◆−日常生活3 =ゼロフィリ学園物語=−葵 芹香(8/1-02:35)No.3749
 ┣Re:日常生活3 =ゼロフィリ学園物語=−まちゃら(8/1-13:39)No.3756
 ┃┗ゼロフィリ浸透中…。−葵 芹香(8/2-00:28)No.3767
 ┣Re:うぶうぶ??−麻生誠(8/1-23:08)No.3765
 ┃┗ゼロフィリ拡大中…。−葵 芹香(8/2-01:14)No.3768
 ┗ゼロフィリがいっぱい♪−珠捕ヶ 九音(8/2-06:06)No.3776
  ┗ゼロフィリ…発展中?−葵 芹香(8/2-13:46)No.3782


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3749日常生活3 =ゼロフィリ学園物語=葵 芹香 E-mail 8/1-02:35



はいっ、最近ゼロフィリ書いてくれる人が増えてとっても幸せvな葵芹香です。
学園物の続きを書こうとしたけれど、夏休み中に学校行ってる図ってどうよ?とか思い悩んでたら時間が結構経っちゃいました。私的には、一般な高校の年間スケジュールにそって進めていきたい…ので、こんな形になりましたとさ♪

=====================================

 『日常生活3』

  ――Stand up! 今すぐ本気出さなきゃ
    Stand up! チャンスはよそ見していたら 逃げて行くから――
「はい、ストップッ!!」
リナの声でピタッと止まる楽器たち。電子ピアノを弾いていたフィリアは進言する。
「え…今、どこも間違ってなかったんじゃあ?」
「いーえ、アメリアは分かるわよね?」
言って、マイクを握ったまま立っている少女にある意味恐ろしいにこやかな笑みを向けた。
「すいませんんん〜〜っ、1番と2番の歌詞間違えましたあぁぁっっ!!」
今にも土下座しそうな勢いで謝りたおすアメリア。
―― 一応注意しておくが、今は夏休み中である。
「リナ〜、何もそこまで完璧にやらなくたって…。たかだか学園祭だろ〜?」
「絶対ダメッ!やるからには完璧に、そして優勝よっ!!」
リナがガウリィに力説しているところへ、扉がガラガラッと開いてゼロスが入ってきた…ここは音楽室。
―― くどいようだが、今は夏休み中である。
「どうです、調子は?」
「リナさんが相当気合入ってて…。この音楽室だって、本当は吹奏楽部が使うものなんですけど、無理やり借りちゃって…。」
近寄ってきたゼロスに、状況を説明するフィリア。
彼らは何故学校にいるのか、一体何をしているのか。…実は彼らは9月に開かれる学園祭のメインイベント、“ライヴinスレイヤーズ”に参加すべく、練習に励んでいるところだった。1人1曲は必ず歌うことにはなっているのだが、大体のポジションは、
 文句なしのギター(エレキ)担当…ゼルガディス
 片方が歌っている時に交代するピアノ担当…フィリア、アメリア
 譜面読めないくせに何故か絶対音感の持ち主(ドラム)…ガウリィ
 持ち歌の数が5人中最多のメインボーカル兼ギター…リナ
となっていた。
「リナさ〜ん、ライヴ張りきるのもいいんですけど、クラス出店の駄菓子屋の方もちゃんと考えといてくださいよ〜。」
「わ〜かってるわよ、もうっ!……じゃ、アメリアの練習終わりね…次、フィリアッ!!」
「はいっ!…って、え?次はガウリィさんの番だったんじゃ…?」
「そのつもりだったんだけど、あんたが歌うのをわざわざ聞きにきた奴がいるんだから、待たせるのは酷ってもんでしょ。」
チラリとゼロスに視線を向ける。彼は『よく分かっておいでですね、リナさん♪』とでも言い出しそうなにこやかな笑みを浮かべ、当たり前のようにフィリアの隣りに立っていた。
「そういえば、ヴァルの姿が見えないようだが…?」
ゼルガディスが珍しいこともあるもんだ、といった風に尋ねた。
そう、いつもならゼロスと張り合うべく必ず彼らの(フィリアの)前に姿を見せるヴァルが、今日に限って見当たらない。…いや、正確にいうと夏休みに入ってから一向に目にしない。
「ああ…ヴァル君でしたら、よりによって僕の教える数学が赤点だったもんで、担任としてこれはいかんと思いましてね、補習課題をテキスト5冊分出したんで…多分一生懸命やってくれているのかなぁ、なんて。」
「テッ、テキスト5さつぅぅぅっ?!」
5人の見事にハモった声が音楽室に響く。
「う〜ん、さすがですねぇ皆さん、息もバッチリじゃないですか。これなら優勝も夢じゃありませんよv」
のほほ〜んと答える彼らが担任。もちろんそんな事ではぐらかされる彼らでもなく、
「そーいうことじゃなくってっ!!テキスト5冊ってどういうことよっ!?」
「ヴァルさん、死んじゃいますよっ?!そんなの、正義じゃないですっ!!」
「数学だけで5冊か…ツライな。」
「よかったぁー、オレ、赤点ギリギリだったんだ〜。」
一気にまくしたてる。その中でフィリアがぽつりと、
「ヴァルさん…来週の旅行、行けるのかしら…?」
そうなのだ。来週にはここにいる6人+ヴァルで、アメリア父の経営する海辺のリゾートホテルに泊まりにいく予定なのだ。
フィリアのその言葉を聞いたとたん、リナの中で途切れていた線と線がつながった。
「ゼロス…あんた、それ職権乱用って言わない…?」
「何のことですか〜?」
にっこり笑うゼロスの後ろに、悪魔のしっぽが嬉しそうに揺れているのをリナは見た気がした。
「フィリア…あんたも罪作りな女ね…。」
「はっ?」
ヴァルが宿題の山で苦しんでいるのが自分のせいだとは露も知らない彼女は、リナの言葉の意味も理解できなかった。

ちなみに、その頃のヴァル君は―――
「y=2a+bで…ああぁぁぁっ、わっかんねぇぇっ!!」
髪の毛を掻き乱しながらわめきまくる。
「ちっくしょおぉっ!!フィリアをゼロスと2人っきりで旅行になんか行かせてたまるかっ!!危険すぎるっっ!!!」
何も2人っきりな訳じゃないのに……数学のやり過ぎで多少壊れかかっていた。

 ――…Like a bird singing Like a breeze blowing
It’s calling me
From somewhere in the world ―――……
「…はい、OK。さすがフィリア、英語が得意科目なだけあって発音上手いわね。バラード系は大の得意らしいし…。」
「そうですか?そんなに意識してはいないんですけど…。」
「他に問題点は…」
リナは確認のために譜面を見る…ではなくゼロスを見た。満足そうに微笑んでいるのを確かめて、
「…なさそうね。んじゃ、次ガウリィ…」
ガウリィの曲のピアノはアメリア担当なので、ゼロスの横に座って休憩するフィリア。
「歌、お上手なんですね。キレイな声だとは思ってましたけど。」
「あ、ありがとうございます…。」
「でもね、フィリアさん。バラードをもっと上手に歌えるコツ、教えてあげましょうか?」
「コツ?」
うなずく彼の瞳が怪しく光ったが、フィリアは気付かずに続きを待つ。
「好意を寄せている相手…端的に言うと、好きな人を思い浮かべながら歌うと切ない感じがでて、更にいいですよv」
好きな人…
ボンッ!!
彼女の顔が一気に赤くなったのを見て、ゼロスは確信した。
「…いるんですね?好きな人…。」
なるべく感情をこめない口調でつぶやく。…でないと叫んでしまいそうだったから。
「ちっ、ちが…っ、そんな人いませ…っ」
「誰なんですか?…まさかヴァル君?…それとも僕の知らない人?」
「何でそこでヴァルさんが…っ!そんなこと……っ」
「『言える訳ない』と?」
「うぅ…っ。」
自分が言おうとしたセリフを先回りされて、言葉に詰まるフィリア。
いつだって、この人はそうなのだ。そうやって人の調子を狂わせる…この人といると、自分のペースが分からなくなってしまう…ドキドキする……。
「……気になる人…は、いるんです。でもっ、それが好きなのかどうかってのはまだ分からなくって…その人とは立場が違うし、ただの憧れなのかもしれないし…。」
上目遣いで自分を見つめる彼女を可愛いと思いながら、そんな風に想われているのが自分であるとは全く気付かない、ある意味フィリアと同じくらい鈍感な数学教師は、
「…で、その方のお名前は?」
フィリアに少なくとも好く想われている相手…きっと、会ったら首を締めあげてしまいそうな程の嫉妬の炎をゼロスは感じた。
「それはっ…その……」
(本人を目の前にして言える訳ないじゃないですか…っ!)
何と答えることも出来ずに口篭もっていたフィリアに救いの声がかかった。
「フィリアーッ!最後にみんなで合わせるわよーっ!!」
「はーいっ!!」
慌てて立ちあがり、リナ達の方へ駆け出そうとする彼女をゼロスは引きとめる。
「フィリアさんっ」
呼び止められた少女が振り向くと、紫色の瞳がじっと彼女を見つめていた。ややあってからフッ、とその視線がやわらぎ、
「頑張ってくださいねv」
「……はいっ!」

リナ達にまざっていく彼女の後ろ姿を眺めながら、溜め息をひとつ。
(いい加減、気付いてくださいよ…僕の気持ち。)

彼の視線を後ろに感じながら、胸をキュッと抑える。
(本当に、この動悸…何……?)


音が聞こえる、足音が。
2人の距離がだんだんと近づいていく…そんな足音が。




=====================================
ホントに、書くたび分からなくなっていくゼロフィリ学園物語。もうすでにゼロフィリではなくただの学園物になっているかもしれない…。補足として、ゼルやガウリィが歌ってる時、エレキとドラムの人はどっかから借りてきます。出場しないバンド辺りから。
そして、この話の中だけで少なくとも2つ、別のエピソードがあることが判明…リゾート編と学園祭編ね。リゾートは文字通り来週書くからいいとして…学園祭…9月までもつのか、自分?!…まぁ、なるようになるさねっ!!



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3756Re:日常生活3 =ゼロフィリ学園物語=まちゃら E-mail URL8/1-13:39
記事番号3749へのコメント

 こんにちは、葵様。最近、ゼロフィリストーリーを連続して読めてとてもゼロフィリストな私は幸せです♪

 今回のお話、学園祭の準備をするスレイヤーズの面々がとても楽しいですね。本番も楽しみですが、ヴァルがちょっと哀れですね(^^;) ゼロスってば容赦ないから。

 それにしてもお互いがお互いで鈍感ぶりを示すあたりが何ともいいですね。この先どんなことが起きるのか楽しみです。次回はいよいよヴァカンスになるのでしょうか?
 楽しみにしています(*^^*) 頑張ってください。

 ヴァル、課題を終わらすんだろうな・・・意地で。がんばれ!

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3767ゼロフィリ浸透中…。葵 芹香 E-mail 8/2-00:28
記事番号3756へのコメント

まちゃらさんは No.3756「Re:日常生活3 =ゼロフィリ学園物語=」で書きました。

> こんにちは、葵様。最近、ゼロフィリストーリーを連続して読めてとてもゼロフィリストな私は幸せです♪
えへっv私も幸せです♪なんだ、ゼロフィリストこんなにいたんじゃん、ってね。

> 今回のお話、学園祭の準備をするスレイヤーズの面々がとても楽しいですね。本番も楽しみですが、ヴァルがちょっと哀れですね(^^;) ゼロスってば容赦ないから。
「今から僕はあなたの敵です」って、お互いフィリアを狙ってるって気付いた時点で宣言しましたから(笑)。どんな姑息な手でも、職権乱用と呼ばれても、敵と思ったら何でもします…うちのゼロスさん。

> それにしてもお互いがお互いで鈍感ぶりを示すあたりが何ともいいですね。この先どんなことが起きるのか楽しみです。次回はいよいよヴァカンスになるのでしょうか?
来週はそうなると思うのですが…どうやら自分の指がダークなのを1本書きたい、と訴えている模様…なので、どうなることやら…。

> 楽しみにしています(*^^*) 頑張ってください。
はーい、期待を裏切らない程度に頑張りまっす!

> ヴァル、課題を終わらすんだろうな・・・意地で。がんばれ!
はい、きっと意地でも終わします。んでもってバカンスで何が何でもゼロスの邪魔をします。負けてたまるかあぁぁっ!って。


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3765Re:うぶうぶ??麻生誠 E-mail 8/1-23:08
記事番号3749へのコメント

芹香しゃまこんにちは〜、麻生です♪
わ−い、学園の続きですねっ。学園編はゼロスもフィリアもまた違った味があって楽しいです。
この調子だと何が起こるか分からない学祭になりそうで、その中で2人にどんな進展があるのか、そしてその前にはリゾートデートvv(注;デートじゃない…ハズ)目が離せませんわ、ホントに(^o^)

そして一番気になるのは―――――――果たしてヴァルっちは宿題が終わるのか!?(笑)
鬼やなぁ、ゼロスせんせったら(^_^;)麻生は数学鼻血が出るほど嫌いでした、先生は大好きだったけど♪

そして今回ちょっぴり驚いたのが、ゼロスも鈍い…ということ。
フィリアがにぶちんなのは普通(なのかっ!?)ですけど、ゼロスも…というのはビックリ。
あと結構、ゼロスが純情なのが麻生的には嬉しいです。たらしっぽいイメージ(失礼)が強いもので―――。初なのね、みたいな(笑)
はやくお互いの気持ちに気付くといいわね…。

それでは、ちょっと短めですがこの辺で。また新作(今度はリゾート?)楽しみにしてます(^○^)

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3768ゼロフィリ拡大中…。葵 芹香 E-mail 8/2-01:14
記事番号3765へのコメント

麻生誠さんは No.3765「Re:うぶうぶ??」で書きました。
>
>芹香しゃまこんにちは〜、麻生です♪
>わ−い、学園の続きですねっ。学園編はゼロスもフィリアもまた違った味があって楽しいです。
ど〜も麻生さんv…そうっすか、違った味っすか。この調子でいくと、全く別人になってしまう可能性も十分にあり得る…ので、そうならないよう気を付けたいと思います(^^;)。

>この調子だと何が起こるか分からない学祭になりそうで、その中で2人にどんな進展があるのか、そしてその前にはリゾートデートvv(注;デートじゃない…ハズ)目が離せませんわ、ホントに(^o^)
学園祭は…きっとハプニングだらけ、の予定。フィリアさんがゼロスをどう思ってるかがちょっとだけはっきりする…予定(^^;)。んでもってリゾート…ヴァルに徹底的に邪魔される話。徹底的?…う〜ん、その辺は確かじゃない…。

>そして一番気になるのは―――――――果たしてヴァルっちは宿題が終わるのか!?(笑)
そりゃもう、上の通り、死に物狂いで終わしますよ。

>鬼やなぁ、ゼロスせんせったら(^_^;)麻生は数学鼻血が出るほど嫌いでした、先生は大好きだったけど♪
私も大っ嫌いでした。というか、理数系が苦手?で、3年になって、理数がなくなったら一気に順位が上がったという…。ヴァル君も数学、そしてそれを教える先生も嫌い(笑)なので、赤点になってしまったという…。

>そして今回ちょっぴり驚いたのが、ゼロスも鈍い…ということ。
>フィリアがにぶちんなのは普通(なのかっ!?)ですけど、ゼロスも…というのはビックリ。
鈍い…というか、あんまりにもフィリアさんに夢中(笑)で、自分のことにも気付かなくなっちゃってる、みたいな。大体、学生が「いる立場が違う」って言ったら先生しかいないじゃないですか(笑)。しかも、その先生の中で一番彼女といる時間が多いの自分でしょ、ゼロスッ!!

>あと結構、ゼロスが純情なのが麻生的には嬉しいです。たらしっぽいイメージ(失礼)が強いもので―――。初なのね、みたいな(笑)
昔はたらし(笑)でした。そりゃあ、書き殴りさんには書けないくらいのことを数々の女性と…おっとここから先は危険だ。…でも、フィリアさんに出逢って、フィリアさん一筋の一途な男性に変わっちゃいましたv

>はやくお互いの気持ちに気付くといいわね…。
あ〜、はやく気付いてもらってラヴラヴにしたい…。

>それでは、ちょっと短めですがこの辺で。また新作(今度はリゾート?)楽しみにしてます(^○^)
そう、そこなんですよっ!来週はリゾート、って決めてるんですけど、何かその前にダーク(シリアス)なのを書いてしまいそうな予感が…。(←自分のことなのに分からない人)う〜ん、でもあからさまにバカンスって明るいとわかりきった話の前に暗いのを書くのはどうか……う〜んう〜ん…(葛藤中)。まっ、明日の私の気分次第、ってことで☆
それじゃ、この辺で失礼させていただいて、私は寝ます…おやすみなさ〜い。




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3776ゼロフィリがいっぱい♪珠捕ヶ 九音 E-mail 8/2-06:06
記事番号3749へのコメント

葵 芹香さんは No.3749「日常生活3 =ゼロフィリ学園物語=」で書きました。
>
>
>はいっ、最近ゼロフィリ書いてくれる人が増えてとっても幸せvな葵芹香です。
>学園物の続きを書こうとしたけれど、夏休み中に学校行ってる図ってどうよ?とか思い悩んでたら時間が結構経っちゃいました。私的には、一般な高校の年間スケジュールにそって進めていきたい…ので、こんな形になりましたとさ♪

どうも、九音です。本当にゼロフィリいっぱいで幸せですよね。
これがあたいの夏休みィ〜♪(←あんまり意味ないです、中〇みゆ〇の歌なんですが)
一般な高校生の年間スケジュール、九音の通っていた学校は学園祭は夏休み前、でしたけど。

>彼らは何故学校にいるのか、一体何をしているのか。…実は彼らは9月に開かれる学園祭のメインイベント、“ライヴinスレイヤーズ”に参加すべく、練習に励んでいるところだった。1人1曲は必ず歌うことにはなっているのだが、大体のポジションは、
> 文句なしのギター(エレキ)担当…ゼルガディス
> 片方が歌っている時に交代するピアノ担当…フィリア、アメリア
> 譜面読めないくせに何故か絶対音感の持ち主(ドラム)…ガウリィ
> 持ち歌の数が5人中最多のメインボーカル兼ギター…リナ
>となっていた。

九音のところにもありました、そういう企画。
しっかし、それぞれのポジションが…すごく納得できます。絶対音感の持ち主なガウリイ…やっぱり普通な人とは違うのね(笑)。

>「わ〜かってるわよ、もうっ!……じゃ、アメリアの練習終わりね…次、フィリアッ!!」
>「はいっ!…って、え?次はガウリィさんの番だったんじゃ…?」
>「そのつもりだったんだけど、あんたが歌うのをわざわざ聞きにきた奴がいるんだから、待たせるのは酷ってもんでしょ。」
>チラリとゼロスに視線を向ける。彼は『よく分かっておいでですね、リナさん♪』とでも言い出しそうなにこやかな笑みを浮かべ、当たり前のようにフィリアの隣りに立っていた。

リナ、心配りの人(笑)。

>「ああ…ヴァル君でしたら、よりによって僕の教える数学が赤点だったもんで、担任としてこれはいかんと思いましてね、補習課題をテキスト5冊分出したんで…多分一生懸命やってくれているのかなぁ、なんて。」

鬼だぞ、ゼロス?!はっ!私も文系だったです。でも3年間ずっと担任は数学教師…先生は嫌いじゃなかったけど、点数は取れなかった。ちょびっと苦い思い出です(笑)。

>「ヴァルさん…来週の旅行、行けるのかしら…?」

優しいですね、フィリアさん。で、思ったんですけど、ここで、フィリアさんがヴァル君に宿題を教える、なんてことになったら?何か、地獄絵図を見そうで恐い(笑)。

>「フィリア…あんたも罪作りな女ね…。」
>「はっ?」
>ヴァルが宿題の山で苦しんでいるのが自分のせいだとは露も知らない彼女は、リナの言葉の意味も理解できなかった。

いいオンナは罪作り、ってもんです。

>「好意を寄せている相手…端的に言うと、好きな人を思い浮かべながら歌うと切ない感じがでて、更にいいですよv」
>好きな人…
>ボンッ!!
>彼女の顔が一気に赤くなったのを見て、ゼロスは確信した。
>「…いるんですね?好きな人…。」
>なるべく感情をこめない口調でつぶやく。…でないと叫んでしまいそうだったから。

叫んでしまったら?また別の展開が…と思いますけど、二人っきりじゃないですものね。

>リナ達にまざっていく彼女の後ろ姿を眺めながら、溜め息をひとつ。
>(いい加減、気付いてくださいよ…僕の気持ち。)
>
>彼の視線を後ろに感じながら、胸をキュッと抑える。
>(本当に、この動悸…何……?)
>
>
>音が聞こえる、足音が。
>2人の距離がだんだんと近づいていく…そんな足音が。

次の展開がとても楽しみです。多少の邪魔は入りそうですが、それも必要でございましょう。お互いの関係がよりハッキリしたものになるのには。

>そして、この話の中だけで少なくとも2つ、別のエピソードがあることが判明…リゾート編と学園祭編ね。リゾートは文字通り来週書くからいいとして…学園祭…9月までもつのか、自分?!…まぁ、なるようになるさねっ!!

そですね。なるようになる、でも、本当に楽しみにしてます葵様のお話。
お目目キラキラ潤ませて、心よりお待ちしている九音からでした。


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3782ゼロフィリ…発展中?葵 芹香 E-mail 8/2-13:46
記事番号3776へのコメント

珠捕ヶ 九音さんは No.3776「ゼロフィリがいっぱい♪」で書きました。

>どうも、九音です。本当にゼロフィリいっぱいで幸せですよね。
>これがあたいの夏休みィ〜♪(←あんまり意味ないです、中〇みゆ〇の歌なんですが)
>一般な高校生の年間スケジュール、九音の通っていた学校は学園祭は夏休み前、でしたけど。
ど〜も、九音さん。ホント、どうしちゃったのっ?!ってな具合にゼロフィリ盛り沢山ですよね。学園祭、夏休み前だったんですか?うちは夏休み終わって第2週目の土・日でした。ってことはうちの高校のスケジュールにそって、ってことになるんですかね。

>>彼らは何故学校にいるのか、一体何をしているのか。…実は彼らは9月に開かれる学園祭のメインイベント、“ライヴinスレイヤーズ”に参加すべく、練習に励んでいるところだった。1人1曲は必ず歌うことにはなっているのだが、大体のポジションは、
>> 文句なしのギター(エレキ)担当…ゼルガディス
>> 片方が歌っている時に交代するピアノ担当…フィリア、アメリア
>> 譜面読めないくせに何故か絶対音感の持ち主(ドラム)…ガウリィ
>> 持ち歌の数が5人中最多のメインボーカル兼ギター…リナ
>>となっていた。
>
>九音のところにもありました、そういう企画。
>しっかし、それぞれのポジションが…すごく納得できます。絶対音感の持ち主なガウリイ…やっぱり普通な人とは違うのね(笑)。
はいvドラムはインプレッションで打つもんだっ!(ちょっと違う)みたいな。

>>「ああ…ヴァル君でしたら、よりによって僕の教える数学が赤点だったもんで、担任としてこれはいかんと思いましてね、補習課題をテキスト5冊分出したんで…多分一生懸命やってくれているのかなぁ、なんて。」
>
>鬼だぞ、ゼロス?!はっ!私も文系だったです。でも3年間ずっと担任は数学教師…先生は嫌いじゃなかったけど、点数は取れなかった。ちょびっと苦い思い出です(笑)。
鬼です(笑)。…そう、私も文系でした。担任は、熱血体育教師…アツイの何のって。

>>「ヴァルさん…来週の旅行、行けるのかしら…?」
>
>優しいですね、フィリアさん。で、思ったんですけど、ここで、フィリアさんがヴァル君に宿題を教える、なんてことになったら?何か、地獄絵図を見そうで恐い(笑)。
ちょっとそれも考えたりしたんですけど、フィリアが教えに行く、なんて言い出したら「だったら数学教師の僕の方が適任でしょうっ!」ってゼロスが阻止するのが目に見えてますからね。

>>リナ達にまざっていく彼女の後ろ姿を眺めながら、溜め息をひとつ。
>>(いい加減、気付いてくださいよ…僕の気持ち。)
>>
>>彼の視線を後ろに感じながら、胸をキュッと抑える。
>>(本当に、この動悸…何……?)
>>
>>
>>音が聞こえる、足音が。
>>2人の距離がだんだんと近づいていく…そんな足音が。
>
>次の展開がとても楽しみです。多少の邪魔は入りそうですが、それも必要でございましょう。お互いの関係がよりハッキリしたものになるのには。
邪魔はいっぱい入ります。何かもー、どこぞの少女漫画かっ?!ってな具合に。
それでも少しずつ歩み寄っていく2人…う〜ん、そんな話を書きたい…。

>>そして、この話の中だけで少なくとも2つ、別のエピソードがあることが判明…リゾート編と学園祭編ね。リゾートは文字通り来週書くからいいとして…学園祭…9月までもつのか、自分?!…まぁ、なるようになるさねっ!!
>
>そですね。なるようになる、でも、本当に楽しみにしてます葵様のお話。
>お目目キラキラ潤ませて、心よりお待ちしている九音からでした。
ありがとうございますvご期待に添えるように頑張りたいですねぇ…ここのところ暑い日が続いているので、その暑さに負けないくらいのラブラブぶりを発揮してもらいましょう。それではこの辺で。



葵 芹香