◆−ミラー・スレイヤーズ−ぷらすとーる (2004/3/23 10:55:22) No.16185


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16185ミラー・スレイヤーズぷらすとーる E-mail 2004/3/23 10:55:22


ついに書いちゃいました・・・(汗)
「仮面ライダー龍騎」と「スレイヤーズ」。と、言うより「龍騎」色の強い第1話です。スレイファンの方、怒らないでくださいね・・・(汗)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜”優衣!もうすぐだ・・・もうすぐお前に必ず新しい命を・・・”
無限に続く合わせ鏡。その中に響く無限の思い・・・
”やれやれ、たった一人を救うのに、多くの犠牲を、いえ、この世界を壊す事さえ厭わない。困ったものですねえ”
合わせ鏡の中で黒衣の影がほくそ笑んだ・・・

エピソード1、
”ピチャン”
一滴のしずくが落ちる。ボロボロの廃工場・・・
そこに一人の男が立っている。短い黒髪に、長い黒のロングコート・・・
全身を漆黒で固めたような鋭い目つきの男だ。
”ピチャン”
再びしずくが落ちた。そして、その音に混じって聞こえた足音・・・
黒いコートの男、秋山漣はその音のした方向を振りむく・・・
相手は端正な顔をした男だった。
しかし、まるで蛇を思わせるような皮のジャケットを着た男のその表情には異常なまでに凶悪な表情が張り付いている。
「フー・・・待たせたな。」
独特の大きな息を吐き、男は邪悪な笑みを浮かべる。
「準備は万端と言ったとこだな・・・」
漣はそれだけを言い、工場内の廃車に歩み寄る。そして、蛇柄のジャケットの男、浅倉威も・・・
二人は廃車の窓ガラスの前に来ると、それぞれカードを取り出した。
「変身!」
「フー・・・変身!」
窓ガラスに映った自分の姿が、突然異形の姿になり、そのビジョンが二人の体を包む・・・
漣はまるで蝙蝠を思わせる漆黒の、そして同時に中世の騎士の様な仮面の姿に・・・
浅倉は紫のコブラのような仮面の姿に・・・
次の瞬間、2人の姿は窓ガラスの中に吸い込まれるように入っていった。
そこは現実の隣り合わせに存在する世界。
一見、何も変わらないようだが存在するものが反転している。
「イライラするんだ・・・戦え!」
そう言って、紫の蛇を思わせる仮面ライダー、”王蛇”は漣、”ナイト”に突進する。
『ソードベント』
ナイトは自らの腕にある盾にバックルからカードを差し込んだ。そして巨大な剣が空から舞い降りる・・・
”ガシャン!!”
王蛇の一撃で胸から火花を散らせつつも、ナイトは一撃を当てようとする。その時・・・
「ファイヤーボール!」
突然の火球が飛んできた。とっさに避けるが完全に避けきれず、2人は吹き飛ぶ。
「いやー、中々ですね〜」
突然、能天気なまでに高い声が響き渡った。
2人は声の方向を見る。
黒衣の男だった、そしてその裏には影になってよく見えないが、対照的に白い服の男が居た。
「ご挨拶が遅れて、申し訳ありません。僕はゼロスっていいます。」
にこやかに笑って黒衣の男は挨拶した。
「ライダーじゃないのか・・・」
秋山漣・・・仮面ライダーナイトは立ち上がりながら言う・・・
「ええ、残念ながら・・・ですがお願いがあるんです。」
「何だ・・・?」
浅倉威・・・仮面ライダー王蛇は静かな声で言う・・・
「この人をあなた方の戦いに加えて欲しいんです。」
そうして、ゼロスは後ろの男に目を向け、その白衣の男はゆっくりと近づいてきた・・・
「!」
漣は思わず息を飲む・・・
白いフードを取ったその男の顔は、まるで岩の様な皮膚に覆われていた・・・
「ゼルガディス・グレイワーズだ・・・俺も混ぜてもらう・・・」〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜