◆−おばあちゃんは大魔道士 4−R.オーナーシェフ(8/22-16:58)No.4059
 ┗Re:おばあちゃんは大魔道士 4−千恵風味(8/23-13:50)No.4084


トップに戻る
4059おばあちゃんは大魔道士 4R.オーナーシェフ 8/22-16:58


も、もう過去におっこっちゃってる・・・・・・・・(汗)。最近早いな。

*****************************************

むにゃ。んー・・・、眠い。ふとんから出たくない。で、でも・・、でも・・・・・・・・・・・やっぱだめだ!!
あたしはようやくベッドから起き上がり、部屋を出た。
何!?どこへ行くかって!?レディにそんなこと聞くの!?失礼ね。トイレよ!トイレ。

「ふう。」
手を洗い、あたしの部屋のほうに向かった。
廊下の途中、へやから明かりが漏れてる。お父さんたち、まだ起きているのか。
なかから話し声が聞こえる。
「旅はどうでしたか?」
お母さんが聞いた。名はエリーナ。騎士の家の出だ。魔道でおばあちゃんにお世話になったこともあるという。
「ええ。楽しかったわ。昔まわったとこがどうなったかなって。ずっと見てきた。なんで、先に行っちゃったのかな
って考えながらね。魔力の負担が大きいあたしが絶対に先にくたばると思ってた。それ以上に、あたしを
守るために激しい剣術の負担が大きかったのね。魔法無しで一緒に伝説級の相手と戦ってきたし。」
「・・・・・母さんらしくないな。前向きに生きろって教えられたのと違うじゃないか。」
お父さんが言った。ガウリイJr.おじいちゃんの名をもらった。ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんの店をついでいる。
「ふふ。そうかもね。でも今はもう大丈夫よ。気はすんだわ。」

あたしは部屋にもどった。
ベッドの上から窓の外を眺める。月明かりにてらされた向こうにひろがる黒い森。その中でひときわ高い巨木が目立つ。
・・・あの木だ。大きさからして多分。あたしはあそこで夕方迷ったんだ。休もうと、よっかかったらスッと通り抜けて
しまった木だ。
なんだか目立つよな。あの木。どうしても風景に違和感がある気がする。
でも、ま、いいか。寝よっと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気になる!!
おし!!あたしは魔道士レイナ・インバース!デモン・スレイヤーの孫だ!!ここで行かなきゃ女がすたる(?)
「だめよ。」
「うをわああっ!!お母さん!!いつのまに!?だめって何のことよ!?」
「10歳の女の子が出歩く時間じゃないわよ。あんた、あそこらへんずっと眺めていたでしょう?」
す、するどい!!さすがリナ・インバースに認められた女。
「あのね、おばあちゃんからの伝言なんだけど、あそこへは二度と近づくな!だってさ。さっさと寝なさい!」
やっぱするどいのはおばあちゃんのほうか・・。にしても・・、全部バレバレでやんの。
しかたなく、あたしはベッドに横になった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気になる気になるすっげー気になる!!!
「なによ!?二度と近づくなってのは!?行って見てこいって言ってるようなもんじゃんか!!」
「そうよねえ。こう言われたら行かないわけにはいかないわよねえ。隣で聞いてたわよ。あたしも気になってたし。」
「姉ちゃん!!」
隣の部屋から外をつたって窓から顔を出して言ったミーナ姉ちゃんに答えた。
姉ちゃんが気になってるか。カン、よく当たるからなあ。
さらに姉ちゃんの後ろから顔がひょこっと出す。
「ナナ!」
「ナナだけおいてけぼりってのは無しよ!」
「分かってるって。」
レビテーション使うとおばあちゃんの部屋の水晶に反応しちゃうかもしれないので、かくしておいた縄ばしごを使って
窓からおりた。

やがて、あたしたちは闇が支配する森の中へ入っていった。

「そろそろだと思うんだけどな。あの木の方向にずっとあるってきたし。」
方向感覚には自身がある。・・夕方迷ったけど。あるったらあるのだ。こんどはちゃんと木々に月並な目印もつけてきた。
「あれじゃない?あの大きさ。」
姉ちゃんが言った。
「そうだわ。まちがいない。こういう感じだった。」
あたしたちは走りよった。
その大木をとりあえず、恐る恐るさわってみた。
「あれ?べつに、普通の木だな。」
ひんやりと湿った感じ。皮がはがれてきてる老木だ。
「あれ?」
少し上を見てみると何か彫ってある。
「ええっと・・・これって!!」
あいあいがさで、リナ、ガウリイ。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「おばあちゃんたちったら・・。」
「あれ?確かこの木、聞いたことあるわ。」
「姉ちゃんが言った。」
「せっかく彫ったんだけど、なんか、雷にうたれて倒れちゃったとかなんとか・・。」
「うそ!?マジ!?え!?え!?それじゃあこの木は・・!?
・・・・・・・・・・・・・・・・!あれ!?」
「どうしたの?レイナ姉ちゃん。」
「おかしいと思わない?虫の声も何も聞こえない。シーンとしてる・・・。」






トップに戻る
4084Re:おばあちゃんは大魔道士 4千恵風味 E-mail 8/23-13:50
記事番号4059へのコメント

はじめまして!千恵風味と申します。
リナ、登場ですね。
しかし、歳をとってもまた旅にでるとゆう・・・・。
彼女はいつまでも現役なのでしょうかね?(^^)



>少し上を見てみると何か彫ってある。
>「ええっと・・・これって!!」
>あいあいがさで、リナ、ガウリイ。
>『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

熱い!あついです!
らぶらぶPOWER全開です!うあーあっちいーー!
ふたりでその樹に彫ってるところを想像すると、こっちが恥ずかしくなる・・・・
でも、らぶらぶ・・・・
しあわせですねぇ(しみじみ)

あの樹の正体は一体??
次回も、マゴたちの活躍を楽しみにしています。


ついしん
初めて「おばあちゃんは大魔道士」って題をみたとき、
“みんなの歌”のコンピューターおばあちゃんをおもいだしました。♪