◆−ざ、夏休み。−紫清 月季花 (2005/8/5 16:27:50) No.17179 ┗ざ、夏休み。 そのにぃ−紫清 月季花 (2005/8/6 11:39:43) No.17180
17179 | ざ、夏休み。 | 紫清 月季花 | 2005/8/5 16:27:50 |
――『ざ、夏休み』―― 手加減一発岩をも砕く・・・・そんな方々が集う国、ゼフィーリア。 そして、そんな方々がひしめき合うのが、王国騎士団の方達。 そんな方たちにも、夏恒例の行事があった・・・・ そう・・・・・・それは。 騎士団なのに夏休みがあるのだ!!(まて) 但し、ある条件をクリアしたものだけが栄光(?)の夏休みを手にできるのだ。 その条件とは、かなり馬鹿馬鹿しくも情けないものなのだが、何故かクリアできたものが居ないのだ。 そしてこの年も、その条件をクリアすべく、王都の郊外にある旧王城へと、夏休みという長期休暇欲しさに、若き騎士たちが終結していた・・・・。 「今年こそは栄光ある夏休みを手にするぞ! 諸君!勝利をわれらの手につかむのだ!!」 とか何とか無意味な熱弁振るうやつも居れば、それに呼応して「うおぉぉ!!」とか叫んでるやつまで居る。 なにせ、腕っ節だけでなくノリと勢いも一流の連中ばかりなのだ。 伊達と酔狂で革命戦争していた、某お方といい勝負かも知れない。 「で、今年の担当は?」 「黒いのと白いの」 異様な熱気に包まれた馬鹿集団に、呆れを通り越した視線を向け、ラダマンティスが隣に立つアイアコスに問う。 「そうか・・・・・」 試練の場となる旧王城を見上げる。 そして、幕が切って落とされた。 数分後。 『『度環りゃ嗚呼ああああああああああああああああ!!!!!!!!!』』 意味不明な悲鳴が城のあちこちから響き始めた。 「今年はまた派手にやってるのかねえ・・・」 麦茶飲みつつボソッと呟く。 毎年行われているある条件とは・・・ <つづく・・・・らしい> あとがき。 地道に書き溜めてた、長編・短編・その他もろもろのデータが消え去り、ぼへらーとしていたら夏になっていた今日この頃。 なぞの怪奇植物、月季花です。 とりあえず、ギャグです。 世間様が夏休みの間には終わらせたい・・・・かな。 とりあえず、気が向いたら読んでみてください。 |
17180 | ざ、夏休み。 そのにぃ | 紫清 月季花 | 2005/8/6 11:39:43 |
記事番号17179へのコメント ――『ざ、夏休み』―― 夏休み、いつの間にやらバイトに追われて終わってしまった・・・・という学生も多々居ることだろう・・・・ なぜ、騎士たちが必死こいているかといえば、一ヶ月丸まる有給になるという・・・・それがこの『夏休み』なのだ。 一ヶ月間丸まる遊んでようが、給料が入るというのはかなり・・・ そんな一時の夢を手に入れるべく、騎士たちが挑むのは。 ゼフィーリアの人外魔境、某最凶の一族、イモータル一族プロデュースのトラップてんこ盛りホラーハウスを一時間でクリアすること。 ・・・・普通に聞けば馬鹿馬鹿しい・・・・のだが、そこはあの一族。 一時間かけても三分の一もクリアできないような物を作り上げるのだ。 舞台となるのは、旧王城。 町から離れているため、悲鳴が上がろうが地響きがいこうが、一般市民の安眠妨害が起きないように配慮されている。 そして、今年の担当者は、黒いのと白いの・・・・・・じゃなくて、イリアス=ルガーとゼルガディス=グレイワーズ。 「団長、第一陣は全滅しました」 途中経過を報告にくる騎士の顔が何気に引きつっている。 そりゃそうだ、戻ってきた騎士の大半が精神が、どっか遠いお空のイス●ンダルとかM●星雲とかに飛んでるんだから。 「ん。 じゃ、第二陣行くように」 とっても投げやりなラダ氏。 わが息子ながらどんなものを作ったのか・・・・・ 「第一陣は二階まで上がってこれなかったな」 城のどっかで話し合う黒いのと白いの。 「一階はイリアスが担当したよな」 旧王城は古い割にはでかくて広い、三階建ての石造り。 かつては荘厳で美しい建物も、この二人の手によっておぞましい迷宮(ダンジョン)と化している。 もちろん、トラップばかりでなくホラーハウスなだけに、ゾンビにグールにレイスにスケルトン。 挙句にレッサーデーモンから、化け猫、からかさ、ろくろっ首、人魂、その他もろもろのホラーな方達目白押し! どこでこんなものを調達したのか、知ってはいけないブラックボックスな人脈を使っているのだが、当人たちはあまり気にしている様子はない。 「さーて、今年はクリアできるやつは居るかな?」 <まだつづくよ(遠い目)> あとがき。 次あたりでホラーな方達に出てもらおうかなあ・・・・・(暑さで程よく煮立った脳みそで勢いに任せて書いてる) 読む人居るのかね、これ;;; |