >>「…コイツ、バカだわ」 >リノアンさん最強。 あっさりきっぱり。 >>「アンタは二の次。 >> “イヴ”をまず破壊させて貰うわ。 >> 本体の位置は知らないけど、街ごとブッ飛ばせばノープロブレムよねっ!」 >>「プロブレムありまくりに決まってるでしょうが」 >どーんと。破壊魔… 魔族ですから。 >>「これが、ここの…中央都市“イヴ”の本体だ」 >>「小さッ!?」 >>リノアンが驚きの声を上げる。 >機能性バッチリ。 腕いいんですよね。ロンドは。 >>「コンピューターって言うのは、本当に大事な部分っていうのはこれくらいしか無いんですよ。 >> それに色々な機能を付けていくと、あのプレートくらいの大きさになっちゃいますが」 >…そーいえば技術の授業でそんなことを聞いた気も… 私は某化学マンガで(漫画か) >>「…プレートの中からこれだけを取りだして、その後プレートだけを破壊したんだ。 >> だから、ここに見えるこの子は、コンピューターとしての役割はほぼ果たさない。 >> けど、この子は間違いなく、ライアナ=ルートヴィッヒとしての意志を持っている」 >純粋に『魂の保管庫』なわけですね。 そう。 現世に定着させるのと、機能性を確認するので一石二鳥。 >>「現状が解らず、混乱はしてるみたいだけど…」 >>小さな音が、何故か響く。 >>光にしか過ぎないそれ。 >>だが、美しい二人の戯れる姿は、何処か幻想的で、そして官能的だった。 >なんだか…哀しい話しですねぇ…。 まぁ…、ね。 >>「…アンタ、マトモなんだか歪んでんだか解んなくなってきたわ」 >>「あはは、僕にもわかんないです」 >>アークロンドは、朗らかに笑った。 >うーん…思いこみ激しいだけといってしまえばそれまでなのでしょーか… ああっ、ハナシが終わってしまう(汗) >>「あ。 >> あと、お姉サンには絶対ナイショですよ。 >> 絶対あのひと、怒りますから」 >>ここまでやっといて、怒るなと言う方が無理な気がする。 >>あんな冷たい金属の中に妹が閉じこめられている…と知れば、フィアナのことである。 >>それはもう滅茶苦茶に怒りまくるであろう。 >烈火のごとく怒りまくるですよね… >異世界にいよーがなんだろーが知ったら出できそう…。 …………(色々考えている) >>「解ったら、さっさと出て行ってよ。 >> 僕がこの大陸をどれだけ利用しようと、人がどれだけ死のうと、君たちには関係無いだろう」 >>「…確かにね〜」 >>「私達には、何の得もありませんよね〜」 >勝って得無し、負ければ大損ですものね。 >妙に必死。 そりゃ、必死にもなるでしょう(笑) >>「貴方に得があるというのが許せないだけだ。恨むな」 >>「なっ…そんな理屈って…」 >>「無茶な理屈はお互い様ですよ」 >>ゼロスが、相変わらずのにこにこ笑顔で言う。 >ここに常識人は居ない… ひとじゃないですし、皆様。 >>「ま、そういう連中の集まりなんで。そこんとこよろしくv」 >>「ここんとこ神族にはヤラれっぱなしだもんね〜。それに加えてこの大陸のこの状況。 >> いい加減ストレス溜まってんのよv」 >ハートマークが怖いです。 結構楽しんでる…かも。 >>ライアナの精神を、この現世に定着させる為のスペース、そして環境が欲しかっただけなのだ。 >>三人を滅ぼしても、彼の乾きが潤されることはないし、万が一“イヴ”を壊される様なことでもあれば大損。 >>また混沌経由で欠片が戻ってくるのを待たなくてはならない。 >けど…ライアナさんが完璧な状態で甦っても…苦労絶えないんでしょうね。 …そうですねぇ…(遠い目) > >>「悪いけど、今は都合悪いんだ。じゃね」 >>演出も何も無いセリフと共に、アークロンドはぱたぱた手を振った。 >とっても率直。 …恐らく、ここらも存在感の薄さの理由なのでは… >>「そー言えば此処って、アークロンドの結界の中だったぁ!」 >形勢不利過ぎ。 落ちる落ちる〜(ヲイ) >>「皆様お達者で〜♪」 >>アークロンドがひらひら笑顔でハンカチを振っているのが見えた。 >今度の再登場はいつでしょう… もうすぐに。 > >>「…くそったれ」 >>リノアンは、黒い水たまりに腰を浸しながら、小声で悪態を付いた。 >機嫌最悪ですねー。当たり前なのでしょうけど。 まぁ、当然といえるでしょう。 > >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >>タイトルは聖書の一説です。知ってるひとが多いと思うので訳はナイショ。 >>どうしても知りたい方は琥珀にこっそり訊いてください(笑) >こっそり訊きます。 >教えてください。琥珀の姉貴ぃ…! うーむ。 多分、聞いたことはあるかと。 『悔い改めよ、天国は近付いた』 >>私、小説を書く時にはがんがん音楽鳴らすタイプなんですが、皆様はいかがでしょう。 >わたしは音楽じたいを聞かない人間ですからねー。 >代わりにその話しを書く時の一番書きたいことをつぶやいてたり(←怪しい人) あぁ、そういうのもたまにありまっさ。 >>『転生論』書く時はポルノグラフィティの『Mugen』、レンオルの時は同じくポルノの『サウダージ』。 >テーマ曲ですか? テーマと言うより… 聞いてたら落ち着く? >>神魔の時は…うーん… >>色んな音楽めちゃくちゃに鳴らしまくってました。 >>またまたポルノの、『メリッサ』『アゲハ蝶』が多かったですかね。 >>上に挙げた四曲はもう凄い名曲なので、是非聴いてほしいところです。 >そうですかー…。 そうなんです! >>…で… >>このハナシは何のBGMと共に書いたかというと。 >>B’zで『Liar!Liar!』(笑) >…今このレスを書いてるわたしのバックには… >教育テレビの『おじゃる丸』(笑) 最近見てないです(笑) 昔見てたんですけどね。 ある出来事をキッカケにすげぇ嫌いになりまして(苦笑) それでは! |
16263 | 和訳がさっぱりわかりません。 | 夜宵吹雪 E-mail | 2004/4/9 22:01:40 |
記事番号16261へのコメント 吹雪:イッちゃてるアークロンドくんの魅力にレスをします(おひ) ところで・・・質問なんですが。 琥珀さんちのノースト君はミニスカ生足派ですか?ロンスカストッキング派ですか?教えてください。 ずしゃっ、びちゃっ!(←何かを斬った音と飛び散った音) ロスト:・・・・さて。今回のレスゲストはアタシ、ロスト(男です BY吹雪)だけど。 吹雪はなぜか体調が悪いらしく、アタシだけでレスしちゃいまーす☆(←血塗れの刀片手に笑顔) 吹雪:鬼か貴様は(脳天から血の滝) ロスト:・・・何で死なないのよ、アンタわ。 吹雪:作者の特権、では行っきまーす!! >「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 >髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 >「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 >リノアンが一歩退く。 吹雪:S様みたいだだ。 ロスト:そーいやあの魔王・・・子供のフィギュア作って頬ずりしてたわね・・・。 吹雪:そんなアナタもステキです。 ロスト:・・・・・・・。それはともかく。アークロンドちゃん、あんた変態みたいよ。 吹雪:みたいではなく、正真正銘の変態ではないでしょーか? >「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 >まぁ、それはそうだろう。 >神族の転生確率はかなり低いのだ。 >増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 吹雪:何か・・・昔、教材であったな。進研ゼミの。 ロスト:? 吹雪:あれだ、墨とか変なもんとか入れて、不純物を取るろ過器。 ロスト:料理みたいね。まずそうだけど(失礼) >「…つまり… > “イヴ”、っていうのは…」 >「ライアの欠片の保管庫」 >アークロンドがあっさり言う。 >「『ライア』が混ざった、人、竜、エルフ、人間。 > …などの心や魂から、ライアの欠片だけを抽出する。 > その作業を続けていけば…やがて、完全な『ライアナ=ルートヴィッヒ』…に、なるだろうね」 吹雪:な、なるほど・・・散らばった不純物だらけの水を集めてろ過すると・・・・。 ロスト:盲目的なオトコノコねー。いや嫌いじゃないけど。 >アークロンドは、何処か悟った様な語り口で話を続けた。 >「一体の神族を復活させる為に、何千体もの生物の犠牲が必要なんだ。 > …眉顰めないでよ、魔族にそんな問題視される覚えは無いよ。 > …そうだね。子供の頃の僕なら躊躇っただろうけどね」 >アークロンドは、笑っているのか泣きそうなのか…暗闇の中では判別が付けにくかった。 >「今ならはっきり解る。 > 僕は彼女に逢いたいんだ、何をしてでも」 吹雪:私だったらこう言うかな。笑顔で死ね♪って。 ロスト:何故? 吹雪:人を蘇らせんのには別の人間の命が必要ってのが私の持論。だから蘇らせたかったら、テメエが死ねよって思うんだよ。 ロスト:ふんふん。 吹雪:ぶっちゃけ。会いたきゃ混沌に沈めってカンジかな。嫌いなんだよねー、大きすぎる犠牲で成り立つ命って。 ンなもんが存在するなら私、そんな世界壊すよ。いらないから。 ロスト:珍しくマトモに語ってるわねー、録画しときましょ。 吹雪:懐からビデオを取り出すな。 >赤の竜神が、それを自らきっちり証明してしまっている。 >『世界』すら守れれば、その上に存在する者はどうでもいい…と。 吹雪:だったら私は神様なんて欲しくないなぁ。 ロスト:あら、何で? 吹雪:神様ってのは世界を守るんじゃなくて、傍観者として見守って欲しいのだよ。ガン○ムであったろ? 神が存在するならどうか決着は人の手で・・・って。 ロスト:また古いネタを・・・アナタいくつよ? 吹雪:私の友人はど根性カ○ルの歌を歌えますが。ヤマ○も(笑) >「いいはず無いよ。 > 一般的に考えて、赦される筈無いでしょう? > 趣味は流血観賞〜、みたいな神の魂と、何千体もの生物の魂が、等価だって思うかい?」 >二人は、思わず顔を見合わせた。 >意外とマトモな反応が返ってきたからである。 >てっきりとっくに脳内ぷち切れて、理屈にならない理屈を並べてくるのだと思っていたのだが。 >「…其れが、普通の感情かも知れない。 > …でもね…僕にとっては等価だったりするんだな、コレが」 >はぁぁ、と溜息を付くアークロンド。 吹雪:あ、何かルークを思い出した。 ロスト:ルークの方がカワイげがあるけど。 吹雪:そ、そうかな? >「等価どころじゃない。 > 彼女の為なら、彼女に逢えるというのなら…僕は、竜王だって儀式の魔法陣に追いやってみせるよ」 >アハハッ、と冗談ぽく笑う彼。 >しかし、それが冗談でないことは明らかだった。 >既に、幼馴染みへの淡い恋心、なんて段階をとっくに超えていた。 >逢えない…既に滅んだ存在に、何故此処まで思いを募らせることができるのか…逆に凄い。 >ヘタに口出しできない雰囲気。 吹雪:脳みそが吹っ飛んだんじゃないでしょうか。このお方。 ロスト:てゆーか。壊れてんのよ。しかもしつこい。イヤねぇ、顔はいいのに。 吹雪:いや、顔は関係ないし。しっかし逆に彼女は誰の手の届かないところへ旅立ったと解釈できないのかしら。 ロスト:・・・・あらゆる意味で無理でしょ。 >だが… >「…コイツ、バカだわ」 >リノアンが、それをあっさり打ち砕いた。 >「アンタは二の次。 > “イヴ”をまず破壊させて貰うわ。 > 本体の位置は知らないけど、街ごとブッ飛ばせばノープロブレムよねっ!」 >「プロブレムありまくりに決まってるでしょうが」 >アークロンドが、至極もっともな突っ込みを返す。 吹雪:人間代表として言います!許可します! ロスト:いつ代表になったのよ。しかも許可してどーすんの!! 吹雪:だってぇ・・・・・。 >「これが、ここの…中央都市“イヴ”の本体だ」 >「小さッ!?」 >リノアンが驚きの声を上げる。 >「…ちょっと…!各都市に設置されてた、あのプレートは何だったんですか!?」 >ゼロスも声を上げる。 >乳白色のプレートは、一メートル四方はあったはずだ。 >何処か別の場所にこっそり設置されているものと思っていたのだが… >「コンピューターって言うのは、本当に大事な部分っていうのはこれくらいしか無いんですよ。 > それに色々な機能を付けていくと、あのプレートくらいの大きさになっちゃいますが」 >ゼロスの言葉に、丁寧に答える彼。 吹雪:わかるな、その気持ち。携帯電話を始めて見たときは驚いたもんなぁ。 ロスト:無駄なもんを省きすぎると逆にヤバイこともあんのよね。 吹雪:ふふふふふ・・・・(←ゲームのメモリーカードをなくした事がある) >「現状が解らず、混乱はしてるみたいだけど…」 > >ちゅっ、ちゅっ。 > >小さな音が、何故か響く。 >光にしか過ぎないそれ。 >だが、美しい二人の戯れる姿は、何処か幻想的で、そして官能的だった。 吹雪:悪寒が立ちました。 ロスト:・・・・・ちょっと立ちくらみが。 吹雪:をを。ロストにまでダメージを与えるとは。アークロンド、色んな意味で恐るべし。 >「…あー」 >ようやく我に返るリノアン。 >ぽりぽり後頭部を掻く。 >「…アンタ、マトモなんだか歪んでんだか解んなくなってきたわ」 吹雪:歪んでると思います。 ロスト:吹雪。アンタ、美少年は好きだけど、こーゆーのはどうよ? 吹雪:えー、ノースト君のほうがまだ好みですよ。 >「あ。 > あと、お姉サンには絶対ナイショですよ。 > 絶対あのひと、怒りますから」 >「…う…う〜ん…」 >ここまでやっといて、怒るなと言う方が無理な気がする。 >あんな冷たい金属の中に妹が閉じこめられている…と知れば、フィアナのことである。 >それはもう滅茶苦茶に怒りまくるであろう。 吹雪:とりあえず・・・おしりペンペンしてやってください。 ロスト:うわ、それは屈辱ね・・・・・・。 >「…それより」 >アークロンドが、困った様な顔をする。 >「解ったら、さっさと出て行ってよ。 > 僕がこの大陸をどれだけ利用しようと、人がどれだけ死のうと、君たちには関係無いだろう」 吹雪:・・・・思うんだが。 ロスト:何? 吹雪:神にとって人間って何だろ?都合のいい道具?救いようのない愚かな生き物? ロスト:アタシに聞かれても・・・・。 吹雪:いや、聞かずにおれんかったんで。 >「…確かにね〜」 >ノーストは、ふぅ、と息を付いた。 >「私達には、何の得もありませんよね〜」 >「でしょ!?」 >「け・ど」 >ノーストが、アークロンドに、ぴしっと指を突き付けた。 >「貴方に得があるというのが許せないだけだ。恨むな」 >「なっ…そんな理屈って…」 >「無茶な理屈はお互い様ですよ」 >ゼロスが、相変わらずのにこにこ笑顔で言う。 吹雪:私の場合でしたら・・・・。アークロンドが世界を征服しようと、宇宙人と交信しようと構いませんが・・・・・。 ロスト:・・・・構いませんが? 吹雪:利用されるのが一番気に食わないっ!!ちくしょう!その自慢のイヴに十円傷つけちゃうぞ!! ロスト:・・・・せこ。しかも規模小さッ。 >「ま、そういう連中の集まりなんで。そこんとこよろしくv」 >リノアンが、にこぉと笑う。 >「ここんとこ神族にはヤラれっぱなしだもんね〜。それに加えてこの大陸のこの状況。 > いい加減ストレス溜まってんのよv」 >アークロンドは、素直に嫌そうな顔をした、 >それはそうだ。 >彼の目的は、魔族と一戦やらかすことではない。 >ライアナの精神を、この現世に定着させる為のスペース、そして環境が欲しかっただけなのだ。 >三人を滅ぼしても、彼の乾きが潤されることはないし、万が一“イヴ”を壊される様なことでもあれば大損。 >また混沌経由で欠片が戻ってくるのを待たなくてはならない。 吹雪:リノアンさん。大陸蒸発させてもいいです。沈めてください(笑顔) ロスト:・・・あんた。アークロンドちゃん嫌いでしょ? 吹雪:はははは。やだなぁ、セニョリータ。嫌いじゃなくて大嫌いに傾きつつあるよ。 ロスト:・・・アンタ、本気で利用されんのキライだもんね。 吹雪:そーゆーことです。つーわけで沈めて埋めて干物にしたってください、アネさん!!(←リノアンのことらしい) >空間がシェイクされる。 >「そー言えば此処って、アークロンドの結界の中だったぁ!」 >「皆様お達者で〜♪」 >アークロンドがひらひら笑顔でハンカチを振っているのが見えた。 吹雪:ああ!脳みそシェイクされて脳内にある生乳が分離してヨーグルトに・・・!! ロスト:違うでしょ(しゅびっ(←光速のつっこみ)) >タイトルは聖書の一説です。知ってるひとが多いと思うので訳はナイショ。 >どうしても知りたい方は琥珀にこっそり訊いてください(笑) 吹雪:堂々と聞きます(待て)教えてください英語の成績は地を這う如くな私ですから。 ロスト:・・・・・・・・・・・・。 >私、小説を書く時にはがんがん音楽鳴らすタイプなんですが、皆様はいかがでしょう。 ロスト:かけまくってるわね。 吹雪:うい。前はそうでもなかったが最近はかけてないと落ち着かない。 >『転生論』書く時はポルノグラフィティの『Mugen』、レンオルの時は同じくポルノの『サウダージ』。 >このグループ、グループ名は怪しいですが、歌詞が素晴らしいんです。大ファンですvv 吹雪:あ、ポルノグラフティはアルバム全部持ってますー!大ファンです。 ロスト:ちなみに、ポルノグラフティの故郷に行って来ましたのよ、この小娘の吹雪。 吹雪:誰が小娘だ。いや否定できんが。とりあえず・・・・もうそろそろアルバムが出て欲しいですね・・・・。 >神魔の時は…うーん… >色んな音楽めちゃくちゃに鳴らしまくってました。 >またまたポルノの、『メリッサ』『アゲハ蝶』が多かったですかね。 >上に挙げた四曲はもう凄い名曲なので、是非聴いてほしいところです。 吹雪:メリッサは某アニメのオープニングで。アゲハ蝶は歌詞見なくても歌えますね。 ロスト:Century Loversとカルマの坂とヴィンテージがオススメねー。 >…で… >このハナシは何のBGMと共に書いたかというと。 >B’zで『Liar!Liar!』(笑) 吹雪:私は・・・渦です。B’zもいいですねー。ロードオブメジャーも好きです。 ロスト:語りになってるわよ。 吹雪:をを。・・・では、ちょっぴり語ってしまいましたが。また機会があればお会いしましょう。 ロスト:ちゃお☆ |
16266 | 『悔い改めよ 天国は近付いた』 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/10 21:26:47 |
記事番号16263へのコメント > >吹雪:イッちゃてるアークロンドくんの魅力にレスをします(おひ) > ところで・・・質問なんですが。 > 琥珀さんちのノースト君はミニスカ生足派ですか?ロンスカストッキング派ですか?教えてください。 >ずしゃっ、びちゃっ!(←何かを斬った音と飛び散った音) >ロスト:・・・・さて。今回のレスゲストはアタシ、ロスト(男です BY吹雪)だけど。 > 吹雪はなぜか体調が悪いらしく、アタシだけでレスしちゃいまーす☆(←血塗れの刀片手に笑顔) >吹雪:鬼か貴様は(脳天から血の滝) >ロスト:・・・何で死なないのよ、アンタわ。 >吹雪:作者の特権、では行っきまーす!! > おおっ、のっけからテンション高いですね〜(笑) ウチのノーストは、 『可愛くて似合ってればなんでも良しv』 …だそうです。 >>「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 >>髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 >>「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 >>リノアンが一歩退く。 > >吹雪:S様みたいだだ。 >ロスト:そーいやあの魔王・・・子供のフィギュア作って頬ずりしてたわね・・・。 >吹雪:そんなアナタもステキです。 >ロスト:・・・・・・・。それはともかく。アークロンドちゃん、あんた変態みたいよ。 >吹雪:みたいではなく、正真正銘の変態ではないでしょーか? > …うーん… 変態と呼ぶには余りに純粋すぎるかと。 行為はともかく気持ちは純粋ですからね(遠い目) >>「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 >>まぁ、それはそうだろう。 >>神族の転生確率はかなり低いのだ。 >>増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 > >吹雪:何か・・・昔、教材であったな。進研ゼミの。 >ロスト:? >吹雪:あれだ、墨とか変なもんとか入れて、不純物を取るろ過器。 >ロスト:料理みたいね。まずそうだけど(失礼) …あったなぁ。そんなの。(遠い目) > なんというか、すげぇ物語の核心を突いたレスで(汗) ネタバレの危険性がある為すみません、以下本文レスできません(苦笑) 和訳は、タイトルで言っている通り。 この物語に関しての意味は、ご自由に考えてください。 …しかしアークロンド、一気に人気落ちたなぁ(苦笑) まぁ、大体予想はしてたけど(苦笑) 神魔の時とほぼ別人。そうしようと思ってやったこととは言え少々切ない。 次回も読んでくださると嬉しいです。 それでは。短くてすみません…。 |
16264 | 一生懸命訳してみました!(多分間違ってるけど) | 凰月 麗 | 2004/4/9 23:50:05 |
記事番号16261へのコメント こんにちわ〜。アキラで〜す。 あぁ。毎日鼻がイタイ……。 アレルギーはツライです〜。 ティッシュがいくつあっても足りやしねェ。 誰か私にティッシュを恵んでくだされ〜〜!!(切実) そんなこんなで感想を。 >「!」 >“イヴ”の周りに、幾つもの、色とりどりの小さな光が現れる。 >それが、“イヴ”に吸い込まれる様にして消える。 >みるみる内に色づいていく“イヴ”の身体。 >白い髪は、輝く金色に。瞳には、淡い光が。 >きゅ、と蒼いリボンが彼女の髪を纏める。 >「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 さぞ美しくなっていたでしょうねぇ……。(遠い目) >髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 >「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 >リノアンが一歩退く。 確かに、なんか超えましたねぇ〜。 >「やっと定着しかけたのを、人間さんたちが邪魔するから…」 どのように? >「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 >まぁ、それはそうだろう。 >神族の転生確率はかなり低いのだ。 >増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 一瞬、完全体と聞いて、デ○モンやらロボットアニメやらを思い浮かべてみたり。 >「…つまり… > “イヴ”、っていうのは…」 >「ライアの欠片の保管庫」 なんと! >「『ライア』が混ざった、人、竜、エルフ、人間。 人も人間も同じだと思うんだが……。(ツッコミどころが違う) >「今ならはっきり解る。 > 僕は彼女に逢いたいんだ、何をしてでも」 >「…其れが、普通の感情かも知れない。 > …でもね…僕にとっては等価だったりするんだな、コレが」 >「等価どころじゃない。 > 彼女の為なら、彼女に逢えるというのなら…僕は、竜王だって儀式の魔法陣に追いやってみせるよ」 なんとなく、わかる気がします。 …………アー君…………。 >「いいはず無いよ。 > 一般的に考えて、赦される筈無いでしょう? > 趣味は流血観賞〜、みたいな神の魂と、何千体もの生物の魂が、等価だって思うかい?」 >二人は、思わず顔を見合わせた。 >意外とマトモな反応が返ってきたからである。 >てっきりとっくに脳内ぷち切れて、理屈にならない理屈を並べてくるのだと思っていたのだが。 同じく、ビックリです。 >「アンタは二の次。 > “イヴ”をまず破壊させて貰うわ。 > 本体の位置は知らないけど、街ごとブッ飛ばせばノープロブレムよねっ!」 >「プロブレムありまくりに決まってるでしょうが」 >アークロンドが、至極もっともな突っ込みを返す。 スレイヤーズ的にはこれもあり?(笑) >言い…アークロンドは、静かに何度も何度も、彼女の表面に見える部分にキスを落とす。 >「現状が解らず、混乱はしてるみたいだけど…」 > >ちゅっ、ちゅっ。 > >小さな音が、何故か響く。 >光にしか過ぎないそれ。 >だが、美しい二人の戯れる姿は、何処か幻想的で、そして官能的だった。 なんとなく、切なげな感じが……。 でもごめん。一瞬引いた。 >「解ったら、さっさと出て行ってよ。 > 僕がこの大陸をどれだけ利用しようと、人がどれだけ死のうと、君たちには関係無いだろう」 >「…確かにね〜」 >ノーストは、ふぅ、と息を付いた。 >「私達には、何の得もありませんよね〜」 >「でしょ!?」 >「け・ど」 >ノーストが、アークロンドに、ぴしっと指を突き付けた。 >「貴方に得があるというのが許せないだけだ。恨むな」 >「なっ…そんな理屈って…」 >「無茶な理屈はお互い様ですよ」 世の中って、そんなもん♪ >ライアナの精神を、この現世に定着させる為のスペース、そして環境が欲しかっただけなのだ。 >三人を滅ぼしても、彼の乾きが潤されることはないし、万が一“イヴ”を壊される様なことでもあれば大損。 >また混沌経由で欠片が戻ってくるのを待たなくてはならない。 ふと、思う。 魔族同様、ライアもL様が転身させてくれないかなぁ……?(ムリだろう) >空間がシェイクされる。 >「そー言えば此処って、アークロンドの結界の中だったぁ!」 同じく、忘れてたぁ!(能力にも陰の薄さが…/笑) >「皆様お達者で〜♪」 >アークロンドがひらひら笑顔でハンカチを振っているのが見えた。 もちろん、薄いレースのハンカチ?(笑) >Repent,for the kingdom of heaven is at hand. えっと、『悔やみなさい。神の国に近づくことを』? あれ? なんか違う。 う〜みゅ。 >タイトルは聖書の一説です。知ってるひとが多いと思うので訳はナイショ。 慌てて、家にある聖書を見てみましたが、あまりの分厚さに挫折。 とーちゃんに聞けばわかるかもしれんが。 もう寝てるし。 >どうしても知りたい方は琥珀にこっそり訊いてください(笑) では、訊きます。こっそりと。 答え合わせ、お願いします! 自慢じゃないですが、英語、模試(200点満点)で50点以上とったこと無い……。(ダメじゃん!受験生) >私、小説を書く時にはがんがん音楽鳴らすタイプなんですが、皆様はいかがでしょう。 鳴らしません。ってゆーか、音楽自体気が向かないとかけません。 なんでだろ? ポルノの『メリッサ』は知ってますよ〜。(サウダージもアゲハ蝶も名前だけなら知ってますが) 某アニメ、毎回見てます。(笑) >このハナシは何のBGMと共に書いたかというと。 >B’zで『Liar!Liar!』(笑) ごめんなさい。知りません。(涙) いや、歌を聴けば知ってるかもしれませんが。 基本的に、アニソンしか知りませんから……。(やべェぞ、それ) さぁ〜。次回はどうなるんでしょう? ドッキッド〜キ、わっくわ〜く♪ して待っています! それではまた。 |
16267 | 直訳的には当たってるかと… | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/10 21:47:08 |
記事番号16264へのコメント > >こんにちわ〜。アキラで〜す。 >あぁ。毎日鼻がイタイ……。 >アレルギーはツライです〜。 >ティッシュがいくつあっても足りやしねェ。 うわぁ(汗) アレルギーじゃなくてよかったです、私。本当に。 >誰か私にティッシュを恵んでくだされ〜〜!!(切実) ポケットティッシュでよければ(いそいそ) > >そんなこんなで感想を。 > そんなこんなで返レスを。 >>「きっと、あの子が成長したら、こんな風になってたよ…」 >さぞ美しくなっていたでしょうねぇ……。(遠い目) でしょうねぇ(遠い目) 見ること叶いませんでしたが(遠い目) >>髪にキス…する様なポーズを取るアークロンド。 >>「…なんか…一線超えたわね…アンタ…」 >>リノアンが一歩退く。 >確かに、なんか超えましたねぇ〜。 色々と… 超えてよかったものも超えてはいけないものも超えた気がします。 …うあっ、そう言えば貴方から頂いたキャラだったのにいつの間にやらこんなことに!(汗) > >>「やっと定着しかけたのを、人間さんたちが邪魔するから…」 >どのように? まぁ、色々と(遠い目) > >>「ライアは、結局…完全体では転生しなかったんですよ」 >>まぁ、それはそうだろう。 >>神族の転生確率はかなり低いのだ。 >>増してや完全体ともなればどれほど難しいことか。 >一瞬、完全体と聞いて、デ○モンやらロボットアニメやらを思い浮かべてみたり。 わからんわからん(汗) >>「…つまり… >> “イヴ”、っていうのは…」 >>「ライアの欠片の保管庫」 >なんと! そういうこと! >>「『ライア』が混ざった、人、竜、エルフ、人間。 >人も人間も同じだと思うんだが……。(ツッコミどころが違う) あー… 微妙に違うんですが… …まぁいいや。それは後に。 > >>「今ならはっきり解る。 >> 僕は彼女に逢いたいんだ、何をしてでも」 >>「…其れが、普通の感情かも知れない。 >> …でもね…僕にとっては等価だったりするんだな、コレが」 >>「等価どころじゃない。 >> 彼女の為なら、彼女に逢えるというのなら…僕は、竜王だって儀式の魔法陣に追いやってみせるよ」 >なんとなく、わかる気がします。 >…………アー君…………。 純なのか、不純なのか。 未だによく解らない。 > >>「いいはず無いよ。 >> 一般的に考えて、赦される筈無いでしょう? >> 趣味は流血観賞〜、みたいな神の魂と、何千体もの生物の魂が、等価だって思うかい?」 >>二人は、思わず顔を見合わせた。 >>意外とマトモな反応が返ってきたからである。 >>てっきりとっくに脳内ぷち切れて、理屈にならない理屈を並べてくるのだと思っていたのだが。 >同じく、ビックリです。 わーいv びっくりしてもらったぁ(ヲイ) >>「アンタは二の次。 >> “イヴ”をまず破壊させて貰うわ。 >> 本体の位置は知らないけど、街ごとブッ飛ばせばノープロブレムよねっ!」 >>「プロブレムありまくりに決まってるでしょうが」 >>アークロンドが、至極もっともな突っ込みを返す。 >スレイヤーズ的にはこれもあり?(笑) うむ、恐らくは(汗) > >>言い…アークロンドは、静かに何度も何度も、彼女の表面に見える部分にキスを落とす。 >>「現状が解らず、混乱はしてるみたいだけど…」 >> >>ちゅっ、ちゅっ。 >> >>小さな音が、何故か響く。 >>光にしか過ぎないそれ。 >>だが、美しい二人の戯れる姿は、何処か幻想的で、そして官能的だった。 >なんとなく、切なげな感じが……。 >でもごめん。一瞬引いた。 私も書いてて引いた(笑) >>「貴方に得があるというのが許せないだけだ。恨むな」 >>「なっ…そんな理屈って…」 >>「無茶な理屈はお互い様ですよ」 >世の中って、そんなもん♪ 特にこいつらにとっての世の中は。 > >>ライアナの精神を、この現世に定着させる為のスペース、そして環境が欲しかっただけなのだ。 >>三人を滅ぼしても、彼の乾きが潤されることはないし、万が一“イヴ”を壊される様なことでもあれば大損。 >>また混沌経由で欠片が戻ってくるのを待たなくてはならない。 >ふと、思う。 >魔族同様、ライアもL様が転身させてくれないかなぁ……?(ムリだろう) 無理でしょう…あの方は!(汗) > >>空間がシェイクされる。 >>「そー言えば此処って、アークロンドの結界の中だったぁ!」 >同じく、忘れてたぁ!(能力にも陰の薄さが…/笑) ああ、なんだか切ない(汗) >>「皆様お達者で〜♪」 >>アークロンドがひらひら笑顔でハンカチを振っているのが見えた。 >もちろん、薄いレースのハンカチ?(笑) ついでにピンク色でお願いします(ヲイ) > >>Repent,for the kingdom of heaven is at hand. >えっと、『悔やみなさい。神の国に近づくことを』? >あれ? なんか違う。 >う〜みゅ。 正解は上のレスのタイトルで〜。 >>タイトルは聖書の一説です。知ってるひとが多いと思うので訳はナイショ。 >慌てて、家にある聖書を見てみましたが、あまりの分厚さに挫折。 >とーちゃんに聞けばわかるかもしれんが。 もう寝てるし。 あはは(汗) 私も一度見失ってめちゃくちゃ苦労しました(笑) >>どうしても知りたい方は琥珀にこっそり訊いてください(笑) >では、訊きます。こっそりと。 >答え合わせ、お願いします! 直訳は合ってますよ。 自信持ちましょう。 >自慢じゃないですが、英語、模試(200点満点)で50点以上とったこと無い……。(ダメじゃん!受験生) いやいや(汗) 今から頑張れば、なんとか…なりますよ。きっと。 >>私、小説を書く時にはがんがん音楽鳴らすタイプなんですが、皆様はいかがでしょう。 >鳴らしません。ってゆーか、音楽自体気が向かないとかけません。 >なんでだろ? ま、個人差があるです。 > >ポルノの『メリッサ』は知ってますよ〜。(サウダージもアゲハ蝶も名前だけなら知ってますが) >某アニメ、毎回見てます。(笑) 私も見てます(笑) エド…マイラブ。 > >>このハナシは何のBGMと共に書いたかというと。 >>B’zで『Liar!Liar!』(笑) >ごめんなさい。知りません。(涙) いや、歌を聴けば知ってるかもしれませんが。 ヒマと財力に余裕があれば聞いてみましょう(笑) イタい歌です、色んな意味で(苦笑) >基本的に、アニソンしか知りませんから……。(やべェぞ、それ) > > >さぁ〜。次回はどうなるんでしょう? >ドッキッド〜キ、わっくわ〜く♪ して待っています! >それではまた。 ありがとうございます♪ 楽しみにして頂ければ幸せです、すごく。 それでは… |
16278 | 第十四夜:神聖喜劇 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/17 21:37:47 |
記事番号16154へのコメント 「辛いことです、サンタマリア」 アークロンドは、月を見上げ、昔読んだ物語の一節を呟いた。 黒く汚れた月の光は、かすかにそこにあるのが解る程度に過ぎない。 道標としても、狂気を呼び覚ます存在としても、役立ちそうになかった。 生温い、どろりとした空気の動きが枯れた草をわずかに動かす。 アークロンドは、枯れ草を踏みつけ立ち上がった。 感傷に耽る時間も理由もない。 もう後戻りは出来ないのだから。 石を穿つ雫の如く。 山を削る風の如く。 僕の想いのひとつひとつ、犯す罪のひとつひとつが、貴女の姿を削り出す――… 「――さて、何処に行こう」 アークロンドは、ふぅ、と溜息を付いた。 壊れた器の欠片を集め、溶かして再び形作る。 どんなに元の形に近づけることが出来ても、元の器が復活した訳では無い。 壊れた魂の欠片を集め、再び融合させる。 …どんなに故人に似通っていても、それは同一の記憶を持つ『他人』に過ぎない… …それでも、その『記憶』が、一部の者にとってどれ程大切か… 頭で解っていても、感情が付いていかない場合もあるのだ。 ばたばたばたっ! 廊下を、けたたましい足音が走ってくる。 足音は一同の部屋の前で急停止し、派手な音を立てて扉を開いた。 「なんですか、騒がしい」 ゼロスが溜息を付く。 足音の主…リノアンは、答えずにずかずか部屋の中に入る。 ベッドのシーツを掴み、力一杯引く。 上で、安らかに眠っていたノーストがごろごろ転がってベッドから落ちた。 「…いたひ」 「さっさと起きて!荷物まとめて! 港に船着いてんのよ!チェリンカに行くの!」 『ええっ!?』 リノアンの言葉に、思わず声をハモらせる二人。 「ちょっ…どういうことですか!?」 「もしかして、交替命令!?」 「惜しいわね」 リノアンは溜息を付き、鞄を肩に掛け、杖を手にした。 「全都市の“イヴ”が、全部一気に誤作動開始。 全市民に避難勧告発令。 ―――――――――終わりだわ、この大陸」 「!」 二人の表情が、マトモに凍った。 「チェリンカが一時的に移民の受け入れを開始した。 私達もそっちに移るの」 「…………」 呆気にとられる二人。 「…『誤』作動?」 「…『誤』作動よ」 リノアンが溜息を付いた。 『まぁ、それはそれは大変ですのね』 時間が無いので、走りながらの連絡。 映像の向こうで、ダルフィンが頬に手を当て、間延びした声で言った。 『解りました。 チェリンカへの移動、許可します』 「はいはい」 走りながら返事するリノアン。 『ガイア達には、こちらから港で待つ様に指示しておきます』 「ありがとうございます」 ゼロスがぺこりと頭を下げる。 「港ってどっちだっけ!?」 「え、えーと…多分こっちだったと!」 「ああっ、海王様、忙しいのでそれじゃまた連絡します!」 ぷちん、と回線を切る。 「あーもう、余計な話してたら遅れちゃったー! 船乗れなかったらどーしてくれるのよー!?」 「ヒトの所為にすんなよ…」 あの後一同はなんだかんだと話し合ってしまったのである。 お陰で、出発の時間に間に合わないかもしれない…という瀬戸際であった。 「ああっ、ヤバいっ、板外されかけてるッ!」 「待ってー、乗ります、乗りますー!」 先は長そうである。 言い訳あんど言い逃れ。 ああ…今回も異様に短い… 高校二年生は忙しいのですよー、色々とー。 決して牧場物語にハマっていたからとかそういう理由では無いのです。ええ決して。 次回は…うーむ… 取り敢えずもう少し長くします(苦笑) 幕。 |
16279 | Re:第十四夜:神聖喜劇 | 青月 かなた | 2004/4/17 23:07:44 |
記事番号16278へのコメント こんばんは、青月です。 レスさせていただきます。 >「辛いことです、サンタマリア」 >アークロンドは、月を見上げ、昔読んだ物語の一節を呟いた。 サンタマリア=聖母マリアですよね。 …神様が神様に語りかけてる。 >黒く汚れた月の光は、かすかにそこにあるのが解る程度に過ぎない。 >道標としても、狂気を呼び覚ます存在としても、役立ちそうになかった。 >生温い、どろりとした空気の動きが枯れた草をわずかに動かす。 環境最悪。 >アークロンドは、枯れ草を踏みつけ立ち上がった。 >感傷に耽る時間も理由もない。 >もう後戻りは出来ないのだから。 …例え狂っちゃてもロンドさん好きですよ。 というか愛ゆえに狂ったキャラは好きですねぇ…わたしは。 > >石を穿つ雫の如く。 >山を削る風の如く。 徐々に…しかし、永き時をかければ、形が…? > >僕の想いのひとつひとつ、犯す罪のひとつひとつが、貴女の姿を削り出す――… 悲しい愛のカタチが、愛しいものを創り出す… >「――さて、何処に行こう」 >アークロンドは、ふぅ、と溜息を付いた。 とても疲れた感じ… …彼の心が癒されるのは…想いの人に逢うことのみなんですか? > >壊れた器の欠片を集め、溶かして再び形作る。 >どんなに元の形に近づけることが出来ても、元の器が復活した訳では無い。 >壊れた魂の欠片を集め、再び融合させる。 >…どんなに故人に似通っていても、それは同一の記憶を持つ『他人』に過ぎない… 所詮お人形さんなんですね。 …本当に、完璧に逢うことなどきっと叶わない。 >…それでも、その『記憶』が、一部の者にとってどれ程大切か… …けどそれは世迷いごと。 逢いたいならば、逝くしかない。 ………という漫画が愛読書な青月。 それでもロンドさんには生きて欲しいですっ…!! >頭で解っていても、感情が付いていかない場合もあるのだ。 悲しい…悲しすぎるっ! 魔族も幸せになれないらしいですけど、 これじゃあ神族も幸せになれないじゃないですかぁ…! > >廊下を、けたたましい足音が走ってくる。 >足音は一同の部屋の前で急停止し、派手な音を立てて扉を開いた。 場面ががらりと… というかなにごとっ? >足音の主…リノアンは、答えずにずかずか部屋の中に入る。 >ベッドのシーツを掴み、力一杯引く。 >上で、安らかに眠っていたノーストがごろごろ転がってベッドから落ちた。 >「…いたひ」 ノースト氏に不幸オーラが見える…? >「さっさと起きて!荷物まとめて! > 港に船着いてんのよ!チェリンカに行くの!」 >『ええっ!?』 >リノアンの言葉に、思わず声をハモらせる二人。 そんないきなりですね。 >「ちょっ…どういうことですか!?」 >「もしかして、交替命令!?」 慌ててますね☆ >「惜しいわね」 >「全都市の“イヴ”が、全部一気に誤作動開始。 > 全市民に避難勧告発令。 > ―――――――――終わりだわ、この大陸」 >「!」 >二人の表情が、マトモに凍った。 うわあ…!魔族が滅び蒔かなくとも他の方が蒔いてますねー >「チェリンカが一時的に移民の受け入れを開始した。 > 私達もそっちに移るの」 桜島を思い出す(オイ) >呆気にとられる二人。 >「…『誤』作動?」 >「…『誤』作動よ」 >リノアンが溜息を付いた。 誤、……まかし作動? > >『まぁ、それはそれは大変ですのね』 >時間が無いので、走りながらの連絡。 >映像の向こうで、ダルフィンが頬に手を当て、間延びした声で言った。 ちっとも大変そうじゃない口調です。流石海王様… >『解りました。 > チェリンカへの移動、許可します』 >『ガイア達には、こちらから港で待つ様に指示しておきます』 >「ありがとうございます」 >ゼロスがぺこりと頭を下げる。 こんなことことも許可貰わなきゃ駄目なんですねぇ… >「あーもう、余計な話してたら遅れちゃったー! > 船乗れなかったらどーしてくれるのよー!?」 >「ヒトの所為にすんなよ…」 じゃあ誰のせいにすればいいんですかー(笑) >あの後一同はなんだかんだと話し合ってしまったのである。 >お陰で、出発の時間に間に合わないかもしれない…という瀬戸際であった。 大変ですねぇ。(他人ごと口調) >「ああっ、ヤバいっ、板外されかけてるッ!」 >「待ってー、乗ります、乗りますー!」 この場合は…飛ぶんでしょうね。 > >先は長そうである。 長い目で見つめ続けています。 > >言い訳あんど言い逃れ。 > >ああ…今回も異様に短い… 楽しませていただきましたよ♪ >高校二年生は忙しいのですよー、色々とー。 大変ですね… 皆様なにかと忙しいんてですよねー。 >決して牧場物語にハマっていたからとかそういう理由では無いのです。ええ決して。 そうですか。 >次回は…うーむ… >取り敢えずもう少し長くします(苦笑) 楽しみにしています。 それでは。 幕。 |
16290 | おひさです。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/22 18:13:33 |
記事番号16279へのコメント >こんばんは、青月です。 >レスさせていただきます。 どうもです、琥珀です。 返しますです。 >>「辛いことです、サンタマリア」 >>アークロンドは、月を見上げ、昔読んだ物語の一節を呟いた。 >サンタマリア=聖母マリアですよね。 >…神様が神様に語りかけてる。 いや、マリアはカミサマでは無いと思われますが(苦笑) >>黒く汚れた月の光は、かすかにそこにあるのが解る程度に過ぎない。 >>道標としても、狂気を呼び覚ます存在としても、役立ちそうになかった。 >>生温い、どろりとした空気の動きが枯れた草をわずかに動かす。 >環境最悪。 もうイキモノの住める環境では御座いません。 >>アークロンドは、枯れ草を踏みつけ立ち上がった。 >>感傷に耽る時間も理由もない。 >>もう後戻りは出来ないのだから。 >…例え狂っちゃてもロンドさん好きですよ。 >というか愛ゆえに狂ったキャラは好きですねぇ…わたしは。 私も嫌いじゃ無いです。 >> >>石を穿つ雫の如く。 >>山を削る風の如く。 >徐々に…しかし、永き時をかければ、形が…? 変わる… かも、しれません。 >> >>僕の想いのひとつひとつ、犯す罪のひとつひとつが、貴女の姿を削り出す――… >悲しい愛のカタチが、愛しいものを創り出す… …と、いいな(ぶち壊し) > >>「――さて、何処に行こう」 >>アークロンドは、ふぅ、と溜息を付いた。 >とても疲れた感じ… >…彼の心が癒されるのは…想いの人に逢うことのみなんですか? でしょうね。 逢えるまでは休めないのでしょう。 >> >>壊れた器の欠片を集め、溶かして再び形作る。 >>どんなに元の形に近づけることが出来ても、元の器が復活した訳では無い。 >>壊れた魂の欠片を集め、再び融合させる。 >>…どんなに故人に似通っていても、それは同一の記憶を持つ『他人』に過ぎない… >所詮お人形さんなんですね。 >…本当に、完璧に逢うことなどきっと叶わない。 それでも、『それににたもの』に、逢いたいのかもしれません。 >>…それでも、その『記憶』が、一部の者にとってどれ程大切か… >…けどそれは世迷いごと。 >逢いたいならば、逝くしかない。 >………という漫画が愛読書な青月。 >それでもロンドさんには生きて欲しいですっ…!! そうですね。 …というか、この方は…(以下ネタバレの為自主規制) >>頭で解っていても、感情が付いていかない場合もあるのだ。 >悲しい…悲しすぎるっ! >魔族も幸せになれないらしいですけど、 >これじゃあ神族も幸せになれないじゃないですかぁ…! かもしれませんねー。 呪縛は大きい。 >> >>廊下を、けたたましい足音が走ってくる。 >>足音は一同の部屋の前で急停止し、派手な音を立てて扉を開いた。 >場面ががらりと… >というかなにごとっ? 魔族陣サイド。 >>足音の主…リノアンは、答えずにずかずか部屋の中に入る。 >>ベッドのシーツを掴み、力一杯引く。 >>上で、安らかに眠っていたノーストがごろごろ転がってベッドから落ちた。 >>「…いたひ」 >ノースト氏に不幸オーラが見える…? 『どつかれるキャラ』なんですね(遠い目) >>「さっさと起きて!荷物まとめて! >> 港に船着いてんのよ!チェリンカに行くの!」 >>『ええっ!?』 >>リノアンの言葉に、思わず声をハモらせる二人。 >そんないきなりですね。 めちゃくちゃ急です。 朝起きたらお母さんが『ケニアに行くよ』と言ったようなもの(どんな例えやの) >>「ちょっ…どういうことですか!?」 >>「もしかして、交替命令!?」 >慌ててますね☆ それはもう。 >>「惜しいわね」 >>「全都市の“イヴ”が、全部一気に誤作動開始。 >> 全市民に避難勧告発令。 >> ―――――――――終わりだわ、この大陸」 >>「!」 >>二人の表情が、マトモに凍った。 >うわあ…!魔族が滅び蒔かなくとも他の方が蒔いてますねー お手軽(違) >>「チェリンカが一時的に移民の受け入れを開始した。 >> 私達もそっちに移るの」 >桜島を思い出す(オイ) そなの?(汗) >>呆気にとられる二人。 >>「…『誤』作動?」 >>「…『誤』作動よ」 >>リノアンが溜息を付いた。 >誤、……まかし作動? あ、それ近い… >> >>『まぁ、それはそれは大変ですのね』 >>時間が無いので、走りながらの連絡。 >>映像の向こうで、ダルフィンが頬に手を当て、間延びした声で言った。 >ちっとも大変そうじゃない口調です。流石海王様… 呑気なのか大物なのか(A、両方) >>『解りました。 >> チェリンカへの移動、許可します』 >>『ガイア達には、こちらから港で待つ様に指示しておきます』 >>「ありがとうございます」 >>ゼロスがぺこりと頭を下げる。 >こんなことことも許可貰わなきゃ駄目なんですねぇ… ま、お役所仕事ですからねぇ…。 >>「あーもう、余計な話してたら遅れちゃったー! >> 船乗れなかったらどーしてくれるのよー!?」 >>「ヒトの所為にすんなよ…」 >じゃあ誰のせいにすればいいんですかー(笑) L様…いや、なんでもないです。 >>あの後一同はなんだかんだと話し合ってしまったのである。 >>お陰で、出発の時間に間に合わないかもしれない…という瀬戸際であった。 >大変ですねぇ。(他人ごと口調) 実際他人事ですし。 >>「ああっ、ヤバいっ、板外されかけてるッ!」 >>「待ってー、乗ります、乗りますー!」 >この場合は…飛ぶんでしょうね。 うう…どーでしょう。 >> >>先は長そうである。 >長い目で見つめ続けています。 ありがとうございます(汗) >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >>ああ…今回も異様に短い… >楽しませていただきましたよ♪ ありがとです。 >>高校二年生は忙しいのですよー、色々とー。 >大変ですね… >皆様なにかと忙しいんてですよねー。 学期の始まりは忙しいです…常に…。 >>決して牧場物語にハマっていたからとかそういう理由では無いのです。ええ決して。 >そうですか。 そうなのです。 >>次回は…うーむ… >>取り敢えずもう少し長くします(苦笑) >楽しみにしています。 >それでは。 ありがとうございます! では! |
16284 | Re:第十四夜:神聖喜劇 | P.n.t. | 2004/4/20 20:13:58 |
記事番号16278へのコメント こんばんは♪P.n.t.です。 レスします☆ >「辛いことです、サンタマリア」 >アークロンドは、月を見上げ、昔読んだ物語の一節を呟いた。 どういう物語を思い出したのでしょうか? >僕の想いのひとつひとつ、犯す罪のひとつひとつが、貴女の姿を削り出す――… 「何千体の生物の魂より大切」、ですか…なんか…自己中ですね。いけないって思っていても、実行しちゃえば結果的に同じですよね。生物の命をどうこうできるのは神サマの特権?フィアナは言うまでもなくても、ライアナはどう思うのでしょうかね。 > > > >壊れた器の欠片を集め、溶かして再び形作る。 >どんなに元の形に近づけることが出来ても、元の器が復活した訳では無い。 >壊れた魂の欠片を集め、再び融合させる。 >…どんなに故人に似通っていても、それは同一の記憶を持つ『他人』に過ぎない… > >…それでも、その『記憶』が、一部の者にとってどれ程大切か… > >頭で解っていても、感情が付いていかない場合もあるのだ。 なんか、本編2巻のハルシフォムとルビアを思い出しました。 > > > > >リノアンは溜息を付き、鞄を肩に掛け、杖を手にした。 >「全都市の“イヴ”が、全部一気に誤作動開始。 > 全市民に避難勧告発令。 > ―――――――――終わりだわ、この大陸」 >「!」 ?アークロンドがなんかやった……? >「…『誤』作動?」 >「…『誤』作動よ」 『誤』作動? >リノアンが溜息を付いた。 > > >『解りました。 > チェリンカへの移動、許可します』 >「はいはい」 >走りながら返事するリノアン。 返事ははい、ですよ、リノアンさん?(笑) >『ガイア達には、こちらから港で待つ様に指示しておきます』 へぇ、ガイアがいる所ですか。ということは、確かシェーラもいましたっけ? >「港ってどっちだっけ!?」 >「え、えーと…多分こっちだったと!」 このグループでの珍道中はもう終りですね。次はどうなる事やら(笑) >「あーもう、余計な話してたら遅れちゃったー! > 船乗れなかったらどーしてくれるのよー!?」 >「ヒトの所為にすんなよ…」 >あの後一同はなんだかんだと話し合ってしまったのである。 今後のことですか? >「ああっ、ヤバいっ、板外されかけてるッ!」 >「待ってー、乗ります、乗りますー!」 > > >先は長そうである。 そうですね…。まだまだ続くよ珍道中?(笑) 今回は話が急展開しましたね☆ あぁ。めまぐるしく、時は無常に過ぎていく…(遠い目)(え? では☆ > > |
16291 | どうもです。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/22 18:23:35 |
記事番号16284へのコメント >こんばんは♪P.n.t.です。 >レスします☆ どうもです! 返します♪ > >>「辛いことです、サンタマリア」 >>アークロンドは、月を見上げ、昔読んだ物語の一節を呟いた。 >どういう物語を思い出したのでしょうか? 宮沢賢治が好きな方なら解ります(ヲイ) > >>僕の想いのひとつひとつ、犯す罪のひとつひとつが、貴女の姿を削り出す――… >「何千体の生物の魂より大切」、ですか…なんか…自己中ですね。いけないって思っていても、実行しちゃえば結果的に同じですよね。生物の命をどうこうできるのは神サマの特権?フィアナは言うまでもなくても、ライアナはどう思うのでしょうかね。 いや…カミサマだからといって、命を奪っていいってもんでも無いでしょう。 難しい問題です。 >> > >> >> >>壊れた器の欠片を集め、溶かして再び形作る。 >>どんなに元の形に近づけることが出来ても、元の器が復活した訳では無い。 >>壊れた魂の欠片を集め、再び融合させる。 >>…どんなに故人に似通っていても、それは同一の記憶を持つ『他人』に過ぎない… >> >>…それでも、その『記憶』が、一部の者にとってどれ程大切か… >> >>頭で解っていても、感情が付いていかない場合もあるのだ。 >なんか、本編2巻のハルシフォムとルビアを思い出しました。 …あー。 その二人、きっぱりすっきり忘れてました。 > > > >>リノアンは溜息を付き、鞄を肩に掛け、杖を手にした。 >>「全都市の“イヴ”が、全部一気に誤作動開始。 >> 全市民に避難勧告発令。 >> ―――――――――終わりだわ、この大陸」 >>「!」 >?アークロンドがなんかやった……? でしょうねー。 > > > >>「…『誤』作動?」 >>「…『誤』作動よ」 >『誤』作動? 誤作動… ということになっているけれど…? >>リノアンが溜息を付いた。 >> >> > > >>『解りました。 >> チェリンカへの移動、許可します』 >>「はいはい」 >>走りながら返事するリノアン。 >返事ははい、ですよ、リノアンさん?(笑) 形ばかりの返事ですから…。 >>『ガイア達には、こちらから港で待つ様に指示しておきます』 >へぇ、ガイアがいる所ですか。ということは、確かシェーラもいましたっけ? いますよ、スクルドも(笑) > >>「港ってどっちだっけ!?」 >>「え、えーと…多分こっちだったと!」 >このグループでの珍道中はもう終りですね。次はどうなる事やら(笑) 次は… 取り敢えず人口密度増える(ヲイ) > >>「あーもう、余計な話してたら遅れちゃったー! >> 船乗れなかったらどーしてくれるのよー!?」 >>「ヒトの所為にすんなよ…」 >>あの後一同はなんだかんだと話し合ってしまったのである。 >今後のことですか? ですね。 他にもまぁ、色々と…。 > >>「ああっ、ヤバいっ、板外されかけてるッ!」 >>「待ってー、乗ります、乗りますー!」 >> >> >>先は長そうである。 >そうですね…。まだまだ続くよ珍道中?(笑) そうですね(汗) まだまだ続きそうです…。 >今回は話が急展開しましたね☆ >あぁ。めまぐるしく、時は無常に過ぎていく…(遠い目)(え? >では☆ レス有り難う御座いました♪ それでは、また何処かでお逢い致しましょうっ! |
16297 | 第十五夜:LUNA | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/22 23:01:14 |
記事番号16154へのコメント Lunatic【形】――――馬鹿げた・馬鹿馬鹿しい・常軌を逸した Lunacy【名】――――精神異常・狂気 『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 いつだったか聞いた、友人の言葉。 三日月は新たな運命を告げ 半月は運命の旅路を照らす 満月はその鏡に世界を映し 闇の月は眠りの中で夢見る 「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 「嫌味!?」 長々とした話を締めくくったガイア。 髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 その後ろで、ゼロスとノーストがはぁはぁ息を付いている。 「…そう言えば昨日満月だったな―――…と思ったから」 「あたしゃ別に狂気に駆られてわざわざ泳いできた訳じゃないのよ!」 「違うの?」 「違うっ!」 髪飾りを外し、ぷるぷる首を振って髪の雫を跳ね飛ばす。 ガイアは、レースのハンカチで自分の顔に付いた水滴を拭い、溜息を付いた。 「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ」 「似た様なもんでしょ」 きろっと上目遣いにガイアを睨む。 「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 「…………」 ガイアは、ぽんっとリノアンの肩に手を置き、 「嘘は良くないわ」 「ぅおいっっ!」 びしっ、と突っ込みを入れるリノアン。 「貴女の気持ちはよく解るわ。 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 「いやそんな今まで見せたこと無いような笑顔で言われても」 「――――――――――ガイアさん」 いつの間にか復活したノーストが、すすっと二人の間に割り込み…薔薇背負いつつ、そっとガイアの手を握った。 「私どもの言っていることがとても信じられることではない…ということは百も承知。 ですが、それこそが紛れもない事実なのです。 ―――――良かったら、詳しい話は二人きりでゆっくりと―――――――」 「二人きりになる必要が何処にあるッ!?」 げしっ! 横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 そして…顔を上げ、にっこり笑い、 「取り敢えず、こんな所で話すのもなんだし、移動しよ。 スクルドも待ってるだろうし」 シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 「そうね。 待たせたらうるさいし」 それに便乗するガイア。 ガイアとシェーラは、スクルドを宿で留守番させ、三人を迎えに来たのだと言う。 一同は取り敢えず、宿に向かって歩みを進めた。 「チェリンカってのは、七つの国家に分かれてるの」 歩きながら言うシェーラ。 「その内、六つが軍事国家。 唯一違う所が、ここ。アルタミスタ」 「正確には、アルタミスタ西沖の離島」 ガイアが補足する。 「チェリンカで港があるのはここだけ。 他はほとんど封鎖されてるの」 「へぇ…」 「そんな大陸が、なんで急にイグナス人救出を名乗り出たのかわかんないんだけどね」 「…………」 「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 神族が船乗ってぷかぷかやって来るとは思えないし」 「…………」 顔を見合わせるリノアンとゼロス。 「? どうしたの?」 「…ごめん。 船乗ってた。」 言い訳あんど言い逃れ。 十五夜です。 と言うわけで月です。(ヲイ) いや、それだけなんです本当に(汗) そういうわけでまた次回っ(短)! 幕。 |
16299 | Re:第十五夜:LUNA | P.n.t. | 2004/4/24 13:52:07 |
記事番号16297へのコメント こんにちは、思い出しました!(急にすいません; 前回の事ですが、アークロンドが読んでいた物語は、宮沢賢治の『オツペルと象』、ですよね!?もしも違っていたらすいませんです…; > > > >Lunatic【形】――――馬鹿げた・馬鹿馬鹿しい・常軌を逸した > >Lunacy【名】――――精神異常・狂気 > > > >『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 > 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… > だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 フムフム。そうなんですか… > > > >いつだったか聞いた、友人の言葉。 誰でしょう? > > > >三日月は新たな運命を告げ >半月は運命の旅路を照らす >満月はその鏡に世界を映し >闇の月は眠りの中で夢見る この言葉、気に入っちゃったv(うっとりv)ご自分で考えたのですかv? > > >「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 >「嫌味!?」 >長々とした話を締めくくったガイア。 >髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 か、海草…(汗)…もしかして…? >「あたしゃ別に狂気に駆られてわざわざ泳いできた訳じゃないのよ!」 や…やっぱり(笑)と言うことは、お船においていかれたと(笑) >「違うの?」 >「違うっ!」 説得力ないし… >「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ」 >「似た様なもんでしょ」 そりゃぁ、待っていた、点に冠しては似た様なもんかもしれないけど。ガイアさんの意見に賛成です。(きっぱりv) あぁ…魔族が泳いでくる…構図が目に浮かぶと…ぷぷっ(笑) >「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 えっ、『沈んだ』…?? (乗れたんですね;すいません。) >「嘘は良くないわ」 嘘っぽく見えるけど、実際は… >「貴女の気持ちはよく解るわ。 > 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 そ…そぉですか… > ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 ふむふむ…。確かに。正論です。 >「いやそんな今まで見せたこと無いような笑顔で言われても」 おもいっきりバカにしてるような(汗)もしかして…ガイアにはリノアンが泳ぎたがる性癖だと思っているのでしょうか? >「――――――――――ガイアさん」 >いつの間にか復活したノーストが、すすっと二人の間に割り込み…薔薇背負いつつ、そっとガイアの手を握った。 何人めかのナンパですか(汗) >「二人きりになる必要が何処にあるッ!?」 > >げしっ! > >横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 …『慣れた手つき』…(笑)&(汗)。good timing☆シェーラ♪ >シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 必殺技だったんですか。 >「その内、六つが軍事国家。 > 唯一違う所が、ここ。アルタミスタ」 フムフム。 >「チェリンカで港があるのはここだけ。 > 他はほとんど封鎖されてるの」 なんか冷戦状態そうな。 >「そんな大陸が、なんで急にイグナス人救出を名乗り出たのかわかんないんだけどね」 救済?それとも…?なんか怪しいっ! >「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 魔族は泳いで来たけどね。 >「…ごめん。 > 船乗ってた。」 アークロンドが船に乗ってたんですか!? 今度はチェリンカですか… 今度は何が起こるんでしょうね☆ アークロンドがまたなんかやるのかな?それとも人の小競り合い? なにかななにかなv それではまた☆ > > > > > > > > > > > > > > > |
16323 | 毎度ありがとうございます(商売?) | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/27 18:16:26 |
記事番号16299へのコメント >こんにちは、思い出しました!(急にすいません; >前回の事ですが、アークロンドが読んでいた物語は、宮沢賢治の『オツペルと象』、ですよね!?もしも違っていたらすいませんです…; 正解です。 私の書く話は趣味に偏っております(汗) 宮沢賢治好きなんですわ。ホントに(汗) >>『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 >> 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… >> だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 >フムフム。そうなんですか… >>いつだったか聞いた、友人の言葉。 >誰でしょう? さぁ… それは推測して頂かないと。 >> >> >> >>三日月は新たな運命を告げ >>半月は運命の旅路を照らす >>満月はその鏡に世界を映し >>闇の月は眠りの中で夢見る >この言葉、気に入っちゃったv(うっとりv)ご自分で考えたのですかv? 相方に知恵捻らせました(ヲイ) >> >>「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 >>「嫌味!?」 >>長々とした話を締めくくったガイア。 >>髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 >か、海草…(汗)…もしかして…? >や…やっぱり(笑)と言うことは、お船においていかれたと(笑) いや違うちょっと違う(笑) >>「違うの?」 >>「違うっ!」 >説得力ないし… ああ、リノアンてばそういうキャラ(汗) > >>「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ」 >>「似た様なもんでしょ」 >そりゃぁ、待っていた、点に冠しては似た様なもんかもしれないけど。ガイアさんの意見に賛成です。(きっぱりv) 同じ様で微妙に違。 >あぁ…魔族が泳いでくる…構図が目に浮かぶと…ぷぷっ(笑) まぁ、リノアンは泳ぎは上手かと思われますが。 他の方は(汗) > >>「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 >えっ、『沈んだ』…?? >(乗れたんですね;すいません。) 沈んだっていうか… 傾いた…? >>「嘘は良くないわ」 >嘘っぽく見えるけど、実際は… ホントだったりするから世の中面白い(ヲイ) > >>「貴女の気持ちはよく解るわ。 >> 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 >そ…そぉですか… そうなんです。 >> ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 >ふむふむ…。確かに。正論です。 …でもやっぱり何かズレてる。 >>「いやそんな今まで見せたこと無いような笑顔で言われても」 >おもいっきりバカにしてるような(汗)もしかして…ガイアにはリノアンが泳ぎたがる性癖だと思っているのでしょうか? 恐らく…ていうか確定(笑) >>「――――――――――ガイアさん」 >>いつの間にか復活したノーストが、すすっと二人の間に割り込み…薔薇背負いつつ、そっとガイアの手を握った。 >何人めかのナンパですか(汗) 何人目でしょうねぇ(遠い目) > > > >>「二人きりになる必要が何処にあるッ!?」 > >> >>げしっ! >> >>横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 >…『慣れた手つき』…(笑)&(汗)。good timing☆シェーラ♪ 色々と苦労の多いシェーラなのでした。 > > > >>シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 >必殺技だったんですか。 似た様なもの(ヲイ) >>「そんな大陸が、なんで急にイグナス人救出を名乗り出たのかわかんないんだけどね」 >救済?それとも…?なんか怪しいっ! > それ正解(ヲイ) >>「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 >魔族は泳いで来たけどね。 ざぶざぶと。 >>「…ごめん。 >> 船乗ってた。」 >アークロンドが船に乗ってたんですか!? くすくす(ヲイ) >今度はチェリンカですか… >今度は何が起こるんでしょうね☆ >アークロンドがまたなんかやるのかな?それとも人の小競り合い? >なにかななにかなv >それではまた☆ 気長にお待ち下さい♪ それではまた☆ |
16306 | 月って、いいですよねぇ… | 青月 かなた | 2004/4/24 20:55:05 |
記事番号16297へのコメント 青月:こんばんは。光り有るところに影あり、琥珀様有るところにストーカーのごとく青月あり。な青月です。 雅夜:そのかなたにオフラインからひっぱられて来た雅夜(みや)と申します。以後、お見知りおきを。 青月:ということでレスさせて頂きます。 >Lunatic【形】――――馬鹿げた・馬鹿馬鹿しい・常軌を逸した >Lunacy【名】――――精神異常・狂気 >『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 > 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… > だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 青:へぇ…狂気うんぬんはともかくそのような意図があったのは始めて知りました。 雅:確かに犯罪、多いですね。 > >いつだったか聞いた、友人の言葉。 青:友人…冥王軍の方ですか? だとすると口調からしてフィアナさん…? >三日月は新たな運命を告げ >半月は運命の旅路を照らす >満月はその鏡に世界を映し >闇の月は眠りの中で夢見る 青:こういうノリの話し好きですねぇ…v 雅:かなた。人は自分にないものを求めるものですよ。 青:嫌味、ですか…。 >「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 >「嫌味!?」 >長々とした話を締めくくったガイア。 >髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 青・泳いで来たんですね…。 >その後ろで、ゼロスとノーストがはぁはぁ息を付いている。 >「…そう言えば昨日満月だったな―――…と思ったから」 >「あたしゃ別に狂気に駆られてわざわざ泳いできた訳じゃないのよ!」 青:じゃあ水泳が趣味なんですか? 雅:それの限度は超していますよ? >「違うの?」 >「違うっ!」 雅:同僚に理解されないのも大変ですね…。 青:理解されてないというかなんというか… >ガイアは、レースのハンカチで自分の顔に付いた水滴を拭い、溜息を付いた。 >「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ 青:そういえばガイアさんはこういう方なんでしたねぇ。 >「似た様なもんでしょ」 >きろっと上目遣いにガイアを睨む。 >「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 青:ふんだりけったりですね。 >ガイアは、ぽんっとリノアンの肩に手を置き、 >「嘘は良くないわ」 青:確かに、魔族の方って嘘が嫌いですね。 雅:今突っ込むべき場所はそこではないと思いますが? >「貴女の気持ちはよく解るわ。 > 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 青:冥王様…確かなんとなく偉そうに見えるから、でしたっけ? バカだからではないですよね? > ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 >「いやそんな今まで見せたこと無いような笑顔で言われても」 雅:そうです。まずは口に出すことから始めましょう。いつか、誰からの理解が得られます。 青:そんな慈悲だか哀れみだかで満ちた顔で言われても困ると思いますよ。 >「――――――――――ガイアさん」 >いつの間にか復活したノーストが、すすっと二人の間に割り込み…薔薇背負いつつ、そっとガイアの手を握った。 雅:寒い…。 青:けどこれが彼の個性。だと思いますよ。 >「私どもの言っていることがとても信じられることではない…ということは百も承知。 > ですが、それこそが紛れもない事実なのです。 > ―――――良かったら、詳しい話は二人きりでゆっくりと―――――――」 雅:見ていて痛々しい男ですね。寒い、…刺したい…。 青:そこまで言わなくても…。 >「二人きりになる必要が何処にあるッ!?」 >げしっ! >横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 青:やはりどつかれキャラなんですね。ノーストさん。 …実は(女性に)どつかれることに喜びを感じているんじゃ…? 雅:この手の男はどついて欲しいとしか見えませんよ。 むしろ一回地獄を見せないと治りませんし、ね。(←輝くような笑顔で) >そして…顔を上げ、にっこり笑い、 >「取り敢えず、こんな所で話すのもなんだし、移動しよ。 > スクルドも待ってるだろうし」 >シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 雅:なかなか的確ですね。 青:どつかれた方の立場は… 雅:そんなものは無くていいのですよ。 青:……。 >「チェリンカってのは、七つの国家に分かれてるの」 >歩きながら言うシェーラ。 青:なんだか都市国家みたいですねぇ…。 >「その内、六つが軍事国家。 > 唯一違う所が、ここ。アルタミスタ」 青:頑張って覚えておきます。 >「正確には、アルタミスタ西沖の離島」 >ガイアが補足する。 >「チェリンカで港があるのはここだけ。 > 他はほとんど封鎖されてるの」 青:ブロック経済とか鎖国とかを思い出すなぁ…。 雅:そのくらい忘れずに覚えておいたらどうです? >「へぇ…」 >「そんな大陸が、なんで急にイグナス人救出を名乗り出たのかわかんないんだけどね」 青:なんらかの思惑があるんでしょうか >「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 > 神族が船乗ってぷかぷかやって来るとは思えないし」 青:一瞬想像しました。アロハシャツ着て船にのったロンドさん。 雅:なんでアロハ…? >顔を見合わせるリノアンとゼロス。 >「? > どうしたの?」 >「…ごめん。 > 船乗ってた。」 青:うーん…そういうことしそうなのって…超ボシュティブ思考の…リンディアさん? というかあの方も生き残ってるといいなという希望をこめてリンディアさん! 雅:希望ですか。 青:うん。見てて愉快ですから。あの方。 >言い訳あんど言い逃れ。 > >十五夜です。 青:一瞬タイトルどはなくカレンダー見たわたし。 >と言うわけで月です。(ヲイ) 青:月はいいですよねぇ…v >いや、それだけなんです本当に(汗) >そういうわけでまた次回っ(短)! 青:それでは〜。 雅:お邪魔いたしました。 幕。 |
16324 | 満月もいいですが、三日月も好きです。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/27 18:53:31 |
記事番号16306へのコメント >青月:こんばんは。光り有るところに影あり、琥珀様有るところにストーカーのごとく青月あり。な青月です。 >雅夜:そのかなたにオフラインからひっぱられて来た雅夜(みや)と申します。以後、お見知りおきを。 >青月:ということでレスさせて頂きます。 をを、そこまで追っかけて頂いて嬉しい限りです。 今後とも宜しくお願いします(笑) そして雅夜様、初めまして。 こちらこそ宜しくお願いいたします。 > >>Lunatic【形】――――馬鹿げた・馬鹿馬鹿しい・常軌を逸した >>Lunacy【名】――――精神異常・狂気 >>『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 >> 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… >> だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 >青:へぇ…狂気うんぬんはともかくそのような意図があったのは始めて知りました。 >雅:確かに犯罪、多いですね。 月の光に長く当たるとよくないらしいです。 気持ちいいのに、月光浴。 >> >>いつだったか聞いた、友人の言葉。 >青:友人…冥王軍の方ですか? > だとすると口調からしてフィアナさん…? 正解。 >>三日月は新たな運命を告げ >>半月は運命の旅路を照らす >>満月はその鏡に世界を映し >>闇の月は眠りの中で夢見る >青:こういうノリの話し好きですねぇ…v >雅:かなた。人は自分にないものを求めるものですよ。 >青:嫌味、ですか…。 そんなことないのです(汗) 誰の心の中にもこういうものはあるのですよ(達観) > >>「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 >>「嫌味!?」 >>長々とした話を締めくくったガイア。 >>髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 >青・泳いで来たんですね…。 根性で(違) >>その後ろで、ゼロスとノーストがはぁはぁ息を付いている。 >>「…そう言えば昨日満月だったな―――…と思ったから」 >>「あたしゃ別に狂気に駆られてわざわざ泳いできた訳じゃないのよ!」 >青:じゃあ水泳が趣味なんですか? >雅:それの限度は超していますよ? ま、泳ぐのは好きでしょうけど(笑) それにしては規模が大きい。 >>「違うの?」 >>「違うっ!」 >雅:同僚に理解されないのも大変ですね…。 >青:理解されてないというかなんというか… 理解されてないというか、信頼されて無いのでは。 >>ガイアは、レースのハンカチで自分の顔に付いた水滴を拭い、溜息を付いた。 >>「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ >青:そういえばガイアさんはこういう方なんでしたねぇ。 くーるびゅーてぃ… のはずだったんだけどなぁ。 >>「似た様なもんでしょ」 >>きろっと上目遣いにガイアを睨む。 >>「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 >青:ふんだりけったりですね。 泣きっ面にハチともいいます。(ことわざ対決?) >>ガイアは、ぽんっとリノアンの肩に手を置き、 >>「嘘は良くないわ」 >青:確かに、魔族の方って嘘が嫌いですね。 >雅:今突っ込むべき場所はそこではないと思いますが? 魔族ってイロンナイミデ不便なイキモノですから(ヲイ) >>「貴女の気持ちはよく解るわ。 >> 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 >青:冥王様…確かなんとなく偉そうに見えるから、でしたっけ? > バカだからではないですよね? 煙とおバカは… じゃないです! ……恐らく推測するに…… 背が低いから、かと…(うおい) >> ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 >>「いやそんな今まで見せたこと無いような笑顔で言われても」 >雅:そうです。まずは口に出すことから始めましょう。いつか、誰からの理解が得られます。 >青:そんな慈悲だか哀れみだかで満ちた顔で言われても困ると思いますよ。 そもそもそんな性癖無いですし(笑) >>「――――――――――ガイアさん」 >>いつの間にか復活したノーストが、すすっと二人の間に割り込み…薔薇背負いつつ、そっとガイアの手を握った。 >雅:寒い…。 >青:けどこれが彼の個性。だと思いますよ。 ヤな個性だな。自分で書いておいて何だが。 >>「私どもの言っていることがとても信じられることではない…ということは百も承知。 >> ですが、それこそが紛れもない事実なのです。 >> ―――――良かったら、詳しい話は二人きりでゆっくりと―――――――」 >雅:見ていて痛々しい男ですね。寒い、…刺したい…。 >青:そこまで言わなくても…。 私は結構楽しかったりします、書いてて(笑) >>「二人きりになる必要が何処にあるッ!?」 >>げしっ! >>横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 >青:やはりどつかれキャラなんですね。ノーストさん。 > …実は(女性に)どつかれることに喜びを感じているんじゃ…? >雅:この手の男はどついて欲しいとしか見えませんよ。 > むしろ一回地獄を見せないと治りませんし、ね。(←輝くような笑顔で) うーむ… Mに目覚めつつあるのか(やめなさい) >>そして…顔を上げ、にっこり笑い、 >>「取り敢えず、こんな所で話すのもなんだし、移動しよ。 >> スクルドも待ってるだろうし」 >>シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 >雅:なかなか的確ですね。 >青:どつかれた方の立場は… >雅:そんなものは無くていいのですよ。 >青:……。 確かに無くていい。 虚しいけど。 > >>「チェリンカってのは、七つの国家に分かれてるの」 >>歩きながら言うシェーラ。 >青:なんだか都市国家みたいですねぇ…。 似た様なものかも… >>「その内、六つが軍事国家。 >> 唯一違う所が、ここ。アルタミスタ」 >青:頑張って覚えておきます。 大丈夫です、いちいち説明しますから(笑) >>「正確には、アルタミスタ西沖の離島」 >>ガイアが補足する。 >>「チェリンカで港があるのはここだけ。 >> 他はほとんど封鎖されてるの」 >青:ブロック経済とか鎖国とかを思い出すなぁ…。 >雅:そのくらい忘れずに覚えておいたらどうです? うわ懐かしい。(笑) >>「へぇ…」 >>「そんな大陸が、なんで急にイグナス人救出を名乗り出たのかわかんないんだけどね」 >青:なんらかの思惑があるんでしょうか あるんでせうねぇ… >>「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 >> 神族が船乗ってぷかぷかやって来るとは思えないし」 >青:一瞬想像しました。アロハシャツ着て船にのったロンドさん。 >雅:なんでアロハ…? ………………………………………………………………………………(何か考えている) >>顔を見合わせるリノアンとゼロス。 >>「? >> どうしたの?」 >>「…ごめん。 >> 船乗ってた。」 >青:うーん…そういうことしそうなのって…超ボシュティブ思考の…リンディアさん? >というかあの方も生き残ってるといいなという希望をこめてリンディアさん! >雅:希望ですか。 >青:うん。見てて愉快ですから。あの方。 > うーむ…(また何か考えている) >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >>十五夜です。 >青:一瞬タイトルどはなくカレンダー見たわたし。 タイトルだと気づかなかった方もおられました(涙) >>と言うわけで月です。(ヲイ) >青:月はいいですよねぇ…v いいですよねぇ…v 狂いますけど。(ヲイ) >>いや、それだけなんです本当に(汗) >>そういうわけでまた次回っ(短)! >青:それでは〜。 >雅:お邪魔いたしました。 それでは。 また何処かでお逢い致しましょう! |
16307 | 謎が謎生む…… | 凰月 麗 | 2004/4/24 23:06:25 |
記事番号16297へのコメント こんにちわ〜。アキラでっす。 さ〜。今回もはりきってレス、いっきま〜〜す! >Lunatic【形】――――馬鹿げた・馬鹿馬鹿しい・常軌を逸した >Lunacy【名】――――精神異常・狂気 >『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 > 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… > だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 へ〜。そうなんですか。知らなかった……。 そーいえば、満月の夜は魔力が満ちてるとかなんとか、よく言いますもんね。 でも、月の光って、太陽の光が反射したものなんですよね。 同じものなのに、なんで太陽はダメなんでしょうねェ。(明るすぎるからかな?) >いつだったか聞いた、友人の言葉。 誰だろ? >三日月は新たな運命を告げ >半月は運命の旅路を照らす >満月はその鏡に世界を映し >闇の月は眠りの中で夢見る 三日月、半月、満月、新月……。 どれも代表的な月の『顔』ですね。 >「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 >「嫌味!?」 >長々とした話を締めくくったガイア。 あ。ガイアがいってたんですか。 アー君かと思ってました。 じゃぁ、『友人』って言うのは、フィアナかな? >髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 なにゆえ……? >「…そう言えば昨日満月だったな―――…と思ったから」 >「あたしゃ別に狂気に駆られてわざわざ泳いできた訳じゃないのよ!」 泳いできたからかぁ〜。ってことは、船には乗れなかったんですね。 >髪飾りを外し、ぷるぷる首を振って髪の雫を跳ね飛ばす。 まるで犬。 >「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ」 >「似た様なもんでしょ」 まぁ、確かに、『似た様なもん』ですね。 >きろっと上目遣いにガイアを睨む。 >「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 沈んだのか!?な、なにゆえ?? ひょっとして、人数多すぎて転覆? >ガイアは、ぽんっとリノアンの肩に手を置き、 >「嘘は良くないわ」 >「ぅおいっっ!」 >びしっ、と突っ込みを入れるリノアン。 同じく、「ぅおぉい!」(びしぃっ!) >「貴女の気持ちはよく解るわ。 > 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 た、高いところが好きなのか。フィーちゃん。 なんとかと煙は高いとこが好き、とよく言いますけど……。(汗) いや、私も好きだけど。高いとこ。(無意味に) > ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 正論ですけど、ねぇ……。 >横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 こういう同僚がいると、苦労が絶えませんねぇ。 >そして…顔を上げ、にっこり笑い、 >「取り敢えず、こんな所で話すのもなんだし、移動しよ。 > スクルドも待ってるだろうし」 >シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 必殺なのか……。 >「チェリンカってのは、七つの国家に分かれてるの」 ほうほう。 >歩きながら言うシェーラ。 >「その内、六つが軍事国家。 > 唯一違う所が、ここ。アルタミスタ」 一瞬、『アルテミス』って、読み間違えてしまいました。(汗) >「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 ま、そーですよね。結界張られてるわけじゃないし。 > 神族が船乗ってぷかぷかやって来るとは思えないし」 魔族が船乗ってぷかぷかやって来る、ってーのもあんま想像できないぞ。(普通の人には) >「…………」 >顔を見合わせるリノアンとゼロス。 >「? > どうしたの?」 >「…ごめん。 > 船乗ってた。」 ……って、えぇ!? 誰が!? アー君かっ!?でも、なんか確率低そう……。 ゼールやリンちゃんもなんかな〜。っつーか、魔族と顔合わせてましたっけ?この2人。 >十五夜です。 >と言うわけで月です。(ヲイ) じゅ、十五夜だったのかぁ!この日。 しまった、月見のがしたぁ!!(月見るの好きなんです) 次回から、いよいよチェリンカ編ですね。 神族たちはどー動くんでしょうね? ってゆーか、ひょっとして動いてるのって、ライアのかけらをちまちま集めてるアー君だけか!? 遊びで動いてたらどーしよう。他の神族……。 う〜む。変な所で謎が増えた。 それはともかく、次回、楽しみに待っておりま〜すv |
16325 | 生むと言うより分裂してる。 | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/27 19:03:26 |
記事番号16307へのコメント > >こんにちわ〜。アキラでっす。 >さ〜。今回もはりきってレス、いっきま〜〜す! > はーい。 私も張り切ってお返し行きますー! > >>Lunatic【形】――――馬鹿げた・馬鹿馬鹿しい・常軌を逸した >>Lunacy【名】――――精神異常・狂気 >>『月ってのは狂気をもたらす存在だって言われてる。 >> 満月の夜には犯罪や事故が多発するってデータもあるしな… >> だから、こういう言葉には、ルナ…月の女神の名が冠されているんだ』 >へ〜。そうなんですか。知らなかった……。 >そーいえば、満月の夜は魔力が満ちてるとかなんとか、よく言いますもんね。 魔法の練習は月夜がいいそうな。 >でも、月の光って、太陽の光が反射したものなんですよね。 >同じものなのに、なんで太陽はダメなんでしょうねェ。(明るすぎるからかな?) …やっぱり反射すると違うんでしょうか(答になってない) >>いつだったか聞いた、友人の言葉。 >誰だろ? にゅふ(謎) >>三日月は新たな運命を告げ >>半月は運命の旅路を照らす >>満月はその鏡に世界を映し >>闇の月は眠りの中で夢見る >三日月、半月、満月、新月……。 >どれも代表的な月の『顔』ですね。 そうですね。 私は結構どれも好きです。 > >>「――――――――――――――そんな言葉を思い出したわ」 >>「嫌味!?」 >>長々とした話を締めくくったガイア。 >あ。ガイアがいってたんですか。 アー君かと思ってました。 よし、勘違いしてくれた(ヲイ) >じゃぁ、『友人』って言うのは、フィアナかな? 正解です♪ >>髪に付いた海草を払い落としながら怒鳴るリノアン。 >なにゆえ……? >泳いできたからかぁ〜。ってことは、船には乗れなかったんですね。 うーむ、乗れなかった訳では無いのだが… >>髪飾りを外し、ぷるぷる首を振って髪の雫を跳ね飛ばす。 >まるで犬。 某ダルフィン太郎ではキジでしたが(ヲイ) >>「…私は、イグナスから戻って来る船を待ってたんであって、リノアンが泳いでくるのを待っていた訳では無いのよ」 >>「似た様なもんでしょ」 >まぁ、確かに、『似た様なもん』ですね。 似てるけど違いますが(笑) >>きろっと上目遣いにガイアを睨む。 >>「船が沈んだんだから仕方無いじゃない!」 >沈んだのか!?な、なにゆえ?? >ひょっとして、人数多すぎて転覆? いや、そんな間抜けな(笑) まさか船一隻じゃ無いと思いますしね。 >>ガイアは、ぽんっとリノアンの肩に手を置き、 >>「嘘は良くないわ」 >>「ぅおいっっ!」 >>びしっ、と突っ込みを入れるリノアン。 >同じく、「ぅおぉい!」(びしぃっ!) うーむ、いいキレしてますねー(ヲイ) >>「貴女の気持ちはよく解るわ。 >> 獣王様はすぐ遠吠えをしたがるし、冥王様は高い所にお登りになるのがお好きよ。 >た、高いところが好きなのか。フィーちゃん。 >なんとかと煙は高いとこが好き、とよく言いますけど……。(汗) >いや、私も好きだけど。高いとこ。(無意味に) うーむ、私も嫌いじゃないです(笑) …どういうことなんでしょうねぇ(笑) >> ―――――――大事なのは、性癖を隠すことじゃなくて、口に出して理解してもらうことだと思うの」 >正論ですけど、ねぇ……。 微妙に違います。 >>横手から、シェーラ(実はいた)が、慣れた手つきでノーストをどつき倒す。 >こういう同僚がいると、苦労が絶えませんねぇ。 でもシェーラのストレス解消にいいかも(ヲイ) >>そして…顔を上げ、にっこり笑い、 >>「取り敢えず、こんな所で話すのもなんだし、移動しよ。 >> スクルドも待ってるだろうし」 >>シェーラ必殺、『今のは無かったことにする』攻撃。 >必殺なのか……。 必殺なのです(ヲイ) >> 唯一違う所が、ここ。アルタミスタ」 >一瞬、『アルテミス』って、読み間違えてしまいました。(汗) うーむ、それはそれでいいかも(笑) >>「まぁ、港が少ないとは言っても、やろうと思えば空からでも地中からでも、いくらでも侵入は可能だけどね。 >ま、そーですよね。結界張られてるわけじゃないし。 所詮人間の大陸ですからねぇ… >> 神族が船乗ってぷかぷかやって来るとは思えないし」 >魔族が船乗ってぷかぷかやって来る、ってーのもあんま想像できないぞ。(普通の人には) 任務中ですから(謎) >>「…………」 >>顔を見合わせるリノアンとゼロス。 >>「? >> どうしたの?」 >>「…ごめん。 >> 船乗ってた。」 >……って、えぇ!? 誰が!? >アー君かっ!?でも、なんか確率低そう……。 >ゼールやリンちゃんもなんかな〜。っつーか、魔族と顔合わせてましたっけ?この2人。 合わせて無いです。 自己紹介から始まるんでないかね、その場合。 > >>十五夜です。 >>と言うわけで月です。(ヲイ) >じゅ、十五夜だったのかぁ!この日。 >しまった、月見のがしたぁ!!(月見るの好きなんです) いや、今回十五夜なのよ(笑) 次回が十六夜。 > >次回から、いよいよチェリンカ編ですね。 >神族たちはどー動くんでしょうね? >ってゆーか、ひょっとして動いてるのって、ライアのかけらをちまちま集めてるアー君だけか!? >遊びで動いてたらどーしよう。他の神族……。 >う〜む。変な所で謎が増えた。 >それはともかく、次回、楽しみに待っておりま〜すv はい、気長に待っていてください♪ 頑張ります♪ それではまた次回お逢いしましょう♪ |
16326 | 第十六夜:Rapier Thrust | 遙 琥珀 E-mail | 2004/4/27 19:15:16 |
記事番号16154へのコメント 「…つまり、こーゆーことなのよ」 部屋の中に潮臭さ漂わせながら、リノアンはぽつりぽつりと語り始めた。 後ろでゼロスが上着を脱いで絞っていたり、ノーストが靴の中の小魚を追い出したりしている。 シェーラ・ガイア・スクルドの視線が冷ややかなのは言うまでもない。 三日前、イグナス中央港―――――――――――― 「わー!待ってってばぁ!」 リノアンは、ぽんっと荷物を投げて甲板に乗せると、続いて自分も飛び乗った。 甲板の縁に足引っかけ、空中ブランコ状態になり、二人の手を掴んで甲板に投げ上げる。 最後に、さっき投げ上げた二人に引っ張り上げてもらい…ふぅ、と溜息を付く。 「魔法が無い国って大変よね」 「…魔法より凄いことやった気がしますよ、今」 ゼロスが、周りで拍手している人々に目をやりつつ言った。 「…職業、大道芸人にしません?」 「…………」 取り敢えず、神官とその護衛…よりは説得力ありそうである。 そういう風にして、三人の旅路は始まった… …様に見えて、いきなり終わった。 その日の夕方、とんとん船室のドアをノックする者があったのだ。 「ふぁい」 欠伸をしながら返事するリノアン。 どうせ食事の準備ができたとかそういうことなのだ。 気分が悪いと言って断ろう。 ゼロスもノーストも横になっていることだし。 そう思い、開いたドアの方を見た瞬間、 「ぶっ!?」 思わず吹き出すリノアン。 セミロングの銀髪風に靡かせ、アークロンドが立っていた。 「あはは、元気そうで何よりです」 …それはいい。 ある意味予想はしていたことだ。 …それはいいが… 問題なのはその格好。 アロハシャツに短パンサンダル、薄い紫のサングラスと来たもんだ。 しかも微妙に似合っている。 「あっ…なっ…そっ…!?」 口をぱくぱくさせるリノアン。 『アンタ、何よ、そのカッコ…!?』と言いたいのだろうが、言葉にならないらしい。 「ふふ、驚いたようですね」 当たり前である。 アークロンドの右手に持った、ブルーハワイのグラスの中で、かろけんっ☆と氷が揺れる。 「僕もびっくりですよ。 設定段階では『白い帽子白いシャツ白い靴』の水兵さんルックをする予定だったのに」 べべん、といつの間にやら取り出したギターを鳴らす。 しかし、音が何故か三味線に近い。 因みにゼロスとノーストは、ベッドから起き上がった体勢のままで硬直していたりする。 アークロンドは、そこで不意に横手を見て、 「カナタさんご満足頂けましたでしょうか!?」 「…ああ…もう、何がなにやら」 はぁ、と溜息を付くリノアン。 「…で?何しに来たの?」 「イグナスの幕引きに」 「……幕引き?」 怪訝な顔をするリノアン。 アークロンドは、ぱふぱふと靴底…いや、サンダル底で床を叩いた。 「この船、動力は何だと思う?」 「機械でしょ」 ぶっきらぼうに言うリノアン。 「ぶぶー」 胸の前でペケ印を作るアークロンド。 …楽しそうである。 「チェリンカにはイグナスの魔力文明はほとんど、いや、全く伝わっていないのさ。 昔ながらの魔力稼働」 「…………」 「…チェリンカは、外部との行き来がほとんど無い。 だから、僕はイグナスで好き勝手なことができたんだ」 「…何が言いたいんですか?」 ゼロスが、きろっと紫暗の瞳を動かした。 「――――――――――本来… まだまだ、人間には過ぎた技術だってこと」 とんっ。 もう一度、アークロンドが足を踏みならす。 瞬間。 がぐん、と船が傾いた。 「!?」 「実はチェリンカにもコネがあってね。 この船、僕が手配したものなんです」 傾きゆく船の中、平然と笑う彼。 「乗員も僕が決めたんだ。 乗員にはある共通点があります、さてなんでしょう?」 言われなくても解った。 “イヴ”の開発に関わった者達。 アークロンドの口車に乗せられ、補佐をした人間達。 つまりアークロンドは、利用するだけ利用した大陸を、最後に大掃除したのである。 「一般人は他の船に乗ってるよ、心配しなくても…」 まだここはイグナスの海域。 黒い水が船内に入ってくる。 どろりとした、腐臭のする水。 こんなものの中に落ちれば、人間はひとたまりもない。 運良く溺れずに済んでも―――――――――長くはない。 アークロンドは、にこりと笑うと、ふっ、と姿を消した。 「―――――――掃除、ね」 話を聞き終えたガイアが、ふっ、と笑った。 「…フィアナと連絡とる方法、捜そうか?」 「知らせない方が幸せなんじゃない?彼女は」 リノアンが溜息を付いた。 言い訳あんど言い逃れ。 Rapier thrust。 『レイピアで突く』という意味ですが、『皮肉を言う』との意味もあります。 憶えてもセンター試験には出ません。多分。(真顔) それでは次回から、本格的にチェリンカ編です。 また何処かでお逢い致しましょう。 幕。 |
16327 | 冗談抜きで吹きだしました☆ | 青月 かなた | 2004/4/27 22:23:00 |
記事番号16326へのコメント こんばんは。青月です。 モニター前で必死に笑みをかみ締めてる(←よけい怪しい)青月です。 >後ろでゼロスが上着を脱いで絞っていたり、ノーストが靴の中の小魚を追い出したりしている。 >シェーラ・ガイア・スクルドの視線が冷ややかなのは言うまでもない。 海水はべたべたしてキツイです…! >三日前、イグナス中央港―――――――――――― ということは、皆さん三日弱ぐらい水泳をっ…? > >「わー!待ってってばぁ!」 >リノアンは、ぽんっと荷物を投げて甲板に乗せると、続いて自分も飛び乗った。 >甲板の縁に足引っかけ、空中ブランコ状態になり、二人の手を掴んで甲板に投げ上げる。 >最後に、さっき投げ上げた二人に引っ張り上げてもらい…ふぅ、と溜息を付く。 おおおっ。 さながらサーカス公演。 >「…魔法より凄いことやった気がしますよ、今」 >ゼロスが、周りで拍手している人々に目をやりつつ言った。 いい見世物(笑) >「…職業、大道芸人にしません?」 >「…………」 >取り敢えず、神官とその護衛…よりは説得力ありそうである。 あんな屈強な神官達に護衛なんていりませんしね。でも見た目は普通なのか…(苦笑) >そういう風にして、三人の旅路は始まった… >…様に見えて、いきなり終わった。 あんなに苦労(?)して乗りこんだのに。 >欠伸をしながら返事するリノアン。 >どうせ食事の準備ができたとかそういうことなのだ。 >気分が悪いと言って断ろう。 >ゼロスもノーストも横になっていることだし。 面倒くさそうですね…実際必要ないのでしょうし。 >そう思い、開いたドアの方を見た瞬間、 >「ぶっ!?」 >思わず吹き出すリノアン。 >セミロングの銀髪風に靡かせ、アークロンドが立っていた。 あー…こちらでしたか…。(ちょぴり残念) >ある意味予想はしていたことだ。 >…それはいいが… >問題なのはその格好。 >アロハシャツに短パンサンダル、薄い紫のサングラスと来たもんだ。 ……えっと………?(汗) ロっ、ロンドさんおっしゃれー☆(じと汗) >しかも微妙に似合っている。 >「あっ…なっ…そっ…!?」 >口をぱくぱくさせるリノアン。 >『アンタ、何よ、そのカッコ…!?』と言いたいのだろうが、言葉にならないらしい。 んっと…えーと…ハワイルック? >「ふふ、驚いたようですね」 >当たり前である。 ええ。驚きましたとも。 >アークロンドの右手に持った、ブルーハワイのグラスの中で、かろけんっ☆と氷が揺れる。 こってますねぇ… >「僕もびっくりですよ。 > 設定段階では『白い帽子白いシャツ白い靴』の水兵さんルックをする予定だったのに」 せっ!設定段階でわ…?つーことは…もしかして…?(汗) >べべん、といつの間にやら取り出したギターを鳴らす。 >しかし、音が何故か三味線に近い。 腕の問題? >因みにゼロスとノーストは、ベッドから起き上がった体勢のままで硬直していたりする。 動いてるのはリノアンさんとアロハ青年のみ… >アークロンドは、そこで不意に横手を見て、 !!? >「カナタさんご満足頂けましたでしょうか!?」 えー……………………………………………………――――!!(動揺しまくり) 「カナタさん」の上に付くのは 青月とかいてせいづきと読んで頂いてる名前ですよね………? わたしのことです…よね…? ……お答えします。青月はアロハなアークロンド氏を満喫しました。 >「…ああ…もう、何がなにやら」 まさか採用されてしまうなんて…。冗談だったのにびっくりです。 >「イグナスの幕引きに」 >「……幕引き?」 >怪訝な顔をするリノアン。 誤作動じゃ終わってなかったんですね。 >アークロンドは、ぱふぱふと靴底…いや、サンダル底で床を叩いた。 シリアスなのかギャグなのか。 >「この船、動力は何だと思う?」 >「機械でしょ」 バカにされてる気分になるのでしょうか。 >「ぶぶー」 >胸の前でペケ印を作るアークロンド。 >…楽しそうである。 生き生きしてますね。 >「チェリンカにはイグナスの魔力文明はほとんど、いや、全く伝わっていないのさ。 > 昔ながらの魔力稼働」 ほほう…。 >「…チェリンカは、外部との行き来がほとんど無い。 > だから、僕はイグナスで好き勝手なことができたんだ」 そんな事情もあったのですねぇ… >「…何が言いたいんですか?」 >ゼロスが、きろっと紫暗の瞳を動かした。 あ、珍しく目開けてますね。 >「――――――――――本来… > まだまだ、人間には過ぎた技術だってこと」 淡々としてますね。 >とんっ。 >もう一度、アークロンドが足を踏みならす。 >瞬間。 >がぐん、と船が傾いた。 いったいなにを? >「!?」 >「実はチェリンカにもコネがあってね。 > この船、僕が手配したものなんです」 >傾きゆく船の中、平然と笑う彼。 顔は広いんですねぇ…。存在感はなくとも。 >「乗員も僕が決めたんだ。 > 乗員にはある共通点があります、さてなんでしょう?」 >言われなくても解った。 >“イヴ”の開発に関わった者達。 >アークロンドの口車に乗せられ、補佐をした人間達。 >つまりアークロンドは、利用するだけ利用した大陸を、最後に大掃除したのである。 うーん…。災難ですね… ……アロハシャツ着た人(神だけど)に騙された人達…無念なんだろうなぁ…(あんたが言うな) >「一般人は他の船に乗ってるよ、心配しなくても…」 >黒い水が船内に入ってくる。 >どろりとした、腐臭のする水。 >こんなものの中に落ちれば、人間はひとたまりもない。 >運良く溺れずに済んでも―――――――――長くはない。 冷静になりましたねぇ。彼…。 >「―――――――掃除、ね」 >話を聞き終えたガイアが、ふっ、と笑った。 >「…フィアナと連絡とる方法、捜そうか?」 レイピアで突かれることになるでしょう。 >「知らせない方が幸せなんじゃない?彼女は」 >リノアンが溜息を付いた。 知らぬが仏(違う) > >言い訳あんど言い逃れ。 >Rapier thrust。 >『レイピアで突く』という意味ですが、『皮肉を言う』との意味もあります。 >憶えてもセンター試験には出ません。多分。(真顔) まぁ…豆知識として。 >それでは次回から、本格的にチェリンカ編です。 >また何処かでお逢い致しましょう。 それでは〜。 応援しています〜。 > 幕。 |
16347 | 作者冥利に尽きますな☆ | 遙 琥珀 E-mail | 2004/5/3 18:36:15 |
記事番号16327へのコメント >こんばんは。青月です。 >モニター前で必死に笑みをかみ締めてる(←よけい怪しい)青月です。 どぉも〜。 レス遅れてごめんなさい、コハクです。 そんなに喜んで(?)頂いて嬉しい限り(笑) >>後ろでゼロスが上着を脱いで絞っていたり、ノーストが靴の中の小魚を追い出したりしている。 >>シェーラ・ガイア・スクルドの視線が冷ややかなのは言うまでもない。 >海水はべたべたしてキツイです…! 必ずシャワーを浴びましょう。多分砂も付いてるし。 > >>三日前、イグナス中央港―――――――――――― >ということは、皆さん三日弱ぐらい水泳をっ…? ま、大陸と大陸の間ですからねぇ。 三日でって、奇跡的ですよ(汗) 人間だったらまず無理ですし。 >> >>「わー!待ってってばぁ!」 >>リノアンは、ぽんっと荷物を投げて甲板に乗せると、続いて自分も飛び乗った。 >>甲板の縁に足引っかけ、空中ブランコ状態になり、二人の手を掴んで甲板に投げ上げる。 >>最後に、さっき投げ上げた二人に引っ張り上げてもらい…ふぅ、と溜息を付く。 >おおおっ。 >さながらサーカス公演。 器用ですよねみなさん(遠い目) >>「…魔法より凄いことやった気がしますよ、今」 >>ゼロスが、周りで拍手している人々に目をやりつつ言った。 >いい見世物(笑) 注目されまくり。 >>「…職業、大道芸人にしません?」 >>「…………」 >>取り敢えず、神官とその護衛…よりは説得力ありそうである。 >あんな屈強な神官達に護衛なんていりませんしね。でも見た目は普通なのか…(苦笑) 見た目はね。 >>そういう風にして、三人の旅路は始まった… >>…様に見えて、いきなり終わった。 >あんなに苦労(?)して乗りこんだのに。 まぁ、こうなる運命ってことで(謎) >>欠伸をしながら返事するリノアン。 >>どうせ食事の準備ができたとかそういうことなのだ。 >>気分が悪いと言って断ろう。 >>ゼロスもノーストも横になっていることだし。 >面倒くさそうですね…実際必要ないのでしょうし。 気分がノラないのでせう。 >>そう思い、開いたドアの方を見た瞬間、 >>「ぶっ!?」 >>思わず吹き出すリノアン。 >>セミロングの銀髪風に靡かせ、アークロンドが立っていた。 >あー…こちらでしたか…。(ちょぴり残念) こちらでした。 彼女の登場は(以下強制終了) >>ある意味予想はしていたことだ。 >>…それはいいが… >>問題なのはその格好。 >>アロハシャツに短パンサンダル、薄い紫のサングラスと来たもんだ。 >……えっと………?(汗) >ロっ、ロンドさんおっしゃれー☆(じと汗) おしゃれなのか…? これは…? >>しかも微妙に似合っている。 >>「あっ…なっ…そっ…!?」 >>口をぱくぱくさせるリノアン。 >>『アンタ、何よ、そのカッコ…!?』と言いたいのだろうが、言葉にならないらしい。 >んっと…えーと…ハワイルック? …なんでしょうかね?(汗) 書いた本人もよくわからんのですが(汗) >>「ふふ、驚いたようですね」 >>当たり前である。 >ええ。驚きましたとも。 相方も驚いてました☆ >>アークロンドの右手に持った、ブルーハワイのグラスの中で、かろけんっ☆と氷が揺れる。 >こってますねぇ… 神族も魔族も凝りますよね、細かいトコ(笑) >>「僕もびっくりですよ。 >> 設定段階では『白い帽子白いシャツ白い靴』の水兵さんルックをする予定だったのに」 >せっ!設定段階でわ…?つーことは…もしかして…?(汗) もしかしなくても♪ >>べべん、といつの間にやら取り出したギターを鳴らす。 >>しかし、音が何故か三味線に近い。 >腕の問題? 恐らく『ギター』というものを見たことはあっても聴いたことが無いのでは。 >>因みにゼロスとノーストは、ベッドから起き上がった体勢のままで硬直していたりする。 >動いてるのはリノアンさんとアロハ青年のみ… アロハロンド… ああ、ものすごく絵に起こしたくなったよ。私。(遠い目) >>アークロンドは、そこで不意に横手を見て、 >!!? ♪ >>「カナタさんご満足頂けましたでしょうか!?」 >えー……………………………………………………――――!!(動揺しまくり) >「カナタさん」の上に付くのは >青月とかいてせいづきと読んで頂いてる名前ですよね………? >わたしのことです…よね…? >……お答えします。青月はアロハなアークロンド氏を満喫しました。 それはよかった(苦笑) これで満足されてなかったらどうしようかと思ってました(遠い目) >>「…ああ…もう、何がなにやら」 >まさか採用されてしまうなんて…。冗談だったのにびっくりです。 遊び心満載☆ >>「イグナスの幕引きに」 >>「……幕引き?」 >>怪訝な顔をするリノアン。 >誤作動じゃ終わってなかったんですね。 そもそも『誤』じゃない。多分。 >>アークロンドは、ぱふぱふと靴底…いや、サンダル底で床を叩いた。 >シリアスなのかギャグなのか。 …どっちでしょうね? >>「この船、動力は何だと思う?」 >>「機械でしょ」 >バカにされてる気分になるのでしょうか。 いや… 多分、ただめんどくさいだけかと… >>「ぶぶー」 >>胸の前でペケ印を作るアークロンド。 >>…楽しそうである。 >生き生きしてますね。 …そうですねぇ(遠い目) >>「チェリンカにはイグナスの魔力文明はほとんど、いや、全く伝わっていないのさ。 >> 昔ながらの魔力稼働」 >ほほう…。 そーなのですよ。 >>「…チェリンカは、外部との行き来がほとんど無い。 >> だから、僕はイグナスで好き勝手なことができたんだ」 >そんな事情もあったのですねぇ… …色々と… >>「…何が言いたいんですか?」 >>ゼロスが、きろっと紫暗の瞳を動かした。 >あ、珍しく目開けてますね。 ゼロスは開眼バージョンの方がスキです。 >>「――――――――――本来… >> まだまだ、人間には過ぎた技術だってこと」 >淡々としてますね。 まぁね…(汗) >>傾きゆく船の中、平然と笑う彼。 >顔は広いんですねぇ…。存在感はなくとも。 …それを言っちゃあ…(汗) >>「乗員も僕が決めたんだ。 >> 乗員にはある共通点があります、さてなんでしょう?」 >>言われなくても解った。 >>“イヴ”の開発に関わった者達。 >>アークロンドの口車に乗せられ、補佐をした人間達。 >>つまりアークロンドは、利用するだけ利用した大陸を、最後に大掃除したのである。 >うーん…。災難ですね… 色んな意味で。 >……アロハシャツ着た人(神だけど)に騙された人達…無念なんだろうなぁ…(あんたが言うな) …………… 今、なんか寂しい気分になった。 >>「一般人は他の船に乗ってるよ、心配しなくても…」 >>黒い水が船内に入ってくる。 >>どろりとした、腐臭のする水。 >>こんなものの中に落ちれば、人間はひとたまりもない。 >>運良く溺れずに済んでも―――――――――長くはない。 >冷静になりましたねぇ。彼…。 一皮フタカワ剥けてますから。 > >>「―――――――掃除、ね」 >>話を聞き終えたガイアが、ふっ、と笑った。 >>「…フィアナと連絡とる方法、捜そうか?」 >レイピアで突かれることになるでしょう。 さくっと。 >>「知らせない方が幸せなんじゃない?彼女は」 >>リノアンが溜息を付いた。 >知らぬが仏(違う) …ある意味正解。 > >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >>Rapier thrust。 >>『レイピアで突く』という意味ですが、『皮肉を言う』との意味もあります。 >>憶えてもセンター試験には出ません。多分。(真顔) >まぁ…豆知識として。 それ以上の訳には立ちません。 >>それでは次回から、本格的にチェリンカ編です。 >>また何処かでお逢い致しましょう。 >それでは〜。 >応援しています〜。 >> ありがとうです。 それではです〜。 |