◆−白紙の存在意義 〜プロローグ〜−amy(8/4-09:43)No.1977
 ┗わ〜い。新しいお話しが始まったぁ〜−えもん(8/5-09:46)No.1980
  ┗白紙の存在意義 (1)−amy(8/5-23:07)No.1985
   ┗遅くなりました・・・すみません−えもん(8/12-19:25)No.2021
    ┗白紙の存在意義 (2)−amy(8/26-22:46)No.2109
     ┗Re:白紙の存在意義 (2)−amy(8/27-22:23)NEWNo.2113


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1977白紙の存在意義 〜プロローグ〜amy E-mail 8/4-09:43



 遥か、遥か昔。

  二つの巨大な存在が世界の覇権を争って戦争をしていました。

 二つの存在が対立したのは正反対の存在理由が原因でした。

  一つは全ての者の幸福と平和と生命を。

    一つは全ての者の不幸と混乱と滅びを。

 後世に残された人々はこれらを”神々”と”魔王”と呼びました。

    自分達に都合の悪い方は”魔”とし、

          都合のいい方は”神”としたのです。

   どちらがどう正しくないのかも分からずに、、、、、、、


 この二つの存在は大いなる存在に作られました。

 後世に残された人々はこの大いなる存在を”創造主”と呼びました。

 この創造主は二つの存在に、

     生まれつきの『存在理由』を与えていました。

 それを手に入れるのを心の底から焦がれるように。

   二つの存在はどちらも正しかったのです。

     何も間違ってはいなかったのです。

   だけれど後世に残された人々は言いました。

  『魔王こそ全てに反する者。

      魔王こそいてはならない存在』、、、、、、、と。


  ”魔王”は  絶望しました。

           それが何故かも分からずに。





 ここに、一人の男の話があります。

   男は戦争が嫌いでした。

     でも戦いにでなければ家族が殺されます。

  彼は渋々戦場に出ました。

      彼はふところにいつも白い大きな布を持っていました。

  彼はいよいよの時には降参しようと、

           その時に上げる白旗の代わりにと、

                 それを肌身離さず持っていたのです。

   そして------------------、


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 はあい!約束のL様&ゼラス様&ゼロス+ゼルをお送りします!

  かなり突発なお話なのでつじつまの合わないこともあると思います。

 、、、、、目をつむってやって下さい。

  今回はプロローグだけですが
      明日にはもうちょびっと更新しますう(たぶん)

  今回はこれで許して(はあと)


    では、これからもどなたかが読んで下さりますように!


       AMY

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1980わ〜い。新しいお話しが始まったぁ〜えもん E-mail 8/5-09:46
記事番号1977へのコメント

こんにちは、AMYさん

いよいよ、新しいお話しが始まりましたね。うきうき
しかも・・・『L様&ゼラス様&ゼロス+ゼル』という、なんとも豪華なキャスティングっ!!どきどき
プロローグを読んだだけで、今回のお話しの壮大さがひしひし伝わってきますねぇ。わくわく

スレの世界観ってとっても大きくて奥が深い・・・興味があります。(まだ分からないことだらけ・・・)
それをAMYさんが表現するとどーなるのかなぁ。楽しみ楽しみ。
なんといっても、キャスティングがすごいっ!!

> ここに、一人の男の話があります。
これはだれのことだろー?もしかして・・・オルジナル!?
ん〜、楽しみだなぁ。

これからも、読み専門(?)ですがよろしくお願いします。

えもん

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1985白紙の存在意義 (1)amy E-mail 8/5-23:07
記事番号1980へのコメント

「ほほう?」
 ゼルがとある文献を読みながら相槌をうつ。
 その文献はいかにも古びていて、文字も人間のものではない。
「なかなか面白いことが書いてあるぞ。」
 言ってゼルは後ろを振り向く。
 そこには一人の青年。
 漆黒の髪にいつも微笑んでいる瞳。
 獣神官ゼロスである。
「どんなことが書いてあるんですか?」
 ゆっくりとゼルに近づき、覗き込むように文献を見る。
「神々と魔王についてさ。」
 ゼロスが覗きこんできた瞬間に、ゼルはその文献をまとめてしまう。
 それにゼロスが不満そうに頬を膨らませた。
「ゼルガディスさん、そういうことしないで下さいよ。」
「貴様は別に”目”で物を見てるわけじゃないだろう?」
 言いながら文献をひらひらとゼロスの前で振ってみせる。
「正体が知れてる俺の前でまでうさんくさい人間のフリはやめろ。」
 振っていた文献にゼロスが手を伸ばした瞬間、ゼルはそれをふところにしま
ってしまう。
「だからってそういう意地悪をしちゃあいけません。
              女の子に嫌われちゃいますよ?」
「このキメラの姿ですでに女は寄ってこんから安心しろ。」
 言ってさっさと宿の部屋へ引っ込んでしまう。
 残されたゼロスが”の”の字を書いていた。




「全く、本当にお前は人間クサイな。」
 ある日、自分の上司であるゼラス=メタリオムが言った。
「ご冗談を、僕はれっきとした魔族ですよ。しかも高位。」
 憮然とした面もちで言うゼロスに、ゼラスは首を左右に振る。
「それは確かに事実だがな。お前は人間クサイ。それも事実だ。」
「そんなこと言われましても、、、そう作ったのは貴方でしょうに。」
 ゼラスのあんまりな言い分に、ゼロスが口を尖らせる。
「まあな。だが、、、、、、、」
 やはり、と言ってゼラスは不思議そうにゼロスを見る。
「一体誰に似たのだろうな?」
 『そりゃあ貴方に似たんですよ』と言いたいのはやまやまだが、ゼロスはそ
れが恐ろしくて言えなかった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 短い!!す、すみませんんんん!!
  塾の夏期講習がありまして、、、、。
     宿題多すぎて目眩があ〜!
    学校の宿題も終わってないしいいいいいいいいい!!
  はあ、ピンチだわ今年。

   
 えもんさん
  感想ありがとうございました。
   ルクミリの方の感想もありがとうございます。
  14巻、まだ読んでないそうで、、、、、ネタバレしちゃってすみません。

 でもそんなに内要分からないはずですから(たぶん)

  今回の話は期待されているようですが、、、、
 なにぶん、突発なものなのでつじつまの合わないこともあると思います。
  そういう所は笑って許して下さい。

 『男』は私のオリジナルと考えていただいて結構です。
     スレイヤーズ世界には何の関係もございませんから。
   とあるアニメを見て思い付いた話です。
       それを『戦争』というテーマに基づいて載せただけですから。

 ああ、そろそろ眠いのでここらへんで、、、、、、


         AMY

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2021遅くなりました・・・すみませんえもん E-mail 8/12-19:25
記事番号1985へのコメント

こんにちは、AMYさん

すみませんっ!!
仕事がぁ、仕事がぁ・・・終わらなくて・・・はぅ。(いいわけぢゃん>自分)
大変遅くなりましたが、久々に読みにきました。
AMYさんも忙しそうですね・・・夏期講習に宿題・・・夏休みなのに休めないとは・・・。

はぁ、やっぱしゼルとゼロスの会話って好きだなぁ。
んで、AMYさんが書く、二人の掛け合いがとっても好きっす。

さっそく、ゼラス様、登場してますねぇ。ゼロスいじめてるゼラス様、実にいいですっ!!
な〜んかこの方、会話だけでも妙に色っぽい気がします・・・はぁ〜。

AMYさん、オリジナルの登場人物も実に楽しみです。
ちょこちょこでもいいので、気長にUPしてください。
私も気長に待ってますから。えへへ

えもん

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2109白紙の存在意義 (2)amy E-mail 8/26-22:46
記事番号2021へのコメント


「神々と魔王が対峙したのはおよそ3000年間。
   そして本格的に戦い始めたのがその82年後。
       それからは気の遠くなるほど長い間覇権を争う。
     そしてその戦いが集結したのが1000と12年前。」
「よく御存じですね。」
「この文献にそうあった。
       訂正部分は?」
「ありません。」
 ゼルの言葉に、ゼロスはにっこり笑いながら答える。
「それはクレア・バイブルではありませんね。」
「ああ。竜族の文献だ。」
「それはおかしいですね。」
「?」
 首を傾げるゼロスに、ゼルは訝しげな顔をする。
「僕の母、つまり獣王様もまだ作られていなかった頃のことを、
               竜族の方々は知らないはずです。」
「どういうことだ?」
「『気の遠くなるほど、、、、、』の辺りで獣王様が作られたんですよ?」
「??」
 ゼロスの言わんとしていることが分からず、ゼルはますます表情を固める。
「つまり、竜族は魔王様と神々が対峙した時のことなど
      全く知らないどころかこの世に生まれてさえいないはずです。」
「じゃあ何でお前は知っているんだ?」
「僕達は精神生命体ですから。」
 言ってゼロスはいつもの微笑みを口元にたたえながら、ゼルの正面に座る。
「魔王様の記憶は腹心の方々に、
     腹心方の記憶は僕達神官や将軍に受け継がれるしくみなんです。」
「竜族は違うのか?」
「ええ。」
 言いながら指の先から光を出し、空中に何やら図を書き始める。
 その光は一匹のドラゴンとトカゲと人間を描いた。
「人間は記憶が子供に遺伝したりしませんよね?」
「ああ。」
 ゼルが頷くのを満足そうに見ながら、ゼロスは続ける。
「当然、人間と同じ精神生命体でないトカゲもそうです。
     そして竜族もトカゲも似たようなものですから。」
 『竜族とトカゲが似たようなもの』という所にとおっても違和感を感じたが、
ゼルは敢えて黙っている。
「当然、人間の間では『口伝え』で前の代の経験を知ることは可能です。
      けれど竜族はその時存在すらしていなかったんですよ?
         口伝えすら無理な話です。分かりますよね?」
 言い終わると空中の光で描かれた絵がパッと消える。
「ですから、これは竜族以外の種族が書いたと考えた方が無難ですよ。
   もしかするとオリジナルを竜族が訳したものかもしれませんね。」
「ふうん?」
 イマイチ納得していないゼルを尻目に、ゼロスは続ける。
「これをまるっきり全て信用するのは危ないですよ。
  コピーのクレア・バイブルみたいに不完全な所があるかもしれませんし。」
 言ってゼロスはマントを翻した。




「お前はいわば私の分身だな?」
「ええ、そうなりますね。」
 唐突なその言葉に、ゼロスは頷く。
「私の意志を継ぐ者だな?」
「ええ。」
「では何故、、、、、、、。」
 ふと、ゼラスは口を閉ざし、ぐるりとゼロスの体を見回す。
「何故そんなに人間臭くなってしまったのだ?」
「、、、、、。」
 またか、、、、とゼロスは内心げんなりしていた。
 この人はいつもこうだ。
 何かしら気に入らないことがあると、物凄く長い間それを話題にする。
 もうこの話題は102年も続いているのだが、、、、。
「獣王様がそう作られたからでしょう?」
「うむ、そのはずなのだが、、、、、。」
 う〜んと唸って、ゼラスは首を小さく傾げる。
「設計ミスか?」
「獣王様、、、、ヒドイ、、、、、(涙)」
 物扱いされ、ゼロスはしくしくと涙を零す。
「人間クサイ!!」
 そんなゼロスをびしいっと指差し、ゼラスは言う。
「ゼロス。人間クサイのを直せ!!」
「そんな無茶苦茶な、、、、。」
 しかしゼラスは『問答無用』とばかりに、ゼロスの言葉に耳を貸さなくなる。
 そんな子供じみた方法で自分に都合の悪いことを無視するゼラス。
「さって、たまってる仕事をさっさと片付けるか。」
 言ってゼロスをその場に残し、さっさと移動してしまう。
「じゅう〜お〜様あ〜、、、、、。」
 情けない声が後ろから振ってきた。
「全く、一体アイツは誰に似たのだろうな、、、、、。」
 言ってふっと笑うゼラスの唇には、人間と同じ真っ赤なルージュが塗られて
いた。


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 お久ぶりです!
  やっと地獄の塾の合宿(一日十時間勉強)から戻ってきたAMYです!
 もんのすごく久々の更新です。

 今まで待って下さっていた奇特な(おいおい)方、
      申し訳ございません。

  重ね重ねお詫びさせていただきます。

 明日からも塾の授業等があるので更新はあまり早くないものと思われます。

  それどころか学校の宿題も全く手をつけていません!

     、、、、、、、、っふ(笑)

 こんな私ですが、出来れば最期までお読み下さい。
           これから頑張りますので。

     
  ああ、それにしても今年はとうとうスレイヤーズの映画が放映されません
  でしたね。ああ、ナ−ガ様に会いたい。

 それがダメなら劇場スクリーン版のゼル(はあと)

     、、、、見たいですねえ(にやり)

  ああ!もう遅いので今日はこのへんで、、、、、、、


          AMY
 

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2113Re:白紙の存在意義 (2)amy E-mail 8/27-22:23
記事番号2109へのコメント

uigilt,eyu