◆−月影 氷雨さんへ−無限流人 改め 流空澄 (2004/3/20 14:27:25) No.16169
 ┗二度投稿してしまいました−無限流人 改め 流空澄 (2004/3/20 14:28:15) No.16170


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16169月影 氷雨さんへ無限流人 改め 流空澄 2004/3/20 14:27:25


 リクありがとうございますv 僭越ながら贈らせていただきます。
煮るなり焼くなり、どうぞお好きなように。
 お持ち帰りは月影さんのみとさせていただきます、って、誰も持ってかないですね。
 投稿者のところのHNでよろしかったでしょうか?

お題「ゼロゼルで春っぽい出逢いもの」
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 大きな花の下には
 小さな花がある

 大きな花の下
 小さな花は見向きもされない

 だが 小さな花があるから 大きな花はより映える


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「をい。貴様」
 不機嫌な、不躾な呼びとめをゼロスは無視した。
 周りに人はたくさん居た、なにも自分ではないと思ったからだ。
「貴様だ!」
 声は後ろから歩いてくる。
 さらに声を荒げて、
「そこのオカッパ頭!」
 ゼロスの肩をつかんで引き寄せる。
 そこでやっと気が付いた。
「あ、ぼ、僕に何か御用ですか?」
 振り返ると、銀髪の青年が目くじらを立てて睨みつけてきた。
「御用もなにもない。とっととココから出て行け」
 ぴしゃりと言い放ち、ゼロスの背を叩く。
 痛い。
「ちょっと! ちょっ」
「ウルサイ。お前のせいだ」
 見れば、青年はゼロスに目を合わせるために、背伸びをしている。
 かわいい、そう言いたくなったのをこらえて、ゼロスは黙って『ココ』から出てゆく。
「ちっ。折角葉が出てきていたのに」
「……?」
 青年はしゃがみこみ、そばにあったブリキの如雨露をつかむと、ゼロスの足跡に水を注ぐ。
「……な、何の葉ですか?」
 これを踏み潰したのを怒ったのだろう。青年が爪先立ちになっていたのは、踏まないためであったのだ、といまさらながらに気づく。
「知らん」
「ええっ!?」
「最近、雨がふってなかっただろ?」
 ええまあ。と返すぜロス。
「地面がかわいてて、カワイソウだったんだ」

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 小さな花は大きな花がある限り見られない

 それは 大きな花が 近くにあったから

 近くに大きな花がないならば

 小さな花は主役になっていただろう

 小さな 小さな はかない美しさをたたえて

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16170二度投稿してしまいました無限流人 改め 流空澄 2004/3/20 14:28:15
記事番号16169へのコメント

これ間違いです;