◆−連載です−UMI(2/26-16:10)No.2749
 ┣めぐる季節 序章:冷めた紅茶−UMI(2/26-16:17)No.2750
 ┃┗ 楽しみです。− 小野道風(3/2-14:01)No.2753
 ┃ ┗小野さん、お久しぶりです−UMI(3/4-14:01)No.2755
 ┗めぐる季節U章:祈り−UMI(3/4-14:04)No.2756
  ┣わくわく−わかば(3/7-02:07)No.2765
  ┃┗春にこんな話ですが・・・−UMI(3/7-12:18)No.2766
  ┗祈りが伝わるとよいなと思います−小野道風(3/15-10:39)No.2794
   ┗あっ!こちらにもコメントが−UMI(3/15-15:11)No.2800


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2749連載ですUMI 2/26-16:10


こんにちは、UMIです。今回は無謀にも連載です。
短期連載を目指します。一応全○話で完結したいと思っています。小心者なので伏せ字です(笑)ゼルガディス氏が主役です。少し寂しい話になると思いますが、よろしかったら最後までお付合い下さい。

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2750めぐる季節 序章:冷めた紅茶UMI 2/26-16:17
記事番号2749へのコメント



 昔、こんな事を言った奴がいた。
「俺は騎士になる。しかも親衛隊の騎士隊長だ。そしてその国の姫ぎみと恋におちて、その姫から口付けを受けるんだ・・・」


 「悪いが俺は別行動をとらせてもらう」
 ゼルガディスは唐突に言った。
 「・・・どういうことですか?」
 アメリアはいぶかしんで尋ねた。
 「そうよ。ゼル、ラムスドルフ王国に行きたくないの?」
 リナはゼルガディスに問い詰めた。
 ここは宿屋の一階にある食堂。リナ、ガウリイ、ゼルガディス、アメリアの四人は次なる目的地へ向かうための小会議を開いていた。その場での出来事である。このゼルガディスの要望はあまりにも三人にとって意外なものであった。
 ラムスドルフ王国には写本、むろん異界黙示録(クレアバイブル)の写本のことであるが、それがあるらしいという情報を彼らは得たのである。ここにいる誰よりもラムスドルフ王国に行きたいのはゼルガディスのはずだ。それも一刻も早く。そのはずなのに・・・
 「誰も行かないとは言っていない」
 「じゃあ何なんですか?」
 訳がわからないというようにアメリアが問いた。
 「ただそこまで別のルートをとらせてもらうだけだ」
 「別のルートって・・・?」
 アメリアが首をかしげた。
 「フェルナンド公国を通って行く」
 「えっ!?」
 「なんですって!?」
 「どいうことだ、ゼル!?」
 三人がほぼ同時に声を上げた。全員驚愕の顔でゼルガディスを見ている。
 「ゼル、あんた話を聞いていなかったの?フェルナンド公国は今戦争中だから迂回するって言ったでしょう!」
 「そうですよ、ゼルガディスさん。」
 「リナの言うとおりだぞ、ゼル」
 三人は口々にゼルガディスに尋ねる。
 確かにラムスドルフ王国に行くにはフェルナンド公国を通るのが一番近い。だがなんといっても戦時中である。避けて通るのが無難であろう。遠回りになるといっても日数にして十日間ほど延びるだけだ。一日でもゼルガディスにとって惜しいに違いないが、その辺りの事情をわからない彼ではないだろう。
 「はやる気持ちはわかりますけど・・・」
 アメリアは言いにくそうにポツリと言う。
 「そういうわけじゃない」
 「じゃあ、何なんですか?」
 それ以外にどんな理由があるのかアメリアにはさっぱりわからなかった。
 「単なる野暮用だ」
 「そんなんじゃわかんないわよ!」
 いらいらしてリナは声を荒げる。
 「ちゃんと説明して下さい、ゼルガディスさん」
 アメリアの大きな目で軽く睨まれてゼルガディスは小さくため息をついた。
 「おい、ゼルガディス」
 ガウリイも珍しく納得がいかないというようにゼルガディスの名を呼んだ。
 ゼルガディスはしばらく考え込んでいた。リナ、ガウリイ、アメリアはやや険のある目でゼルガディスを見ている。、
 四人に気まずい沈黙が流れる。
 (・・・仕方がないか)
 このまま何も言わずにこの場をやり過ごすことはできそうにない。
 ゼルガディスはあきらめて口を開いた。
 「・・・知り合いがいるんだ」
 「お知り合いの方ですか・・・」
 ゼルガディスが理由を説明し始めたのでアメリアの表情がやや柔らかくなった。
 「ああ、ちょっとした昔馴染みさ」
 リナがやれやれといった感じでリナが肩をすくめた。 
 「それならそうと言えばいいじゃないの。可愛くない奴」
 ガウリイもつかさずそれに続く。
 「水臭いぞ、ゼル」
 「・・・つまりその方に会うためにフェルナンド公国に行くんですね」
  アメリアはゼルガディスにもう一度確かめた。
  ゼルガディスはそれに沈鬱な口調で答えた。
 「まあ、見つかるかどうかはわからんがな・・・」
 「えっ?」
 ゼルガディスの返答にアメリアは軽く声を上げた。
 アメリアは『会うために・・・』と尋ねたのにゼルガディスは『見つかるか・・・』と返したのである。
 『会えるかどうか』ではなく『見つかるかどうか』・・・それはつまりゼルガディスの言う知り合いというのは、彼が人であった時の知人なのではないだろうか。そしておそらく合成獣にされて以後は会うこともなかった。それならゼルガディスが別行動をとる理由を説明したがらなかったのも合点がいく。
 「そ、それって・・・」
 アメリアはそのことに思い当たって口ごもった。
 リナは何も言わなかったが表情から察するにアメリア同様そのことに気付いたのだろう。
 ここで気付かなかったのはガウリイぐらいのものである。
 「・・・まだ、フェルナンド公国にいるのかもわからんがな」
 ゼルガディスは二人の様子から自分の言わんとすることを理解したことに気付いたようだ。
 「・・・わかったわ」
 リナが口を開いた。
 「ま、そういうことなら仕方ないな」
 とガウリイも了承する。もっともリナの『わかった』とはかなりニュアンスは違うだろうが。
 「そうですね・・・」
 アメリアも同意する。ゼルガディスがらしくないわがままを言ってまで『見つけに行く』という知り合いなのだよほど大切に思っている相手なのだろう。ここで反対することはできなかった。そして自分も一緒に行くと提案することも・・・
 「すまんな・・・」
 ゼルガディスは謝罪と感謝の意味を込めて一言だけそう言った。
 「まあ、ゼルのことだから心配はないでしょうけど」
 「俺としても巻き込まれたくはない」
 もちろん現在フェルナンド公国が戦争中であることをいっているのだ。だがゼルガディスのことである、アメリアやガウリイのようにヤバイことに首を突っ込むようなまねはしないだろう。
 「でも、気をつけて下さいね」
 「・・・わかってる」
 アメリアもゼルガディスの慎重さはよく知っていたがそれでも言わずにはいられなかった。
 「さあ、もう寝ましょうか」
 そう言ってリナは残っていた紅茶を飲み干すと立ち上がった。
 「そうするか」
 ガウリイもリナに続いて立ち上がる。
 「・・・俺も休ませてもらう・・・」
 ゼルガディスも言って部屋へと向かおうとする。
 だがアメリアだけはなかなか席を立とうとはせず、冷たくなった紅茶の入ったカップを眺めていた。


To be continued・・・
 
 

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2753 楽しみです。 小野道風 3/2-14:01
記事番号2750へのコメント

 UMIさま。

 こんにちは。おひさしぶりです。テスト前だというのに待ち切れなくて遊びに来てしまいました(笑)。
 ゼルガディスは自分の過去を余り語らなくて、もしかしたらそれは彼なりの思いやりの表れでもあるのかもしれませんけれど、そばでそんな彼を見ているアメリアの気持ちを思うとなんだか胸が痛んでしまいます。
 ゼルガディスの突然の発言、その背後にかいま見える彼の過去、一人うつむくアメリア・・・ 
 旅の果てには何が待ち受けているのでしょう。
 続き、楽しみに待っていますね。
 では、また。 


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2755小野さん、お久しぶりですUMI 3/4-14:01
記事番号2753へのコメント


> こんにちは。おひさしぶりです。テスト前だというのに待ち切れなくて遊びに来てしまいました(笑)。
こんにちは、お久しぶりです、小野さん(喜)
たまには息抜きも必要ですよ。UMIはいつも息抜きしすぎで自爆していますが・・・
> 旅の果てには何が待ち受けているのでしょう。
私にもよくわかりません。ああ、嘘です!ちゃんと考えてあります(笑)
前書きにもありましたがかなり寂しい話になると思います。だんだん暖かくなってきたというのに・・・
春になんて話を読ませんるんだ、というお叱りの言葉が来そうで今から冷や冷やしちゃってます。
今までの話とは雰囲気がずいぶん違うかなと本人は思っています。
> 続き、楽しみに待っていますね。
頑張りますので最後までお付き合いをお願いします。
テスト勉強に疲れたらちょっとのぞいて見てください。それでは。
> 
>
>

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2756めぐる季節U章:祈りUMI 3/4-14:04
記事番号2749へのコメント



 「・・・この季節なら咲いているはずなんだけど・・・」
 町外れの小道のわきでアメリアはあるものを探していた。
 辺りは真っ暗である。頼りになるのは魔法の明りだけであった。
 先ほど作った光(ライティング)の明りが彼女の手元を静かに照らしている。
 がさがさ ごそごそ
 丈の低い草をかき分け一心に探している。アメリアの白く小さな手はかき傷だらけになっていた。
 「・・・おかしいなあ」
 (この辺にあったはずなのに・・・)
 次第に手元が暗くなっていくのに彼女は気付いた。
 (早く見つけないと、抜け出したのがリナさん達にばれちゃう)
 もしそうなったら全ての計画はおじゃんである。
 早く早く。
 アメリアは焦り始めた。手にかき傷が増えていくのもお構いなしに必死で草をかき分け探す。
 彼女がなかばあきらめかけた時。
 「あっ!」
 (あった!)
 目の前に探しものがようやく姿を現した。
 「よかったあ」
 アメリアの『探しのもの』は待ちくたびれたかの様に小首をかしげていた。
 アメリアはそれをそっと手に取ると立ち上がった。
 そして小道に戻ると宿屋へ向かって走って行った。
 急がなくてはならない。
 これからが本番なのだから。

 かたん
 部屋で寝ているリナを起こさないようにアメリアはできるだけ静かに窓を開けた。物音をたてないように部屋の中に滑り込む。
 かたん
 今度も音をたてないように慎重に窓を閉める。おそるおそるリナの方を見てみると、くーくーと寝息を立てている。アメリアはそのことにほっと胸をなで下ろす。どうやらばれずに済んだようだ。
 アメリアはそろそろと自分の荷物に近寄った。その中から小さな紙を取り出し、そろりそろりと部屋の隅に行くと座り込む。
 「光よ(ライティング)」
 小声でできる限り光量を抑えたライティングを灯した。
 (うまくいくといいんだけど・・・)
 先ほど道ばたで見つけたものと荷物から取り出した紙を置いた。
 (・・・久しぶりだからなあ・・・)
 かなり不安であったがアメリアはどうしても成功させたかった。
 (よし!)
 心の中で気合いを入れ小さく呪文をつむぎ始めた。
 彼女の赤い唇から呪文が部屋にこぼれる。
 低く、小さく流れるそれはまるで歌の様であった。
 アメリアは祈りを捧げるかの様に呪文を唱え続けた。
 
 低く部屋に響く呪文がふいにとぎれた。
 「ふうっ」
 アメリアは小さく息をついた。
 (・・・どうやら成功したみたい・・・)
 目の前の出来上がったものを見て嬉しそうに微笑んだ。
 後はこれに重しを乗せて夜明けまで待てば完成である。
 (・・・とはいっても・・・)
 そういえば肝心の重しをすっかり忘れていたことにアメリアは気がついた。
 (どうしましょう・・・)
 くるりと部屋の中を見渡す。
 (重しになるような重たいものなんて・・・)
 その時リナのマントと荷物が目に入った。
 (そうだ!リナさんなら・・・)
 リナの荷物なら『重め』のものが色々と入っているはずである。
 そろそろとリナの荷物に近寄りそっと手を伸ばした、その時。
 「ア〜メ〜リ〜ア〜〜」
 どっっっきん!!!
 地の底から這い上がるような声にアメリアの心臓は思いっきり飛び跳ねた。
 ゆっくりと振り向くと案の定、世にも恐ろしい形相をしたリナが立っていた。
 「いい度胸じゃないの・・・あたしの荷物に手を出そうとは・・・」
 (ああああああ!あんなにぐっすり寝ていたのに!)
 こいうことに関しては凄まじく敏感である。
 「リ、リナさん!これには事情があって!」
 アメリアは何とかリナの誤解を解こうと必死に訴える。
 「ほほう。どんな事情がなのか説明してもらいましょうか!?」
 「私はただ一晩だけお借りしようと・・・」
 リナはいぶかしげに眉を寄せた。
 「借りるってあたしの荷物を?なんのために?」
 「その・・・リナさんの荷物なら重めのものがあるかと思って・・・」
 「?」
 アメリアの話が見えない。一体自分の荷物が重いことが何の関係があるのか。
 不思議そうな顔をしているリナの前で下を向きアメリアはごにょごにょと何か言っている。
 「ですから・・・よろしかったらお借りできないかと・・・」
 リナがアメリアの声を聞き取ろうと頭を近づけた時である。
 (あら、何かしら?)
 リナの目にアメリアの手に握られているものが映った。
 「ちょっとそれ何?アメリア」
 言ってそれに手を伸ばす。アメリアは大あわててで後ろに隠した。
 「な、なんでもありません!」
 (はは〜〜ん)
 何となく事情が飲み込めリナは意地の悪そうな笑みを浮かべた。
 「あたしの荷物を借りたいって、もしかしてそれのため?」
 「!!」
 アメリアの表情がさっと変わった。どうやら図星の様だ。
 「なるほどねえ」
 「あの、その、リナさん・・・」
 リナはにやにや笑いながら言った。
 「貸してあげてもいいわよ、あたしの荷物」
 「本当ですか!」
 アメリアの顔がパッと明るくなった。
 「ただし・・・理由を説明してくれたら、だけど」
 「ええっ!そんなあ」
 アメリアはリナの意地悪な注文に不満の声を上げた。
 「そんなって、当たり前でしょう。嫌ならいいのよ」
 「うう〜〜」
 仕方がない。アメリアはがっくりと頭を落とした。ここでリナに下手なことを言うのは逆効果というものだろう。背に腹は代えられない。アメリアは覚悟を決めた。

 「・・・なるほど」
 リナは口元に手をやりながら答えた。
 アメリアは真っ赤になってうつむいている。リナはその様子を見てくすりと笑うと言った。
 「そういうことなら、貸したげる」
 アメリアの顔が輝いた。
 「ありがとうございます!リナさん!」
 リナは自分の荷物とマントから適当にアメリアの目的にかないそうなものをあれこれと取り出した。
 「こんなもんでいい?」
 「はい!十分です」
 アメリアはぺこりと頭を下げた。
 「ま、がんばんなさい」
 リナはそう言うと大あくびをしてベッドに戻ろうとした。
 それを聞きアメリアは再び真っ赤になった。
 「そうそう、アメリア」
 ベッドにもぐりこみながらリナは呼びかけた。
 「はい?」
 それに答えてアメリアは振り向いた。
 「・・・もし何かくすねようとしたら・・・わかってるわね・・・」
 「ぜっっったいしません!!」
 (そんな恐ろしいこと・・・)
 アメリアはリナの忠告にこれ以上ないくらい力強く返事をした。
 「・・・なんか引っ掛かる言い方だけど・・・まあ、いいわ。あんたも早く寝なさいよ」
 リナはそう言うと向こうを向いてしまった。
 なんだかんだ言いながらも結局最後には自分に手を貸してくれる。アメリアはリナが用意してくれたものを見ながら彼女の優しさを感じていた。
 自分の優しさを人に示すのが照れ臭いのだ。
 (・・・似てますね・・・そういう不器用なところ・・・)
 そう、あの人も優しいのに優しくない振りをする。何時だって、そう。
 (ありがとうございます・・・リナさん・・・)
 アメリアはリナの背中に心の中でもう一度お礼を述べた。

To be continued・・・

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2765わくわくわかば E-mail URL3/7-02:07
記事番号2756へのコメント

お久しぶりです。連載なんですね。
なんだか一生懸命なアメリアがせつなくて、でも愛らしくて。
どんな事になるんでしょう。
リナも良いですね。手を貸してくれる優しさ、念押しするがめつさ。
彼女だったら、絶対こう言うはず、と一人納得してしまいました。
では、続きを楽しみにしています。

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2766春にこんな話ですが・・・UMI 3/7-12:18
記事番号2765へのコメント

お久しぶりです、わかばさん。
無謀にも連載です。しかも寂しい話になりそうです。
春なのに・・・UMIはよくひねくれものと言われますけど。
ひねくれものパワー全開という話になるなあ、これ。
でも、とても書きたい話なので最後まで頑張りたいと思っています。
よろしかったら、ひねくれものの私にお付き合いください。

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2794祈りが伝わるとよいなと思います小野道風 3/15-10:39
記事番号2756へのコメント

UMIさま

 こんにちは。
 続き、読ませていただきました!
 一生懸命なアメリアのかわいらしさとなにげに鋭いリナのこわさが絶妙でした(笑)。アメリアが作ってるのは何なんでしょう。夜、そっと自分の思いを込める花ひとつ・・・気になります。どきどき。
 お話を読んでいて、ふとこの夜ゼルガディスの方は何をしてたのかなと思い、いろいろ妄想してしまいました。遅くまで起きてたんじゃないかなあ、なんて。月明りに照らされた部屋で独り、彼は何事か、おそらくこの先に待ち受けているものについて考えこんでいて、きっとこの瞬間だけは確実にアメリアのことは頭になかったのでは・・・なんて気がしてしまって。そしてまったく同じ時間にアメリアの方は、多分ゼルガディスのためだけを思って手に傷を作りながら無心に花を探しているのです・・・
 勝手に妄想をたくましくしてしまいました(汗)。すみません。
 > そう、あの人も優しいのに優しくない振りをする。何時だって、そう。
そう言ってあげられるアメリアの暖かい祈りが聞き届けられると良いなと思います。
どうなるのか、とても楽しみです。これからさっそく上の記事におじゃまするつもりです。
 では、また。 

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2800あっ!こちらにもコメントがUMI 3/15-15:11
記事番号2794へのコメント

 小野さんこんにちは、UMIです。
 こちらにもコメントを書いていただいてありがとうございました。
> アメリアが作ってるのは何なんでしょう。夜、そっと自分の思いを込める花ひとつ・・・気になります。どきどき。
 必要以上にもったいぶらせてしまったかな。
> お話を読んでいて、ふとこの夜ゼルガディスの方は何をしてたのかなと思い、いろいろ妄想してしまいました。遅くまで起きてたんじゃないかなあ、なんて。月明りに照らされた部屋で独り、彼は何事か、おそらくこの先に待ち受けているものについて考えこんでいて、きっとこの瞬間だけは確実にアメリアのことは頭になかったのでは・・・なんて気がしてしまって。そしてまったく同じ時間にアメリアの方は、多分ゼルガディスのためだけを思って手に傷を作りながら無心に花を探しているのです・・・
 な、なるほど・・深いですね。私はこのころゼルガディスが何をしているかなんて考えていませんでした・・・でも、小野さんのご想像どおりなのでは?彼ならきっとそうしていたと私も思います。アメリアのことが頭から抜けているなんて許せんものがありますが・・・(笑)
 上の方からお返事を書いてしまったので、順序が逆になってしまいました。ごめんなさい。
 丁寧なコメントありがとうございました。