◆−はじめまして−紅般若 (2006/4/5 19:08:34) No.17566 ┣Memory&Reincarnation 『橙色の輪廻転生』−紅般若 (2006/4/5 19:44:33) No.17567 ┗M&R 『橙色の輪廻転生』 1−紅般若 (2006/4/6 21:22:22) No.17568
17566 | はじめまして | 紅般若 | 2006/4/5 19:08:34 |
初めまして。紅般若(くれないはんにゃ)と申します。 スレイヤーズにはまり、自分も何か書きたい!!ってなかんじで投稿させていただきました。 読みきりではなく連載物ですがよろしくお願いします!! |
17567 | Memory&Reincarnation 『橙色の輪廻転生』 | 紅般若 | 2006/4/5 19:44:33 |
記事番号17566へのコメント Memory&Reincarnation 『橙色の輪廻転生』 0.橙色の輪廻転生 「デモンスレイヤーズ」の異名で呼ばれるリナ=インバース 彼女が人としての寿命を迎えてから数千年の年月が流れた。 その間に多くの魔族、竜族、エルフたちが姿を消し、存在を忘れ去られた。 そこで金色の魔王――L様は思った。 このままではぶっちゃけ言ってつまらない! と。 相変わらずカタート山脈で氷漬けになっているレイ=シャブラニグドゥ――部下Sを巻き込んでL様は1つの計画を立てた。 彼女たち再び世界に転生させる計画を・・・。 ――――――――――――――――――――――――――――― プロローグなのでやけに短いです。 Memory&Reincarnation(略してM&R)構想中ストーリィ(仮)の中では 第1部 『橙色の輪廻転生』予定11話 外伝 『赤銀舞曲』 予定5話 第2部 『色彩の花詞』 予定…10話 の第1部プロローグとなっております。 (仮)となっているのは、場合によっては話数が増えたり第3部とかほかの外伝とか入れるかもしれない…からです。 第2部までは書きます。絶対書きます。 それでは! |
17568 | M&R 『橙色の輪廻転生』 1 | 紅般若 | 2006/4/6 21:22:22 |
記事番号17566へのコメント Memory&Reincarnation 『橙色の輪廻転生』 「ここまでだ!!おとなしく観念しろ!」 どこぞの高層ビルの屋上。 20人ばかりの警官に囲まれているのは黒いマントをなびかせた少女。 「観念しろ?そんなへっぴり腰で決めたって間抜けなだけよ!」 その言葉に始めに声を発したウェーブの黒髪を後ろで結んだ警官が少し後退る。 「うっ、うるさい!! ・・・とにかくだ。もう逃げ場はないんだ。盗んだものを返しおとなしく投降するなら手荒な真似はしない」 「誰がするもんですか。一昨日出直してきたら?しつこい男は嫌われるって知らないわけ?」 「な・・・なんだと!?この胸なし小娘!!」 ・・・ブチッ! 「爆裂陣(メガ・ブランド)!!」 1.竜の諸説紛々 「ちょーっとばかりやり過ぎちゃったかな」 テレビ画面に映っている崩れゆくビルを、あたしは牛乳ビン片手に見ていた。 “昨夜ゾロム氏のビルを破壊した怪盗スレイヤーズは依然として行方知れずであり、今までに盗まれた物、破壊された建物などの被害総額は12億ゴールドにも及び・・・” そんなに壊した覚えはないんだけど(汗) そうそう、自己紹介がまだだったわね。 あたしの名前はリナ=インバース。 喫茶店リアランサーを開いている姉ちゃんと二人暮しで、あたしには二つの顔があるの。 表の顔は成績優秀、スポーツ万能。 私立LON学園に通う高校1年生の美少女。 そして裏の顔は、いま世間を騒がしている怪盗スレイヤーズ! 怪盗といっても悪人たち専門だし、盗むのは姉ちゃんに言われたものだけよ。・・・勿体無いけど。 盗んだものは姉ちゃんが本来あるべきところに返してるって言ってんだけど、実は独り占めしてたりして。 ちなみに現在朝の7時40分。 家から学校までは歩いて20分もかからないから余裕で間に合う。 画面にはいつのまにか、昨日あたしに喧嘩を吹っかけてきた警官が映っていた。 全身に包帯を巻いてミイラ状態だがとりあえず元気そうである。 “怪盗スレイヤーズ聞いているか!今回は取り逃がしたが・・・次回は必ずとっ捕まえてやる!かくごしろよ・・・この小娘(ガキ)が!!” 次の瞬間、あたしの投げた牛乳ビンが画面に移っていた男を直撃していた。 直後あたしの背後からきょーれつな負のオーラが・・・。 そういえばあのテレビは姉ちゃんが一目で気に入って買ったものだっけ・・・。 結局あたしは学校を遅刻した。 「リナさん!また遅刻ですかぁー!!」 3時間目終了後の休み時間にやってきたあたしに対し前の席の少女――アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが最初に叫んだ言葉がこれだった。 いつものは怪盗やってるもんだから寝るのが遅くって寝坊しちゃうからで、今日のは姉ちゃんに怒られたから遅刻しちゃったのよ!・・・なんては言い訳ではないし、それ以前にアメリアに対しては死んでもいえない。 なぜならー 「そうそう!また怪盗スレイヤーズが現れたんです! 人のものを盗みさらには建物まで破壊するなんて・・・それは絶対的な悪!! 天が許してもこのあたしが許しません!! 絶対に正義の鉄槌を下してやります!!!」 もんのすごいヒーローオタクなのだ。話そうものならどうなるか分からない。 しかし長ったらしい名前の割には彼女の家はふつーの一般家庭らしいのだ。 たしか父親はサラリーマンやってるって言ってたっけ。 世の中わからないものである 「だから・・・ってリナさん聞いてるんですか!?」 「はいはい、聞いてるわよ。」 そういうとあたしは鞄の中から枕を取り出すと机の上においた。 テレビを壊した罰に今夜再び盗みに行かされる羽目になったのだ。 アメリアはまだ騒いでいる。 少し静かにして欲しいんだけど。 今寝ておかないといつ寝れるか分からないんだから・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回初登場したキャラは リナ ルナ姉ちゃん アメリア 名前だけゾロム そしてザングルス 彼はリナに喧嘩を売った警官です。分かりにくいとは思いますが。 次回はガウリィを出す予定です。 うまく動いてくれるかしら? それでは! |