◆−初めまして−宵燈 (2005/10/15 23:10:07) No.17319 ┣中途半端な三つ巴 序章−宵燈 (2005/10/16 12:21:04) No.17321 ┣中途半端な三つ巴 三つ巴−宵燈 (2005/10/24 22:48:08) No.17343 ┗中途半端な三つ巴 蒼空−宵燈 (2005/12/3 23:07:13) No.17414
17319 | 初めまして | 宵燈 | 2005/10/15 23:10:07 |
初めまして、宵燈(しょうひ)といいます。 今までずっと読み逃げしていたのですが(汗)皆さんの小説を読んでいたら 自分も投稿してみたくなりました。 今回投稿するのは降魔戦争が起こる少し前のお話です。 しかもゼロスとオリキャラ二名しかほとんど出てきません(汗) その上文章もおかしな事になるかと思います・・・。 それでは、どうぞよろしくお願い致します。 |
17321 | 中途半端な三つ巴 序章 | 宵燈 | 2005/10/16 12:21:04 |
記事番号17319へのコメント こんちには、宵燈です。 一応連載物にしようと思っています。行き当たりばったりですが(汗) では、スタートです。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― それはのちに降魔戦争と呼ばれるものが起こる少し前の出来事。 中途半端な三つ巴 序章 魔族である彼がそこに立ち寄ったのは気紛れ。 与えられた任務を適当に終わらせ、一息つこうかと少し寂れた小さな喫茶店に入った。 カランと、可愛らしい鈴の音が客の来店を告げように、さほど広くない店内に響く。そこは外から見た印象よりも小奇麗で落ち着いた雰囲気がある。 ふと、カウンターの奥に暇そうにぼうっとしている店員と目が合った。見た目、二十歳前後の短い金髪に蒼の瞳を持つ青年だった。 一瞬、空気が停止したかのような沈黙が降りる。 先に口を開いたのは金髪の青年。 「・・・いらっしゃいませ。と言いたいところだが、何の用だ?魔族」 「ちょっとした休憩を。でもこの様な所に黄金竜がいるとは思いませんでし た」 彼は自分の正体を見破った青年に対し驚くことは無かった。そう、青年もまた人間ではない。そして現在、魔族と敵対関係にあるだろう黄金竜なのだ。 「ふん。俺はカプラス、この店のマスターだ」 「ゼロス、といいます」 短い自己紹介が終わった。 空気が重い。この店の中だけ気圧が違うよう。いや、二人の周辺だげに空間の歪みが起こっているかのようでもある。店内の家具や食器達が怯えるように震える。 どれ程の時間が過ぎ去ったのか、短いようで長かったのかもしれない。 その緊張を先に破ったのは今回も黄金竜、カプラスであった。 「――――お客様。ご注文の方、お決まりでしょうか?」 「そうですね、ホットミルクはありますか?」 「ホットミルクですね、畏まりました。少々お待ち下さい」 爽やかに注文を取るカプラスとカウンターの席に座るゼロス。 今までの緊張感は一体何だったのか、何時の間にか店内はほのぼのとした空気に変わった。 これが彼等の最初の出会いだった。 のちにゼロスはもう一人と出会うことになるのだが、それは次回。 後書き 何だろうか?この文章(汗) あうあう、小説って難しい(痛感) こんなモノ、読んでくれる人はいるのだろうか・・? でも、頑張りマス。では、さようなら〜 |
17343 | 中途半端な三つ巴 三つ巴 | 宵燈 | 2005/10/24 22:48:08 |
記事番号17319へのコメント 宵燈:こんばんは、宵燈です。やっとテストから抜け出せました!!只今、開放気分を満喫してます。 ???:それは勉強を一欠けらでもやってから言う事ね。 宵燈:ぐっ!・・って君はまだ出てきてはいけません! むぎゅ。←何処かに押し込める音。 宵燈:ふぅ。(一仕事終えた顔)あ、ではどうぞーv ???:(作者(こいつ)今に見てろよ・・・!!) ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 世の中には物好きな奴もいるものだ。 中途半端な三つ巴 三つ巴 先日立ち寄った黄金竜が運営する店に、暇だったゼロスは何と無く足を運んだ。 店の前まで来ると、16〜18歳くらいの少女が近付いてくる。 この店のマスター、カプラスと同じ金髪だった。少女の方は腰まであるが。 どうやらこの少女も黄金竜のようだ。 しかしゼロスは内心、首を傾げる。確かに黄金竜なのだが、少し違う。何処か別のモノが混じっているような・・・? ゼロスの視線に気付いたのか、彼女はオッドアイの瞳を向ける。まだ少し幼さを残した風貌だった。 彼女は驚いたように目を瞬かせる。 「こんにちは。この店の方ですか?」 軽くゼロスが挨拶すると、驚いた顔はすぐ笑みに変わった。 「んー遠からずも近からず、ってとこね。あんた、魔族?」 どうやら驚いていたのはゼロスが魔族だと気付いた事にあるようだ。 「ええ、まあ。貴女は黄金竜ですよね?でも、何処か違う気がするのですが・・?」 「私、黄金竜と人間のハーフだから」 その言葉にゼロスは納得した。妙な違和感は黄金竜に人間の血が混ざっていたからか。 「成程。それにしても変わってますねー」 「あら、あんたも変わってるわよ」 「「こんな店に来るなんて」」 二人の声が重なった。 ならば来るな、という理屈はきっと二人には通用しないのだろう。 一泊置いて何故か彼らは握手した。 仲良さげに店へと入って来た二人に、またカウンターの奥でぼぉっとしていたカプラスは目を見張る。 「はあい。カプラス、来てあげたわよー」 「ルイ。お前、ゼロスと知り合いだったのか?」 ルイと呼ばれた少女はん?と首を傾げた。 「ゼロスっていうの?この魔族」 「・・・おい。自己紹介もしていなかったのか」 呆れたカプラスの言葉に反応してゼロスはぽんっと手を叩く。 「おや、忘れてました。」 「私も忘れてた。私はルイト=ファロスティよ。これにはルイって呼ばれているわ」 「これって言うな」 指を指されたカプラスは抗議をするが綺麗さっぱり黙殺される。 「ルイトさんですか。僕はゼロスです」 「うん。さっきカプラスに聞いた」 「そうだ、ルイトさん。この辺りに何か名物ってありますか?」 「ああ、それなら―――――」 「何だかなー」 一通り自己紹介が終わり、雑談に突入しているゼロスとルイトを苦笑いしながら眺めているカプラスは、手の掛かる妹と弟を持ったお兄さんという妙な心境に少しばかり陥っていた。 暫し二人の雑談を聞くとも無しに聞いていたカプラスにルイトは視線を向ける。 何だ?と言葉無しに問うと、それを受け取ってルイトは笑う。 「ねぇ、カプラスー。私、喉渇いたお腹減った」 「はいはい。何が宜しいんで?」 「アイスレモンティーとサンドイッチ!」 「分かった。ゼロスは?」 「僕は・・・水で」 「いじめか?それは。頼むから何か注文してくれ、こっちにも経営という物があるんだ」 「えぇー。じゃ、コーヒーにします」 「・・・了解。(何で嫌々?ま、いっか)」 「カプラス、まだー?」 「あーはいはい。少々お待ち下さい」 三つ巴:三者が対立してお互いにからみ合っている事。 三つ巴に成り切っていない彼らは中途半端な三つ巴。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 後書き? 宵燈:わーい。支離滅裂だー。 ???:このダメ人間め。 宵燈:あ、ルイト。お疲れ様。 ルイト:相変わらず意味不明な文字の配列ね。小説と呼べるの?(以下、ルイ) 宵燈:言葉が痛い(泣) ルイ:真実を言ったまでよ。それにしても、最初のおどおどしさは如何したの? 宵燈:聞いてくれ!前書き(?)で言ったけど、テストが終わったのです!しかも引っかかると思われた頭髪検査が合格だったのです!! ルイ:嬉しくて妙なテンションになってる訳ね。 宵燈:イエース! ルイ:まぁ、いいけど。あ、ところでさぁ 宵燈:何?ってルイトさん、目が笑ってませんよっ(汗) ルイ:よくも前書きで押し込めてくれたわねぇぇぇぇぇっ!! 宵燈:ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!! ルイ:こほん。さて、この小説と言えない物は誰も見てなくとも続くらしいです。ホント、最悪ですねー。 では、これにてお開き〜♪ |
17414 | 中途半端な三つ巴 蒼空 | 宵燈 | 2005/12/3 23:07:13 |
記事番号17319へのコメント それはまるで子供のように 中途半端な三つ巴 蒼空 空はどこまでも澄み渡り雲一つ無い。まさに晴天と言うに相応しき日だ。 気候も暖かで、こんな日はちょっとした物でも持って出かけてみるのもまた一興。 「そー思わない?」 黄金竜カプラスが運営する店に入ってきたルイトの第一声はこれだった。 「何が言いたいんだ?」 コーヒーを飲みながらまったりとしていた所にいきなり言われてカプラスは微かに眉を顰める。 「え?だからピクニック」 「ピクニックって急に言うなよ」 「急じゃないよ、順序よく行った結果なんだから。私の中で」 「自己完結だろうが。生憎と俺は読心術なんて心得てないからな」 もっともな意見にルイトは机に沈みつつむくれる。 その様子に溜め息一つ付き、コーヒーを横に置いてルイトの髪をクシャリと撫でた。 「どーした、ルイ。らしくないな」 「うぅ〜・・・最近さぁゼロス、来ないよね」 そう言えば、と思う。出会ってすぐ打ち解けた本来、敵である筈の存在。 特にルイトとは妙に息が合っていた可笑しな魔族。 確か、あれから一ヶ月と会っていない。 「あいつも何かと忙しいんだろうさ。俺らと違って」 分かってる、と小さい声で呟くルイトにまた溜め息一つ。 「・・・しゃーない。行くか、ピクニック」 「うん!」 一気に元気になるルイトを見て、俺も大概甘いなぁと思うカプラスだった。 一ヶ月ぶりに店に入ったゼロスはおや、と首を傾げた。 客がいないのに色々な食べ物が皿に盛られている。その食べ物をカプラスとルイトが大きな箱の中に詰めていた。 作業に夢中なのかゼロスが入って来た事に気付いていないようだ。 「何してるんですか?」 声をかけて初めて気付いたようにルイトがパッとゼロスの方を向く。 「ゼロス!久しぶり、いい所に来たわね!」 妙に嬉しそうなルイトにゼロスは心なしか一歩引いた。カプラスは只、苦笑いしている。 「久しぶりだな、ゼロス。実は今、ピクニックに持っていく為の食べ物を弁当に詰めているんだ」 「ピクニック?」 自然と問うような口調になったゼロスにまたルイトは嬉しそうに食べ物たちを指差す。 「そう!ゼロスも詰めるの手伝って」 「何故僕が・・?」 「だって行くでしょ?ピクニック」 心底不思議そうに言われ少々戸惑う。 「いえ、あの・・」 「行くよね?」 うっと息が詰まり、助けを求めるようにカプラスを見るが、明後日の方を向いていた。救済は無理、と言う事らしい。 「・・・はい」 不本意ながらもゼロスは頷いてしまった。 「さー行きますか!」 「おー」 支度が整い、ルイトは元気良く二人に声をかけた。が、返事をしたのはカプラスだけでゼロスは椅子に座ってお茶を啜っている。 「ほら、ゼロス立って!」 「はいはい」 ゼロスを急かすルイト。そんな二人を見てカプラスは考える。 黄金竜と魔族のピクニック。随分とまぁ滑稽ではないか、と。 そう思ったのは後の二人も同じだったらしい。 ルイトは機嫌良く何故か『森の●さん』なんぞ歌っている。 ゼロスもやれやれと肩を透かしてはいるが、何処と無く楽しそうだ。 ――――悪くない。 子供が悪戯を決行する直前のような顔でカプラスはにやりと笑った。 暫くして店から三人組が出て来た。三人の内一人は大きな箱状の荷物を持って先を行く二人に抗議をしている。 空は果てしなく澄み渡り、ただ青い。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 後書き 文章がおかしいのは何時もの事、ゼロスのキャラが違うのは何時もの事(駄目だろ) と言う訳でお久しぶりの宵燈です。 次は獣王様を出したいなーと思っています(あくまで思うだけ) では、これにて御免。 |