◆−良質な・・・???−CANARU (2007/2/3 21:59:18) No.17965
 ┣いいなぁ・・・(笑)−P.I (2007/2/4 01:17:30) No.17971
 ┃┗Re:いいなぁ・・・(笑)−CANARU (2007/2/4 11:29:36) No.17972
 ┗さすがですv&おひさしぶりですv−かお (2007/2/4 21:43:47) No.17973
  ┗ありがとうございました〜〜!−CANARU (2007/2/5 08:42:31) No.17974


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17965良質な・・・???CANARU 2007/2/3 21:59:18


久々に投稿させていただきます「CANARU」と申します♪
一応ガウリナ・・ど〜しょうもないギャグ短編です。


其の日の会社からの帰り道のことだった。
「ねえ。アメリア。悪いけど・・・今日ウチにとまっくれない?」
不意にリナは同僚のアメリアにそう尋ねたのだった。
「ええ。構いませんけど。どうしたんですか・・・・???」
怪訝そうに尋ねるアメリアの言葉にリナは僅かに眉をしかめて。
「最近ね・・・・『良質』なストーカーに付きまとわれて困っているのよ・・・・」
「・・・良質な・・・ストーカー・・・ですか???」
・・リナさんのお母様は外国の裕福なご令嬢で・・・リナさん自身も帰国子女。「良質」と「悪質」の
日本語を間違ったんですよう。
それに・・・ストーカーなど!!良質、悪質問わず言語道断!!!アメリアの正義の心に火がついたのは言うまでもない!!!
「わかりました!このアメリア!!リナさんの身辺は正義のみなにおいてお守りいたします!!!!」
「助かるわ・・・・」
疲れ果てたように答えるリナに気張るアメリア。そして・・そうこするうちにあっというまにリナの在住しているアパートへ二人は到着する。
そしちぇその途中。
「け〜せら・・・せらあ〜〜〜・・・ああ・・・人生って・・・人すぇいって・・すばらしい・・・です・・・」
「リナさん。このけったいな人、ナンですか?」
「管理人のゼロスよ、まあ、変わりモンだし。放置しておいて危害はないと思うわ」
と・・・道端にぶっ倒れている管理人を発見した意外は通常と変わりは無く。

そして・・・・リナの部屋のすぐ前を通ったその途端・・・。
「あれ・・とってもいいにおい。今日のご飯はカルボナーラですね。リナさん。私が来なくても・・ちゃんとルナさんが心配して来てくれてるんじゃないですか〜?」
と、意気揚々とアメリアが縮こまるリナを尻目に扉を開け放ち・・・そして・・・・。

「リナ〜〜〜!!待っていたぞ!あ。お友達?ご飯いっぱい出来てるから安心していいぞ?あ。部屋は片付けといたから安心していいぞ?」
にっこりとエプロン姿で杓文字片手に現れたのは・・といえば・・・・!!!
「リナさん!ちゃんと恋人の人が心配して来てくれてるじゃありませんかああああああああ!!!!!」
「違うのよ!アメリア!!そいつが・・ソイツが『良質』なストーカー!!ガウリイ・ガブリエフなのよ!!!って・・・ガウリイ・ガブリエフ!!!
何でアンタがアタシの部屋に居るのよ!!!」
ビシっと胸元に指してあったボールペンでガウリイを指差しつつ言うリナに肝心の彼は、といえば。
「ああ。管理人さんのゼロスにリナに対する俺の素直な気持ちを延々と語って聞かせてあげたら。感動に打ち震えて快く合鍵のあるところを指差してくれたぞ?」
「・・・・・・腐食したのね・・・正の感情に弱く・・・負の感情が大好きという妙な性質持った管理人だから・・まあ、あとで訴えて勝つけどね・・こんな
ストーカー招きいれたことには変わりは無いんだから・・・・」
「リナ〜〜。夕飯食べないのか?冷めちゃうぞ?」
「・・・リナさん・・・・・」
「まあ、夕飯に魔みはないんだけどね・・さっさとご飯食べたら追い出すわよ、コイツを。アメリア!!」
まあ、食べ物を粗末にするのは罪悪なことですし・・私もいただきます。
そういいながらアメリアは良質なストーカー、ガウリイが手招きするリナの自宅に入っていくのであった。

「一寸!!ガウリイ・ガブリエフ!あたしの部屋の『ぶっぽん』はどうしたのよ!!!!」
ぶっぽん・・というのは・・まあ、平たく言ってしまえばリナさん。
今時流行の「片付けられない女」でないにしても・・・学者という仕事方・・狭いアパートの収納スペースには仕舞いきれないほどの
本を所蔵しています。
したがって・・・部屋中のありとあらゆるところに「本」が「物品」さながら散乱してるという始末なのですが・・・・。
「ああ。俺が綺麗に片付けといたぞ〜〜♪あ、わかりやすいようにクリア・ケースで本棚作っといたからな〜。あと、ジャンルの分別も俺のわかる程度に
しておいたぞ?そうそう・・・本をそのままにしとくとムシがついちゃうもんな。天日乾しも痛まない程度に完璧だぞ?」
「・・・・・・・・明日学会なのよ???」
意地でもガウリイさんに文句をつけようとしているのでしょう。
リナさんはジト目で彼を睨みつけながらそう突っ込みを入れました。
「おう!!リナに似合いそうなスーツと明日の湿度、気温ついでにいえば交通手段を・・といっても俺の車だけどな♪から算出して。
ちょうどいいスーツ用意しといたぞ?あ。シャツにはちゃんとホームクリーニングの洗剤とアイロン用の糊を使用しているからな〜?」
ついでにいえば・・このスパゲティー・・・本当に美味しいです!!!!!
ぶつぶつ文句を言いながらもリナさん。何時もの調子でガウリイさんの作った食事をおいしそうに食べているじゃありませんか?
と・・私、アメリアが感動して視線を向けたそのときでした!!!

「あ・・・・・・!!やば!!!!」
カルボナーラのスパゲティーがリナさんの入っていたコタツのシーツにべちゃり。と落ちてしまったじゃありませんか!!
「た・・・大変だ!りな。今、染み抜きしてやるからな〜〜!えっと・・カルボナーラ・・・とりあえず。頑固な染みには水とオキシドール・・・
台所用の洗剤が効果抜群だぞ!!!」
言うが早いかガウリイさん・・・さっさと洗剤を調合し・・・リナさんの作った染みに速攻で対処するではありませんか!!!
「さてと。ご飯も終わったし。リナ・・でもって、アメリアだったな。お皿は俺が洗うぞ〜〜?素人が洗うと水道代金かかっちゃうもんな〜!
あ、換気扇の油汚れにはタバコの灰がいいぞ?おれ・・リナが嫌いだからって禁煙してるけど。友人のルークにタバコの灰を貰ってきたから心配いらないぞ?
これをスポンジにつけて擦るときれいになるぞ〜〜〜!換気扇♪」

「・・・・ね・・・・良質なストーカー・・でしょう・・・???」
「そうですね・・・まあ、お幸せに・・の一言です・・・」
とりあえず。この言葉を残してアメリアはそそくさと(食事も終わったことだし)リナ宅を後にすることになったのだった・・・。


「で。ガウリイ・ガブリエフさっさと帰って欲しいんだけど・・・」
半ばこめかみに皺を寄せつついうリナにガウリイは。
「そんな・・・リナ・・俺まだお前さんのためにお風呂も沸かしていないぞ・・・?それに・・・それに!!」
「それに!何よ!!」
「明日の朝ご飯のハムエッグにサラダ!それからグレープフルーツのサラダに・・ついでに言えばアールグレーの紅茶も用意しなくちゃ
いけないし・・・」
「ンなもん自分でやるわよ!!!さっさと帰って!!!!」
さしものリナも此処まで来れば怒りが限界と言ったところか。
しかし、ガウリイも怯むことなく、きっぱり、しっかりはっきりと。
「でもって。リナが気持ちよく学会に行くのをハイブリッドカーで環境に優しく送り届けて・・。家に帰ったら掃除をしなくちゃならないじゃないか!!
茶殻は畳みの汚れにいいぞ?それから。リナが使用した『ぶっぽん』をしっかりお片づけして・・・スポットのお散歩にもいくぞ??」
「・・・道理で・・最近スポットがアタシとの散歩に行きたがらないわけね・・・!!・」
と、庭先に管理人の同意を(強引に)得て。実家からつれてきて飼っているハーフ狼犬のスポットの姿を脳裏に描きながらリナは言った。
「当たり前だ!この寒い中!リナにワンコの散歩なんかさせちゃったら!手に皸が出来るだろう!それに・・・お買い物もしなくちゃ駄目だろう?
カタートマーケットが明日大売出しで上質なものを売り出すらしいからな・・明日のご飯はステーキだぞ!!?」
「・・・ステーキ・・・・」
この言葉に。リナの気持ちが揺れ動かないはずは無かった・・・・・・・!!!!
「でもって、リナが帰るまでに家中を温かくして、肉汁の匂いが堪らないようにエッセンシャルオイルをばら撒くぞ?でもって・・・。
そうだな〜〜・・・ハイブリッドカーで学会の帰りをお迎えしつつ・・静岡名物『安倍川餅』を買いに行きたいなあ〜〜・・などと・・・」
「・・・・安倍川餅・・・・」
黄な粉も餡子も・・・どちらも美味し・・・・。だが・・・。
「だ〜〜か〜〜ら!!それがアンタのストーカーた所以なのよ!!だいったいね・・・アンタ・・・。四六時中アタシに付きまとうみたいな物言いしてるけど・・・」
「おう♪俺は24時間リナを見守っているぞ!まあ・・・窮屈なら23時間55分に減らすけど・・・」
「・・・・だあああああああ!一般人がンなことできますかああ!!!だいたいあんた!仕事は!!!!」
「俺の仕事か?リナの努めているくらげ・コンツェルンの次男で管理職やってるぞ?割と名誉職で暇だぞ?」
「・・・・・だいったい!アタシは年収40000万以上のヤツに興味は無くて・・・・」
「俺の年収・・・・・・数え切れないな・・まあ40000000くらいは・・・・・」
「それに!!!!アタシは結婚しても仕事は続けたくてね!!!」
「・・別構わないぞ?俺が掃除洗濯、ついでに買い物や家の修理もぜ〜〜んぶやるぞ?」

「・・・・・第一!!!アタシはアンタの事なんか・・・」
「アタシの理想の人。金髪碧眼の格好いいお金持ちですって・・リナの小学生時代の文集に・・・」

「だあああああああああ!!!!結納金も結婚指輪も・・・」
「おう♪かるく国家予算はいくぞ〜〜〜♪」

かくして。
「良質なストーカー」・・・・ガウリイさんとリナさんは幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。

はい。現在勝手にライフワークにしている「主夫ガウリイ」ネタでした(苦笑)
気が向いたらまた書きたいと思います〜〜!ではでは。

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17971いいなぁ・・・(笑)P.I 2007/2/4 01:17:30
記事番号17965へのコメント

こちらではお久しぶりですね。
リナちん・・・羨ましすぎます!(笑)
一体なにが不満なんだ!?
こんなストーカーならうちにも是非来てほしいです(ムリですって)
アメリアじゃないですけど、本当に「お幸せに〜」としか言いようがないですね(^^;)
完璧主夫ガウリイ話、よろしければ続きをまた書いてくださいませ♪
それでは!

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17972Re:いいなぁ・・・(笑)CANARU 2007/2/4 11:29:36
記事番号17971へのコメント

またまたこんにちは!CANARUです(笑)
早速の感想を有難うございました!!
「良質」なガウ・・・とかく何時の間にかリナちゃんの家に
(管理人さんから鍵を強奪して)入って「家事をしている」ガウリイ
が書きたかった・・・!!
と、いう理由で誕生しました〜〜!
私も「ぶっぽん」・・・片付けて欲しいです・・・・(涙)
またまた感想を有難うございました!

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17973さすがですv&おひさしぶりですvかお URL2007/2/4 21:43:47
記事番号17965へのコメント

こんにちわ。CANARUさん。おひさしぶりです。かおですv
いやぁ。今回の投稿1,2.とも。さすが!とおもい思わずパソコンの前で爆笑してしましました。
特に、こちらの2のほうでは、ガウさんがすごすぎるv
いいな〜…本の片付け・・・私もしてほしい……
すでにクリアケースに30個以上もいれてるのにおききれなくなってきている部屋の本……
1のほうは、誘拐って・・・よくリナちゃん、素直?にしたがってるな〜とかおもったり。
よほどおいしいものがあるのか!?と一人納得しました(笑
2のこちらのお話のほうは、ガウさん・・・掃除上手だったのねー。
それともリナのためにプロの技を身につけたのかな?
とかいろいろと想像がふくらみましたv
短編でよくここまでまとめられますよね〜尊敬……
いつもは読み逃げ専門(まて)してますけど、あまりに壷なのと、
おひさしぶりだということもありレスしましたv
お互いにいろいろと忙しいでしょうけど頑張りましょうねv
それではv
(私も連載してるやつのどれかの続きやんないとな・・・ もしくは漫遊…汗)


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17974ありがとうございました〜〜!CANARU 2007/2/5 08:42:31
記事番号17973へのコメント

お久しぶりです!!
そして・・・素敵な感想をほんとうにありがとうございます〜〜!
「1」の「クラゲ星人」ガウ・・・・。
ぢつはリナちゃん「クラゲ星人を捕まえて売りさばいて大もうけ!!」
と・・企み自分が(ガウ王子に)逆に捕まってしまった・・・!
などという展開もありえそうです〜(苦笑)
そして「お片づけガウ」・・・。
リナのために日夜主夫技を磨いてお料理のお勉強もしています(笑)

投稿!お互い頑張りましょうです!
私もまた主夫ガウねた、思いついたら書きたいと思います♪
ありがとうございました!