◆−Believe 〜出会う日〜−葉夢(8/12-14:42)No.2020
 ┣Re:Believe ガウリナだぁ(はぁと)−P.I(8/13-00:23)No.2022
 ┃┗感想が! 感激です!−葉夢(8/13-04:59)No.2024
 ┃ ┗レス返し〜♪−P.I(8/14-01:45)No.2034
 ┃  ┗レス返し再び(笑)−葉夢(8/16-02:48)No.2044
 ┗感想ですー−makoto(8/14-01:09)No.2033
  ┗感想ありがとうございます!−葉夢(8/16-02:59)No.2045


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2020Believe 〜出会う日〜葉夢 E-mail 8/12-14:42


   はぁぁぁ。懐かしいなぁ〜ここ。以前小説書いたのはずいぶん昔……
   本当にひさしぶりだな〜。の、葉夢です。(知らねぇっつーの!)
   がんばって書くんで、どーか読んでやってください……
   ちなみに、読み切りです。(たぶん……)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 あたしは大通りを歩いていた。
 ここはそこそこ大きな町らしい。確か名前は、ティスシード・シティ……だったと思う。
 あまり聞かない名前だし、地図にも載ってないってことは、最近できた町だろう。
 もう日も傾きかけているというのに、たくさんの人たちがあふれかえっていた。
 だからあたしはなるべく端の方を歩き、出入り口のゲートを目指していた。
 顔を大通りの真ん中に向けてみると、まぁいるわいるわ。
 追いかけ合う子供、井戸端会議するおばさん、美少女に声をかけるナンパヤロー、とまぁその他もろもろ。
 しっかし、美少女ならここにもいるでしょーが。
 などと思いつつ、ナンパの光景を横目で眺めながら通りすぎるあたしだった。
 と、その時。
「おぬしはとても強い星をもっておる」
 そんな声があたしの耳に届き、あたしは歩みを止めた。
 声のした方に顔を向けてみるとそこには、一人のおばあちゃんが壁を背もたれ代わりにして、イスに座わっている姿だった。
 だがしかし、カッコが尋常ではなかった。
 紺色の服を着て、同じ色のフードを目まで深くかぶっている。
 そのせいで、顔が影になって半分しか見えなくなっていた。
 それにプラスして、そのおばあちゃんの前には、服と同じ色の布を敷いた机があり、その上にはひとつのガラス球。
 俗に言う『水晶』ってやつだろう。
 そう。このおばあちゃんは――占い師。
「あのね、おばあちゃん」
 あたしはそのうそんくさい占い師に向き直り言った。
「三流占い師ってのは、そーいうことを言って人をひきつけたあげく、てきとーなこと言って結果を知らせ、そんでお金だけを巻き上げてくのよ?
 おばあちゃんも、楽な仕事してるわね」
 言っておくが、あたしは占いというものをそもそも信じていなかった。
 以前一度やってみたのだが、見事に大ハズレ。
 それからは占いはやっていない。
 それよりも、あん時の金を返せっ! という気持ちが今になってもふつふつと……
「ほお、なかなか威勢のあるお嬢ちゃんだねぇ」
「あんがと。ンじゃあたしは行くから。そんじゃあね」
 言って歩き出すあたし。
「……待つのじゃ。リナ=インバース……」
 2、3歩いたあと、そんな声が聞こえ、あたしは再び足を止めた。
 ふっ……そーきたか……だがしかーしっ!
 あたしはおばあちゃんの方に向き直り、余裕の笑みで、
「おばあちゃん。あたしはまだあなたに 名乗ってないわ。それを利用して、あなたはあたしの名前を言い当てた。おそらく、それで気を引こうって魂胆なんでしょうけど……
 でも、それじゃあダメね。
 名前なんかすぐにわかるわ。特に、あたしはね!」
 そうなのだ。あたしの名は結構知られている。……悪い意味でだけど……
 だからあたしはさほど驚かない。
 むしろ、当たり前なのかもしれない。
 悪い意味ってのが自慢になんないんだけどね……
「わかっておるよ。そんなことでおぬしの気を引こうなどとは思っておらん」
 お、結構わかってんじゃない。三流じゃなくって、二流かもしんないわね。
「おぬしは有名だからのう。悪い意味で……」
 …………やっぱ三流だわ、この占い師。
 わかってても他人に言われるのは、いくらあたしでもムカツクのだ。
「そ、そーいうことで、今度こそほんとに行くから」
 多少のムカムカをおさえ、あたしはおばあちゃんに背を向ける。
「しょうがないのう。こうなれば、おぬしのお姉さんに手紙を書くしかないようじゃ……」
 後ろでそんなつぶやきが聞こえた。
 え? 今なんて言った? あたしの姉ちゃん?
 ま、まさか……
 あたしはギギギギというきしんだ音を立てて振り返った。
 そうするとおばあちゃんはおもむろに紙とペンを取り出し、
「この手だけは使いたくなかったのじゃが……しょうがないのう。
 『拝啓 ルナさまへ』――」
 ばぁんっ!!
 あたしは思いっきり手紙を書くおばあちゃんの机をたたいた。
 通行人は今のすごい音に驚き、立ち止まってあたしたちの方に注目する。
「あたし、気ぃ変わってあなたに占ってほしいんだけどぉ?」
 めっちゃくちゃ引きつった笑顔で言うあたしに対し、おばあちゃんはニッコリと微笑んでいた。

「いい? ほんとに姉ちゃんなんかに手紙なんて書かないでよ?」
「わかっておる。わかっておる。こうして占ってもらってれば書く必要は無い」
「それと、お金は払わないわよ。無理矢理やらされてんだから」
「わかっておる。わかっておる」
 って、ほんとにわかってんのか?
 あたしは今、おとなしくおばあちゃんと机をはさんでイスにすわっていた。
 おばあちゃんが姉ちゃんに手紙を書くってのがウソだとは思うんだけど、まるっきりウソと証拠づけるものはなにもないし、本当という証拠も無い。
 もし、ウソと決めつけてそのまま行って、ほんとなら…………
 ――やめよう。こんなこと考えるの。
「……で? さっきの『おぬしは強い星を持っておる』ってのはどーいう意味よ?」
「うむ。おぬしはとても運が強いのじゃ。強い星というのはその表われじゃ。
 わしも長い間いろんな人を占ってきたが、こんなに強い星を持っているのを見たのはおぬしのお姉さん以来じゃ。
 やっぱり姉妹なんじゃのう」
 ふぅん。姉ちゃんも……って、姉ちゃんっ!?
「ちょっとおばあちゃんっ! 姉ちゃんも占ったのっ!?」
 あたしは立ち上がり言った。
「ああ、占ったよ。ちょっとあることで助けてもらってね。その礼として占ったのさ。
 その時に言ってたんだよ。『妹が来たら占ってやってくれ』とな。『もし断ったりしたら手紙で知らせてください。おしおきしますから』とも言っておったなぁ」
 ……………………………
 ほ、ほんとだったんだ…………
 あたしは半ば放心状態で腰を下ろした。
「まぁ、それはさておき、続きを……大丈夫かのう?」
「……え、ええ。どうぞ……」
 あたしの異常に心配するおばあちゃん。
 内心は大丈夫なのではない。めちゃくちゃ冷や汗かきまくりなのである。
「そ、そうかのう? では。そしてその星の周りには、やっかいで強大な黒い霧が渦巻いておる。おそらくは、おぬしに敵対するものじゃろう」
 をい。じょーだんじゃないわよ。そんならあたしの未来、お先真っ暗じゃあないのっ!
 そんなあたしの心の叫びも知らず、おばあちゃんはまだ先を続ける。
「おぬし、最近仲間と別れたじゃろう?」
 え? 仲間?
 う〜ん、思い当たるフシはあるが、果たしてあれが仲間と呼べるのだろうか?
 しかも、かってにふらっとどっかへ行ったんで別れたとも……
「……ええ」
 ここはうなずいておくことにした。
「しかし悲しむことはないぞよ、リナ=インバース」
 あのー、悲しむよりむしろ清々してるんですけどー……
「おぬしの周りにはいくつもの輝く星がある。それらは、おぬしを助けてくれる仲間たちじゃ。
 その中の大きな星三つはおぬしの大切な仲間になるじゃろう」
 大切な仲間ねぇ、今度はましなのがいいわ。
 あんな女魔道士に会ったが最後。どーなるかわかったもんじゃない。
 なんせ、敵にいるより味方にする方が恐ろしいって奴だしね。
「そしてその三つの中にひときわ輝く星がある。それは、おぬしの大切な仲間から大事な人へと変わるだろう……」
 だいじな……ひと?
「それって、どーいう……?」
「おぬしが惚れるということさ。その男性に」
 ほれる……ってことは……好きになるって事ぉ!?
「おばあちゃん、ウソでしょ?」
「いーや。わしは真実しか言わん。これは運命じゃ」
 ンなバカな運命があるかっ! そんなバカな運命……

 振り向いても、もうおばあちゃんの姿は完全に見えなくなっていた。
 そりゃそうか。だいぶ歩いたもんね。
 あのあと、もう行ってもいいとおばあちゃんに言われたので、あたしは歩いてきたのだが、気になることがある。
 あのおばあちゃんは本当にただの占い師だったのかということ……
 ま、あたしには関係ないわね。
 そう思って、再びあたしは歩き始めた。
 しばらくしてゲートが見えてきた。
 次の瞬間。
 どんっ!
「きゃああっ!」
 どしんっ!
 あたしは誰かにぶつかりしりもちをついた。
 い……いたひ……
「まったくもうっ! ちゃんと前向いてあるきなさいよね!」
「おっと、すまん。立てるか?」
 そう言って差し出された手に自分の手を乗っける。
「いや〜人がいるとは思わなくってさ〜」
 立ち上がり、そんな言い訳に耳をかたむけながら、服をパンパンはらうあたし。
「ほんとに大丈夫か?」
 そんな声に顔を上げてそいつの顔を見た。
 男にしては意外とキレイなさらさらの長髪ブロンド。
 そして腰にはロング・ソード。見たところ傭兵って感じね。
 かっこいいのでハンサムの部類に入れてやろう。
「……大丈夫よ」
 少し怒りながらあたしは言った。
「そっか。ならよかった」
 言って、のほほ〜んとした笑顔をする彼。
 悪い人じゃあないみたいね……
「おーいっ! ガウリイ! なーにやってんだぁ!? おいてくぞっ!」
 むこーの方から男の人の叫び声がきこえてきた。
「おうっ! 今行くっ!」
 返事したって事は、このひとがガウリイか……
 おそらく、むこーの方にいる人は、このガウリイとかって人の仲間か何かだろう。
「それじゃな。お嬢ちゃん。ほんとにごめんな」
 そう言い残し、彼は走っていった。
 と、思いきやこちらを振り向き、手を振りながら、
「また会えるといいなーっ!」
 『また』って会ってまだ数分しか経ってないのに……でも。
「そーねっ! 会えたらいいわねーっ!」
 あたしも手を振りながら叫んだ。

 ガウリイ。
 あたしはきっとまた会えると思う。
 それまであたしはあなたに会える日を信じて歩くわ。
 
 

 ――『大切な人から大事な人へと変わる』――
 夕日に向かって歩くあたしにそんなおばあちゃんの言葉が思い出された。

                       END

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ああ〜終わった。長かった。
   こんな長いの誰も読んでくれそうにないなぁ
   はうう。ただ変な文章披露しただけじゃないのよ〜
   あ、そうそう。町の名前は私が考えました。もうめっちゃくちゃ適当です。
   感想などは、一言でもなんでもいいので書いてくれると嬉しいです。
   それでは! 私はもう逃げます! さよなら〜!

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2022Re:Believe ガウリナだぁ(はぁと)P.I E-mail 8/13-00:23
記事番号2020へのコメント

葉夢さん、はじめまして。P.Iと申します。
「Believe〜出会う日〜」ガウリイと出会う前のちょっとお子様なリナ、
とっても可愛いかったです♪ナンパされると怒るくせに、されないのも面白く
ない・・・難しいおとめゴコロですよね。
この後再び出会う二人、お互い全然覚えてなかったのはやっぱりあのおばあさん
のせいだったんでしょうか?
最近ガウリナものが少なくて少々寂しかったんです。
宜しければまた書いてください。 それでは。

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2024感想が! 感激です!葉夢 E-mail 8/13-04:59
記事番号2022へのコメント

>葉夢さん、はじめまして。P.Iと申します。

 どーも。はじめまして。

>「Believe〜出会う日〜」ガウリイと出会う前のちょっとお子様なリナ、
>とっても可愛いかったです♪ナンパされると怒るくせに、されないのも面白く
>ない・・・難しいおとめゴコロですよね。

 おお! リナがかわいかった!?
 わかる人にはわかるんですねぇ〜
 一応そーいうつもりで書いたんですよ。でも、なんか生意気になってしまって……
 そして、ナンパされないのはやっぱり、色気(特に胸)がないからなんです。
 確かにP.Iさんの言うように、ナンパされると怒りそうですね。
『あたしに声をかけるとは、いー度胸してるわねぇっ!』
 とかなんとか言いそうです(笑)
 いったいどっちなんだリナ!! ってな感じです。

>この後再び出会う二人、お互い全然覚えてなかったのはやっぱりあのおばあさん
>のせいだったんでしょうか?

 う〜ん、どーなんでしょう? 実は私にもよくわからないんですよこれが。
 覚えてないのはどーしようって思ってたんですが、あの二人のことだし……
 ま、適当でいっか。時間が経って忘れたって事で!
 ってな感じだったんです。
 でも、そっかぁ。あのあばあちゃんのせいにすればいいんだぁ。
 グッドなアイディアありがとうございます!(笑)

>最近ガウリナものが少なくて少々寂しかったんです。

 っと言うことは、P.Iさんはガウリナファンってことですね?
 あ、そうとも決まってませんか。
 ただ最近少ないなぁ〜って思ってるだけかもしれないですもんね?
 そー言えば、確かに少ないですね〜最近。

>宜しければまた書いてください。 それでは。

 はい! 読んでくれる人がいるならば、たとえ地球が滅びたとしても書きつづけます!
 って、そりゃ無理か。
 で、質問なんですが、その『また』って言うのは、ガウリなの小説ってことですか?
 ま、何でも書くんでリクエストとかあれば言ってくれてもいいです。
 まだそれだけの実力がありませんけど……

 それでは最後に。
 読んで下さって本当にありがとうございました。
 感想があるって、書いてる人にしてみればとっても嬉しいことなんですよ。
 こうして返事を書くのもひとつの楽しみなんです。
 よければP.Iさんも書いてみたらどうですか?
 その時は私が一番に感想を書きます!
 ……すいません。よけいなおせっかいでした。
 
 本当に感想ありがとうございました。

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2034レス返し〜♪P.I E-mail 8/14-01:45
記事番号2024へのコメント

葉夢さんへ
レス返しです♪

>>最近ガウリナものが少なくて少々寂しかったんです。
>
> っと言うことは、P.Iさんはガウリナファンってことですね?
> あ、そうとも決まってませんか。

はい〜。私は根っからのガウリナ派です〜。
世の中には王道はダメと仰る方も多い様ですが、私は王道しかダメなんです(^^;)
ギャグでもシリアスでもほのぼのでも、この二人が主人公なら幸せなんですよ!


> よければP.Iさんも書いてみたらどうですか?
> その時は私が一番に感想を書きます!

ひえ〜そそそそそそんなぁぁぁぁ〜〜〜〜(滝汗!)
憧れはあっても実力が・・・(TT)
まだまだ回遊魚から抜けられそうにありません。
葉夢さんこそまた書いてくださいな!(懇願)

それでは。


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2044レス返し再び(笑)葉夢 E-mail 8/16-02:48
記事番号2034へのコメント


>葉夢さんへ
>レス返しです♪

 どーも! ンじゃあ私も返しちゃるっ!(笑)

>はい〜。私は根っからのガウリナ派です〜。
>世の中には王道はダメと仰る方も多い様ですが、私は王道しかダメなんです(^^;)
>ギャグでもシリアスでもほのぼのでも、この二人が主人公なら幸せなんですよ!

 おお〜! まさに王道一直線っ! (←意味不明)
 ほんとにガウリナが好きなんですね。
 私はどんなカップリングでも大丈夫!
 全体的におもしろいのや、楽しく明るい話がだーい好きです!
 シリアスも悪くはないんだけど、あんまり悲しいものなんかはちょっと……
 あとで涙とか出そうなんで……

>ひえ〜そそそそそそんなぁぁぁぁ〜〜〜〜(滝汗!)

 驚きすぎですってば。
 けっこう誰にでも書けるものですよ? 上手い下手は別として……
 肝心なのは、書きたいなぁって思ったその気持ちなんです。

>憧れはあっても実力が・・・(TT)

 憧れがあるのならやってみなくっちゃ!
 実力なんかはあとでついてくるものです!
 誰だって最初は初心者。
 初めからなにもかもできる人はいないと思います。
 書いてれば上手くなりますよ。私は今でもヘタだけど……
 
>まだまだ回遊魚から抜けられそうにありません。

 さぁ! そろそろ抜けましょうか? P.Iさん? (ある一種の脅しですね。これは)

>葉夢さんこそまた書いてくださいな!(懇願)

 私はまた書きたいなぁと思っていますけど……
 そうですね。無理強いはよくないですよね。
 P.Iさんが書いてくださるのを、私は首をなが〜くして待ってますね。(これも脅しのような気が……)

 はぁぁ。
 なんかこんなこと書いて、私ってば嫌われそう……
リナ「ああ、大丈夫。あんた元から嫌われてるから」
 ひ、ひどい……
リナ「だってほんとのことでしょ?」
 あうあう……(涙)
リナ「……ああっと! そろそろ時間ね。また会いましょ、P.Iさん」

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2033感想ですーmakoto 8/14-01:09
記事番号2020へのコメント

ども〜、私のところへかきこありがとう
約束どーり来ちゃいました(はーと)

>   はぁぁぁ。懐かしいなぁ〜ここ。以前小説書いたのはずいぶん昔……
>   本当にひさしぶりだな〜。の、葉夢です。(知らねぇっつーの!)
知ってますよー、ちょっとだけ^^;(爆
この前、暇だったので過去の記事を読んでいたら、みつけましたー

>   がんばって書くんで、どーか読んでやってください……
読ませて頂きまーす

>   ちなみに、読み切りです。(たぶん……)
もしかして、これに続きが・・・・・

> 追いかけ合う子供、井戸端会議するおばさん、美少女に声をかけるナンパヤロー、とまぁその他もろもろ。
> しっかし、美少女ならここにもいるでしょーが。
たしかにリナって黙って立ってると普通の美少女で通るだろーけど、
――中身がなあ^^;

> などと思いつつ、ナンパの光景を横目で眺めながら通りすぎるあたしだった。
運がいいですね、そのナンパヤロー(笑)

> と、その時。
>「おぬしはとても強い星をもっておる」
> そんな声があたしの耳に届き、あたしは歩みを止めた。
> 声のした方に顔を向けてみるとそこには、一人のおばあちゃんが壁を背もたれ代わりにして、イスに座わっている姿だった。
> だがしかし、カッコが尋常ではなかった。
> 紺色の服を着て、同じ色のフードを目まで深くかぶっている。
> そのせいで、顔が影になって半分しか見えなくなっていた。
> それにプラスして、そのおばあちゃんの前には、服と同じ色の布を敷いた机があり、その上にはひとつのガラス球。
> 俗に言う『水晶』ってやつだろう。
> そう。このおばあちゃんは――占い師。
おお、怪しいですね

>「あのね、おばあちゃん」
> あたしはそのうそんくさい占い師に向き直り言った。
>「三流占い師ってのは、そーいうことを言って人をひきつけたあげく、てきとーなこと言って結果を知らせ、そんでお金だけを巻き上げてくのよ?
> おばあちゃんも、楽な仕事してるわね」
占いってそんなものなのかもしれませんね
しかし、そこまではっきり言えるリナって・・・・

> 言っておくが、あたしは占いというものをそもそも信じていなかった。
> 以前一度やってみたのだが、見事に大ハズレ。
> それからは占いはやっていない。
> それよりも、あん時の金を返せっ! という気持ちが今になってもふつふつと……
占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦、ですからねー
ほんと都合がいい言葉です(爆

>「……待つのじゃ。リナ=インバース……」
> 2、3歩いたあと、そんな声が聞こえ、あたしは再び足を止めた。
> ふっ……そーきたか……だがしかーしっ!
> あたしはおばあちゃんの方に向き直り、余裕の笑みで、
>「おばあちゃん。あたしはまだあなたに 名乗ってないわ。それを利用して、あなたはあたしの名前を言い当てた。おそらく、それで気を引こうって魂胆なんでしょうけど……
> でも、それじゃあダメね。
> 名前なんかすぐにわかるわ。特に、あたしはね!」
> そうなのだ。あたしの名は結構知られている。……悪い意味でだけど……
> だからあたしはさほど驚かない。
> むしろ、当たり前なのかもしれない。
> 悪い意味ってのが自慢になんないんだけどね……
有名人はつらいですねー

>「わかっておるよ。そんなことでおぬしの気を引こうなどとは思っておらん」
> お、結構わかってんじゃない。三流じゃなくって、二流かもしんないわね。
>「おぬしは有名だからのう。悪い意味で……」
> …………やっぱ三流だわ、この占い師。
> わかってても他人に言われるのは、いくらあたしでもムカツクのだ。
正しいことでも言われると腹が立つことってありますよね

> 多少のムカムカをおさえ、あたしはおばあちゃんに背を向ける。
>「しょうがないのう。こうなれば、おぬしのお姉さんに手紙を書くしかないようじゃ……」
> 後ろでそんなつぶやきが聞こえた。
> え? 今なんて言った? あたしの姉ちゃん?
> ま、まさか……
> あたしはギギギギというきしんだ音を立てて振り返った。
> そうするとおばあちゃんはおもむろに紙とペンを取り出し、
>「この手だけは使いたくなかったのじゃが……しょうがないのう。
> 『拝啓 ルナさまへ』――」
> ばぁんっ!!
> あたしは思いっきり手紙を書くおばあちゃんの机をたたいた。
> 通行人は今のすごい音に驚き、立ち止まってあたしたちの方に注目する。
>「あたし、気ぃ変わってあなたに占ってほしいんだけどぉ?」
> めっちゃくちゃ引きつった笑顔で言うあたしに対し、おばあちゃんはニッコリと微笑んでいた。
なかなかやりますね、このおばあちゃん

>「いい? ほんとに姉ちゃんなんかに手紙なんて書かないでよ?」
>「わかっておる。わかっておる。こうして占ってもらってれば書く必要は無い」
>「それと、お金は払わないわよ。無理矢理やらされてんだから」
>「わかっておる。わかっておる」
> って、ほんとにわかってんのか?
> あたしは今、おとなしくおばあちゃんと机をはさんでイスにすわっていた。
> おばあちゃんが姉ちゃんに手紙を書くってのがウソだとは思うんだけど、まるっきりウソと証拠づけるものはなにもないし、本当という証拠も無い。
> もし、ウソと決めつけてそのまま行って、ほんとなら…………
> ――やめよう。こんなこと考えるの。
――どんなことを想像したんでしょう?

>「うむ。おぬしはとても運が強いのじゃ。強い星というのはその表われじゃ。
> わしも長い間いろんな人を占ってきたが、こんなに強い星を持っているのを見たのはおぬしのお姉さん以来じゃ。
> やっぱり姉妹なんじゃのう」
> ふぅん。姉ちゃんも……って、姉ちゃんっ!?
>「ちょっとおばあちゃんっ! 姉ちゃんも占ったのっ!?」
> あたしは立ち上がり言った。
>「ああ、占ったよ。ちょっとあることで助けてもらってね。その礼として占ったのさ。
> その時に言ってたんだよ。『妹が来たら占ってやってくれ』とな。『もし断ったりしたら手紙で知らせてください。おしおきしますから』とも言っておったなぁ」
> ……………………………
> ほ、ほんとだったんだ…………
> あたしは半ば放心状態で腰を下ろした。
危機一髪ですね、リナ^^;

>「まぁ、それはさておき、続きを……大丈夫かのう?」
>「……え、ええ。どうぞ……」
> あたしの異常に心配するおばあちゃん。
> 内心は大丈夫なのではない。めちゃくちゃ冷や汗かきまくりなのである。
あやうく大変なことになりかけましたからねー(笑)

>「そ、そうかのう? では。そしてその星の周りには、やっかいで強大な黒い霧が渦巻いておる。おそらくは、おぬしに敵対するものじゃろう」
> をい。じょーだんじゃないわよ。そんならあたしの未来、お先真っ暗じゃあないのっ!
> そんなあたしの心の叫びも知らず、おばあちゃんはまだ先を続ける。
>「おぬし、最近仲間と別れたじゃろう?」
> え? 仲間?
> う〜ん、思い当たるフシはあるが、果たしてあれが仲間と呼べるのだろうか?
> しかも、かってにふらっとどっかへ行ったんで別れたとも……
>「……ええ」
> ここはうなずいておくことにした。
>「しかし悲しむことはないぞよ、リナ=インバース」
> あのー、悲しむよりむしろ清々してるんですけどー……
そーいえば、ナーガってどこ行っちゃったんでしょーね?

>「おぬしの周りにはいくつもの輝く星がある。それらは、おぬしを助けてくれる仲間たちじゃ。
> その中の大きな星三つはおぬしの大切な仲間になるじゃろう」
> 大切な仲間ねぇ、今度はましなのがいいわ。
> あんな女魔道士に会ったが最後。どーなるかわかったもんじゃない。
> なんせ、敵にいるより味方にする方が恐ろしいって奴だしね。
安心したまえ、ある意味もっとやっかいなのである^^;(爆

>「そしてその三つの中にひときわ輝く星がある。それは、おぬしの大切な仲間から大事な人へと変わるだろう……」
> だいじな……ひと?
>「それって、どーいう……?」
>「おぬしが惚れるということさ。その男性に」
> ほれる……ってことは……好きになるって事ぉ!?
>「おばあちゃん、ウソでしょ?」
>「いーや。わしは真実しか言わん。これは運命じゃ」
> ンなバカな運命があるかっ! そんなバカな運命……
いきなりの爆弾発言ですね

> 振り向いても、もうおばあちゃんの姿は完全に見えなくなっていた。
> そりゃそうか。だいぶ歩いたもんね。
いままでのは回想だったんですね

> あのあと、もう行ってもいいとおばあちゃんに言われたので、あたしは歩いてきたのだが、気になることがある。
> あのおばあちゃんは本当にただの占い師だったのかということ……
何者なんでしょう?

> 次の瞬間。
> どんっ!
>「きゃああっ!」
> どしんっ!
> あたしは誰かにぶつかりしりもちをついた。
> い……いたひ……
>「まったくもうっ! ちゃんと前向いてあるきなさいよね!」
>「おっと、すまん。立てるか?」
> そう言って差し出された手に自分の手を乗っける。
>「いや〜人がいるとは思わなくってさ〜」
> 立ち上がり、そんな言い訳に耳をかたむけながら、服をパンパンはらうあたし。
>「ほんとに大丈夫か?」
> そんな声に顔を上げてそいつの顔を見た。
> 男にしては意外とキレイなさらさらの長髪ブロンド。
> そして腰にはロング・ソード。見たところ傭兵って感じね。
> かっこいいのでハンサムの部類に入れてやろう。
>「……大丈夫よ」
> 少し怒りながらあたしは言った。
>「そっか。ならよかった」
> 言って、のほほ〜んとした笑顔をする彼。
> 悪い人じゃあないみたいね……
>「おーいっ! ガウリイ! なーにやってんだぁ!? おいてくぞっ!」
> むこーの方から男の人の叫び声がきこえてきた。
>「おうっ! 今行くっ!」
> 返事したって事は、このひとがガウリイか……
> おそらく、むこーの方にいる人は、このガウリイとかって人の仲間か何かだろう。
>「それじゃな。お嬢ちゃん。ほんとにごめんな」
> そう言い残し、彼は走っていった。
> と、思いきやこちらを振り向き、手を振りながら、
>「また会えるといいなーっ!」
> 『また』って会ってまだ数分しか経ってないのに……でも。
>「そーねっ! 会えたらいいわねーっ!」
> あたしも手を振りながら叫んだ。
>
> ガウリイ。
> あたしはきっとまた会えると思う。
> それまであたしはあなたに会える日を信じて歩くわ。
> 
> 
>
> ――『大切な人から大事な人へと変わる』――
> 夕日に向かって歩くあたしにそんなおばあちゃんの言葉が思い出された。
うーむ、ほとんど二人の世界ですねー


>   ああ〜終わった。長かった。
お疲れさまでした〜

>   こんな長いの誰も読んでくれそうにないなぁ
読みました(笑

>   はうう。ただ変な文章披露しただけじゃないのよ〜
>   あ、そうそう。町の名前は私が考えました。もうめっちゃくちゃ適当です。
>   感想などは、一言でもなんでもいいので書いてくれると嬉しいです。
書いちゃいましょう

>   それでは! 私はもう逃げます! さよなら〜!
はい、また会いましょうね

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2045感想ありがとうございます!葉夢 E-mail 8/16-02:59
記事番号2033へのコメント

 感想ありがとう!
 ああ、やっぱうれしいな〜感想があるのって。
 今更ながら感動してしまいました。

 気が向いたらまた書こうと思っていますので、そのときはよろしく。(卑怯な奴だ!)

 続き出てますね〜
 今から読んで感想書きま〜す!

 ほんとに書いてばっかり……
 しょうがないか。
 なんたってここは『書き殴り』! (笑)