◆−−さいとうぐみ(11/8-22:19)No.2449
 ┣Re:瞳−うさびん(11/14-23:31)No.2471
 ┗瞳〜紅〜−さいとうぐみ(11/15-21:25)No.2474
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2449さいとうぐみ 11/8-22:19


今回は、ゼルガディスのみに、スポットを当てたいと思います。
…結局、ゼル×アメになったりして…
レゾとゼルガディスのお話です。
今更…なんて思ってる人も多いんじゃないでしょうか…?
でも、書きたかったんです。
では、ゼルガディスさんの過去へ、レッツゴ―!!
**********************************

「どうしたの?」
心配そうな母の声。
帰ってくるなり、ゼルガディスは、血だらけになって帰ってきた。
小さな頃からの、強い眼差し。
強すぎる…
子供ではない…
父親に何回言われて来た?
そんな事今はどうでも良い…
ゼルガディスは、血をタオルでぬぐう。
「ゼルガディス…どうしたの?」
再度母の問いかけ。
ゼルガディスは、ため息をついた。
…なんでわざわざ言わなくてはならない…?
そんな事を思ったが、育ててもらっているので、反抗の余儀は無い。
「子供の…竜を殺しただけ…」
そこまで言いかけて…

ぱしんッ

母親に殴られた。
「むやみに、生き物を殺してはいけませんっ!!」
母親の優しい瞳が、悲しみに満ちる。
………イヤダ………
―母さんに嫌な思いをさせた……
自分が嫌だった。
毎回、何かを殺しては(人意外)怒られる…
怒られるのは良い…
ただ、哀しい瞳をさせられると…
心の奥底で、何かがあふれる…
大好きなたった一人の肉親…


「ごめんなさい」


謝った後の母親の表情…
優しい瞳に戻る瞬間…
それが一番好きだった…
何よりも…

なのに…


「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「母さんっ!!!!」

振り向いた時はもう遅かった。
当たり一面、血の雨が降った。

「っくしょぉ…ちくしょぉぉぉぉぉっ!!」
むやみに突っ込むゼルガディス。
相手は、ブルードラゴン。
もちろん、魔法も使える。
力もある。
それに比べて、ゼルガディスは、剣のみ。
そんな負けがわかってる戦いなど…
冷静になっているゼルガディスなら、しない事。
でも…許せなかった。
母親を守れなかった自分が…
母親を殺したドラゴンが…

「っぁぁああぁぁぁぁぁ!!!!」

ゼルガディスが、剣を振りかざした時…
ブルードラゴンは、ゼルガディスに、魔法を放つ。
よけきれる距離ではない。
だが、よけようともせず、突っ込むゼルガディス。


ずどんっ

『ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!』
悲鳴を上げたのは、ブルードラゴン。
ゼルガディスは、マジックウォールに守られている。
ゼルガディスが振り返ったそこには…
紅いマントで、身を包んでいた…
赤法師レゾが居た。



後書き
また、連続ものです。
っていうか、ALL FOR…のほうがまだ終ってない…。
同じ進行していきますっ!!がんばって!
もしかしたら、こっちのほうが早く終るかも…
では、感想等お待ちしております。

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2471Re:瞳うさびん 11/14-23:31
記事番号2449へのコメント

こんにちは〜。今回はゼルとレゾのお話なんですね。
お母さん、殺されてしまったのですね・・・。それってゼルが竜の子供を殺したからな
んですか・・?やはり。
それとちょっと気になったのがお父さんとの
関係でした。お父様には愛されていなかったんですね・・・。
ゼルの過去って深そうですし、私が特に気になるのが両親との関係で、そこにレゾが
どう絡んでくるのかな〜て思いました。続きを楽しみにしております。「OLL FOR〜」の方も(笑)
では。

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2474瞳〜紅〜さいとうぐみ 11/15-21:25
記事番号2449へのコメント


「・・・・」
ゼルガディスは、言葉が出ない。
驚いているのだ。
いとも簡単に、ブルードラゴンを倒せた、
目の前の男が…
そして…
驚くのと同じに、羨ましかった。

自分に無いもの…

魔力を持っている・…しかも、かなりの…

ゼルガディスは、魔力は最初持っていなかった。
どうしてか。
訳は誰もわからない。
知ろうともしなった。
だが、今日、初めて、魔力にあこがれた。



『それさえあれば、母さんを救えたのに』


そんな事を思っていると、紅いマントを纏っている者が、
手を差し出してきた。
「大丈夫ですか?ゼルガディス。」
「!!!!」
「なんで自分の名前を知っているかって…?…貴方の母親に頼まれたんですよ。」
「!!!」
「私は、レゾ…と言います。宜しく。ゼルガディス。」

―俺はどうして・…
  ―この時、手を取ったんだろう…
    ―もし、手を取らなかったら・…今の『俺』はありえなかった…
 ・・・
―こいつとも障害は・…無かったはずなのに…


母さんと同じ瞳で、母さんと同じ優しさを持っている少女は今、明け方なって、やっと寝た…


「ぐあぁぁぁあぁあ!!」
「我慢してくださいね…ゼルガディス…これも貴方を強くするためです。」



ばちッ…


人間の身体が、壊れていった。



後書き
めちゃくちゃですいません;;
現在と過去のリンクは難しい…
では、読んでくれている、うさぴんさんや他の方々、ありがとうございます。
まだ続くと思われますが、なにとぞ小付き合いください。

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2510Re:瞳〜紅〜うさびん 11/25-23:32
記事番号2474へのコメント

こんにちはー。読ませていただきました!
 ゼルがレゾと出会ってなかったら、キメラにされることなく平凡だけどそれなりに幸せな
一生を送っていたのかなあ・・・。でも、人間のままだったら、リナやアメリアと出会えなかったし、
平凡に終わるゼルってのもつまんないし、ゼルは悩み多きキメラの方がいいですね。アメリアもいるし、
不幸な中にも幸せはあるんだなあ〜捨てたもんじゃない。と思います。
ゼルがんばれ〜!これが現実さ。というわけで、わけのわからん感想ですみません。
寒いですが、創作活動をがんばってください。応援してます。では〜。