◆−ど〜るず はぷにんぐ12−桜牙(5/6-23:28)No.2964 ┣ど〜るず はぷにんぐ13−桜牙(5/6-23:29)No.2965 ┗ど〜るず はぷにんぐ最終話−桜牙(5/6-23:33)No.2966 ┗Re:ど〜るず はぷにんぐ最終話−ちな(5/7-21:11)No.2968 ┗はじめましてぇ♪−桜牙(5/8-23:23)No.2969 ┗Re:はじめましてぇ♪−ちな(5/9-22:17)No.2970
2964 | ど〜るず はぷにんぐ12 | 桜牙 E-mail URL | 5/6-23:28 |
う〜む、あれから1ヶ月経ってましたね・・・・・・・・。 と、とにかく!このツリーで終りですのでよろしくおねがいします!! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 右手にワインの入ったグラス、左にタバコを持ちながら座っている女性が一人。 右手のワインを揺らしつつ、どこか遠くを見つめタバコをふかす。 ふー――――――――――っ・・・・・・ (・・・あら、連れてきちゃったのね・・・・・・) 女性の瞳の焦点が合い、近くの一点を見つめた。 すると突然空間が歪み、ばんっと大きな音と共に人影が現れる。 「ただいま戻りました、ゼラス様」 後ろに偽リナを従えたゼロスが軽く頭を下げる。 同じく偽リナも深深と頭を下げた。 「おかえり、ゼロス・・・・・え、え〜っとそちらの名前はなんだったかしら?」 知っていながらもわざと聞くゼラス。 偽リナはにっこりと微笑み名を語った。 「獣神官ゼロス様に創って頂きましたパペットと申します」 「そう、パペットだったわね」 「はい、人にとりつくことしか能がない私ですが少しでも貴方様のお役に立ちたかったです」 「十分役に立ってるわ、大丈夫よ」 「しかし・・・・・今回は失敗してしまいました、申しわけありません」 「ま、その事は気にしなくて良いわ」 「はい、ありがとうございます・・・それで・・・あの・・・」 ちらっとゼロスを見るパペットはその先を言えずに口篭もった。 ようやく自分が話してもよさそうな雰囲気になったので、ゼロスは遠慮がちに口を挟む。 「・・・・・・一体どう言う事なんでしょうか?僕には全くわからないのですが」 もちろん、ゼラスには困ったような表情を向けるがパペットには睨みをきかせている。 パペットはびびりながらも口を開いた。 「あ、あの、ゼロス様に今回の事は・・・・・・・」 「言ってなかったわよ」 さらっと言ってのけたゼラスに、パペットはまともに顔色を変えた。 そしてゼロスに精一杯の誠意を見せながら一礼をした。 「ゼロス様、今回の事は―――」 「私から説明するわよ、あなたは何もわるい事はしてないから♪わるいのはゼロスよ?」 「・・・・・どう言う事でしょう?」 「それはこっちのセリフよ、なんでパペットを連れて帰ってきたわけ?」 「なぜといわれても・・・・」 「ゼロスが邪魔しなければこんなまどろっこしい事にはならなかったって言ってるの」 「じゃあ、こう言う訳ですか?獣神官である僕をすっ飛ばしてパペットに命令をしたんですね」 「ま、そうなるわね」 ゼラスにはっきりと言われたゼロスはかなりショックを受けた。 ショックと言うよりも、プライドを傷つけられたのかもしれない。 獣神官である事を自負していた分、傷は深い。 この事がゼロスを非行の道へと走らせる事となる・・・・・・・・・。 |
2965 | ど〜るず はぷにんぐ13 | 桜牙 E-mail URL | 5/6-23:29 |
記事番号2964へのコメント 続き♪続き♪ もうそろそろ終りですよぉ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ま、ゼロスが非行に走るのは少し先の事。 今はとにかくこの険悪なムードだろう。先ほどからにらみ合いが続いているのだから・・・・。 『絶対にあんたが悪いわ』 ゼロスの顔はそう物語っていた。一方ゼロスも・・・・。 『僕は絶対に悪くありません』 と言う顔をしている。 それを間近で見なければいけないパペットは泣きたい心境に陥っていた。 二人とも自分よりはるかに位の高い魔族である。 まぁ、身分の高さはもちろんゼラスの方が高いかもしれないが、なにぶんゼラスはゼロスがはむかう事をよしとしている。 それだけにパペットはどちらにもつけない。 この状態はいつまで続くのだろう・・・・・・・・・・、とパペットは内心ボソッと呟くのだった。 さて、一方リナ達はと言うと。 『・・・・・・・・・』 『・・・・・・・・・・・どうしよう・・・リナぁ・・・・』 相変わらずだった・・・・・・・σ( ̄∇ ̄;) 自分達は動けない、偽ガウリイは全く起きる気配がない。 偽ガウリイはパペットが操っているので、いつ起きても、また起きなくても不思議ではないのだがリナ達はそれを知らなかった。 この状態で何をすれば良いのか!?その答えはただひと〜つ!! 大人しく待つ事♪ が、しかし!!それはリナの最も苦手とする事である。 この静かな時ももうすぐ終りを告げるだろう。 『・・・・・・ピキ・・・・』 ・・・・ほらね・・・? 『いつまでこんな所でじっとしてなきゃいけないのぉぉぉぉぉおおおお!!!』 『・・・・さぁなぁ?』 ガウリイはいつも通り呆けているし・・・・・・。 こんな状態で一体二人は元に戻れるのだろうか? ・・・ここだけの話、二人の運命はアホ神官に握られていた。 |
2966 | ど〜るず はぷにんぐ最終話 | 桜牙 E-mail URL | 5/6-23:33 |
記事番号2964へのコメント チッチッチッチッチ────── ゼラスの趣味で置いてある時計の針の音が嫌に大きく聞える。 チッチッチッチッチッチッチ――――――――― 静かな時、時計の針の音は時間を刻む物ではなく神経を刻む者だと思うのは気のせいだろうか? いや、気のせいではないだろう。 その証拠にこのあたり周辺には信じられないくらいの瘴気が渦巻いている。 いつもだったらこんなに二人そろって瘴気を隠さないなんてことはない。 やはり、時計は魔族の神経すらも切り刻む者らしい。 もちろんパペットのほうは神経を切り刻まれてとっくに泣いている。 泣くなんて行動は魔族には本来ないものだが、現在人間の中に入っている以上は泣くという事も出来るようだ。 だぁ〜〜〜〜〜っと涙を流し続けている。 ・・・・・・・一体からだの中の水分はどれほど涙に使われたのだろう。 すでに何リットルもの水分が失われているはずなのだが・・・・・・・・・・・・? ピクッ――! ゼロスの眉がかすかに動いた。 それを見たゼラスは唇を少しだけ吊り上げる。まるで勝ったとでもいうように・・・・・。 「・・・・・・ゼラス様」 「何かしら?」 「しばらくお暇を頂きたいのですが、よろしいでしょうか?よろしいですよねぇ、もちろん。ゼラス様には優秀な部下が山ほどいるのでしょうし」 「そうね、別に良いわよ」 ピクピクッ――!! 思ってた以上にさらっといわれたゼロスは口を引きつらせたが、すぐにいつもの笑みを張りつけてその場から消えた。 ―――シュッ―― ――――――バシュッ――― ゼロスと同時にパペットまで姿を消す。 ゼラスはほおっと息を吐いた。 「よ〜っし♪おもしろいことになったわね」 さっきとはうってかわっておもしろくてたまらない、そんな表情で。 「思ってたよりもおもしろくなりそうねぇ、グラウシェラーも呼ぼうかしら?」 ――シュンッ―――― 「・・・・呼んだか、ゼラス?」 タイミングを見計らった様に現れたのはグラウシェラー。 それを全く驚きもせずにゼラスはどこから取り出したのかグラスを渡す。 「ワインでも飲みながら、どう?」 「そうさせてもらおう。全く、お前は余程ゼロスが気に入っているのだな。からかって何が楽しい?」 「別に?ただ退屈なのよ、毎日が」 「それは城から出ないからだろう?たまには外に出たらどうだ」 「くすっ、貴方と一緒に?」 言葉と共に自分の腕をグラウシェラーに絡ませた。 グラウシェラーは嫌な顔こそしないものの、うまく腕から逃れる。 「あら、ふられちゃった」 小さく笑うと、グラウシェラーが受け取ったグラスの中にワインを注ぐ。 「ゼロスがリナ=インバースの元についた様だぞ」 ワインが注がれているグラスを見つめながらグラウシェラーが呟いた。 「そうみたいね、これでリナ=インバースにとっては事件解決ってことになるわ。でも・・」 「ゼロスと、例の娘には始まりなんだろう?」 「えぇ、ようやくね」 「楽しみだ、一体どうなるのだか・・・・・・」 こちらは相変わらず呆けているガウリイと、すでに気力を失ったリナ。 そこにゼロスがパペットを連れて現れた。 「リナさ〜ん、生きてます?」 『・・・・はっ!ゼロス!?ふっふっふっふっふ・・・・・・覚悟はいいわね?ラグナブレードでぶった切ってやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』 「はっはっは、せっかく人間に戻してあげようとしているのに僕のやる気を失わせて良いんですか?」 『・・ぐっ・・・しかたがない、ここはがまんするしかないわね』 「さすがリナさん、賢い選択です。さぁパペット、元に戻してくださいね」 「・・・はい」 パペットはすたすたと偽ガウリイ、もとい自分の操り人形へと近づいた。 『・・・パペット?・・・・・・操り人形って意味よね・・・・・・・へぇ、あたし達は最初からあんたに騙されていた訳ね?』 パペットはなにも答えずに偽ガウリイもとい、くどい様だが自分の操り人形の顔を自分の方に向かせて―――――― 唇を合わせた。 『なっ!?なにするのよ!!!』 そういった瞬間にリナは軽いめまいに襲われ・・・・・・・・・・気づけば元の体に戻されていた。 同様にガウリイも打撲だらけの体をさすりつつ起き上がる。 「・・・いててっ・・・・・リナ、あとで呪文たのむ」 「今かけるわ、座って」 「ん、ここでいいか?」 「うん、・・・・・・・・・ぶつぶつぶつ・・・・・・・リカバリィ!!」 リナの手のひらから暖かい光が放ち、ガウリイの傷を癒した。 「あのぅ、それじゃ僕達は先を急ぎますのでこのへんで」 「ちょっと!」 ―――シュッ―― リナのいうのも聞かずに二人は消え去ってしまった。 残された二人はしばらく何もいえなかった・・・・・・・・・。 数分後――― 「・・・一体今回の事件はなんだった訳?」 「・・・・・・さぁ?リナにわからないのに俺がわかるわけないだろ♪」 「偉そうに言うなぁぁぁぁぁぁ!!」 すぱこ〜んっ!! 今日もスリッパの音が気持ちよく響いた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― はぁ〜、長かったぁ・・・・・・・・・・・・。 本当にご迷惑ばかりかけましたよね、この話は。 全く更新しないわ、おもしろくないわ・・・・・・・シクシクシク(T△T) そう!!この話はあとで番外編を書きます。 今度はパペットを連れてゼロス君はフィリアの元に行くんですよ。 ゼロフィリなんですぅ♪ ・・・・・・いつ書くかは謎ですけどね・・・・・・。 では、桜牙でした(ぺこっ) |
2968 | Re:ど〜るず はぷにんぐ最終話 | ちな | 5/7-21:11 |
記事番号2966へのコメント 桜牙さんは?No.2966「ど〜るず はぷにんぐ最終話」で書きました。 はじめまして。 ちなと申します。 コメントするのは初めてです♪ だからといってはなんですが、もし、失礼なこと(ネチケットに反すること)などありましたら、言って下さいね。直しますから。 >やはり、時計は魔族の神経すらも切り刻む者らしい。 時計にこんな力があったとは・・・。 おそるべし時計・・・。(笑) >・・・・・・・一体からだの中の水分はどれほど涙に使われたのだろう。 >すでに何リットルもの水分が失われているはずなのだが・・・・・・・・・・・・? リナの体は大丈夫なのでしょうか? >「しばらくお暇を頂きたいのですが、よろしいでしょうか?よろしいですよねぇ、もちろん。ゼラス様には優秀な部下が山ほどいるのでしょうし」 ゼロスがこんなセリフを言うなんて・・・。 こういうのを『とげのある言葉』とかいうのでしょうか? >唇を合わせた。 きゃああああっ♪ なぁ〜んてだいたんなっ♪・・ってリナ達じゃないんですよね・・。 >全く更新しないわ、おもしろくないわ・・・・・・・シクシクシク(T△T) おもしろくないなんて言わないでくださいっ! ちなの小説の方が、おもしろなさ(?)では上です! (なんか、言ってる自分が悲しひ・・・。) あ、ちなはまだ、投稿とかはしてません。 そのうちやります。(きっと) それを見たらわかりますよ、桜牙さんの表現の上手さが♪ (とかなんとかいって、宣伝してるし・・・。) >そう!!この話はあとで番外編を書きます。 本当ですかっ!!(喜) >今度はパペットを連れてゼロス君はフィリアの元に行くんですよ。 >ゼロフィリなんですぅ♪ ゼロフィリ・・・どんな会話があるんでしょう・・? 楽しみです〜。 >・・・・・・いつ書くかは謎ですけどね・・・・・・。 >では、桜牙でした(ぺこっ) いきなり、コメントしてすみません。 初めてなのでドキドキ・・・。 ちなも、駄文ですが、投稿したいと思います。 でも、そのまえに桜牙さんの新作が・・・? このシリーズ、次の回をいつも心待ちにしながら読ませていただきました。 こんなに長い話、大変だったと思います・・。 ちなにはできない・・。 それでは、次回作を、心待ちにしています♪ |
2969 | はじめましてぇ♪ | 桜牙 E-mail URL | 5/8-23:23 |
記事番号2968へのコメント はじめまして、桜牙です。 いやぁ、コメントを頂けるなんて・・・・・・貴方は世界一良い人です!! では、いくつかご質問にお答えしましょう。 >リナの体は大丈夫なのでしょうか? リナなのでOKです!!・・・・むちゃくちゃ・・・・。 >ゼロスがこんなセリフを言うなんて・・・。 >こういうのを『とげのある言葉』とかいうのでしょうか? えぇ、もちろんn♪ ゼロスに言わせてみたかったんですよぉ、ゼラス様に対して、ね。 だって滅多に見られない光景でしょう? 絶対服従ですし・・・・・。 >ちなも、駄文ですが、投稿したいと思います。 >でも、そのまえに桜牙さんの新作が・・・? あっはっは、私のが先に出るなんてことはないでしょう!! ちな様の小説を楽しみにしてます♪ ぜひぜひ見せて下さいね〜!!絶対ですよぉ!! では、桜牙でした(ぺこっ) |
2970 | Re:はじめましてぇ♪ | ちな | 5/9-22:17 |
記事番号2969へのコメント 桜牙さんは?No.2969「はじめましてぇ♪」で書きました。 きゃああっ♪ d(><)b お返事いただけて、うれしいですっ!! >はじめまして、桜牙です。 >いやぁ、コメントを頂けるなんて・・・・・・貴方は世界一良い人です!! 良い人だなんて・・・。 (///-///) ありがとうございます☆ >では、いくつかご質問にお答えしましょう。 >>リナの体は大丈夫なのでしょうか? >リナなのでOKです!!・・・・むちゃくちゃ・・・・。 やっぱり・・・。リナですもんね。 >>ゼロスがこんなセリフを言うなんて・・・。 >>こういうのを『とげのある言葉』とかいうのでしょうか? >えぇ、もちろんn♪ >ゼロスに言わせてみたかったんですよぉ、ゼラス様に対して、ね。 >だって滅多に見られない光景でしょう? >絶対服従ですし・・・・・。 確かに・・・。 見てて、「あのゼロスがっ?!」って思いました。 >>ちなも、駄文ですが、投稿したいと思います。 >>でも、そのまえに桜牙さんの新作が・・・? >あっはっは、私のが先に出るなんてことはないでしょう!! >ちな様の小説を楽しみにしてます♪ 『ちな様』なんて・・・。 『様』なんてつけなくていいですよ。 現にちなもつけてないし・・・。 (勝手に『さん』ずけにしてる・・・。) >ぜひぜひ見せて下さいね〜!!絶対ですよぉ!! ありがとうございます♪ こんな風に言ってもらえるなんて・・・。 幸せです〜。 (*^-^*) 一応、話、書いてはあります。 (友達に見せてるだけですけど。) 近い内に、投稿いたします。 >では、桜牙でした(ぺこっ) ちななんかへのコメント(レス?)に時間を使っていただいて、 ほんとにほんとにありがとうございました。 by ちな |