◆−ノラネコの人物観察日記(スレイヤーズ)・1−ドラググリーン2号 (2006/9/1 16:31:34) No.17827


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17827ノラネコの人物観察日記(スレイヤーズ)・1ドラググリーン2号 2006/9/1 16:31:34


 俺はルオン。普通のノラネコだ。街を散歩していると、時々おもしろい人間に出くわすことがある。特に、この「スレイヤーズ」という世界には変なヤツがたくさんいるそうだ。

 ○月×日……天気・晴れ

 今日はいい天気だ。外に出て伸びをする。すると、何やら不満そうな顔の女が歩いてきた。
 「ああ〜もう!いらいらする!」
 こいつの顔は知っている。確か人間の中で最も恐れられているドラまた女だ。
 「ったく……ほんっとに調べものってストレス溜まるわ……」
 こいつが全身から黒いオーラを出しているときは、不機嫌なときだ。今がそのとき。俺は慌てて離れた。近くにいると、いつ攻撃魔法をぶっ放してくるか分からない。
 だが、時はすでに遅かった。
 「火炎球(ファイアー・ボール)!!」

 づもどぉぉぉんっ!

 しっぽが半分焦げた。
 くそ、何しやがるんだ。
 腹いせに魔法をぶっ放したドラまたは、ここいらでも有名な盗賊のアジトへ向かった。どうせまた「盗賊いぢめ」でもやるのだろう。
 「炸弾陣(ディル・ブランド)ォォォォ!!」

 ぼごべぇぇぇぇんっ!

 毎度お決まりの攻撃魔法でアジトを吹っ飛ばすドラまた。
 「さあ!さっさと出すモン出しなさい!」
 お前、それじゃどっちが悪役か分かんねえぞ。
 「くそ……何しやがんだ!いきなりアジトごと吹っ飛ばしやがって!」
 「うるさいわね!美少女天才魔道士であるこのあたしにケンカを売るとどうなるか、教えてあげようじゃない!」
 自分で言うなよそんなこと。
 「爆裂陣(メガ・ブランド)!!」
 再びアジトは吹っ飛び、ドラまたはお宝をごっそりかかえて、ほくほく顔で帰っていった。
 俺も今日は疲れたから、早く帰ろう。
                            (終)

 初めまして。投稿小説1に出没しております、ドラググリーン2号と申します。えー、根っからのゼル好きです。よろしくお願いします。この「ノラネコの人物観察日記」はシリーズ物ですので、これから続いていくと思います(超遅いだろうけど)。
 こんな作品ですが、感想くださると嬉しいです。
 最後になりましたが、投稿小説1にある「2人はvラブラブ」と「もしもdeスレイヤーズ」もよろしくお願い致します。