◆−「言葉」−みずき(6/9-23:27)No.1825


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1825「言葉」みずき URL6/9-23:27


  こんばんわ♪
 こちらに小説(・・・と呼べるだろうか(悩))を投稿させて頂くのは、初めてのみずき、と申します。

 コレ(=投稿)は酒の勢いって怖い・・・ってことで酔っ払いの所業です(爆)
ですので、微笑って流しといて下さいね(笑)

 ガウリナ、ですので駄目な方はお避けください。

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「言葉」
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  そっとさしのべられた手。
  驚きで固まるオレの首にまわされる細い腕。
  妖精のように軽やかで重さを感じさせない、それは優しい抱擁。

  オレの腕の中に全てを抱きしめきれてしまう程。
  華奢な少女の“らしく”ない行動が、不安を誘う。
  夢じゃないのか、と。
  それでも。
  ぬくもりを。
  確かな存在を求めて。
  己を止める事が出来ず、強く抱きしめていた。


  この腕に少女を抱く事が出来るなら。
  叶うのならば。
  ────夢でも、いい────


 「──ガウリイっ、ちょっ・・・・苦し・・・・」
  小さな囁き。
  夢じゃない、そうオレに信じさせるには十分な声。
 「あ、すまんっ」
  慌てて腕にこもっていた力を緩める。


  首にあったリナの腕がゆっくりと解かれて。
  そして、オレの背中にそっとまわされた。
  オレの意識は全てリナの一挙一動に集中して。
  そして。
  零れる吐息に似た溜息を聴く。

 「すまんっ、キツ過ぎるか?」
  心配になって訊ねるとリナは少し顔を上げて。
  かぶりを振って、微かな笑顔を見せた。
 「ちがうの。安心しただけ、なの。
  すごく・・・・その、幸せだなって・・・・」
  小さな声で。
  耳や頬が真赤に染まって、最後の方は下を向いてしまっていたけれど。
  聞き取りにくいほどの囁きだったけれど。
  届く、言葉。


 「──そっか」
  コツン
  胸にかかる幸せな、幸せの重み。
 「うん」
  無邪気な頷き。
  そして。
  オレが腕の中に囲った少女は。
  ──オレだけに
  うっとりとするような笑顔をくれた。



            〜END〜


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 ・・・・・・・・・・・・・・ベースはいつもと一緒の筈、なんですが。
きのせいだろうか、いつもより数倍甘いような気がする・・・・・・・(汗)

では。
 お付き合いくださいましてありがとうございました。        瑞希敦