◆−鎮魂歌 ―レクイエム― 第四章 占い師−Chris+S☆A (2004/3/21 14:45:21) No.16180
16180 | 鎮魂歌 ―レクイエム― 第四章 占い師 | Chris+S☆A | 2004/3/21 14:45:21 |
クリス:こんにちは〜!お久しぶりでございます。 テスト、卒業式の合唱の実行委員になったりと とっても忙しかったのでいつも以上に遅れてしまいました。すみません。 ゼロス:それでは、今までのお話を忘れている方がいらっしゃってはいけませんので、 (読んでくれていらっしゃる方がいるかどうかも・・・)簡単に説明をしておきます。 詳しくは、著者別のほうに入れておきましたのでそちらをご覧下さい。 ある日、下級魔族、レッサーデーモン10ダースに囲まれてしまったリナさん。 そこをガウリイさんに助けられて・・・食事を済ました後で回想シーンに突入。 そこで出会ったおばあさんに×××って言われちゃって。 でもそのおばあさんって本当は・・・ (ゼロスの頭にトゲトゲ付きハンマーが刺さる) L :今回の分とっくに過ぎちゃったじゃない!しかも、書かなくていいことまで・・・ 設定にないことも・・・!! クリス:とりあえずスタートです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―混沌― 走馬灯のように映像が流れていった。やっぱりガウリイは・・・ あのときの事を思い出すとそう思えてならない。あたしに・・・が出ていた事分かってたのかな。 それとも・・・ それはガウリイに会うほんの一週間前の事だった。少し小さな町の一角であたしは呼び止められた。 「そこの魔道士風のおじょうちゃん。」 声のしたほうに振り向くとそこには占い師のおばーちゃんが手招きしている。 周りを見てもあたししかいない。 「お前さんじゃよお前さん。ほかにおらんじゃろ」 何回確認してもここにはあたしとおばーちゃんしかいなかった。 「おじょうちゃん、運勢を占ってみんかの?」 おばーちゃんが台の上においてあった水晶玉を両手でさすりながら言った。 「いや。」 あたしはきっぱりいった。 「な、なぜじゃ!」 おばーちゃんはかなりショックを受けたのだろう。両手の動きが早くなった。 「いや、だって詐欺っぽいし」 「決してそんな事はない!」 「第一、こんな人気の無いところで商売するってのがおかしいし」 「そりゃあ、占い師といったら空しい所でぽつんと人をずっと待ち続けるものじゃろう」 商売あがったりだ・・・ 「それに、あたしは占い信じてないし。」 「占いは本物じゃ!」 さすがにそれは癪に障ったらしい。 「だって、いつもいつも絶好調とか言っといて、その日に限ってバナナの皮で滑ってこけるし、 お餅がのどに詰まるし、犬の尻尾踏んじゃうし、ナーガに会っちゃうし・・・」 「占い好きじゃないか」 「う、うっさいわね!大嫌いよ!」 青筋を立てていたおばーちゃんはふぅと一息ついてまた口を開いた。 「それは、おじょうちゃんが今まで青い占い師で占って貰ってたからじゃ。 ―じゃが、わしは違う。何せこのわしが何を隠そう― レベッカ=クルスだからじゃ!」 おばーちゃん、もといレベッカ=クルスはいつの間にやら立ち上がって 水晶玉を片手で空高く掲げてたりしている。 ―元気っ。元気すぎるっっ! でも、 「知らない」 ずがしゃああ! 瞬間、レベッカおばーちゃんは机諸共地に倒れ伏していた。 あ、水晶玉だけは決死の思いで掲げて守ってる。 「お・・・おじょうちゃん・・・。」 「だって占い専門外だし」 それに・・・一部で有名だからって誰もが自分の事知ってるって思う奴は結構いるのよね・・・ 「ちょ、ちょっと待ちなさい。おじょーちゃんには―」 あたしがおばーちゃんの占いを聞くことにしたのは その続きの言葉にびびったからではないことを先に告げておく。 それと。実際にはこっちのほうが強かったかも。 ただで占ってくれるって言うからやらないわけにはいかないじゃない!! そしておばーちゃんの占いは始まったのだ。 「ふぅーむ」 おばーちゃんはあたしの手の平を見て唸った 「・・・これは・・・最悪じゃ・・・」 「えっ!?何?そんなに声震わせちゃって・・・まさかこの後お金落としちゃうとか・・・ いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ」 「いや違う」 おばーちゃんは静かに頭を振った。 「恋愛運が・・・」 「それはええっ!」 このおばーちゃん最初に言った事は完全に忘れてるんじゃないでしょうね 「あの〜それで・・・」 面白くなさそうな顔をしていたおばーちゃんは何かを取り出した。 「それなら・・・タロットでどうじゃ!」 ・・・やっぱりわかってない・・・ とはいえ瞳を輝かせているおばーちゃんの期待を裏切ることははっきり言ってあたしにはできない。 もとい、タダを断るなんて・・・ 「それではまずこれを切って、三つに分けて・・・」 カーカーとカラスが鳴いている。もう夕方だ。 結局ほとんどと言っていーくらい占いをやらされた。 関係無いのを除いた結果は・・・ 『一年以内に死ぬ確立88.9%』 『いい男に巡り逢えない確立99.999・・・』 「それはどーでもええ!!」 ・・・とつっこみは置いて・・・その前のは一体・・・? 「おじょうちゃん・・・この占いの結果・・・そんなに遠くは無い」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 クリス:いつもながらに中途半端なところで終了です。 というか、全然終わりそうに無いです(泣) ゼロス:次回はおばあさんの・・・ どげしっっっ! 一同 :それではこの辺で さよーなら〜 |