◆−麦穂(ガウ・リナ?)−いしまかや(11/1-16:50)No.2408


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2408麦穂(ガウ・リナ?)いしまかや 11/1-16:50


ご無沙汰してまーす。
いしまかやでーすっ。
投稿3本目になるこの作品。
今回のも、はっきり言って、季節外れです。
(どーにかしろよ、自分)
ンでもって、今日のは、ガウ・リナでっす。
興味のない方は、すぐに他の、スバラシー文章の方へ参りましょう。
 
 ** 麦穂 **
風が、吹く。
道の両脇を埋め尽くす金色の麦の穂は、さあっ、と音を立てて揺れた。
リナは、風で揺れる髪を押さえつけ、軽く周りを見渡す。
「きれーな、金色ねぇ・・・もうすぐ、刈り入れ時かしら?」
その言葉をうけて、後ろを歩いていたガウリイは、
「いや、もう刈り入れてるみたいだぞ。もっと先の方は刈り入れてる姿が見えるしな」
と、前を見据えていう。
「・・・相っ変わらず、目だけはいいわねェ、ガウリイ。あたしには、全然見えないわ」
「目だけは・・・って・・・・」
リナの言葉にガウリイは、ちょっと、情けない声を上げた。
「・・・まあ、目だけってこともないか・・・頭は相変わらずクラゲだけど」
ガウリイを見上げて、何かを思いついたのかリナはいたずらっぽく笑う。
「・・・ガウリイって、さ、実の詰まってない麦の穂みたい」
くすくすと笑いながら言葉を紡ぐ。
「・・・・脳味噌、詰まってないところが・・・とか言うんだろ」
少しげんなりとした、ガウリイの言葉。
リナは、笑いを深くする。
「あ〜ら、ガウリイ。分かっちゃった?」
「・・・あのなぁ・・・・」
「でも、潔(いさぎよ)いわよね。他の人が、おべっか使って頭下げてるのに、一人だけぴーんと立ってるんだもの」
「・・・へっ?」
何のことだか分からず、ガウリイは間抜けな声を上げる。
「誰かに向かって、頭、下げるんじゃなくて、堂々と立ってるなんてコト、頭の中身詰まってないから出来る芸当だわ♪」
「なあ、リナ・・・それって・・・どういう・・・」
「分からないンなら、いーのよ、それで。ガウリイだし。状況判断とか、あたし期待してないしね」
リナは、前を見据える。
「・・・リナ・・・?」
ガウリイは、後ろからリナに呼びかける。
 
あたしが、リナ・インバースだと知って、たいていの人は、おべっか使ったり、怯えたり、必要以上に驚いてくれたけど・・・こいつは、コレ、だもん
ね。
知らないって、罪なことだわ。
変わらず、同じ距離で・・・ピン、と立っている。
 
麦の穂のように金色の、その髪を揺らして立っている。
でも、それは、嬉しいことだから。
 
「中身が無くっても、麦は麦だし、ね」
 
 
*********苦しいいいわけ
はうっ、短いけど、とりあえずおわったぁ。
中途半端な終わりだし、何が、したかったのか、覚えてないけど。
とにかく、ガウリイの金髪と、麦の穂が重なったわけです。
でも、中身空っぽって・・・なんてすてきなんだ。
(今ので、ガウリイファン敵に回したな)
ホントは、ちょっと違う話だった(いつもそればっかし)
けど、思惑と違う話ってのもいいか(駄目じゃん、いいわけは)
 
毎度毎度、こーんな、駄文読んでくれた人に感謝を込めて
   いしまかやでした。
 
 P.S 何か感想とかもらえると嬉しいです。