◆−『Good morning My Dear』−おーはし(3/4-16:27)No.2757 ┣Re:『Good morning My Dear』−なかたかな(3/4-23:41)No.2759 ┃┗遅くなってすみません(汗)−おーはし(3/9-07:40)No.2770 ┃ ┗Re:遅くなってすみません(汗)−なかたかな(3/10-02:55)No.2774 ┃ ┗やっぱりぃぃぃぃ(滝涙)−おーはし(3/10-22:02)No.2777 ┣Re:『Good morning My Dear』−くが(3/5-23:24)No.2761 ┃┗大切♪−おーはし(3/9-07:41)No.2771 ┣いーですねぇ〜−山塚ユり(3/6-01:05)No.2762 ┃┗ありがとうございますぅぅぅ(汗)−おーはし(3/9-07:42)No.2772 ┣らぶらぶ−わかば(3/7-01:58)No.2764 ┃┗待っててくださいました?−おーはし(3/9-07:44)No.2773 ┣新婚・・・☆−ムフウエセ(3/11-01:28)No.2781 ┃┗おいでませ(笑)−おーはし(3/12-12:59)No.2785 ┣これを駄文と言ってしかり。−彼方(3/14-10:17)No.2788 ┃┗ありがとうごさいます(赤面)−おーはし(3/17-22:02)No.2811 ┗やっぱり・・・♪−俺様(3/19-01:51)No.2813 ┗私の大体そうなんです(笑)−おーはし(3/20-11:03)No.2820
2757 | 『Good morning My Dear』 | おーはし | 3/4-16:27 |
ひさびさのお邪魔しますでどきどきびくびくのおーはしでございます。(緊張) で、お話…ですが……これは前の前書いた新婚さん話、『Honey Moon』の翌朝のお話、 になります。そんで、もちょっと前の『a fairy tale』にも内容的に繋がってたりします。 なので、それを読んで、気に入ってくださって、かつもちょっと先まで知りたいなと(笑)、 そう思われた方に、こそこそっとお届けいたしますです。 ========================================== あれはいつのことだったろう 『ずっとそばにいる』 そうあなたと約束をしたのはどれくらい前のことだったろう 甘えん坊で寂しがりやのあなたが安心して眠れるよう枕もとで繰り返した言葉 『ずっとそばにいる』 あの時は真実そう思っていた ずっとそばにいて見守ってそんな日々が続くのだと信じていた そう あの日まで ちゅんちゅんちゅん 「んー……明るい……朝?……」 明るさと、それにそぐわない微かな肌寒さでアメリアは目を覚ました。 柔らかなシーツにくるまり寝ぼけ眼で見る窓辺、薄いカーテンからは朝の陽射しがこぼれている。 あ!お仕事! それが彼女の頭の中に一番に浮かんだ言葉だった。 が、すぐ思い出す。 そだ今日はお休みだったっけ、 少しくらい遅く起きても大丈夫。……なら……………………もちょっと寝てよ♪ 安堵しもう一度シーツを引き上げる。 柔らかな感触が肌にとっても気持ち良い。とってもとっても。 が、そこでふと、今の状況と己の記憶の間にそこはかとない違和感を感じて目を開いた。 昨日、私ここで寝たんだっけ? アメリアが今現在横になっているのは天蓋つきのでっかいダブルベッド。 新婚の二人にと用意された部屋の中で恥ずかしいくらいに目立ちまくっている逸品だ。 昨日……きのう……リナさんとガウリイさんが帰るって挨拶にやってきて、 命がけの夫婦漫才見せてもらって、私の悩みを聞いてもらって、 それ聞いたリナさんに激をとばされて、いつものように遅いゼルガディスさんを待ってて…… 糸を手繰るように記憶を辿る。 いざ(笑)、というところで魔族が出たって伝令が来て、急いで西の森の砦に飛んで……あ゛! 月の綺麗な夜だった。 甘い、とろけるように甘い蜂蜜色の…… そ…そだ……私、わたし……うにゃあああああああああああああ!!!! 一気に覚醒した頭の中で昨夜の記憶が甦る。 覚えてる、月明かりの中私を包む暖かな身体。 強い腕に抱き寄せられて、優しい囁きに揺すぶられて、 今までにないほど安らいだ眠りの中、聞いた言葉を覚えてる。 『もう何処にも行かない、独りにしない』 それは私の大好きなあの人の…… ひっ… ひええええええええええ!!はっ恥ずかしいいいいいい!!!!! どっ、どっ、どうしよう…どんな顔で振りかえればいいんだろう 恥ずかしくて……これじゃまともにゼルガディスさんの顔みれないぃぃぃぃ!!! アメリアが向いているのは窓の方。 振りかえれば多分そこには彼女の夫、ゼルガディスが寝てるはず。 寝てはいなくても、必ずそこにいるはず。 何故なら、 彼は共に暮らし始めたその日から、 何があろうとも彼女が目覚める時には傍にいるという、自ら決めた約束を守り通していたから。 ずっと待たせてずっと寂しい思いをさせた彼女に、 自分はもうどこへも行かないのだと、 ふっと消えたりしないのだと、言葉だけでなく示すために。 が! しかし! それが! 今は困る! とっても困る! かなり、困る! ばこばこばこばこばこばこ(心音) ど、どおしよお そりゃ、夫婦なんだからこれが普通で今までやってなかったのが遅いくらいで これから毎日(ええっ!!)……はハードだからまぁ週いち(おおっ?!)くらいですることで それを思えばこれくらいで恥ずかしがってちゃどうしようもなくて でも………でもでもでもでもでもぉぉぉ〜〜〜〜〜!! ……困ってるんだか、惚気てるんだか判断のつきにくい内容だが一応マジに困っているらしい。 確かにあーんなこと(をい)やこーんなこと(ぅをい!)をやってしまった次の朝、 明るいお日様のもとどんな顔して挨拶すれば良いのやら。 経験豊かなおねえさま方なら『なにをいまさら』ってなもんだろうが…… 真実ほんとの妻になっても、彼女はとことん純真だった。 ひーーん、困ったよぉぉぉぉ えっとお…えっとお… 窓の方を向いて寝たふりをしたまま、アメリアの葛藤はさらに続く。 うううぅぅ〜〜〜〜でもこのまんまずーーーーっと寝たふりするわけにもいかないし… それにっ!それよりなによりゼルガディスさんの顔見たい! めちゃくちゃ恥ずかしいけど、振り返っていつもの様に 『おはよーございます!ゼルガディスさん!』 って言って抱きつきたい! 抱きついてすりすりしたい!! ………………………。 ………………………新婚っていいですね。 〜〜〜〜〜ぅよ・よしっ!!! と、ととととにかくっ!出来る限り何事も無かったようにっ!! さり気なーく、いつもの様に、元気良く、 振り向くぞぉおおおおっ!!(握りこぶし) 汗水たらした熟考の後、それ以外しようのない結論に辿りついたアメリアは、 覚悟を決めおきあがりざま元気良く振り向いた。 「ぜっぜるがでぃすさんっっ!!おっおおはよーございますっっ!!………え?」 が、しかし、 完全にうわずった声とあがりきった態度で振り向いたそこに、ある筈の姿は見当たらなかった。 「あ、あれ?…ゼルガディスさん……?」 きょろきょろ ベッドの上にはいない、寝室の中にもいない。 「えっ?えっ?……何で……どして……」 いつもと違う状況にうろたえながらもベッドから抜け出したアメリアは、 手早く衣服を整えると寝室の扉を押し開けた。 「ゼルガディスさん?」 開けた向こうは居間、だがそこにも求める姿はない。 「……ゼルガディスさん?ゼルガディスさん?!」 次から次へと扉を開けては呼びかける、アメリアは次第に不安に襲われ始めた。 「何で?どこにもいない……何で……?」 最後に残ったのは廊下への扉、 結局二人の自室にゼルガディスの姿はなかった。 「……いない」 多分、他人が同じ状況に置かれれば『ちょっと出かけているだけだ』と思うだろう。 『何も言わずに行ったんだから、すぐ帰って来るつもりなんだろう』だから、 『気にするまでも無い』と。 だが、彼女は違う。 「帰ってきてから、一緒に暮らし始めてからこんなこと一回もなかったのに、 どんなときだって目、覚めたらそばにいたのに……」 一緒に暮らした日々よりも離れていた時の方がずっと長かった。 逢えたと思ったその次の日にはふっといなくなるようなひとだった。 「ううん。そんなことない…絶対無い……私を置いていっちゃうなんて…… だって結婚したんだもん!私が好きだってこの国にずっといるって……言ったんだもん! ………でも」 仲良しだった従兄弟は、私を大好きだと言ってくれたアルフレッドは ほんとうは私が邪魔だった 「……でも………」 ずっと一緒で、これからも一緒の筈だった母さんは ある日突然いなくなってしまった この世から、跡形も無く消えてしまった 「………」 不安に浸された心の中、刻まれた傷が浮かび上がる、 傷は疼くような痛みとともに彼女の耳元で囁いた。 ――この世に絶対なんてあったかい? ぶるっ 目覚める時感じた肌寒さの正体は、これだったのだろうか? 暖かかった身体が足元からじょじょに冷えてくる、 あのひとに包まれて春のお日様のように暖かかった身体が…… 「ううん、違う。ゼルガディスさんは違う。 絶対どこかにいる、探したら見つかる………探さなきゃ……探さ……なきゃ」 自ら発した言葉に押し出されるようにアメリアは部屋をとび出した。 冷えてしまった身体を暖めてくれる、ただひとりのひとの姿を求めて。 ****** つー…… 棚の中、並ぶ本の背表紙を人差し指が滑って行く。 ぴた 目当ての書名に当たったらしい止まった指が本にかけられた。 が、 つるっ 何を考えているのか虚ろな手先は見事に本を掴み損ねる。 「げ!」 ばさばさばさ 「…………………またやった」 本日5回目の失態、彼は思わず額に手を当てた。 常ならぬ己の醜態に多少落ち込み気味の彼はゼルガディス=グレイワーズ(以下略)、 昨夜晴れて名実ともに『夫』となった彼は、やはり昨夜名実ともに『妻』となった大事な少女が、 不安の余り我を失っていることなど露知らず、 城の貴重な古文書を収納している書庫の中、なにやらごそごそと蠢いていた。 「〜〜〜〜〜はぁ…やっぱ……………寝不足かな? だが!あのまま砦で朝寝なんぞしてた日にゃ……」 多分『お疲れさま』とばかりにすけべーな三日月目の群に迎えられるのは間違い無かろう。 娯楽不足の若い男の集団の中でうっかり……なことをやってしまった己が迂闊だった。 もう日が昇ろうかという頃ふと目を覚まし遅まきながらそれに気付いた彼は、 見張り以外まだ誰も起きていないであろう早朝、 どうやら貫徹で出歯亀払いをしていてくれたらしい隊長にだけ挨拶をすると、 幸せそうに眠るアメリアを腕に『翔封界』で城まで飛びかえってきたのである。 夜の残業、部屋での悶着、魔族退治に、城と砦と夜空を飛んでの往復、それと、 それと…… たった一晩でこれだけの出来事、ほんとに忙しい夜だった。 「我ながら頑張ったもんだ(何を?) それにしてもよく目、覚まさなかったなあいつ。服を着せようが空を飛ぼうが完全熟睡。 ま、仕方ないか、魔族退治で疲れてる上に夜に弱いのを………だった……からな」 思い出す 触れた肌の柔らかさ、耳を擽る甘い吐息 月明かりの中浮かび上がる白くて小さな彼女の身体 壊さないように傷つけないように大事に大事に抱きしめた 『もうどこにもいかないで、ずっとずっと傍にいて』 切ない程の願いの言葉は愛おしさをつのらせる 言われなくても離れるもんかあれは全部俺の…… するっ 「でっ?!」 ばさばさばさばさ ………………。 「………………いかん」 なんだかんだで城に戻り眠るアメリアをベッドに横たえたゼルガディスは、 恐らく、昼近くまで目覚めないであろうアメリアの傍でただ待ってるのも勿体無いかと、 暇があったら読んでおきたいと思っていた書物を取りにこの書庫までやってきたのである。 アメリアが目覚める前に戻るため、さっさと選んでさっさと帰る、 そのつもりだった。が、 「どぉーっしても頭がそっちの方に行っちまう」 前述のごとく朝っぱらから不健康……いや健康過ぎる(笑)回想に何度と無く頭を支配され、 書物を手に取ろうとしては取り落とし、取り落としては我に返る、 それの繰り返しで作業は遅々として進んでいなかった。 探すべき本の名前を追いながらもふと気がつけば昨夜のことを思い返している、 あの甘い香りが、囁きが、頭から離れない。 ばたばたばた どさどさどさ 「う〜〜〜〜〜」 今までこんなこと一度も無かった。 やったらやりっぱなし、次の朝にはさっぱり忘れて思い出すことも無かった。 相手の顔さえ忘れてしまい後でなじられたことすらあったのに…… 真実本当の恋というのは容易く人を変えてしまう。 素直に、純粋に、そして不器用に。 ぱんっ! 「〜〜〜〜〜〜〜止めた!もうここまでにして部屋へ戻ろう」 その方が賢明であろう。 このまま取っちゃ落し取っちゃ落ししてたら貴重な蔵書が痛んでしまう。 ここにある本はどれもこれも一財産築けるほどの価値があるのだ。 「それに、まだ大丈夫だとは思うが…… 目を覚まして俺がいなかったら、めちゃくちゃ不安がるだろうしな、あいつ」 彼女は独りを恐れる。 目覚めた時今まで在った筈のものが消えてしまっていることを恐れる。 ある日突然事故死してしまった(実は他殺との説もある)母のことがその根底にあるのだが、 その後彼女が経験したできごと、その影響も無視出来ないだろう。 父である現国王の暗殺(未遂に終わったが) 親しかった従兄弟や叔父の敵対、 今だ見つからない姉の失踪、 自分の与えた、ただ待つしかなかった孤独の日々もまた例外ではない。 『大好きな人は皆私の前から消えて行ってしまう、離れて行ってしまう』 持って生まれた明るさと子犬のような懐こさのせいで傍から見ると全然そうは見えなかったが、 不安と孤独は密かに心の奥底深く潜み、常に彼女から離れる事はなかった。 だから彼は決めたのだ、これからの時間は彼女と共に。 二度と離れず傍にいてその傷を癒そうと。 「ま、とりあえずこれだけ持ってけば良し。とっとと戻ろう」 書庫を荒らしながら揃えた本を抱え直すと、 ゼルガディスは書棚の立ち並ぶ部屋の奥から出口の方へと向きを変えた。 ****** ぱたぱたぱた かちゃ 「おや、姫様おはようございます。どうなさいました?」 「ゼルガディスさん来てませんか?」 「おいでになってませんが」 「そう、ありがとう」 ここにはいない。 ぱたぱたぱた かちゃ 「姫様?今日はお休みでは…」 「ゼルガディスさんいます?」 「いえ?」 「……そう」 ここにもいない。 ぱたぱたぱた かちゃ 「いらしてませんよ」 ここにも。 ぱたぱたぱた かちゃ 「お見かけしませんが…」 ここにも。 かちゃ ばたん かちゃ ばたん ここも、あそこも、 「いない…いない……」 離宮から本宮に渡ったアメリアは、あらゆる部屋を探し回った。 執務室、謁見の間、宮廷魔導士の部屋、軍本部、中庭や食堂、テラスまで、けど、 「……どこにもいない」 そう言った顔は既に白く血の気が引いている。 もう普段行くところは殆ど廻った、会う者すべてに聞いてもみた、なのに、 「誰も見てないなんて……そんなのおかしい…」 不安はもう抑えきれないほどに膨らんでいた。 今ゼルガディスがいる書庫は貴重な古文書の詰まった、どちらかというと宝物庫に近いものだ。 国家の重要行事でもないかぎり普段は訪れる人もない。 場所も城の奥の奥、やはり人の行き来は少ない。 おまけに彼がそこへ行ったのは休日の朝でかなり早い時間、 これでは見ていたものなどいる筈も無いだろう。 が、 アメリアにはそんなこと、知る由も無い。 「……もしかして……ほんとに……」 誰もいない城の廊下で立ち止まる。 『ずっとそばにいるといったの。なのに、どこ?どこにいっちゃったの?』 もう記憶に沈んで久しいが、昔、母親が死んだ時も彼女はこうやって城中を探し回った。 城の中数限りなく並ぶ部屋の扉、その中のどれかにきっといると信じて。 口を結び目を見開き父が姉が止めるのも聞かずに全ての扉を開けてまわった。 「……出てっちゃったの?それとも……消えちゃったの?」 知らずこぼれた自分自身の言葉に涙が溢れそうになる、 「私を……置いて」 ――置いてったりしない 「え?」 どこからともなく言われたような気がした。 ふわりと暖かなものに包まれる感じにアメリアはきょろきょろと周囲を見まわす。 「………誰?」 見まわして、廊下の向こうにやった目の端にひらりと白いものが引っかかる、 反射的にアメリアはそれを追って駆け出した。 たたっ 分かれ道に来て左右を見る。左の方にひらりと曲がったのが見えた。 ぱたぱたぱた 次は右。 人気の無い廊下、白い影は誘うように先を行く。 怪しい事この上ないのに何故か不思議と不安も疑いも感じなかった。 ひらり、ひらり、残像を残すように舞う影を追ってただ走る。 「随分奥に来ちゃったけど……ここって宝物庫とか重要物を収める倉庫のある棟…」 ふと口に出して、アメリアははっと立ち止まった。 あれは確か昨日の朝食のときの会話… 『どうも法令の文面で納得のいかん部分がある。すぐどうこうってことでもないんだがな』 『法令ですか?なら書庫の原文をあたってみたらどうです建国時のものもちゃあんとありますよ!』 『そりゃまああるんだろうが………書庫?行ったがそんなもん置いてなかったぞ』 『それは一般向けの方でしょ? 私の言ってるのは城の中でも王族や高官しか入る事の出来ない宝物庫のある棟の書庫です。 ゼルガディスさんはもう王族の一員ですからちゃんと登録されてるし、出入りも自由ですよ!(びっ!)』 『朝から人を指差すな。(ぴち!(←デコぴん))』 『うにゃっ?!…いたぁい(泣)』 『悪癖を治さんからだ、にしてもそんなもんがあったとはな。 ふん……じゃ休みにでも行ってみるか。他に読んでみたい本もありそうだし……』 書庫! そうだ思い出した! ゼルガディスさんこの棟にある書庫に行ってみようって言ってたんだった! 思い出したと同時に駆け出すアメリア、 きっとそこに…………お願い…そこにいて 呪文のように繰り返す頭の中から、白い影のことはすでに消えている。 ここを曲がって……真っ直ぐの突き当たり……………………ここ! 登録されたものだけを通す魔法の扉に手をあて封を解くと、アメリアは力一杯扉を押し開けた。 ばんっ 「ゼルガディスさんっっ?!!」 開けたと同時に中に向かって呼びかける、 「アメリア?」 いた。 確かめるまでも無くほんの目の前に捜し求めた姿があった。 たっ 「アメリア、お前…」 …………いた たたたた 「お前何でここに…」 いた、いた、いた…… どんっ 「アメリア?!」 「……いた……ゼルガディスさん……」 ……ぎゅっ 「ちゃんといた」 探し求めたひとの身体を両手でしっかり抱きしめて、 アメリアはその匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。 何で疑ったりしたんだろう 何であんなに取り乱したりしたんだろう このひとを信じて裏切られたことなんて一度だってなかったのに いつだってわたしに真実をくれたのに さっきまで疼いていた傷から徐々に痛みが引いていく、 ――この世に絶対なんてあったかい? あります、ここに あまりに深いそれはまだ消えることはなかったけど、 ほんの少し癒されてほんの少し薄くなった。 ほんとに少しだけれど、確かに。 ****** 「げほごほげほ……………ちゃんと掃除してるんだろうなこの部屋、重要物なんだろ一応」 書庫の奥から出口近くまで狭い通路を這い出してきたゼルガディスは、 舞い来る埃に咳き込みつつ身体のあちこちを手ではたいた。 セイルーン王族の衣装は正装普段着ともほぼ真っ白なので汚れが目立って仕方ない。 ぽんぽんぽん 「……ふぅ、こんなもんか。さ、早いとこ部屋から出……ん?」 ぱたぱたぱた 顔を上げたゼルガディスの耳がふと、廊下をこちらへと近づいてくる微かな足音を捕らえた。 合成獣時の人間離れしたものには及ばずとも彼はかなり耳が良い。 「……?……朝っぱらからこんな場所に何の……」 言い終わらない内に足音は書庫の前で止まり扉が勢い良く開けられる。 ばんっ 「ゼルガディスさんっっ?!!」 「アメリア?」 開けたのは、まだ部屋のベッドの中で幸せな夢を見ている筈の… 「アメリア、お前…」 「…………いた」 たたたた 「お前何でここに…」 「いた、いた、いた……」 どんっ 「おい?!アメリア……」 「……いた……ゼルガディスさん……」 ……ぎゅっ 「ちゃんといた」 今にも泣き出しそうな顔で体当たりをするようにしがみつくアメリア。 驚きに半ば呆けていた頭がそれではっきり動き出す。 なんてこった、またやっちまった 事態を悟ったゼルガディスは心の中で舌打ちすると、 薄着で早朝の廊下を走り回っていた為かすっかり冷えてしまった身体を包むように抱きしめた。 そしてそおっと顔を寄せ、囁くように言葉をかける。 「探してたのか?」 こくん、黙ったまま頷く。 「すまん。戻るのが遅れた」 こくん、また頷く。 「本当に悪かった」 こくん、返事が無いのは泣いているから? 「怒ったか?」 ふるふるふる、強く左右に振られるおかっぱの黒髪。 「怖かったのか?」 「………また……置いてかれたんじゃないかと……思って……」 答える声は切れ切れで、やっぱり少し泣いてしまっているのかもしれない。 「馬鹿なことを言うんじゃない、俺がお前を置いたままで出て行くはずがないだろう。 行くならちゃんと持って行く、お前は俺の生活必需品なんだからな」 だから、わざと茶化したように言ってみた。 「………何ですかそれ?」 「読んで字の如く、『生』きて『活』動するのに『必要なもの』」 ……くす 「私ってゼルガディスさんの生活用品だったんですか?服とか枕とかお茶碗とかみたいな」 「どっちかと言うと水か食料だな、無いと生きる気力が粗方減って危険な事この上ない。 そのくせ世界に一つで変えがきかないときたもんだ」 くすくす 「大袈裟だなぁ」 「大袈裟なもんか、死活問題だ」 くすくすくす 「じゃ、ちゃんと管理してて下さい。置きっぱなしは困ります」 「ああ。済まなかった」 顔はまだ胸に埋めたままだが、答える声はいつものもの、 ゼルガディスは心の中でほっと息をついた。 何とか、許してもらえたか あれからまだ一週間、 同じ過ちを犯した自分がなんとも歯痒かったがやってしまったものは仕方ない。 次が無い様努力する。それしかあるまい。 「さ、顔上げろ、部屋に戻るぞ。」 気を取りなおしたゼルガディスはアメリアの頭に呼びかけた。 だが、 「…………」 何故かアメリアの顔が上がらない。 ゼルガディスの胸に貼りついたまんま。 もう落着いた筈なのに……訝しみつつ再度呼びかけ。 「アメリア?」 「…………」 やっぱりダメ、返事もしない。 「おい」 つん 「…………」 「何で顔を上げないんだ、このままじゃ動けんぞ」 ゆさゆさ 「…………そ……ち…(ごにょごにょ)」 「あ?何だって」 「…………その、あの、落着いたら…思い出しちゃって……」 ふと気がつけば、その耳は何故か茹でダコ色に染まっていた。 「何を?」 「…きっ……昨日の………………………………………夜のコト…」 ぶっ! いきなりといえばいきなりな言葉にゼルガディスは思いっきり吹きだした。 「だからっ、そのっ、………………恥ずかしくて顔あげれないんですぅぅぅぅ!!!!」 ……おっ 「おまえわっ!!どーしてこーゆーとこでそーゆーことを言うかっっっ?!?!?!」 「だってだってだって!思い出しちゃったもんは仕方ないじゃないですかぁあっっ!!」 「思い出すにも時と場合が!……って俺まではっきりくっきり思い出しちまったじゃないかっ!! せっかく今ので忘れてたのにっ!!」 「え?!やぁあああああっっっ!!!!ダメですっ!思い出しちゃダメぇぇぇっっ!! ゼルガディスさんのばかぁ!えっち!すけべ!へんたいぃぃぃぃ!!!!」 「思い出させたのはお前だろうが!!」 ぎゃあぎゃあばたばたじたじた 薄暗く埃の舞う書庫の中、お互い耳まで真っ赤になりながら、 しっかり抱き合った上で叫びあう、できたてほやほや○夜明け夫婦。 世間一般に言う、『勝手にやってろ』的光景とはこういうのをいうのだろう。 「とっとにかくっっ!このまま移動するわけにもいかんだろうがっ! 恥ずかしかろうが何だろうが顔上げろっっつーの!!」 「うううううう〜〜〜……………はいですぅ〜〜〜」 どうもこうもそれしかない。 観念したアメリアはそろそろと顔を上げた。 まだちょっと俯きがちな顔から、そこだけそおっと向けた視線が見下ろすそれと絡み合う。 うっ 「やっ、やっぱ恥ずかしー………です」 「言うな。余計に血が上る」 …………。 『ぷ』 双方甲乙つけがたい赤面顔を見あわせて、二人は少しだけ笑った。 今日初めてちゃんと正面から見る互いの顔、 この顔を見たくて、 ――目覚めるのを待っていた。 ――城の中を走り回った。 「……そういえば今日はまだ言ってませんでしたね」 「あ?」 「おはよーございます。ゼルガディスさん」 すりっ 「ああ………お早う」 ぽふ おはよう、今日も良い日でありますように。 ****** 「…にしても、お前よく俺の居場所が解ったな」 僅かな行き違いからすんなりとはいかなかったものの、 それなりにロマンティック(笑)な後朝の挨拶を交わした二人は、 離宮の部屋へ戻るべく本宮の廊下を歩いていた。 もう朝食の時間になろうかという頃、行き交う人の数もじょじょに増え始めている。 「あの時間じゃ見ていた奴もいなかったろうし…随分探したんじゃないのか」 「探しました!んもうあちこち探しました! ゼルガディスさんが行きそうなところは全部廻ってっ!部屋覗きまくってっ!会う人皆に聞いてっ」 「でででで………(痛)解ったから引っ張るな」 「あっ、離しちゃヤです(がしっ)」 が、そんな中、アメリアはしっかりとゼルガディスの腕を抱えて歩いてた。 所謂、らぶらぶカップルの歩行時基本形、『腕を組んで歩く』というやつだ。 普段は仕事の場であり公共の施設である本宮でこんな羨ましい………いや、 妬ましい………もとい、微笑ましいことをしないように節度ある振るまいを心がけてる彼女だが、 あんなことのあった後だ、出来る限り離したくないという気持ちが無意識に出てしまうのだろう。 それが痛いほど解るので、すれ違う人の目を気にしながらもゼルガディスはされるままになっている。 大事なかわいい妻の為だ、冷やかされるくらい我慢我慢(笑)。 「それでも見つからないし誰も知らないから、 もしかしてほんとに私を置いて消えちゃったんじゃないかって思って、そしたら」 「そしたら?」 「……そしたら……何か…」 問われるまで忘れていた。 彼女は自力で記憶を掘り起こしたわけではなかったのだ。 「…………何か聞こえたような気がして………ううん、そうじゃない、 実際耳で音を聞いたわけじゃないから、感じたって言ったほうがいいかもしれない… 語りかけるような言葉を感じて、白い影を追って……気がついたらあの棟まで来てたんです」 微かに残るあの時の記憶をどう表現したら良いのだろう、 アメリアは一生懸命言葉を捜しながら答えた。 「……怪しげな感じだな」 それを聞きゼルガディスは微かに眉をひそめる。 人気の無い場所へと誘う、正体のわからない声のようなもの? 怪しいことこの上ない。 「でも!全然怖くも恐ろしくもなかったんですよ! どっちかというと優しくて、ほんわりしてて、あったかくて、不安なんて欠片も感じませんでした! それにその声……みたいなものについてったおかげで昨日の朝の会話を思い出して、 ゼルガディスさんのこと、見つけられたんですからっ!」 が、アメリアは断固否定の構え、 受けた印象がいかに良いものであったかを身振り手振りで力説している。 巫女である彼女の感覚は魔力に拠らずものの本質を感じ取る、 もし魔や邪であったならその時点で解っているだろう。 結果的にもそれは彼女を誘い導いただけで、危害はまったく与えていない。 「ま……そうだな」 「そうです!」 彼女と、彼女の大事なものに害を成す可能性があるものなら徹底的に追求して排除するところだが、 今回は違ったらしい。 しかし、 「……が、それなら…」 「ゼルガディスさん?」 ならばそれは何だったのだろう? 神のお告げ? 精霊の囁き? それとも、内なる心の声? 「やっぱり……変だと思います?」 「いや…」 不安げに見上げるアメリアに気付いたゼルガディスはその問いを呑み込んだ。 結論はもう出した。危険は無い、ほっといても大丈夫。 なのにこんなつまらない拘りのせいで漸く晴れた笑顔を曇らせてしまっては元も子もない。 「いや、お前が『良い』と感じたんなら、それは本当に『良い』ものだったんだろう。 悪いもんじゃなかったなら、良いんだ別に」 「はい」 あまり上手い答えでは無かったが、素直に受け取ってくれたらしい。 にっこり笑って応えてくれた。 少し慌てて言う姿がらしくなくて可笑しかったせいかもしれないが。 ふわっ 「……っ」 「わ、まぶし」 ふと、二人の髪を柔らかな風が撫でるように吹き過ぎた、 話ながら歩く内、いつのまにか中庭の廊下にまで来ていたらしい。 本日のセイルーンは100%の晴天、薄暗い室内に慣れた目には眩しすぎる明るさだ。 「あったかぁい…お日様さんさんで嬉しくなっちゃいますね!ゼルガディスさん!」 けれど隣で微笑う少女はもっと明るく、もっと眩しく、 もっと……、 じっ 「?何ですか」 「いや……聞いてはいたが本当だなと思って」 「……はい?」 「あえて言う程の事じゃない、こういうときに必ず出る月並みな感想だ。気にするな」 「?何です?『気にするな』なんて言われたら余計に気になります!」 「……さて、いい加減腹が減ったなさっさと朝飯でも食いに行くか」 「あああっ!ごまかしたっ!!むーーーーーっっ!!(ぷくーーーーーっっ!!)」 「……フグみたいに膨れるんじゃない、ほら行くぞ」 他愛ない口喧嘩でじゃれあいながら二人は離宮へと歩を向ける、 後には白く輝く陽射しと柔らかな風だけが残った。 さわさわさわ 風に吹かれて木々がそよぐ、 二人がいたとき、中庭には誰もいなかった。 二人が去った後、中庭には誰もこなかった。 だからここには誰もいない、 いない、筈だった。 が、今そこには白い、 おそらく王族のものと思われる白い衣装を着た女性の姿がある。 女性は二人が去った方をしばらく見つめていたが、 そのまま顔を上へとあげると、とある部屋の窓に目をとめた。 ――どうか 「んむ?」 「どうなさいました殿下?」 「………いや、今誰かに呼ばれたような気がしての」 「まぁ」 「悪い気配では無かったが……はて、父上が帰ってでもこられたかな」 「ご冗談を」 「………父上、母上、そして…… 足が無くとも構わぬから戻って欲しいというのはらしくもない感傷かの」 「殿下」 「いや、すまぬ。単なる愚痴じゃ」 「……どんなに惜しんでも願っても逝ってしまわれた方は戻りません。 戻らないものを振り返るよりもこれから生まれる新たな命に目をお向けなさいませ?」 「新たな……命か」 「はい。あの仲のお宜しさでしたら…そう待たされずとも済みましょう(にっこり)」 「…そう…じゃな、うん…。ちと……………複雑じゃが…(ぐじぐじぐじ)」 「はいはい(笑)」 ――どうかしあわせに そして、 さあっ 次に風が吹いた時、その姿は跡形も無く消えていた。 白い光の中溶ける様に。 あれはいつのことだったろう 約束を守れず、幼いあの子を残してこの世を離れたのはいつのことだったろう ずっとそばにいて、見守って、愛しんで、あなたが嫁ぐその日まで 家族そろって優しい時をすごすはずだったのに運命はそれをゆるしてはくれなかった けれど 『ずっとそばにいる』 今あなたのそばにはそういってくれるひとがいる そういって見守り、愛しみ、ともに生きてくれるひとがいる わたしの残した深い傷を優しく癒してくれるひとがいる だから 今度こそ、さようなら そしてどうかしあわせに どうか、みんなしあわせに end ========================================== ………やっとこさで終わりです。長かったなぁ…はぁぁぁ…(出来あがるまで(涙)) 一応前の書いた時にここまでは考えてたんです。一旦は切り落としてみたんですけれど気になって、 上手くまとめられないかも、とか、表現がちょっとなあ、とかぐじぐじ言いながら結局書いてしまいました。 で、書いたとなると出して……みようかなぁ……とか思ってしまって…… ううー…どでしたでしょう?最近めっきり増えた感のある姫様&岩男さんの立派なお話の並ぶ中、 見劣りすることこの上ないとびくびくもので出したんですが……(内容もアレだし(涙)) 今回お笑い少なくて、姫が元気なくて、書いててちょびっとマイナーな気分になりました。 岩男さん(あ、これでは岩ではなかったか)も大してヒドイ目にあってないし(笑)。 もし、次があったら姫が元気でお笑いいっぱいで岩男さんがヒドイ目見るような、 そんなお話にしたいです。(……次、あるかなぁ(汗)) では、ここまで読んで頂いてありがとうございました。(ぺこり) |
2759 | Re:『Good morning My Dear』 | なかたかな E-mail URL | 3/4-23:41 |
記事番号2757へのコメント 初めまして。 いつも拝見させて頂いてましたが、感想書くのは初めてです。 ・・・・・・・・・・・すみません。 互いを想う二人の感情の揺れ動きも、すんごくよかったんですが、 「白い影」の女性の祈り(?)には、本気で涙ぐみました。 胸が痛くて。でも素敵で。 あああああ。感情が先走り、まともな日本語になりません。 本当にすみません。(書きたいことは、まだあるのに・・・。) また素敵な2人のお話を読ませてください。 お待ちしております。 とりあえず、本日はこれで。 乱文の無礼、お許し下さいませ。では。 |
2770 | 遅くなってすみません(汗) | おーはし | 3/9-07:40 |
記事番号2759へのコメント 最近やっとで見る余裕のできたURL欄が未登録になってないのを見て、 「おおHPだ(笑)」と、こそこそ(やはり小心)覗きに行ってびっくりしました。 なかたなかさんって中田珂南さんなんですね。(ぽん) 全然わかんなくて「見たことないお名前だー(暢気)」とか思ってました。 これだから世間知らずは……(恥) そんで自己紹介見てさらにびっくり、がうりなさんでいらしたとは!(驚) 最近ずっと姫様と岩男さんのお話ばっか書いてたので、 がうりなさんは見てらっしゃらないと思ってました。(あせあせ) (あ、でもがうりなさんってぜるあめさんでもあること多いですもんね) 改めてどうも読んで下さってありがとうございますです。 おまけに気に入って下さって嬉しいです。(てれてれ) でその…『?』が気になって聞いてみようと思ったんですけど、 「白い影」…わ、わかりませんでした?(おそるおそる) 『…かなぁ?』って感じにしたくて、出来る限り婉曲に遠まわしに、 断定しないように書いたんですけど彼女……アメリアママです。 あ、あのっ!誤解だったんならすみません!(大汗) 別の意味での『?』だったらバカまるだし(涙)なんですけど、 どーしても気になっちゃったんで勇気を出して聞いてみたんです! で、ではっ、本当にありがとうございました。(ぺこ) |
2774 | Re:遅くなってすみません(汗) | なかたかな E-mail URL | 3/10-02:55 |
記事番号2770へのコメント レスにレスで失礼致します(汗) う。ま、まさか、私の名前をご存知だとは・・・(汗) <ちなみに。名前をひらがなにしてたのは、特に意味ないです。 単に変換をずぼらしただけで。(こら) >でその…『?』が気になって聞いてみようと思ったんですけど、 >「白い影」…わ、わかりませんでした?(おそるおそる) >『…かなぁ?』って感じにしたくて、出来る限り婉曲に遠まわしに、 >断定しないように書いたんですけど彼女……アメリアママです。 >あ、あのっ!誤解だったんならすみません!(大汗) >別の意味での『?』だったらバカまるだし(涙)なんですけど、 >どーしても気になっちゃったんで勇気を出して聞いてみたんです! アメリアママ、てのは、すぐに分かりました(はあと) っつーか。あの「想い」は。 「祈り」と簡単に言い表してしまうのが、申し訳ないような気が してしまったんで・・・誤解を招く書き方で、本当にすみません(激汗) 日本語勉強してきます・・・・・・・・。 おーはし様の作品は、いつも楽しみにさせて頂いています☆ また素敵な姫様と魔剣士さんのお話、読ませてください♪ お待ちしております。では。 |
2777 | やっぱりぃぃぃぃ(滝涙) | おーはし | 3/10-22:02 |
記事番号2774へのコメント ひーーんやっぱり私の考え過ぎだったぁ〜(涙) そですよねっ、わかんない筈ないですよねっ、 聞いた私がクラゲでした…(はらはらはら…(泣き崩れ)) 『誤解を招く』なんて滅相もない! 普通の精神と思考を持つものならば! こーんな誤解なんてしやません!はい! 私だからっ!…………やっちゃったんですよぅよぅ(えぐえぐ(泣)) ほんとにおバカな質問してすみませんでした。 |
2761 | Re:『Good morning My Dear』 | くが | 3/5-23:24 |
記事番号2757へのコメント あいかわらずおーはしさんの書くアメリアは可愛らしくて くらくらしてしまいます。 ゼルちゃん頼むよ〜、とも思ってみたり。 おーはしさんの話を読むと 「大切」とは「大きく切ない」と書く。って言葉を思い出します。 誰の言葉だったかしら…。 あ、さんまちゃんだ。 さんまちゃんは偉大だなぁ。(話がずれてるなり) |
2771 | 大切♪ | おーはし | 3/9-07:41 |
記事番号2761へのコメント 一つかしこくなりました。 そっかぁ…さんまさんの言葉なんですね、 「大切」とは「大きく切ない」 よい言葉です。さすが噺の専門家は言うことが違う。 そんなよい言葉を感想として頂くなんて、 とってもとっても嬉しいです。(てれてれ) にしても仰せのとおり私の書くゼルっていまいち頼りないですねー。(笑) 抜け目なく行動してるようでいて大事なところで必ずコケる。 きっと基礎がアニメゼルなせいでしょう。(笑) てへ。 では、感想どうもありがとうございました。 |
2762 | いーですねぇ〜 | 山塚ユり | 3/6-01:05 |
記事番号2757へのコメント いいお話をありがとうございます。 見劣りなんか全然していませんよぉ。(←コレが言いたかったらしい) めったに感想なんか書かないズボラが感想書きに来るんですから。(ってこれのどこが感想なんだか) では、次回作を楽しみにしています。 あ、でも、わざわざ岩男さんいじめなくてもいいかな、と。(苦笑) |
2772 | ありがとうございますぅぅぅ(汗) | おーはし | 3/9-07:42 |
記事番号2762へのコメント は、はじめまして(ぺこり) 私の小心なひと言に励ましのお言葉下さって、 ほんとにありがとうございます。 (いけないとは思うんですけど、ついついぽろっと本音が出ちゃうんです(涙)) そんで、『よかった』の感想もありがとうございます。 新婚さんものとダークものは基準について特に悩むので、 出したものに『○』と感想がついてるとほんとに胸を撫で下ろしますです。 ……でも、出すのに悩む系のお話のがまぁ安心系より、 気に入って頂けてるような気がするのは……私の気のせいでしょうか?(汗) では、ご感想どうもありがとうございました。 |
2764 | らぶらぶ | わかば E-mail URL | 3/7-01:58 |
記事番号2757へのコメント お久しぶりです。お待ちしておりました。 良いですねえ、新婚さん。ラブラブぶりもさらにアップですね。 でも、魔剣士さんが見つかって良かったですね。姫の消えないほどの深い傷を、ゆっくりと癒していくんでしょうね。母上の想いもきっと届くはず。 素敵なお話を読ませて頂きありがとうございました。 追伸: 【らぶらぶカップルの歩行時基本形、『腕を組んで歩く』】良かったです。大うけでした。 |
2773 | 待っててくださいました? | おーはし | 3/9-07:44 |
記事番号2764へのコメント 毎度ありがとうございます(ぺこ)、何とか書き上げられました。 実はあまりにも書けないので、 このまま蒸発しようかとも思ったんですよぅよぅ(笑) 今回前よりお笑いに逃げにくかったので、 書いててマジに恥ずかしかったです、らぶらぶ。 甘々な台詞とか行動を書くたびに『ぬぉぉぉぉ(笑)』とか言って赤面したりして、 何しろ新婚ですかんね、し・ん・こ・ん。 ………。 ……ぬぉぉぉぉ(赤面) 追伸返し(笑) 現実にやってるカップル見ると『うっとーしぃーっ!』とか思うんですけど(笑)。 余談ですがあらいずみるい先生のイラストのZ&Aは大抵コレですよね。 縁(?)の始まりが挿絵の腕組みだったせいでしょうか? 思いっきりテレて逃げ腰気味のゼルの腕をアメリアがしっかり掴んでいる、 これぞZ&Aのあらいずみ基本形『いつでも腕組み』とか言って(笑) |
2781 | 新婚・・・☆ | ムフウエセ E-mail URL | 3/11-01:28 |
記事番号2757へのコメント @おーはしさん@ こんにちは、ここに感想書くの初めてで緊張しているムフウエセです。 いやぁ、新婚ネタいいですねぇ☆ 二人が初々しくて、見ていてほんわか〜な気持ちになりました(はぁと) でも、笑いもおさえてますね。 >………………………。 >………………………新婚っていいですね。 これはおーはしさんの生の声?(爆笑) でみ、一番ウケたのは・・・ >今までこんなこと一度も無かった。 >やったらやりっぱなし、次の朝にはさっぱり忘れて思い出すことも無かった。 >相手の顔さえ忘れてしまい後でなじられたことすらあったのに…… これですね!!! やったらやりっぱなし・・・! さすがは残酷な魔剣士くんだ!!! そうですよ、こうでなくっちゃね。 それで今はアメリアにメロメロ。 このギャップがいいんですよねぇ。(ため息) ・・・。 なんで感動&あったか&らぶりーなお話の感想に ウケた内容を記載してるんでしょう、私・・・。 す、すいません。 つまり、良かったということです!! また何か思いついたら書いて下さい。 影ながら応援してます☆☆☆ |
2785 | おいでませ(笑) | おーはし | 3/12-12:59 |
記事番号2781へのコメント はにゃあ!お名前みて驚きました、 まさかこちらでお会いできるとは…(もしかして催促しちゃった?!(汗)) 病み上がりで忙しそうで大変そうなのにわざわざ来て下さって、 ほんとありがとうございますです。 にゅー。(うにうに) にしても一番ウケが『やりっぱなし(笑)』とは………ちょっとあだると(ぽ) あの部分、文脈でつるっと書いちゃったけど、 後で読み返すたんびにテレちゃって仕方なかったんですよねー いやん大人♪(笑)とか思って。 私の書くお話って一貫性ないから岩男さんの書き方もびみょーに違ってますけど、 (これが普通なのかな?(汗)) このお話では地は真面目で勤勉、んでちょっとドライ、 育ちのせいで悪人入ってて女も軽くあしらえる大人(?)だけど アメリアだけは『激別格!』な(←重要) そこそこ残酷(笑)でかなりお茶目(再笑)な魔剣士さんとゆーことで考えてますです。 なのであの独白……になっちゃったんですよねー、てへっ。 それでは、 どうもありがとうございました。 |
2788 | これを駄文と言ってしかり。 | 彼方 | 3/14-10:17 |
記事番号2757へのコメント >………………………新婚っていいですね。 まったくです。 でもこの二人は新婚だからってわけじゃないでしょうけど。 万年新婚(らぶらぶ)夫婦。 ─────世界の倦怠期突入中のご夫婦サマ方、 これを見本に仲直り・・・というわけにはいきません?(微笑み) ◆◇◆ ドラマで、この頃(に限らずとも)流行ってるじゃないですか。 離婚、とか不倫とか。 売春だの×××だの。─────(ピーッ)とか?(思わず出版コード) まー、それに関してとやかく口出すつもりはないですけども。 「小さいぞお前等ッ!!!(本気)」 ドラマを見ている最中、 唐突に吐き出された姉上の名言だったりしないとか。 ちなみにその内容は不倫騒動とか妊娠だかのドラマ。 はっはっは。嫌なら無理して見てんなよっ♪ 姉にしてみれば、恋愛のスケールが小さすぎると言いたかったのでしょう。 痛いほど分かるんだけど、ヒトが静かにテレビ見てる時は そんな心臓に悪いことやめようね? ・・・こっちはビックリしたんだよ。(怨) ・・・って恨みゴトを書きにきたわけじゃなしに。 ではシメに入ります。(宣言) ほんっと───────────────にッ!!!!! 感動したし。 勉強になったしッ!! ・・・そんで笑いもあったしッ!!!(かなり) ─────本当に、「愛」は何にも勝るんだな、と。 ・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 恥。(赤面) あー言ったぞー言ったぞお?(何) この感想、おーはしサマ以外が見られたら如何するよ。 忘れて下さい(泣) えいッ記憶操作ー。(泣いてるわりには恐ろしいことを・・・) ◆◇◆ ただの感想のくせに、長くなってしまいました。 この次はちゃんと、感想らしい感想を 書かせていただきますので次回作をどうぞ宜しくッ!(ニヤリ) 冗談はさておき、次回作心待ちにしておりますー でわでわ、これ以上長引くのを防ぐため 私は旅にでもでましょうか・・・(なんで) ☆。.:*:・'゜ヽ( ´ー`)丿(←旅) ※著者(・・というのか)不在のため、ここで打ち切らせていただきます。 ─────了。 |
2811 | ありがとうごさいます(赤面) | おーはし | 3/17-22:02 |
記事番号2788へのコメント はじめまして(ぺこり)、 とってもライブなご感想どうもありがとうございますです。(笑) 話に厚みを出す、もしくは今の時代に合わせて、 理由は色々あるのでしょうが、 離婚とか不倫とか恋愛の暗黒面を強調するドラマは、 私もあんまり好きでないです。 なにしろこんじょなしなので(笑)、見てるとしんどくなるのですね。 なんであんなに痛い言葉を投げ合うんだろうなー…とか ってお話に「なんで」もないもんですが(笑) 姫様と岩男さんの新婚さんいらっしゃい(赤面) お気に召して頂けてほんとに嬉しい限りです。 ごく普通の、よくある設定で、 感動して頂けるほどスケール大きいこと書けてるのか、 今だ自信はないんですけど(汗) そんでも、喜んで頂けたら嬉しいです。(ほにゃ) では、どうもありがとうございました。 |
2813 | やっぱり・・・♪ | 俺様 E-mail | 3/19-01:51 |
記事番号2757へのコメント 初めまして〜m(__ )mぺこり 読ませていただきました〜(><)O このコーナーには新参者で、ほとんどの小説読んでない奴なんですが(爆) 今、ちょっとまわってみていましたら、ゼルアメ。 いいですよねぇ・・・やっぱ、 仲良し四人組はガウリナ、ゼルアメですよねぇ・・・ ここはゼルリナが多くってちょっと寂しかった所にちょうどこの小説が(笑) もぅ ラブラブしてて良いです(T_T ) 文の書き方も読みやすです〜(^-^) アメリアらしさがめちゃ出てて読んでて「いいなぁ」って感じです。 また、書いてくださいね〜 |
2820 | 私の大体そうなんです(笑) | おーはし | 3/20-11:03 |
記事番号2813へのコメント こちらこそはじめましてです。 いきなりこれから読まれたとは……(汗) のっけから○夜あけ話で驚かれましたでしょ(汗笑) このシリーズいちおう結婚前から始まってますから、 お気に召されたら読んでみて下さい。 ちゃんと段階踏んでることが解りますので。(笑) お好みから察するにテレビ版からですか?落っこちたの(笑) 私はテレビから入って、岩男さんと姫の可愛らしさ、 リナちゃんとガウリイさんの王道さにすっかり参ってしまった口です。 だから書いたの全部この組み合わせ(笑) 真面目系は殆ど全部お気に入りのゼル&アメリア話です。 最近の『1』はリナちゃんと岩男さんのお話がいっぱいですけど、 (私この組み合わせも結構好きです同級生カップルって感じで) 『2』は姫とのお話多いですよぅ♪(こっちは先輩、後輩) お話書き始めてからは読むのあんまりできなくなっちゃったんですけど、(涙) 小野道風さんとか、UMIさんとか、魚の口さんとか、さいとうぐみさんとか、 とにかくもう上手な方いっぱいですから。(にぱ) では、ご感想どうもありがとうございました。 |