◆−月下美人 前編(ゼロフィリ)−珠捕ヶ 九音(7/30-04:12)No.3706
 ┣月下美人読ませていただきました♪−まちゃら(7/30-23:00)No.3716
 ┃┗はじめまして。−珠捕ヶ 九音(7/31-10:41)No.3721
 ┃ ┗Re:はじめまして。−まちゃら(7/31-18:50)No.3744
 ┣ゼロフィリ三昧vv−葵 芹香(7/31-01:48)No.3718
 ┃┗クールな頭脳を分けて下さいませ。−珠捕ヶ 九音(7/31-14:26)No.3734
 ┣はじめまして−一坪(7/31-05:16)No.3719
 ┃┗お世話になります。−珠捕ヶ 九音(7/31-14:49)No.3735
 ┗月下美人 後編(ゼロフィリ)−珠捕ヶ 九音(8/1-13:28)No.3755
  ┣綺麗ですね♪−まちゃら(8/1-14:47)No.3760
  ┃┗Re:綺麗ですね♪−珠捕ヶ 九音(8/2-03:57)NEWNo.3772
  ┣Re:悦っっ!!−麻生誠(8/1-22:31)NEWNo.3763
  ┃┗Re:悦っっ!!−珠捕ヶ 九音(8/2-04:16)NEWNo.3773
  ┗うっとり・・・v−葵 芹香(8/2-00:04)NEWNo.3766
   ┗Re:うっとり・・・v−珠捕ヶ 九音(8/2-04:48)NEWNo.3774


トップに戻る
3706月下美人 前編(ゼロフィリ)珠捕ヶ 九音 E-mail 7/30-04:12


投稿作品はお初になります、珠捕ヶ九音です。
私、ゼロフィリストですから…内容も当然ゼロフィリになってしまいます。
いつもはお話、未完作品ばかりの書き散らし、なのですが今回何とかキチンと完結の作品となる見通しと相成りましたのでここに前編を投稿させていただきます。
内容は多分…甘々になる予定(は、あくまで未定)。
ゼロフィリにおけるフィリアさんって、自分の気持ちにちょっとニブい、のがセオリーらしいですが、九音の作品のフィリアさんはちょびっとは勘の良い(笑)フィリアさん目指しています(そうなると別人、との声もありそうですが)。
作品中皆様のイメージのキャラとは別人になっちゃうかもしれないですが(それは私の未熟さ故、でございます)楽しんでいただければ幸いです。
それでは、本編をどうぞ。

=====================================

月下美人 前編

リナさん達と別れてから、もう数ヶ月経っている。
それからの毎日はごくごく普通の日常、ジラスさんやグラボスさん達と一緒に小さいながらも鈍器と骨董品を取り扱うお店を切り盛りしながら、ヴァルの誕生を楽しみに待つ日々。
とは言え、たまぁに非日常なヤツが来ることもあるけれど…
そう、こんな風に―
「こんにちは、フィリアさん。貴女のお茶をご馳走になりに来ました」
お店の休みな時に、しかもジラスさんとグラボスさんの二人を品物の買い付けに出した時を見計らったように獣神官は現れる。
「…また、来たんですか。言っておきますけれど、ヴァルはまだ孵っていないし、あなた達魔族に引き渡すつもりは更々ないんですからね!」
殊更強い口調で獣神官を睨み付けながら、言い募るのだが彼はいつも変わらずニコニコと
「えぇ、分かっていますとも。フィリアさんの心情はね。ですから最初に言ったように、今日は貴女のお茶をご馳走になりに来ただけ、なんです。それに貴女手作りのお茶請けのお菓子も美味しいですし。何だかんだ言ってもホラ…ご馳走してくれるでしょ?」
私の手元を見て、それからテーブルの上にならべられるお茶とスコーンを眺めて、また私に向かって極上の微笑みで応えられたら―悪い気はしないし、何となく嬉しくなってしまう。
人間達とは違う長い時の流れを生きる―私達竜族と、それ以上に長大な時の流れを生き力を持つ高位魔族の彼。
闇から生まれた、滅びを望むもの。
本来ならば警戒するべき相手のはず、なのだが(実際気を許しちゃいけない相手ではあるのだけれど)あまりの邪気のなさについ、ほだされてしまう。
彼との付き合いは―今現在はリナさん達よりも短いはず、なのだけれどこの調子でいくと最終的には彼らより長い付き合いになってしまうのだろうか?
リナさん達と旅をした時から、初めて出逢って本当にいろいろあったけれど、彼の恐ろしさも何度か直に見せつけられたりもしたけれど―
最初に持っていた印象とは随分と今は変わってしまった。
“生ゴミ”、“ゴキブリ”、“悪魔の中の悪魔”etc.
最悪の印象しかなかったはず、なのに…いつからこんな風に変わってしまったのだろう?
そうね…
旅をしていた途中から…助けてもらったりしてしまったし、いつの間にか彼の善意を(そんなもの本当にあるのかしら?)信じたい、と思う私がいたりして。
思い返せば、早い時期から彼を頼りにしていたのかしら?
「…馴染んで、しまったのよね」
ポツリと呟く。
リナさん達に感化されて。
だから、それ以上の感情なんて…
気付いてはいるけれど、口にしてはいけない。
そもそも言って変わるものでもないかもしれないし―この想いに明るい未来はないだろうから。
それは、分かっているのよ。
「何に、馴染んだんですか?」
じっと見つめる闇色の瞳と視線があって、問い返されてハッと我に返る。
「あ、いえ、何でもないんです。お茶を飲んだらサッサと帰って下さいよね!貴方だってお暇じゃないんでしょう?」
何考えているんだろう、私!うっすらと頬に赤みが差す。
そして口から出る言葉は…我ながらなんてかわいげのない。
カチャ、とくちづけたお茶をテーブルに置き
「暇ではないですよね。僕にも貴重な有給休暇ですから」
だけれど彼はさして気にせず、あっさりと頷いて
「でもね、楽しいんですよ。フィリアさんを見ているのは」
貴女は特別、ですから。
何の気なしに、ポロリとこの魔族は一瞬期待してしまいたくなる台詞を吐く。
「え?!」
赤い頬のまま聞き返すと
「だって、いつだって無謀に僕にケンカ売ってくる人って貴女ぐらいですしね」
にっこり。
「フィリアさんみたいな存在って、有給休暇と同じくらい貴重なんです」
「そうですか、貴重な有給休暇を取って私のところへ来て下さるんですか。私にもね、貴方は貴重な“お茶飲み友達”ですわ。ですが、こう毎度手ぶらで来られるのも…ねぇ?」
同様に、にっこり。ただし笑っているのは口元だけで目元は笑ってはいない。
「お土産、ですか?うーん、今の手持ちは…そうだ、お花の苗なんてどうです?」
ポンと手を打ち、ガサゴソとカバンの中身をあさりだし…葉っぱばかりの何かの苗を一株取り出した。
…いつも、いつも思うのだが、ゼロスのカバンの中って一体どうなっているのだろう?
遊園地のチケットは入っているわ、いきなりそのカバンよりも大きい花の苗は入っているわ。
彼の正体(いえ、魔族、ってことは分かってはいるけれど)と同様に得体が知れない。
「これは…一体何の花の苗なんですか?」
怖々と受け取り、葉っぱばかりの苗を見やる。
何か、“毒草”の苗なんてことないわよね?
「さぁ、その花の名前は…聞いたような気もするのですが忘れちゃいました。でも、確か白い色をしたとても綺麗な花でしたよ。それも夜に咲く…神秘的な美しさの。獣王様からいただいたのですけれど。」
「獣王?」
「はい、獣王様は蕾のうちに摘み取って茹でて“おひたし”にして食べられたり、お酒に香りづけに漬けられたりするのがお好きですけれどもね」
食用になる花なんて…魔族って基本的には食物摂取などしなくても良かったのではなかったかしら?
部下が変わり者なら、その上司も変わり者なのね。
…妙に納得してしまった。
だけれど、夜に咲く白い花?
「あぁ、ひょっとして…月下美人?」
実物を見たことはなかったが、そんな花があることを何かの書物で読んだ記憶がある。
「あ、そういう名前だったかもしれません。フィリアさんって、意外に博識だったんですね?」
感心したような獣神官の声。
「いいえ―私も実物は見たことはないのですけれど、何かの書物で見たことがあるような気がして」
少し、はにかみながら答える私に
「そうでしたか。では、フィリアさん、これ、大事に育てて下さいね。見事に花咲かせたなら、それを見ながらまたご一緒にお茶しましょう」
瞳を細めて私を見やると、ちゃっかり残ったスコーンを紙ナプキンに包んでカバンの中にしまい込む。
「さて、美味しいお茶もお菓子も十分にいただいたことですし…そろそろおいとましますね。それでは、ごきげんよう」
言うなり、アストラルサイドを渡って帰ってしまった。
手元に残された、月下美人の苗に目を落とし
「本当に…いつも唐突な人よね」
夜に咲く白い花―月下美人、か。
あの人の育てている朝顔なんかじゃなくて、かえって良かったのかもしれない。
だって、夜中につるが首に巻き付いて絞め殺されそうよね。
「なかなかシュールな想像だわ」 
自分の想像に、何だかおかしくて―ひそやかに笑う。
この時の私は、この先に起こりうるとんでもない出逢いに考えなんて及ばなかった。
明日の自分がどうなるかなど誰にも分かるものではないし、人との出逢いもそういうものなのかもしれない。
だけれど確かにこの花は、私をかの者のもとへと招き寄せ時の行方を定める―契機となった。
導かれるままに
私は回す―運命の輪を
                        〜To be continued.〜

=====================================

運命の輪、そんな大層な伏線はって良いのか、九音(笑)?!
これに関しては、何だか消化しきれない感じがします(今からそんなんじゃまずいですね)。
とは言え、このお話は後編に続きます。なるたけ早くに、後編お届けできるように頑張りますのでよろしくお願いします。




トップに戻る
3716月下美人読ませていただきました♪まちゃら E-mail URL7/30-23:00
記事番号3706へのコメント

 はじめまして、珠捕ヶ 九音様、まちゃらと申します。
 最近投稿小説にゼロフィリな作品が増えているのでとっても嬉しい限りです(*^^*) 見つけるのが何せ大変なゼロフィリですので(苦笑)

 『月下美人』というタイトルに思わず期待しちゃいますが、
 後編はどんな展開になるのかとても楽しみです。
 とてもフィリア側の心情が伝わる作品ですよね。ゼロスがヤキモキするお話も大好きですけど、フィリアのこういうしっとりしたお話も大好きです!

 それにしてもゼロスからプレゼントをどうするのかなと思わず想像しちゃいますです。
きっと丹精込めて育てるんでしょうね。
彼女がせっかくの彼からの贈り物をぞんざいに扱えるはずはないですものね!
 というわけで後編楽しみに待っています(*^^*) 短いですが、この辺で失礼します。

トップに戻る
3721はじめまして。珠捕ヶ 九音 E-mail 7/31-10:41
記事番号3716へのコメント


> はじめまして、珠捕ヶ 九音様、まちゃらと申します。
> 最近投稿小説にゼロフィリな作品が増えているのでとっても嬉しい限りです(*^^*) 見つけるのが何せ大変なゼロフィリですので(苦笑)

はじめまして、珠捕ヶ九音です。
本当にそうなんですよぉ、ゼロフィリ見つけるのって大変。
こちらの投稿小説にゼロフィリ作品が増えているから…私もとっても嬉しいです。まちゃら様のサイト私、拝見したことあります。素敵なお話をいっぱいお作りになってますよね。そんな方から、感想をいただけてとっても嬉しいです、どうも有り難うございます。

> 『月下美人』というタイトルに思わず期待しちゃいますが、
> 後編はどんな展開になるのかとても楽しみです。
> とてもフィリア側の心情が伝わる作品ですよね。ゼロスがヤキモキするお話も大好きですけど、フィリアのこういうしっとりしたお話も大好きです!

有り難うございます。『月下美人』…花の名前そのまんまで、ちぃとひねりが…とか思ったりもしたんですが期待して下さる方もいるなんて、頑張らなくっちゃ、うん!
フィリアさんの心情伝わる、しっとりしたお話…これを崩さずに後半突っ走れるといいなぁ。

> それにしてもゼロスからプレゼントをどうするのかなと思わず想像しちゃいますです。
>きっと丹精込めて育てるんでしょうね。
>彼女がせっかくの彼からの贈り物をぞんざいに扱えるはずはないですものね!
> というわけで後編楽しみに待っています(*^^*) 短いですが、この辺で失礼します。

はい、フィリアさんはもらったものは大事に育てますよ。
“みどりのゆび”をもっていて、意外と花とかを育てるのとか上手かも?しれないです。
ましてや、好意を持っている相手からの贈り物をぞんざいに扱える女の子なんていませんもん!
それほどお待たせさせずに、後編投稿できると思います。
どうぞ今しばらく…お待ち下さい。

トップに戻る
3744Re:はじめまして。まちゃら E-mail URL7/31-18:50
記事番号3721へのコメント

お返事有り難うございます(*^^*)

>はじめまして、珠捕ヶ九音です。
>本当にそうなんですよぉ、ゼロフィリ見つけるのって大変。
>こちらの投稿小説にゼロフィリ作品が増えているから…私もとっても嬉しいです。まちゃら様のサイト私、拝見したことあります。素敵なお話をいっぱいお作りになってますよね。そんな方から、感想をいただけてとっても嬉しいです、どうも有り難うございます。

 ゼロフィリをひたすら検索にかけても、空しい結果が多いですもの(TT) でも負けないって思います! だって好きなんですもの!!>ゼロフィリ
 私のサイトを御覧戴いて有り難うございます♪ これからもお互いに頑張っていいお話を書いていきましょう!

>有り難うございます。『月下美人』…花の名前そのまんまで、ちぃとひねりが…とか思ったりもしたんですが期待して下さる方もいるなんて、頑張らなくっちゃ、うん!
>フィリアさんの心情伝わる、しっとりしたお話…これを崩さずに後半突っ走れるといいなぁ。

 いえいえ、月下美人の神秘性はフィリアにぴったりですよ! 謎めいていて綺麗ではかない感じ・・・それを護るゼロス・・・・いいですよね♪ このシュチュエーション!!

>はい、フィリアさんはもらったものは大事に育てますよ。
>“みどりのゆび”をもっていて、意外と花とかを育てるのとか上手かも?しれないです。
>ましてや、好意を持っている相手からの贈り物をぞんざいに扱える女の子なんていませんもん!

 ですよね♪ フィリアはきっと動植物に優しいから育てるのは上手に違いありません! ”みどりのゆび”、フィリアにとてもあっているかも知れないですね。お部屋にいっぱい緑があるのが浮かびます。

>それほどお待たせさせずに、後編投稿できると思います。
>どうぞ今しばらく…お待ち下さい。
 わぁーい♪ いくらでも待っておりますので、頑張ってくださいね!

トップに戻る
3718ゼロフィリ三昧vv葵 芹香 E-mail 7/31-01:48
記事番号3706へのコメント

珠捕ヶ 九音さんは No.3706「月下美人 前編(ゼロフィリ)」で書きました。
>
>投稿作品はお初になります、珠捕ヶ九音です。
>私、ゼロフィリストですから…内容も当然ゼロフィリになってしまいます。
ども、葵芹香です。ゼロフィリストならゼロフィリでしょっ♪ゼロフィリ…いいですよぉvじゃんじゃんいっちゃってくださいっvv(←?)

>ゼロフィリにおけるフィリアさんって、自分の気持ちにちょっとニブい、のがセオリーらしいですが、九音の作品のフィリアさんはちょびっとは勘の良い(笑)フィリアさん目指しています(そうなると別人、との声もありそうですが)。
勘のいいフィリアさんって、私書けないんですよね…いいなぁ。

>「こんにちは、フィリアさん。貴女のお茶をご馳走になりに来ました」
>お店の休みな時に、しかもジラスさんとグラボスさんの二人を品物の買い付けに出した時を見計らったように獣神官は現れる。
これは絶対に狙ってるでしょう!!ねぇっ?!(同意を求めてどうする)

「…また、来たんですか。言っておきますけれど、ヴァルはまだ孵っていないし、あなた達魔族に引き渡すつもりは更々ないんですからね!」
やっぱり、ゼロスが自分の元へ訪れる目的ってヴァルだと考えちゃいますよね。

>人間達とは違う長い時の流れを生きる―私達竜族と、それ以上に長大な時の流れを生き力を持つ高位魔族の彼。
>闇から生まれた、滅びを望むもの。
>本来ならば警戒するべき相手のはず、なのだが(実際気を許しちゃいけない相手ではあるのだけれど)あまりの邪気のなさについ、ほだされてしまう。
>彼との付き合いは―今現在はリナさん達よりも短いはず、なのだけれどこの調子でいくと最終的には彼らより長い付き合いになってしまうのだろうか?
そこがゼロフィリの壮大なところですね。長い長い時の中で、光に属する者と闇に属する者がどんな風に出逢い、どんな風に交わっていくのか。う〜ん、ドラマティック…。

>リナさん達に感化されて。
>だから、それ以上の感情なんて…
>気付いてはいるけれど、口にしてはいけない。
>そもそも言って変わるものでもないかもしれないし―この想いに明るい未来はないだろうから。
>それは、分かっているのよ。
あぁぁ、フィリアさんが悟ってるぅっ!!確かに告げたところで絶対的なハッピーエンドが訪れる可能性は低いかもしれないでしょうけど、諦めないでくださいよぉ、フィリアさん〜っっ!!

>「フィリアさんみたいな存在って、有給休暇と同じくらい貴重なんです」
貴重な有給休暇を使って、貴重な存在のフィリアさんに逢いに来てるわけなのですねvv

>…いつも、いつも思うのだが、ゼロスのカバンの中って一体どうなっているのだろう?
それはフィリアさんのみならず、みんなが不思議に思っていることでしょう。私的な考えでは、あのカバンの中はブラックホールなのではないかとっ!!

>「あぁ、ひょっとして…月下美人?」
>実物を見たことはなかったが、そんな花があることを何かの書物で読んだ記憶がある。
私もないですぅ〜。というより、名前は聞いたことあるけど、実在するのかさえ知らなかった…。

>この時の私は、この先に起こりうるとんでもない出逢いに考えなんて及ばなかった。
>明日の自分がどうなるかなど誰にも分かるものではないし、人との出逢いもそういうものなのかもしれない。
>だけれど確かにこの花は、私をかの者のもとへと招き寄せ時の行方を定める―契機となった。
>導かれるままに
>私は回す―運命の輪を
続きはどうなるんだろう、と想像させる終わり方ですね。“運命の輪”…いいですよね、響きが。どこかで使いたいと思っていても、それを入れられるだけの脳みそが私にはない…(泣)。
               
>運命の輪、そんな大層な伏線はって良いのか、九音(笑)?!
>これに関しては、何だか消化しきれない感じがします(今からそんなんじゃまずいですね)。
大丈夫です、きっと私がそんな話書いたら消化どころか完全不燃焼(苦笑)。

>とは言え、このお話は後編に続きます。なるたけ早くに、後編お届けできるように頑張りますのでよろしくお願いします。
何だかクライマックスへ向かうためのプロローグみたいな感じで素敵でしたvフィリアさんの一人称…というか、一人称な書き方が全然ダメな葵なもんで、一人称書きの出来る九音さんがうらやましいです。
ではでは、この辺で。続きが楽しみな葵芹香でしたv





トップに戻る
3734クールな頭脳を分けて下さいませ。珠捕ヶ 九音 E-mail 7/31-14:26
記事番号3718へのコメント


こんにちは、珠捕ヶ九音です。近頃ノリノリな葵様から、感想いただけてとても嬉しいです。本当にどうも有り難うございます。

>>私、ゼロフィリストですから…内容も当然ゼロフィリになってしまいます。
>ども、葵芹香です。ゼロフィリストならゼロフィリでしょっ♪ゼロフィリ…いいですよぉvじゃんじゃんいっちゃってくださいっvv(←?)

じゃんじゃんいっちゃいたいんですけどぉ、脳味噌貧弱に加え、この暑さで半分ほど溶けている九音…短い期間に、いくつものゼロフィリのお話を書かれるクールな頭脳の葵様が…とっても羨ましいです。

>>ゼロフィリにおけるフィリアさんって、自分の気持ちにちょっとニブい、のがセオリーらしいですが、九音の作品のフィリアさんはちょびっとは勘の良い(笑)フィリアさん目指しています(そうなると別人、との声もありそうですが)。
>勘のいいフィリアさんって、私書けないんですよね…いいなぁ。

勘の良いフィリアさん、と申しましょうか、ゼロスに対する自分の気持ちを自覚してはいるフィリアさん、なんですけど。そんな風に…なっていましたでしょうか?

>>「こんにちは、フィリアさん。貴女のお茶をご馳走になりに来ました」
>>お店の休みな時に、しかもジラスさんとグラボスさんの二人を品物の買い付けに出した時を見計らったように獣神官は現れる。
>これは絶対に狙ってるでしょう!!ねぇっ?!(同意を求めてどうする)

そう、絶対狙ってる(笑)。それともフィリアさん自身が、ワザと彼らをお使いに出しているかもしんない(そーゆー風だと良いな)。

>「…また、来たんですか。言っておきますけれど、ヴァルはまだ孵っていないし、あなた達魔族に引き渡すつもりは更々ないんですからね!」
>やっぱり、ゼロスが自分の元へ訪れる目的ってヴァルだと考えちゃいますよね。

フィリアさんとしては、ゼロスが魔族なんだという認識が強い限りその目的はヴァルなんだ、と考えてしまうのが自然だと思います。ヴァル絡み故に悲劇的なお話のゼロフィリもありますけど、私は、“はっぴぃえんど”が大好きな人なのでそういうお話はちょっと苦手です。だって、この二人には幸せになってもらいたいんだもん。

>>彼との付き合いは―今現在はリナさん達よりも短いはず、なのだけれどこの調子でいくと最終的には彼らより長い付き合いになってしまうのだろうか?
>そこがゼロフィリの壮大なところですね。長い長い時の中で、光に属する者と闇に属する者がどんな風に出逢い、どんな風に交わっていくのか。う〜ん、ドラマティック…。

そう、ドラマティック、なのです。

>>リナさん達に感化されて。
>>だから、それ以上の感情なんて…
>>気付いてはいるけれど、口にしてはいけない。
>>そもそも言って変わるものでもないかもしれないし―この想いに明るい未来はないだろうから。
>>それは、分かっているのよ。
>あぁぁ、フィリアさんが悟ってるぅっ!!確かに告げたところで絶対的なハッピーエンドが訪れる可能性は低いかもしれないでしょうけど、諦めないでくださいよぉ、フィリアさん〜っっ!!

幸せを諦めるつもりはないとは思うんですけど、ゼロスと一緒に幸せになれる未来というのはこの時点でのフィリアさんには考えられなかった、ということで。魔族には恋愛感情なんてない、っていうのが(←これって、原作者様の意見とかでもあるんですよね、確か?でも、それじゃぁ哀しいですよ)フィリアさんの考えだった、と。ゼロス、ニコ顔と魔族顔しか見せないから。彼の心情までは、まだまだ若いフィリアさんには読めなかった、と。ハッキリした言葉みたいのが欲しかったんじゃないかな、恋する乙女としては(笑)。

>>「フィリアさんみたいな存在って、有給休暇と同じくらい貴重なんです」
>貴重な有給休暇を使って、貴重な存在のフィリアさんに逢いに来てるわけなのですねvv

そうなんです。有給休暇なんて言わないで、ストレートに口説いてキスして押し倒しちゃえば良いものを…でも、あまりに大切すぎて慎重にしているのかもしんないです(笑)。

>>…いつも、いつも思うのだが、ゼロスのカバンの中って一体どうなっているのだろう?
>それはフィリアさんのみならず、みんなが不思議に思っていることでしょう。私的な考えでは、あのカバンの中はブラックホールなのではないかとっ!!

某ネコ型ロボットの四次元ポケット、又はリナの胃袋(って、あんなに食べてどーしてあんなに華奢な体なの?!)…とりあえず「それは秘密です♪」かな。

>>「あぁ、ひょっとして…月下美人?」
>>実物を見たことはなかったが、そんな花があることを何かの書物で読んだ記憶がある。
>私もないですぅ〜。というより、名前は聞いたことあるけど、実在するのかさえ知らなかった…。

実は、家にあるんですわこの“月下美人”。上手に育てていれば毎年花が咲くそうなんですけど、私はこれまで二度ほどしか拝んでおりません。かれこれ十年は家にあるのに…

>>この時の私は、この先に起こりうるとんでもない出逢いに考えなんて及ばなかった。
>>明日の自分がどうなるかなど誰にも分かるものではないし、人との出逢いもそういうものなのかもしれない。
>>だけれど確かにこの花は、私をかの者のもとへと招き寄せ時の行方を定める―契機となった。
>>導かれるままに
>>私は回す―運命の輪を
>続きはどうなるんだろう、と想像させる終わり方ですね。“運命の輪”…いいですよね、響きが。どこかで使いたいと思っていても、それを入れられるだけの脳みそが私にはない…(泣)。

「続きはどうなるんだろう、・・・」そう言っていただけるとすごく嬉しい九音なんですけど、暑さで、だれだれです。でも、ドリンク一本飲んで頑張りますから!

>運命の輪、そんな大層な伏線はって良いのか、九音(笑)?!
>>これに関しては、何だか消化しきれない感じがします(今からそんなんじゃまずいですね)。
>大丈夫です、きっと私がそんな話書いたら消化どころか完全不燃焼(苦笑)。

う〜、まずはこのお話を書ききることですよね。
今から頑張ってみます、お話の方。最後は決まっているから、そこまでもっていければ…

>>とは言え、このお話は後編に続きます。なるたけ早くに、後編お届けできるように頑張りますのでよろしくお願いします。
>何だかクライマックスへ向かうためのプロローグみたいな感じで素敵でしたvフィリアさんの一人称…というか、一人称な書き方が全然ダメな葵なもんで、一人称書きの出来る九音さんがうらやましいです。
>ではでは、この辺で。続きが楽しみな葵芹香でしたv

私は逆にこれまで書き散らした文章は一人称ものが多いんです。これが九音のスタイルなのかもしれないです。そーゆー文章以外書けない、とか。オールマイティーだと良いんですが、こればかりはどうにも…
続き、頑張ります。それほど長くはお待たせしませんから。葵様の期待を裏切らない出来になると良いんですけど。今しばらく…お待ち下さい。
それでは失礼します。

トップに戻る
3719はじめまして一坪 E-mail 7/31-05:16
記事番号3706へのコメント

投稿ありがとうございましたーー!

>ジラスさんやグラボスさん達と一緒に小さいながらも鈍器と骨董品を取り扱うお店を切り盛りしながら、ヴァルの誕生を楽しみに待つ日々。
骨董品よりも鈍器の方がメインなのかと笑っちゃいました。(笑)


>…いつも、いつも思うのだが、ゼロスのカバンの中って一体どうなっているのだろう?
>遊園地のチケットは入っているわ、いきなりそのカバンよりも大きい花の苗は入っているわ。
>彼の正体(いえ、魔族、ってことは分かってはいるけれど)と同様に得体が知れない。
四次元!?Σ(っ゜ )


というわけ(?)で、続きガンバって下さいね。

トップに戻る
3735お世話になります。珠捕ヶ 九音 E-mail 7/31-14:49
記事番号3719へのコメント


>投稿ありがとうございましたーー!

はじめまして、珠捕ヶ九音です。管理人様から感想をいただけてとても嬉しいです。これからもポツポツとお世話になることと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

>>ジラスさんやグラボスさん達と一緒に小さいながらも鈍器と骨董品を取り扱うお店を切り盛りしながら、ヴァルの誕生を楽しみに待つ日々。
>骨董品よりも鈍器の方がメインなのかと笑っちゃいました。(笑)

あ゜ー、鈍器メインかもしれないです(笑)。
「今なら、鈍器を買って下さったお客様全員にもれなく!美人な店主のお姉様が“相手を殺さない程度にのす殴り方”を手取り足取りレクチャーいたします」

>>…いつも、いつも思うのだが、ゼロスのカバンの中って一体どうなっているのだろう?
>>遊園地のチケットは入っているわ、いきなりそのカバンよりも大きい花の苗は入っているわ。
>>彼の正体(いえ、魔族、ってことは分かってはいるけれど)と同様に得体が知れない。
>四次元!?Σ(っ゜ )

そうですよね、謎、なんですよ。何故なら
「それは秘密です♪」
なんですもの。

>というわけ(?)で、続きガンバって下さいね。

はーい、期待を裏切らないような作品に仕上げられるように一生懸命頑張ります。
どうか、温かく見守って下さい。


トップに戻る
3755月下美人 後編(ゼロフィリ)珠捕ヶ 九音 E-mail 8/1-13:28
記事番号3706へのコメント

こんにちは、九音です。暑いです、バテてます。だけど、昨日ドリンク飲んで頑張りましたぁ!何とか書いたぞ、の後編でございます。いやぁ、溶けてる頭にドリンクのカフェインで書いた結果こんなお話になっちゃいました。
このお話をゼロフィリを愛されている全ての皆様へ(またはゼロフィリ平気よ、といわれるスレイヤーズファンの皆様へ)捧げます。
それでは、“月下美人 後編”本編へどうぞ。

==================================
月下美人 後編

葉っぱばかりの苗に白い蕾がポツポツとつきはじめたのは、それから半年もあとのこと。
その間ゼロスはどのようなわけからか、一度たりとも私のもとを訪ねることはなかった。
それまでは、何のかんのと言いながら週に一度は来ていたのに。
あの時を最後に有給休暇を使い切っちゃったのかしら?
それともまたぞろ、何か悪いことでも企んで(まぁ、それが彼のお仕事よね?)暗躍しているのかしら?
それとも、仕事にしくじって大怪我でもしちゃったのかしら?
会えないほどに、会いたい気持ちは強くつのるものね。
連絡も取りようがないし…何の音沙汰もないだけに。
そのような理由でこのところの私の表情は少し曇りがち。
それでも今日一日の仕事を終えて、ようやく一息ついた頃―
彼からもらった月下美人のまだかたい蕾を指でそっと撫でながら、ふと思い出した。
「…見事に花咲かせたなら、それを見ながらまたご一緒にお茶しましょう」
…そうだったわね。
「綺麗に…咲かせて下さいね」
ゆっくり、でもいいですから。
いまだ、かたい蕾に祈るように語りかける。
『彼ニ会イタイヨネ?』
かたくなな花の蕾が、ほんの少しだけほころんだような気がした。
淡い笑み浮かべ、からかうように―
ほころんだ蕾から、微かに漂う不思議な匂い。
意識が遠くなるような…私を深い眠りに誘う。
深い深い眠りに誘う。

恐らくこれは、夢の中。
蒼ざめた月の光に導かれて―
不可思議な匂いの軌跡を追って、私は歩き続ける。
暗い闇の中にあって、それでも私は不安を感じはしなかった。
今の私は、この闇に似た存在を知っているから。
私にとってその闇は、決して恐ろしくて冷たいだけではなく、ほんのりとした安らぎと優しさを感じることもあるから。
そんなことを考えながら、ずんずん歩いていった先に視界が急に開けて
「うわ、凄い花…」
赤、青、黄…色とりどりに狂い咲く花々。
思い切り季節感を無視した花の中に月の光に照らし出された一角に、ひときわ女王然と咲き誇る白い花々。
そこから漂う匂いに、覚えがある。
そう、私は―この匂いを追ってここまで来たのよ。
夜に咲く、この白い花の―
「月下…美人」
呟きを漏らした背後から
「初めまして、わたしの庭園へようこそ、お嬢ちゃん?」
ヒンヤリとした女性の声が響く。
驚いて振り返った私の目に映ったのは威風堂々とした女帝。
鋭い獣の瞳の円熟した大人の女性。
「あ、あなたはゼ…」
「ゼ?」
「ゼロスの上司!!」
何故か、彼女の名を知っていたはずなのに、つい…とぼけた答えをしてしまった。
よくゼロスから聞いていたのに、初めて出逢ってこれは万死に値する、かしら?
獣王、ゼラス・メタリオム。赤眼の魔王以下の五魔王の一人。
獣王は私の答えを聞き、鋭い獣の瞳を一瞬丸くしてそれから弾けたように笑い出した。
「アハハ、変わらないのね、お嬢ちゃん?あの子が言っていたけど…結構コワイもの知らず、なんですって?本当にそうなのね。わたしがどういうものか知っているのだろうに…いえ、知っているからこそそう答えるのかしら?」
うん、確かにわたしはあの子の上司だわね、と艶やかに微笑んでいる。
私は呆然と、この美しい女帝を見つめる。
圧倒的な力強さに、瞳をそらせない。
「お嬢ちゃんに会ってみたかったのよ。聞いてみたいこととかもあったし…あぁ、それから、この間のスコーンは美味しかったわ。どうも有り難う」
「はぁ?」
「あの子にお土産持たせてくれたでしょう?」
獣王はそう言うが…あれは、ゼロスが勝手にテイクアウトしちゃったんです。
と、…別に、言い直す必要もない、わね。
「あの、私こそお花の苗をいただいてしまって、獣王…様のお育てになられたお花なんだそうですね?どうも有り難うございます。ようやく、なんですけれど蕾がポツポツと、つきはじめて―」
「だから、お嬢ちゃんは呼ばれたのよ」
獣の瞳を妖しくきらめかせて、獣王は戯けた口調で言った。
「あの子は働き者で…まぁ、そこそこに有能なんだけどね、近頃オツムにお花が咲いていてねぇ…何の花だと思う?」
「…さぁ、分かりません」
「“フィリアさん”よ」
ボッと、顔が火照ってしまう。
そんな私の表情を面白そうに眺めながら
「でも、それであんまり有給休暇を取られてもねぇ…お嬢ちゃんは知っている?今、わたし達魔族ってちょっと人材不足なのよ。だから、あんまり有給休暇で休まれると困るわけ」
「それでも、週に一度くらいは休みをあげた方が…」
彼に会えない寂しさからか、ポロッと口から出た言葉。ハッと気付いて手で押さえるが
「別に、思い切りこき使ったって過労死したりはしないし」
さして気にとめずに獣王は答える。そしていきなり爆弾を放った。
「お嬢ちゃんは―あの子を愛してる?」
好き?ではない、一足飛びに、あ、…
「な?!あ、愛、し、て??」
ぼむ!!
不意打ちの爆弾に、火照り出す顔は先程とは比べものにならないほど。
「クスクス…正直で大変結構だわ」
私自身でさえ最近自覚したその感情を彼自身ではなくその上司(というより、さらには母ともいえる人であろう。彼にとっての彼女は)に見透かされてしまって…
「―」
真っ赤な顔のまま、絶句。
「愛という感情が神々やその子供達の専売特許だと思わないでね。わたし達だって―愛したいし、愛されたいのよ?お腹を痛めて産んだ子ではないけれど、わたしなりにあの子を愛しているし。あの子もわたしを愛してくれているだろうけれど、でも…“一番”じゃぁないのよね。お互いに」
何だかしんみりとした口調で言われて、それでもその言葉の中に嘘はないことに気付く。
『あぁ、この女性は…彼と同じものなのだ』
美しい女帝に、彼女の片腕の獣神官の姿が重なる。
自分の気持ちに気付いてから―幾度となく繰り返した問いと導き出された答えは
神ヨ、私ノコノ想イハ罪デスカ?
私ハ、獣神官ヲ愛シテイマス。
だけれども、彼は魔族だから、それも有史以来の私達の天敵で―
きっとこんな感情を知らないだろうし、必要のないものなのだろうから。どんなに彼を想っても、この想いは一方通行。
だからきっと胸の奥に、ずっと封印した方が良い。
そう思っていたけれど…
愛したいし、愛されたい?
魔族の、しかも“王”の称号を持つものの言葉ではないみたい。
嘘ではないことは分かるのだけれど…でも、これでは私達と同じものじゃない?!
軽い、でも新鮮な驚きを込めて
「魔族にもそんな感情があったなんて…思いもしませんでした。ですが、私がゼロスの一番だなんて、いかな獣王様のお言葉でもにわかには信じることなんて出来ません」
自分の気持ちを見透かされてしまって、思い切り動揺しまくりだったはずの心。だけれど獣王の言葉を聞いて、何故かスーッと熱が引いていく。
彼女は(彼は)嘘を語らない。
けれども全てを語ってはくれない。
私は彼から、それらしい言葉をハッキリともらったワケじゃない。
せいぜいが、お茶飲みケンカ友達なのだから。
「…あの子、お嬢ちゃんのことを“特別”って言わなかったかしら?」
「有給休暇並に貴重なんだそうですが?」
それ以上の意味はなさそうですよ?
呟くように言い添えて。
彼女はしばらく考えてから
「だけどあの子にとって、お嬢ちゃんは“特別”なの。失いたくないのよ、もう二度と、ね。だって、わたし言ったのだもの。“花が咲くまでお嬢ちゃんに会ってはいけない。会ったら―滅ぼすわよ”って」
「え?!だ、…」
誰、を?
その言葉を最後まで、私は発することが出来なかった。
いくつもの鋭い光の矢が私の全身を貫いたから。
避ける間もなく、それは私の息の根を止める。
薄れゆく意識に、最後に刻みつけられたのは嫣然と微笑う獣王と―
私を優しく包み込む、あの白い花の不可思議な匂い―

「…リアさん、フィリアさん、しっかりして下さい!!」
ガクガクと揺さぶられて―
「う…ん、私、生きて、る?」
「冗談じゃありませんよっ!!」
うっすらと瞳を開ければ、真っ青な顔の獣神官。
こんな表情の彼、私、初めて見る―
ボンヤリとした頭で
「私を心配してくれたの?」
問いかけると、彼は私をギューッと抱き締める。
触れている彼の胸元からは、生命の音は聞こえない。だけれども―確かに温かなぬくもりを感じる。
「心配しましたよ、花が咲いたみたいなので、フィリアさんに会いに来てみたら…心臓が止まっていたんですから!本当にビックリして―もうだめかと、思って」
見上げた私の瞳にうつる、深い闇色の瞳。
どこまでもどこまでも深くて―吸い込まれて落ちてゆきそうな、そんな色。
いつもなら、その瞳に彼の思いなんて私には読みとることが出来なかった。でも今は―
彼は、本当に私のことを心配してくれたのだ。
ほんのりと、暖かい気持ちが広がる。
「花、咲いたんですか?」
スルリと彼の腕から抜け出して、照れ隠しにおもむろに視線を移せば、窓際に月の光に照らされてみごとに咲いた月下美人。
「綺麗ですよね」
「フィリアさんの方が僕には何倍も綺麗です」
間髪を容れずに返ってきた言葉に、また赤面。
「からかわないで下さいっ!」
そう言おうとして、ふと思いとどまる。
優しい、不思議な匂いに包まれて―
私達のまわりを漂う月下美人の花の匂いに酔ってしまった?
きっと私達二人とも―この花の匂いに酔ってしまったのよ。
「私は“特別”なんですよね?」
確認するように問いかけてクスクスと笑いながら、瞳には悪戯な光が揺れる。
「花、咲かせましょうか、貴方のためだけに?」
唇に魔力を込めて―
アナタヲ愛シテイマス。
月が照らした二つの影はやがてまた一つに重なって―

今宵、花、咲かせましょうか、貴方のためだけに?

                             〜Fin.〜

==================================
…何だか出てくる人達みんな別人、でしょうか?
イメージ狂わしちゃったりしてしまったなら、ごめんなさいっ!
でも、何とか未完にせずにお話終わらせることが出来て、ホッとしました。
ホッとしたところで…今日はもう爆睡いたします(笑)。

トップに戻る
3760綺麗ですね♪まちゃら E-mail URL8/1-14:47
記事番号3755へのコメント

 珠捕ヶ様、『月下美人』後編読ませていただきました。

 最初から最後までとても綺麗で詩的なお話ですよね。月下美人が神秘的に輝いている部屋にゼロスとフィリアがいて・・・本当に月のモチーフが似合いますよね、この二人って。

 会えない間のゼロスのお話も見てみたいなぁ・・・とフィリアのゼロスに会えない切なさを読んでいて思いました。きっとヤキモキしていたのでしょうね。
 フィリアにとってもゼロスにとってお互いがとても大事なのがよく伝わってきました。最後のシーンも綺麗で素敵だと思います。

 それにしてもゼラス様が出ていらして嬉しい驚きです。ゼラス様は絶対フィリアさんを気に入りますよね! ゼロスにいぢわるするあたりも素敵ですが♪

 また是非、珠捕ヶ様のゼロフィリを読ませて下さいね。楽しみにしております。
 

トップに戻る
3772Re:綺麗ですね♪珠捕ヶ 九音 E-mail 8/2-03:57
記事番号3760へのコメント

まちゃらさんは No.3760「綺麗ですね♪」で書きました。
>
> 珠捕ヶ様、『月下美人』後編読ませていただきました。

爆睡開けの九音です。後編後、一番乗りなレスをどうもありがとうございます。

> 最初から最後までとても綺麗で詩的なお話ですよね。月下美人が神秘的に輝いている部屋にゼロスとフィリアがいて・・・本当に月のモチーフが似合いますよね、この二人って。

詩的、ですか?そう言っていただけると嬉しいです。私もこの二人のモチーフって“月”だなぁと思います。“太陽”じゃぁないですよね。

> 会えない間のゼロスのお話も見てみたいなぁ・・・とフィリアのゼロスに会えない切なさを読んでいて思いました。きっとヤキモキしていたのでしょうね。
> フィリアにとってもゼロスにとってお互いがとても大事なのがよく伝わってきました。最後のシーンも綺麗で素敵だと思います。

最後のシーン、気に入っていただけて良かったぁ。会えない間のゼロスのお話…考えられたら、良いんだけれど、どかな?一つ書き上げてお話作りモードになるのが九音ちょっと時間かかりそうだし。
でも、また何かのお話を投稿できたらいいです。

> それにしてもゼラス様が出ていらして嬉しい驚きです。ゼラス様は絶対フィリアさんを気に入りますよね! ゼロスにいぢわるするあたりも素敵ですが♪

はい、絶対気に入って下さると思います。仲の良い嫁・姑コンビ(笑)になって欲しいです、将来的には。

> また是非、珠捕ヶ様のゼロフィリを読ませて下さいね。楽しみにしております。

ハーイ、頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。(←九音、とっても遅筆ですけど)

トップに戻る
3763Re:悦っっ!!麻生誠 E-mail 8/1-22:31
記事番号3755へのコメント

こんにちは、麻生です(^o^)後編が終わってから感想を…とか思っていたらすっかり遅くなってしまって、すみませぬ〜。

フィリアさん大人っっ!!(笑)ほややんとしてないフィリアって久々に見せていただいた気がします。そして、その色っぽいこと艶っぽいこと…惚れちゃいました。当然、特にラストが。はうう、素敵です♪

ゼラス様の台詞がとても印象的でした。愛し愛されたいのは神も魔も人も同じ、そういう感情豊かな魔族、だったらいいなと思う麻生としましては彼女の台詞がとても嬉しく思いました。あと、ゼラス様が「母」としてゼロスをとても愛していることも…。

そして、ゼロス。あのちょっかい出したがり〜な(←麻生の偏見かしら?)の彼が大好きな大好きなフィリアさんに会えないなんて、それはもう必死の思いで我慢して…ぞっこん惚れぬいているのがすっごく素敵です。ラストで真っ青になったりする場面も。カッコイイだけじゃない、飄々としているだけじゃない、ゼロスが好きです。そしてゼロスのそんな新しい表情のことごとくをフィリアさんによって引き出されている…というのがまたいいのですvv

それでは、少し短いですがこの辺で。また素敵なゼロフィリ小説楽しみにしています(^o^)

トップに戻る
3773Re:悦っっ!!珠捕ヶ 九音 E-mail 8/2-04:16
記事番号3763へのコメント

麻生誠さんは No.3763「Re:悦っっ!!」で書きました。
>
>こんにちは、麻生です(^o^)後編が終わってから感想を…とか思っていたらすっかり遅くなってしまって、すみませぬ〜。

レスいただけて嬉しいです、どうも有り難うございます〜!

>フィリアさん大人っっ!!(笑)ほややんとしてないフィリアって久々に見せていただいた気がします。そして、その色っぽいこと艶っぽいこと…惚れちゃいました。当然、特にラストが。はうう、素敵です♪

色っぽくて艶っぽい?!きゃぁ!!でも、そういうフィリアさんも、九音好きだし…でも、好きな人に対する思いは、純真なんですよ、決して邪ではない(断言)。

>ゼラス様の台詞がとても印象的でした。愛し愛されたいのは神も魔も人も同じ、そういう感情豊かな魔族、だったらいいなと思う麻生としましては彼女の台詞がとても嬉しく思いました。あと、ゼラス様が「母」としてゼロスをとても愛していることも…。

そですよね。愛し愛されたいという感情ないなんて…哀しいですモン。
感情豊かな魔族な方が絶対良いです。(←だって感情がなくちゃお話にならないでしょうが?)。中身の殺伐としたお話になっちゃいそうじゃありません?

>そして、ゼロス。あのちょっかい出したがり〜な(←麻生の偏見かしら?)の彼が大好きな大好きなフィリアさんに会えないなんて、それはもう必死の思いで我慢して…ぞっこん惚れぬいているのがすっごく素敵です。ラストで真っ青になったりする場面も。カッコイイだけじゃない、飄々としているだけじゃない、ゼロスが好きです。そしてゼロスのそんな新しい表情のことごとくをフィリアさんによって引き出されている…というのがまたいいのですvv

そう、ちょっかい出したがり〜(笑)。焦ったと思いますよ、フィリアさんに会いに来て心臓止まっていた時には。ポーカフェイスとかじゃない様々な表情のゼロスが書けたらいいと思っていますから、そういう風に言ってもらえてとても嬉しかったです。

>それでは、少し短いですがこの辺で。また素敵なゼロフィリ小説楽しみにしています(^o^)

はい頑張って…楽しんでいただけるゼロフィリ小説を書きたいです。
それでは…

トップに戻る
3766うっとり・・・v葵 芹香 E-mail 8/2-00:04
記事番号3755へのコメント

珠捕ヶ 九音さんは No.3755「月下美人 後編(ゼロフィリ)」で書きました。
>
>こんにちは、九音です。暑いです、バテてます。だけど、昨日ドリンク飲んで頑張りましたぁ!何とか書いたぞ、の後編でございます。いやぁ、溶けてる頭にドリンクのカフェインで書いた結果こんなお話になっちゃいました。
どうも九音さま、葵芹香でっす。間髪あけずに九音さまの小説読めて嬉しいですvカフェインドリンク…はっ、もしやコーヒーですか?(コーヒー飲めない、未だにおこちゃまな葵…)

>==================================
>月下美人 後編
>
>葉っぱばかりの苗に白い蕾がポツポツとつきはじめたのは、それから半年もあとのこと。
>その間ゼロスはどのようなわけからか、一度たりとも私のもとを訪ねることはなかった。
>それまでは、何のかんのと言いながら週に一度は来ていたのに。
>あの時を最後に有給休暇を使い切っちゃったのかしら?
>それともまたぞろ、何か悪いことでも企んで(まぁ、それが彼のお仕事よね?)暗躍しているのかしら?
>それとも、仕事にしくじって大怪我でもしちゃったのかしら?
半年も会えてないのですね…。ゼロスの身(生身じゃないけど)をあれこれと案じているフィリアさん、可愛くて切なげでいいです。

>夜に咲く、この白い花の―
>「月下…美人」
>呟きを漏らした背後から
>「初めまして、わたしの庭園へようこそ、お嬢ちゃん?」
>ヒンヤリとした女性の声が響く。
>驚いて振り返った私の目に映ったのは威風堂々とした女帝。
>鋭い獣の瞳の円熟した大人の女性。
やっぱりそんな感じですよね、ゼラス様って。あの、TRYの最終回のお御足(笑)を見た限り。

>「あの子は働き者で…まぁ、そこそこに有能なんだけどね、近頃オツムにお花が咲いていてねぇ…何の花だと思う?」
>「…さぁ、分かりません」
>「“フィリアさん”よ」
オツムにお花…。考えてるのはフィリアさんのことばかり、ですか。

>「愛という感情が神々やその子供達の専売特許だと思わないでね。わたし達だって―愛したいし、愛されたいのよ?お腹を痛めて産んだ子ではないけれど、わたしなりにあの子を愛しているし。あの子もわたしを愛してくれているだろうけれど、でも…“一番”じゃぁないのよね。お互いに」
>何だかしんみりとした口調で言われて、それでもその言葉の中に嘘はないことに気付く。
ゼラス様の一番って誰なんでしょうね?…そして、こんなしんみりした展開なのになぜかキ〇キ〇ッズの曲が流れてきてしまう私の頭はやはり、くらげ並…?

>「…あの子、お嬢ちゃんのことを“特別”って言わなかったかしら?」
>「有給休暇並に貴重なんだそうですが?」
>それ以上の意味はなさそうですよ?
>呟くように言い添えて。
職場ではあんまり使うといい顔されない有給休暇を使ってまでも逢いに来る貴重な存在なんですから、やっぱり“特別”なんですよv

>「…リアさん、フィリアさん、しっかりして下さい!!」
>ガクガクと揺さぶられて―
>「う…ん、私、生きて、る?」
>「冗談じゃありませんよっ!!」
>うっすらと瞳を開ければ、真っ青な顔の獣神官。
>こんな表情の彼、私、初めて見る―
よっっっぽど心配したんでしょうね。いつもポーカーフェイスな彼が動揺してるんですから。

>「私は“特別”なんですよね?」
>確認するように問いかけてクスクスと笑いながら、瞳には悪戯な光が揺れる。
>「花、咲かせましょうか、貴方のためだけに?」
>唇に魔力を込めて―
>アナタヲ愛シテイマス。
>月が照らした二つの影はやがてまた一つに重なって―
>
>今宵、花、咲かせましょうか、貴方のためだけに?
うっとりとした終わり方ですね…v
あ〜もうっ、これから先の2人はっ!!(暴走…)みたいな。

>==================================
>…何だか出てくる人達みんな別人、でしょうか?
>イメージ狂わしちゃったりしてしまったなら、ごめんなさいっ!
>でも、何とか未完にせずにお話終わらせることが出来て、ホッとしました。
>ホッとしたところで…今日はもう爆睡いたします(笑)。
そんなことないですよ〜、私のゼラス様のイメージもあんな感じだし。あんまり嫁をいじめる姑(←??)は好きじゃないんでね(笑)。

それでは、爆睡中のあなたに子守唄をささげつつ、退散っ!!



トップに戻る
3774Re:うっとり・・・v珠捕ヶ 九音 E-mail 8/2-04:48
記事番号3766へのコメント


レス、本当にどうも有り難うございます。爆睡明けの頭でお返事レス書いてます、の九音です。誤字脱字等あったら平にご容赦下さいませ。

>>こんにちは、九音です。暑いです、バテてます。だけど、昨日ドリンク飲んで頑張りましたぁ!何とか書いたぞ、の後編でございます。いやぁ、溶けてる頭にドリンクのカフェインで書いた結果こんなお話になっちゃいました。
>どうも九音さま、葵芹香でっす。間髪あけずに九音さまの小説読めて嬉しいですvカフェインドリンク…はっ、もしやコーヒーですか?(コーヒー飲めない、未だにおこちゃまな葵…)

いえ、薬屋さんで売っているドリンク剤です。コーヒーは私も苦手で紅茶党なんですよ。

>>==================================
>>月下美人 後編
>>
>>葉っぱばかりの苗に白い蕾がポツポツとつきはじめたのは、それから半年もあとのこと。
>>その間ゼロスはどのようなわけからか、一度たりとも私のもとを訪ねることはなかった。
>>それまでは、何のかんのと言いながら週に一度は来ていたのに。
>>あの時を最後に有給休暇を使い切っちゃったのかしら?
>>それともまたぞろ、何か悪いことでも企んで(まぁ、それが彼のお仕事よね?)暗躍しているのかしら?
>>それとも、仕事にしくじって大怪我でもしちゃったのかしら?
>半年も会えてないのですね…。ゼロスの身(生身じゃないけど)をあれこれと案じているフィリアさん、可愛くて切なげでいいです。

そう、恋する乙女は物思いに耽るのでございます(笑)。

>>夜に咲く、この白い花の―
>>「月下…美人」
>>呟きを漏らした背後から
>>「初めまして、わたしの庭園へようこそ、お嬢ちゃん?」
>>ヒンヤリとした女性の声が響く。
>>驚いて振り返った私の目に映ったのは威風堂々とした女帝。
>>鋭い獣の瞳の円熟した大人の女性。
>やっぱりそんな感じですよね、ゼラス様って。あの、TRYの最終回のお御足(笑)を見た限り。

大人、ですよねぇ、きっと。そしてとってもナイスバディー。フィリアさんのお御足(笑)も魅力だと思いますけど。

>>「あの子は働き者で…まぁ、そこそこに有能なんだけどね、近頃オツムにお花が咲いていてねぇ…何の花だと思う?」
>>「…さぁ、分かりません」
>>「“フィリアさん”よ」
>オツムにお花…。考えてるのはフィリアさんのことばかり、ですか。

ひまわりのようにでっかく咲いていると思います(笑)。彼女に対するイメージとかはそれこそ月下美人かも?と思うのですが。

>>「愛という感情が神々やその子供達の専売特許だと思わないでね。わたし達だって―愛したいし、愛されたいのよ?お腹を痛めて産んだ子ではないけれど、わたしなりにあの子を愛しているし。あの子もわたしを愛してくれているだろうけれど、でも…“一番”じゃぁないのよね。お互いに」
>>何だかしんみりとした口調で言われて、それでもその言葉の中に嘘はないことに気付く。
>ゼラス様の一番って誰なんでしょうね?…そして、こんなしんみりした展開なのになぜかキ〇キ〇ッズの曲が流れてきてしまう私の頭はやはり、くらげ並…?

ゼラス様の一番
「それはヒ・ミ・ツ、よ♪」

>>「…あの子、お嬢ちゃんのことを“特別”って言わなかったかしら?」
>>「有給休暇並に貴重なんだそうですが?」
>>それ以上の意味はなさそうですよ?
>>呟くように言い添えて。
>職場ではあんまり使うといい顔されない有給休暇を使ってまでも逢いに来る貴重な存在なんですから、やっぱり“特別”なんですよv

そう、特別。分かってあげてよ、フィリアさん。

>>「…リアさん、フィリアさん、しっかりして下さい!!」
>>ガクガクと揺さぶられて―
>>「う…ん、私、生きて、る?」
>>「冗談じゃありませんよっ!!」
>>うっすらと瞳を開ければ、真っ青な顔の獣神官。
>>こんな表情の彼、私、初めて見る―
>よっっっぽど心配したんでしょうね。いつもポーカーフェイスな彼が動揺してるんですから。

動揺したゼロスが見たいぞ…という九音の願望を実現させました。“作者”の特権で。

>>「私は“特別”なんですよね?」
>>確認するように問いかけてクスクスと笑いながら、瞳には悪戯な光が揺れる。
>>「花、咲かせましょうか、貴方のためだけに?」
>>唇に魔力を込めて―
>>アナタヲ愛シテイマス。
>>月が照らした二つの影はやがてまた一つに重なって―
>>
>>今宵、花、咲かせましょうか、貴方のためだけに?
>うっとりとした終わり方ですね…v
>あ〜もうっ、これから先の2人はっ!!(暴走…)みたいな。

思いっきり暴走の海に飛び込んで下さいませ、そのつもりで書きましたから。

>>…何だか出てくる人達みんな別人、でしょうか?
>>イメージ狂わしちゃったりしてしまったなら、ごめんなさいっ!
>>でも、何とか未完にせずにお話終わらせることが出来て、ホッとしました。
>>ホッとしたところで…今日はもう爆睡いたします(笑)。
>そんなことないですよ〜、私のゼラス様のイメージもあんな感じだし。あんまり嫁をいじめる姑(←??)は好きじゃないんでね(笑)。

うん、仲良しこよし♪そしてたまぁに二人で結託してダンナ様(息子)をいぢめるのであります。

>それでは、爆睡中のあなたに子守唄をささげつつ、退散っ!!

有り難うございます、おかげ(?)で爆睡出来ました。
それでは。