◆−月影 氷雨さんへ−無限流人 改め 流空澄 (2004/3/20 14:22:35) No.16168
 ┗ありがとうございますw−月影 氷雨 (2004/3/22 15:24:33) No.16183
  ┗Re:ありがとうございますw−無限流人 改め 流空澄 (2004/3/23 12:14:28) No.16186


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16168月影 氷雨さんへ無限流人 改め 流空澄 2004/3/20 14:22:35


 リクありがとうございますv 僭越ながら贈らせていただきます。
煮るなり焼くなり、どうぞお好きなように。
 お持ち帰りは月影さんのみとさせていただきます、って、誰も持ってかないですね。
 投稿者のところのHNでよろしかったでしょうか?

お題「ゼロゼルで春っぽい出逢いもの」
**********************************

 大きな花の下には
 小さな花がある

 大きな花の下
 小さな花は見向きもされない

 だが 小さな花があるから 大きな花はより映える


**********************************


「をい。貴様」
 不機嫌な、不躾な呼びとめをゼロスは無視した。
 周りに人はたくさん居た、なにも自分ではないと思ったからだ。
「貴様だ!」
 声は後ろから歩いてくる。
 さらに声を荒げて、
「そこのオカッパ頭!」
 ゼロスの肩をつかんで引き寄せる。
 そこでやっと気が付いた。
「あ、ぼ、僕に何か御用ですか?」
 振り返ると、銀髪の青年が目くじらを立てて睨みつけてきた。
「御用もなにもない。とっととココから出て行け」
 ぴしゃりと言い放ち、ゼロスの背を叩く。
 痛い。
「ちょっと! ちょっ」
「ウルサイ。お前のせいだ」
 見れば、青年はゼロスに目を合わせるために、背伸びをしている。
 かわいい、そう言いたくなったのをこらえて、ゼロスは黙って『ココ』から出てゆく。
「ちっ。折角葉が出てきていたのに」
「……?」
 青年はしゃがみこみ、そばにあったブリキの如雨露をつかむと、ゼロスの足跡に水を注ぐ。
「……な、何の葉ですか?」
 これを踏み潰したのを怒ったのだろう。青年が爪先立ちになっていたのは、踏まないためであったのだ、といまさらながらに気づく。
「知らん」
「ええっ!?」
「最近、雨がふってなかっただろ?」
 ええまあ。と返すぜロス。
「地面がかわいてて、カワイソウだったんだ」

***********************************

 小さな花は大きな花がある限り見られない

 それは 大きな花が 近くにあったから

 近くに大きな花がないならば

 小さな花は主役になっていただろう

 小さな 小さな はかない美しさをたたえて

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16183ありがとうございますw月影 氷雨 2004/3/22 15:24:33
記事番号16168へのコメント

 どうも、月影 氷雨ですv 
流さんのゼロゼルは大好物なのでありがたく頂戴いたしますv
いやもう宝物庫に厳重保管したいですねぇ……(おい。


> 大きな花の下には
> 小さな花がある
>
> 大きな花の下
> 小さな花は見向きもされない
>
> だが 小さな花があるから 大きな花はより映える

 そうですね、例えば大輪のバラひとつだけよりも、かすみ草やスズランなどの目立たない花も一緒のほうが綺麗ですしね。
(ちなみに月影は華道の経験一回のみvバリッバリの初心者です)


>「をい。貴様」
> 不機嫌な、不躾な呼びとめをゼロスは無視した。
> 周りに人はたくさん居た、なにも自分ではないと思ったからだ。
>「貴様だ!」
> 声は後ろから歩いてくる。
> さらに声を荒げて、
>「そこのオカッパ頭!」
> ゼロスの肩をつかんで引き寄せる。
> そこでやっと気が付いた。
>「あ、ぼ、僕に何か御用ですか?」
> 振り返ると、銀髪の青年が目くじらを立てて睨みつけてきた。
>「御用もなにもない。とっととココから出て行け」
> ぴしゃりと言い放ち、ゼロスの背を叩く。
> 痛い。
>「ちょっと! ちょっ」
>「ウルサイ。お前のせいだ」

 オ、オカッパ……(笑。←月影的にツボにきたらしい。
 そういえばゼロスってオカッパでしたね。(ゼロス=ゴキ○リと思っている人、月影)
 出会い頭にゼルガディスさん、尻に敷き始めてますねv(おい。
 ちなみに月影は自分が呼ばれていないときも振り向きます。…そして恥をかく。


> 見れば、青年はゼロスに目を合わせるために、背伸びをしている。
> かわいい、そう言いたくなったのをこらえて、ゼロスは黙って『ココ』から出てゆく。

 わたしだったら思わず笑ってしまいそうです(かわいくてv)。


>「ちっ。折角葉が出てきていたのに」
>「……?」
> 青年はしゃがみこみ、そばにあったブリキの如雨露をつかむと、ゼロスの足跡に水を注ぐ。
>「……な、何の葉ですか?」
> これを踏み潰したのを怒ったのだろう。青年が爪先立ちになっていたのは、踏まないためであったのだ、といまさらながらに気づく。
>「知らん」
>「ええっ!?」
>「最近、雨がふってなかっただろ?」
> ええまあ。と返すぜロス。
>「地面がかわいてて、カワイソウだったんだ」

 ゼルガディスさん意外とエコロジスト…v
 てゆーかゼロス、足元見なよ…(汗。
 (何も踏んでもいないのに踏んだと勘違いして足上げて確認するお前もどうよ。
 ゼルガディスさんが育てている葉っぱが何の花なのか気になります。
 私的にはスミレかタンポポだと思いますが……どうなんでしょう?(いや、聞くなよ。


> 小さな花は大きな花がある限り見られない
>
> それは 大きな花が 近くにあったから
>
> 近くに大きな花がないならば
>
> 小さな花は主役になっていただろう
>
> 小さな 小さな はかない美しさをたたえて


 素敵ゼロゼル出逢い小説をありがとうございましたv
始めと終わりの詩も相変わらず綺麗にまとまっていて上手です。

 これからも流さん頑張ってくださいv
それでは。

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16186Re:ありがとうございますw無限流人 改め 流空澄 2004/3/23 12:14:28
記事番号16183へのコメント

> どうも、月影 氷雨ですv 

こんにちは。流空澄です。 

>流さんのゼロゼルは大好物なのでありがたく頂戴いたしますv
>いやもう宝物庫に厳重保管したいですねぇ……(おい。

ひぃぃぃぃっ! そんな恐れおおいっ!
ごみばこのすみっちょに置いていただければ幸いです!

> そうですね、例えば大輪のバラひとつだけよりも、かすみ草やスズランなどの目立たない花も一緒のほうが綺麗ですしね。
>(ちなみに月影は華道の経験一回のみvバリッバリの初心者です)

自分華道は幼稚園で習いました(幼稚園がお寺だった)。
結構……変だったと思います。独創的? まだがきですからねー。

> オ、オカッパ……(笑。←月影的にツボにきたらしい。
> そういえばゼロスってオカッパでしたね。(ゼロス=ゴキ○リと思っている人、月影)
> 出会い頭にゼルガディスさん、尻に敷き始めてますねv(おい。
> ちなみに月影は自分が呼ばれていないときも振り向きます。…そして恥をかく。

うちの学校。いたるトコロに『ゴキブリ殲滅』のポスターが……。

> ゼルガディスさん意外とエコロジスト…v
> てゆーかゼロス、足元見なよ…(汗。
> (何も踏んでもいないのに踏んだと勘違いして足上げて確認するお前もどうよ。
> ゼルガディスさんが育てている葉っぱが何の花なのか気になります。
> 私的にはスミレかタンポポだと思いますが……どうなんでしょう?(いや、聞くなよ。

そこは……ご想像にお任せです。

> 素敵ゼロゼル出逢い小説をありがとうございましたv
>始めと終わりの詩も相変わらず綺麗にまとまっていて上手です。
>
> これからも流さん頑張ってくださいv
>それでは。

がんばらせていただきます。温かいお言葉ありがとうございましたv