◆−月影 氷雨さんへ−無限流人 改め 流空澄 (2004/3/20 14:27:25) No.16169 ┗二度投稿してしまいました−無限流人 改め 流空澄 (2004/3/20 14:28:15) No.16170
16169 | 月影 氷雨さんへ | 無限流人 改め 流空澄 | 2004/3/20 14:27:25 |
リクありがとうございますv 僭越ながら贈らせていただきます。 煮るなり焼くなり、どうぞお好きなように。 お持ち帰りは月影さんのみとさせていただきます、って、誰も持ってかないですね。 投稿者のところのHNでよろしかったでしょうか? お題「ゼロゼルで春っぽい出逢いもの」 ********************************** 大きな花の下には 小さな花がある 大きな花の下 小さな花は見向きもされない だが 小さな花があるから 大きな花はより映える ********************************** 「をい。貴様」 不機嫌な、不躾な呼びとめをゼロスは無視した。 周りに人はたくさん居た、なにも自分ではないと思ったからだ。 「貴様だ!」 声は後ろから歩いてくる。 さらに声を荒げて、 「そこのオカッパ頭!」 ゼロスの肩をつかんで引き寄せる。 そこでやっと気が付いた。 「あ、ぼ、僕に何か御用ですか?」 振り返ると、銀髪の青年が目くじらを立てて睨みつけてきた。 「御用もなにもない。とっととココから出て行け」 ぴしゃりと言い放ち、ゼロスの背を叩く。 痛い。 「ちょっと! ちょっ」 「ウルサイ。お前のせいだ」 見れば、青年はゼロスに目を合わせるために、背伸びをしている。 かわいい、そう言いたくなったのをこらえて、ゼロスは黙って『ココ』から出てゆく。 「ちっ。折角葉が出てきていたのに」 「……?」 青年はしゃがみこみ、そばにあったブリキの如雨露をつかむと、ゼロスの足跡に水を注ぐ。 「……な、何の葉ですか?」 これを踏み潰したのを怒ったのだろう。青年が爪先立ちになっていたのは、踏まないためであったのだ、といまさらながらに気づく。 「知らん」 「ええっ!?」 「最近、雨がふってなかっただろ?」 ええまあ。と返すぜロス。 「地面がかわいてて、カワイソウだったんだ」 *********************************** 小さな花は大きな花がある限り見られない それは 大きな花が 近くにあったから 近くに大きな花がないならば 小さな花は主役になっていただろう 小さな 小さな はかない美しさをたたえて |
16170 | 二度投稿してしまいました | 無限流人 改め 流空澄 | 2004/3/20 14:28:15 |
記事番号16169へのコメント これ間違いです; |