◆−はじめましてっ!−がうりん(7/15-13:05)No.3548 ┣はじめまして−一坪(7/16-05:58)No.3558 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(1)-Lina side−がうりん(7/16-13:19)No.3564 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(1)-Gourry side−がうりん(7/16-13:20)No.3565 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(2)-Lina side−がうりん(7/17-07:42)No.3578 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(2)-Gourry side−がうりん(7/17-07:44)No.3579 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Lina side−がうりん(7/17-22:14)No.3586 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Gourry side−がうりん(7/17-22:15)No.3587 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Xelloss side−がうりん(7/17-22:16)No.3588 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Lina side−がうりん(7/17-22:34)No.3589 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Gourry side−がうりん(7/17-22:35)No.3590 ┣リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Xelloss side−がうりん(7/17-22:35)No.3591 ┣とりあえず、終了ですっ!−がうりん(7/17-22:37)No.3592 ┗こんにちは〜−723(7/25-15:23)NEWNo.3650
3548 | はじめましてっ! | がうりん E-mail | 7/15-13:05 |
どうもはじめましてっ! がうりんと申すものでございます。 一応自己紹介。 現在21歳の男。大学3年生。 大学2年にしてガウリナ依存症(正式名:ガウリナパロディー小説依存症候群)を発病。現在末期状態から徐々に回復しつつある。 最近ゼルアメ依存症が併発。こちらは、悪化しつつある。 リナ&アメリアFAN。 H.N.の由来は、まあ言わんでもわかるだろう。 とあるMLで流した駄文を投稿するつもりなんで、どうぞよろしくっ! m(._.)m |
3558 | はじめまして | 一坪 E-mail | 7/16-05:58 |
記事番号3548へのコメント 丁寧なご挨拶ありがとうございます! 投稿よろしくお願いします! |
3564 | リナの盗賊いじめ大作戦(1)-Lina side | がうりん E-mail | 7/16-13:19 |
記事番号3548へのコメント とーとつに思いついた話を流します。 どっかで似たような話があったら、ごめんなさーいっ! 自己紹介でも流したとおり、文才が0なので、とてつもない駄文になっておりますが、読んでやってください。 タイトルと内容にギャップがあるかも。(^_^;) −−リナの盗賊いじめ大作戦(1)-Lina side−− ある朝、目を覚ましたのはガウリイの腕の中だった・・・。 乙女の必殺技、スリッパたたきをお見舞いしようとして気が付いた。 あたしも、しっかりとガウリイに抱きついていたのだ。 (何であたしがここに、しかもガウリイと抱き合ってるんだろう・・・?) *****昨日の深夜***** あたしは、かなりイラついていた。 何故かといえば、ここ1ヶ月全く盗賊いぢめにいけなかったからである。 その原因は、あたしの保護者を自称しているガウリイだ。 こいつは、獣並みの勘と人間を超えた感覚で、あたしが盗賊いぢめに行こうとするのを阻止するのだ。 ここ1ヶ月は、何故か特に監視が厳しく、全く盗賊いぢめに行くことが出来なかったのである。 今日こそは、何とかガウリイをかわして盗賊いぢめに行かないと、胃がストレスで溶けてしまう・・・。 まあ、ストレスの原因は、盗賊いぢめにいけないことだけではないのだが・・・。 そして、その次の瞬間あたしはガウリイの部屋の前にいた。 手には2つのビンと2つのグラス。 1つのビンには、ガウリイ用の睡眠薬がたくさん入ったきっつーいお酒。 もう1つのビンには、あたし専用のワイン。 つまり、睡眠薬入りのきっつーい酒で、ガウリイを眠らせてスリーピングで駄目押し、あたしは晴れて盗賊いぢめへ・・・。 と、いう計画だったのだが、実際は・・・。 「ガウリイ、ちょっといい?」 「どうした?リナ。」 ガウリイがドアを開けてあたしに部屋に入るよう促す。 あたしは、トテトテと部屋に入って、ナイトテーブルの上に例の物たちを置きながら、「なんか眠れないんだ〜。ガウリイもちょっと付き合ってくれる?」と言った。 「まあ、いいけど。リナから飲みを誘ってくるなんて、珍しいな。」と戸惑った表情をしながらも、あたしの向かい側に椅子を持ってきて、腰掛けた。 そこで、あたしは計画どおり、ガウリイに睡眠薬入りのきっつーいお酒を飲ませることに成功したのだが、全くつぶれる気配がない。 それどころか・・・、酔ったガウリイは、いきなりあたしを抱き寄せると、なんと、キス・・・しやがったのだ。 しかも、口の中に含んでいた液体を、口移しであたしに飲ませたのだ・・・。 あたしの意識は、そこで途絶えた・・・・・・。 ********************** (そうか・・・。結局ガウリイをつぶすつもりが、あたしもつぶされちゃったんだ・・・) (ということは、ガウリイに抱きついちゃってるのは、もしかしてあのせい・・・?) (寝言なんか、言ってないといいけど・・・。) なにはともあれ、ガウリイを起こすことにした。 すぱこぉぉぉぉぉんっ! なんて、いい響き♪ 乙女の必殺スリッパたたきが、ガウリイの脳天に決まった。 「・・・。あっ! おはよう、リナ♪」 「おはよう♪ じゃな〜いっ! 何であんたとあたしが一緒に、しかもあんたの腕の中で寝てるのよ〜〜〜〜〜!」 「そりゃ、おまえがうなされてたからだろ・・・。ど〜したんだ、リナ? おまえがうなされるなんてさ?」 やっぱ、あの夢を見てたんだ・・・・・・。 (続く・・・・・・(^^;) |
3565 | リナの盗賊いじめ大作戦(1)-Gourry side | がうりん E-mail | 7/16-13:20 |
記事番号3548へのコメント 上の話のガウリイサイドです。 −−リナの盗賊いじめ大作戦(1)-Gourry side−− ある朝、目を覚ますと、リナが俺の腕の中にいた・・・。 リナの顔には、涙のあと・・・。 (そうか。昨日あのまま寝ちまったんだな。) *****昨日の深夜***** こんこん 「ガウリイ、ちょっといい?」 確認するまでもない。リナがドアをノックしたのだ。 「どうした?リナ。」 ドアを開けてリナに部屋に入るよう促す。 リナは、トテトテと部屋に入ってきて、ナイトテーブルの上にお酒たちを置きながら、「なんか眠れないんだ〜。ガウリイもちょっと付き合ってくれる?」と言ってきた。 「まあ、いいけど。リナから飲みを誘ってくるなんて、珍しいな。」と戸惑った表情をしながらも、リナの向かい側に椅子を持っていって、腰掛けた。 リナが注いでくれた酒を口に含むと、かすかな異物の味。 (こんな手できたか・・・。さて、どうしたもんかな・・・?) リナの様子を観察してると、やはり自分のワインには手をつけていない。 さっきの異物感は、おそらく睡眠薬だろう。 そこで、俺はこの酒を利用して、リナを眠らせちまうことにした。 リナはもともと酒に弱いし、睡眠薬まで入っていれば、今夜起きて盗賊いじめに行くこともないだろう、と考えたのだ。 そこで、全く平気なふりをしながら、リナに隙ができるのをまった。 リナが、俺から視線をそらした瞬間、リナを抱き寄せ、その唇を自分のそれでふさいだ。 とたん、リナの顔は真っ赤に染まり、リナは硬直してしまったようで身じろぎ一つしない。 俺は口に含んでおいた睡眠薬入りの酒をリナに口移しで飲ませた。 とたん、リナの体の力が抜け、爆睡モードに突入してしまった。 俺がこんなことをしたのには、わけがあった。 このごろ、夜になると、隣のリナの部屋から、うめき声が聞こえるようになったのだ。 昼間、リナに聞いてみても返ってくる返事は、「なんでもないから、だいじょ〜ぶよ。」のひとこと。 しかし、食事の量もいつもの半分くらいになっていたし、リナはどう考えてもおかしかった。 そこで、ここ1ヶ月はリナを盗賊いじめに行かせないように、厳しく監視していたのだ。 こんなことがあったので、今夜はリナの様子を観察することにした。 すっかり眠りこけているリナをそっと抱きかかえ、ベットに移して手を離したとき、それは起こった。 「ガウリイ・・・・・・・・、行かないで。」というリナの声が聞こえたのだ。 ビックリして、振り返ると、虚ろな目をしたリナがいた。 リナは、そのひとみに俺の姿が映ると、突然抱きついてきたのだ。 「ガウリイ・・・・・・ガウリイ・・・・・・ガウリイ・・・・・・」とエンドレスに俺の名を呼びながら、俺に抱きつく力はどんどん強くなるばかり。 ついには、そのひとみから大粒の涙がこぼれだしてきたのだ。 「いったいど〜したんだ?」 俺は優しくリナに問いかけた。 しかし、返ってくる返事は、「ガウリイ・・・・・・・・、行かないで。あたしを置いて、どこに行っちゃうの・・・? あたしは、ガウリイがいないとだめなのよ〜〜〜!」と繰り返すばかり。 そこで、俺はリナをしっかりと抱きしめ、「俺はここにいる。俺はどこへも行かない。」とくり返しささやきつづけた。 何時間たっただろうか。やっとリナは安らかな寝息を立て始めた。 安心した俺も、睡魔に身をゆだねた。 ******************** すぱこぉぉぉぉぉんっ! 頭に、すごいショックを受けて俺は目を覚ました。 どうやら、昨日のことを思い出しながら、また寝てしまったようだ。 「・・・。あっ! おはよう、リナ♪」 「おはよう♪ じゃな〜いっ! 何であんたとあたしが一緒に、しかもあんたの腕の中で寝てるのよ〜〜〜〜〜!」 「そりゃ、おまえがうなされてたからだろ・・・。ど〜したんだ、リナ? おまえがうなされるなんてさ?」 リナは、なんだか困ったような表情になった。 (続く・・・・・・(^^;) |
3578 | リナの盗賊いじめ大作戦(2)-Lina side | がうりん E-mail | 7/17-07:42 |
記事番号3548へのコメント なんか、ありがちな展開になってきたなあ・・・・・(^-^; やっぱ、タイトルと内容があってない〜〜〜〜〜! (*^.^*) −−リナの盗賊いじめ大作戦(2)-Lina side−− あたしは、ガウリイの質問に、沈黙をもって答えることしか出来なかった。 「まあ、話したくないなら、いいさ。とりあえず、飯食いに行こうぜ。」 ガウリイは、そんなあたしの気持ちを察してか、それ以上深く追求しようとはしなかった。 「ごちそ〜さま!」 そういって、早々と食事を終えたあたしを、ガウリイは心配そうな目つきで見ていた。 「ほんと〜になんでもないのか? おまえが、2人前しか食べないなんて、どっか悪いんじゃないのか?」 「だから〜、なんでもないって!」 そう言って、部屋に戻ろうと席を立ったとたん、くらっときた。 ガウリイが、慌ててあたしの体を支えてくれたからよかったようなものの、んでなきゃあたしは床とキスをしてたところだった。 「大丈夫。ちょっとめまいがしただけだから・・・。」 あたしは、慌ててそう言い訳したが、勘の鋭いガウリイはごまかせなかった。 「なにが、なんでもない、だ! 顔真っ青じゃあないか! いいか、今日は1日ゆっくり寝てろ! 絶対無理すんじゃないぞ!」 そう言いながら、あたしを抱きかかえ、部屋まで運んでくれた。 いつもならスリッパのひとつもお見舞いするのだが、あたしの意識は既に朦朧としていたのだ・・・。 ふと気が付くと、あたしは横たわっていた。どうやらベッドの上に寝てるようだ。 (そうか、あたし、あのまま気を失っちゃったんだ・・・・・・。ちょっとやばかったかも・・・。) 目を開くと、目の前に金髪美青年の寝顔が・・・。 しかも、また彼に抱きついているではないか! (こんどは、ごまかせないわよねぇ・・・。このまま、寝たふりしてればいいか。) そう決めて、再び目を閉じた・・・。 いつものように旅を続けているあたしとガウリイ。 ふと気が付くと、ガウリイがずっと先を歩いていた。 (どうしたのかな? いつもは、あたしに合わせてくれるのに。) 「お〜い、リナ! 早く来いよ〜!」 いつもののほほん声で叫んでいる。 「今行くわよ〜!」 あたしは、早足で歩き始めた。 程なくして、ガウリイに追いついたあたしは、歩調を元に戻した。 すると、どうしたことだろう? あたしは彼からどんどん離されていくではないか? 「待ってよ〜!」 しかし、ガウリイは止まらない。 あたしは急に不安になって、もう一度早足でガウリイに追いつくと、彼に抱きついた。 すると、ガウリイはあたしの腕から、まるで実態がないかのように抜けていったのだ! そして、はるか先まで行ってしまった。 その彼を、再び追いかけ、抱きつく。 こんなことが、延々と続いて、ついにあたしは泣き出してしまった。 「ガウリイ・・・・・・・・、行かないで。あたしを置いて、どこに行っちゃうの・・・? あたしは、ガウリイがいないとだめなのよ〜〜〜!」 こんなことを叫びながら、彼を追うことしかあたしには出来なかった。 突然、あたしは何かに優しく包み込まれているような気がした。 それと同時に、「俺はここにいる。俺はどこへも行かない。」と言う声が聞こえたような気がした。 その声を聞いているうちに、あたしは安らかな気持ちとなり、今まで持っていた不安はどっかに飛び去ってしまった。 ふと目を開けると、そこには心配そうな青い瞳。 そこに映っていたあたしの顔には、きらきら光る線が流れていた。 「だいじょぶか?」 ガウリイが、優しい声で聞いてきた。 「あたし、なんか言ってた?」 ガウリイの質問に答える前に、あたしはそう聞いてみた。 「泣きながら、俺のことを呼んでたぞ。それに、どこへも行かないでって叫んでた。」 もうごまかせないと踏んだあたしは、ガウリイに夢のことを話そうと思った。 あたしが、ここ1ヶ月おかしかったのは、この夢のせいだったのだ。 とりあえず、ガウリイが持ってきてくれたミルクをすすって落ち着いたあたしは、ぽつぽつとガウリイに話し始めた。 (続く・・・・・・・・) |
3579 | リナの盗賊いじめ大作戦(2)-Gourry side | がうりん E-mail | 7/17-07:44 |
記事番号3548へのコメント 上の話のガウリイサイドです。 −−リナの盗賊いじめ大作戦(2)-Gourry side−− リナは、俺の質問を聞くと黙りこくってしまった。 そこで、とりあえず話題を変えることにした。 「まあ、話したくないなら、いいさ。とりあえず、飯食いに行こうぜ。」 こう声をかけると、リナはどこか安心したような表情になった。 「ごちそ〜さま!」 そういって、早々と食事を終えたリナ。さすがにこれはおかしいと思って声をかけた。 「ほんと〜になんでもないのか? おまえが、2人前しか食べないなんて、どっか悪いんじゃないのか?」 「だから〜、なんでもないって!」 リナがそう言って、部屋に戻ろうと席を立ったとたん、顔から血の気が引き、ふらっと倒れかけた。 慌てて支えてやった。すると、リナは俺に「大丈夫。ちょっとめまいがしただけだから・・・。」と言った。 どう見たって、大丈夫なわけがない。 「なにが、なんでもない、だ! 顔真っ青じゃあないか! いいか、今日は1日ゆっくり寝てろ! 絶対無理すんじゃないぞ!」 そう言いながら、リナを抱きかかえ、部屋まで運んでやった。 しかし、いつもなら真っ赤になって反撃してくるはずのリナの反応が全くない。 不審に思って、リナの顔を覗き込んでみると、なんと気を失っていた。 (これは、尋常じゃないな・・・。どうすればいいんだろう・・・。) いつも使っていない脳みそをフル回転させてもいい考えが浮かんでくるはずもなく、俺に出来たのは、リナのそばについていてやることぐらいだった。 ベッドの上にリナを横たえ、手を離しリナから離れようとすると、なんか引っ張られてる感覚。 よく見てみると、リナの手が俺のシャツをしっかり掴んでいたのだ。 このまま引き離すのもどうかと思い、俺はベッドに入り込み、リナの様子を観察しつづけた。 さすがに気絶しているようで最初は何の動きもなかったのだが、俺がうつらうつらしかけたとき、急に抱きついてきた。 (昨日の再現かな・・・?) しかし、気絶しているだろうリナは、それ以上の反応を示さなかった。 俺がうつらうつらしていると、腕の中でリナが動いた。 薄目をあけて様子を見ていると、自分の状況に気が付いたらしく、顔がほんのり赤い。 しかし、どうやら寝てたことにしようと決めたようで、そのまま寝てしまった。 リナが寝てしばらくすると、昨日のあの寝言が聞こえてきた。 「ガウリイ・・・・・・・・、行かないで。あたしを置いて、どこに行っちゃうの・・・? あたしは、ガウリイがいないとだめなのよ〜〜〜!」 大粒の涙をこぼしながら、そう叫びつづける。 俺は、昨日と同じように、「俺はここにいる。俺はどこへも行かない。」とささやきつづけた。 すると、リナは安心したのか、穏やかな顔になり、そして目を開けた。 「だいじょぶか?」 俺はリナに、優しい声で聞いた。 「あたし、なんか言ってた?」 俺の質問に答える前に、リナはそう聞いてきた。 「泣きながら、俺のことを呼んでたぞ。それに、どこへも行かないでって叫んでた。」 それを聞いたリナの表情が変わった。 どうやら、もうごまかせないと思ったのだろう。 そこで、俺は食堂に行ってホットミルクをもらってきた。 リナはそれをすすって、少し落ち着いてくると、俺に見ていた夢の内容をぽつぽつと話し始めた。 (続く・・・・・・) |
3586 | リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Lina side | がうりん E-mail | 7/17-22:14 |
記事番号3548へのコメント テスト勉強+レポートでもがき苦しんでいる今日この頃・・・(T_T) それでも、ガウリナ書きつづけている私って、愚か者かも・・・。 だんだん自分でも何書きたいのか分かんなくなってきた・・・(^-^; ってことで、続き〜〜〜! −−−− あたしはカップをテーブルの上に置くと、ぽつりぽつりと話し始めた。 「あのね・・・、あたしとガウリイが、いつものように旅をしてたの・・・。 でもね、気が付くとガウリイはずうっと先に行っちゃってて。 何度追いついても、どんなに抱きついても、何を言っても、無駄だった・・・。 そんでね、あたし、、、怖くて・・・、、、、不安で・・・、、、、。 結局、泣き叫びながら追いつづけることしか出来なかった・・・・・。」 だんだん、語尾が震えてくるのをどうすることも出来ず、あたしは顔をガウリイの胸に埋めた。 ガウリイはそんなあたしを優しく包み込むように抱きしめると、あたしの背中を優しくさすってくれた。 「うっく・・・・・、ひっく・・・・・・。」 必死で嗚咽を漏らすまいとするあたし。 「リナ、我慢するな。」 そんなあたしに、ガウリイは優しく声をかけてくれた。 その声を聞いたとたん、堰を切った様に涙が溢れ出してきて、どうにも止まらない。 嗚咽どころじゃなく、大泣きを始めてしまった。 ガウリイは、そんなあたしの背中をいつまでもいつまでも優しくさすっていてくれた。 どの位経っただろうか・・・。泣き疲れたあたしは、いつのまにか眠ってしまっていたようだ・・・。 幸い、あの夢は見なかった。 ふと気が付くと、2人の男の声。 1人はガウリイ。 そして、もう1人は生ゴミだった。 あたしは、寝たふりをしながら、耳をそばだてた。 エルフ並みの感度を持つあたしの耳は、一言漏らさず話の内容をあたしの脳に伝えてきた。 「ゼロス、何の用だ?」 「いやあ、ばれちゃいましたか。相変わらず、勘だけは鋭いんですね?」 「何をしに来たんだ?」 「それはもちろん、リナさんの負の感情をいただきにです。」 「それだけじゃあ、ないだろう?」 「そうですね。でもそれは・・・・・」 「『秘密です』か?」 「ガウリイさん、ひど〜い。僕のきめ台詞を取らないでくださいよ〜。」 「リナの夢は、おまえの仕業なんだろう?」 「そうですね。確かにあの夢は、僕がリナさんの意識に細工したせいです。」 「何が目的だ?」 「それは、秘密です!(早口)」 「どうすれば、解消されるんだ?」 「ガウリイさんが、リナさんから一生はなれないことを、リナさんが完全に信じることが出来れば、自然にあの夢を見なくなりますよ。」 「リナは、俺がいつか離れていくと思ってるというのか?」 「あの夢を見てるってことは、そういうことになりますね。」 「具体的に、どうしろというんだ?」 「そのくらいは、ご自分で考えてくださいよ。まっ、お決まりのあれですよ。」 「・・・・・・・・・・・・」 「それじゃ、僕はこの辺で。」 「待てっ!」 「早く何とかしないと。リナさんの体力はもうすぐ限界ですよ。」 (そうか、あの夢は、あたしがガウリイを信用してないから見るんだ・・・。) (今まで、こんなに信頼した人はいなかったというのに・・・。) (何が足りないんだろうな?) そんなことを考えながら、再び眠りに落ちていった。 (続く・・・・・・) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 困ったときのゼロス頼み! ってことで、ついに登場してきた生ゴミゼロスくん。 今回は、一体何をたくらんでいるのでしょうねぇ? そして、リナの夢を解消する「お決まりの方法」とは? 果たして、リナは、そしてガウリイはどうするのでしょうか? それは、次回のお楽しみとゆーことで。(ルリのアバン調・・・) |
3587 | リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Gourry side | がうりん E-mail | 7/17-22:15 |
記事番号3548へのコメント 上の話のガウリイサイドです。 −−リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Gourry side−− リナは、カップ半分ほどのミルクをすすると落ち着いてきたようで、カップをテーブルにおいてぽつりぽつりと話し始めた。 「あのね・・・、あたしとガウリイが、いつものように旅をしてたの・・・。 でもね、気が付くとガウリイはずうっと先に行っちゃってて。 何度追いついても、どんなに抱きついても、何を言っても、無駄だった・・・。 そんでね、あたし、、、怖くて・・・、、、、不安で・・・、、、、。 結局、泣き叫びながら追いつづけることしか出来なかった・・・・・。」 話しながら、だんだん語尾が震えてきたようだ。 華奢な肩も、頼りなく小刻みに震えていた。 耐え切れなくなったのか、リナは顔を俺の胸に押し当ててきた。 俺はそんなリナを優しく抱いて、背中をさすってやった。 「うっく・・・・・、ひっく・・・・・・。」 どうやら、嗚咽が漏れるのを必死で抑えているらしい。 (リナは、みょ〜なところで意地を張るからな。) (やっぱ、全部吐き出させてやったほうがいいよな。) そこで、俺は「リナ、我慢するな。」と優しく声をかけてやった。 すると、ずっと我慢しつづけてきて張り詰めていた糸が切れたようだ。 リナは、大粒の涙を流しながら、大声で泣き始めた。 (やっぱ、リナも女の子なんだなあ。) 俺の胸にいたのは、いつもの自信に満ち溢れたリナではなく、夢におびえて泣きじゃくる儚い少女だった。 そんなリナをいとおしく思いながら、いつまでも俺は背中をさすり続けてやった。 どの位経っただろうか。 リナは泣き疲れて眠ってしまった。 しかし、あの夢は見ていないようだ。 その顔は無表情で、精神的にかなりまいっていることを物語っていた。 そのとき、いつものあの気配が現れた。 「ゼロス、何の用だ?」 (いつも厄介事を運んでくるからな・・・。) 「いやあ、ばれちゃいましたか。相変わらず、勘だけは鋭いんですね?」 (相変わらず、ふざけた奴だ) 「何をしに来たんだ?」 (大体見当はついてるが) 「それはもちろん、リナさんの負の感情をいただきにです。」 (それもあるだろうが) 「それだけじゃあ、ないだろう?」 (正直に話すとは思えないがな) 「そうですね。でもそれは・・・・・」 (お決まりの台詞だな? クラゲ頭の俺でももう覚えたぞ。) 「『秘密です』か?」 「ガウリイさん、ひど〜い。僕のきめ台詞を取らないでくださいよ〜。」 (さっさと聞きたいことを聞くか) 「リナの夢は、おまえの仕業なんだろう?」 (9割方間違いないだろうな。) 「そうですね。確かにあの夢は、僕がリナさんの意識に細工したせいです。」 (なぜ、こんなに簡単に認めるんだ?) 「何が目的だ?」 (やっぱり、秘密なんだろうなぁ。) 「それは、秘密です!(早口)」 (よほどさっき台詞を取られたのが悔しかったと見える。) 「どうすれば、解消されるんだ?」 (まさか、そこまで話さないとは思うが・・・) 「ガウリイさんが、リナさんから一生はなれないことを、リナさんが完全に信じることが出来れば、自然にあの夢を見なくなりますよ。」 (ずいぶん親切じゃないか? 何か裏が・・・って、ゼロスの言葉の意味って) 「リナは、俺がいつか離れていくと思ってるというのか?」 (俺は一生ついて行ってやるって言ってやったのに) 「あの夢を見てるってことは、そういうことになりますね。」 「具体的に、どうしろというんだ?」 「そのくらいは、ご自分で考えてくださいよ。まっ、お決まりのあれですよ。」 (あれって、まさか・・・) 「・・・・・・・・・・・・」 (リナがそんなことを許すはずがないじゃないか!) 「それじゃ、僕はこの辺で。」 「待てっ!」 「早く何とかしないと。リナさんの体力はもうすぐ限界ですよ。」 (何っっっっっ!) ゼロスが去ったあと、俺はリナの様子を見に行った。 すると、リナの顔がほんのり赤く染まっているではないか。 (リナの奴、盗み聞きしてたな。) (そういうことなら、リナの判断に任せることにしよう。) (それじゃ、俺も体力を回復させとかなくちゃな。) 俺は、リナの横に滑り込んで、リナを抱いて眠りに落ちていった。 (続く・・・・・・) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回、ガウリイくん、頭使ってます! (ゼロスとの会話の部分の括弧の中は、ガウリイが思ったことです。) どうやら、リナもガウリイも夢を解消する方法に気がついたようです。 しかし、とんでもない照れ屋のリナに、そんなことが出来るのでしょうか? そして、ゼロスは何をたくらんでいるのか? 謎だらけのまま、次回に続くっ! 次回も、読んでくれないと暴れちゃうぞっ! |
3588 | リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Xelloss side | がうりん E-mail | 7/17-22:16 |
記事番号3548へのコメント なんと、上の話のゼロスサイドです。 −−リナの盗賊いじめ大作戦(3)-Xelloss side−− 急な獣王様からの呼び出しだった。 何かと思い、急いで獣王様の元に行った僕に、彼女?はとんでもない命を下したのだ! 僕は考えた。 獣王様の命を実行するに当たって、どのような方法を取るべきなのかと。 そして、一石二鳥に値する以上のうまい方法を考えついたのだ。 そのために、リナさんの意識に細工をした。 リナさんが今一番恐れていること、つまりガウリイさんと離れてしまうことを夢に見るようにしたのだ。 そして、毎晩リナさんの負の感情を頂戴していた。 そんなある日・・・ 「ゼロス、何の用だ?」 (気づかれちゃいましたね。) 「いやあ、ばれちゃいましたか。相変わらず、勘だけは鋭いんですね?」 「何をしに来たんだ?」 「それはもちろん、リナさんの負の感情をいただきにです。」 「それだけじゃあ、ないだろう?」 (確かに、でも、それは秘密です。) 「そうですね。でもそれは・・・・・」 「『秘密です』か?」 (くやし〜〜〜! 台詞を取られちゃいましたねぇ。(−_−メ;) ) 「ガウリイさん、ひど〜い。僕のきめ台詞を取らないでくださいよ〜。」 「リナの夢は、おまえの仕業なんだろう?」 「そうですね。確かにあの夢は、僕がリナさんの意識に細工したせいです。」 「何が目的だ?」 「それは、秘密です!(早口)」 (まさか、あれが目的なんだなんていえませんよね。) 「どうすれば、解消されるんだ?」 「ガウリイさんが、リナさんから一生はなれないことを、リナさんが完全に信じることが出来れば、自然にあの夢を見なくなりますよ。」 「リナは、俺がいつか離れていくと思ってるというのか?」 「あの夢を見てるってことは、そういうことになりますね。」 「具体的に、どうしろというんだ?」 「そのくらいは、ご自分で考えてくださいよ。まっ、お決まりのあれですよ。」 (リナさん相手にあれをするのは、命がけですがねえ。) 「・・・・・・・・・・・・」 「それじゃ、僕はこの辺で。」 「待てっ!」 「早く何とかしないと。リナさんの体力はもうすぐ限界ですよ。」 (このくらい脅しておけば、僕の目的も達成されるでしょう。) (しかし、獣王様は、なんだってあんな物好きなことを、僕にやらせるんでしょうかねぇ。) (いや〜、お役所仕事はつらいですねえ。) (続く・・・・・・) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− なんて、私は無謀なんだぁぁぁぁぁ! よりによって、ゼロスサイドまで書き始めるとはぁぁぁぁぁ! 果たして、今週中にかたが付くのかちょっと心配になってきた。 ちなみに、ゼロスとリナはくっつきませんのであしからず。 !!!!!CAUTION!!!!! この先、ゼロスは結構悲惨な目に会う予定となっております。 ゼロスファンの方は、見ないほうがいいかもしれませんので、あしからず。 |
3589 | リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Lina side | がうりん E-mail | 7/17-22:34 |
記事番号3548へのコメント ってことで、今回が最終話になります。 ちょっと長くなりましたが、最後まで読んでやってくださいっ! m(._.)m −−リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Lina side−− 気が付くと、日がだいぶ傾いていた。 ふと横を見ると、だいぶ疲れていたのだろう、ぐっすりと眠る金髪の青年がいた。 「ごめんね・・・、ガウリイ。」 とか言いながら、あたしは乙女の必殺技、スリッパ叩きをガウリイの脳天に叩き込んだ。 すぱこぉぉぉぉぉんっ! あぁ!いつ聞いてもいい響き♪ 「・・・って〜。あ、おはよ〜、リナ! 調子はどうだ?」 「ま〜ま〜かな。とりあえずおなかすいちゃったから、ご飯食べに行こうよ。」 「いいや。俺が持ってきてやるから、そこでおとなしく待ってるんだぞ。」 (ずいぶんと過保護になっちゃったなぁ。) そう思ったが、まだ本調子が出ないあたしは、ガウリイの言葉に従うことにした。 「はいリナ、口あけて。あ〜ん。」 (・・・なんか、あたし遊ばれてない?) (なんか、完全に子ども扱いよね・・・。) (でも、おなかすいたし〜。) 「ど〜したんだ? やっぱり、食べられないのか?」 心配そうな目つきで、あたしの顔を覗き込むガウリイ。 「・・・、だって、恥ずかしいじゃない・・・」 「誰も見てないぞ。何を恥ずかしがってんだ? きちんと食べて、早く元気になってくれよ〜。」 (ええぃ! 今日だけだかんね!) あたしは、恥ずかしさに目を閉じて、しかし大きく口を開けた。 「あ〜ん」 「よしよし。熱かったら、ちゃ〜んといえよ。」 「んぐんぐ。」 「どうだ、うまいか?」 「さすがにおなかがすいてると、何を食べてもおいしいわねぇ。」 「そうか。まだまだ食べられるよな?」 「だいじょ〜ぶよ。」 「それじゃぁ、どんどん放り込んでいくからな。つらくなったら、言うんだぞ。」 「うん。」 (気持ち悪〜い・・・) (でも、もうこれ以上ガウリイに心配かけたくない・・・) そう思ったあたしは、何とか2人前を食べきると、 「あたしちょっと1人で考えたいことあるから、少し1人にしてくんない?」と言った。 「何かあったら、すぐに呼ぶんだぞ。」 ガウリイは、そう言って部屋を出て行った。 ガウリイが出て行ったのを確認すると、あたしはすぐさまトイレに駆け込んだ。 どうやら、まだ食事は無理だったらしい。 あたしは、一気に今食べたばっかりのものを吐き出した。 (このままじゃ、いけない・・・) (ゼロスの言ってた、あれをするしかないのかなぁ?) (でも、ガウリイはそんなことをして怒んないかなあ?) (もし怒って、本当にあたしと別れるなんて言い出したら、あたしは・・・) (それが、ものすごく怖い・・・・・・) トイレから出てきたあたしを待っていたのは、ものすごく怒った表情のガウリイだった。 「何で、そんなに無理をするんだ!」 ものすごい剣幕で怒鳴るガウリイ。 (怖いよガウリイ・・・・・・) (・・・、でも、ひっくり返せば、それだけあたしのことを心配してくれてるってことだよね。) (あの時、いつまでも一緒にいてくれるって言ってくれたし。) (信じていいよね?ガウリイ。) 「ごめんね。ガウリイに心配かけたくなかったから・・・」 「無理すんなよ・・・。俺はリナのことが心配でしょうがないんだ・・・」 (よしっ! 今なら言える!) 「あのね・・・・・・、あたしお願いがあるんだけど・・・。」 たぶん、今のあたしの顔は真っ赤だろう。 「だから、部屋に戻って待っててくれる?」 そんなあたしの様子を見て、ガウリイは少し戸惑ったようだったが、 「絶対無理すんじゃないぞ!」と言って、部屋に戻ってくれた。 (さてと・・・、もう後戻りは出来ないわ!) あたしは、新しいパジャマに着替え始めた。 30分後、あたしはマクラを持ってガウリイの部屋の前にいた。 コンコン。 「リナか? 入っていいぞ。」 あたしは、少し躊躇してからドアを開けた。 そこで見たものは、あれ用にきちんとメイクされたベッド。 それに、恥かしがりやのあたしを気遣ってくれたのだろう、軽めのお酒とグラスが2つ。 あっけに取られているあたしに、ガウリイは、 「何驚いてるんだ? そのつもりで来たんだろう?」と言ってくれた。 「怒らないの?」 あたしは、恐る恐る聞いてみた。 「とんでもない。嬉しいよ、リナ。おまえこそ、俺となんかでいいのか?」 「ガウリイをもっと感じたいの。・・・、抱いて、ガウリイ・・・。」 真っ赤な顔でそういうあたしを、ガウリイは抱きかかえて、ベッドまで運んでくれた。 「酒でも飲むか? 恥かしいんだろう?」 「いい。それじゃ、確信が持てなくなると思うから・・・。」 ガウリイは、優しく微笑むと、あたしに口付けてきた。 あたしは、目を閉じて、すべてをガウリイに任せた。 ++++++++++18禁描写。自主規制。++++++++++ あたしは、ガウリイを求めながらも、罪悪感にさいなまれていた。 (何で、あたしは、ガウリイを信じきれてなかったのか?) (こんなに想ってくれていたのに・・・) (謝らなきゃ。今なら、素直に謝れる。) 「ごめんね。あたし、ガウリイのことを信じきれてなかった・・・。」 「いきなり、ど〜したんだ?」 「だって、ガウリイはこんなにあたしのことを想っていてくれたのに、あたしはどっかで疑ってた・・・。」 「もういいって、そんなことは。」 「それでも、ごめんね・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」 そういって泣き始めたあたしにガウリイは、 「もうリナの気持ちはわかったんだから、そんなことで泣くなよ。」と言ってくれた。 「あたし、いますっごく幸せ。ガウリイはいつまでもあたしを幸せにしつづけてくれるよね?」 「ああ、もちろんだ!」 ガウリイは、力強くそう答えてくれた。 とたんに視界がゆがむ。 「すごく嬉しい・・・」 あたしは、自分から彼を求め始めた。もう罪悪感はなかった。 ++++++++++18禁描写。自主規制。++++++++++ あくる朝、あたしはガウリイの腕の中で目がさめた。 (そうか・・・、あのまま寝ちゃったんだ。) 昨日のことを思い出し、顔がほてってきた。 「相変わらず、かわいいなぁ。リナは。」 「※×△! 起きてたの?」 「俺は寝てないぞ! リナが心配で。どうやら、例の夢は見なかったらしいな。」 「うん。それどころか、3人で散歩してる夢を見たんだ。」 (たぶん赤くなってるんだろうな、あたしの顔。) 「それを、現実にしてみる気はないか?」 「えっ?!」 意味を理解したあたしの顔は、これ以上ないほど真っ赤に染まっていることだろう。 「これ、昨日用意したんだが・・・。」 そういって、ガウリイはあたしに小さな箱を見せた。 「これ受け取って、左の薬指にはめてくれるか?」 「本気なの、ガウリイ?」 「俺は、本気だぞ!」 「ありがとう・・・。すんごっく嬉しい・・・」 そういって、あたしは涙をこぼした。 (本当に嬉しい時って、涙が出るんだ・・・。) あたしは、そのことを始めて知った。 それから、あの夢を見ることはなかった・・・。 *****その半年後***** 「汝、リナ=インバースは、ガウリイ=ガブリエフを夫とし、生涯変わらぬ愛を誓いますか?」 「誓います!」 ゼルが、牧師役を引き受けてくれた。 アメリアは、あたしたちのために賛美歌を歌ってくれた。 そして、生ゴミはその主と共に滅びた・・・。 *****そして今***** あたしたちは、あの時夢で見た通り3人で散歩をしている。 ガウリイは、あのときの約束をしっかり守ってくれている。 そう、死が2人を別つ時まで・・・。 END −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− とりあえず、リナサイドが、やっと終わった〜〜〜〜〜! ここまでお付き合いくださり、まことにありがとうございました! ガウサイド・ゼロサイドもよろしく!(←宣伝(笑)) |
3590 | リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Gourry side | がうりん E-mail | 7/17-22:35 |
記事番号3548へのコメント 上の話のガウリイサイドです。 −−リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Gourry side−− すぱこぉぉぉぉぉんっ! 頭に強い衝撃を感じた。 どうやら、リナが俺の頭にスリッパ叩きをお見舞いしてくれたようだ。 「・・・って〜。あ、おはよ〜、リナ! 調子はどうだ?」 「ま〜ま〜かな。とりあえずおなかすいちゃったから、ご飯食べに行こうよ。」 (まだ、本調子じゃないだろうなぁ。) 「いいや。俺が持ってきてやるから、そこでおとなしく待ってるんだぞ。」 リナにそう言いつけ、俺は食事を取りに食堂に向かった。 「はいリナ、口あけて。あ〜ん。」 (なんか、新婚さんみたいだな。) (早くリナとこ〜ゆ〜ことど〜ど〜としたいなあ。) (でも、それは、リナの意思をきちんと聞いてから・・・。) (なんか、口をあけてくんないなぁ。やっぱり、恥かしがってんのかなぁ?) 「ど〜したんだ? やっぱり、食べられないのか?」 少し心配になってきた俺は、リナにそう聞いた。 「・・・、だって、恥ずかしいじゃない・・・」 (やっぱり、リナはかわいいなっ!) 「誰も見てないぞ。何を恥ずかしがってんだ? きちんと食べて、早く元気になってくれよ〜。」 そういうと、観念したのか、りなは顔をほんのり赤くしながら、目を閉じて口を大きく開けた。 「あ〜ん」 「よしよし。熱かったら、ちゃ〜んといえよ。」 「んぐんぐ。」 「どうだ、うまいか?」 「さすがにおなかがすいてると、何を食べてもおいしいわねぇ。」 「そうか。まだまだ食べられるよな?」 「だいじょ〜ぶよ。」 「それじゃぁ、どんどん放り込んでいくからな。つらくなったら、言うんだぞ。」 「うん。」 リナが食事を2人前でも食べてくれたことにほっとしながらも、なんかおかしいと感じた。 (これは、もしかしたら、無理してるんじゃぁ?) リナはひととおり食べ終えると、 「あたしちょっと1人で考えたいことあるから、少し1人にしてくんない?」と言った。 ちょっと心配だった俺は、「何かあったら、すぐに呼ぶんだぞ。」と言いつけると、部屋の外に出て、リナの様子をうかがった。 すると、リナがどこかに駆け込むような音。 (あそこには、確かトイレがあったような。) 気配を殺してリナの部屋に入ると、やっぱり、トイレのほうから物音。 ドアに耳を当ててみると、リナのうめき声と、ビシャビシャという音。 (戻してるな。何で、そんなに無理するんだ?) しばらくすると、ドアが開いてやつれた表情のリナが出てきた。 リナは、俺の顔をみたとたん硬直してしまった。 (少しは、本気で怒ってやらないとなぁ。これ以上無理されたら、かなわんからな。) そこで、「何で、そんなに無理をするんだ!」と怒鳴ってやった。 リナは、しばらく硬直したままだったが、小さな声で、 「ごめんね。ガウリイに心配かけたくなかったから・・・」と謝ってくれた。 「無理すんなよ・・・。俺はリナのことが心配でしょうがないんだ・・・」と、俺が言うと、リナは何かを決心したようだ。 真っ赤な顔で、しかし、俺の目をまっすぐ見つめて、 「あのね・・・・・・、あたしお願いがあるんだけど・・・。だから、部屋に戻って待っててくれる?」と、言ってきた。 (これって、お誘いかな?) そう思った俺は、少し戸惑ったような表情をしてたんじゃないかと思う。 とにかく、「絶対無理すんじゃないぞ!」と言って、部屋に戻った。 (リナがその気なら、準備をして待っててやるか。) 俺は、軽い酒を取りに食堂に向かった。 30分後。 コンコン (いよいよリナがきたか。) 「リナか? 入っていいぞ。」 ドアが開くと、そこにはマクラを抱きかかえて真っ赤な顔をした、パジャマ姿のリナがいた。 (か、かわいい・・・・・・。かわい〜〜〜〜〜〜〜ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜、リナ!) 俺は、自分の理性を抑えるのに必死だった。 気が付くと、リナのほうもあっけに取られていた。 (ま、リナが準備万端の部屋を見れば、こんな反応を示すだろうなぁ。) とにかく、リナを正気に戻さなきゃな。 俺は、「何驚いてるんだ? そのつもりで来たんだろう?」と、リナに問いかけた。 「怒らないの?」 リナは、恐る恐る聞いてきた。 (何で、俺が怒ると思ったんだろう? こんなに嬉しいことはないのに。) 「とんでもない。嬉しいよ、リナ。おまえこそ、俺となんかでいいのか?」 「ガウリイをもっと感じたいの。・・・、抱いて、ガウリイ・・・。」 (リナがこんな台詞をはくなんてぇぇぇぇぇ! しかも、めっちゃくちゃかわいいじゃんかぁぁぁぁぁぁ! 俺の理性、崩壊しそう・・・。) 真っ赤な顔でそういうリナを、俺は抱きかかえて、ベッドまで運んでやった。 「酒でも飲むか? 恥かしいんだろう?」 オレが気を使ってそう聞くと、 「いい。それじゃ、確信が持てなくなると思うから・・・。」という返事。 俺は理性を総動員して、優しく微笑むと、リナの唇を自分のそれでふさいだ。。 リナは、目を閉じた。 (これって、俺に任せるってことだよな。リナは、初めてだし、できる限り優しくしてやらなきゃな。) ++++++++++18禁描写。自主規制。++++++++++ 最初は、俺にされるがままだったリナも、だんだん自分から求めてくるようになった。 すると突然、「ごめんね。あたし、ガウリイのことを信じきれてなかった・・・。」と、リナが言ってきた。 (何のことだ?) 「いきなり、ど〜したんだ?」 「だって、ガウリイはこんなにあたしのことを想っていてくれたのに、あたしはどっかで疑ってた・・・。」 (あの夢のことか。) 「もういいって、そんなことは。」 「それでも、ごめんね・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」 そういって泣き始めたリナに俺は、 「もうリナの気持ちはわかったんだから、そんなことで泣くなよ。」と言ってやった。 すると、リナは 「あたし、いますっごく幸せ。ガウリイはいつまでもあたしを幸せにしつづけてくれるよね?」と聞いてきた。 (今こそ、あの夢を解消するときだ!) そう思った俺は、「ああ、もちろんだ!」と、力強く答えてやった。 とたんにリナの瞳には涙が浮かんだ。 「すごく嬉しい・・・」 リナは、積極的に俺を求め始めた。 俺も、その求めにおつりが来る位答えてやった。 (これで、リナは、オレが一生離れないって完全に信じてくれたかな?) 一通り行為が終わると、疲れてしまったのか、リナはぐっすりと眠ってしまった。 まだ不安だった俺は、朝まで様子をみることにした。 リナの表情は、以前のように苦しげなものではなく、幸せそうに微笑んでいた。 (どうやら、あの夢は解消できたようだな。) (しかし、念のために、駄目押ししとくか。) そのとき、「・・・、ガウリイ、散歩に行きましょう。」という、楽しげな寝言が聞こえてきた。 (・・・・・・、始めのほうはよく聞こえなかったけど、あれってもしかして、俺たちの子供のことか!?) 俺は、リナを起こさないように慎重にベッドから出ると、自分の荷物から小さな箱を取り出した。 これを買ったのは、もうだいぶ前なのだが(リナに内緒で仕事をして、そのお金で買ったのだ)、どうしても渡せなかった。 リナが、俺を拒否するのが怖かったのだ。 (しかし、その恐れる気持ちが、リナをこんなに苦しませてしまった。) (でも、今なら渡せる。リナの気持ちがわかった、今なら。) (ずるいよなぁ。結局リナが意思表示をするまで、俺のほうからは何も言ってやれなかった。) (せめて、これから先は、何時までもリナの心の支えになってやらなきゃな。) そして、俺は小さな箱を背中に隠して、再びベッドに戻り、リナを抱きしめてやった。 リナが、目を覚ました。 昨日のことを思い出したようで、顔が赤くなってゆく。 「相変わらず、かわいいなぁ。リナは。」 「※×△! 起きてたの?」 「俺は寝てないぞ! リナが心配で。どうやら、例の夢は見なかったらしいな。」 「うん。それどころか、3人で散歩してる夢を見たんだ。」 (やっぱり、さっき見てたのは子供が出来たあとの夢か。) 真っ赤な顔をしながら、リナはそう言った。 (今がチャンスだっ!) 「それを、現実にしてみる気はないか?」 「えっ?!」 しばらく、その意味がわからなかったようで、ぽかんとしていたリナだったが、意味がわかったようだ。 顔が今までで最高に赤くなった。 (かわいいな。) 「これ、昨日用意したんだが・・・。」 そういって、俺は背中に隠しておいた小さな箱をリナに見せた。 「これ受け取って、左の薬指にはめてくれるか?」 「本気なの、ガウリイ?」 「俺は、本気だぞ!」 「ありがとう・・・。すんごっく嬉しい・・・」 リナは、そういって涙を流した。 俺は知っている。この涙は、本当に嬉しいときに出る涙なんだと・・・。 俺は、リナの左の薬指に指輪をはめてやった。 それから、リナがあの夢を見ることはなくなった・・・。 *****その半年後***** 「汝、ガウリイ=ガブリエフは、リナ=インバースを妻とし、生涯変わらぬ愛を誓いますか?」 「誓います!」 ゼルが、牧師役を引き受けてくれた。 アメリアは、俺たちのために賛美歌を歌ってくれた。 そして、生ゴミはその主と共に滅びた・・・。 *****そして今***** 俺たちは、あの時リナが夢で見た通り3人で散歩をしている。 俺は、あのときの約束をしっかり守り続けている。 そう、死が2人を別つ時まで・・・。 END −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− やっほ〜〜〜! ガウサイドも終わったよ〜〜〜! ガウリイは、リナのことになると頭が働くようですなぁ。 残りは、ゼロサイドのみっ! またまた遅れて、あした流す予定。 M(_ _)M 今日は、レポートをすすめなきゃならんのだ・・・・・(^^; |
3591 | リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Xelloss side | がうりん E-mail | 7/17-22:35 |
記事番号3548へのコメント ってことで、いよいよラストの、ゼロサイドをお届けしますっ! −−リナの盗賊いじめ大作戦(4:最終話)-Xelloss side−− ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 僕は苦しんでいた・・・・・・。 今夜も、リナさんの負の感情をいただきにきたのだが、目にしたものは、リナさんとガウリイさんの愛の営みだったからだ・・・。 (まさか、リナさんが本当に実行するとは、思いませんでしたよ・・・。) (しかし、これで僕の任務も9割がた完了ですね。) (あとは、確率の問題ですか・・・。) ********** 「それで獣王様、僕に何をしろと?」 「リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフをくっつけちゃいなさい!」 「はぁ?」 「聞こえなかったの?」 「いや。しかし何でまたそんな・・・?」 「彼らがくっついて子供を作れば、彼ら2人の能力を引き継いだ、とぉっても面白い人間になると思わない?」 「それは少し危険だと思いますが・・・。」 「ダイジョブよ。人間ごときに、あなたはともかく、私がどうこうするわけないじゃない。」 「僕はともかくって・・・」 「まあ、それはともかくそういうことだから、しっかりと任務を果たしてくるのよ!」 「最大限の努力はします。」 (とは言ったものの・・・。厄介な任務を押し付けてくれましたねぇ・・・。) ********** そして、とある日、またしても獣王様から呼び出された。 「なんでしょうか?」 「それで、その後彼らはどうなったの?」 「あまりに彼らの正の感情が強くて、様子をみることさえ出来ないんです。」 「そう。ところで、スイフィードナイトから、こんなものが届いたんだけど・・・。」 そういって、獣王様は1通の手紙を僕に見せた。 "やっほ〜。ゼロス、元気にしてる〜?" "魔族だから、元気もくそもないか・・・。" "今日手紙を、ねーちゃんに送ってもらったのは、とぉっても大事なお知らせがあるからなのぉ。" "あたしと、ガウリイが結婚することになったんだぁ。" "それで、あたしたちの愛のキューピッドのゼロスにもぜひ結婚式に来てほしいわけぇ。" "きてくれるわよねぇ。来てくんなかったら、ねえちゃんに言いつけてやるからね。" 読みながら、僕の額にはいく筋もの冷や汗が流れていた・・・。 (これって、本当にあのリナさんの手紙なんでしょうか?) (こんな女の子らしい手紙なんて・・・。考えただけでも恐ろしい・・・・・・) 「それで、どうするの、ゼロス?」 「どうするのって・・・。断って、スイフィードナイトに滅ぼされるのはちょっと・・・。」 「それじゃあ、行くのね。大丈夫。私も一緒に行って、あなたを守ってあげるから。」 「そういうことなら、さっさと返事を書きましょうかねぇ。」 「任せたわよ。ゼロス。」 (確か、返信はがきの宛名の"行"を"様"に書き直して・・・) (それから、"ご参加"の"ご"を消すんでしたよねぇ。) (そして、不参加は、×で消さないで、"寿"で消すんでしたよねぇ。) 「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」 (やはり、めでたい字を書くのはかなりの苦痛ですねぇ。) 「よしっ! あとは、獣王様にこれをスイフィードナイトに渡してもらえばいいんですね。」 ********** そして、ついに結婚式の当日がやってきました。 獣王様は着飾って、かなり楽しそうです。 かく言う僕も、なれないスーツ姿だったりします。 「ゼロス、行くわよ!」 獣王様が呼んでますね。早く行かないと・・・。 思った通り、式の会場は正の感情で満たされていた。 僕が冷や汗を流しながら歩いていると、 「やっぱりつらいのね。私のそばに居れば、少しは楽になるわよ。」と獣王様が言ってくれました。 僕は獣王様に寄り添いながら、 (やっぱり、スイフィードナイトに滅ぼされたほうがましだったかも・・・。)なんて思ってました。 「ゼロスぅ。本当に来てくれたんだぁ。ありがとね。」 恐る恐る振り向くと、そこにはウエディングドレス姿のリナさんが居た。 /ゼロスは300ポイントのダメージを受けた。(HP:700/1000)/ /ゼラスも300ポイントのダメージを受けた。(HP:9700/10000)/ (今のは、かなりこたえましたねぇ。) 「おめでとう。リナ=インバース。」 獣王様は、そんなにダメージを受けなったらしく、リナさんに挨拶をしていました。 「あたしの晴れ姿、ちゃんと見てってね。」 リナさんはそう言うと、控え室に戻っていきました。 「あ、ゼロスさんじゃぁないですかぁ。」 どっかで聞いた声に、恐る恐る振り返ると、スカイブルーのドレスに身を包んだ、セイルーンのお姫様が居ました。 「アメリアさん。お久しぶりです。」 「アメリアさんですね? お初にお目にかかります。」 「あなたは?」 「ゼロスの上司の、ゼラスというものです。」 「そうでしたか。お初です。」 (アメリアさんらしくないですねぇ。いつもなら、「ゼロスさんは悪。すなわち、その上司のあなたも悪。覚悟なさいっ! 悪は、この"アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが滅ぼしてあげるわ!」ってなりそうなもんなのに・・・) 「そうだ! 私が賛美歌を歌うんですよ! 楽しみにしててくださいね! 今から、少しだけ聞かせて差し上げますね。」 そういって、アメリアさんは歌い始めた。 /ゼロスは500ポイントのダメージを受けた!(HP:200/1000)/ /ゼラスも500ポイントのダメージを受けた。(HP:9200/10000)/ 僕は、たまらず崩れ落ちた。 「ゼロス、しっかりなさいっ!」 そういって、獣王様は自分の力を少し僕に分けてくださった。 /ゼロスはゼラスによって回復された。(ゼロスHP:1000/1000、ゼラスHP:8400/10000)/ 式が始まりました。 ゼルガディスさんが牧師役。 一番の難関だった、誓いのキス・賛美歌も、獣王様のおかげで何とか乗り切りましたが、二人ともかなり消耗していました。 / ゼロスHP:500/1000、ゼラスHP:4500/10000 / (間もなく式も終わるし、何とか無事に帰れそうですね。) ところが・・・ 最後の最後に、ゼラスのところにブーケが飛んできた。 ゼラスはそれを受け取ってしまったのだ! /ゼラスは10000ポイントのダメージを受けた!(HP:-5500/10000)/ 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 ゼラスは滅びた。 /ゼロスは5500ポイントのダメージを受けた。(HP:-5000/1000)/ 「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」 ゼロスのほうも、ついに滅んでしまった。 ********** 「作戦どおり、うまくいったわねっ!」 「さすが、リナさんっ!」 「これで、しばらくは魔族とかかわりあいにならなくてすむな。」 「ちょっとかわいそうなきもするけどなっ!」 「ガウリイ、愛してるよ・・・・・・」 「リナ、俺もだ・・・・・・」 もう2人の間に邪魔は入らない・・・・・・・・・ そう、死が2人を別つ時まで・・・ END −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− やったぁぁぁぁぁ! 終わったぞぉぉぉぉぉ! ヾ(@⌒▽⌒@)ノ ここまでお付き合いしてくださった皆様、本当にありがとうございましたっ! m(._.)m 感想などをいただけたら、幸いでございます。 なお、これから本格的にテスト勉強に入るため、しばらくは読みの方に回わらさせていただきます! −−リナの盗賊いじめ大作戦(おまけ編)-3人称−− 深夜0:00を過ぎ、日付が変わったころ、宿の廊下をこそこそと動く怪しい影。 裏口からこっそり外に出ると、なにやら不思議な言葉を口ずさみ始めた。 リナが、レイ・ウィングを発動させようとしたその瞬間、リナの唇がガウリイのそれによってふさがれた。 「盗賊いぢめの邪魔しないでよぉ!」 「んじゃ、その服装はなんなんだ?」 ガウリイがそういって、リナの上着のボタンをはずすと、その下にはなんとパジャマが! 「全く・・・。欲しいんなら、はっきりとそう言えよな。」 「だって、恥かしいんだもん・・・」 「それじゃあ、俺の部屋に行くか?」 リナは、小さく頷いた。 2人がめでたく夫婦となってからも、りなは盗賊いじめをやめようとはしなかった。 そのため、夫婦の営みは全くと言っていいほどなかったのである。 そんなある日、ガウリイはリナを止めるために強行手段にでた。 盗賊いじめに行こうとしてたリナを後ろから抱きかかえ、自分の部屋に連れて行ったのだ! リナは特に抵抗もせず、むしろ嬉しそうだった。 ガウリイがリナを押し倒し、服を脱がせようとボタンをはずしたところ、その下にはなんとパジャマが。 「ガウリイ、あたしのサインに全然気がついてくれなかったんだもん・・・」 「何で、そんなまわりくどいサインなんか出すんだ? ストレートに"欲しい"って言えばいいじゃないか。」 「だって・・・・・・、恥かしいんだもん・・・・・・・・・・・・」 そうなのだ! 人一倍恥かしがりやのリナは、盗賊いじめに行くふりをして、"欲しい”のサインを出していたのである! 気がついてもらえず、途中で引き返して、マクラを濡らしたこともあったのだ。 「これからは、サインを見逃さないでよね!」 「わかった。」 それから、ガウリイは毎日、盗賊いじめに行こうとするリナを捕まえた。 パジャマがなければそのまま盗賊いじめに付き合い、パジャマがあれば愛の営みに突入、という2人の暗黙の了解が出来たのである。 END −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− おまけ、いかがでしたでしょうか? これで、「リナの盗賊いじめ大作戦」はめでたく終了を迎えることが出来ました! ここまで、こんな駄文にお付き合いいただき、まことにありがとうございましたっ! M(__)M またいつか投稿する、そのときまで・・・ |
3592 | とりあえず、終了ですっ! | がうりん E-mail | 7/17-22:37 |
記事番号3548へのコメント 何とか投稿し終わりました。 ぜひぜひ感想などをお寄せください! お待ちしていますっ! |
3650 | こんにちは〜 | 723 E-mail | 7/25-15:23 |
記事番号3548へのコメント こんにちはっ!! 遅れてしまってごめんなさい。723です。 小説はとっても面白かったです! 良いなぁ・・・文才ある方は・・・ なんといってもガウリナ!やっぱりラブラブですねぇ・・・v ガウリイったらかっこいいっ!!リナのパートナーは彼しかいないでしょう! ちょっぴり気になるのが2人の子供の名前・・・ まぁ良いか。とにかく2人の愛を妨げるものは無いっ!!(謎) リナもガウリイも結構大胆ですねぇ・・・v(喜) ガウリイがリナを心配するシーンとか、リナが彼を心配させまいとするシーンとか・・・ 心底相手を想いあえてて良いですね〜・・・『愛』を感じちゃいます♪(をぃ) 私実はゼロスファンなんですけど、警告無視して先読んじゃいました・・・(コラ) でも、全っ然ストレス感じませんでしたよ♪(ただ単に、723の愛が足りないだけだったりして・・・) ゼラス様と結構ラブラブだったし・・・☆(←思い違いかも) それにしても魔族はまた弱体化して困りますねぇ・・・腹心3人滅んだし。 そして、残された二人は愛を育み・・・(マテ) 以上、ガウリナ&ゼラゼロ愛好家723の意味不明で観点のずれたとっても偉そうな感想でした☆ |