◆−Saviour−見えない翼 (2005/8/4 23:13:48) No.17178
17178 | Saviour | 見えない翼 E-mail | 2005/8/4 23:13:48 |
初めまして。この場をお借りして作品を投稿させていただきます。感想をいただけたら、自分は大変満足します。どのような感想でもよろしいのでどんどん書いてください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 全ては最初は闇だった。 何も無いただの闇でしかなかった。 そこへ創造主シーマは世界を創り出した。 それは創造主シーマのきまぐれであり、 創っては壊し、創っては壊しを繰り返していた。 この話は創造主シーマが16回目に創った世界のほんの一部の話・・・・・ 「竜の子だーー!」 ひとつの雄叫びと共に真紅の翼を身にまとった少女が空を駆けた。 「捕らえよー!竜の子は災いをもたらす悪魔ぞ!」 投炎車を構えて火を放つ。火球の間をその少女は天使の様にすり抜けていった。 だが、その姿は天使はとは言い難いものではあった。 少女は両手を兵士達に向けて囁くように呪文を唱えた。 その途端、少女の手からは投炎車が繰り出す以上の 火球を生み出しそれを投げつけた。 その火球は兵士達に当る瞬間に爆発を起こした。 「ぐわーーー!!お、おのれ!この悪魔めが!」 「フフフ・・・・・」 「ま、待て!」 少女は翼を大きく広げて森の方へと飛び去った。 「またしても逃がしたか〜!フランめ!」 彼女の名前はフラン。 リオセイバー種(火竜種)の血統をもつデミドラグーン(半竜族)である。 彼女は年の暮れに街に行き、今のように暴れては自己満足で帰っていく。 「今年も楽しかった。来年も楽しいかな。ま、私次第かな。」 デミドラグーンといえどその寿命は竜に近いほど長い。 彼女からすればこの一年ほど短いものはなく毎年は毎日のように待ち遠しいのだ。 ゆっくりと下へと降りて家(街の人は巣と呼んでいるが)に入っていった。 だが、彼女にはこれから起こる一年の冒険の長さと壮大さに まだ気付いていなかった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― とりあえず、ここまでプロローグとさせて頂きます。おもしろい、続きが読みたいという感想がありましたら、後日続きを書きたいと思います。 |