◆−二つのとある出会い +貴方が幸せでありますように+−十叶 夕海 (2005/11/20 22:42:07) No.17380 ┣禍福は糾える縄の如し・・・・って、あれ?−羅城 朱琉 (2005/11/21 08:49:46) No.17384 ┃┗・・・・・・・すみません、読めません。−十叶 夕海 (2005/11/21 21:55:34) No.17385 ┃ ┗読み方は・・・・−羅城 朱琉 (2005/11/22 08:15:12) No.17390 ┣女店主の眼から見た アザミとルリハコベの主従関係(家族の写真 外伝)−十叶 夕海 (2005/12/4 23:35:37) No.17418 ┃┗皆が『幸せ』になりますように・・・・−羅城 朱琉 (2005/12/7 08:29:45) No.17420 ┃ ┗その前の『不幸』に挫けません様に・・・・・−十叶 夕海 (2005/12/8 00:53:09) No.17422 ┣イルミナの数ヶ月前のある日の回想 (家族の写真外伝)−十叶 夕海 (2005/12/8 00:58:54) No.17423 ┃┗共通点探索中・・・・−羅城 朱琉 (2005/12/9 08:32:28) No.17425 ┃ ┗微妙なカラ−リングと雰囲気?−十叶 夕海 (2005/12/11 21:20:52) No.17427 ┣とある朝の一幕(家族の写真 外伝小話)−十叶 夕海 (2005/12/13 23:51:49) No.17434 ┃┗朝はやっぱり騒がしい(笑)−羅城 朱琉 (2005/12/14 08:32:14) No.17435 ┃ ┗そして、ささやかな幸せだ。−十叶 夕海 (2005/12/14 14:15:32) No.17437 ┣百日草の花束を胸に (家族の写真外伝)−十叶 夕海 (2005/12/14 14:06:27) No.17436 ┃┗それは幸福なことなのか、はたまた災いの入り口か・・・・−羅城 朱琉 (2005/12/15 09:51:32) No.17438 ┃ ┗でも、その立場の曖昧さゆえに、葛藤をする事になります。−十叶 夕海 (2005/12/16 00:06:36) No.17439 ┗LOVE 愛してる LIVE (家族の写真外伝)−十叶 夕海 (2005/12/19 00:52:43) No.17444 ┗恋愛は狂気に似ている・・・・−羅城 朱琉 (2005/12/20 08:39:20) No.17448 ┗或いは、所有欲の延長線。−十叶 夕海 (2005/12/21 12:38:52) No.17450
17380 | 二つのとある出会い +貴方が幸せでありますように+ | 十叶 夕海 | 2005/11/20 22:42:07 |
その@ ≪梓瑠媚曾≫二代目 リ−ダ− シヴァ=オルコットの場合 七年前―。 冬の気配が刻一刻と近付くそんな休日の午後。 海に近い山を二つ切り崩して出来た時乃市は、市の一番山側でも、一時間ほどで海につくという新 潟の親不知という作者に馴染み深い地形をしている。 市の中央と西にある時乃学園をクロスするように結ぶのが、南北大通りと東西大通りである。 さて、この時乃市は、大小十数の暴走族だの、ヤンキ−だのいわれるチ−ムや連合があった。 むろん、全てがこの市にいるわけではないが、それでも、七つの連合やチ−ムがあるのだ。 そのなかで、三大勢力となるのが、次の一チ−ム・二連合。 ≪梓瑠媚曾≫ 当時代替わりしたばかりのメガロチ−ム ≪鴉火炉無≫連合 当時六代目の古参の連合 ≪シルフィ―ダンサ―≫連合 当時二代目の連合チ−ム その中の一番勢いがあるというのが、≪梓瑠媚曾≫であった。 花の名前を関するこのチ−ムは、人員500名を数えるのにもかかわらず、連合ではなくチ−ムなのだ。 その二代目が、当時18歳のシヴァ=オルコット。 彼は、冬の気配が薄く漂う十一月の休日の午後の昼下がり。 何処かのチ−ムの下っ端×七人に闇討ちをされて、重傷で路地裏の壁に身を持たせかけていた。 昼間なのに、闇討ちとは奇妙だが、いわゆる後ろからの奇襲である。 鋼のように硬い印象の銀髪を血に染め、端正ともいえる顔は、赤か青のアザで彩られ、緑の瞳にはただ怒りが燃え、どうやら、肋骨が折れている様である。 「畜生(シット)!! 見つけ出したら、海に沈めてやる」 とか、剣呑なことを口にしていた。 「にしても、ルガ―の奴遅いな。」 腹心兼副長で、おそらく偽名のルガ―=ドゥルテンに連絡して、しばらく経っているがいまだ来ないようだ。 カツン 「あの、大丈夫?」 「ルガ―、遅かった・・・って、お前誰だ?」 「怪我してるの?」 声の主は、青く輝く銀髪を一つに纏め、『マツカワタカシ』というドラッグストアの袋を抱えた、冬用のコ−トを着た中学生ぐらい背が高いの少女。 「ああ、喧嘩をしてね。 大丈夫だから・・・」 「動かないで。」 少女は、抱えていた袋から、消毒液やガ―ゼなどをとりだし、頭や顔の切り傷や擦過傷を消毒し、包帯で巻いていく。 それは、普通の中学生ぐらいの少女にしては、あまりにも手馴れすぎていた。 「これで、大丈夫だと。」 「ありがと、でもなんで何も聞かずに手当てしてくれたの?」 「義兄さんのお兄さんとその仲間がよく怪我してくるし。 それに、人の血を見るのは嫌い。」 少女は、ただ、傍らで感情の色が静かな声音でそう答える。 シヴァには、それが翼の無い天使のように見えた。 「ふうん、その義兄さんのお兄さんと俺が、敵同士かもしれないのに?」 「私には、関係ないわ。」 「あの、お嬢さん何をしてるので?」 「髪で、遊んでるの。」 鋼色の髪の血をハンカチで拭い終わったと思ったら、少女はシヴァの髪の毛を三つ編みにしたり、編み込んだりしていた。 「アノネ、俺の髪はおもちゃじゃナイデスヨ。」 「だって、きれいだもん。」 「で、何をイチャついているのです。? 人を呼びつけて置いて。」 「遅〜よ、ルガ―。」 二人のやりとりに入ってきたのは、黒い特攻服の金色の短い髪と青い瞳が合わさって女の子のような少年であった。 少年は、シヴァの腹心でもあるルガ―=ドゥルテンであった。 「歩けますか?」 「なんとかな。」 ルガ―は、シヴァに肩を貸し立ち上がらせた。 やっとというかんじで、彼は立ち上がり、こう少女に聞いてきた。 「俺、シヴァ=オルコット。 お前は?」 「・・・ディスティア=アズリ−ド。」 「ん、可愛い名前。 手当てありがと。」 これが、シヴァと少女―ディスティアの出会い。 数日後。 「出ましたよ、シヴァ。」 調査書、読了後、シヴァの反応。 「ああ、君の元に僕は飛んでいきたいのに、その翼は既にもがれている。 君への愛を紡ごうにも、喉はもう涸れている。 ああ、この思いは・・・・・・」 ルガ―の教育的指導と次の一言が・・・・ 「脳ミソに蟲でもわきましたか?」 その2 ≪月天女≫ メンバ― 竜胆紫苑 の場合 シヴァ=オルコットに、出会って一週間後。 ディスティアは、正式に≪月天女≫及び≪シルフィ―ダンサ―ズ≫リ−ダ―・参代目を継いだ。 他の六チ−ムのそれぞれのリ−ダ−をこぶしで黙らせての上である。 「では、参代目・ディスティアの姐さんと≪シルフィ―ダンサ―≫のこれからの発展と隆盛を祈って乾杯でありんすよ。 「だから、レス、せめて普通の言葉でやれって言ったろが。」 「京介、今日ベッド一緒にしたいでありんすか?」 というのは、当時の妹尾京介と副長のレスであった。 「まあまあ。」 そう言って押さえるのは、特攻隊長のニコラル―ン。 そのアクの強い3人に挟まれて居るのが、二代目の薬袋大命(みない・ひろや)とディスティアであった。 薬袋大命は、黒い髪をオ―ルバックにした伝統的な不良さんであった。 「ま、あくが強いけど。 ディスなら、大丈夫だろ。」 ッてなわけで、数時間。 ディスティアは、泥酔する前にぶっ倒れた。 「あらら。 エイレンさぁ〜ん。」 「はいはい。 三階に寝かしとくから、家に連絡しといてやりなさい。」 エイレンが、ディスティアを京介に抱っこさせ、着いて来るように言った。 そして、自分の部屋として使っている3階の入り口まで来ると、彼女に起こし、中に入った。 「ほら、吐くと楽になるよ。」 「ありがほごらいます。」 「・・・お開きになったら、送ってくよ。 学校が無くても、まだ13歳なんだしね。」 そのあと、エイレンのベッドを借り、うとうととし始めたディスティア。 さらに、数時間後。 「(・・・まだ一時? お水飲んでこよ。)」 起きたディスティアが、身を起こし台所へ行って、水を飲むとやっと意識がはっきりした。 「・・・・って、さっきいた部屋どこ?」 とりあえず、ディスティアはしばらく探し、『これかな?』と言う部屋の前に立った。 その扉を開け、電気をつけた。 その部屋は、結果だけならはずれだった。 ベッドとサイドチェストと備え付けのクロ―ゼットだけの寒々とした部屋であった。 ベッドの上に、膝を立てて座っていた人間は、砂色の長い髪と二メ―トルに少し足りない程度の針金のような細身の長身であった。 それが、跳んだ。 ディスティアに無かってショ―トソ―ドを振りかざし、それは跳んだ。 「きゃぁぁぁぁぁあああ」 十分後―。 「懐いちゃったねぇ。」 エイレンが、半ば達観したように、さっきの長身痩躯の青年の部屋の入り口から、そう呟いた。 その後ろに隠れるように、弐代目とニコルがいた。 「へぇ、あの紫苑がねぇ。 ああまで、無警戒に寝るなんてねえ。」 その言葉通り、眠気かがぶりかえし眠ったディスティアを抱っこしたまま自身も眠っている砂色の髪の青年―紫苑がベッドの上に寝転んでいた。 「大命、ヴァリ−ドさんとこに、明日の午後お嬢さんを返すと電話してくれ。」 エイレンは、そう呟くと、一人こう思った。 (良かったね。安心して眠れる場所が出来て。) こうして、ディスティアは ≪月天女≫の参代目として、 二人の人間に出会った シヴァには 求愛され 紫苑には 忠を捧げられる事になった。 ―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+ ユア;はい、少々奇妙な外伝ですが、外伝一作目。 久遠;本編の一エピソ―ドとしても使えそうな話よね。 ユア;でも、『家族の写真』は、基本的に家族モノですから。 久遠;それで、≪梓瑠媚曾≫二代目副長と≪月天女≫および≪シルフィ―ダンサ―≫の二代目総長のプロフ。 ユア;では行きます。 ≪梓瑠媚曾≫二代目副長 名前;ルガ―=ドゥルテン(本名不明) 家族;なし(認めないがシヴァ) 年齢;十九歳(本編時二十六歳) 外見;金直短髪・青い瞳 人形といっても黙っていれば通じる 童顔 160センチ 52キロ 服装;シンプルなものに黒の特攻服かコ−ト 得物;諸刃のナイフがついたチェ―ン 能力;雷を使う。 応用;雷でバリアを張ったり、得物に伝わせたりと某雷帝よりは頭脳プレ― 性格;人の補佐が得意。 しかし、超弩級のドSである。 口調;敬語が染み付いた敬語(レンさんと同じですが、彼は、毒をふんだんに織り交ぜます。) 敬語以外だとまるきり、普通の人 一人称;私 二人称;貴方 三人称;よびすてかさんづけ ≪月天女≫および≪シルフィ―ダンサ―≫の二代目総長 名前;薬袋 大命 家族;父親が住職 母親が既に他界 生臭坊主な兄が健在 年齢:二十歳(本編時二十七歳) 外見;黒い髪をオ―ルバックにしている 茶色の瞳 175センチ 服装;皮ジャン以外は、副長(レス)に任せている 得物:ナックル 性格;よく言えば、鷹揚 悪く言えばいい加減 しかし、バカではない 口調;性格を口調にしたようなかんじ。 一人称;俺 二人称&三人称:その場のノリ ユア:こんな感じです。 二人;それでは、本編で。 |
17384 | 禍福は糾える縄の如し・・・・って、あれ? | 羅城 朱琉 | 2005/11/21 08:49:46 |
記事番号17380へのコメント こんにちは!本格的に時間がなくなってきたので短縮版で失礼します。 ディス嬢、いい子ですねぇ・・・・。血を見るのが嫌だろうと慣れていようと、普通はなかなか出来ません。シヴァ氏が惚れたのも納得・・・・。まあ、だからと言ってストーカーに走るのはどうかと思いますが(笑) 紫苑君、確かに犬っぽいです。かわいいです!彼もまた、ディス嬢に出会って変わった一人でしょうね。 では、本当に短いですが、今回はこの辺で。 |
17385 | ・・・・・・・すみません、読めません。 | 十叶 夕海 | 2005/11/21 21:55:34 |
記事番号17384へのコメント > > こんにちは!本格的に時間がなくなってきたので短縮版で失礼します。 了解しました。 > > ディス嬢、いい子ですねぇ・・・・。血を見るのが嫌だろうと慣れていようと、普通はなかなか出来ません。シヴァ氏が惚れたのも納得・・・・。まあ、だからと言ってストーカーに走るのはどうかと思いますが(笑) ですよね。 たぶん、外伝でアリエス嬢に依頼したこととかが、ルガ―さんにバレると教育的指導+毒舌の嵐になるでしょう。 > 紫苑君、確かに犬っぽいです。かわいいです!彼もまた、ディス嬢に出会って変わった一人でしょうね。 しかし、この人設定から一番変わった人。 暗殺者風味の無表情な人だったのに。 > > では、本当に短いですが、今回はこの辺で。 はい、ありがとうございました。 |
17390 | 読み方は・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/11/22 08:15:12 |
記事番号17385へのコメント すみません。タイトルは、「かふくはあざなえるなわのごとし」です。 不幸と幸福は縄みたいに深く絡み合っていて、分けることは難しい・・・・みたいな意味だったかと。 |
17418 | 女店主の眼から見た アザミとルリハコベの主従関係(家族の写真 外伝) | 十叶 夕海 | 2005/12/4 23:35:37 |
記事番号17380へのコメント 今回は、お話というよりは、女店主・エイレンの過去独白に近いです。 会話は、ほぼ無いです。 ともあれ、どうぞ。 +−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ え?ディスティアと紫苑の主従関係の話を? ま、いいけどさ。 あの二人が、出会ったの事体は、七年ほど前に、ディスティアが、正式に≪シルフィ−ダンサ−≫の3代目を継いだ時だね。 そもそも、紫苑は、十年ぐらい前に・・・・初代のシャアル=フィルメ−ラが、ディスティアの義理の兄のその兄が、雨の降りしきる梅雨の時期に拾ってきたんだ。 記憶喪失・・・・まあ、専門的に言えば、『思い出』を司る『エピソ−ド記憶』のみを失っていたわけだ。 『エピソ−ド記憶』っていうのは、例えば、あれだ。 『リンゴ』と言うのものを『知識』を司る『意味記憶』だと『バラ科の落葉高木で、春に花が咲き、球形の赤い実がなる』となるわけだが、彼には、『エピソ−ド記憶』の『○月×日 美味しいリンゴを食べた』というものが、彼には無かった。 たぶん、≪クラン≫の残党から、私に出された刺客だろうが、幸い不知火が言うには、記憶がもどることはありあえないそうだ。 それでも、最初の一年は、大変だった。 ご飯を出せば、食べるが、警戒を緩めることは無かったな。 さすがに、あのスピ−ドで、≪使鬼≫を出す暇なんぞないし、あの上背で押さえつけられたら。 まあ、二年目には、どうにか横に来ても警戒されない程度には、仲良くなったな。 無口だったし、それに日本語が、不自由というか、外国人イントネ−ション?みたいだったが、結構可愛いものだったな。 ああ、それくらいだった。 ディスティアが、うちの≪デザ−トロ−ズ≫に来たのは。 そのときで、中学に入る前だったな、うん。 なのに、身長はそこらの同じ年の少年少女より高かったな。 それに、優しい子だった。 その時、唯一危惧したのが、『仲間が傷付いたり、死んだら耐えれるかだったな。』 結局、ディスティアは、エリスに出会って・・・・・死に別れて。 それで、裏社会に本格的に、足を突っ込んだ。 二つ名前を使って、後々のことも考えていたみたいだった。 『ディスティアサン、笑イまセン。 ホんトう 笑顔違イまス。』 そう、紫苑が言ったのは、割合すぐだったね。 十四歳のガキが、あの世界で、他の連中と対等に渡り合うのは、並大抵のことじゃない・・・・・・それこそ、笑顔を忘れないとやっていけない。 ≪ノ−フェイス≫に、今から、十四年前に、≪クラン≫を潰した時の戦友に、一応それとなく助けるように言った。 そして、紫苑にディスティアの支えになってくれるように、言ったこともあった。 ≪ルリイロ≫・・・・・その名前事体は私が付けたが、元々は、ディスティアが『紫苑の瞳って、紫苑色って言うのは、濃いから、ピンパ−ネルみたいだから、これから、そう呼んでもいい?』と、七年前ほどに言っていたから、そこからつけた。 その名前で、単独仕事は、合同で≪ブラック・ウィド−≫としてのディスティアの一二度程度。 レイティスとも、それで一回仕事をしたが、あの男は甘いというか・・『一介でも仕事をしたら、仲間でしょう?明確な敵対表示が無い限り』とか言って、紫苑にも友好的だった。 あいつは、どう返していいかわからない様だったけど。 この時期になると、ディスティアは、本当に笑えるようになっていた。 でも、『ウンメイ』なんてたわけたものはそう甘くは無かったさ。 それから、すぐだな。 レイティスが、≪吸血鬼≫に殺されたのは。 結果、ディスティアは、昔に戻ったというか、昔以上に紫苑と一緒にいるようになったし、何かに怯えている様でも会った。 そして、紫苑も犬か影のように、裏社会の仕事についていった。 ≪風舞姫とルリイロ≫と、すぐに呼ばれ始めたね。 それまでも、≪ブラック・ウィド−≫が一番信用している≪死風舞の風舞姫≫として、名前が売れていたが、一緒に活動するようになったね。 え?ディスティアと紫苑の関係を一言で言うと何かって? そうだね。 少々血生臭いけど『お嬢様と執事』『お姫様と騎士』そんな感じだね。 紫苑は、特に、ディスティアに依存・・ていうか、懐いているようだけど。 なんにせよ、これから、事態は悪い方向に転がっていくことになるんだろうさ。 ま、GOODLUAK、生き残ってよ。 そんなわけだ。 +−−+−+−+−+−+−+−+−+−+ ともあれ、本編は、次回からディスティア嬢の過去語り。 その前のほんの前座的余興。 僅かでも楽しんでいただければ、これ幸いに存ぜます。 それでは。 |
17420 | 皆が『幸せ』になりますように・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/12/7 08:29:45 |
記事番号17418へのコメント こんにちは、羅城 朱琉です。 いいわけはさておき、こちらも短縮版で失礼します。 皆々いろんな過去があって今があるわけですが、それに押しつぶされず、というのは本当に難しいものです。忘れられない出来事ならば、なおさらに。ディス嬢も紫苑君も気に入っているので、余計に胸に来ました。 『時の旅人』本編で不幸を大量に製造している私が言うのも何ですが、最後には皆それぞれに『幸せ』になってほしいですね・・・・。 では、今回はこの辺で。意味不明なことこの上ない文章ですみませんでした。 |
17422 | その前の『不幸』に挫けません様に・・・・・ | 十叶 夕海 | 2005/12/8 00:53:09 |
記事番号17420へのコメント > > こんにちは、羅城 朱琉です。 > いいわけはさておき、こちらも短縮版で失礼します。 こんにちは。 では、編レスをば。 > > 皆々いろんな過去があって今があるわけですが、それに押しつぶされず、というのは本当に難しいものです。忘れられない出来事ならば、なおさらに。ディス嬢も紫苑君も気に入っているので、余計に胸に来ました。 ありがとうございます。 次回の本編は、淡々と語っているからこそ、その忘れられない感がひしひしと。 > 『時の旅人』本編で不幸を大量に製造している私が言うのも何ですが、最後には皆それぞれに『幸せ』になってほしいですね・・・・。 『幸せ』のまえには、『不幸』はつきものです。 最低限度、味方サイドは、ハッピ−エンドで終わりますよ・・・絶対に。 > > では、今回はこの辺で。意味不明なことこの上ない文章ですみませんでした。 いえいえ、ありがとうございました。 それでは。 |
17423 | イルミナの数ヶ月前のある日の回想 (家族の写真外伝) | 十叶 夕海 | 2005/12/8 00:58:54 |
記事番号17380へのコメント それなりに栄えている港町−。 「今日も、来なかったわ。 私が、『きっかけ』を『語れる』相手。」 あの時、私は若かった。 え?今何歳で、この話は何年前の話だって? そんな、野暮な。 女性に聞くことじゃないよ。 「じゃ、僕に『語っ』てくれない?」 「だれ?」 早朝の占い屋。 ああ、当時は古道具屋兼喫茶店じゃなくて辻占をして、『きっかけ』を語っていたんだ。 「・・・・人間じゃないね。」 話し掛けてきたのは、染めたような不自然な銀髪に、淡い青色のカラコンで、スタジャン、ジ−パンというラフな格好の少年といっていいほどの年の男性だった。 姿だけなら、フツ−の高校生って言う感じだったんだけど。 なんていうかな。 その当時の都会の子供って、不良とかヤンキ−でも一本筋通った子が多かった。 だけど、そういう子達が口をそろえて言う『伝説の不良』みたいな雰囲気っていうか、若いのに何にも染まっていない孤高の存在っていうのかな。 一言で言うなら、人間らしくない人間らしさかな。 「へぇ、わかるんだ。 俺は、ユウキ。 この辺の不良たちの『こ−いうリ−ダ−が欲しい』っていう願いが凝り固まって出来た新参妖怪だ。 生まれて、まだ半年も経ってないけどな。」 「私は、イルミナ。 イルミナ=テ−ゼ。 気軽に呼んでも構わないよ。 歳も取れず、この外見のまま永劫を生きるのを妖怪というなら、私も妖怪だ。」 「で、どうする?」 「悪いが、店仕舞いだ。 今日の晩また来るといい。」 タイトル : 友情ト恋慕ノ境界線 それから、日に一度は、ユウキは私のところに来た。 一度など、仲間と一緒なのに私のところに来て、仲間にからかわれたりもした。 私が週に一度休む日の次の日は、いつもの凛としたような雰囲気なんぞ、消え果てしまったかのようにうなだれていた。 あれは、あれで子犬みたいで可愛かった。 数ヶ月もすると、彼は私の部屋で寝起きするようになった。 私としても、『男』と同棲というよりは、犬を拾ってきたようなものだった。 そう、恋愛感情ではなく、友情のようなもののはずだった。 「ねぇ、イルさん。 イルさんがうまれた理由って?」 「どうなんだろうね。 気が付いたら、この商売をしていたからね。 たぶん、語り部・・・・代弁者を切望する人々の願いから生まれたんじゃないかって、知り合いが言っていた。」 ある日、そんなことをユウキが聞いてきたので、私は、そう答えた。 「それより、眠いなら、寝れば? ≪斧璃飴而藍(フリ―ジア)≫との抗争、大変なんでしょう?」 「うん・・・・・。 ねぇ、イルさん、俺がいなくなったら、哀しい?」 「どうしたの急に。」 「・・・・う−。 ちょっと、今回の抗争勝てるかなって・・・」 「大丈夫よ。 ユウキの≪是胡栖(ゼウス)≫は最強なんだから。」 「うん、何があっても生きてイルさんのトコに帰るから、俺は。」 そんな会話から、数日。 「よう、景気はどうだい?」 「語り集部か。 めぼしい話は集まったのか?」 その日の晩、午前一時になっても、二時なっても、ユウキは来なかった。 その代わりにやってきたのが、同類の語り集部だった。 そいつは、野球キャップを目深に被り、金髪・革ジャンに革パンと今で言うバンド青年のような格好をしていた。 「いいや。 此処の所、何処でも『高度経済成長』とかで人情ってのが薄くてね。 不便でも、中世の方が暮らしやすかったよ。」 「じゃあ、何のよう?」 「つれないねぇ。」 「ちゃかさないで。」 「はいはい。 港の倉庫街のほうで、≪斧璃飴而藍(フリ―ジア)≫と≪是胡栖(ゼウス)≫が派手の抗争やってるぜ? しかも、≪是胡栖(ゼウス)≫が不利ときたもんだ。」 「・・・っ!」 「言ったほうがいいぜ、後悔をしない為にもな。 ≪偉大な番長の最期≫・・・それでわかるよね?」 ≪偉大な番長の最期≫・・・・・・・・・・。 ・・・・・・ということは・・・・・・。 「ありがとう、語り集部。」 私は駆ける駆ける夜の町を。 占い師姿のまま、ひた走る。 「イルミナさん、危ないっすから、下がっててほしいっす。」 「ユウキは、ユウキは何処?」 私が、倉庫街に来ると、抗争自体はほとんど終わっており、ただ、一つ倉庫が炎に包まれていた。 私が、近づこうとするとユウキの舎弟に止められる。 ≪偉大な番長の最期≫。 それは、最大の敵と戦い、勝利するものの命を落とすというものだ。 ユウキは、偉大な理想的リ−ダ−・・古い言い方をすれば番長として生まれてきた。 どうして、今まで、気が付かなかった? 「ユウキさんは、倉庫の中で、相手のリ−ダ−と一騎打ちに行ったっス。」 「・・・・・・・なんで、なんでよ。 生きて帰るって、私のところに帰るって行ったのに。」 ・・・・・・・・・・・・結局、ユウキは戻って来なかった。 焼け跡からは、相手らしい大男の焼死体が出ただけだった。 しかし、不良少年達は、こう語り継いだ。 「ユウキさんは、生きてるッス。 「ギリギリで脱出して、違う土地にいるんだ。」 「そこで、また楽しくやってるだろうよ。」 などなど。 その場所が、10人に聞けば6人はこの時は、計画だけだったこの『時乃市』だと答えた。 私は、その時乃市の商店街にに店を構えた。 かわいらしく、ちょっと足を止めてよりたくなるような古道具屋兼喫茶店だ。 「・・・・・イル? 何、ボケっとしているんだい?」 「すまないな、語り集部。 ・・・・ユウキの事を思い出していた。」 「ユウキって?」 「モイラ、何時か話す。 ・・・それより、オ−ダ−待ちのお客さんがいるぞ。」 そうだった。 久しぶりに、語り集部が話とそれに由来する道具を持って来てくれたのに。 つい、昔を思い出していた。 あれから、数十年。 妖怪が甦るには、まだ短い時間だ。 それでも、不良達の抱く理想はまだ当分変わりそうにない。 早く、甦って来いよ、ユウキ。 私は待ってるからさ。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ 作品中のユウキさんこそ、本編でイルミナが、羅城様の『語り部』に重ねているといったその人です・・・人ではありませんが。 もちろん、イコ−ルではなく、『語り部』・・ルシルのふとした仕草とか言葉が、何か似ているな。それだけなんですけど。 ・・・・・・ともあれ、時間もそろそろなので。 つぎこそ、本編で。 |
17425 | 共通点探索中・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/12/9 08:32:28 |
記事番号17423へのコメント > 朱琉:こんにちは!1日空いてしまいましたです。 アミイ:何やってるのよ!? 朱琉:いやあ、インフルエンザの予防接種終わってからの時間で投稿しようと思っていたら、注射した後、妙に腕がだるくて・・・・。 アミイ:・・・・医療過誤? 朱琉:と、言うより、偶然針麻酔のツボにでも刺さったとか。・・・・まあ、雑談はこの辺にして、レスです。 > > >それなりに栄えている港町−。 > >「今日も、来なかったわ。 > 私が、『きっかけ』を『語れる』相手。」 >あの時、私は若かった。 >え?今何歳で、この話は何年前の話だって? >そんな、野暮な。 >女性に聞くことじゃないよ。 アミイ:そうよね〜。女性に年齢聞くなんて、万死に値するわv 朱琉:確かに。 >「じゃ、僕に『語っ』てくれない?」 >「だれ?」 >早朝の占い屋。 >ああ、当時は古道具屋兼喫茶店じゃなくて辻占をして、『きっかけ』を語っていたんだ。 >「・・・・人間じゃないね。」 >話し掛けてきたのは、染めたような不自然な銀髪に、淡い青色のカラコンで、スタジャン、ジ−パンというラフな格好の少年といっていいほどの年の男性だった。 >姿だけなら、フツ−の高校生って言う感じだったんだけど。 >なんていうかな。 >その当時の都会の子供って、不良とかヤンキ−でも一本筋通った子が多かった。 >だけど、そういう子達が口をそろえて言う『伝説の不良』みたいな雰囲気っていうか、若いのに何にも染まっていない孤高の存在っていうのかな。 >一言で言うなら、人間らしくない人間らしさかな。 >「へぇ、わかるんだ。 > 俺は、ユウキ。 > この辺の不良たちの『こ−いうリ−ダ−が欲しい』っていう願いが凝り固まって出来た新参妖怪だ。 > 生まれて、まだ半年も経ってないけどな。」 >「私は、イルミナ。 > イルミナ=テ−ゼ。 > 気軽に呼んでも構わないよ。 > 歳も取れず、この外見のまま永劫を生きるのを妖怪というなら、私も妖怪だ。」 >「で、どうする?」 >「悪いが、店仕舞いだ。 > 今日の晩また来るといい。」 朱琉:カッコイイ・・・・そして、何だか爽やかだ・・・・ アミイ:孤高の雰囲気は、確かに語り部さんそっくりね。 > > >タイトル : 友情ト恋慕ノ境界線 > > >それから、日に一度は、ユウキは私のところに来た。 >一度など、仲間と一緒なのに私のところに来て、仲間にからかわれたりもした。 >私が週に一度休む日の次の日は、いつもの凛としたような雰囲気なんぞ、消え果てしまったかのようにうなだれていた。 >あれは、あれで子犬みたいで可愛かった。 > > >数ヶ月もすると、彼は私の部屋で寝起きするようになった。 >私としても、『男』と同棲というよりは、犬を拾ってきたようなものだった。 >そう、恋愛感情ではなく、友情のようなもののはずだった。 朱琉:こういう関係は大好きなのですv アミイ:『性別や種族を超えた友情』ってやつ? 朱琉:イエス。 > > >「ねぇ、イルさん。 > イルさんがうまれた理由って?」 >「どうなんだろうね。 > 気が付いたら、この商売をしていたからね。 > たぶん、語り部・・・・代弁者を切望する人々の願いから生まれたんじゃないかって、知り合いが言っていた。」 >ある日、そんなことをユウキが聞いてきたので、私は、そう答えた。 >「それより、眠いなら、寝れば? > ≪斧璃飴而藍(フリ―ジア)≫との抗争、大変なんでしょう?」 >「うん・・・・・。 > ねぇ、イルさん、俺がいなくなったら、哀しい?」 >「どうしたの急に。」 >「・・・・う−。 > ちょっと、今回の抗争勝てるかなって・・・」 >「大丈夫よ。 > ユウキの≪是胡栖(ゼウス)≫は最強なんだから。」 >「うん、何があっても生きてイルさんのトコに帰るから、俺は。」 > > > > >そんな会話から、数日。 >「よう、景気はどうだい?」 >「語り集部か。 > めぼしい話は集まったのか?」 >その日の晩、午前一時になっても、二時なっても、ユウキは来なかった。 >その代わりにやってきたのが、同類の語り集部だった。 >そいつは、野球キャップを目深に被り、金髪・革ジャンに革パンと今で言うバンド青年のような格好をしていた。 >「いいや。 > 此処の所、何処でも『高度経済成長』とかで人情ってのが薄くてね。 > 不便でも、中世の方が暮らしやすかったよ。」 >「じゃあ、何のよう?」 >「つれないねぇ。」 >「ちゃかさないで。」 >「はいはい。 > 港の倉庫街のほうで、≪斧璃飴而藍(フリ―ジア)≫と≪是胡栖(ゼウス)≫が派手の抗争やってるぜ? > しかも、≪是胡栖(ゼウス)≫が不利ときたもんだ。」 >「・・・っ!」 >「言ったほうがいいぜ、後悔をしない為にもな。 > ≪偉大な番長の最期≫・・・それでわかるよね?」 >≪偉大な番長の最期≫・・・・・・・・・・。 >・・・・・・ということは・・・・・・。 >「ありがとう、語り集部。」 >私は駆ける駆ける夜の町を。 >占い師姿のまま、ひた走る。 朱琉:!!!!!!!! アミイ:感嘆符で会話しない。で、何ですって?・・・・何々?・・・・え、叫ぶ以外にどう反応しろって?・・・・つまり、とっても心が沸き立つのに、いい感じにそれを表せる言葉が見つからなくてとりあえず叫んでいるのね? 朱琉:(無言でうなずく) > > > > > > > >「イルミナさん、危ないっすから、下がっててほしいっす。」 >「ユウキは、ユウキは何処?」 >私が、倉庫街に来ると、抗争自体はほとんど終わっており、ただ、一つ倉庫が炎に包まれていた。 >私が、近づこうとするとユウキの舎弟に止められる。 >≪偉大な番長の最期≫。 >それは、最大の敵と戦い、勝利するものの命を落とすというものだ。 >ユウキは、偉大な理想的リ−ダ−・・古い言い方をすれば番長として生まれてきた。 >どうして、今まで、気が付かなかった? >「ユウキさんは、倉庫の中で、相手のリ−ダ−と一騎打ちに行ったっス。」 >「・・・・・・・なんで、なんでよ。 > 生きて帰るって、私のところに帰るって行ったのに。」 > > > > > >・・・・・・・・・・・・結局、ユウキは戻って来なかった。 >焼け跡からは、相手らしい大男の焼死体が出ただけだった。 >しかし、不良少年達は、こう語り継いだ。 >「ユウキさんは、生きてるッス。 >「ギリギリで脱出して、違う土地にいるんだ。」 >「そこで、また楽しくやってるだろうよ。」 >などなど。 >その場所が、10人に聞けば6人はこの時は、計画だけだったこの『時乃市』だと答えた。 >私は、その時乃市の商店街にに店を構えた。 >かわいらしく、ちょっと足を止めてよりたくなるような古道具屋兼喫茶店だ。 > > >「・・・・・イル? > 何、ボケっとしているんだい?」 >「すまないな、語り集部。 > ・・・・ユウキの事を思い出していた。」 >「ユウキって?」 >「モイラ、何時か話す。 > ・・・それより、オ−ダ−待ちのお客さんがいるぞ。」 >そうだった。 >久しぶりに、語り集部が話とそれに由来する道具を持って来てくれたのに。 >つい、昔を思い出していた。 >あれから、数十年。 >妖怪が甦るには、まだ短い時間だ。 >それでも、不良達の抱く理想はまだ当分変わりそうにない。 >早く、甦って来いよ、ユウキ。 >私は待ってるからさ。 朱琉:とっても楽しく読ませていただきましたv途中泣きそうにもなりました。 アミイ:朱琉ちゃん、涙もろいわねぇ。 朱琉:ほっといていただけるとありがたいのですが。 > > > > > > > >−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ > >作品中のユウキさんこそ、本編でイルミナが、羅城様の『語り部』に重ねているといったその人です・・・人ではありませんが。 > >もちろん、イコ−ルではなく、『語り部』・・ルシルのふとした仕草とか言葉が、何か似ているな。それだけなんですけど。 > > >・・・・・・ともあれ、時間もそろそろなので。 > >つぎこそ、本編で。 朱琉:はい、では、また! アミイ:じゃあ、また会いましょう。 > > |
17427 | 微妙なカラ−リングと雰囲気? | 十叶 夕海 | 2005/12/11 21:20:52 |
記事番号17425へのコメント > >> >朱琉:こんにちは!1日空いてしまいましたです。 >アミイ:何やってるのよ!? >朱琉:いやあ、インフルエンザの予防接種終わってからの時間で投稿しようと思っていたら、注射した後、妙に腕がだるくて・・・・。 >アミイ:・・・・医療過誤? >朱琉:と、言うより、偶然針麻酔のツボにでも刺さったとか。・・・・まあ、雑談はこの辺にして、レスです。 ユア;こんにちは、何やかにやで、二日ほど立ってしまいました。 久遠;雪が降って、バイトに遅れそうになったり、遅れそうになったり、遅れそうになったりしたのよね。 ユア;言うな。 まあ、ホット系のお酒の美味しい天気なわけです。 久遠;雑談はこのへんにして、返レス行きましょ? ユア;では、行きますね。 > >> >> >>それなりに栄えている港町−。 >> >>「今日も、来なかったわ。 >> 私が、『きっかけ』を『語れる』相手。」 >>あの時、私は若かった。 >>え?今何歳で、この話は何年前の話だって? >>そんな、野暮な。 >>女性に聞くことじゃないよ。 >アミイ:そうよね〜。女性に年齢聞くなんて、万死に値するわv >朱琉:確かに。 久遠;そうそう、話わかるわね、アミイちゃん。 ユア;そうね・・・・って言いたいけど。 久遠は、男でしょ? 久遠:妖怪にそんなの行っても仕方ないでしょ? > >>「じゃ、僕に『語っ』てくれない?」 >>「だれ?」 >>早朝の占い屋。 >>ああ、当時は古道具屋兼喫茶店じゃなくて辻占をして、『きっかけ』を語っていたんだ。 >>「・・・・人間じゃないね。」 >>話し掛けてきたのは、染めたような不自然な銀髪に、淡い青色のカラコンで、スタジャン、ジ−パンというラフな格好の少年といっていいほどの年の男性だった。 >>姿だけなら、フツ−の高校生って言う感じだったんだけど。 >>なんていうかな。 >>その当時の都会の子供って、不良とかヤンキ−でも一本筋通った子が多かった。 >>だけど、そういう子達が口をそろえて言う『伝説の不良』みたいな雰囲気っていうか、若いのに何にも染まっていない孤高の存在っていうのかな。 >>一言で言うなら、人間らしくない人間らしさかな。 >>「へぇ、わかるんだ。 >> 俺は、ユウキ。 >> この辺の不良たちの『こ−いうリ−ダ−が欲しい』っていう願いが凝り固まって出来た新参妖怪だ。 >> 生まれて、まだ半年も経ってないけどな。」 >>「私は、イルミナ。 >> イルミナ=テ−ゼ。 >> 気軽に呼んでも構わないよ。 >> 歳も取れず、この外見のまま永劫を生きるのを妖怪というなら、私も妖怪だ。」 >>「で、どうする?」 >>「悪いが、店仕舞いだ。 >> 今日の晩また来るといい。」 >朱琉:カッコイイ・・・・そして、何だか爽やかだ・・・・ >アミイ:孤高の雰囲気は、確かに語り部さんそっくりね。 ユア;詳しくでてきませんでしたが、ユウキは、喧嘩主体のチ−ムのリ−ダ−サンです。 久遠;何も寄せ付けないような孤高の男って、素敵よねぇ。 > >> >> >>タイトル : 友情ト恋慕ノ境界線 >> >> >>それから、日に一度は、ユウキは私のところに来た。 >>一度など、仲間と一緒なのに私のところに来て、仲間にからかわれたりもした。 >>私が週に一度休む日の次の日は、いつもの凛としたような雰囲気なんぞ、消え果てしまったかのようにうなだれていた。 >>あれは、あれで子犬みたいで可愛かった。 >> >> >>数ヶ月もすると、彼は私の部屋で寝起きするようになった。 >>私としても、『男』と同棲というよりは、犬を拾ってきたようなものだった。 >>そう、恋愛感情ではなく、友情のようなもののはずだった。 >朱琉:こういう関係は大好きなのですv >アミイ:『性別や種族を超えた友情』ってやつ? >朱琉:イエス。 > ユア;・・・・私もすきなのです。 久遠;それで? ユア;・・・・・・・・・・それが裏切られると・・と言うのが、この後のエピソ−ドに幾つかあります。 >> >> >>「ねぇ、イルさん。 >> イルさんがうまれた理由って?」 >>「どうなんだろうね。 >> 気が付いたら、この商売をしていたからね。 >> たぶん、語り部・・・・代弁者を切望する人々の願いから生まれたんじゃないかって、知り合いが言っていた。」 >>ある日、そんなことをユウキが聞いてきたので、私は、そう答えた。 >>「それより、眠いなら、寝れば? >> ≪斧璃飴而藍(フリ―ジア)≫との抗争、大変なんでしょう?」 >>「うん・・・・・。 >> ねぇ、イルさん、俺がいなくなったら、哀しい?」 >>「どうしたの急に。」 >>「・・・・う−。 >> ちょっと、今回の抗争勝てるかなって・・・」 >>「大丈夫よ。 >> ユウキの≪是胡栖(ゼウス)≫は最強なんだから。」 >>「うん、何があっても生きてイルさんのトコに帰るから、俺は。」 >> >> >> >> >>そんな会話から、数日。 >>「よう、景気はどうだい?」 >>「語り集部か。 >> めぼしい話は集まったのか?」 >>その日の晩、午前一時になっても、二時なっても、ユウキは来なかった。 >>その代わりにやってきたのが、同類の語り集部だった。 >>そいつは、野球キャップを目深に被り、金髪・革ジャンに革パンと今で言うバンド青年のような格好をしていた。 >>「いいや。 >> 此処の所、何処でも『高度経済成長』とかで人情ってのが薄くてね。 >> 不便でも、中世の方が暮らしやすかったよ。」 >>「じゃあ、何のよう?」 >>「つれないねぇ。」 >>「ちゃかさないで。」 >>「はいはい。 >> 港の倉庫街のほうで、≪斧璃飴而藍(フリ―ジア)≫と≪是胡栖(ゼウス)≫が派手の抗争やってるぜ? >> しかも、≪是胡栖(ゼウス)≫が不利ときたもんだ。」 >>「・・・っ!」 >>「言ったほうがいいぜ、後悔をしない為にもな。 >> ≪偉大な番長の最期≫・・・それでわかるよね?」 >>≪偉大な番長の最期≫・・・・・・・・・・。 >>・・・・・・ということは・・・・・・。 >>「ありがとう、語り集部。」 >>私は駆ける駆ける夜の町を。 >>占い師姿のまま、ひた走る。 >朱琉:!!!!!!!! >アミイ:感嘆符で会話しない。で、何ですって?・・・・何々?・・・・え、叫ぶ以外にどう反応しろって?・・・・つまり、とっても心が沸き立つのに、いい感じにそれを表せる言葉が見つからなくてとりあえず叫んでいるのね? >朱琉:(無言でうなずく) 久遠:こういうのは、今日悦至極光栄です。とか言うの、ユアちゃん? ユア;そうです。 ありがとうございます。 > >> >> >> >> >> >> >> >>「イルミナさん、危ないっすから、下がっててほしいっす。」 >>「ユウキは、ユウキは何処?」 >>私が、倉庫街に来ると、抗争自体はほとんど終わっており、ただ、一つ倉庫が炎に包まれていた。 >>私が、近づこうとするとユウキの舎弟に止められる。 >>≪偉大な番長の最期≫。 >>それは、最大の敵と戦い、勝利するものの命を落とすというものだ。 >>ユウキは、偉大な理想的リ−ダ−・・古い言い方をすれば番長として生まれてきた。 >>どうして、今まで、気が付かなかった? >>「ユウキさんは、倉庫の中で、相手のリ−ダ−と一騎打ちに行ったっス。」 >>「・・・・・・・なんで、なんでよ。 >> 生きて帰るって、私のところに帰るって行ったのに。」 >> >> >> >> >> >>・・・・・・・・・・・・結局、ユウキは戻って来なかった。 >>焼け跡からは、相手らしい大男の焼死体が出ただけだった。 >>しかし、不良少年達は、こう語り継いだ。 >>「ユウキさんは、生きてるッス。 >>「ギリギリで脱出して、違う土地にいるんだ。」 >>「そこで、また楽しくやってるだろうよ。」 >>などなど。 >>その場所が、10人に聞けば6人はこの時は、計画だけだったこの『時乃市』だと答えた。 >>私は、その時乃市の商店街にに店を構えた。 >>かわいらしく、ちょっと足を止めてよりたくなるような古道具屋兼喫茶店だ。 >> >> >>「・・・・・イル? >> 何、ボケっとしているんだい?」 >>「すまないな、語り集部。 >> ・・・・ユウキの事を思い出していた。」 >>「ユウキって?」 >>「モイラ、何時か話す。 >> ・・・それより、オ−ダ−待ちのお客さんがいるぞ。」 >>そうだった。 >>久しぶりに、語り集部が話とそれに由来する道具を持って来てくれたのに。 >>つい、昔を思い出していた。 >>あれから、数十年。 >>妖怪が甦るには、まだ短い時間だ。 >>それでも、不良達の抱く理想はまだ当分変わりそうにない。 >>早く、甦って来いよ、ユウキ。 >>私は待ってるからさ。 >朱琉:とっても楽しく読ませていただきましたv途中泣きそうにもなりました。 >アミイ:朱琉ちゃん、涙もろいわねぇ。 >朱琉:ほっといていただけるとありがたいのですが。 ユア;そして、この一ヶ月ほど後に、語り部さん、ルシルさんを拾うわけなのです。 久遠;・・・・次回本編も、涙は必死よね、きっと。 > >> >> >> >> >> >> >> >>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ >> >>作品中のユウキさんこそ、本編でイルミナが、羅城様の『語り部』に重ねているといったその人です・・・人ではありませんが。 >> >>もちろん、イコ−ルではなく、『語り部』・・ルシルのふとした仕草とか言葉が、何か似ているな。それだけなんですけど。 >> >> >>・・・・・・ともあれ、時間もそろそろなので。 >> >>つぎこそ、本編で。 >朱琉:はい、では、また! >アミイ:じゃあ、また会いましょう。 二人;はいでは、ありがとうございました。 >> >> > |
17434 | とある朝の一幕(家族の写真 外伝小話) | 十叶 夕海 | 2005/12/13 23:51:49 |
記事番号17380へのコメント それぞれの、朝の一幕を見てみましょう。 評判次第では、シリ−ズ化の可能性あり。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ その@ ディスティアの場合(前日・仕事の翌朝) 自宅の部屋。 寝間着は、青い色のパジャマ。 ピ・ピ・ピ・ピ・・ アラ−ムの音が鳴り、薄っすらと眼を開け、時計の針を見る。 AM・6:30 ちなみに、本日、平日で、1コマ目から授業あり。 「うわぁ。 寝坊した。」 こうして、ディスティアは、この後飛び起き、その日と朝はとても騒がしかったとさ。 そのA ルシル&イルミナの場合 (日常というか通常) ≪アンティ−ク・カワセミ≫≪カフェ・翡翠≫の裏側の住居部分。 女主人・イルミナの部屋。 寝間着はそれぞれ、イルミナは、浴衣。ルシルは、モイラに借りたスウェット。 数ヶ月前から、一人の男性(?)・・・・ルシルが、同じベッドでねているのである。 二人とも、自然起床が多いのだが、大抵は、ルシルの方が早い。 そして、 「イル、起きてください。」 「イル、起きて!」 「イル!起きて!!」 と起こす破目になる。 理由は、十回中七回八回は、抱き付かれた状態で彼は目を覚ますのだ。 そして、同居人のモイラが起こしに来るか、彼女が起きるまで、このままだ。 何度か、半寝惚けで、『ルシルの肌って、すべすべ〜』とさらにキツク抱き締められたりもした。 「ルシルの肌って、すべすべ〜」 今日もそのパタ−ンある。 その3 シヴァの場合(本編未登場のディスティアLOVEな人) 彼の場合、ちゃんとしたマンションに住んでいる。 配下のチ−ムメンバ−700名余や女からの貢物で生活をしているといっても過言ではない。 しかも、二つ持っていて、片方は、ディスティアグッズ(自作)やポスタ−で満載なマンションである。 彼の寝間着は、・・・・・・・男らしく?トランクス一丁である。 布団は被ってはいるが。 「・・・・・・ディス・・・ティア・・・・愛してる・・・・・。」 まだ、夢の世界のAM・7:00頃。 ガチャ・・・・・バタン・・・・・ガチャ・・バタン・・・・バッ・・・・ゲシッ 「シヴァ、何時まで寝てますか。 今日は、あの女と同じ講義があるからと、起こせといったのは貴方でしょう。」 と、言うセリフの前の擬音は、玄関の戸の開け閉めと寝室のとの開け閉め、布団をはいで、蹴り飛ばした音である。 シヴァの腹心・ルガ−であった。 「・・・・ってぇな。 分かった。二十分待ってろ、シャワ−浴びる。」 というふうに、23歳で時乃学園大学部心理学部に入学したシヴァの朝は過ぎる。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ 今回は、三組五人の朝の風景です。 どうでしたでしょうか? それでは、また。 |
17435 | 朝はやっぱり騒がしい(笑) | 羅城 朱琉 | 2005/12/14 08:32:14 |
記事番号17434へのコメント 朱琉:こんにちは、早速レスです。 > > >それぞれの、朝の一幕を見てみましょう。 >評判次第では、シリ−ズ化の可能性あり。 > > > >−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ > > >その@ ディスティアの場合(前日・仕事の翌朝) > >自宅の部屋。 >寝間着は、青い色のパジャマ。 >ピ・ピ・ピ・ピ・・ >アラ−ムの音が鳴り、薄っすらと眼を開け、時計の針を見る。 >AM・6:30 >ちなみに、本日、平日で、1コマ目から授業あり。 >「うわぁ。 > 寝坊した。」 >こうして、ディスティアは、この後飛び起き、その日と朝はとても騒がしかったとさ。 朱琉:いつものことです。 アミイ:というか、朱琉ちゃんとそっくりね。まあ、朱琉ちゃんのほうが1時間ほど起きるのが早いけど。 朱琉:だって、学校が遠い上に、バスの本数が少ないから、自然、早く行かないと大変なことに・・・・ > > > >そのA ルシル&イルミナの場合 (日常というか通常) > >≪アンティ−ク・カワセミ≫≪カフェ・翡翠≫の裏側の住居部分。 >女主人・イルミナの部屋。 >寝間着はそれぞれ、イルミナは、浴衣。ルシルは、モイラに借りたスウェット。 >数ヶ月前から、一人の男性(?)・・・・ルシルが、同じベッドでねているのである。 >二人とも、自然起床が多いのだが、大抵は、ルシルの方が早い。 >そして、 >「イル、起きてください。」 >「イル、起きて!」 >「イル!起きて!!」 >と起こす破目になる。 >理由は、十回中七回八回は、抱き付かれた状態で彼は目を覚ますのだ。 >そして、同居人のモイラが起こしに来るか、彼女が起きるまで、このままだ。 >何度か、半寝惚けで、『ルシルの肌って、すべすべ〜』とさらにキツク抱き締められたりもした。 >「ルシルの肌って、すべすべ〜」 >今日もそのパタ−ンある。 アミイ:ルシル君、抱き枕状態ね。 朱琉:その原因の可能性としては・・・・ 1.単純に、抱き心地がいい 2.イルさんは寒がり 3.某朱琉の弟と同じく、人肌があると安心できる くらいかと。 > > > >その3 シヴァの場合(本編未登場のディスティアLOVEな人) > >彼の場合、ちゃんとしたマンションに住んでいる。 >配下のチ−ムメンバ−700名余や女からの貢物で生活をしているといっても過言ではない。 >しかも、二つ持っていて、片方は、ディスティアグッズ(自作)やポスタ−で満載なマンションである。 >彼の寝間着は、・・・・・・・男らしく?トランクス一丁である。 >布団は被ってはいるが。 >「・・・・・・ディス・・・ティア・・・・愛してる・・・・・。」 >まだ、夢の世界のAM・7:00頃。 >ガチャ・・・・・バタン・・・・・ガチャ・・バタン・・・・バッ・・・・ゲシッ >「シヴァ、何時まで寝てますか。 > 今日は、あの女と同じ講義があるからと、起こせといったのは貴方でしょう。」 >と、言うセリフの前の擬音は、玄関の戸の開け閉めと寝室のとの開け閉め、布団をはいで、蹴り飛ばした音である。 >シヴァの腹心・ルガ−であった。 >「・・・・ってぇな。 > 分かった。二十分待ってろ、シャワ−浴びる。」 >というふうに、23歳で時乃学園大学部心理学部に入学したシヴァの朝は過ぎる。 アミイ:夢の中でまでっ!!!!(爆笑)そして第2の部屋の中身っ!!!!流石ねシヴァ君!君こそ真の意味で『ストーカーキング』だわっv 朱琉:妙な感心の仕方しないの。・・・・しかしまあ、ディス嬢に同情しそう・・・・ アミイ:それにしても、寝るときに下着だけってのは・・・・寝相が悪いと、風邪引くわよ? 朱琉:これまで大丈夫だったから、平気でしょう。 > > > > > > >−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ > >今回は、三組五人の朝の風景です。 >どうでしたでしょうか? > > >それでは、また。 朱琉:はい、楽しかったです。 アミイ:続き書くなら、ぜひ読ませていただくわv 二人:では、また! > > |
17437 | そして、ささやかな幸せだ。 | 十叶 夕海 | 2005/12/14 14:15:32 |
記事番号17435へのコメント > >朱琉:こんにちは、早速レスです。 ユア;返レス行きます。 >> >>それぞれの、朝の一幕を見てみましょう。 >>評判次第では、シリ−ズ化の可能性あり。 >> >> >> >>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ >> >> >>その@ ディスティアの場合(前日・仕事の翌朝) >> >>自宅の部屋。 >>寝間着は、青い色のパジャマ。 >>ピ・ピ・ピ・ピ・・ >>アラ−ムの音が鳴り、薄っすらと眼を開け、時計の針を見る。 >>AM・6:30 >>ちなみに、本日、平日で、1コマ目から授業あり。 >>「うわぁ。 >> 寝坊した。」 >>こうして、ディスティアは、この後飛び起き、その日と朝はとても騒がしかったとさ。 >朱琉:いつものことです。 >アミイ:というか、朱琉ちゃんとそっくりね。まあ、朱琉ちゃんのほうが1時間ほど起きるのが早いけど。 >朱琉:だって、学校が遠い上に、バスの本数が少ないから、自然、早く行かないと大変なことに・・・・ ユア;彼女の場合、それプラス。 バイクで5分飛ばせば、どうにか大学につくのですが、家族の朝食や弁当を作ったり大変なのです。 久遠;健康に、早起きはいいけどものだけど? > >> >> >> >>そのA ルシル&イルミナの場合 (日常というか通常) >> >>≪アンティ−ク・カワセミ≫≪カフェ・翡翠≫の裏側の住居部分。 >>女主人・イルミナの部屋。 >>寝間着はそれぞれ、イルミナは、浴衣。ルシルは、モイラに借りたスウェット。 >>数ヶ月前から、一人の男性(?)・・・・ルシルが、同じベッドでねているのである。 >>二人とも、自然起床が多いのだが、大抵は、ルシルの方が早い。 >>そして、 >>「イル、起きてください。」 >>「イル、起きて!」 >>「イル!起きて!!」 >>と起こす破目になる。 >>理由は、十回中七回八回は、抱き付かれた状態で彼は目を覚ますのだ。 >>そして、同居人のモイラが起こしに来るか、彼女が起きるまで、このままだ。 >>何度か、半寝惚けで、『ルシルの肌って、すべすべ〜』とさらにキツク抱き締められたりもした。 >>「ルシルの肌って、すべすべ〜」 >>今日もそのパタ−ンある。 >アミイ:ルシル君、抱き枕状態ね。 >朱琉:その原因の可能性としては・・・・ > 1.単純に、抱き心地がいい > 2.イルさんは寒がり > 3.某朱琉の弟と同じく、人肌があると安心できる > くらいかと。 ユア;@もありますが、基本的にBガ有力なようです。 久遠;・・・・・羨ましい−な、イルミナちゃん。 > >> >> >> >>その3 シヴァの場合(本編未登場のディスティアLOVEな人) >> >>彼の場合、ちゃんとしたマンションに住んでいる。 >>配下のチ−ムメンバ−700名余や女からの貢物で生活をしているといっても過言ではない。 >>しかも、二つ持っていて、片方は、ディスティアグッズ(自作)やポスタ−で満載なマンションである。 >>彼の寝間着は、・・・・・・・男らしく?トランクス一丁である。 >>布団は被ってはいるが。 >>「・・・・・・ディス・・・ティア・・・・愛してる・・・・・。」 >>まだ、夢の世界のAM・7:00頃。 >>ガチャ・・・・・バタン・・・・・ガチャ・・バタン・・・・バッ・・・・ゲシッ >>「シヴァ、何時まで寝てますか。 >> 今日は、あの女と同じ講義があるからと、起こせといったのは貴方でしょう。」 >>と、言うセリフの前の擬音は、玄関の戸の開け閉めと寝室のとの開け閉め、布団をはいで、蹴り飛ばした音である。 >>シヴァの腹心・ルガ−であった。 >>「・・・・ってぇな。 >> 分かった。二十分待ってろ、シャワ−浴びる。」 >>というふうに、23歳で時乃学園大学部心理学部に入学したシヴァの朝は過ぎる。 >アミイ:夢の中でまでっ!!!!(爆笑)そして第2の部屋の中身っ!!!!流石ねシヴァ君!君こそ真の意味で『ストーカーキング』だわっv >朱琉:妙な感心の仕方しないの。・・・・しかしまあ、ディス嬢に同情しそう・・・・ >アミイ:それにしても、寝るときに下着だけってのは・・・・寝相が悪いと、風邪引くわよ? >朱琉:これまで大丈夫だったから、平気でしょう。 ユア;普段というか、人前では、ライオンっぽい王者な人なんですけどね 久遠;下着で寝ても、風邪引かないでしょ? シヴァちゃんは、バカだから。 ユア;本当のこと言ったらまずいでしょ? > > >> >> >> >> >> >> >>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ >> >>今回は、三組五人の朝の風景です。 >>どうでしたでしょうか? >> >> >>それでは、また。 >朱琉:はい、楽しかったです。 >アミイ:続き書くなら、ぜひ読ませていただくわv >二人:では、また! >> ユア;ありがとうございます。 二人;では、また。 >> > |
17436 | 百日草の花束を胸に (家族の写真外伝) | 十叶 夕海 | 2005/12/14 14:06:27 |
記事番号17380へのコメント 時の先代親衛隊長・妹尾京介が、ケツ持ちに失敗して、死亡してから、数ヵ月後。 エヴァンスが、退院して三日後の≪デザ−トロ−ズ≫にて。 親衛隊長補佐や、役職が付いている面々が あらかた集まっている時のこと・・・・・・・・ 「なんで、新しい親衛隊長指名しないですか、ね・・ヴァリ−ドさんは。」 「ああ?」 と、親衛隊員たちに、言ったのは、エヴァンスであった。 『先輩には礼儀正しく、敬語で話せ』の暴走族の原則どおり、敬語ではあったが。 副長のレスと当時の特攻隊長二コルは、『あらら・・・・青いねぇ。』と言う風に見守るなか、親衛隊長補佐&親衛隊の面々に、エヴァンスは、そう言った。 ちなみに、ディスティアは、本日ハロウィンの為少々送れている。 「それか、誰か名乗り上げないんですか?」 「気楽に言うんじゃねえよ。 実際俺らは、弐代目参代目四代目の死に様をみている。 弐代目は、初代の盾だ。参代目は、敵に突っ込んでいって戻らなかった。」 「おかげで、内外じゃ、うちの親衛は、墓場だってよ。」 「・・・・・怖いんですか。」 「・・んだと。」 「別に、僕が立候補してもいいんですよ。 ヴァリ−ドさん、いえ姉さんに対して、貴方達は、命を捨てる覚悟すら出来ませんか?」 「調子に乗ってんじゃねぇ。 ヴァリ−ドさんの弟だからって・・・・・」 手荒く、近くのガ−ド下の支柱に叩きつけられる形となったエヴァンス。 それを取り囲むように、親衛隊長補佐&隊員の皆々様。 「げほっ・・・忘れてたな、ディス姉さんにも言われていたのに。 ・・・・・仲間うちでも、これ(暴力)って、通じたんだった。」 そして、エヴァンスは、顔を上げ、唇の端だけを吊り上げたような笑顔で、こう言った。 「お前たちを叩きのめせば、認めてくれるか? 俺が、五代目親衛になることを。」 その言葉とほぼ同時に、親衛隊長補佐は、土をなめる事になる。 つまりは、エヴァンスに、腕を極められ投げられたのだ、しかも垂直に。 「テメ−ら、なにボサっとして居やがる。 やっちまえ〜。」 そして、約一時間半後。 遅れてやってきたディスティアが、『エヴァと親衛隊達居ないわね。』と呟きつつ。 数種類のクッキ−がそれぞれ二個づつ入ったものをその場にいた仲間たちに配っていた。 ちなみに、これも、一応千組あり、殆どは、同盟チ−ムなどに配るのだが、残りはこの店で委託販売するのだ。 ・・・そのうちの百組は、某スト−カ−が買うのだが。 それは、又別のお話である。 ともあれ、そこへ、ドアベルを鳴らしながら、一人の人影が入ってきた。 「エヴァ!! どうしたの。」 「待つでありんすよ。」 ぼろぼろで、土や血で汚れ、自身も怪我で満載のエヴァンスにディスティアは慌てまくった声で、駆け寄ろうとする。 しかし、それをレスが推し留める。 「・・・・・・・認めてもらったようでありんすね。 いうことを言うて置くんなまし?」 「・・・・・ヴァリ−ドさん。 俺を貴方の親衛隊長にしてもらえますか? 親衛隊の許可はとってきました。」 「・・・・・・・・・・・分かった。 とりあえず、略式だけど、参代目総長ディスティア=ヴァリ−ドの名前に置いて、 エヴァンス=ヴァリ−ドの五代目親衛隊長就任を認める。」 それを聞いて、エヴァンスは、安心したのか、崩れ落ちる。 『あの世界には、飛び込めないけれど、これで少しは姉さんと同じ立ち位置にいられる。』 そう思いながら、気絶した。 とりあえず、これで、いったんおしまい。 まだ、エピソ−ドはあるけれど。 今日は、ここまで、お付き合いありがとう。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ エヴァンスくんの外伝です。 彼は、ディスティアとナツメの中間の立ち位置にいます。 完全に裏社会にいるわけでもなく、かといって普通の高校生でもありません。 彼は、本人自覚まったくなしなのですが、シスコンです。 そのうえ、無意識に一人の女性として、守りたいと思っています。 これから、成長して自覚するかしないのか、それは、これから見守ってください。 それでは。 |
17438 | それは幸福なことなのか、はたまた災いの入り口か・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/12/15 09:51:32 |
記事番号17436へのコメント 朱琉:こんにちは!何だか、今回はアミリータさんだと無責任に煽り立てそうだったのですが・・・・それでもやっぱりアミリータさんと共にレス参ります。 アミイ:ひどいわねぇ。・・・・確かに、戦いって、見るのもするのも大好きだけど。 朱琉:黙んなさいな、正体破壊神。 > > > > >時の先代親衛隊長・妹尾京介が、ケツ持ちに失敗して、死亡してから、数ヵ月後。 > >エヴァンスが、退院して三日後の≪デザ−トロ−ズ≫にて。 > >親衛隊長補佐や、役職が付いている面々が > >あらかた集まっている時のこと・・・・・・・・ > > > >「なんで、新しい親衛隊長指名しないですか、ね・・ヴァリ−ドさんは。」 >「ああ?」 >と、親衛隊員たちに、言ったのは、エヴァンスであった。 >『先輩には礼儀正しく、敬語で話せ』の暴走族の原則どおり、敬語ではあったが。 >副長のレスと当時の特攻隊長二コルは、『あらら・・・・青いねぇ。』と言う風に見守るなか、親衛隊長補佐&親衛隊の面々に、エヴァンスは、そう言った。 >ちなみに、ディスティアは、本日ハロウィンの為少々送れている。 >「それか、誰か名乗り上げないんですか?」 >「気楽に言うんじゃねえよ。 > 実際俺らは、弐代目参代目四代目の死に様をみている。 > 弐代目は、初代の盾だ。参代目は、敵に突っ込んでいって戻らなかった。」 >「おかげで、内外じゃ、うちの親衛は、墓場だってよ。」 >「・・・・・怖いんですか。」 >「・・んだと。」 >「別に、僕が立候補してもいいんですよ。 > ヴァリ−ドさん、いえ姉さんに対して、貴方達は、命を捨てる覚悟すら出来ませんか?」 アミイ:シスコンも、ここまでいくと立派に思えるから不思議よね〜。 朱琉:確かに。しかしまあ、ここまで思ってもらえるのは、ある意味本望では? アミイ:そうかなぁ?・・・・私には、わからないねぇ。 > > > >「調子に乗ってんじゃねぇ。 > ヴァリ−ドさんの弟だからって・・・・・」 >手荒く、近くのガ−ド下の支柱に叩きつけられる形となったエヴァンス。 >それを取り囲むように、親衛隊長補佐&隊員の皆々様。 >「げほっ・・・忘れてたな、ディス姉さんにも言われていたのに。 > ・・・・・仲間うちでも、これ(暴力)って、通じたんだった。」 >そして、エヴァンスは、顔を上げ、唇の端だけを吊り上げたような笑顔で、こう言った。 >「お前たちを叩きのめせば、認めてくれるか? > 俺が、五代目親衛になることを。」 >その言葉とほぼ同時に、親衛隊長補佐は、土をなめる事になる。 >つまりは、エヴァンスに、腕を極められ投げられたのだ、しかも垂直に。 >「テメ−ら、なにボサっとして居やがる。 > やっちまえ〜。」 朱琉:熱いですねぇ・・・・。 アミイ:わくわくvいいわねぇ、こういうのv 朱琉:その、今にも乱入しそうな体勢と、いかにも場を更に混乱させる気満々のステキな笑顔はやめてくださいな。 アミイ:えぇ!?そんなことしないわよ!・・・・・・・・多分。 > > > >そして、約一時間半後。 >遅れてやってきたディスティアが、『エヴァと親衛隊達居ないわね。』と呟きつつ。 >数種類のクッキ−がそれぞれ二個づつ入ったものをその場にいた仲間たちに配っていた。 >ちなみに、これも、一応千組あり、殆どは、同盟チ−ムなどに配るのだが、残りはこの店で委託販売するのだ。 >・・・そのうちの百組は、某スト−カ−が買うのだが。 >それは、又別のお話である。 朱琉:彼ですか。 アミイ:よくもまあ、お金が足りるわね。 >ともあれ、そこへ、ドアベルを鳴らしながら、一人の人影が入ってきた。 >「エヴァ!! > どうしたの。」 >「待つでありんすよ。」 >ぼろぼろで、土や血で汚れ、自身も怪我で満載のエヴァンスにディスティアは慌てまくった声で、駆け寄ろうとする。 >しかし、それをレスが推し留める。 >「・・・・・・・認めてもらったようでありんすね。 > いうことを言うて置くんなまし?」 >「・・・・・ヴァリ−ドさん。 > 俺を貴方の親衛隊長にしてもらえますか? > 親衛隊の許可はとってきました。」 >「・・・・・・・・・・・分かった。 > とりあえず、略式だけど、参代目総長ディスティア=ヴァリ−ドの名前に置いて、 > エヴァンス=ヴァリ−ドの五代目親衛隊長就任を認める。」 >それを聞いて、エヴァンスは、安心したのか、崩れ落ちる。 >『あの世界には、飛び込めないけれど、これで少しは姉さんと同じ立ち位置にいられる。』 >そう思いながら、気絶した。 > > > >とりあえず、これで、いったんおしまい。 >まだ、エピソ−ドはあるけれど。 >今日は、ここまで、お付き合いありがとう。 > > > > > > > >−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ > >エヴァンスくんの外伝です。 > >彼は、ディスティアとナツメの中間の立ち位置にいます。 >完全に裏社会にいるわけでもなく、かといって普通の高校生でもありません。 >彼は、本人自覚まったくなしなのですが、シスコンです。 >そのうえ、無意識に一人の女性として、守りたいと思っています。 >これから、成長して自覚するかしないのか、それは、これから見守ってください。 > >それでは。 朱琉:楽しませてもらいました。 アミイ:これから、じぃぃぃっくりと、成長を見守ることにしますかv 二人:では、今回はこのへんで! > > > |
17439 | でも、その立場の曖昧さゆえに、葛藤をする事になります。 | 十叶 夕海 | 2005/12/16 00:06:36 |
記事番号17438へのコメント > >朱琉:こんにちは!何だか、今回はアミリータさんだと無責任に煽り立てそうだったのですが・・・・それでもやっぱりアミリータさんと共にレス参ります。 >アミイ:ひどいわねぇ。・・・・確かに、戦いって、見るのもするのも大好きだけど。 >朱琉:黙んなさいな、正体破壊神。 ユア;こんにちは。 久遠;私と同じね・・・・演技していない時の私と。 ユア;というか、戦闘マニアの死神さんでしょ? > >> >> >> >> >>時の先代親衛隊長・妹尾京介が、ケツ持ちに失敗して、死亡してから、数ヵ月後。 >> >>エヴァンスが、退院して三日後の≪デザ−トロ−ズ≫にて。 >> >>親衛隊長補佐や、役職が付いている面々が >> >>あらかた集まっている時のこと・・・・・・・・ >> >> >> >>「なんで、新しい親衛隊長指名しないですか、ね・・ヴァリ−ドさんは。」 >>「ああ?」 >>と、親衛隊員たちに、言ったのは、エヴァンスであった。 >>『先輩には礼儀正しく、敬語で話せ』の暴走族の原則どおり、敬語ではあったが。 >>副長のレスと当時の特攻隊長二コルは、『あらら・・・・青いねぇ。』と言う風に見守るなか、親衛隊長補佐&親衛隊の面々に、エヴァンスは、そう言った。 >>ちなみに、ディスティアは、本日ハロウィンの為少々送れている。 >>「それか、誰か名乗り上げないんですか?」 >>「気楽に言うんじゃねえよ。 >> 実際俺らは、弐代目参代目四代目の死に様をみている。 >> 弐代目は、初代の盾だ。参代目は、敵に突っ込んでいって戻らなかった。」 >>「おかげで、内外じゃ、うちの親衛は、墓場だってよ。」 >>「・・・・・怖いんですか。」 >>「・・んだと。」 >>「別に、僕が立候補してもいいんですよ。 >> ヴァリ−ドさん、いえ姉さんに対して、貴方達は、命を捨てる覚悟すら出来ませんか?」 >アミイ:シスコンも、ここまでいくと立派に思えるから不思議よね〜。 >朱琉:確かに。しかしまあ、ここまで思ってもらえるのは、ある意味本望では? >アミイ:そうかなぁ?・・・・私には、わからないねぇ。 ユア;一応、補足。 久遠;親衛隊=総長の盾。というか、総長がこいつなら、自分のために命張ってくれるなという奴のタマリ場よね。 ユア;本望だけれど、ディスティアは、優しすぎですからね、良くも悪くも。 > >> >> >> >>「調子に乗ってんじゃねぇ。 >> ヴァリ−ドさんの弟だからって・・・・・」 >>手荒く、近くのガ−ド下の支柱に叩きつけられる形となったエヴァンス。 >>それを取り囲むように、親衛隊長補佐&隊員の皆々様。 >>「げほっ・・・忘れてたな、ディス姉さんにも言われていたのに。 >> ・・・・・仲間うちでも、これ(暴力)って、通じたんだった。」 >>そして、エヴァンスは、顔を上げ、唇の端だけを吊り上げたような笑顔で、こう言った。 >>「お前たちを叩きのめせば、認めてくれるか? >> 俺が、五代目親衛になることを。」 >>その言葉とほぼ同時に、親衛隊長補佐は、土をなめる事になる。 >>つまりは、エヴァンスに、腕を極められ投げられたのだ、しかも垂直に。 >>「テメ−ら、なにボサっとして居やがる。 >> やっちまえ〜。」 >朱琉:熱いですねぇ・・・・。 >アミイ:わくわくvいいわねぇ、こういうのv >朱琉:その、今にも乱入しそうな体勢と、いかにも場を更に混乱させる気満々のステキな笑顔はやめてくださいな。 >アミイ:えぇ!?そんなことしないわよ!・・・・・・・・多分。 ユア;ちなみに、一対二十ぐらいです。 久遠;ようは、多勢に無勢ってことね。 > >> >> >> >>そして、約一時間半後。 >>遅れてやってきたディスティアが、『エヴァと親衛隊達居ないわね。』と呟きつつ。 >>数種類のクッキ−がそれぞれ二個づつ入ったものをその場にいた仲間たちに配っていた。 >>ちなみに、これも、一応千組あり、殆どは、同盟チ−ムなどに配るのだが、残りはこの店で委託販売するのだ。 >>・・・そのうちの百組は、某スト−カ−が買うのだが。 >>それは、又別のお話である。 >朱琉:彼ですか。 >アミイ:よくもまあ、お金が足りるわね。 ユア;貢がれてますからね。 久遠:あと、週に二回か参回は、ホストクラブのバ−テンしてるのよね。 ユア;・・・・・・元々、まともだったのにな。 > >>ともあれ、そこへ、ドアベルを鳴らしながら、一人の人影が入ってきた。 >>「エヴァ!! >> どうしたの。」 >>「待つでありんすよ。」 >>ぼろぼろで、土や血で汚れ、自身も怪我で満載のエヴァンスにディスティアは慌てまくった声で、駆け寄ろうとする。 >>しかし、それをレスが推し留める。 >>「・・・・・・・認めてもらったようでありんすね。 >> いうことを言うて置くんなまし?」 >>「・・・・・ヴァリ−ドさん。 >> 俺を貴方の親衛隊長にしてもらえますか? >> 親衛隊の許可はとってきました。」 >>「・・・・・・・・・・・分かった。 >> とりあえず、略式だけど、参代目総長ディスティア=ヴァリ−ドの名前に置いて、 >> エヴァンス=ヴァリ−ドの五代目親衛隊長就任を認める。」 >>それを聞いて、エヴァンスは、安心したのか、崩れ落ちる。 >>『あの世界には、飛び込めないけれど、これで少しは姉さんと同じ立ち位置にいられる。』 >>そう思いながら、気絶した。 >> >> >> >>とりあえず、これで、いったんおしまい。 >>まだ、エピソ−ドはあるけれど。 >>今日は、ここまで、お付き合いありがとう。 >> >> >> >> >> >> >> >>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ >> >>エヴァンスくんの外伝です。 >> >>彼は、ディスティアとナツメの中間の立ち位置にいます。 >>完全に裏社会にいるわけでもなく、かといって普通の高校生でもありません。 >>彼は、本人自覚まったくなしなのですが、シスコンです。 >>そのうえ、無意識に一人の女性として、守りたいと思っています。 >>これから、成長して自覚するかしないのか、それは、これから見守ってください。 >> >>それでは。 >朱琉:楽しませてもらいました。 >アミイ:これから、じぃぃぃっくりと、成長を見守ることにしますかv >二人:では、今回はこのへんで! >> 二人;はい、では。 ありがとうございました。 >> >> > |
17444 | LOVE 愛してる LIVE (家族の写真外伝) | 十叶 夕海 | 2005/12/19 00:52:43 |
記事番号17380へのコメント 二年前・もうすぐ聖夜になる深夜−。 二人は立っていた。 血塗れの『ヒト』だった『モノ』が転がるそんなとある埠頭の一角で。 二人は微笑んでいた。 自らの手で殺した『モノ』から、流れる血が、雪に混じりながら消えるのを見て。 「≪エ−タ・ミレアム≫。 そろそろ、行きましょうか。」 「そうだね。 依頼人に落ち合うのは、何処でだっけ?」 「この先のZのCの倉庫で。 ・・・・・・・なにをしているの?」 「抱きついてる。」 尼僧服の女性を、白づくめで左右が微妙に違うオッドアイの男性が、後ろから抱き締めている。 女性を≪死風舞の風舞姫≫と。 男性を≪エ−タ・ミレアム≫と。 そう裏社会で生活する人間は、畏怖と揶揄と恐怖をもってそう呼ぶ。 「・・・・・・・ディスティアが起きるわ。 離して。」 「はいはい。 いつも通り、僕が全部殺したそれでいいね?」 「・・・・・悪いわね。 ディスティアは、この世界でやっていくには、甘すぎると、言ってくれてたのにね。」 「いいや。 君のことは、僕が気に入っていて・・・・愛していてやっている事だからね。」 「お前の愛は怖すぎるよ。 あのシヴァ=オルコットの方が、死ぬほどふさわしいよ、お前よりは。 ・・・・・で、これから、夜のデ−トに付き合えって? あの子には、親睦だって、行ってあるから、変な真似したら、承知しないよ?」 「分かってるよ。 あと、スト−カ−君に見つからないようにだろう?」 「そう、後をよろしく。」 そう言って、ディスティア・・・否、『彼女』は、目を閉じた。 彼に身を預け、抱きかかえられる状態になって、そして目を開けた。 すると、今までの『彼女』ではなく、ディスティアの瞳になった。 「すいません、榮太郎、また気を失っていたみたいだ。」 「いえいえ。 仕事は終わったよ。 怪我はさせたけど、丁重に、引き取ってもらった。 それで、仕事前に話していた事だけど、早く終わったし、【アミュ−ズプラザ】に行こうか。」 <エ−タ・ミレアム>は、そういって、『嘘』をいい、歩を進める。 <風舞姫>も、それに並んで同様に。 「はい、なに観ましょうか?」 「『かごめかごめ』でも、『トイレの花子さん』でも『死人の謝肉祭』でも。」 「それ、私がホラ−系苦手なのを知ってていってるんだったら、殴るよ?」 「いいや、君のその怒る表情を見たかったからね。」 結局、『燃えよ 斬鉄剣』というどこかで聞いたようなアクション映画のリバイバル見た後、 プラザ内で、食事をしたり、ウィンドゥショッピングをしたりした。 しかし、やはり徹夜は辛かったのか、ディスティアは寝てしまった。 榮太郎−闇霧榮太郎は、そんな彼女を抱き上げ、大学の『先輩』であるアルティアのマンションに、送り届ける為、車を走らせた。 「ペシュテル先輩・・・・・・もとい、≪爆炎の教皇≫。 ディス先輩をお届けにあがりました?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・榮太郎くん? なるほど、なるほどな。」 「睨まないで下さいよ。 ・・・・・・ミンチにしたくなるから。」 「・・・・・・噂どおりだな、狂殺人鬼≪エ−タ・ミレアム≫? まあ、今日と大学では見逃す。 それ以外で見つけたら・・・・・・・」 「分かってますよ。 お互い敵同士。 殺し合いをするのでしょ?」 「そうだ。」 ・・・・・・と言う剣呑な会話を交わした二人。 榮太郎は、ディスティアを引き渡し、帰って行った。 これより、約一年後。 本編時間の約半年前。 榮太郎は、全てをディスティアに話し、失踪した。 −+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+ タイトルは、『英語・日本語・独逸語?』で『愛してる』三連発です。 さて、この話の≪エ−タ・ミレアム≫こと闇霧榮太郎は、シヴァ=オルコットと同じ様な位置にいながら、対極にいます。 カテゴリ−的には、『ディスティアを愛している』なのですが。 前者は、『殺してでも、側にいたい。側にいさせたい』 後者は、『影からそっと見守る。観ているだけでも幸せ』というものです。 さてさて、このお話も、本編に絡みます。 ともあれ、少々暗い話でした。 少々手法を変えたお話でした。 では、おそらく次は、本編で。 それでは。 |
17448 | 恋愛は狂気に似ている・・・・ | 羅城 朱琉 | 2005/12/20 08:39:20 |
記事番号17444へのコメント こんにちは。少々時間が差し迫って来ましたので、短縮版で失礼します。 《エータ・ミレアム》氏のそれは、愛より狂気に近い気がしますね。・・・・とはいえ、『熱狂』という言葉があるくらいですから、ひとつのことに際限なく熱を上げていけば、どんなものも狂気にたどり着くのでしょうが。 ある意味、ディス嬢はとても大切に守られてきていたのかもしれませんね。本編時間軸では、随分と大変なことになっていますが。 では、本当に短い上にわけのわからないレスになってしまいましたが、この辺で失礼します。 それでは、よいお年を! |
17450 | 或いは、所有欲の延長線。 | 十叶 夕海 | 2005/12/21 12:38:52 |
記事番号17448へのコメント > > こんにちは。少々時間が差し迫って来ましたので、短縮版で失礼します。 了解しました。 > > 《エータ・ミレアム》氏のそれは、愛より狂気に近い気がしますね。・・・・とはいえ、『熱狂』という言葉があるくらいですから、ひとつのことに際限なく熱を上げていけば、どんなものも狂気にたどり着くのでしょうが。 そうですね、彼の愛は、愛というよりは、狂気に近いです。 というか、独占欲がめっさ強いんですね。 しかも、今現在、ディスティアと同じ学部で同じ学科で学ぶ学友で、同じサ−クルのメンバ−です。 > > ある意味、ディス嬢はとても大切に守られてきていたのかもしれませんね。本編時間軸では、随分と大変なことになっていますが。 それを壊したのは、榮太郎氏なのです。 ・・・・・いまだ、学友としては、一緒にいますが・・・・・・・・ > > では、本当に短い上にわけのわからないレスになってしまいましたが、この辺で失礼します。 > それでは、よいお年を! いえいえ、ありがとうございました。 それでは、良いお年を。 |