◆−スレ童話 ヴァルと豆の木 前編−神高 紅 (2004/6/16 18:40:55) No.16470 ┣初めまして−じょぜ (2004/6/23 20:22:52) No.16498 ┃┗こちらこそ初めましてです−神高 紅 (2004/6/24 16:43:10) No.16507 ┗スレ童話 ヴァルと豆の木 後編−神高 紅 (2004/7/8 18:08:08) No.16563 ┗続きだ!−じょぜ (2004/7/9 00:00:36) No.16566 ┗ただいまです−神高 紅 (2004/7/10 17:56:47) No.16568
16470 | スレ童話 ヴァルと豆の木 前編 | 神高 紅 | 2004/6/16 18:40:55 |
はいどうもこんばんは紅であります。 コ(こんばんは。突っ込み担当のコウだ) こ(こんばんは・・。(天然)ボケ担当のこうです・・) 今回ですがタイトルから見てもわかる通りジャックと豆の木のパロです。英語で言うとジャックアンドツリーオブビーンです。 コ(それは多分違うと思う) こ(しかもなんで・・全部カタカナ・・) 綴りがわかんないから。まあそんなどうでもいいことは置いといて。 コ(今日なんかテンション高いなこいつ) かなり原作と変わる可能性がありますがそこらへんは寛大な心で見逃してください。あとお暇なら見てくだされば嬉しいです。ではどうぞです。 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< スレ童話 ヴァルと豆の木 前編 それは遠い遠い昔ある国のある場所に小さな骨董品屋がありました。 そこにはフィリアという美しい女性とヴァルというセクシーな青年が住んでいました。 「待て!セクシーって何だ!」 そこ!ナレータに話し掛けない!ごほんっ・・・では続きを、 2人は時々喧嘩をしたりしながらも仲むつまじく暮らしていました。 そんなある日フィリアが町に買い物に出かけました。 「ちょっとそこのあんた何か買ってかない?」 突然呼び止められたフィリアは振り向くとそこには栗色の髪をした少女が露店を開いて客寄せをしていました。 日頃ヴァルから無駄使いは絶対にするなと言われていたフィリアですが好奇心に負けて、見るだけならと露店の前にしゃがみこみました。 「なにがあるんです?」 「そうねえこんなのなんかどう?」 と言って少女が取り出したものはかなり怪しいいわく付きの物ばかりでした。 「あの・・・呪われてないものはないんですか」 「んーみゅ。そんな難しい事言われても・・・あっ!これならどう?」 と言って少女が取り出したのは一粒の豆でした。 「ただの豆じゃないんですか?」 「んっふっふっふ。甘いわねこれをそん所そこらの豆と一緒にしてもらっちゃあ困るわ」 「具体的にどう違うんです?」 「この豆は土に植えてたった一晩でなんとふつうの豆のゆうに百倍は成長するのよ」 「ええ!?百倍ですか!?」 「しかもしかも取れる豆は金で出来てるっていうから驚きよ!今ならこれに洗剤とお米券をつけてなんとなんと金貨十枚でお求めになります。くぅーー!お買い得だねぇ!」 「それ買います」 「毎度ありー♪」 となかばテレビショッピングのノリでまんまとフィリアは一粒の豆を買わされてしまいました。 その後フィリアは家に帰りヴァルにこのことを話すと 「この馬っ鹿野郎!!!!完全に騙されてんじゃねえかああ!!!!」 当然のことながらしっちゃかめっちゃかに怒られました。 「でもでも一晩で大きくなるって・・・」 「だからそれが騙されてんだよ!ただでさえうちには金がねえんだぞ」 「でももしかしたらって事が」 「あるわきゃねえだろ」 2人の口論は夜が更けるまで続きました。 次の日の朝最初に異変に気付いたのはフィリアでした。 「ヴァル!大変なんです庭に来てください!」 「なんだよこんな朝っぱらか・・・」 思わずヴァルは口に加えていたトーストを落としていました。 「なんだこれは・・・」 庭のど真ん中には超巨大な豆の木がまるでドラ○ンボールに出てくるカ○ン塔よろしく雲の上まで伸びていました。 「ね言った通りでしょう」 1人はしゃぐフィリアを横目にヴァルはいまだに信じられないという顔をしていました。 「でもどうすんだよ。こんなもん」 「はいヴァル♪」 「なんだよこれは・・・」 「リュックとお弁当です」 「そーゆー事を聞いてんじゃねえ!それはどーゆー意味かって聞いてんだ!」 「上まで登って豆を収穫してきてください」 「本気か?」 「ええ本気です」 「・・・わかったよ」 さすがに文句の1つも言いたい所でしたが昨晩のこともありしぶしぶヴァルは豆の木を登っていきました。 それからしばらくして 「しっかしどこまであんだこの豆の木は・・・もう下が見えねえぞ」 それからもヴァルはずんずんと豆の木を登っていき丁度太陽が真上に来た頃豆の木の頂上にたどり着いたのだった。 つづく! <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< コ(なーんか中途半端な切り方だな) まあ気にしないのが一番ですよ。うん。 こ(それはそれとして・・なんですか今日の変なテンションは・・) 聞きたいですか? コ(いや別に) 実はですね、 コ(無視して語り始めやがったこいつ) 模試が帰ってきたんですけど、先に断っておくと僕は理系です。 こ(いいから・・速く言ってください・・) それで・・・なんと国語で140点取りました200点中で。 コ(なにいいいい!!!?) でも理数系全然駄目だったんです。だからなんか複雑な気持ち・・・ コ(変なやつ) うっさいわ。と話が脱線しましたが、ではこの辺で後編でまたお会いしましょう。 コ(じゃあな) こ(ばいばい・・) ではまた見てくださいさよーなら。 |
16498 | 初めまして | じょぜ | 2004/6/23 20:22:52 |
記事番号16470へのコメント 初めまして、じょぜと申します。 「鶴の恩返し?」、読み逃げしてたのですが、とても面白かったです。それぞれのコンビ&カップルのいろんな末路が楽しめて。ヴァルフィリのみ普通に幸せになってたのがとても意外に思えてしまいました(笑)。あの話ではせっかくお金持ちになったのに、今回はどうも生活が苦しいんですね、この二人。 ヴァルとフィリアの会話がとってもかわいくて、楽しかったです。 リナに言いくるめられてまんまと騙されるフィリアもらしいと思います。絶対フィリアってそんなタイプですよね。口八丁の商売人の血をひくリナに所詮かなうわけもないですが(笑)。 >「はいヴァル♪」 >「なんだよこれは・・・」 >「リュックとお弁当です」 >「そーゆー事を聞いてんじゃねえ!それはどーゆー意味かって聞いてんだ!」 >「上まで登って豆を収穫してきてください」 >「本気か?」 >「ええ本気です」 >「・・・わかったよ」 ここすっごい好きです。なんか仲よさげで。なんだかんだ言ってフィリアには逆らえないあたりが、ヴァルだなあと思いました。 それでは拙い感想ですが、続きを楽しみに待ってます〜。 |
16507 | こちらこそ初めましてです | 神高 紅 | 2004/6/24 16:43:10 |
記事番号16498へのコメント どうも初めましてじょぜさん神高紅でする。 この度はこのようなつたなくてくだらないギャグ小説にレスをくださってありがとーございます。 ではではさっそく御礼代わりのレス返しです。 > 「鶴の恩返し?」、読み逃げしてたのですが、とても面白かったです。それぞれのコンビ&カップルのいろんな末路が楽しめて。ヴァルフィリのみ普通に幸せになってたのがとても意外に思えてしまいました(笑)。あの話ではせっかくお金持ちになったのに、今回はどうも生活が苦しいんですね、この二人。 ええ苦しいです。やっぱりお金持ちよりそっちのが似合うと思っちゃたり。 そして読み逃げ結構です。僕もじょぜさんのシリーズ読み逃げしてましたし(汗) > ヴァルとフィリアの会話がとってもかわいくて、楽しかったです。 そう言ってもらえるのはとても嬉しいです。 > リナに言いくるめられてまんまと騙されるフィリアもらしいと思います。絶対フィリアってそんなタイプですよね。口八丁の商売人の血をひくリナに所詮かなうわけもないですが(笑)。 世間知らずはまだ残ってそうな感じがしますしねえ。リナには当然敵うはずもなく。 >>「はいヴァル♪」 >>「なんだよこれは・・・」 >>「リュックとお弁当です」 >>「そーゆー事を聞いてんじゃねえ!それはどーゆー意味かって聞いてんだ!」 >>「上まで登って豆を収穫してきてください」 >>「本気か?」 >>「ええ本気です」 >>「・・・わかったよ」 > ここすっごい好きです。なんか仲よさげで。なんだかんだ言ってフィリアには逆らえないあたりが、ヴァルだなあと思いました。 尻に敷かれてるというのかなんなのか僕もそういう感じが好きなんです。 > それでは拙い感想ですが、続きを楽しみに待ってます〜。 そんな恐れ多いですありがとーございました。それと後編ですがテストが重なるのでしばらく書けないかもしれませんが機会があったらまた見てください。ではではさよーなら。 |
16563 | スレ童話 ヴァルと豆の木 後編 | 神高 紅 | 2004/7/8 18:08:08 |
記事番号16470へのコメント どうもこんばんは超がつくほど久しぶりでございます。紅でする。 コ(どうもコウだ) こ(ども・・こうです・・) コ(てーか間が空き過ぎだろ) こ(もしかしたら・・待ってくださってる・・心優しい方が・・いるかもしれないのに・・) コ(まあそれはないと思うが) ないのか!?それは!?でもテストばっかは仕方がないじゃないですか! コ(わあったよ。そんなことよりちゃんとオチは考えてんだろうな) それはもちろん。後巨人役が前代未聞です。 こ(前代未聞ですか・・?) たぶんおそらくは。かなり意外な人?がやってます。 コ(その?が気になるが、まあとにかく後編スタートだな) <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< スレ童話 ヴァルと豆の木 後編 「なんだここは・・・」 豆の木の頂上にたどり着くなりヴァルは思わずそう呟きました。 そこではまるで草原のように雲が連なりひろがりその先には一つの家が建っていました。 ヴァルは豆の木から恐る恐る雲の上に足を踏み出してみました。 雲の上はまるでマシュマロのような感覚でした。 「雲の上って歩けたのか」 ちょっとばかしずれたところで感心していたヴァルはその先にある家にも興味が湧いてきました。 「ちょっと行って見るか」 その家。遠くから見ているとわかりませんでしたが近くに行って見るとかなりの大きさでした。 「誰もいないのかー!」 普通の物より十倍は大きいドアの外から叫んで見るときぃっと音をたてて勝手にドアが開きました。 「邪魔するぞ」 ヴァルがその家の中に入ってみるとこれまた大きなテーブルや椅子が立ち並びその部屋の奥には目も眩むような金銀財宝が所狭しと並んでいました。 「すっげえ・・・うちの家が土地付きでダース単位で買えるぞ」 その財宝をしげしげと眺めていたヴァルはとある一つの重大な事実を思い出しました。 「・・・やばい・・・豆の実をとんの忘れてた・・・」 そうですあの豆の木大きさだけで見れば桁が二つ三つ違っていましたが肝心の豆は一つもなっていなかったのです。 このまま手ぶらで帰ればフィリアと喧嘩になること必死です。 「まずいまずいぞこりゃ・・・」 思いっきりうろたえだしたヴァルが目の前の財宝のことに気付くのはすぐでした。 「いや・・・でもしかし・・・」 「くすくす・・・どうかされましたか?」 そんなヴァルの心の中の葛藤を中断させるようにどこから現れたのか一人の黒い神官服を来た青年がヴァルの背後に立っていました。 「どわあ!?なんだ急にてめえは!驚かすんじゃねえ!」 「おやおや人の家に勝手に上がっておいて不躾ですねえ。まあ構いませんが。それから僕はてめえではなくてゼロスと言いますので」 神官服の青年はわざとらしく苦笑しました。 「それにしても珍しいですねえ下界の人間がこんなところに来るなんて」 そう言ってゼロスはヴァルのことをじろじろ眺めました。 「そうだちょうど退屈してたところなんです僕とちょっとしたゲームでもしませんか?」 「俺は今そんなことしてる場合じゃ・・・」 「僕に勝てばそこにある財宝を差し上げますよ」 「やる!」 素晴らしい反応速度での返答でした。 「でなにをやるんだ?」 「まあたいした事じゃありませんよ」 ゼロスがぱちんと指を鳴らすと壁が開き中から巨大な人影が現れました。 それを一言で言い表すなら・・・ぴこぴこリナちゃんでした。 「このぴこぴこリナちゃんとのタイマンってことで」 「なんなんだよこのふざけたも・・・」 ずがしゃあ!! 「ぎゃああ!あぶねええ!」 「ほらほら早く逃げないと踏み潰されますよ」 「てんめええ!この生ゴミ野郎!」 「はっはっはっは。では見物させてもらうとしますか」 最初のうちは何とかかんとかかわしていたヴァルでしたがとうとう追い詰められてしまいました。 「くっこの野郎・・・」 「もう終わりですか?案外あっけないで・・・」 「ゼロス・・・」 そこに突然女性の声が乱入してきました。 長い金髪をなびかせたその女性を見たゼロスは思わず凍りついてしまいました。 「ゼ・・・ゼラス様!」 「ゼロスなのさっきからどたばたとしてたのは?これではゆっくり昼寝もできないわよ」 「え・・・あいやあのこれはその」 「お仕置きね♪ゼロスちょっとこっち来なさい」 「いやー!!!許してくださいゼラス様!!!」 ゼロスはそのままゼラスに連れていかれました。 「えーっと・・・」 後に残ったヴァルとぴこぴこリナちゃんはどうしていいかわからずにただ呆然としていました。 「すごいわヴァルこんな宝物どこにあったの?」 「あーなんか雲の上にあった・・・」 「どうしたのヴァルなんか元気がないみたいだけど」 「なんでもないなんでも・・・」 「なにか気になるけど、とにかくこれで明日はご馳走ね」 無邪気に喜ぶフィリアを見てヴァルは 「まあでもこいつもこんなに喜んでることだし、まあいっか」 「なにか言いましたかヴァル?」 「相変わらずのーてんきだなっていったんだよ」 「まあなんですって!」 「はっはっはっはっは」 「笑わないでください!」 いろいろあったけどめでたしめでたし。 おまけ あれからしばらくして、 「でねこれはなんと伝説の勇者が使ってたっていう幻のスプーンなのよ」 「すごいすごい!他には?」 「これなんてどう?中から人が生まれると言い伝えられている巨大桃」 後日あの商人にまた騙されているフィリアがいたとかいなかったとか。 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< コ&こ(変なオチ) 2人ではもって言うな! こ(てゆーかぴこぴこリナちゃんって・・) コ(話の流れも変だし) こ(かなりぐだぐだに・・無理やり終わらせたって感じ・・) コ(まったくもってここまで読んでくれた方に申し訳ない) こ(すいませんね・・次はもっとよくさせますから・・) がああああ!!うるさい!!次々に文句言うんじゃねええ!! コ(やかましいわ!) やめ・・・く・・・首を絞める・・・・・・・・・・・・(地味に沈黙) こ(ではではここまで読んでくれた方・・ありがとうございます・・) コ(紅は遠い国に旅立ったが気にするな。じゃあまたな) こ(さよなら・・) |
16566 | 続きだ! | じょぜ | 2004/7/9 00:00:36 |
記事番号16563へのコメント どうも神高さん、テスト終了からお帰りなさいです。待ってましたよ〜。 ぴこぴこリナちゃんですか。実はスレの映画ってぷれみあむ以外見たことないんですが、なんとなく知ってます。CMとかで見た記憶が……巨大なSDバージョン(なんか言葉が矛盾してる)のリナですよね。なるほど、ゼロスが飼ってましたか。 手ぶらで帰るわけにはいかないと奮闘するヴァルがよかったです(笑)。邪魔するぞ、なんて言葉は乱暴だけど礼儀正しいですね。きっとフィリアの教育の賜物でしょう。ゼラス様の登場も意外でした。 フィリアが喜んでるしいいか、なんてらぶらぶですねえ(嬉)。ラストの会話相変わらずかわいいです。お疲れのヴァルにフィリアは紅茶をいれてあげてくださいな、ぜひ。 んで、おまけのオチもよかったです。また騙されてる……。もうこのお嬢さんはひとりで外出させないほうがいいと思います。生まれ変わってもヴァルはいろいろ苦労が絶えませんね。 とってもほのぼのして面白かったです〜! ではでは〜! |
16568 | ただいまです | 神高 紅 | 2004/7/10 17:56:47 |
記事番号16566へのコメント どうもじょぜさんこんばんは紅です。不肖ながら帰ってまいりました。 ではではさっそくレス返しとまいりまする。 > ぴこぴこリナちゃんですか。実はスレの映画ってぷれみあむ以外見たことないんですが、なんとなく知ってます。CMとかで見た記憶が……巨大なSDバージョン(なんか言葉が矛盾してる)のリナですよね。なるほど、ゼロスが飼ってましたか。 ええ間違いなくでっかいSDなリナです。いつか使ってみたかったんですよ。 > 手ぶらで帰るわけにはいかないと奮闘するヴァルがよかったです(笑)。邪魔するぞ、なんて言葉は乱暴だけど礼儀正しいですね。きっとフィリアの教育の賜物でしょう。ゼラス様の登場も意外でした。 フィリアさんはそーゆーことにはうるさそうですしね。 ゼラス様の登場は後になって思いついたところだったり。 > フィリアが喜んでるしいいか、なんてらぶらぶですねえ(嬉)。ラストの会話相変わらずかわいいです。お疲れのヴァルにフィリアは紅茶をいれてあげてくださいな、ぜひ。 かわいいだなんて言ってもらえれば本望です。 > んで、おまけのオチもよかったです。また騙されてる……。もうこのお嬢さんはひとりで外出させないほうがいいと思います。生まれ変わってもヴァルはいろいろ苦労が絶えませんね。 また騙されてますねえ(しみじみ)確かにこれは危なくて外には出せませんよねえ・・・ そしてヴァルさんには末永く苦労人でいてほしいものです(おい > とってもほのぼのして面白かったです〜! ではでは〜! はいではまたじょぜさんの作品にもレスしますので、さよーなら。 |