◆−蒼い本−使徒 (2005/7/13 23:43:17) No.17140 ┗蒼い本−使徒 (2005/7/24 13:54:36) No.17153
17140 | 蒼い本 | 使徒 | 2005/7/13 23:43:17 |
ガラガラと崩れ落ちるお城。 ガラガラと崩れ落ちる世界。 ガラガラと崩れ落ちる人間。 『蒼い本』 ガラガラガラガラガラガラ・・ みんなみんな崩れていきました。 「・・・なんだこの本・・・」 レゾの部屋にある本棚から少々本を拝借して眺めていると 真新しい本が目にはいった。 レゾの本棚には古ぼけてしまった本しかないはずなのに そこには蒼くキレイな本があったのだ。 気になったオレはその本を手にとり レゾのベットに座りながら読んでいたんだが・・・ なんというか、まぁ・・・すごい内容で・・・。 「ゼル・・ガディス・・ですか?」 ガチャッとドアを開けながら赤法師ことレゾが声をかける。 レゾの部屋に入れるのはオレとレゾだけなのに 何を確かめることがあるんだろうか。 「あぁオレだ」 そっけなく、読んでいた本をパタンと閉じて呼びかけに応じる。 赤いマントがサッと翻ったかと思うと静かにドアを閉め こちらにツカツカと歩いてきた。 「あなたがここで読むなんてめずらしいですね。 いつもは本を借りて自分の部屋で見るのに」 部屋に帰って読むような本じゃなかったし それに内容が気になったものだから部屋に帰るのも忘れていた。 まぁどちらにしろ、この本をどうしたのかレゾに聞くつもりだったし その手間が省けたのは良しとしよう。 「あんたの理解しがたい趣味をじっくりと読んでいただけさ」 「理解しがたい・・ですか?」 間抜けな声を出しつつ、見えてないくせにオレのほうをパッと見る。 こんな発言ににそこまで驚くもんだんだろうか。 まぁ、こいつの場合理解しがたいのはこの本だけじゃないんだがな。 「あぁ、理解しがたい趣味さ。 わけのわからない本を置いてるアンタの可笑しな趣味」 さっきの蒼い本をレゾの真っ赤な服に向かって投げてやる。 読めないのは分かってるが、さわり具合で新しい本か 古い本かくらい分かるだろう。 案の定、レゾはその真新し本を触って顔をしかめる。 レゾにも覚えがないってことか? 「なんですかこの本・・・」 「さぁな、名前は知らないが内容的にはあまり好まないような本さ」 レゾから本を借りると自分が読んだところまでを声に出して読んでやる。 声にはださないが、なんとなくレゾは不可解な顔をしてるな。 やはりこういう内容は嫌いか。 「理解しがたい本ですね」 やっぱりそう思ったらしく、オレから本をとるとページをパラパラとめくる。 規律ただしい音がオレの耳に不可解に響く。 〜あとがき〜 えーと続きます(泣) なんか初めて書いたレゾとゼル・・・。 会話が進まないよー。 ギャグにしていきたいんですが・・難しい。 このときはまだ少しは仲良し・・ということにしといてください |
17153 | 蒼い本 | 使徒 | 2005/7/24 13:54:36 |
記事番号17140へのコメント こっから「もしかしたら」レゾゼル風味になるかも知れません。 嫌いな方は絶対にご遠慮ください。ここまで注意しておいて 見て嫌気がさしたと言われても責任はとれません。 それではどうぞ続きです。 「結局おまえさんもその本については知らないか」 パラパラとめくられていた本をボーっと眺めながら呟く。 別にそんなにその本のことが知りたい というわけじゃないが、流石レゾの孫にあたる存在の自分。 探究心は人一倍ってことだな。 「自分にかかわりのない本を部屋に置いとくほど 私は探究心があるわけじゃないですよ」 ポイッと投げられた本はオレの手元に一寸の狂いもなく戻ってきた。 見えなくても感じられるというのはすごい事だな。 ・・・あと訂正。 オレの探究心はレゾの血ではなく自分の性格らしい。 あとがき すみません短くて! また続きを書けるといいなぁ(時間が・・時間がぁ〜) それでは読んでくれたかたありがとうございます。 |