◆−気晴らし短編−竹内 恵 (2004/9/13 18:45:21) No.16838 ┣自虐的観測(ルクリナ)−竹内 恵 (2004/9/13 20:03:53) No.16839 ┣災い転じて福と成すか…(ルクリナ)−竹内 恵 (2004/9/14 19:15:42) No.16841 ┃┗お久しぶり(?)です!−朱音 (2004/9/14 21:30:39) No.16842 ┃ ┗ご無沙汰してます。−竹内 恵 (2004/9/15 17:09:52) No.16846 ┣大人になる方法(ライオス×リナ)−竹内 恵 (2004/9/15 19:20:30) No.16847 ┃┗Re:大人になる方法(ライオス×リナ)−朱音 (2004/9/15 20:54:52) No.16848 ┣大人になる方法――2−竹内 恵 (2004/9/16 18:46:57) No.16849 ┗続・災い転じて福と成すか…−竹内 恵 (2004/9/16 22:02:45) No.16850 ┣Re:続・災い転じて福と成すか…−渚 (2004/9/17 23:12:08) No.16852 ┃┗遅くなりまして−竹内 恵 (2004/10/25 13:20:37) No.16877 ┗わ〜いわ〜いv−朱音 (2004/9/18 07:21:19) No.16854 ┗朱音様(喜)−竹内 恵 (2004/10/25 13:24:59) No.16878
16838 | 気晴らし短編 | 竹内 恵 | 2004/9/13 18:45:21 |
人と魚と国のあいだで……はネタがあるんですが、描きまとめられない状態なので細々と書いてこうかと思ってます。 短編ネタが爆発しそうなので別口で迷惑をかけている竹内です・・・(←最悪だよ)。 |
16839 | 自虐的観測(ルクリナ) | 竹内 恵 | 2004/9/13 20:03:53 |
記事番号16838へのコメント 約束があるわけでもない。どこで会うかはわからない。不安定な振り子細工のような関係。 「そろそろ行くわ」 なるべく軽い感じを装って、時計を見ながらあいつに告げる。 クルクルと自分の髪の毛を人差し指で遊びながら隣に座っているあいつ。ちゃんと話を聞いていたのだろうか。 カウンターのテーブルには、空になったグラスが二つ。 並んでいるように立っているのがなぜかくすぐったい。 ・・・言い出したのはいいが、この席を立つに立てずにいる。 お前、なんか言えよ。 「今度は、どこで会うのかしらね」 「さぁな」 やっとあいつが口にした言葉は、なんとなく面白くなくて冷たく受け流す。 ミリーナはもう出る準備はできていると言う。このまま俺が”行こう”と呼びかければ、それで終わる。 身体が重い。傍に居るのにこちらを向かない赤い瞳は何を映しているのだろう? 小刻みに打つ時計の針の音。 俺は、こいつになにを期待しているのだろうか。 「行かないの?」 ピクリと、自分の肩が震えたのがわかった。 「……そんなに早く厄介払いしたいってのか」 「そんなこと言ってないでしょうが」 溜め息を一つ。なにがしたいのかわからない。俺は何を求めてる? 矛盾しすぎてわからなくなった答えを探すように、トントンと指で拍子を取る。終点の見えない構想。 求めるというより、繋ぎとめて置きたいのだろうか? なにを? なにに? ・・・誰を? 少しずつはっきりしてきたような気がする。 口で嫌いだと吐きながら、繋ぎとめたいやつが居る。 まるで霧がかった場所が少しづつ見えてくるようにあきらかになる答え。行動の意味。 「すぐまた会えると思うけど」 まるで子供が小指と小指を結ぶように 「……また、一緒にご飯食べよっか」 なんの力も効力ももたない幼い契約。頼りないしるし。 なのに、なにより縋ってられる温かさ。 今度会うときも、街ですれ違わないようにしたい。同じ場所にいるのに会えないなんてイライラする。 ――――…なんで? ”また”なんてあてにならない言葉が聞きたいわけじゃない。しっかりと掴めるものが欲しい。 ――――…欲しいものって? 「お前と食うと全部取れれちまうからなぁ…」 皮肉げな笑いを浮かべながら、相手を一瞥してみせる。 ・・・なにか喋ってないと、顔が綻んでしまいそうだ。なぜかは理由は知らないが。 「あったりまえでしょ〜?”食卓での油断は死を招く”のよ」 「…んだよそりゃ」 「死んだじーさんの遺言よ」 変わらないはずの距離を近づけてみたいのだろうか?――それにしては貪欲すぎる想い。 遠く離れて様子をみたいのだろうか?――考えるだけできりきりと痛む。 いっそ、男と女の関係を一夜限りに賭けてみたいのだろうか?――近いようで全く違うその答え。 求めると言う言葉は適切ではない。 拘束したいという言葉が、むしろあっている気がする。 ――――…どうして? 「――そろそろ行かないと、ミリーナ待ちくたびれちゃうわよ」 わかってない。・・・でもどっちが? わからない。・・・でもなにを? 言葉にならない言葉を叫び続ける脳。訴える危険信号。 何に期待しているのかわからないのに、期待どうりにいかなくて歯がゆい感覚。 どっかしら壊れている考えと、かみ合わない単語の羅列。 征服欲? 依存? 交錯? 追求? シンパシー? 矛盾? 微熱? 甘い欲求? ――自虐的観測? 「ねぇ……」 壊れかけた思考に、甘いソプラノの声。 「――行かないでって、言っていいの?」 ・・・ほら、やっぱりなんにもわかってなんかいない。 「…もっと、聞かせてくれ」 愛しいと思える存在の、その体温を、焼き付けるように強く抱く。 切ないなんて言葉が似合うガラでもない。だったらなんて表せばいい? 「――寂しいって、素直に言えよ」 素直になれない気持ちの開花。 小さな歩み。 ************** ああ、スレイヤーズ熱がさらに急上昇して、とうとう漫画ヴァージョンも購入してしまいました(苦笑)。 死霊都市編もしかり、新装版から水竜王の騎士(←只今連載中)のものまで(汗)。 ・・・面白かったです(←おいおい)。 |
16841 | 災い転じて福と成すか…(ルクリナ) | 竹内 恵 | 2004/9/14 19:15:42 |
記事番号16838へのコメント 「っだぁぁぁぁ!肩痛ぇぇぇぇ!!」 まるで骨が軋んでいるように動きの鈍くなった肩をまわしてみる。 ちくちくと何かが刺さっているような痛みが少し。身体が石のように重くなった感覚がちょっと。 すぐ側にある木に脱力するようにもたれかかりながら、座る。 「なーによ。だらしないわねぇ」 ぬけぬけと・・・。 四時間近くも店を転々とさせられた挙句、あきらかに自分の体重より重い荷物を背負わせておいて、なにぬかしやがる。 汗を拭いながら相手を睨みつけた。それでもしれっとしているあいつ。すっげぇ腹立つ。 「人に全部荷物持たせといて何ほざいてやがる」 「あら、女性はソフトに扱うもんよ」 「どこに女が居んだ……?」 ぺシッ! 「……………!!?」 先程まで大量の荷物を持っていて痺れてしまっている肩に、何の躊躇も無く張り手をくらわす。 ・・・しゃれになんねぇぞてめぇ・・・。 「まったく、女性の扱いがなってないわねぇ。そんなんだからミリーナに相手にされないのよ」 ヤロウ。 いくら本気じゃないとはいえ(いや、半分くらいは本気か?)痛いとこ突いてくんじゃねぇよ。 ジンジンと感覚のない肩を庇うように押さえながら脱力する。 言い返したいが、疲れて言葉が出てこない。頭を回転させるのさえおっくうだ。 非常にしゃくに触る。が、ここは無視しておこう。 はぁと一つ落胆の溜め息を尽き、空を仰ぐ。ムカツクくらいの快晴。 このまま眠ってしまおうか? 「なによ?そんなに疲れたの?」 当たり前だろうが。 ・・・だが、今回のことは俺の方に非があるのだ。 久々に美味い酒が手に入って、しかも結構な上等モンのやつが。だから浮かれてガウリイの旦那とがぶ飲みした。 いや、美味いには美味かった。気分も最高で。 けど次の朝、ぜんッぜん記憶が無くて、目が覚めたらベットにぐるぐるに縛られていた。 周りの奴等や、宿屋の亭主に聞いても俯いて首を横にふるばかり。 血の気が引くとはあのことだろうか?体温が一気に降下していく感覚。 んで、コイツに聞いてみたら 『そうねぇ……。今日一日、荷物持ちしてくれたら教えてあげてもいいわよ?』 んで、このありさま。 我ながら情けない話だ。 「…しょうがないわねぇ」 「はぁ?」 グイッ。 ぽすん、と音を立てて俺の頭が柔らかい物の上に頭が置かれた。・・・ん?柔らかい? 葉の揺れる音が近い。風がさぁっと通り抜ける。 「!!!!!!!?」 「少し寝ちゃいなさいよ。疲れてんでしょ?」 柔らかいもの・・・要するにコイツの膝の上だったわけで。 「な、おまっ!おま……え?!」 「この絶世の美少女、リナちゃんに膝枕してもらうなんて光栄に思いなさいよ」 「そう言う問題じゃ……!!」 慌てすぎて言葉にならない。 しかも、声がすっげぇ近い・・・。 んで混乱してる割に”意外と気持ちいい”とか、”棚からぼた餅”とか、そんなことはしっかりと実感してたり。 アホか俺は・・・。なんて思いながら、騒いで止められたりすんのはもったいないとか考えて。 「なんなら、子守唄も歌ってあげようか?」 「ふざけんなバカ」 口では文句を吐いても、なんか今はムカッとしてこない。 ふわふわと空を漂っているような錯覚にさいなまれる。意外とロマンス的な発想だが。 心地いい温かさ。こいつの体温。 「子供体温…」 「むかっ!なによそれ!」 「言ったまんまの意味だろ?」 照れ隠しに悪態をついて見たりしてる。 覗き込むような形でこちらを見るあいつ。 真っ赤な瞳。でかくて案外綺麗だな。 くせっ毛の栗色の髪。触ってみると考えてたよりさらさらして、気持ちいい。 近くで見ると結構、整った顔してんのな。 「なによ」 「別に」 問われた言葉に、はぐらかすように答える。 ・・・恥ずかしくて、言えるわけないだろ。 うとうとまどろみながら、目を閉じる前にあいつの姿を焼き付ける。 ――どうか目が覚めて最初に見るのも、こいつの顔であるように。 そう密かに願いながら。 ******* 膝枕ネタはよく見ますよねぇ。私も大好きなんです(笑)。 そして昼寝も大好きです(←聞いてねぇよ)。音楽かけながらゆったりしてたいですねぇ。 |
16842 | お久しぶり(?)です! | 朱音 E-mail URL | 2004/9/14 21:30:39 |
記事番号16841へのコメント こんばんは!朱音です! よっしゃぁっ!竹内さんのルクリナだぁっ! と言う訳で早速読ませて頂きました。 両方読みましたが、甘甘なこちらにコメントさせて頂きますv (↑甘甘だからこっちにしたのか? >ぬけぬけと・・・。 >四時間近くも店を転々とさせられた挙句、あきらかに自分の体重より重い荷物を背負わせておいて、なにぬかしやがる。 荷物持ちですか。大変そうですねぇ←他人事(酷 >「人に全部荷物持たせといて何ほざいてやがる」 >「あら、女性はソフトに扱うもんよ」 >「どこに女が居んだ……?」 いつもの事ですけど…(汗 もうちょっと素直になりましょう。ルーク←何故ルーク限定? >ぺシッ! ん? >先程まで大量の荷物を持っていて痺れてしまっている肩に、何の躊躇も無く張り手をくらわす。 り、リナ…(汗 > >・・・しゃれになんねぇぞてめぇ・・・。 ん〜、わかんないけど大丈夫っすか?←オイ >「まったく、女性の扱いがなってないわねぇ。そんなんだからミリーナに相手にされないのよ」 ですね(←てめぇからかってるだろ >・・・だが、今回のことは俺の方に非があるのだ。 >久々に美味い酒が手に入って、しかも結構な上等モンのやつが。だから浮かれてガウリイの旦那とがぶ飲みした。 二人でですか…しかもがぶ飲み…勿体無い←ぇ >けど次の朝、ぜんッぜん記憶が無くて、目が覚めたらベットにぐるぐるに縛られていた。 ありゃ(笑 >『そうねぇ……。今日一日、荷物持ちしてくれたら教えてあげてもいいわよ?』 > > > > >んで、このありさま。 >我ながら情けない話だ。 まんまと騙されたんですか?(笑←笑いすぎ >ぽすん、と音を立てて俺の頭が柔らかい物の上に頭が置かれた。・・・ん?柔らかい? >葉の揺れる音が近い。風がさぁっと通り抜ける。 > >「!!!!!!!?」 >「少し寝ちゃいなさいよ。疲れてんでしょ?」 > > > > > >柔らかいもの・・・要するにコイツの膝の上だったわけで。 あ〜〜っ!いいなぁ〜←マテコラ >「な、おまっ!おま……え?!」 >「この絶世の美少女、リナちゃんに膝枕してもらうなんて光栄に思いなさいよ」 そうですね←ぉぃ >「そう言う問題じゃ……!!」 > >慌てすぎて言葉にならない。 >しかも、声がすっげぇ近い・・・。 そりゃ膝枕されてるんですから。 >んで混乱してる割に”意外と気持ちいい”とか、”棚からぼた餅”とか、そんなことはしっかりと実感してたり。 お〜い…ル〜ク〜…←爆笑中 >アホか俺は・・・。なんて思いながら、騒いで止められたりすんのはもったいないとか考えて。 も、もったいない…確かにそうですけど…(爆笑 >「なんなら、子守唄も歌ってあげようか?」 >「ふざけんなバカ」 …子守唄…(笑 >口では文句を吐いても、なんか今はムカッとしてこない。 よっぽど疲れてるんですねv←このvはなんだ? >ふわふわと空を漂っているような錯覚にさいなまれる。意外とロマンス的な発想だが。 >心地いい温かさ。こいつの体温。 > > > > >「子供体温…」 >「むかっ!なによそれ!」 >「言ったまんまの意味だろ?」 程よく暖かい、って事ですね?(ニヤ←怪 >照れ隠しに悪態をついて見たりしてる。 照れ隠し…(笑 >覗き込むような形でこちらを見るあいつ。 >真っ赤な瞳。でかくて案外綺麗だな。 >くせっ毛の栗色の髪。触ってみると考えてたよりさらさらして、気持ちいい。 き、気持ちいいって…(汗 まぁいいですけど…(ニヤ←にやけ過ぎだ貴様 >近くで見ると結構、整った顔してんのな。 そうですよ! >「なによ」 >「別に」 > >問われた言葉に、はぐらかすように答える。 >・・・恥ずかしくて、言えるわけないだろ。 言えないですねぇ(笑 > > >うとうとまどろみながら、目を閉じる前にあいつの姿を焼き付ける。 > >――どうか目が覚めて最初に見るのも、こいつの顔であるように。 >そう密かに願いながら。 …しっかりバカップルの片割れっすね、旦那←誰 > > > > >******* > >膝枕ネタはよく見ますよねぇ。私も大好きなんです(笑)。 >そして昼寝も大好きです(←聞いてねぇよ)。音楽かけながらゆったりしてたいですねぇ。 私も授業中にうつらうつら…←待て 漫画〜!面白いですよね!どれもこれも! 水竜王!新装版!ぷれみあむ!すぺしゃる!超爆魔道伝! …上に書いたの全部持ってるんです、私…(汗 どれも好きですけど、私が一番好きなのは水竜王です。 ライオス→リナが好き〜v←ォィ なので1・3巻大大好きですv二人で行動してるところとかvライオスがガウリイに敵対心持ってる所とかv←お前なぁ… 超爆魔道伝は漫画のL様見る為に買いました。L様カッコいい…vv 『“お遊び”で世界を滅ぼしたかったのだろう?ちょっと力が過ぎたばかりに可哀想な子』 の台詞大好きです!! 新装版…あのハーレム姫様…ある意味凄いなぁと感心してます(遠い目 それでは失礼します!乱文ですいません! |
16846 | ご無沙汰してます。 | 竹内 恵 | 2004/9/15 17:09:52 |
記事番号16842へのコメント どうも。竹内です。 私も今大学で大変なことになってます・・・。特に学園祭。 美術科、家庭科、って学園祭が一際力が入るんです。体育祭しょぼい代わりに(汗)。テストも近いですし。辛いです・・・。 しかも私、土日になると一切手が空きません。校門前のピロードパネルの製作に当てられてしまったんで。 「何で私!」と思わず先生に向かって叫び声をあげてしまったり(←なにしてんだよ)。 >私も授業中にうつらうつら…←待て ああ、私もよくあります(笑)。 高校の時とか普通化に居たんで、歴史とか文学とか記憶が曖昧に・・・。 >漫画〜!面白いですよね!どれもこれも! はい!面白すぎです!!さすがとしか言いようありませんね〜。 >水竜王!新装版!ぷれみあむ!すぺしゃる!超爆魔道伝! >…上に書いたの全部持ってるんです、私…(汗 おお、そうですか!・・・私ぷれみあむは持ってないんです(泣)。 予算オーバーでして。お金が溜まったら買いたいです。 >どれも好きですけど、私が一番好きなのは水竜王です。 >ライオス→リナが好き〜v←ォィ >なので1・3巻大大好きですv二人で行動してるところとかvライオスがガウリイに敵対心持ってる所とかv←お前なぁ… 私も好きです!特に3巻vv 子供ながらに強がってる姿勢がラブですvv >超爆魔道伝は漫画のL様見る為に買いました。L様カッコいい…vv >『“お遊び”で世界を滅ぼしたかったのだろう?ちょっと力が過ぎたばかりに可哀想な子』 >の台詞大好きです!! このシリーズは・・・。アメリア→ゼル→リナ度が強いと評判なんですよね。 3巻あたりの最後の方とか・・・。ゼルガディスさん握手求めてますし。利き手で(爆笑)。 >新装版…あのハーレム姫様…ある意味凄いなぁと感心してます(遠い目 新装版!これも大好きです!リナ総受け度が高いとの世間評判(悦)。 レオンがツボでしたvv機会があればレオン→リナ、書いてみたいです(←節操なし)。 ブラック・フォックスは・・・・・・ごめんなさい。好みじゃないです(←酷い)。 感想ありがとうございました!励みになります(感動)。 では雑文にて失礼しました。 |
16847 | 大人になる方法(ライオス×リナ) | 竹内 恵 | 2004/9/15 19:20:30 |
記事番号16838へのコメント 原作(小説)と漫画(水竜王の騎士)が微妙に混じってたりします。 ご注意ください。 ************ 外から来たのだと、あいつは言った。 うさんくさいと最初は思ってたが、まんざら嘘でもないらしい。見たことも聞いたことも無い魔道の力。 でもいつでも使えるということは無いらしくて、戦力になるのかならないのかよくわからない。 でも異様に機転は利く。 鋭いと表しても過度にならないくらいに。 あいつとは連携を取りやすい。ムカツクくらいに。あいつの援護は的確で素早い。 いつもマイペースで何考えてるかわからない。 なのに戦闘に入ると一変して冷静に判断を下す。 顔が、表情がころころと変わる。どれが本物なのかわからない。 ・・・なんで自分がこんなこと考えてんのかも。 ”大人に負けたくない” ”俺は子供じゃない” それはいつも思っていたこと。考えていたことだ。なのに、今は少し趣向が変わってきた気がする。 ――――…あいつと関わりを持ち始めてから。 大人になる方法 「んもう!あんたのせいでガウリイ達とはぐれちゃったじゃない!」 栗色の髪。零れ落ちそうな真っ赤な瞳。 「うるせぇな!しょうがねぇだろ!!」 「…へぇ〜。露天商のお姉ちゃんに迫られて足止め食らったのが、しょうがない事なの?」 「ぐっ………」 言い返すことができない。 こいつとは口喧嘩ではいつも勝てなくて、結局俺が押し黙る。 店の立ち並ぶ街道で、人の行きかう様子をうざったく思いながらぶつからないようによけて歩く。 「あ〜もう!ガウリイ達どこいったのかしら…」 ガウリイガウリイガウリイ、そればっか。 よくわからないが、面白くなくて。なんでかわかんないが、イライラして。 ギリッと鈍い音を立てながら自分の腕を強く握る。微かに、血の鉄臭い匂いが鼻につく。 ザワザワと、人ごみの声が、音が不愉快だ。 「何してんのよライオス!置いてくわよ!」 「…うっせぇな!今行くっての!!」 乱暴に前髪を掻きあげながら返事をする。 ―――別に、お前なんてすぐにどっか帰っちまうんだろ? ただ、今は俺の名前を呼んで待っているけど。 お前は俺を置いて行く。 お前は他所モンだから、信用できない。いつか自分の場所に帰って、俺のことなんか忘れるんだ。 結局は、そういうことなんだ。大人になるってことは、全てを割り切れるようになることで。 いらない記憶は排除する。終わったことは考えない。 卑怯だ。そんなの。 いつだってそうだった。 大人ってのは汚くて。 大きくなったら自分もああなるんだと、頭の中をかすめるだけでぞっとした。 「何考えこんでんのよ」 「!!?」 いきなり下から覗かれるような体勢をとられて、思わず後ろに引く。 「さっきから呼んでるのに、ちょっとは気づきなさいよ」 むかつく。 灰色だった周りが、色素を取り戻していく。 あいつの赤い瞳から、色を分けてもらっているかのように。より鮮明に、より深く色彩を表しながら。 「……なんだっていいだろ」 答えがほしい。 「あのねぇ。少し歩くたんびに考え込まれたんじゃ、先に進めないでしょうが」 「―――――――…」 大概のやつは、ここまで追及してこない。 それ程の関係を持ったことのある奴が少ないから。それでも、いつもはそんな質問には答えない。 答える必要性がないから。それに、深く入り込もうとする奴はお嬢さん以外は許せなかった。・・・なのに。 「……大人の汚さに、愛想をつかしてたんだ」 俺は答えた。こいつに。 「汚さ……ねぇ。やっぱあんたはまだ子供なのねぇ」 「!? なんだと!!?」 「一部のとこにしか、ちゃんと目を向けてないじゃない。そこが子供だってのよ」 何をわかった風に。てめぇは何年生きてんだよ。 やはり、こいつも周りの奴らと一緒なのだと落胆の溜め息を吐いた。 いくら綺麗ごとで隠しても、大人の汚い部分は表面化されて、嫌でも目に入ってくる。 宗教だとか、寺院だとか、上っ面だけで親切顔して、都合が悪くなったら全部消去しようとする。 記憶も。人も。 「今の大人が汚いってのは、あたしも認めるわ」 「……………」 「大人があんなんじゃ、夢を見れなくなるのもわかる」 そこまでわかってて、なんで俺の意見を批判する? なにが間違ってるんだ。 「…だったら、なんで子供が育つのよ」 「はぁ?」 「子供ってのは一番綺麗な生き物なのよ。汚い大人の中で、どうやって育つってのよ」 「それは……」 なんでだ?答えが出てこない |
16848 | Re:大人になる方法(ライオス×リナ) | 朱音 E-mail URL | 2004/9/15 20:54:52 |
記事番号16847へのコメント こんばんは!(←何度目の挨拶?)朱音です! ら、ライオス×リナ…よっしゃあぁっ!遂に!遂にこの時代がっ!←落ち着け 早速読ませていただきました(ニコニコ←怪 >外から来たのだと、あいつは言った。 > >うさんくさいと最初は思ってたが、まんざら嘘でもないらしい。見たことも聞いたことも無い魔道の力。 >でもいつでも使えるということは無いらしくて、戦力になるのかならないのかよくわからない。 確かに(笑 >でも異様に機転は利く。 >鋭いと表しても過度にならないくらいに。 ですよね。長年の経験?←ぉぃ >あいつとは連携を取りやすい。ムカツクくらいに。あいつの援護は的確で素早い。 ふふ。やはりこれも長年の経験ですね(たまに仲間を巻き込む所も←ぇ >いつもマイペースで何考えてるかわからない。 >なのに戦闘に入ると一変して冷静に判断を下す。 > >顔が、表情がころころと変わる。どれが本物なのかわからない。 どれも本物なんですよ。 >・・・なんで自分がこんなこと考えてんのかも。 ん〜…惚れた?←どうあってもそこに持って行きたいのか? >”大人に負けたくない” ”俺は子供じゃない” そういやライオスって何歳…? >それはいつも思っていたこと。考えていたことだ。なのに、今は少し趣向が変わってきた気がする。 > > > > >――――…あいつと関わりを持ち始めてから。 リナに関われば誰でも何かが変わります。 >「んもう!あんたのせいでガウリイ達とはぐれちゃったじゃない!」 > >栗色の髪。零れ落ちそうな真っ赤な瞳。 > > >「うるせぇな!しょうがねぇだろ!!」 >「…へぇ〜。露天商のお姉ちゃんに迫られて足止め食らったのが、しょうがない事なの?」 >「ぐっ………」 よくあるよね。ライオス君…(笑 >言い返すことができない。 >こいつとは口喧嘩ではいつも勝てなくて、結局俺が押し黙る。 リナは口喧嘩が得意だから(三寸舌先のお陰 >店の立ち並ぶ街道で、人の行きかう様子をうざったく思いながらぶつからないようによけて歩く。 背が小さいと大変でしょうね… >「あ〜もう!ガウリイ達どこいったのかしら…」 > > > >ガウリイガウリイガウリイ、そればっか。 > >よくわからないが、面白くなくて。なんでかわかんないが、イライラして。 ここら辺は子供かな?←からかう気満々(ぉぃ >―――別に、お前なんてすぐにどっか帰っちまうんだろ? > >ただ、今は俺の名前を呼んで待っているけど。 >お前は俺を置いて行く。 >お前は他所モンだから、信用できない。いつか自分の場所に帰って、俺のことなんか忘れるんだ。 あの…リナは自分と一度でも戦った人のことは忘れないんですよ?ってその事知らないもんね。ライオスは… >結局は、そういうことなんだ。大人になるってことは、全てを割り切れるようになることで。 >いらない記憶は排除する。終わったことは考えない。 >卑怯だ。そんなの。 リナとその仲間は違うぞー!(ガウリイは除く >答えがほしい。 > >「あのねぇ。少し歩くたんびに考え込まれたんじゃ、先に進めないでしょうが」 >「―――――――…」 > > > > > > > >大概のやつは、ここまで追及してこない。 >それ程の関係を持ったことのある奴が少ないから。それでも、いつもはそんな質問には答えない。 >答える必要性がないから。それに、深く入り込もうとする奴はお嬢さん以外は許せなかった。・・・なのに。 > >「……大人の汚さに、愛想をつかしてたんだ」 > > > >俺は答えた。こいつに。 やっぱり変わるんですね。 >「汚さ……ねぇ。やっぱあんたはまだ子供なのねぇ」 >「!? なんだと!!?」 >「一部のとこにしか、ちゃんと目を向けてないじゃない。そこが子供だってのよ」 > > > > > > >何をわかった風に。てめぇは何年生きてんだよ。 十五年以上二十年未満。 >やはり、こいつも周りの奴らと一緒なのだと落胆の溜め息を吐いた。 ん〜…リナは違いますって。根拠は説明できませんが←おい >いくら綺麗ごとで隠しても、大人の汚い部分は表面化されて、嫌でも目に入ってくる。 >宗教だとか、寺院だとか、上っ面だけで親切顔して、都合が悪くなったら全部消去しようとする。 >記憶も。人も。 まぁ、否定はしません。 >「今の大人が汚いってのは、あたしも認めるわ」 >「……………」 >「大人があんなんじゃ、夢を見れなくなるのもわかる」 > > > >そこまでわかってて、なんで俺の意見を批判する? >なにが間違ってるんだ。 > > > >「…だったら、なんで子供が育つのよ」 >「はぁ?」 ん? > >「子供ってのは一番綺麗な生き物なのよ。汚い大人の中で、どうやって育つってのよ」 >「それは……」 > > > >なんでだ?答えが出てこない う〜む。私もちょっと…わからないってわけじゃないですけどね。 さてはこれ続き物ですか?←さてはって… かなり楽しく読ませていただきました! 私も溜めていたネタ書いてみようかな…←ぇ それでは! |
16849 | 大人になる方法――2 | 竹内 恵 | 2004/9/16 18:46:57 |
記事番号16838へのコメント 「表面化された部分だけを目に入れても、それが全てかわからない。子供の……誰かのためとか、 そんな単語を付け加えれば無罪になるときだってあるわ」 「何が汚くて何が綺麗かなんて、第三者の人が推し量るもんじゃないのよ」 一言一言をはっきりと告げる。 何を見てきたのだろうか?悲しい色を宿した瞳。 「…あたしの友人……に、居たのよ。魔王になった奴」 「!? なんだよそれ!!」 その言葉を口にして、しまったと思う。今にも泣き出しそうなあいつの表情。 傷をえぐるとはこの事だろうか。目に見えない血が流れているようで、頭がガンガンする。 ・・・なのに、その表情を綺麗だと思った。 切なくて、儚くてしょうがないと、そんな瞳を。 ――俺ハ、キレイダト―― 「好きな人を失って――――…殺されて、正気をなくしたの」 まだ息があった。まだぬくもりがあっただろうに。 手の中で体温の消失を告げる、さっまで動いていた愛しい人の身体。辛いなんて言葉では表しきれない。 切れかけていく糸を完全に切ったのはあいつの判断。自ら望んだ結果。 もう聞けなくなった、あいつの寒々しい愛の言葉。ミリーナの冷たくあしらう声。目の前でなくなった。 忘れられるわけがない。 「……魔王になったその友人を殺したのは、あたしなのよ」 血で血を拭う悲しさ。 どうせななら全て終わりにできたらと、そんな恐ろしい考えさえ頭をよぎるくらいに、 ・・・大好きだったあいつを、あたしが殺したと言うその事実・・・。 背負う辛さをかみ殺しながら生きる贖罪。 この口から、弱音を吐くこと自体が罪悪だ。 「お前……」 何でだろうか。俺は、なんとなくだけど。 その魔王になった”友人”というのは、こいつにとってそれだけの存在ではなかったということ。 それがわかった。こんな綺麗な表情をこいつにさせられるのは、そいつだけなんだと。 鈍い痛みが一つ。 蝕むような目眩が少し。 「あんたは、そんなあたしを汚いと思う?」 「……………」 「友人を殺してのうのうと生き延びてるあたしを」 「――――…知らねぇよ、そんな事」 一つわかったこと。それは俺にとって大人なるということは 「…ありがと」 こいつを守れるようになること。 それ以外ないんだと。 「なんで礼なんて言うんだよ」 「なんとなく」 大人になれるということが、楽しみに変わった。 ********* いや〜。やっちゃいました。ライオス×リナ(汗)。しかもシリアス。 ・・・これって、ライリナって訳せるんですかね?(←聞くなよ) 今度はギャグで描きたいです。多分ルーク→リナ←ライオスで(苦笑)。 |
16850 | 続・災い転じて福と成すか… | 竹内 恵 | 2004/9/16 22:02:45 |
記事番号16838へのコメント ガウリイ壊れ気味です。 嫌な人、苦手な人は見ない方が身のためだと思われます。 +++++++++++ 「……ルーク?」 呼びかけに、返事の変わりに穏やかな寝息が返ってきた。 「もう寝ちゃったのか…」 くすりと笑う。あまりに安心しきって寝ているその姿に、なぜだか幸福感を覚えながら。 木陰から覗く微かな光が、あたしの膝の上で眠っている彼を照らす。 「今日は悪いことしちゃったかしらね」 あたしが脅しに使った、昨日起こった出来事の真実。それは・・・ バターン!! 隣の部屋から突然何かが倒れたような騒音が聞こえて、あたしはルーク達の居る場所に向かった。 「ちょっと!なによ今の音!?」 バタンと扉を開け、目に飛び込んできた光景は、 ・・・ルークとガウリイが見事に伸びきっている姿。 なるほど。これだけ大柄の大の男二人が一気に倒れれば、そりゃ凄い音もするわねぇ・・・って冷静に考察してる場合じゃない! 「ルーク!ガウリイ!一体どうしたのよ!」 取り合えず駆け寄って、二人を強く揺さぶってみる。 「「……………」」 が、返事無し。 部屋にお酒のビンが散乱しているので、「ああ、飲みすぎたのね」とすぐに察知できた。 お騒がせな奴らである。 人のせっかく、ゆったりとしたおやつタイムを邪魔して・・・。 腹立つから寝てる顔に落書きでもしてやろうかしら?もち油性で。 「………リナ」 「あら、起きたのガウリイ」 考えていたことを実行しようとした矢先、ガウリイのほうが目を覚ました。 ちっ。運の良い奴ね。 「――――…寒いんだ…」 「は?風邪でもひいた――の…」 なにが どうなって … るの … … ? 意識が飛びかけたその原因は、・・・ガウリイに抱きつかれてるから。 「リナ。お前の温もりが欲しい…」 「はい?!!あの、ち、ちょっと、ががが、が、ガウリイさん?!!」 「愛してる。結婚しよう、リナ」 「でぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!?」 もがいてはみたけれど、びくともしない。 徐々に近づいてくる相手の顔。・・・こ、これはまさか・・・。 「だ〜〜!!ちょっ!ストップ・ザ・ガウリイぃぃ〜〜〜!!!」 ゴスッ! 混乱気味に叫び声をあげているその時、後ろからガウリイの顔面に蹴りが決まる。 ルークであった。がらんがしゃんと景気の良い音を立ててガウリイが後ろに吹っ飛ぶ。おいおい。やりすぎだってば・・・。 でもまぁ助かったけど。 「なに勝手にこいつに抱きついてんだ」 げっ。目が据わってるんですけど。 「…つっ……なんだと変態バンダナ野郎…」 痛そうに横頭を抱えながら起き上がるガウリイ。 うわっ。こっちも目が据わってるよ。 「うっせぇ!保護者顔しといて何襲ってんだよ脳みそクラゲ野郎!」 「襲ってたんじゃなくて口説いてたって言うんだ熱血馬鹿!」 今にもお互いの襟首を掴みそうな勢いの二人。周りに見えるどす黒いオーラ。・・・怖いんですが。 何が起こっているのか現状がいまいち把握できない。おかしくなりそうな頭をフル回転させる。 ・・・と、足元に転がってきた一つのお酒のビン。そろそろとまるで壊れ物を扱うかのごとく手に取り、 張られているラベルの注意書きを見る。 ”注・このお酒は飲みすぎると下記のような副作用があります。” ”1、記憶の喪失” ”2、自分がしたいと考えたことをそのまま行動してしまう” ”3、口が悪くなる” ・・・なんっっっじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!こんなお酒売買してんじゃないわよ!良い迷惑だっての!! 一体いつ効果がきれるのよぉぉぉ! ”副作用の効果が切れるのは人によってそれぞれです。くれぐれも気をつけてね(はーとvv)” はーとvvじゃなぃぃぃぃぃ!!! ・・・と、心中で絶叫中のあたしをルークが引き寄せるように腕に収める。 「ざけんなよ!こいつだってお前に保護者顔されて付いてまわられたんじゃ迷惑だと思ってるぜ!!?」 おいおい。なんの話だよ。 「お前だってミリーナが居るくせにリナにちょっかいばっかり出してるなよ!!」 ちょっかいって・・・。あのねぇ・・・。 「いつまでリナに触ってるんだ!いい加減離れろ!!」 「知・る・かそんな事!……ん〜vvやわっこくて抱き心地いいなこいつ♪」 「なっ!ちょ、ちょっと!頬擦りしてんじゃないわよ!!」 「貴…様……!ぶっ殺す!!」 剣を身構えるガウリイ。すっかり戦闘モードに突入している空気。 ぷつりと何かが切れた音がしたような気がした。 好き勝手なことを言い放題やり放題・・・こいつらわぁぁぁぁ!! 「ディル・ブランドぉぉぉぉ!!!」 チュドーンッ!!! 見事なほどに吹っ飛んでったガウリイ。うん、すっきりしたぁぁ♪ 「おい」 「ゲッ?!」 後方からの声はルークのものであった。思い切り後ずさるあたし。 が、あいつはそれを見逃さずにあたしの逃げ場を遮断するように壁に手を付き、追い込む。 完全に”捕まった”という状態。 冷や汗が一筋、頬を伝うのがわかった。セピア色の瞳と目が合う。 「な、何であんたは無事なのよ!!」 「こんな事もあろうかと、あらかじめ結界を張っといたんだ」 用意周到な奴ね・・・って感心してる場合じゃないし! なにか、なにか回避する方法は・・・。 「逃げんなよ。何も……しないからさ」 「……じゃあ、この体勢なんとかしてよ」 「それは断る」(きっぱり) 「おひ………」 でもまぁ、なにもしないってんなら・・・いいか。良くないけど。 少しだけ肩の力を抜き、ルークの顔を見た。 ちゅっ。 「ほんっと、無防備だな。お前♪」 「る?!!るるるる、ルーク!!!?」 「そんな簡単に何でもかんでも信用すんじゃねぇよ」 「なっ……」 「そんなんだから、目が離せねぇんだ……」 そう言いながら、あろう事かまた キスしようとしてくる。 「――――…リナ。好…」 「スリーピング!!」 ばたりと床に倒れこむルーク。 眠らせた後、どうにも腹のムシが収まらないのでぐるぐるにベットに縛り付けておいたのである。 人のファーストキスを奪っておいて、それだけですんだことを有難く思うことね。 ・・・とか、照れ隠しに頭の中で言い訳を並べながら、部屋を後にする。 そして今朝になって仕返しに荷物持ちをさせたり。 でもまぁ、好きだと言われて(正確には言いかけて終わったけど)嫌じゃなかったのよ。どっちかっていうと・・・・嬉しかった。 だから 「今度は、お酒飲んでない時に言ってよね」 |
16852 | Re:続・災い転じて福と成すか… | 渚 | 2004/9/17 23:12:08 |
記事番号16850へのコメント 初めまして、渚と思うします。 以前に私目の作品にコメントしていただいてありがとうございました。 竹内 恵サマもルクリナ好きですか〜、嬉しいです!!同士がいて!(勝手に入れるな) 私もルクリナ好きでして、前はルクリナで総受けやら学校パラレルやらいろいろ書いて投稿してたんですよー。 ライオス×リナも!私、最近はまってるんです(><)漫画もそろえてます!! では、感想いきますね。 >ガウリイ壊れ気味です。 >嫌な人、苦手な人は見ない方が身のためだと思われます。 *はっはっはっ、どんと来いですよ! リナ:あんた自体壊れの作品だからねー。 *・・・・・・。 >「……ルーク?」 > >呼びかけに、返事の変わりに穏やかな寝息が返ってきた。 *ぶはぁ。か、かわいい!ああ、もう。リナの膝枕が気持ち良すぎで、そんな無防備に…。 アメリア:あーあ。部屋が鼻血で…。 >くすりと笑う。あまりに安心しきって寝ているその姿に、なぜだか幸福感を覚えながら。 *母性本能?意外に強そうだな、リナって…。まあ、この幸福には愛が…!良いですねー。 ゼル:羨ましそうな目だな。最近、幸せや愛なんてもんには見放されてるからな。 *はんっ!そんなもんなくても生きていけんだよ! >取り合えず駆け寄って、二人を強く揺さぶってみる。 > >「「……………」」 > >が、返事無し。 *死っ…!? ガウ&ルーク:勝手に殺すな…! *え、リナの取り合いで殴りあいになってりして最後には綺麗に散るという私の妄想はどうなるのっ!? >腹立つから寝てる顔に落書きでもしてやろうかしら?もち油性で。 *勿論、おでこに『肉』! ライオス:お前、一体いくつだよ。小学生並みの考えだな。 *心はいつも清く正しく!子供心を忘れない!! >意識が飛びかけたその原因は、・・・ガウリイに抱きつかれてるから。 > >「リナ。お前の温もりが欲しい…」 >「はい?!!あの、ち、ちょっと、ががが、が、ガウリイさん?!!」 >「愛してる。結婚しよう、リナ」 >「でぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!?」 *ほぎゃらぁぁぁぁ!!?? ルナ:五月蝿い。夜中に騒ぐんじゃないわよ。 ――ぐぎゃご。 >「うっせぇ!保護者顔しといて何襲ってんだよ脳みそクラゲ野郎!」 >「襲ってたんじゃなくて口説いてたって言うんだ熱血馬鹿!」 アメリア:ガウリイさん、果てしなく正直ですねー。 フィリア:それは良いんですが、あそこに転がってる生ゴミどうするんですか? アメリア:そうですねー。生ゴミの日は明日じゃないし…。 >”注・このお酒は飲みすぎると下記のような副作用があります。” >”2、自分がしたいと考えたことをそのまま行動してしまう” *と、ゆーことは理性がない☆わお、リナちゃんがき・け・ん。 ゼロス:生ゴミ作者、もう復活したんですか。すごい再生力ですね。 しかも、なにやらものすごいことを考えてるようで。 *んふふ、生ゴミ魔族にそんな事言われるすじあいないんだけどなー。 このしがない中間管理職! >「いつまでリナに触ってるんだ!いい加減離れろ!!」 >「知・る・かそんな事!……ん〜vvやわっこくて抱き心地いいなこいつ♪」 >「なっ!ちょ、ちょっと!頬擦りしてんじゃないわよ!!」 >「貴…様……!ぶっ殺す!!」 *おおー、修羅場。 リナ:楽しんでるわね、あんた。 *おうともよ!高みの見物ほど楽しいものはない! 他人の不幸は蜜の味〜、って… ――ごりゅ。 ゼル:…これで生きてたら、人間じゃないな。 ガウ:元から人間かどうかも怪しかったよーな。 >後方からの声はルークのものであった。思い切り後ずさるあたし。 >が、あいつはそれを見逃さずにあたしの逃げ場を遮断するように壁に手を付き、追い込む。 *さあ〜て、このチャンスをどう行動に出るか! 全員:(生きてるよ…) >「逃げんなよ。何も……しないからさ」 *っち。 ゼラス:あら、女の子がそんなあからさまな舌打ちしちゃだめよ。気持ちは分かるけど… *う〜ん、けど、間が気になる。 >「ほんっと、無防備だな。お前♪」 *それは同感。リナは無防備なところがまた、良い。 >眠らせた後、どうにも腹のムシが収まらないのでぐるぐるにベットに縛り付けておいたのである。 *成る程、そーいうわけだったのですが。そーいえば… アメリア:ガウリイさん、どうなったんですかねー。 *ま、ルクリナ至上主義の僕にはどうでもいいんだけどね(←最低) ルーク!可愛くてかっこいい!! そしてリナちゃん!酔っていないときに告白されたときの反応が楽しみです! だが、そんな時が来るのか! もう、妄想が止まらなく、面白かったです! |
16877 | 遅くなりまして | 竹内 恵 | 2004/10/25 13:20:37 |
記事番号16852へのコメント は、初めまして!(で、しょうか?)竹内です!! コメント、あ、あり………(←落ち着け)。 か、感激です。嬉しくて言葉がでてきません…(感涙)。 渚様の小説は、あるサイト様で読んでからずっと「良いなぁ」と思っていたもので・・・。 感想を下さるなどと、私には身に余る光栄です・・・!!! 本当に・・・何と言ったらよいのか・・・。 嬉しい、の一言に尽きます!! |
16854 | わ〜いわ〜いv | 朱音 E-mail URL | 2004/9/18 07:21:19 |
記事番号16850へのコメント どうも!朱音です! わ〜い!『災い転じて〜』の続編だ〜っ! と浮かれつつ読ませて頂きました(←ちょっと怪しい >ガウリイ壊れ気味です。 >嫌な人、苦手な人は見ない方が身のためだと思われます。 壊れガウリイ大歓迎ですv(←ぇ >あたしが脅しに使った、昨日起こった出来事の真実。それは・・・ ふみゅふみゅ… >バターン!! ほぇ?! >バタンと扉を開け、目に飛び込んできた光景は、 >・・・ルークとガウリイが見事に伸びきっている姿。 あら。 >取り合えず駆け寄って、二人を強く揺さぶってみる。 > >「「……………」」 > >が、返事無し。 …あはは…(乾いた笑 >部屋にお酒のビンが散乱しているので、「ああ、飲みすぎたのね」とすぐに察知できた。 >お騒がせな奴らである。 ですね。 >人のせっかく、ゆったりとしたおやつタイムを邪魔して・・・。 お、おやつ…(笑 夜にそんなの食べてたら太っちゃいますよ、リナ。 >腹立つから寝てる顔に落書きでもしてやろうかしら?もち油性で。 やっちゃえ〜音符(←ォィ >「………リナ」 >「あら、起きたのガウリイ」 > >考えていたことを実行しようとした矢先、ガウリイのほうが目を覚ました。 >ちっ。運の良い奴ね。 ですね。 >意識が飛びかけたその原因は、・・・ガウリイに抱きつかれてるから。 なぬ〜っ?! >「はい?!!あの、ち、ちょっと、ががが、が、ガウリイさん?!!」 >「愛してる。結婚しよう、リナ」 >「でぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!?」 どうした保護者ぁ〜っ!!(←こういう時のみ“自称”は付けない奴 >もがいてはみたけれど、びくともしない。 ガウリイは身体だけはちゃんとできてますから(←ある意味酷 >徐々に近づいてくる相手の顔。・・・こ、これはまさか・・・。 リナ!避けて〜っ! >「だ〜〜!!ちょっ!ストップ・ザ・ガウリイぃぃ〜〜〜!!!」 マジ止まれ〜っ! >ゴスッ! ん? >混乱気味に叫び声をあげているその時、後ろからガウリイの顔面に蹴りが決まる。 >ルークであった。がらんがしゃんと景気の良い音を立ててガウリイが後ろに吹っ飛ぶ。おいおい。やりすぎだってば・・・。 おぉ〜!(ぱちぱちぱち >でもまぁ助かったけど。 ヴィクトリー!(←アメリアかよお前 >「なに勝手にこいつに抱きついてんだ」 > >げっ。目が据わってるんですけど。 ありゃりゃ(笑 >「…つっ……なんだと変態バンダナ野郎…」 変態って… >うわっ。こっちも目が据わってるよ。 修羅場の予感〜♪←何だこの♪は >「うっせぇ!保護者顔しといて何襲ってんだよ脳みそクラゲ野郎!」 >「襲ってたんじゃなくて口説いてたって言うんだ熱血馬鹿!」 ダメだぞ!保護者!襲うのも悪いけど口説くのも悪いです! >今にもお互いの襟首を掴みそうな勢いの二人。周りに見えるどす黒いオーラ。・・・怖いんですが。 はははぁ〜(乾いた笑い >”注・このお酒は飲みすぎると下記のような副作用があります。” >”1、記憶の喪失” >”2、自分がしたいと考えたことをそのまま行動してしまう” >”3、口が悪くなる” おぉっ!こりはナイスなシチュエーション!←発音なってねぇ… >・・・なんっっっじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!こんなお酒売買してんじゃないわよ!良い迷惑だっての!! >一体いつ効果がきれるのよぉぉぉ! あはは。落ち着け、リナ(笑)(←って無理でしょ >”副作用の効果が切れるのは人によってそれぞれです。くれぐれも気をつけてね(はーとvv)” はーと…(爆笑 >・・・と、心中で絶叫中のあたしをルークが引き寄せるように腕に収める。 んみゅ? >「ざけんなよ!こいつだってお前に保護者顔されて付いてまわられたんじゃ迷惑だと思ってるぜ!!?」 私も同感でございます!←何故口調が変わる? >「いつまでリナに触ってるんだ!いい加減離れろ!!」 >「知・る・かそんな事!……ん〜vvやわっこくて抱き心地いいなこいつ♪」 …ルーク…暴走中…?(←おなか抱えて突っ伏して震えてます >「なっ!ちょ、ちょっと!頬擦りしてんじゃないわよ!!」 >「貴…様……!ぶっ殺す!!」 わ〜黒ガウだ〜♪←お前まで壊れるな >ぷつりと何かが切れた音がしたような気がした。 あ……(滝汗 >「ディル・ブランドぉぉぉぉ!!!」 > > >チュドーンッ!!! やっぱりこうなるのね(笑 >「おい」 >「ゲッ?!」 > >後方からの声はルークのものであった。思い切り後ずさるあたし。 あ。生きてた←勝手に殺すなって… >が、あいつはそれを見逃さずにあたしの逃げ場を遮断するように壁に手を付き、追い込む。 >完全に”捕まった”という状態。 わ〜…(ニヤ←怪しい >「な、何であんたは無事なのよ!!」 >「こんな事もあろうかと、あらかじめ結界を張っといたんだ」 魔法ってこうゆう時便利ですねv >なにか、なにか回避する方法は・・・。 無いです←ぇ >「逃げんなよ。何も……しないからさ」 ほんとか〜?←疑い&からかいの眼差し >「……じゃあ、この体勢なんとかしてよ」 >「それは断る」(きっぱり) っ…ルーク…さいっこー…(爆笑 >でもまぁ、なにもしないってんなら・・・いいか。良くないけど。 どっちですか。 >少しだけ肩の力を抜き、ルークの顔を見た。 あ。そんな無防備な… >ちゅっ。 あ、やっぱりやられたね。 >「ほんっと、無防備だな。お前♪」 ですよね〜。 >「ほんっと、無防備だな。お前♪」 >「る?!!るるるる、ルーク!!!?」 >「そんな簡単に何でもかんでも信用すんじゃねぇよ」 >「なっ……」 >「そんなんだから、目が離せねぇんだ……」 ですよね〜。 >そう言いながら、あろう事かまた >キスしようとしてくる。 ドキドキ… >「――――…リナ。好…」 >「スリーピング!!」 あらら(笑 >眠らせた後、どうにも腹のムシが収まらないのでぐるぐるにベットに縛り付けておいたのである。 成程。 >人のファーストキスを奪っておいて、それだけですんだことを有難く思うことね。 >・・・とか、照れ隠しに頭の中で言い訳を並べながら、部屋を後にする。 やっぱり照れ隠しですか(笑 >でもまぁ、好きだと言われて(正確には言いかけて終わったけど)嫌じゃなかったのよ。どっちかっていうと・・・・嬉しかった。 ふっふっふ…(←もはやいつもの事だが怪しい > >だから > > >「今度は、お酒飲んでない時に言ってよね」 そうですよ〜ルーク!←何故お前が言う? や〜満腹満腹。 これで心おきなく学校に行けます←これから部活なのに何やってんだよお前は やっぱり取り合いは面白いですv それでは! |
16878 | 朱音様(喜) | 竹内 恵 | 2004/10/25 13:24:59 |
記事番号16854へのコメント お久しぶりです。感想、ありがとうございます。 やっと少しずつパソコンが使えるようになってきました。 家も半分ほど焼けただけなので、修復もすっかり終わりそうです。 地震が起きたり、火事になったりといろいろと忙しかったですが、これからまたよろしくお願いします。 ただ、そろそろ就職やら資格取りやらでまだまだ安穏とは過ごせませんが・・・(汗)。 これからもお世話になります。 |