◆−遅れて申し訳ありません; 煌天由亜さまへ−流 空澄 (2004/7/5 20:20:10) No.16554
 ┗Re:遅れて申し訳ありません; 煌天由亜さまへ−煌天 由亜 (2004/7/7 18:56:06) No.16560


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16554遅れて申し訳ありません; 煌天由亜さまへ流 空澄 2004/7/5 20:20:10


遅れてしまって申し訳ありません;ひたすら土下座させてください…

煌天由亜さんリクエストの『ゼロス絡み』のお話です。
煮るなり焼くなりしていいのは煌天さんだけですのでお気をつけください。


 へてへてへて……
 すたすたすた……
 ぴたっ! くるっ。
 どきっ! ささっ。

「変ですねー。つけられているようですねー」
 ゼロスはわざと大きな声で言った。
 犯人に聞えるように。
 近くに居た町人が、不振そうにこちらを見るが、ゼロスは軽くムシった。
「僕の後をつけても……よっぽどの暇人なんでしょう」
 ゼロスは人が悪い。否、魔族だから悪い。
 とっくに、犯人が何処に隠れて、どんな人間か分かっているのだが。
 名乗り出るまで攻撃するつもりらしい。
「おおっ! おっさん!」
 ざっ。土煙を上げ、一人の男の子が姿を現した。
「お、おさっ!?」
 ゼロスは少年の言った言葉に、すくなからずショックを受けた。
 たしかに、おっさんと呼ばれるには無理のある年齢だが、見た目は二十代なのだ。おっさん呼ばわりされる筋合いはない。
 見知らぬこの少年には。
「おっさん、神父だろ!?」
「……は?」
 がしぃっ、と少年はゼロスの手を取った。
「神父さんだったらおっかさんの治療ができるだろ!?」
「……え?」
 正確には、神父ではなく、神官であって、魔族で……
「来てくれよ!」
「ぼっ、僕は! おっさんじゃなくて!」
 ゼロスは少年の気にあてられていた。
 ひどくきらきらした目。
 地に付くはずの足は飛ぶように走る。
「わかってるよおっさん! 困ってる人の役に立ててうれしいよな!」
「え、えええええっ!?」
 ゼロスは少年に手を引っ張られて、町の中を疾走した。
 させられた。

 きらきらひかる

 少年のめ

 僕はこんな目をしたことはない

 きっとこれからもずっとすることはないのだろう

 ぼくはまぞくだから

 だからちょっとだけ、この少年についてゆこう。

 ぼくにはないものを見られるから
 

 返品可能です……(涙)

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16560Re:遅れて申し訳ありません; 煌天由亜さまへ煌天 由亜 2004/7/7 18:56:06
記事番号16554へのコメント


いえいえ、ありがとうございました。
また呪文募集がありましたなら、協力します。

大学のレポ−トの締め切り直前なので、本文レスできなくてすみません。
とても、素敵なゼロス(私好みのほのぼのさん)でした。