◆−ツリー落ちちゃった・・・。−葵 芹香(7/8-22:28)No.3480 ┗内緒のデート 3−葵 芹香(7/9-16:45)No.3488 ┣Re:内緒のデート 3−麻生誠(7/9-23:55)No.3492 ┃┗麻生さぁぁんっ(泣)−葵 芹香(7/10-21:14)No.3504 ┗Re:お疲れ様でした−クロ(7/11-12:37)No.3507 ┗ありがとでしたっ!!−葵 芹香(7/12-12:15)No.3513
3480 | ツリー落ちちゃった・・・。 | 葵 芹香 E-mail | 7/8-22:28 |
ども、葵芹香です。 「どひぃ〜っ!レポート終わらねぇ〜〜っっ!!」 なんてことやってるうちにツリー落ちちゃいました(泣)。 ということで、こっちに載せてもらいます。 |
3488 | 内緒のデート 3 | 葵 芹香 E-mail | 7/9-16:45 |
記事番号3480へのコメント どうも、今週を乗り越えたら夏休み…な葵芹香です。 最後だけ異様に長くなってしまいましたが、ゼロフィリデ―ト編・ファイナル、スタートですっ。 ===================================== 『内緒のデート 3』 「それじゃ、次はぁ・・・」 依然として赤い顔のフィリアを連れて場所は。 「・・・何ここ、…寒い・・・。」 寒くて・暗くて・不気味な内装・不気味な音楽といえば定番の・・・ 「お化け屋敷ですよ。」 「っ!!」 とたんに涙目になるフィリア。 その表情の変化は見ていて飽きがこない。 自分の袖のすそをギュッと握り締めている少女を可愛らしく思いながらも、 「そんなに嫌なんですか?お化け屋敷・・・。」 「あっ、貴方はお化けのようなものだからいいでしょうけどっ!私は、こういった類はダメなんですぅ〜っ!!」 「お化けみたいな・・・。失礼ですけど、貴女だって大差ないでしょ…う・・・。」 ゼロスは反論しかけて言葉を区切った。己の腕を掴んでいる彼女の手がカタカタと震えているのに気づいたから。 「フィリアさん・・・。」 落ち着かせようと彼女の背中に腕を回しかけた、その時。 「う〜ら〜め〜し〜や〜〜〜。」 「・・・っ!!」 (いいところで邪魔を・・・っ!!!) 井戸から現われた幽霊は、とてつもなく凶悪な顔をした獣神官に睨み付けられ、数瞬凍りついた…下手をすれば殺されていたかも知れない。それを回避したのはくしくも自分の演技によって、いまだこちらを睨んでいる青年に悲鳴を上げて抱きついた娘の存在だった。 「フィリアさん。」 愛おしげに竜の娘を見下ろしたあと、再び幽霊(役の人間)に視線を向ける…さっさと消えろと言わんばかりの目で。 すごすごと幽霊が井戸の中に戻った後、ゼロスは今度こそフィリアをギュッと抱きしめた。 彼女から薫る花の香に、自分を見失ってしまうような錯覚に陥ったがなんとか持ちこたえて語りかける。 「フィリアさん、落ち着いてください・・・僕はここにいるでしょう。」 「?」 「ちゃんと触れられるでしょう?…まぁ、ここはお化け屋敷という偽物ですけど、存在していないものなんかに心を乱されないで下さい。」 (僕以外に・・・心動かされないで下さい。) フィリアが落ち着いたのを確かめてからそっと抱きしめていた腕をはなし、代わりに彼女の手を引いて歩き出す。 竜の娘は、至るところから現われる幽霊や仕掛けに驚きはするものの、もう怖くはなかった。自分の手を握る獣神官の手の温もりを信じていたから。 少しずつ、少しずつ、出口に近づき…やがて外のまぶしい光が彼らを包む。 ゼロスはフィリアに振り向き、彼女だけに向ける微笑みで、 「よく出来ましたっv」 それからの2人のデート内容は。 パーク内で催されているイベントでゼロスが(フィリアのために)優勝したり、モグラたたきをモーニングスターを扱う要領でたたいて故障させたり(逃げた)、ゼロスが飲み物を買いにいっている間にフィリアが若い男にナンパされたり、その男をゼロスが半殺しにしかけたり…といろいろあったが。 2人の手は始終繋がったまま。どこからどう見ても若いカップルだが・・・。 「カップルの方ですね?」 「はい、そうですv」 「いぃえっ!違いますうぅっ!!」 2人から両極端な答えが帰ってきて戸惑った係員だったが、とりあえずアトラクションの説明をする。 「ここは<クリスタル・キャッスル>と言いまして、文字通りクリスタルとミラーでできた城でございます。お2人には別々に入場していただいて、中で再会・2人でゴールです。まだ達成したカップルはいらっしゃいませんが、もし30分以内にゴールすることが出来ましたら、景品としてペアリングを差し上げております。それでは、こちらへどうぞ。」 「だからカップルじゃないって・・・」 「フィリアさん、頑張って景品とりましょうねv」 フィリアの抗議はサラッと流されて、ウキウキした調子のゼロスは、 「あ、そうだ、景品とは別に賭けしませんか?」 「賭け?」 「ええ。見つけられたほうが、先に見つけた方の言う事をひとつだけ聞くという・・・。」 「ヤです。」 ずべしゃっ 彼女の即答におもわずズッこける獣神官。 「だってそんなの私が負けるに決まってるじゃないですか…。私は瞬間移動はできても空間移動はできないんですよ?固定された場所にしか行けない私より、対象の気配を察知して空間を渡る貴方のほうが有利じゃないですか。」 「わ、わかりましたよぅ・・・空間移動は使わなければいいんでしょう?」 「・・・本当ですか?」 「本当ですっ!それじゃ、賭け成立ですね・・・あ、貴女はここからスタートでしょう。僕、向こうからなんで。中で逢いましょう・・・。」 そう言い残して走り去る。フィリアはフウッと息を吐き、入口へと足を踏み入れた。 「キレイ・・・・・。」 中は本当にクリスタルとミラーで輝いていた。全てのガラスに自分が映る。 カツンッ、カツンッ… 足音だけが響き渡り、それは彼女に自分が今、1人であることを実感させた。 1人でいることなど、平気なはずだった。神託を受け、外の世界を知るまでは。 リナ達に、…彼に出逢って初めて知った感情たち。 ピタッ・・・ 足を止めてミラーを見る。 鏡の向こうの自分でさえ、他人のような気がした。 ――ワタシ、イマ、ヒトリ――? 急に淋しくなり、うずくまって、かの名を呼んでみる。 「・・・・・ロ・・・ス・・・。」 「さてと…。」 フィリアと分かれたゼロスは、入口に一歩踏み出すと、彼女の気配を探した。 (空間移動‘は'しないって言いましたからね。) すぐに彼女の居場所を察知する。 ―――? と同時に不審顔をする。彼女から負の気配が漂っていたから。 (まさか・・・泣いてる?) そう直感した瞬間、ゼロスは走り出した。 フィリアは未だに座り込んだままだった。 たった1人の空間。自分の分身たちがジッと自分を見つめているだけ。 自分は何を待っているのだろう。何を期待しているのだろう。 ・・・わからない。 ホントに、本当に、こんな感情、今まで知らなかったから。 もう一度、呼んでみる…今度はしっかりと。 「ゼロス・・・。」 「呼びました?」 後ろから、フイに抱きしめられた。それが誰かなど、考える必要もなかった。 彼女の心を、暖かな感情が包みこんでいく。その腕の中で、安心、できたような気がした。 「賭けはやっぱり僕の勝ちですねv」 振り向くと、いつもの笑顔がそこにあった。 「・・・今、何分くらい経過しているんでしょう・・・?」 「そうですね、大体20分くらいだと思いますけど・・・。」 いくらなんでもこれから10分でゴールを見つけるのは不可能である。 「じゃあ、景品は無理ですね・・・。」 「そんなことないですよv」 そう言ってフィリアをヒョイと抱き上げると、空間移動した…ゴールの目の前へと。 「・・・これってズルくありません?」 「だって僕、魔族ですし♪」 そんな会話を交わしながら、外へ出る。 「おめでとうございます!あなた方が制限時間内にゴールできたはじめてのカップルです!!記念の写真を撮りますので、こちらに並んでください。」 パシャリ☆ 「それから、こちらが景品のペアリングとなっております。」 差し出された台座には、まるで彼らの在り方を象徴するかのような黒水晶と白水晶の一対のリングが恭(うやうや)しく置かれていた。 ゼロスはそれを受け取るとバックの中にしまった。 「そろそろ日が暮れてきましたねぇ〜。」 「・・・そうですね。」 てくてくとゼロスの後を追いながら、気のなさそうな返事をするフィリア。 (もうお終いなの?) 「やっぱりクライマックスにはあれでしょう〜。」 フィリアはゼロスが指差したものを見上げる。 「観覧車・・・・・。」 「どうでした、初めての遊園地は。楽しんでいただけたでしょうか?」 向かい合って座っている娘を見つめながら、問いかける。 「はい…。」 そう答えるものの、どこか憂い気味な彼女に不安を覚える。 「…僕じゃ、役不足でしたか?」 ブルンブルンと首を横に振って、 「とんでもないっ!楽しかったです、すごく・・・。」 (でも。) でも・・・彼といて、知ってしまった感情がある。まだはっきりとはわからないけど。 楽しい時も、必ず過ぎ行く。この観覧車が一周したらもう終わり・・・。 それ以上考えたくなくて、外の景色を眺める…水平線に沈みゆく太陽を。 「綺麗・・・。」 (貴女の方がよっぽども綺麗ですよ…。) 夕陽に映える彼女の横顔は、ゼロスの目には何よりも神秘的で、且つ、美しいもののように映った。 フィリアが室内に視線を戻すと、いつの間にかゼロスが目の前に立っていた。 「・・・なに?」 動揺を抑えながら尋ねると、彼は彼女の手袋を外し、先程景品としてもらった指輪を…白水晶のほうの指輪を、薬指にはめようとした。 「なっ、ちょっとっ、止めてくださいっ!自分ではめられますっ!!」 「いいじゃないですかぁ〜」 (だってこれって・・・っ!!) 「婚約指輪みたいでv」 「っっ!!!うみゅぅ〜〜・・・。」 竜の娘が困惑している間にさっさと彼女の白くて細い手をとり、その薬指に指輪をはめた。そして自分は黒水晶のほうの指輪に鎖を通してネックレスにする。 「・・・とめてもらえます?」 「う゛〜〜っ」 ゼロスの後ろに回り、パチン、と鎖をつなぐ。彼は満面の笑みを浮かべ、 「これで婚約成立ですね、僕のお嫁さんっv」 「っな!誰が誰のお嫁さんなんですかっ?!」 「それはそうと・・・」 「話逸らさないでくださいぃ〜〜っ!!」 急に真面目な顔になったゼロスが、ジッとフィリアを見つめる。 アメジストのような、透き通った紫の瞳で。 「・・・?」 「・・・そう言えば…賭けのほう、まだ言うこと聞いてもらってないですよね・・・。」 (―――!…忘れてた・・・・・。) 「えっ、えっと、その・・・、何すればいいんですか…?」 おずおずと尋ねるフィリアを可愛く思いながら、言葉を続けた。 「簡単ですよ、ほんの少しの間だけ、目をつぶっていてくれればいいだけですから・・・。」 ゼロスは彼女の瞳を閉じさせると、その顔を両手で優しく挟みこむ。 温かいものが唇に触れた気がして、フィリアは目を開けた。 目の前には今にも触れそうなゼロスの顔…いや、実際触れているのだ、唇が。 「・・・ゼ・・・・・ッ」 ようやく離されたとき、フィリアの頭の中は真っ白だった。 彼女を現実に引き戻したのはゼロスのセリフ。 「それじゃ、僕は仕事場に戻ります…続きは新婚旅行にしましょうねv」 そう言い残すとシュンッ、と消えた。 後に残された竜の娘は。 「何が新婚旅行なんですかっ!!わっ、私のファースト・キス返してくださいいぃぃぃ〜〜〜っっっ!!!」 さんざん叫びまくったあと、そっと自分のものではない温もりが残っている 唇に手を当てる。 「本当に、もう・・・。」 その時のフィリアにはもう、淋しいなんて想いはなかった。 ただ、胸の奥から熱い何かがこみ上げてくる。 (この動機・・・何…?) けれどそれは決して不快なものではなかった。 クスッ・・・ 「魔族が神族をお嫁さんに迎えるなんて話、聞いたことありませんよ?」 また、いつものように、からかわれたのかもしれない。 それでも…こんな想いに満たされるのなら、からかわれ続けるのも悪くない・・・そうフィリアは思った。 「ありがとう、ゼロス…また頑張れそうです・・・。」 ===================================== 終わった・・・やっと終わった・・・・・。 途中でシリアスになったり、誰だかわからない2人になったり。 初デートの成功率としては70%くらいですかな。 30%は私の表現力の足りなさ・・・(泣) ホントはもっと大人チックにしたかったのよ・・・・・。 葵 芹香 |
3492 | Re:内緒のデート 3 | 麻生誠 E-mail | 7/9-23:55 |
記事番号3488へのコメント いえーい、ようやく一番レスゲットできました。芹香しゃまほんとにおつかれさまでした。希望まで聞いてくださって、ラスト観覧車…最高でしたぁ。 >「フィリアさん・・・。」 >落ち着かせようと彼女の背中に腕を回しかけた、その時。 > >「う〜ら〜め〜し〜や〜〜〜。」 >「・・・っ!!」 >(いいところで邪魔を・・・っ!!!) >井戸から現われた幽霊は、とてつもなく凶悪な顔をした獣神官に睨み付けられ、数瞬凍りついた…下手をすれば殺されていたかも知れない。 まったく、見ず知らずの他人をそんなに睨むなって(笑)おかげでフィリアさんに抱き着いてもらえたのに。う〜ん、でも感謝とか絶対しないか…。 >(僕以外に・・・心動かされないで下さい。) 何にでも、ほんとに些細なことにも嫉妬するゼロス…可愛いなぁ(^o^) >竜の娘は、至るところから現われる幽霊や仕掛けに驚きはするものの、もう怖くはなかった。自分の手を握る獣神官の手の温もりを信じていたから。 もうすっかり、らぶらぶじゃないですか。フィリアさんがすっごく素直で可愛すぎです〜。 >「カップルの方ですね?」 >「はい、そうですv」 >「いぃえっ!違いますうぅっ!!」 きっと、こういうときのゼロスってばしれっと肩を抱き寄せたりしてるのよね。僕のお嫁さん(予約済み)みたいな顔して。 >「あ、そうだ、景品とは別に賭けしませんか?」 >「賭け?」 >「ええ。見つけられたほうが、先に見つけた方の言う事をひとつだけ聞くという・・・。」 >「ヤです。」 >ずべしゃっ >彼女の即答におもわずズッこける獣神官。 これは、日頃の行いの悪さ=いぢめすぎ&ずるしすぎ、が祟ってますな。自業自得(大笑) >(空間移動‘は'しないって言いましたからね。) ああっ、この辺りがやっぱりゼロス…。 >「おめでとうございます!あなた方が制限時間内にゴールできたはじめてのカップルです!!記念の写真を撮りますので、こちらに並んでください。」 >パシャリ☆ この写真の行方…やっぱりゼロスがもってるんですか?それとも実は2枚あるとか…? >「それはそうと・・・」 >「話逸らさないでくださいぃ〜〜っ!!」 >急に真面目な顔になったゼロスが、ジッとフィリアを見つめる。 >アメジストのような、透き通った紫の瞳で。 >「・・・?」 >「・・・そう言えば…賭けのほう、まだ言うこと聞いてもらってないですよね・・・。」 >(―――!…忘れてた・・・・・。) >「えっ、えっと、その・・・、何すればいいんですか…?」 >おずおずと尋ねるフィリアを可愛く思いながら、言葉を続けた。 >「簡単ですよ、ほんの少しの間だけ、目をつぶっていてくれればいいだけですから・・・。」 >ゼロスは彼女の瞳を閉じさせると、その顔を両手で優しく挟みこむ。 > >温かいものが唇に触れた気がして、フィリアは目を開けた。 >目の前には今にも触れそうなゼロスの顔…いや、実際触れているのだ、唇が。 >「・・・ゼ・・・・・ッ」 >ようやく離されたとき、フィリアの頭の中は真っ白だった。 >彼女を現実に引き戻したのはゼロスのセリフ。 >「それじゃ、僕は仕事場に戻ります…続きは新婚旅行にしましょうねv」 ばっちりですぅぅぅ〜〜〜。私が思っていた通りの雰囲気。ゼロスかっこいいです、これぞマジキスですよぉ。最高ですっ!! ほんとに長い小説お疲れ様でした(^o^)次の学園編も期待しまくりなので、がんばってくださいね。また応援メール送ります♪ |
3504 | 麻生さぁぁんっ(泣) | 葵 芹香 E-mail | 7/10-21:14 |
記事番号3492へのコメント レスありがとです・・・麻生さ〜んっ。 次のゼロフィリ学園ものが・・・この修羅場を越えないと投稿できないことが判明しました(泣)。 ゆえにその話はほんの少し先になりそうです…悲しい〜〜っ! ふえぇぇっ、レポートの山がぁぁぁ〜〜っ!!(←自業自得) 葵 芹香 |
3507 | Re:お疲れ様でした | クロ | 7/11-12:37 |
記事番号3488へのコメント デート完了、お疲れ様でした。回を追うごとにラブラブ甘甘度が アップしていき、嬉しい限りです。フィリアがゼロスの文字通り 、魔の手に落ちるのも時間の問題では!! >自分の袖のすそをギュッと握り締めている少女を可愛らしく思いながらも、 >「そんなに嫌なんですか?お化け屋敷・・・。」 >「あっ、貴方はお化けのようなものだからいいでしょうけどっ!私は、こういった類はダメなんですぅ〜っ!!」 >「お化けみたいな・・・。失礼ですけど、貴女だって大差ないでしょ…う・・・。」 ここ、すごく好きです。二人の掛け合いって、なんかいいですね。 ほのぼのしてて、面白いです。フィリアのゼロス(魔族)に対する 認識が健在なことも垣間見えました。 >「フィリアさん。」 >愛おしげに竜の娘を見下ろしたあと、再び幽霊(役の人間)に視線を向ける…さっさと消えろと言わんばかりの目で。 >すごすごと幽霊が井戸の中に戻った後、ゼロスは今度こそフィリアをギュッと抱きしめた。 お化け屋敷といえば、女の子が抱きつく。これがないと入った 意味がない(決めつけ)ですよね。でも、ゼロスと一緒じゃなけ れば、フィリアの場合モーニングスター(だったかな?)で、お 化けの人を悲鳴をあげながら、ぶっとばしてそうですね。 >「フィリアさん、落ち着いてください・・・僕はここにいるでしょう。」 >「?」 >「ちゃんと触れられるでしょう?…まぁ、ここはお化け屋敷という偽物ですけど、存在していないものなんかに心を乱されないで下さい。」 >(僕以外に・・・心動かされないで下さい。) >フィリアが落ち着いたのを確かめてからそっと抱きしめていた腕をはなし、代わりに彼女の手を引いて歩き出す。 >竜の娘は、至るところから現われる幽霊や仕掛けに驚きはするものの、もう怖くはなかった。自分の手を握る獣神官の手の温もりを信じていたから。 >少しずつ、少しずつ、出口に近づき…やがて外のまぶしい光が彼らを包む。 >ゼロスはフィリアに振り向き、彼女だけに向ける微笑みで、 > >「よく出来ましたっv」 何故付き合っていないのかというほどの信頼ぶりです。ゼロスの 本当の笑顔はフィリアだけのもの!! >2人の手は始終繋がったまま。どこからどう見ても若いカップルだが・・・。 手をつなぐっていいですね。純粋な感じがして、人との触れ合い の基本って気がします。 >後ろから、フイに抱きしめられた。それが誰かなど、考える必要もなかった。 >彼女の心を、暖かな感情が包みこんでいく。その腕の中で、安心、できたような気がした。 フィリア、自覚するようになったみたいですね。柔らかい感じが 漂っています。 >差し出された台座には、まるで彼らの在り方を象徴するかのような黒水晶と白水晶の一対のリングが恭(うやうや)しく置かれていた。 >ゼロスはそれを受け取るとバックの中にしまった。 ゼロス、バック持っていたんですね。今回一番驚きました。 >「それじゃ、僕は仕事場に戻ります…続きは新婚旅行にしましょうねv」 >そう言い残すとシュンッ、と消えた。 >後に残された竜の娘は。 >「何が新婚旅行なんですかっ!!わっ、私のファースト・キス返してくださいいぃぃぃ〜〜〜っっっ!!!」 >さんざん叫びまくったあと、そっと自分のものではない温もりが残っている >唇に手を当てる。 >「本当に、もう・・・。」 >その時のフィリアにはもう、淋しいなんて想いはなかった。 >ただ、胸の奥から熱い何かがこみ上げてくる。 > >(この動機・・・何…?) > >けれどそれは決して不快なものではなかった。 新婚旅行見たいです。ゼロスとなら、どんなとこでも、連れて いってくれそうだし、また何か面白いことが起こりそう。 なにより、夫婦になった二人が見てみたいです。 終わってしまいましたが、今回のデートは盛りだくさんで、とって も面白かったです。有難うございました。次は学園物とお聞きしま したが、楽しみに待っています。 |
3513 | ありがとでしたっ!! | 葵 芹香 E-mail | 7/12-12:15 |
記事番号3507へのコメント クロさんは No.3507「Re:お疲れ様でした」で書きました。 > >デート完了、お疲れ様でした。回を追うごとにラブラブ甘甘度が >アップしていき、嬉しい限りです。フィリアがゼロスの文字通り >、魔の手に落ちるのも時間の問題では!! ありがとさんですっ!えぇ、もうラブラブでGO!!な感じですv そ〜ですねぇ、彼の手に落ちるのも・・・そう遠くはないかもしれませんねぇ。 >>すごすごと幽霊が井戸の中に戻った後、ゼロスは今度こそフィリアをギュッと抱きしめた。 >お化け屋敷といえば、女の子が抱きつく。これがないと入った >意味がない(決めつけ)ですよね。でも、ゼロスと一緒じゃなけ >れば、フィリアの場合モーニングスター(だったかな?)で、お >化けの人を悲鳴をあげながら、ぶっとばしてそうですね。 はいっv相手が好きな娘じゃなきゃわざわざ入ったりしないでしょう。 フィリアも・・・1人だったらしまいには耐えきれなくなってレーザーブレスあたりで壊滅に追い込んだり・・・。 >>「よく出来ましたっv」 >何故付き合っていないのかというほどの信頼ぶりです。ゼロスの >本当の笑顔はフィリアだけのもの!! 全くですっ!「君は僕の太陽だ」的な微笑みですっ >>差し出された台座には、まるで彼らの在り方を象徴するかのような黒水晶と白水晶の一対のリングが恭(うやうや)しく置かれていた。 >>ゼロスはそれを受け取るとバックの中にしまった。 >ゼロス、バック持っていたんですね。今回一番驚きました。 いや〜、あの、いつもの肩掛けカバンですよ。・・・中、どうなってるのかわからないけど(汗)。 >新婚旅行見たいです。ゼロスとなら、どんなとこでも、連れて >いってくれそうだし、また何か面白いことが起こりそう。 >なにより、夫婦になった二人が見てみたいです。 極寒の地あり、常夏の地あり。い〜ですねぇ・・・って、その前に結婚式はどうなってるんだ・・・。 >終わってしまいましたが、今回のデートは盛りだくさんで、とって >も面白かったです。有難うございました。次は学園物とお聞きしま >したが、楽しみに待っています。 ありがとうございます。う〜ん、次は・・・一週間後くらい? 実はまだ修羅場だったり。いい加減にせぇよ、自分。 From 葵 芹香 |