◆−五大魔族と五人の部下達in降魔戦争−遙琥珀 (2004/8/19 11:39:04) No.16652
 ┣第二十一夜:何時か解らないけど全員集合!−遙琥珀 (2004/8/19 11:42:13) No.16653
 ┃┗お待ちしてました!−白樹 (2004/8/19 22:48:31) No.16663
 ┃ ┗ありがとうございました!でも次もまた遅れるんだろうなぁ!(おい)−遙琥珀 (2004/8/21 08:28:33) No.16675
 ┗第二十二夜:いっぽう そのころ−遙琥珀 (2004/8/24 00:08:58) No.16709
  ┗青月は忘れた時にやってくる。−青月 かなた  (2004/9/5 08:41:51) No.16812


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16652五大魔族と五人の部下達in降魔戦争遙琥珀 URL2004/8/19 11:39:04


琥珀:はいどーも。
ロンド:遅ッ!!何ヶ月振り!?
琥珀:えーと。かれこれ…三ヶ月くらいですかね。色々忙しかったから。
ゼール:…色々、で済ませたわね…このブランクを…
ロンド:…話覚えてるひと、いるのかな?
琥珀:知らん。
ロンド:うわ言い切った!
琥珀:忘れたひとは…
   頑張ってください。
ロンド・ゼール:をいっっ!!!

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16653第二十一夜:何時か解らないけど全員集合!遙琥珀 URL2004/8/19 11:42:13
記事番号16652へのコメント


ぜー。はー。ぜー。はー。

「ほらほら。いきなり叫ぶから。」
「もうおトシなんだから、無理しないで」
「無理させとるのはアンタらじゃぁぁぁぁ!!!」
宥めているのか煽っているのか解らないシェーラとガイア。
付き合いよく、取り敢えず怒るゼーランディア様。
そのまま数分ぜはぜはと息を付き…
「…ふっ…ともあれ…」
…そこでようやく自分のキャラを思い出したらしい。
ふぁさ、と黒髪掻き上げる彼女。
「私はこの子みたいに、手加減する気は無いから。覚悟することね」
「…………」
アークロンドを指さし、言うゼーランディア。
いきなりのシリアスモードに、どういう反応をしていいのか解らないシェーラ・ガイア。
何も考えていなさそうなセフィクス。無表情というのは兎角そう取られがち。

クス。

「…そうね…」
ガイアが笑う。
シェーラも、妙に真面目な顔で頷きながら、
「…神族みんながみんなアクロンみたいなのだったら、そいつらに勝てない私達って一体?…よね。」
「…アクロンって〜、もしかして僕のことですか〜?」
アークロンドがジト目で抗議の声を上げる。
「どっかの傷薬みたいね」
「…あーそう言えば『マキロン』とかいうのが〜…
 って違うってば。ノらないでよゼール。」
ギャグなんだかシリアスなんだか解らない雰囲気が満ちる。
「…ともあれ。
 フィアナへの制裁は後で考えるとして!」
そんな雰囲気断ち切って言い、ゼーランディアは、すっ、と右手を振る。
すると…いつの間にか、そこには槍が握られていた。
「お相手願うわよ、お三方」
「…………」
いくらよく解らない性格していても、相手は曲がりなりにも高位神。
三人の身体に緊張が走る。
「わーv頑張れゼールv」
「アンタも戦うのよっ!」
「ええ〜?」
ぱちぱち拍手するアークロンドに、ゼーランディアがびしっとツッコミを入れる。
「…ヤだなぁ…ほら、ケガしたら痛いですし」
「アホかーい!アンタが発端なのよ!そもそも!」
「…僕はライアが帰ってきさえすればどうでもいいんですけど」
「そんな都合のいい話がある筈無いでしょう!?」
「…………」
再び漫才始める二人。
魔族三人の間を冷たい風がすり抜ける。
「…神族って…一体…」
「三千年前は、これに加えてあの姉妹がいたんだよね。」
「…第六級神・ゼーランディア=リードナヴィア…実は苦労人…?」
…確かに、アークロンドに加えてあの姉妹がいた頃の神界は、さぞかし賑やかだったことであろう。
そして、ゼーランディアのような秩序を好む神は、さぞかし迷惑していたことであろう…
「…もー、仕方無いですね」
『シカタナイデスネェ』
“イヴ”がカタコトで喋る。
ライアナの声で。
「…………」
アークロンドの目によぎる、感傷の色。
「ウザい。」
ガイアが、それを一言の元に切って捨てた。
「…酷いなぁ…」
アークロンドは、くす、と笑った。

「あれぇ?なーにやってんの?」

その時。
場違いな程明るい声は、上空から響いた。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
ビリジアンの髪。
同じ色の瞳。
健康美溢れる少女が、ふよふよ浮かんでいた。
「…あー…なんかややこしそうなのが増えたー」
げんなり呟くシェーラ。
「…………」
しかし、見ると、アークロンドもゼーランディアも目をぱちくりさせている。
「り…」
「リンディアさん!」
「…状況説明しろー、って言ってんのに全然返事来ないんだもん。
 来ちゃったわよ、もう」
リンディアと呼ばれた少女は、ぷんぷん怒ったように言う。
「あ、もしかしてクライマックス入ってたの?そっちの、魔族のひとだよね?」
何だ、魔族のひとって。
「…クライマックスって言える程のもんじゃ無いですけど」
アークロンドが苦々しげに言う。
「管轄地域はどうしたんですか!ドゥルドゥラは!」
「だって、いつまで待っても何もおこらないんだもん。
 退屈で退屈で」
「…まぁ、ある意味すごく貴女らしいわ…」
口元引き攣らせて言うゼーランディア。
「いやぁ、それ程でもv」
『ホメてない。』
アークロンドとゼーランディアの声が重なる。
「…………」
呆気にとられているガイアとシェーラ。
セフィクスは相変わらず突っ立っている。
「…ドゥルドゥラって、誰が行ってたっけ」
「…えーと。アテネとウルドとダイ?」
「ああ。そりゃ何もおこらんわ。」
温厚派三名である。
…それにしても…
「…どうしたもんかしら。この状況。」
「…どうしたもん、て訊かれても…」
ガイアに話を振られ、困ったように首を傾げるシェーラ。
「あ。ごめんごめん。無視しちゃって」
その様子に気付いたリンディアが、にこにこ笑って言った。
「リンディア。リディーって呼んでくれても、もっと縮めてくれてもいいわ。
 もう説明する必要も無いとは思うけど…神族ね」
「学部は?」
ガイアが問うと、驚いたような顔をするリンディア。
「あれ?詳しいんだね、神族のこと」
神族には肉体がある。
魔族みたいに、生まれてすぐオトナ、という訳には行かない。
よって、ちゃんと『勉強』だって必要なのだ。
「リディー」
明るいリンディアに、ゼーランディアが厳しめの口調で言う。
「フィアナが色々漏らしてくれたみたいだから」
「あ、フィアナのホームステイ先の方々かぁ」
ホームステイて。
「…これはまたこれで個性的な…」
ガイアが呟く。
「じゃ、一応紹介しとくべきかな。
 神学講座全106学部。大きく分けて文系理系」
リンディアは、ガイアの呟き無視して棒読み口調で声を張り上げる。
…劇団員出身?
「かつて我々五人の頂点に君臨しておられましたライアナ=ルートヴィッヒ嬢は文系心理学部出身。
 続くフィアナ=ルートヴィッヒ嬢は理系薬学部を主席で卒業した切れ者。
 アークロンドくんはおかーさまの意向無視しまくって新設機械工学部へ。
 ゼーランディア様はフィアナ嬢と同じく薬学部。二人の対決は近親憎悪も多く含まれていたものと私は推測しております」
「うるさいわね!」
ゼーランディアの投げた小石が、こん、とリンディアの頭に当たる。
「さて、残る一名。
 私は一体何を専攻したでしょう?」
にやぁ、と笑うリンディア。
「…………」
顔を見合わせる魔族達。
「じゃーん♪」
リンディアは、懐から封をした試験管を取り出した。
水が満たされていて…その底に、黄色い塊のようなものが沈んでいる。
「薬学部?」
「まぁ、似たようなもんだけど」

ぽん。

リンディアは、封を開け、水ごと黄色い塊を地面に落とした。

ぼっっ!

次の瞬間。
それが燃え上がる。
「……………………」
リンディアは、もう一本試験管を取り出し…今度はそのまま、少し離れた場所に叩き付ける。

どん!!!

今度は閃光が弾け、小爆発を起こす。
「…クスリは扱ってるわ。
 …爆発する方のだけど」
リンディアはそう言い、にっこり笑った。









言い訳あんど言い逃れー。

つ訳でリンディア様登場です。
…この方は、フィアナとのコンビにおいて光るキャラだからなぁ…
どうなるかわかんないです。(おい)

できればまた近いウチにお逢いしましょう。
では。


                                                    幕。

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16663お待ちしてました!白樹 2004/8/19 22:48:31
記事番号16653へのコメント

 
 お待ちしてました。白樹です。レスいきたいと思います。
>
>ぜー。はー。ぜー。はー。
>
>「ほらほら。いきなり叫ぶから。」
>「もうおトシなんだから、無理しないで」
 確かに三千+α歳・・・・・
>「無理させとるのはアンタらじゃぁぁぁぁ!!!」
>宥めているのか煽っているのか解らないシェーラとガイア。
>付き合いよく、取り敢えず怒るゼーランディア様。
>そのまま数分ぜはぜはと息を付き…
>「…ふっ…ともあれ…」
>…そこでようやく自分のキャラを思い出したらしい。
>ふぁさ、と黒髪掻き上げる彼女。
>「私はこの子みたいに、手加減する気は無いから。覚悟することね」
>「…………」
>アークロンドを指さし、言うゼーランディア。
>いきなりのシリアスモードに、どういう反応をしていいのか解らないシェーラ・ガイア。
 さっきまで息切れしてた人が言っても決まらないでしょうね。
>何も考えていなさそうなセフィクス。無表情というのは兎角そう取られがち。
>
>クス。
>
>「…そうね…」
>ガイアが笑う。
>シェーラも、妙に真面目な顔で頷きながら、
>「…神族みんながみんなアクロンみたいなのだったら、そいつらに勝てない私達って一体?…よね。」
>「…アクロンって〜、もしかして僕のことですか〜?」
 緑の胃薬サクロン♪ってなかったですか?
>アークロンドがジト目で抗議の声を上げる。
>「どっかの傷薬みたいね」
>「…あーそう言えば『マキロン』とかいうのが〜…
> って違うってば。ノらないでよゼール。」
>ギャグなんだかシリアスなんだか解らない雰囲気が満ちる。
>「…ともあれ。
> フィアナへの制裁は後で考えるとして!」
>そんな雰囲気断ち切って言い、ゼーランディアは、すっ、と右手を振る。
>すると…いつの間にか、そこには槍が握られていた。
>「お相手願うわよ、お三方」
>「…………」
>いくらよく解らない性格していても、相手は曲がりなりにも高位神。
>三人の身体に緊張が走る。
>「わーv頑張れゼールv」
 あ、シリアス台無し。
>「アンタも戦うのよっ!」
>「ええ〜?」
>ぱちぱち拍手するアークロンドに、ゼーランディアがびしっとツッコミを入れる。
>「…ヤだなぁ…ほら、ケガしたら痛いですし」
>「アホかーい!アンタが発端なのよ!そもそも!」
>「…僕はライアが帰ってきさえすればどうでもいいんですけど」
>「そんな都合のいい話がある筈無いでしょう!?」
>「…………」
>再び漫才始める二人。
>魔族三人の間を冷たい風がすり抜ける。
 ぴーぷー、と。
>「…神族って…一体…」
>「三千年前は、これに加えてあの姉妹がいたんだよね。」
>「…第六級神・ゼーランディア=リードナヴィア…実は苦労人…?」
>…確かに、アークロンドに加えてあの姉妹がいた頃の神界は、さぞかし賑やかだったことであろう。
>そして、ゼーランディアのような秩序を好む神は、さぞかし迷惑していたことであろう…
>「…もー、仕方無いですね」
>『シカタナイデスネェ』
>“イヴ”がカタコトで喋る。
>ライアナの声で。
>「…………」
>アークロンドの目によぎる、感傷の色。
>「ウザい。」
>ガイアが、それを一言の元に切って捨てた。
>「…酷いなぁ…」
>アークロンドは、くす、と笑った。
>
>「あれぇ?なーにやってんの?」
をや?誰でしょう?
>
>その時。
>場違いな程明るい声は、上空から響いた。
>………………………………………………………………………………………………………………………………………………
>ビリジアンの髪。
>同じ色の瞳。
>健康美溢れる少女が、ふよふよ浮かんでいた。
>「…あー…なんかややこしそうなのが増えたー」
>げんなり呟くシェーラ。
>「…………」
>しかし、見ると、アークロンドもゼーランディアも目をぱちくりさせている。
>「り…」
>「リンディアさん!」
>「…状況説明しろー、って言ってんのに全然返事来ないんだもん。
> 来ちゃったわよ、もう」
>リンディアと呼ばれた少女は、ぷんぷん怒ったように言う。
>「あ、もしかしてクライマックス入ってたの?そっちの、魔族のひとだよね?」
>何だ、魔族のひとって。
>「…クライマックスって言える程のもんじゃ無いですけど」
>アークロンドが苦々しげに言う。
>「管轄地域はどうしたんですか!ドゥルドゥラは!」
>「だって、いつまで待っても何もおこらないんだもん。
> 退屈で退屈で」
>「…まぁ、ある意味すごく貴女らしいわ…」
>口元引き攣らせて言うゼーランディア。
>「いやぁ、それ程でもv」
>『ホメてない。』
 やっぱりここでも漫才が。
>アークロンドとゼーランディアの声が重なる。
>「…………」
>呆気にとられているガイアとシェーラ。
>セフィクスは相変わらず突っ立っている。
>「…ドゥルドゥラって、誰が行ってたっけ」
>「…えーと。アテネとウルドとダイ?」
>「ああ。そりゃ何もおこらんわ。」
>温厚派三名である。
>…それにしても…
>「…どうしたもんかしら。この状況。」
>「…どうしたもん、て訊かれても…」
>ガイアに話を振られ、困ったように首を傾げるシェーラ。
>「あ。ごめんごめん。無視しちゃって」
>その様子に気付いたリンディアが、にこにこ笑って言った。
>「リンディア。リディーって呼んでくれても、もっと縮めてくれてもいいわ。
> もう説明する必要も無いとは思うけど…神族ね」
>「学部は?」
>ガイアが問うと、驚いたような顔をするリンディア。
>「あれ?詳しいんだね、神族のこと」
>神族には肉体がある。
>魔族みたいに、生まれてすぐオトナ、という訳には行かない。
>よって、ちゃんと『勉強』だって必要なのだ。
>「リディー」
>明るいリンディアに、ゼーランディアが厳しめの口調で言う。
>「フィアナが色々漏らしてくれたみたいだから」
>「あ、フィアナのホームステイ先の方々かぁ」
>ホームステイて。
 ああいうのをホームステイ言うんでしょうかね。
>「…これはまたこれで個性的な…」
>ガイアが呟く。
>「じゃ、一応紹介しとくべきかな。
> 神学講座全106学部。大きく分けて文系理系」
>リンディアは、ガイアの呟き無視して棒読み口調で声を張り上げる。
>…劇団員出身?
>「かつて我々五人の頂点に君臨しておられましたライアナ=ルートヴィッヒ嬢は文系心理学部出身。
> 続くフィアナ=ルートヴィッヒ嬢は理系薬学部を主席で卒業した切れ者。
> アークロンドくんはおかーさまの意向無視しまくって新設機械工学部へ。
> ゼーランディア様はフィアナ嬢と同じく薬学部。二人の対決は近親憎悪も多く含まれていたものと私は推測しております」
>「うるさいわね!」
>ゼーランディアの投げた小石が、こん、とリンディアの頭に当たる。
>「さて、残る一名。
> 私は一体何を専攻したでしょう?」
>にやぁ、と笑うリンディア。
>「…………」
>顔を見合わせる魔族達。
>「じゃーん♪」
>リンディアは、懐から封をした試験管を取り出した。
>水が満たされていて…その底に、黄色い塊のようなものが沈んでいる。
 ヤバそうな薬品が・・・・リンですかね。
>「薬学部?」
>「まぁ、似たようなもんだけど」
>
>ぽん。
>
>リンディアは、封を開け、水ごと黄色い塊を地面に落とした。
>
>ぼっっ!
>
>次の瞬間。
>それが燃え上がる。
>「……………………」
>リンディアは、もう一本試験管を取り出し…今度はそのまま、少し離れた場所に叩き付ける。
>
>どん!!!
>
>今度は閃光が弾け、小爆発を起こす。
>「…クスリは扱ってるわ。
> …爆発する方のだけど」
>リンディアはそう言い、にっこり笑った。
>爆発物・・・・・何部だ一体。
>
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れー。
>
>つ訳でリンディア様登場です。
>…この方は、フィアナとのコンビにおいて光るキャラだからなぁ…
>どうなるかわかんないです。(おい)
>
>できればまた近いウチにお逢いしましょう。
>では。
>
>
>                                                    幕。

今回も楽しく読ませていただきました。今後の展開、どうなるか期待しております。では、またお会いいたしましょう。

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16675ありがとうございました!でも次もまた遅れるんだろうなぁ!(おい)遙琥珀 URL2004/8/21 08:28:33
記事番号16663へのコメント


> 
> お待ちしてました。白樹です。レスいきたいと思います。
ありがとうございます。
琥珀です。
返し行きたいと思います。
>>
>>ぜー。はー。ぜー。はー。
>>
>>「ほらほら。いきなり叫ぶから。」
>>「もうおトシなんだから、無理しないで」
> 確かに三千+α歳・・・・・
フィアナ母の上司ですから(汗)
本気でいくつか解らないです(汗)
>>「私はこの子みたいに、手加減する気は無いから。覚悟することね」
>>「…………」
>>アークロンドを指さし、言うゼーランディア。
>>いきなりのシリアスモードに、どういう反応をしていいのか解らないシェーラ・ガイア。
> さっきまで息切れしてた人が言っても決まらないでしょうね。
神族の心得その百七十二。
テンションの切り替えは素早く。
…が、二人には理解できないのです(それが普通です)
>>「…神族みんながみんなアクロンみたいなのだったら、そいつらに勝てない私達って一体?…よね。」
>>「…アクロンって〜、もしかして僕のことですか〜?」
> 緑の胃薬サクロン♪ってなかったですか?
ありましたね、そう言えば(汗)
とりあえず間抜けな略です。
>>いくらよく解らない性格していても、相手は曲がりなりにも高位神。
>>三人の身体に緊張が走る。
>>「わーv頑張れゼールv」
> あ、シリアス台無し。
アークロンドはこういう神です(断言)
>>再び漫才始める二人。
>>魔族三人の間を冷たい風がすり抜ける。
> ぴーぷー、と。
北風ぴーぷー吹いている〜♪と。(うわー懐ー)
>>「あれぇ?なーにやってんの?」
>をや?誰でしょう?
ある意味新キャラ。
いや、神魔で出てるけど。番外編に。
>>「いやぁ、それ程でもv」
>>『ホメてない。』
> やっぱりここでも漫才が。
遺伝子に仕込まれた本能なのです(え?)
>>「あ、フィアナのホームステイ先の方々かぁ」
>>ホームステイて。
> ああいうのをホームステイ言うんでしょうかね。
…まぁ、考え方によっては…
>>水が満たされていて…その底に、黄色い塊のようなものが沈んでいる。
> ヤバそうな薬品が・・・・リンですかね。
恐らくは。
>>「…クスリは扱ってるわ。
>> …爆発する方のだけど」
>>リンディアはそう言い、にっこり笑った。
>>爆発物・・・・・何部だ一体。
…化学部では(ホントかよ)
>
>今回も楽しく読ませていただきました。今後の展開、どうなるか期待しております。では、またお会いいたしましょう。
ありがとうございます。
これからも宜しくです。

では。

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16709第二十二夜:いっぽう そのころ遙琥珀 URL2004/8/24 00:08:58
記事番号16652へのコメント

琥珀:もぉいっそ短くてもいいから定期的に書こうかなと考えていたり。
ロンド:そりゃその方がいいと思うけど。
琥珀:受験生一歩手前なんですよ。忙しいんですよ(涙)
ロンド:…まぁ…頑張って行こー。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪



「こんなのとかこんなのとか」
ばばば、と、服の裏地のポケットから、試験管を大量に出してくるリンディア嬢。
全部、謎の物質やら液体やらが入っている。
「…やっぱりマトモな奴いない…神族…」
ガイアが、ぽつりと呟いた。
「あはは。アンタ等も期待してないでしょ?
 あたしたちがマトモだ、なんて」
「…まぁーね」
シェーラが、間延びした口調で言う。
「…………」
セフィクスは相変わらず、何を考えているのかよくわからない。

しかし…
五大神レベル三人に対して、腹心直属レベルが二人とよくわからんのが一人。

…取り敢えず…ピンチ。





さて、一方その頃。
精神世界の冥王城では。
「…………」
「冥王様…」
頭から、ぷしー、と白い蒸気を上げて机に突っ伏しておられるフィブリゾ様。
紫色の髪の少女…エイルだが…の呼び声にも反応しない。
「…………」
エイルは、しばらく考えていたが…
やがて、意を決したように…一本の小枝を取り出した。
そっと上司に歩み寄り…
後ろから…小さなはっぱの付いたそれで、ちょんちょん、とつついてみる。
…反応無し。
もう一度…

ちょんちょん。

その途端、がばっと起き上がる彼。
びくっと震え、反射的に後退しかけるエイルの肩を、がしっ、と掴む冥王。
「…なんでヘルちゃん動かないの…」
「…さ、さぁ…」
問い掛けと言うよりは愚痴のような上司の言葉に、ふるふる首を横に振るエイル。
…そう。
彼等が開発している新種のゴーレム。通称『可動人形』。
コードネーム、姉の『ヘル』妹の『パンドラ』。
あれから、さっぱり開発が進んでいなかった。
パンドラは一応もう『開発段階』は終わり、後は必要な知識などを仕込む…だけ、なのだが…
「で、でも、パンドラはなんとか動いてますし…」
「でも、あの頭の悪さは…
 食べたい時に食べて、寝たい時に寝てるし」
ぷっぷくぷー、と頬を膨らませる彼。
「…うーん…」
というか、そもそも生き物とは、生まれたてならそんなものだ。
それから年月を経て、我慢を知り、オトナになっていくのだ。
しかし、生まれた時からもう『MAX』の状態にある彼等にはそれが解らない。
パンドラを『単なるバカ』と認識していたりするのだ。
「…………」
フィブリゾは、はぁ、と溜息を付き…書類でごちゃごちゃの机に向き直り…
「あーもう作業進まなーい!あーもう腹立つー!」
嫌になったらしい。
「なんとかしてよっ!」
「…そ、そんなこと私に言われましても…」
「君が開発主任!」
「貴方が責任者!」
むむぅ、と睨み合う二人。
やがて…目を逸らしたのは、フィブリゾだった。
「やめた。
 不毛不毛。不毛すぎる。
 もうちょっと違うことに目を向けよう」
「話を振ったのは誰なんですか!?」
「それはそれ。これはこれ。」
「…………」
真顔で言われると、もう黙るしか無い。
「疲れちゃったな〜。
 …休暇取っちゃおうかな〜」
「貴方そんな、いい加減な!」
プロジェクトの真っ最中に休暇も何も無いもんである。
「みんな誘ってさー。温泉宿行くんだ。
 可愛い女中さんと知り合いになっちゃったりしてー」
「アホですかっ!アンタはっ!」
へらへら笑って言う冥王。
思わずエイルの語調も荒くなる。
…と、フィブリゾの表情が一瞬真面目になり…
すぐにまた、へらっとした笑い顔になった。
「…………………………
 まぁ、温泉宿は冗談だけど。
 たまに気分変えてどっか行ってみるのも悪くないかもよ。
 ガイアん所行って、しばらく一緒に旅するのもいいよね〜」
「…………なるほど、仕事込みですか。
 …解りました。許可しましょう」
「わーいv」
素直に喜ぶ冥王様。


そして、また厄介ごとに首を突っ込む奴が一人増えたのだった………









言い訳あんど言い逃れ。

ツッコミ所その一。
冥王さん気付いてませんですか。部下+シェーラ+謎のひとのピンチ。
ツッコミ所その二。
可愛い女中さんて。何故そう人間の宿のシステムに詳しいですか。(汗)
ツッコミ所その三。
何故エイルが仕切ってるですか(汗)

…まぁ、気にしない方が宜しいです(おい)
今回は短かったですが、それでは、また近い内に。


                                                                   

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16812青月は忘れた時にやってくる。青月 かなた  2004/9/5 08:41:51
記事番号16709へのコメント

 お久しぶりです。模擬テスト真っ最中現実逃避中の青月です。
 レスさせていただきます。 

>琥珀:もぉいっそ短くてもいいから定期的に書こうかなと考えていたり。
>ロンド:そりゃその方がいいと思うけど。
>琥珀:受験生一歩手前なんですよ。忙しいんですよ(涙)
 ……ご健闘をお祈りします(←受験真っ最中な人)

>「こんなのとかこんなのとか」
>ばばば、と、服の裏地のポケットから、試験管を大量に出してくるリンディア嬢。
>全部、謎の物質やら液体やらが入っている。
科学者タイプだったんですねぇ…。
>「…やっぱりマトモな奴いない…神族…」
>ガイアが、ぽつりと呟いた。
遺伝子がマトモじゃないのでしょーか。
>「あはは。アンタ等も期待してないでしょ?
> あたしたちがマトモだ、なんて」
>「…まぁーね」
>シェーラが、間延びした口調で言う。
誰も期待してませんね、きっと。
>「…………」
>セフィクスは相変わらず、何を考えているのかよくわからない。
天然か、それとも……。
>しかし…
>五大神レベル三人に対して、腹心直属レベルが二人とよくわからんのが一人。
数の上では対等ですがね(汗)

>さて、一方その頃。
>精神世界の冥王城では。
>「…………」
>「冥王様…」
>頭から、ぷしー、と白い蒸気を上げて机に突っ伏しておられるフィブリゾ様。
おー。壊れてる壊れてる。
>紫色の髪の少女…エイルだが…の呼び声にも反応しない
>エイルは、しばらく考えていたが…
>やがて、意を決したように…一本の小枝を取り出した。
>そっと上司に歩み寄り…
>後ろから…小さなはっぱの付いたそれで、ちょんちょん、とつついてみる。
考えて原始的。でもぷりてぃvです。

>ちょんちょん。
>その途端、がばっと起き上がる彼。
>びくっと震え、反射的に後退しかけるエイルの肩を、がしっ、と掴む冥王。
>「…なんでヘルちゃん動かないの…」
>「…さ、さぁ…」
眠いからとか…(絶対違う)
>彼等が開発している新種のゴーレム。通称『可動人形』。
>コードネーム、姉の『ヘル』妹の『パンドラ』。
>あれから、さっぱり開発が進んでいなかった。
>パンドラは一応もう『開発段階』は終わり、後は必要な知識などを仕込む…だけ、なのだが…
>「でも、あの頭の悪さは…
> 食べたい時に食べて、寝たい時に寝てるし」
>ぷっぷくぷー、と頬を膨らませる彼。
自分の手で食べれるなら、赤ん坊よりは頭発達してると思います。
>「…うーん…」
>というか、そもそも生き物とは、生まれたてならそんなものだ。
>それから年月を経て、我慢を知り、オトナになっていくのだ。
>しかし、生まれた時からもう『MAX』の状態にある彼等にはそれが解らない。
>パンドラを『単なるバカ』と認識していたりするのだ。
例えば…。
ミルク片手に赤ん坊あやしてる冥王。
子供泣く度に原因考える魔竜王。
夜泣きで寝不足に悩む覇王。
……なんか嫌です……。

>「なんとかしてよっ!」
>「…そ、そんなこと私に言われましても…」
>「君が開発主任!」
>「貴方が責任者!」
>むむぅ、と睨み合う二人。
子供の喧嘩になってますね…。
>「疲れちゃったな〜。
> …休暇取っちゃおうかな〜」
>「貴方そんな、いい加減な!」
スタッフサービスに電話しちゃいますよ。(んなアホな…)
>「みんな誘ってさー。温泉宿行くんだ。
> 可愛い女中さんと知り合いになっちゃったりしてー」
>「アホですかっ!アンタはっ!」
>へらへら笑って言う冥王。
ナンパな兄ちゃんか、あんたは。
>「…………………………
> まぁ、温泉宿は冗談だけど。
> たまに気分変えてどっか行ってみるのも悪くないかもよ。
> ガイアん所行って、しばらく一緒に旅するのもいいよね〜」
>「…………なるほど、仕事込みですか。
> …解りました。許可しましょう」
なんか…影の権力者……。
>「わーいv」
>素直に喜ぶ冥王様。
>そして、また厄介ごとに首を突っ込む奴が一人増えたのだった………
喜ぶべきか、笑うべきか…?

>言い訳あんど言い逃れ。
>
>ツッコミ所その一。
>冥王さん気付いてませんですか。部下+シェーラ+謎のひとのピンチ。
ストレスの所為という事でっ!
>ツッコミ所その二。
>可愛い女中さんて。何故そう人間の宿のシステムに詳しいですか。(汗)
…演技の参考に?
>ツッコミ所その三。
>何故エイルが仕切ってるですか(汗)
………上司がへらへら笑ってるからでしょうか。
>…まぁ、気にしない方が宜しいです(おい)
>今回は短かったですが、それでは、また近い内に。
それでは、またいつか。