◆−朝日・・・ガウリナ−千恵風味(1/1-02:04)No.2602


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2602朝日・・・ガウリナ千恵風味 E-mail 1/1-02:04


あけましておめでとうごぜえます。
TOPでは、グレイが口開けてわらったのでビビりました。
がうりなです。
っつーかガウリナ以外かけないです。
ことしもよろしくです。
殴り書きのますますの繁栄と、ガウリナのますますの繁栄と進展を祈って・・・。

朝日

冬のある寒い朝 ――――。
ガウリイは、陽がのぼるまえに目を醒ました。
カーテンの隙間からのぞく街はまだ、夜のいろを纏っている。
なぜか、昨夜の記憶がさっぱりないが、そんなこと気にする彼ではなかった。
ふとなにか、もぞりっ、と動く気配がして、そちらに目をむける。
白いシーツからはみ出した、黒っぽい赤色の――陽光のしたでみたら栗色の――
髪をみて、彼の連れであることを確認する。
確認して――――。
え?
ここではじめてガウリイは自分の目を疑った。
なんでリナがここに!?
なぜ彼女が自分と同じ部屋なのか。ない脳味噌をフルに回転させて、
そして彼は瞬時に答えをだした。
あとでリナ聞こう。
そう結論附けたあと、あらためて部屋をみまわす。
すこし広めの部屋。ナイト・テーブルに水差し、コップがふたつ。
部屋のはじにはリナのマント類とガウリイのアーマーが一緒に掛かっている。
簡単な鏡台に、二人の荷物、壁にはなにかの絵画がかかっている。
室内に灯りの類は一切ないし、窓の外もまっくらだが、そんな芸当は常人離れした視力をもつガウリイにはそれこそ朝飯まえ・・・・いや、モノを考えるよりも簡単だった。
きちんとたたんである、二人の普段着。
そして、ベットが、ふたつ。
ぅんん・・・・・
リナが、すぐ手の届くところ、隣のベットで、無防備な寝顔をこちらにむける。
マジで手をのばしそうになったガウリイは、あわててその手をひっこめる。
まるで、いたずらがみつかった少年のように。
だが、ここにはその悪戯を咎める者はいない。
それに気がつくと、なんの迷いもためたいもなく、栗色の髪のほうへ、てを
伸ばす。
一房、手にとって、そこに唇をよせ・・・・
なんか・・・・酒くさい。
ほんのすこし、微量だが、酒の臭いがすることに、ガウリイは鼻をゆがめる。
それはリナからでも、自分からでもなく、洋服から。
リナとガウリイは今、パジャマを来ているのだが、はて、寝るまえに
酒をのんでいたのだろうか?
リナに聞こう。
そう思った時にはもう、ガウリイはリナの髪の香を楽しんでいた。
冬の朝は遅く、夜は永い。
だが、夜が明けるのは、いつも時間の問題だ。刻がくれば、朝はやってくる。
リナが、何故かは知らないがこうやって自分と同じへやに寝ている。
同じベットじゃないのは哀しいが、それが記憶が飛んでいるときに過ぎてしまうのはもっと悲しい。
朝日が白々しく深緑色のカーテンを照らしていく。
せめて、リナが自分から夢魔の元から帰ってこれるように――リナに朝日が当たら
ないように、ガウリイはリナを抱きしめた。
・・・・リナのベッドの中で。



リナがやすらかな眠りについているガウリイの腕のなかで目を醒ましたとき、
ガウリイが自分のベッドにいることと、もう昼になっていたことに怒って、呪文を
ぶっ放したことは、言うまでもないこと。


終了。

あたしはなにかいてんでしょう?
懲りずにリナサイドも書くつもりです。
書き殴り、ならぬ書き逃げ。
ことしもマイペースでfighterします。
んでわ。 こそこそ・・・・・千恵