◆−太陽と月に背いて(ゼルリナ…? はもういっか。ですわ)第三楽章−浅島 美悠(8/12-09:53)No.3908
 ┣Re:また書かせてもらいます♪−風月 みなな(8/12-13:02)No.3909
 ┃┗Re:どもども〜遅くなってすみませんっですわ♪−浅島 美悠(8/17-08:22)No.3940
 ┃ ┗始めちゃいました♪−風月 みなな(8/17-12:00)No.3942
 ┗珈琲ゼル様・・・(はぁと/爆)−どみこ(8/18-09:24)NEWNo.3958
  ┗にゃぁぁ〜〜っっ♪−浅島 美悠(8/19-10:19)NEWNo.3976


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3908太陽と月に背いて(ゼルリナ…? はもういっか。ですわ)第三楽章浅島 美悠 8/12-09:53





『いやだったらいーよ。人物画なんていつでもできるし』
そう言ったんだけど。
ちゃんと来てくれた。
美術室の、一番日の当たる空間。
木炭を削り削り、リナは言う。
「とりあえず、そこに座って本でも読んでて。自然体でいいから」
ほぼ同時に、リナはキャンバスの前に、ゼルガディスはそこから離れた空間に置かれた椅子に座った。
「んー……もーちょい顎を上…そうそう、その辺で……」
両手で長方形を作り、そこから全体が入るように設定。
「動かないでね、なるべく」

『いや…ちょっと、さ。
グレイワーズ君の骨格って女の子みたいに華奢で細っこくて、描きやすそうだし…』
『……俺にケンカ売ってるのか? お前は』
『別に。お願いしてるだけだよ。一日でもいいから、モデルやってってさ』
(……何でこんなの引き受けたんだろうな…)
ぼんやりと本を見つめながら、ぼんやりと考える青年。
多分それは──
(惚れた弱み……ってか?)
らしくない。
「……ーズ君…。グレイワーズ君」
「え? あ…」
あわてて顔を上げると、キャンバスからひょこ、とリナが顔を出していた。
「疲れた? 休もっか」
「あ、ああ…悪い……」
「ううん…。コーヒー飲む?」
「……って…何で美術室にそんなもんがあるんだよ…」
「あたしが持ってきたの。……飲む?」
その問いにうなずくと、リナはかたんと席を立って、準備室へと消えて行った。
「…………持ってきたって…毎日ここで飲んでいるのか…?」
半ば呆れるが、今朝、ガウリイの言っていた『リナ』ならやりそうだ。
「……リナ・インバース、か…」
特に目立っているわけでもない。
なのに。
「別に大和撫子望んだわけじゃないんだが……何でかな…」
とか言ったものの、髪の長い子は好みだし、できればおとなしい方が…とか思っていたのは確かだ。
リナ・インバースといえば、それに当てはまるが…。
ほとんど笑わないわ、口調はぶっきらぼうだわ。
はっきり言って、あまり近づきにくいタイプで。
「はい。ブラックでいいよね」
目の前に差し出されたカップに、ふ、と我に帰る。
「ごめんね。無理言ってさ」
すとんとその場に腰を下ろす。
「おい、汚れるぞ」
「ん? いいってば。困るわけでもないし」
それに、どこに座ったって同じだよ、と言ってからカップに口をつける。
(そーゆーモンダイじゃないだろーが…)
重い腰を上げ、同じように床に座る。
「……ふ〜ん…」
「何だ」
「グレイワーズ君って、紳士なんだなーって」
「……別に」
夕日が赤い。
まるで、向き合っている少女の、瞳のように。
しばらくそうやって、二人はコーヒーを飲んでいた。


              太陽と月に背いて 第三楽章・了

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3909Re:また書かせてもらいます♪風月 みなな 8/12-13:02
記事番号3908へのコメント

風月でーす♪
待ってました、第三楽章!

え〜・・・とですね、今回の個人的ツボは、

ほとんど笑わないわ、口調はぶっきらぼうだわ。

に、(勝手に)決定☆★☆!(前にも書きましたが)こーゆーリナちゃんもとても
いいです!
このお話自体、静かな感じでほのぼのぉ〜としてイイ感じです♪
予定では、『五年前のあの日』は、次あたりでしたよね?楽しみです。では、次回も頑張ってください!!


PS
あたしも最近皆さんに魅せられて、小説書こうかなぁ〜?書きたいなぁ〜・・・?とか思ってます(ただし、機械オンチのため投稿方法をまるで理解していない・・・(爆))

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3940Re:どもども〜遅くなってすみませんっですわ♪浅島 美悠 8/17-08:22
記事番号3909へのコメント



>風月でーす♪
>待ってました、第三楽章!

ありがとうございますわぁぁぁぁぁっっ!!!
待って下さる人がいるなんてっっですわっ。(大歓喜でーすわっ)

>え〜・・・とですね、今回の個人的ツボは、
>
>ほとんど笑わないわ、口調はぶっきらぼうだわ。
>
>に、(勝手に)決定☆★☆!(前にも書きましたが)こーゆーリナちゃんもとても
>いいです!

うみゅっ。あたしもこーゆーオンナノコ好きですわっ。

>このお話自体、静かな感じでほのぼのぉ〜としてイイ感じです♪

静か……まあ、静か、うん、静か……ですわね、考えてみれば。ですわ。

>予定では、『五年前のあの日』は、次あたりでしたよね?楽しみです。では、次回も頑張ってください!!
>

はぁ〜いっ。がんばりますわ〜っ!
んでもって、レス、遅くなってホントにゴメンなさいでーすわっ!

>
>PS
>あたしも最近皆さんに魅せられて、小説書こうかなぁ〜?書きたいなぁ〜・・・?とか思ってます(ただし、機械オンチのため投稿方法をまるで理解していない・・・(爆))

ななななななっっなんとぉぉぉっっ!!
見たい気がするっ! ってーかぜってー見たいですわっ!
ぜひ書いて下さいっ! おーえんしますからっ! ですわっ。

でゅわでゅわ。
ちょっぴし興奮気味のみゆりんですわ。


Miyu Asazima

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3942始めちゃいました♪風月 みなな 8/17-12:00
記事番号3940へのコメント

浅島 美悠さんは No.3940「Re:どもども〜遅くなってすみませんっですわ♪」で書きました。

>>風月でーす♪
>>待ってました、第三楽章!
>
>ありがとうございますわぁぁぁぁぁっっ!!!
>待って下さる人がいるなんてっっですわっ。(大歓喜でーすわっ)
いるんです、ここに♪

>>え〜・・・とですね、今回の個人的ツボは、
>>
>>ほとんど笑わないわ、口調はぶっきらぼうだわ。
>>
>>に、(勝手に)決定☆★☆!(前にも書きましたが)こーゆーリナちゃんもとても
>>いいです!
>
>うみゅっ。あたしもこーゆーオンナノコ好きですわっ。
でしょでしょ?
それがリナちゃんなら尚更・・・・・・・・・・・♪

>>予定では、『五年前のあの日』は、次あたりでしたよね?楽しみです。では、次回も頑張ってください!!
>はぁ〜いっ。がんばりますわ〜っ!
>んでもって、レス、遅くなってホントにゴメンなさいでーすわっ!
気にせんといて〜なぁ〜!(←何故におーさか?)

>>PS
>>あたしも最近皆さんに魅せられて、小説書こうかなぁ〜?書きたいなぁ〜・・・?とか思ってます(ただし、機械オンチのため投稿方法をまるで理解していない・・・(爆))
>ななななななっっなんとぉぉぉっっ!!
>見たい気がするっ! ってーかぜってー見たいですわっ!
>ぜひ書いて下さいっ! おーえんしますからっ! ですわっ。
始めちゃったんですね、実は、もう、すでに。
ただしカップリング無しっ!!

>でゅわでゅわ。
>ちょっぴし興奮気味のみゆりんですわ。
では・・・あたしもこれから書こうと思ってたんですが、疲れたんで休憩のち・・・

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3958珈琲ゼル様・・・(はぁと/爆)どみこ E-mail 8/18-09:24
記事番号3908へのコメント

浅島 美悠さんは No.3908「太陽と月に背いて(ゼルリナ…? はもういっか。ですわ)第三楽章」で書きました。
はい!!どみこです!!
里帰りしてたら前のツリーが落ちちゃってて残念です。(コメントかけなくて)
では、早速感想行きます!!!!
>
>
>『いやだったらいーよ。人物画なんていつでもできるし』
>そう言ったんだけど。
>ちゃんと来てくれた。
>美術室の、一番日の当たる空間。
>木炭を削り削り、リナは言う。
をを!!似合ってるかも!!
>「とりあえず、そこに座って本でも読んでて。自然体でいいから」
>ほぼ同時に、リナはキャンバスの前に、ゼルガディスはそこから離れた空間に置かれた椅子に座った。
>「んー……もーちょい顎を上…そうそう、その辺で……」
>両手で長方形を作り、そこから全体が入るように設定。
やっぱりリナちゃんはゼル様が格好良く見える場所を知っているのね(はぁと)
>「動かないでね、なるべく」
>
>『いや…ちょっと、さ。
>グレイワーズ君の骨格って女の子みたいに華奢で細っこくて、描きやすそうだし…』
>『……俺にケンカ売ってるのか? お前は』
>『別に。お願いしてるだけだよ。一日でもいいから、モデルやってってさ』
>(……何でこんなの引き受けたんだろうな…)
>ぼんやりと本を見つめながら、ぼんやりと考える青年。
>多分それは──
>(惚れた弱み……ってか?)
・・・・青春バンザイ!!(←大呆)
>らしくない。
>「……ーズ君…。グレイワーズ君」
>「え? あ…」
>あわてて顔を上げると、キャンバスからひょこ、とリナが顔を出していた。
・・・・可愛い、めっちゃラヴリィ・・・。
>「疲れた? 休もっか」
>「あ、ああ…悪い……」
>「ううん…。コーヒー飲む?」
>「……って…何で美術室にそんなもんがあるんだよ…」
>「あたしが持ってきたの。……飲む?」
>その問いにうなずくと、リナはかたんと席を立って、準備室へと消えて行った。
>「…………持ってきたって…毎日ここで飲んでいるのか…?」
>半ば呆れるが、今朝、ガウリイの言っていた『リナ』ならやりそうだ。
>「……リナ・インバース、か…」
>特に目立っているわけでもない。
>なのに。
>「別に大和撫子望んだわけじゃないんだが……何でかな…」
>とか言ったものの、髪の長い子は好みだし、できればおとなしい方が…とか思っていたのは確かだ。
>リナ・インバースといえば、それに当てはまるが…。
>ほとんど笑わないわ、口調はぶっきらぼうだわ。
>はっきり言って、あまり近づきにくいタイプで。
それでも好きになっちゃったのよね。
>「はい。ブラックでいいよね」
>目の前に差し出されたカップに、ふ、と我に帰る。
>「ごめんね。無理言ってさ」
>すとんとその場に腰を下ろす。
優しいなぁ・・・リナちゃん。
>「おい、汚れるぞ」
>「ん? いいってば。困るわけでもないし」
>それに、どこに座ったって同じだよ、と言ってからカップに口をつける。
>(そーゆーモンダイじゃないだろーが…)
>重い腰を上げ、同じように床に座る。
>「……ふ〜ん…」
>「何だ」
>「グレイワーズ君って、紳士なんだなーって」
>「……別に」
>夕日が赤い。
>まるで、向き合っている少女の、瞳のように。
>しばらくそうやって、二人はコーヒーを飲んでいた。
>
>              太陽と月に背いて 第三楽章・了
>

はい!毎度毎度のどみこです!!
一週間里帰りして、パソが全然できなくて困ってました!!(田舎にパソは無い)
やっぱり浅島様のゼルやんは格好いいです!!
もう、融けちゃいそうです(爆)
二楽章のコメントが書けなかったので、此処で感想を!!
ああ、ゼル様かっこええ・・・
ガウリイ先生・・・いいかも・・・うちの学校に是非欲しいわ・・。
結局のろけになってしまいましたが一応感想もどきです。
では、そろそろ失礼します。
どみこでしたぁあぁぁぁあぁ!!!!!(←悲鳴!?)


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3976にゃぁぁ〜〜っっ♪浅島 美悠 8/19-10:19
記事番号3958へのコメント

>はい!毎度毎度のどみこです!!
>一週間里帰りして、パソが全然できなくて困ってました!!(田舎にパソは無い)

ををうっ、里帰り……あたしに故郷はないっ! ですわっ。

>やっぱり浅島様のゼルやんは格好いいです!!
>もう、融けちゃいそうです(爆)

そー言ってもらえるとうれしいでーすわ。

>二楽章のコメントが書けなかったので、此処で感想を!!
>ああ、ゼル様かっこええ・・・
>ガウリイ先生・・・いいかも・・・うちの学校に是非欲しいわ・・。

あは……頭いーです。
ちなみに、アメリア出て来ないかもっ! ですわ。

>結局のろけになってしまいましたが一応感想もどきです。
>では、そろそろ失礼します。
>どみこでしたぁあぁぁぁあぁ!!!!!(←悲鳴!?)

次回もよろしくっ! でーすわ。
ってーか上に乗せちゃいました。なんとなく。

Miyu Asazima