◆−煌天由亜さんへ−流空澄 (2004/3/29 18:51:49) No.16218
 ┗Re:ナイス!!−煌天 由亜 (2004/3/31 10:47:24) No.16225


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16218煌天由亜さんへ流空澄 2004/3/29 18:51:49


リクエストありがとうございますv

ゼロ+ゼラといふことですので。春らしーく決めて見ました。

煌天由亜さん以外お持ち帰りは禁止です。


***********************************


 べろんべろん。
 今のゼロスを表現するならこれが一番適切であろう。
「なぜれしょうっ! ぼくあーがんばってるんれすよっ!?」
 朱塗りの器になみなみと注がれた酒。本来魔族は酔ったりしないのだが。どうもゼラスの用意したこの酒は、普通の酒と違うらしい。
 顔は普通の色なのに、ろれつは回っていない。
「ぜらすさまあひろいっ! ぼくあがんばっておしごとしれるんらすっ!」
 
 今のを訳そう。
『ゼラス様は酷いっ! 僕はがんばってお仕事してるんですっ!』

「で。私に何を望むのだ? ゼロス」
 ゼラスは後ろ手にスコップを構えつつ、笑顔をとりつくろう。
「きうーぢつがほしいんれすっ! きゅーうぢつがっ!
 たあにはひんげんかひでのんびりほろびをまひたりひらいんれすっ!」

 今のを訳そう。
『休日が欲しいんですっ! 休日がっ!
 たまには人間界でのんびり滅びを撒いたりしたいんですっ!』

 滅びをのんびり撒くのか、と某胸のちいさい魔道士に突っ込まれそうだな。ゼラスはぼんやりと思った。


「ふん……世界を滅ぼしえるまで我らに休日など存在せんわ」
 うぃっく! ゼロスの目が変る!
「いいんれすかあ〜? そんらこと言っちゃってぇえ」
「なぜだ?」

 ゼロスの顔色が、みるまに赤く染まってゆく。

「ゼラス様は書類を片付けずに海王様と毎日どこかへ出かけておられます。
 それは滅びを撒くためではなく、夏にそなえてダイエットという魔族にはまったく関係ないことをしていらっしゃることを僕は知っています!
 ええ知らいでですか!?
 僕の苦労を察してください! わかってるんですか!?」

 ゼロスは――飲むとぐちっぽくなるようだった。

「うっ! それはだなゼロス……! ダルフィンに誘われてだな……!
 まだ春だ! もう少し時間があるが! な! 夏はすぐ来るのだぞ!」
「魔族にだいえっとなんてひつようないじゃないれすかああああ!
 ってゆーかゼラス様は変りませんよう! だいえっとしたって!
『そのまんま』なんですよおっ!」


 ぷちっ。

 どすめきゅごずっ!

「ゼロス。減給三百年」

**************:********************

……春らしい? 春らしいといえば酒くらい?

 ほら。酔っ払いは春に出没しますから……

 返品不可でお願いします(をい)

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16225Re:ナイス!!煌天 由亜 2004/3/31 10:47:24
記事番号16218へのコメント


>リクエストありがとうございますv
>
>ゼロ+ゼラといふことですので。春らしーく決めて見ました。
>
>煌天由亜さん以外お持ち帰りは禁止です。

はい、ありがとうございます。
>
>
>***********************************
>
>
> べろんべろん。
> 今のゼロスを表現するならこれが一番適切であろう。
>「なぜれしょうっ! ぼくあーがんばってるんれすよっ!?」
> 朱塗りの器になみなみと注がれた酒。本来魔族は酔ったりしないのだが。どうもゼラスの用意したこの酒は、普通の酒と違うらしい。
> 顔は普通の色なのに、ろれつは回っていない。

人間が飲んだら、イチコロそうな酒ですね。

>「ぜらすさまあひろいっ! ぼくあがんばっておしごとしれるんらすっ!」
> 
> 今のを訳そう。
>『ゼラス様は酷いっ! 僕はがんばってお仕事してるんですっ!』

割に、趣味に走っている気がします。

>
>「で。私に何を望むのだ? ゼロス」
> ゼラスは後ろ手にスコップを構えつつ、笑顔をとりつくろう。
>「きうーぢつがほしいんれすっ! きゅーうぢつがっ!
> たあにはひんげんかひでのんびりほろびをまひたりひらいんれすっ!」
>
> 今のを訳そう。
>『休日が欲しいんですっ! 休日がっ!
> たまには人間界でのんびり滅びを撒いたりしたいんですっ!』
>
> 滅びをのんびり撒くのか、と某胸のちいさい魔道士に突っ込まれそうだな。ゼラスはぼんやりと思った。

半分、頭の働いていない発言もGOOD!!

>
>
>「ふん……世界を滅ぼしえるまで我らに休日など存在せんわ」
> うぃっく! ゼロスの目が変る!
>「いいんれすかあ〜? そんらこと言っちゃってぇえ」
>「なぜだ?」
>
> ゼロスの顔色が、みるまに赤く染まってゆく。
>
>「ゼラス様は書類を片付けずに海王様と毎日どこかへ出かけておられます。
> それは滅びを撒くためではなく、夏にそなえてダイエットという魔族にはまったく関係ないことをしていらっしゃることを僕は知っています!
> ええ知らいでですか!?
> 僕の苦労を察してください! わかってるんですか!?」
>
> ゼロスは――飲むとぐちっぽくなるようだった。

絡み上戸ですか

>
>「うっ! それはだなゼロス……! ダルフィンに誘われてだな……!
> まだ春だ! もう少し時間があるが! な! 夏はすぐ来るのだぞ!」
>「魔族にだいえっとなんてひつようないじゃないれすかああああ!
> ってゆーかゼラス様は変りませんよう! だいえっとしたって!
>『そのまんま』なんですよおっ!」

ゼロス、それは魔族でも女性には禁句だ。(大笑い)

>
>
> ぷちっ。
>
> どすめきゅごずっ!
>
>「ゼロス。減給三百年」

ご愁傷様

>
>**************:********************
>
>……春らしい? 春らしいといえば酒くらい?
>
> ほら。酔っ払いは春に出没しますから……
>
> 返品不可でお願いします(をい)


ありがとうございました。
きっちり、大笑いしてました。

それでは。