◆−時の旅人 33:血塗られた賢者−羅城 朱琉 (2005/11/17 09:34:09) No.17376 ┣う〜む&例の二人とおまけ−十叶 夕海 (2005/11/18 00:25:21) No.17377 ┃┗姉君にもいろいろと事情があるのです&お礼−羅城 朱琉 (2005/11/18 08:34:38) No.17378 ┗Re:時の旅人 33:血塗られた賢者−神高 紅 (2005/11/22 00:38:51) No.17389 ┗忘れてませんよ(笑)−羅城 朱琉 (2005/11/22 08:23:59) No.17391
17376 | 時の旅人 33:血塗られた賢者 | 羅城 朱琉 | 2005/11/17 09:34:09 |
こんにちは!本っ当にお久しぶりです、羅城 朱琉です。 現在スランプでして、ただでさえ遅い執筆速度が更に遅くなっています・・・・。 気長に待っていただけると嬉しいです。 では、早速ですが、どうぞ! 時の旅人 33:血塗られた賢者 ゆっくりと、壁が左右に分かれてゆく。扉の傍らに刻んであった、かすれて読みにくい、つたない文字のカオスワーズを読むことによって。 《 君の行く道に幸あれ 苦難に挫けず歩き続ける 君の未来に栄光あれ 》 それが、キーワード。 奥に入ると、そこは一面本ばかりの空間だった。早速、興味のある本を見つけたのか、ゼルが本を開く。しかしルピナスは、この山のような本を見て、少々呆然としていた。 (この中から、どうやって探せば・・・・) とりあえず、手近にあった一冊の本を手に取る。ぱらぱらとページをめくると、読みやすい丁寧な文字が目に飛び込んでくる。恐らくこれが、リブラの筆跡なのだろう。アリエスの筆跡は綺麗なのだが、いかんせん流麗すぎてかえって読みにくいこともあるのだ。 本よりも、無秩序に林立する本棚でほとんど迷路となっているこの部屋自体に興味があるのか、うろつくガウリイを除いて、リナとアメリアも適当に本を読みはじめる。読み進めるに連れて・・・・次第に、全員の顔色が蒼白になっていった。 『 時間停止実験 第37回 施術後3日目、被検体62A、62B共に、著しい老化が見られる。術式に致命的な欠陥を発見。 施術後5日目、被検体62Bの死亡を確認。62Aも著しい衰弱が見られる。 施術後6日目、被検体62Aの死亡を確認。 これをもって、時間停止実験第37回目を終了する。』 淡々と書かれた内容はしかし、十分すぎるほど残酷なもので。ルピナスはそれ以上読むことに耐えられず、本を乱暴に棚に戻した。 「何よ、これ・・・・」 押し殺した、リナの呻き。 「こんなの、正義じゃないです・・・・・・・・」 弱弱しい、アメリアの非難。 声には出さないが、ゼルの顔も普段より白い。 ここは、膨大な『罪』の記録を収めた場所だった。 「おーい、リナ。下があるぞー。」 唐突に、書庫の奥からガウリイの声がした。気分の悪さを振り払うように、心持ち早足でリナは歩く。ルピナスとアメリア、ゼルも、それに続いた。 ガウリイの立つ場所の傍らには、確かに階段があった。しかし、リナ達の眼差しは、それよりもガウリイの背後の壁に釘付けになる。・・・・そこに描かれた、見慣れぬ巨大な魔法陣に。 ルピナスが、ふらりと前に出た。まるで吸い寄せられるかのように。そして・・・・・・・・魔法陣にそっと触れた。 その瞬間、突如ルピナスの胸元から光が漏れる。懐を探り、ルピナスは呆然と『それ』を見つめた。それは・・・・・・・・アリエスの、ピアス。光は一転に集束し、書庫の奥を指した。 「これって・・・・?」 リナが呟く。ルピナス自身も確証の無いまま、希望を口にした。 「もしかして・・・・導いてくれているのか?」 光に従い、ルピナスは進む。それに、リナとアメリア、興味を示したのか、ゼルも続いた。 * * * * * 階段の下には更に書庫があり、その書庫には、更に地下があった。光の指し示すまま階段を下り、書庫の間をすり抜け、もう一度下る。するとそこは、ワンフロア丸ごとの広い部屋だった。ピアスから出た光は、その部屋の中心・・・・石の台座に続いていた。ルピナスは、意を決して台座に歩み寄る。台座に刻まれていたのは、ピアスの形にぴったりとあう窪みと、カオスワーズ。 「ここにこれをはめて、呪文を唱えろ、ってことか?」 リナに軽く頷いて合図し、ルピナスは窪みにピアスをはめた。 「『吹き行く風より虚ろきもの 流るる水より確かなるもの 遍く理よ 刻みゆくもの 色姿なき時の王』」 言いながら、気付いた。これは、アリエスの使う『時の魔法』の呪文ではないか!? それを使うとき、アリエスは倒れる。生命力の急激な消耗が原因だと聞いた。と、言うことは、自分も・・・・?と、ルピナスは不安に思った。しかし、呪文はやめない。やめるわけにはいかないのだ。この先に、真実があるのかもしれないから。 「『我、ここに汝に願う 我、ここに汝に誓う 今この場に眠りたる 過ぎ去りし時の一片を 我と汝が力持て 今ここに解き放たんことを』・・・・放刻想(リベルソニア)」 瞬間、ピアスが一層強い光を発した。一瞬、誰もが目を覆う。そして、次に目を開けたとき・・・・・・・・ そこには、一人の女性が立っていた。 一瞬、アリエスの面影が重なった。しかし、目の前の彼女は、明らかにアリエスよりも年上で、少なく見積もっても20代前半といったところだろう。髪は、アリエスと同じ銀の色。瞳もまた、あの珍しい、光を映して色を転じる淡緑色だ。しかし、髪は襟足に付くか付かないか程度で切りそろえられ、右目に片眼鏡(モノクル)がかけられている。服装は、いかにも研究型魔道士、といった風情の黒いローブに、右耳のみ、水晶の牙のピアス・・・・台座にはめ込まれたアリエスのそれと対になるもの。彼女は、ルピナスたちのほうを見て、優しく微笑んだ。 『久しぶりね、アリエス。・・・・それとも、この姉の顔なんて見たくなかったかしら?』 「「「!!!!」」」 リナとゼル、アメリアの、声にならない驚愕が走った。アリエスを直接見知っているルピナスは、何となく予想はしていたのでそこまで驚くことは無かったが、それでも僅かに息を呑む。 「ってことは・・・・」 「この人が、リブラ=セイディーン=ラーナさん・・・・」 「『万象の制定者』、か・・・・」 「アリエスの、お姉さん・・・・」 上から順に、リナ、アメリア、ゼル、ルピナスが、口々に感想を漏らす。リブラは・・・・恐らく、記録されていた映像なのだろう・・・・かまわず続ける。 『ここまで来たということは、封印、解けちゃったのね。・・・・最善を期したつもりだったけど・・・・。アリエスに苦しみを味あわせてしまったでしょうね。ごめんなさい、アリエス。』 切ない声が、皆の心に響く。それは、『レティディウスが滅びる原因となった魔道士』、『アリエスを実験台にした極悪非道な姉』というイメージにそぐわない、真摯な声。 『・・・・きっと、迷っているでしょう?あなたの記憶がどこまで戻っているのかわからないけれど、全て戻っているのだとしたら、特に。・・・・だから、あの時話せなかったことをここに残します。ねえ、でも・・・・これだけは覚えておいて。例え、『運命』が私たちを縛っても、アリエスにはそれを断ち切る力がある。あなたの生き方はあなた自身で決めればいいわ。どうか・・・・古い因習に囚われないで。だから、その選択の一助として、私の知る全てを、ここに置いていくから。』 「へ?」 ルピナスが、唖然とした声を出した。アリエスまでもが記憶喪失だったなんて、聞いていない。と、リブラの口調が変わった。 『『四大家』の存在意義において、『フェラナート家』最後の一人となるでしょう、アリエス=オルフェーゼ=ヴィータ=フェラナートに、長たるリブラ=セイディーン=ファトゥス=フェラナートが告げましょう。』 そして、リブラは朗々と語り出した。 あとがき、或いは語り部の告げる未来 語:やあ!久しぶりだね。寒くなってきたけど、元気だったかな? 久々の更新になったけど・・・・まあ、あえて何も聞かないでおこう。 さて、じゃあ早速だけど、未来の一片を語ろうか。 新たな日が昇るも、晴れない心。 惑い迷う乙女は、全てを断ち切るかのごとく刃を振るった。 しかし、曇る心を宿す刃は晴れず、惑いを伝えるのみ。 猛き少年は刃の向こうに何を見るのか・・・・? 次回、『時の旅人』34話、『錆びた剣と彷徨う心』 じゃあ、またね! |
17377 | う〜む&例の二人とおまけ | 十叶 夕海 | 2005/11/18 00:25:21 |
記事番号17376へのコメント > こんにちは!本っ当にお久しぶりです、羅城 朱琉です。 > 現在スランプでして、ただでさえ遅い執筆速度が更に遅くなっています・・・・。 > 気長に待っていただけると嬉しいです。 > では、早速ですが、どうぞ! ユア;わたしも、現在進行形で、『孤独な涙』はスランプ中です。 しばらくは、書きタメでどうにか頑張ります。 イルミナ;ともかく、レス行かないと。 ユア;はいはい。 レス行きます。 >本よりも、無秩序に林立する本棚でほとんど迷路となっているこの部屋自体に興味があるのか、うろつくガウリイを除いて、リナとアメリアも適当に本を読みはじめる。読み進めるに連れて・・・・次第に、全員の顔色が蒼白になっていった。 >『 時間停止実験 第37回 > 施術後3日目、被検体62A、62B共に、著しい老化が見られる。術式に致命的な欠陥を発見。 > 施術後5日目、被検体62Bの死亡を確認。62Aも著しい衰弱が見られる。 > 施術後6日目、被検体62Aの死亡を確認。 > これをもって、時間停止実験第37回目を終了する。』 > 淡々と書かれた内容はしかし、十分すぎるほど残酷なもので。ルピナスはそれ以上読むことに耐えられず、本を乱暴に棚に戻した。 >「何よ、これ・・・・」 > 押し殺した、リナの呻き。 >「こんなの、正義じゃないです・・・・・・・・」 > 弱弱しい、アメリアの非難。 イルミナ:『正義』か・・・・。 このお嬢さんが見れば、こっちの魔女狩りだって、『正義』じゃないんだろう。 でも、その時代は、『正義』だった。 ユア;『正義』というのは、人それぞれの価値観いうことですね。 まあ、上の『実験』も、その人の信念の結果の『正義』なんでしょうね。 > それを使うとき、アリエスは倒れる。生命力の急激な消耗が原因だと聞いた。と、言うことは、自分も・・・・?と、ルピナスは不安に思った。しかし、呪文はやめない。やめるわけにはいかないのだ。この先に、真実があるのかもしれないから。 イルミナ;真実・・真理・・・それを知って、彼は膝を付かずにいられるのかな。 ユア;知っても、膝を付いても立ち上がるでしょう。 大切な人のことでしょうから。 >「『我、ここに汝に願う 我、ここに汝に誓う 今この場に眠りたる 過ぎ去りし時の一片を 我と汝が力持て 今ここに解き放たんことを』・・・・放刻想(リベルソニア)」 > 瞬間、ピアスが一層強い光を発した。一瞬、誰もが目を覆う。そして、次に目を開けたとき・・・・・・・・ > そこには、一人の女性が立っていた。 > > 一瞬、アリエスの面影が重なった。しかし、目の前の彼女は、明らかにアリエスよりも年上で、少なく見積もっても20代前半といったところだろう。髪は、アリエスと同じ銀の色。瞳もまた、あの珍しい、光を映して色を転じる淡緑色だ。しかし、髪は襟足に付くか付かないか程度で切りそろえられ、右目に片眼鏡(モノクル)がかけられている。服装は、いかにも研究型魔道士、といった風情の黒いローブに、右耳のみ、水晶の牙のピアス・・・・台座にはめ込まれたアリエスのそれと対になるもの。彼女は、ルピナスたちのほうを見て、優しく微笑んだ。 >『久しぶりね、アリエス。・・・・それとも、この姉の顔なんて見たくなかったかしら?』 >「「「!!!!」」」 > リナとゼル、アメリアの、声にならない驚愕が走った。アリエスを直接見知っているルピナスは、何となく予想はしていたのでそこまで驚くことは無かったが、それでも僅かに息を呑む。 >「ってことは・・・・」 >「この人が、リブラ=セイディーン=ラーナさん・・・・」 >「『万象の制定者』、か・・・・」 >「アリエスの、お姉さん・・・・」 > 上から順に、リナ、アメリア、ゼル、ルピナスが、口々に感想を漏らす。リブラは・・・・恐らく、記録されていた映像なのだろう・・・・かまわず続ける。 >『ここまで来たということは、封印、解けちゃったのね。・・・・最善を期したつもりだったけど・・・・。アリエスに苦しみを味あわせてしまったでしょうね。ごめんなさい、アリエス。』 > 切ない声が、皆の心に響く。それは、『レティディウスが滅びる原因となった魔道士』、『アリエスを実験台にした極悪非道な姉』というイメージにそぐわない、真摯な声。 >『・・・・きっと、迷っているでしょう?あなたの記憶がどこまで戻っているのかわからないけれど、全て戻っているのだとしたら、特に。・・・・だから、あの時話せなかったことをここに残します。ねえ、でも・・・・これだけは覚えておいて。例え、『運命』が私たちを縛っても、アリエスにはそれを断ち切る力がある。あなたの生き方はあなた自身で決めればいいわ。どうか・・・・古い因習に囚われないで。だから、その選択の一助として、私の知る全てを、ここに置いていくから。』 >「へ?」 > ルピナスが、唖然とした声を出した。アリエスまでもが記憶喪失だったなんて、聞いていない。と、リブラの口調が変わった。 >『『四大家』の存在意義において、『フェラナート家』最後の一人となるでしょう、アリエス=オルフェーゼ=ヴィータ=フェラナートに、長たるリブラ=セイディーン=ファトゥス=フェラナートが告げましょう。』 > そして、リブラは朗々と語り出した。 イルミナ;人は、本当に愚かなことをするけれど、これだから、見捨てることは出来ない。 ユア;少なくとも、アリエス姉のイメ−ジとぜんぜん違いますが。 イルミナ嬢の言葉を解釈どおり、「あとの事まで手を打つ」て、言うか・・・・・ イルミナ:言葉にしにくいなら、しない方がいいよ。 ユア:プロロ―グとかの、なんか甘い感じですよね。 優しくは無いのでしょうが。 > > あとがき、或いは語り部の告げる未来 >語:やあ!久しぶりだね。寒くなってきたけど、元気だったかな? > 久々の更新になったけど・・・・まあ、あえて何も聞かないでおこう。 > さて、じゃあ早速だけど、未来の一片を語ろうか。 > 新たな日が昇るも、晴れない心。 > 惑い迷う乙女は、全てを断ち切るかのごとく刃を振るった。 > しかし、曇る心を宿す刃は晴れず、惑いを伝えるのみ。 > 猛き少年は刃の向こうに何を見るのか・・・・? > 次回、『時の旅人』34話、『錆びた剣と彷徨う心』 > じゃあ、またね! > ユア;では、今回は短いですが、これで。 イルミナ;≪梓瑠媚曾≫と≪鴉火炉無≫のリ−ダ―は? ユア;では行きます・ 一応整理事項 ディスティア 13歳で参代目就任 ア―クが、十六歳になるのを待って19歳で引退 これを年頭に。 チ−ム≪梓瑠媚曾リ−ダ− 名前;シヴァ=オルコット 家族;なし (強いて言えば、チ−ムの仲間) 誕生日:六月十日 年齢;25歳 外見;もともとの髪の色は、硬い印象の銀色。 それを、ディス嬢の髪なら、赤だろうということで、赤とオレンジに染めているがしたの色が出て、炎銀色に見える 緑の瞳 193センチ 中肉中庸 服装;コプセントは、シルバ―アクセ+不良チックナカジュアル 口調;普段は、軟派に荒い感じ ディス嬢の前やディス嬢に関しては少々キザと言うか芝居ががかっている。 前者 : 一人称;俺 二人称:貴様 三人称:呼び捨て 後者 : 一人称;僕 二人称;色々 三人称:姫 武器;特殊警棒と大き目のナイフ 能力;水を操る 活用;水を固めてナイフ 相手の血液を外に出させる 性格;普段は、一人で七百名余を纏めるだけ合って、リ−ダ−シップ旺盛で、王様のように堂々とした頼れる存在 ディス嬢が関わると、統帥すると言うか正気じゃなくなる。 口調参考 女性を口説く場合 「おね―さん、俺と一発やらない? 天国につれてってやるけど?」 「ああ、ディスティア姫、貴女は私の全てだ。 その青く輝く髪といい、暁色のひとみといい 全てが神が創りたもうたように美しい。(誰かが止めないと延々と続く)」 ディスティアには、18歳のときに、出会った。 3代目を継ぐほんの少し前。 もうひとつの方のリ−ダ− 名前;葛城 悠樹 性別;女性 家族;いいとこのエリ−ト系の兄二人、姉一人 厳しい父母 立場;鴉火炉無の8代目 年齢;十九歳 外見;黒い長い髪と黒い瞳の顔に傷がなかれば、日本人形のような顔 ふだんは、髪と眼帯の紐で隠しているが左眼を交差するようなナイフの傷がある。 165センチ 服装;作中は、作業着のようなズボンにサラシに白の特攻服 私生活では、パンク少女のような服。 口調;荒い女言葉 一人称;あたい 二人称:アンタ 三人称 武器;ナイフ 能力;存在している炎を操る 使用;ライタ−の火を操るとか 性格;冷静にブチキレ状態が、常態 顔の傷の事をいまでも、ディスティアに恨み、そのチ−ムと敵対するなど、少々執念深い。 顔の傷は、ディスティアを背後から狙おうとしていた彼女が、下の人物に斬られたため。 (もともと、連合仲はよくない) オマケ:葛城悠樹の顔を傷つけた人 名前:竜胆 紫苑 家族;不明 年齢;推定二十六歳 服装;動きやすさ優先の服 仇名;虐殺人形(カ−ネイジド―ル) 外見;砂色の髪を頭の天辺で結んでいる 紫苑色の瞳。 198センチ 78キロ 口調;丁寧で淡々とした。 一人称:私 二人称;貴方 三人称;サン 武器;長短二本のショ―トソ―ド(ナイフサイズではない) 身軽でスピ−ドのある体術 性格;丁寧だが、人を傷つけることに喜悦を覚える(なぜかは本人にも不解) 奥まで、決して踏み込ませない。 ディスティアを主としてみている 事情;初代に拾われて、名前も何もわからない状態だった 初代の父の仕事を利用して、「竜胆紫苑」で戸籍を作る ≪デザ−トロ−ズ≫で住み込み。 ディスティアの人柄にほれ込んで、今では彼女の忠犬である。 仇名は、対多数でも必ず勝つ為とその最中は、無表情な為。 ユア;では、参考までに。 二人;それでは、また次回。 |
17378 | 姉君にもいろいろと事情があるのです&お礼 | 羅城 朱琉 | 2005/11/18 08:34:38 |
記事番号17377へのコメント > >> こんにちは!本っ当にお久しぶりです、羅城 朱琉です。 >> 現在スランプでして、ただでさえ遅い執筆速度が更に遅くなっています・・・・。 >> 気長に待っていただけると嬉しいです。 >> では、早速ですが、どうぞ! > >ユア;わたしも、現在進行形で、『孤独な涙』はスランプ中です。 > しばらくは、書きタメでどうにか頑張ります。 >イルミナ;ともかく、レス行かないと。 >ユア;はいはい。 > レス行きます。 朱琉:こんにちは! 執筆暦は短いので、ひょっとしたら初スランプかも知れません・・・・なので、抜けるのに時間が必要かと。 語り部:でも、思いついては書いてるよね。 朱琉:と、言うより、思いつかないと書けません。 では、返レスに参ります。 > >>本よりも、無秩序に林立する本棚でほとんど迷路となっているこの部屋自体に興味があるのか、うろつくガウリイを除いて、リナとアメリアも適当に本を読みはじめる。読み進めるに連れて・・・・次第に、全員の顔色が蒼白になっていった。 >>『 時間停止実験 第37回 >> 施術後3日目、被検体62A、62B共に、著しい老化が見られる。術式に致命的な欠陥を発見。 >> 施術後5日目、被検体62Bの死亡を確認。62Aも著しい衰弱が見られる。 >> 施術後6日目、被検体62Aの死亡を確認。 >> これをもって、時間停止実験第37回目を終了する。』 >> 淡々と書かれた内容はしかし、十分すぎるほど残酷なもので。ルピナスはそれ以上読むことに耐えられず、本を乱暴に棚に戻した。 >>「何よ、これ・・・・」 >> 押し殺した、リナの呻き。 >>「こんなの、正義じゃないです・・・・・・・・」 >> 弱弱しい、アメリアの非難。 > >イルミナ:『正義』か・・・・。 > このお嬢さんが見れば、こっちの魔女狩りだって、『正義』じゃないんだろう。 > でも、その時代は、『正義』だった。 >ユア;『正義』というのは、人それぞれの価値観いうことですね。 > まあ、上の『実験』も、その人の信念の結果の『正義』なんでしょうね。 朱琉:そうですね。基本的に、「これが『正義』だ!」という確固とした基準はない、と考えていますから。 語り部:公共の福祉に反しない限り、そして、最低限人に迷惑をかけない限り、人それぞれ主張する『正義』は全て、その人にとって真実、って言うのが、朱琉の持論だからね。 朱琉:そして、確かにこの時点において、これがリブラさんの『正義』なんです。 > > > >> それを使うとき、アリエスは倒れる。生命力の急激な消耗が原因だと聞いた。と、言うことは、自分も・・・・?と、ルピナスは不安に思った。しかし、呪文はやめない。やめるわけにはいかないのだ。この先に、真実があるのかもしれないから。 > >イルミナ;真実・・真理・・・それを知って、彼は膝を付かずにいられるのかな。 >ユア;知っても、膝を付いても立ち上がるでしょう。 > 大切な人のことでしょうから。 語り部:彼の失われた記憶、そして、それに付随する『運命』・・・・。それは、非常に重いものだ。アリエスに勝るとも劣らない程度には・・・・ね。それでも、全てを知った後にも立ち上がれることを、僕は信じている。 朱琉:と、いうより、実現するように動くんでしょう? 語り部:もちろん。 > >>「『我、ここに汝に願う 我、ここに汝に誓う 今この場に眠りたる 過ぎ去りし時の一片を 我と汝が力持て 今ここに解き放たんことを』・・・・放刻想(リベルソニア)」 >> 瞬間、ピアスが一層強い光を発した。一瞬、誰もが目を覆う。そして、次に目を開けたとき・・・・・・・・ >> そこには、一人の女性が立っていた。 >> >> 一瞬、アリエスの面影が重なった。しかし、目の前の彼女は、明らかにアリエスよりも年上で、少なく見積もっても20代前半といったところだろう。髪は、アリエスと同じ銀の色。瞳もまた、あの珍しい、光を映して色を転じる淡緑色だ。しかし、髪は襟足に付くか付かないか程度で切りそろえられ、右目に片眼鏡(モノクル)がかけられている。服装は、いかにも研究型魔道士、といった風情の黒いローブに、右耳のみ、水晶の牙のピアス・・・・台座にはめ込まれたアリエスのそれと対になるもの。彼女は、ルピナスたちのほうを見て、優しく微笑んだ。 >>『久しぶりね、アリエス。・・・・それとも、この姉の顔なんて見たくなかったかしら?』 >>「「「!!!!」」」 >> リナとゼル、アメリアの、声にならない驚愕が走った。アリエスを直接見知っているルピナスは、何となく予想はしていたのでそこまで驚くことは無かったが、それでも僅かに息を呑む。 >>「ってことは・・・・」 >>「この人が、リブラ=セイディーン=ラーナさん・・・・」 >>「『万象の制定者』、か・・・・」 >>「アリエスの、お姉さん・・・・」 >> 上から順に、リナ、アメリア、ゼル、ルピナスが、口々に感想を漏らす。リブラは・・・・恐らく、記録されていた映像なのだろう・・・・かまわず続ける。 >>『ここまで来たということは、封印、解けちゃったのね。・・・・最善を期したつもりだったけど・・・・。アリエスに苦しみを味あわせてしまったでしょうね。ごめんなさい、アリエス。』 >> 切ない声が、皆の心に響く。それは、『レティディウスが滅びる原因となった魔道士』、『アリエスを実験台にした極悪非道な姉』というイメージにそぐわない、真摯な声。 >>『・・・・きっと、迷っているでしょう?あなたの記憶がどこまで戻っているのかわからないけれど、全て戻っているのだとしたら、特に。・・・・だから、あの時話せなかったことをここに残します。ねえ、でも・・・・これだけは覚えておいて。例え、『運命』が私たちを縛っても、アリエスにはそれを断ち切る力がある。あなたの生き方はあなた自身で決めればいいわ。どうか・・・・古い因習に囚われないで。だから、その選択の一助として、私の知る全てを、ここに置いていくから。』 >>「へ?」 >> ルピナスが、唖然とした声を出した。アリエスまでもが記憶喪失だったなんて、聞いていない。と、リブラの口調が変わった。 >>『『四大家』の存在意義において、『フェラナート家』最後の一人となるでしょう、アリエス=オルフェーゼ=ヴィータ=フェラナートに、長たるリブラ=セイディーン=ファトゥス=フェラナートが告げましょう。』 >> そして、リブラは朗々と語り出した。 > >イルミナ;人は、本当に愚かなことをするけれど、これだから、見捨てることは出来ない。 >ユア;少なくとも、アリエス姉のイメ−ジとぜんぜん違いますが。 > イルミナ嬢の言葉を解釈どおり、「あとの事まで手を打つ」て、言うか・・・・・ >イルミナ:言葉にしにくいなら、しない方がいいよ。 >ユア:プロロ―グとかの、なんか甘い感じですよね。 > 優しくは無いのでしょうが。 語り部:リブラは・・・・そうだね、決して優しくはない。けれど、自分のすべきこと、したいことを見極めて、全てに対して最良の結果を導き出そうとする、そんな人だ。その見極めゆえにアリエスを苦しめ、アリエスを大事に思うがゆえに、自分も苦しんだ。だから、こういう形で言葉を残したんだろうね。 朱琉:そうですね。 > > >> >> あとがき、或いは語り部の告げる未来 >>語:やあ!久しぶりだね。寒くなってきたけど、元気だったかな? >> 久々の更新になったけど・・・・まあ、あえて何も聞かないでおこう。 >> さて、じゃあ早速だけど、未来の一片を語ろうか。 >> 新たな日が昇るも、晴れない心。 >> 惑い迷う乙女は、全てを断ち切るかのごとく刃を振るった。 >> しかし、曇る心を宿す刃は晴れず、惑いを伝えるのみ。 >> 猛き少年は刃の向こうに何を見るのか・・・・? >> 次回、『時の旅人』34話、『錆びた剣と彷徨う心』 >> じゃあ、またね! >> > >ユア;では、今回は短いですが、これで。 >イルミナ;≪梓瑠媚曾≫と≪鴉火炉無≫のリ−ダ―は? >ユア;では行きます・ > > > >一応整理事項 > >ディスティア 13歳で参代目就任 >ア―クが、十六歳になるのを待って19歳で引退 >これを年頭に。 > > > >チ−ム≪梓瑠媚曾リ−ダ− > >名前;シヴァ=オルコット >家族;なし (強いて言えば、チ−ムの仲間) >誕生日:六月十日 >年齢;25歳 >外見;もともとの髪の色は、硬い印象の銀色。 > それを、ディス嬢の髪なら、赤だろうということで、赤とオレンジに染めているがしたの色が出て、炎銀色に見える > 緑の瞳 193センチ 中肉中庸 >服装;コプセントは、シルバ―アクセ+不良チックナカジュアル >口調;普段は、軟派に荒い感じ > ディス嬢の前やディス嬢に関しては少々キザと言うか芝居ががかっている。 > 前者 : 一人称;俺 二人称:貴様 三人称:呼び捨て > 後者 : 一人称;僕 二人称;色々 三人称:姫 >武器;特殊警棒と大き目のナイフ >能力;水を操る >活用;水を固めてナイフ 相手の血液を外に出させる >性格;普段は、一人で七百名余を纏めるだけ合って、リ−ダ−シップ旺盛で、王様のように堂々とした頼れる存在 > ディス嬢が関わると、統帥すると言うか正気じゃなくなる。 > >口調参考 >女性を口説く場合 > >「おね―さん、俺と一発やらない? > 天国につれてってやるけど?」 >「ああ、ディスティア姫、貴女は私の全てだ。 > その青く輝く髪といい、暁色のひとみといい 全てが神が創りたもうたように美しい。(誰かが止めないと延々と続く)」 > >ディスティアには、18歳のときに、出会った。 >3代目を継ぐほんの少し前。 > > > >もうひとつの方のリ−ダ− > > >名前;葛城 悠樹 >性別;女性 >家族;いいとこのエリ−ト系の兄二人、姉一人 > 厳しい父母 >立場;鴉火炉無の8代目 >年齢;十九歳 >外見;黒い長い髪と黒い瞳の顔に傷がなかれば、日本人形のような顔 > ふだんは、髪と眼帯の紐で隠しているが左眼を交差するようなナイフの傷がある。 > 165センチ >服装;作中は、作業着のようなズボンにサラシに白の特攻服 > 私生活では、パンク少女のような服。 >口調;荒い女言葉 > 一人称;あたい 二人称:アンタ 三人称 >武器;ナイフ >能力;存在している炎を操る >使用;ライタ−の火を操るとか >性格;冷静にブチキレ状態が、常態 > 顔の傷の事をいまでも、ディスティアに恨み、そのチ−ムと敵対するなど、少々執念深い。 > >顔の傷は、ディスティアを背後から狙おうとしていた彼女が、下の人物に斬られたため。 >(もともと、連合仲はよくない) > > > >オマケ:葛城悠樹の顔を傷つけた人 > >名前:竜胆 紫苑 >家族;不明 >年齢;推定二十六歳 >服装;動きやすさ優先の服 >仇名;虐殺人形(カ−ネイジド―ル) >外見;砂色の髪を頭の天辺で結んでいる > 紫苑色の瞳。 198センチ 78キロ >口調;丁寧で淡々とした。 > 一人称:私 二人称;貴方 三人称;サン >武器;長短二本のショ―トソ―ド(ナイフサイズではない) > 身軽でスピ−ドのある体術 >性格;丁寧だが、人を傷つけることに喜悦を覚える(なぜかは本人にも不解) > 奥まで、決して踏み込ませない。 > ディスティアを主としてみている > >事情;初代に拾われて、名前も何もわからない状態だった > 初代の父の仕事を利用して、「竜胆紫苑」で戸籍を作る > ≪デザ−トロ−ズ≫で住み込み。 > ディスティアの人柄にほれ込んで、今では彼女の忠犬である。 > 仇名は、対多数でも必ず勝つ為とその最中は、無表情な為。 > > > >ユア;では、参考までに。 >二人;それでは、また次回。 朱琉:ありがとうございました!大切に使わせていただきますね。 語り部:じゃあ、今回はこの辺で失礼するよ。 二人:では、また! > > |
17389 | Re:時の旅人 33:血塗られた賢者 | 神高 紅 | 2005/11/22 00:38:51 |
記事番号17376へのコメント 紅:どーもーこんばんはー忘れ去られてるんじゃないかとドキドキの神高紅でーす。 コ:完全に自業自得だろうが。 ク:ですよねぇ・・ 紅:くはあ・・・反論の余地がねえ・・・ コ:いいからこんなとこでぐだぐだやってないでとっとと感想行けや。 紅:はい・・・ >本よりも、無秩序に林立する本棚でほとんど迷路となっているこの部屋自体に興味があるのか、うろつくガウリイを除いて、リナとアメリアも適当に本を読みはじめる。読み進めるに連れて・・・・次第に、全員の顔色が蒼白になっていった。 >『 時間停止実験 第37回 > 施術後3日目、被検体62A、62B共に、著しい老化が見られる。術式に致命的な欠陥を発見。 > 施術後5日目、被検体62Bの死亡を確認。62Aも著しい衰弱が見られる。 > 施術後6日目、被検体62Aの死亡を確認。 > これをもって、時間停止実験第37回目を終了する。』 > 淡々と書かれた内容はしかし、十分すぎるほど残酷なもので。ルピナスはそれ以上読むことに耐えられず、本を乱暴に棚に戻した。 紅:残酷ですね本当に・・・ コ:ああ・・・気にいらねえなあ・・・ ク:すべて読んだ後には・・並みの・・いえ、人間の精神を持っているものなら・・正気ではいられないでしょう・・ >「『吹き行く風より虚ろきもの 流るる水より確かなるもの 遍く理よ 刻みゆくもの 色姿なき時の王』」 > 言いながら、気付いた。これは、アリエスの使う『時の魔法』の呪文ではないか!? > それを使うとき、アリエスは倒れる。生命力の急激な消耗が原因だと聞いた。と、言うことは、自分も・・・・?と、ルピナスは不安に思った。しかし、呪文はやめない。やめるわけにはいかないのだ。この先に、真実があるのかもしれないから。 紅:まさしく自分の身も省みず、ですね。 コ:いい覚悟だ。まあ死にはしないだろうさ・・・たぶんな? ク:でも真実を知るということは・・必ずしも希望にはつながらない・・それを忘れないで・・ >『ここまで来たということは、封印、解けちゃったのね。・・・・最善を期したつもりだったけど・・・・。アリエスに苦しみを味あわせてしまったでしょうね。ごめんなさい、アリエス。』 > 切ない声が、皆の心に響く。それは、『レティディウスが滅びる原因となった魔道士』、『アリエスを実験台にした極悪非道な姉』というイメージにそぐわない、真摯な声。 コ:イメージなんて物は飾りに過ぎねえよ。 ク:そうですねよえ・・現にリナさんも黙っていれば・・ 紅:それ以上は言わないように・・・ > あとがき、或いは語り部の告げる未来 >語:やあ!久しぶりだね。寒くなってきたけど、元気だったかな? > 久々の更新になったけど・・・・まあ、あえて何も聞かないでおこう。 > さて、じゃあ早速だけど、未来の一片を語ろうか。 > 新たな日が昇るも、晴れない心。 > 惑い迷う乙女は、全てを断ち切るかのごとく刃を振るった。 > しかし、曇る心を宿す刃は晴れず、惑いを伝えるのみ。 > 猛き少年は刃の向こうに何を見るのか・・・・? > 次回、『時の旅人』34話、『錆びた剣と彷徨う心』 > じゃあ、またね! 紅:久しぶりで感想も変かもですが、とにもかくにも今日はこの辺で。 コ:じゃあな。また今度会えるなら。 ク:その時に・・さよなら・・ |
17391 | 忘れてませんよ(笑) | 羅城 朱琉 | 2005/11/22 08:23:59 |
記事番号17389へのコメント >紅:どーもーこんばんはー忘れ去られてるんじゃないかとドキドキの神高紅でーす。 >コ:完全に自業自得だろうが。 >ク:ですよねぇ・・ >紅:くはあ・・・反論の余地がねえ・・・ >コ:いいからこんなとこでぐだぐだやってないでとっとと感想行けや。 >紅:はい・・・ 朱琉:こんにちは!お久しぶりです。大丈夫です、忘れてません(笑) カタリ:朱琉もスランプであまり書けずにいるから、いつか忘れられそうで不安だってさ。 朱琉:・・・・では、早速ですが、返レスです。 >>本よりも、無秩序に林立する本棚でほとんど迷路となっているこの部屋自体に興味があるのか、うろつくガウリイを除いて、リナとアメリアも適当に本を読みはじめる。読み進めるに連れて・・・・次第に、全員の顔色が蒼白になっていった。 >>『 時間停止実験 第37回 >> 施術後3日目、被検体62A、62B共に、著しい老化が見られる。術式に致命的な欠陥を発見。 >> 施術後5日目、被検体62Bの死亡を確認。62Aも著しい衰弱が見られる。 >> 施術後6日目、被検体62Aの死亡を確認。 >> これをもって、時間停止実験第37回目を終了する。』 >> 淡々と書かれた内容はしかし、十分すぎるほど残酷なもので。ルピナスはそれ以上読むことに耐えられず、本を乱暴に棚に戻した。 >紅:残酷ですね本当に・・・ >コ:ああ・・・気にいらねえなあ・・・ >ク:すべて読んだ後には・・並みの・・いえ、人間の精神を持っているものなら・・正気ではいられないでしょう・・ カタリ:まあねぇ・・・・リブラも、悪い人じゃあないんだけどねぇ・・・・。 朱琉:リブラは、良くも悪くも『どうしても叶えたいこと』を持ってしまった人なんです。 >>「『吹き行く風より虚ろきもの 流るる水より確かなるもの 遍く理よ 刻みゆくもの 色姿なき時の王』」 >> 言いながら、気付いた。これは、アリエスの使う『時の魔法』の呪文ではないか!? >> それを使うとき、アリエスは倒れる。生命力の急激な消耗が原因だと聞いた。と、言うことは、自分も・・・・?と、ルピナスは不安に思った。しかし、呪文はやめない。やめるわけにはいかないのだ。この先に、真実があるのかもしれないから。 >紅:まさしく自分の身も省みず、ですね。 >コ:いい覚悟だ。まあ死にはしないだろうさ・・・たぶんな? >ク:でも真実を知るということは・・必ずしも希望にはつながらない・・それを忘れないで・・ 朱琉:確かに、真実が全て優しいものなら、誰も苦しみはしないでしょうね。 カタリ:むしろ、世の中で最も残酷なものは『真実』だとおもうよ。・・・・それでも、記憶を失い確かな『自分』がないとしたら・・・・求めずにはいられまい? >>『ここまで来たということは、封印、解けちゃったのね。・・・・最善を期したつもりだったけど・・・・。アリエスに苦しみを味あわせてしまったでしょうね。ごめんなさい、アリエス。』 >> 切ない声が、皆の心に響く。それは、『レティディウスが滅びる原因となった魔道士』、『アリエスを実験台にした極悪非道な姉』というイメージにそぐわない、真摯な声。 >コ:イメージなんて物は飾りに過ぎねえよ。 >ク:そうですねよえ・・現にリナさんも黙っていれば・・ >紅:それ以上は言わないように・・・ 朱琉:確かに、『外見は』美少女ですよね、リナ。 カタリ:いいのかなぁ?そんなこと言って・・・・。 朱琉:大丈夫!ここにリナはいないから! カタリ:・・・・・・・・あ、あの光はドラ・スレ・・・・ (そして、爆音) >> あとがき、或いは語り部の告げる未来 >>語:やあ!久しぶりだね。寒くなってきたけど、元気だったかな? >> 久々の更新になったけど・・・・まあ、あえて何も聞かないでおこう。 >> さて、じゃあ早速だけど、未来の一片を語ろうか。 >> 新たな日が昇るも、晴れない心。 >> 惑い迷う乙女は、全てを断ち切るかのごとく刃を振るった。 >> しかし、曇る心を宿す刃は晴れず、惑いを伝えるのみ。 >> 猛き少年は刃の向こうに何を見るのか・・・・? >> 次回、『時の旅人』34話、『錆びた剣と彷徨う心』 >> じゃあ、またね! >紅:久しぶりで感想も変かもですが、とにもかくにも今日はこの辺で。 >コ:じゃあな。また今度会えるなら。 >ク:その時に・・さよなら・・ カタリ:じゃ、またね!・・・・ほら、朱琉!灰になってないで挨拶する! 朱琉(灰):・・・・・・・・ カタリ:まったく・・・・。まあとにかく、また会おうね! |