◆−異世界漂流記 2−斎藤 由理(8/23-21:19)No.4091 ┣すみませーん、質問です。−ringo(8/24-02:34)No.4097 ┃┗はい。答えですね。−由理&ゆかり(8/24-19:48)No.4109 ┗異世界漂流記 3−斎藤 由理(8/24-21:16)No.4111 ┣Re:異世界漂流記 3−ねんねこ(8/25-14:30)No.4121 ┃┗いつも感想ありがとう。−由理&ゆかり(8/25-18:18)No.4127 ┗異世界漂流記 4−斎藤 由理(8/25-19:49)No.4129 ┗異世界漂流記 5−斎藤 由理(8/26-15:43)No.4135 ┗異世界漂流記 6−斎藤 由理(8/28-11:38)NEWNo.4154 ┗異世界漂流記 7−斎藤 由理(8/29-11:49)NEWNo.4165 ┗異世界漂流記 8−斎藤 由理(8/30-13:28)NEWNo.4175
4091 | 異世界漂流記 2 | 斎藤 由理 | 8/23-21:19 |
「こんばんわ。なんだか、1書いてからすごく時間が経ってますね・・・・」 気にすンな。 「じゃあ、気にしません。」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 合成者の秘密? _______________ 「えーっと・・・・。これから、どっちでしょうか・・・?」 一本道に来てまで迷う少女、メアリー。 ゼルガディスは、地図を見て 「こっちだろう」 と、静かに言う。 「だろうって、本当に合っているのですか?すごく不安なのですが・・・・」 「大丈夫だ。信じろ」 ゼルガディスは、歩き出した。メアリーは、ゼルガディスを追うように後についていく。 「それで?いつ頃その城に着くんだ?」 「そうですねぇー。私の村から約3日前後ですから、半分ぐらいの所なら歩いて1日半は、かかりますね。」 歩いて1日半!? と想いうな垂れるゼルガディス。そして、なにか思い付いたように「なぁ、」と、ゼルガディスは、メアリーに声をかける。 「合成者って、どんな奴だ?」 「合成者ですか?合成者って言うのは、人間から遠く離れた生物。もう、一種の兵器と言った方がいいですね。 姿は、人間の一部に違うものがつくだけ。他に異常はないんです。」 「その、合成したものに意識を取られる事は?」 「100%ありません。 それで、魔族と区別できる方法として皆合成者になっていったんです。自らの希望で。でも、そのせいで子孫繁栄もできなくなりこのまま滅びを待ち望む形になったんです。」 声が悲しさを含みだす。そして、ゼルガディスを追い抜き前を歩き出す。 「普通の人間はいますが、差別を受けたり魔族に間違えられたりして減少しているんです。 話は、合成者に戻しますが、合成に使うものは生きた動物なんです。時には、モンスターや人間までいろんなものが使われてきました。そして、人間のままで最強の能力、スピードと魔力を持つ勇者を作り出したんです。その勇者は、魔王さ・・・・いえ、魔王を封印して人間にも合成者にも慕われている存在なんです。 でも、私思うんです。このままでも滅びを待つだけなのに魔王さ・・・・魔王を封印したのかと。今、滅んでも後で滅んでも一緒なんですよ。」 「生きたいんだろう。最後まで」 「生きたい・・・ですか・・・・。そうかもしれませんね。 実は、私も合成者なんですよ。」 「な?!」 ゼルガディスが、驚愕の声を上げる。むりもない。メアリーは、人間の姿をしていたからだ。人間の姿で合成者なら勇者以外考えられなかったからだ。 「私は、特別な因子が組み込まれているんですよ。そのせいで、獣化みたいなのしなかったみたいなんですよ。変な話ですよね。それで、特別な因子がどれくらい人間の能力に耐えられるかなど実験されて育ったそうなんです。可笑しいですよね。そのせいでこんなに能力がついていろんな人間の魂がはいっているんですから。」 「なるほど。そうなんですか。」 アメリアが感嘆の声を上げた。こちらも、ゼルガディスとメアリーが話していた内容を話していた。 「まあ、俺には獣化があったがな。俺は、四本で走るといつもの倍以上速くなるんだ。足がもう豹の形してるからな」 「どれどれ?」 アメリアは、そう言うとガイのズボンの裾をめくる。 「ほんとです。豹の形してますね。足」 にっこりと満点の笑みを浮かべて笑う。 その笑顔に見せられてガイは、アメリアの肩を掴み自分へ近ずけようとしたその時、 「ガイ!!なにやっているんですか!!!」 いきなりの声にびくりとなってアメリアから手を離す。そして、声がした方を見るとメアリーが立っていた。 「ガイ!!それ以上アメリアさんに手を出したらこのメアリー・フェイマスと魔道水晶でこの光景を見ているゼルガディスさんが許しませんよ!!!でも、確実に神の怒りに触れましたからね!覚悟しといて下さい!」 槍をガイにむけてあらん限りの声で言うメアリー。そして、意味が分かったように青ざめていくガイ。 「じゃあ、明日来ますから。ちゃんとここにいてくださいね(はぁと)」 にこやかな笑顔をガイにむけて言う。そして、その場所から消えた。 「俺、明日殺されるかも・・・・・・・」 ガイがぽつりとそう呟くのだった。 ばたり ふらつき倒れるメアリー。 「どうした!?」 慌ててメアリーが倒れた所に駆け寄るゼルガディス。 「だ・・・いじょ・・う・・ぶ・・です・・・よ・・・。お城・・まで飛んだので精神力をほとんど、使い果し・・・・ましたから・・・・・。やす・・・めば、治りますから・・・」 一人で立ってさっき異空間から出した『メアリーちゃんのマイハウス』に歩いていった。 __________________________________ 「お疲れ様。」 俺、寝る。 「そうですか。」 じゃあ、おやすみ。 「では、異世界漂流記2でした」 |
4097 | すみませーん、質問です。 | ringo | 8/24-02:34 |
記事番号4091へのコメント こんにちは、ringoです。 わーい!これですね!ゼルアメのやつ。 って、あのー、言いにくいんですが、私まだ1の方を読ませてもらってないんです・・・。でも、どうやって過去の小説に行けばいいのかわかんないんです・・・(泣)。よろしかったら教えてもらえないでしょうか?? |
4109 | はい。答えですね。 | 由理&ゆかり | 8/24-19:48 |
記事番号4097へのコメント >こんにちは、ringoです。 「こんばんわ。ringoさん。」 こんばんわ。 >わーい!これですね!ゼルアメのやつ。 「そーです。」 >って、あのー、言いにくいんですが、私まだ1の方を読ませてもらってないんです・・・。でも、どうやって過去の小説に行けばいいのかわかんないんです・・・(泣)。よろしかったら教えてもらえないでしょうか?? 「下の方にある過去の記事をクリックすると見れますよ」 書いた後すぐに落ちたからな・・・・ 「そーいうことです。」 |
4111 | 異世界漂流記 3 | 斎藤 由理 | 8/24-21:16 |
記事番号4091へのコメント 「こんばんわー!」 今日は、3だけ書くからな。 「はいはい。どーぞ。」 では、スタート! _______________ おしおき ________________ ゼルガディスとメアリーは、城下町を歩いていた。 2人が今向かっているのは、コンドーム(鳩ぐらいの大きさの鳥)で有名なお城。ガイとアメリアがいるお城である。 「お?メアリー様じゃないか!どうです?この林檎。うまそうでしょう。メアリー様も一個どうです?」 果物売りのおじさんがメアリーに声をかけてきた。メアリーは、ゼルガディスに「林檎いりますか?」とたずねる。ゼルガディスは、「もらおう」といった。そして、おじさんから林檎を2つ買い1つをゼルガディスに渡す。 通りを歩くているといろんな人から声がかけられた。 「メアリー様!こんにちわ!!」 「メアリー様。花はいりませんか?」 「あ!こんにちわ。メアリー様。」 どれも、メアリーの名前のあとに『様』をつけた。だが、メアリーは全然気にしてない様子で返事を返していた。 ゼルガディスは、疑問を感じ考え出す。 勇者は、人間の姿をしていて能力、スピードなど、どれもすごい力を誇り、いろんな人からも好かれている。 メアリーは、勇者のことにいろいろとあてはまっていた。が、  ̄只の偶然だろう。まあ、ここの王子と結婚するなら『様』って呼ばれてもおかしくないな___ まあ、泣き虫で弱弱そうに見えるメアリーを勇者なんて見るのは、無理だろう・・・・・ 「誰がいつ結婚するって言いました?」 メアリーは、ゼルガディスのことをにっこり見つつ怒りのオーラをだしながら言う。ゼルガディスは、考えるのを止めて叫ぶ 「なんで、分かるんだ!?」 ゼルガディスが、メアリーを見る。メアリーは、ぎくりとなり焦りながらこういった。 「えっと・・・あっと・・・それは、秘密です」 そういうとお城の方へ駆けていった。そして、ゼルガディスはメアリーを追っていった。 「こんにちわ。ガイにおしおきをするために来ました。道を開けてください」 そう言うと門番は、道を開ける。 そして、お城の階段を上がりある部屋の前に立つ。 こんこん がちゃ 「ガイ!」 部屋に入る2人。 「ゼルガディスさん!!」 アメリアは、再会を喜ぶように走ってゼルガディスの所に来て、 すかっ 横をすり抜けた。ゼルガディスがちょっと横に移動した為である。 ゼルガディスは、呪文を唱えながらガイにちかずいていく。そして、 「よくも、アメリアで遊んでくれたな。」 と言い放つ。目は、もう笑っていない。 「火炎球!!」 「ぎゃぁぁあああ!! 消火!消火!!ウォーター」 ザダーーン ガイの上から大量の水が降ってくる。そして、火を消した。ガイは、ゼルガディスに笑みをむける。 「ゼルガディスさんはもういいですよね。 ガイ!!神の怒り!思い知りなさい!!」 そう言うとにこやかな笑顔のままなにやら呪文を唱え出す。ガイは、その呪文を聞くと顔が真っ青になった。 ゼルガディスは、本能が危険と警告したためアメリアをマントでつつみメアリーの後ろで防御結界を張る。 「ギガ・ドラニュウト!!」 メアリーの手の中から黒い稲妻が発生してガイに突き進んでいく。そして、 チュドーーーーーン!! 大きな音がしてガイは吹っ飛んでいった。 「あーはっはっは!!これが神の怒りよ!!思い知ったか!ガイ!」 いつもの性格と違い高らかに笑う。 「イッテる・・・・・・」 ゼルガディスがぽつりと言った。 「は!?私は、なにやっていたんでしょうか・・・・?」 どうやら、今の記憶はないらしい。その為にアメリアとゼルガディスに聞く。 「えっ・・・?確か・・・高笑い上げて神の怒りとか、思い知ったかとか言ったましたよ・・・」 「呪文をぶっ放していた」 2人に聞き終わると、頭を抱えて 「あああああ!!またですか!?なんだか、私怒りが頂点に達すると瞬く間にキレて最強呪文を放つみたいなんです・・・・・」 と、言う。それって、かなり危ない。と、2人が思ったかは内緒。 _____________________________________ 恐いな・・・メアリー・・・・・ 「そうですか?(にこにこ)」 うっ!?思いません。恐くありません! 「なんで、そんな力いっぱい言うんです?」 だってなぁ、ニコニコ顔のお前は、危険だ______ 「今の間は、気にしないでください。けして、由理にトンカチの一撃を食らわせたわけじゃあありませんから。 では、異世界漂流記3でした」 |
4121 | Re:異世界漂流記 3 | ねんねこ | 8/25-14:30 |
記事番号4111へのコメント 再びねんねこです。予備校が始まってまともに時間が取れないのでいろいろ流れてやって来てます。許してください。 ところでついに始まりましたねー。(って遅いって。もう3までいっちゃってるし)楽しませていただきました。ゼル(笑) なんか、メアリーちゃんも色々あるみたいですねー。2で魔王に『魔王さ……』とか、敬称つけようとしてた辺りとか(間違ってたらごめんなさい) この間にゼロスは何してるんでしょーかね(笑)アストラルサイドでいじけてたりして。『僕の計画が―』とか泣きながら(笑) というわけでなんだか感想であって感想でないものをつらつらと書いてしまいましたが、ねんねこでした。 次回も楽しみに待ってます! |
4127 | いつも感想ありがとう。 | 由理&ゆかり | 8/25-18:18 |
記事番号4121へのコメント >再びねんねこです。予備校が始まってまともに時間が取れないのでいろいろ流れてやって来てます。許してください。 「こんにちわ。」 今、こんにちわの時間か? 「う・・・・こまかいことは、気にしない・・・・」 >ところでついに始まりましたねー。(って遅いって。もう3までいっちゃってるし)楽しませていただきました。ゼル(笑) 一日になんとか1話ずつ書いてるからな。 「楽しんでもらえて嬉しいです」 >なんか、メアリーちゃんも色々あるみたいですねー。2で魔王に『魔王さ……』とか、敬称つけようとしてた辺りとか(間違ってたらごめんなさい) 「ぎくぅ・・・ ありましたね・・・・・。そういえば・・・・・。まあ、メアリーさんにかんしては、あとあと分かるようになってます。魔王にも秘密あり」 言っていいのか・・・・? 「まぁ、このくらいなら・・・・」 >この間にゼロスは何してるんでしょーかね(笑)アストラルサイドでいじけてたりして。『僕の計画が―』とか泣きながら(笑) そうなってると思う。 「多分いじけてますよ。計画がおじゃんですから。 実は、あのオルゴールをゼロスさんに手渡したのゼラス様なんですよ。だから、ゼラス様にもどやされてますよ。きっと」 >というわけでなんだか感想であって感想でないものをつらつらと書いてしまいましたが、ねんねこでした。 >次回も楽しみに待ってます! 「いつもどーもです。」 では、これから書くか。 「あ、由理がまじめ」 どういう目で見てんだよ・・・・・ まあ、由理とゆかりでした。 |
4129 | 異世界漂流記 4 | 斎藤 由理 | 8/25-19:49 |
記事番号4111へのコメント 前振りなし。 では、どうぞ!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 重大会議? ________________ 「さてと、あなた方は異世界から来たのですね」 メアリーが冷静に2人に聞く。2人は、同時に頷く。 「じゃあ、帰らないとまずいですね。」 メアリーは「ふむ」と考えて、ベットルームへ歩き出し げしッ やっと、魔法攻撃をくらってから帰って来てベッドで気持ちよさそうに寝ていたガイを蹴り起こす。 「いってな!!なにするんだよ!!」 ガイは、蹴り起こされ文句を言ってくるがメアリーは無視して、 「ねぇ、ガイ。元の世界に帰る方法って知りませんか?」 いつもと違うまじめな顔で聞く。が、 「セイにでも聞け!!」 蹴りを起こされた、機嫌を悪くしたらしく喧嘩腰で言ってくるが間違ったと思った瞬間肩に手を置かれ 「サンダー・ボルト!!」 びりびりびり!! ぷすぷす・・・・・ 雷の魔法で、丸焦げになった。 「行ってみます?セイさんの所に」 笑顔をむけて聞く。すると、アメリアとゼルガディスはびくっとなり何回も頷いた。 「セイ!!おひさしぶリです!!」 メアリーは、高速スピードで茶色いショウトヘアーの女性に突っ込んでいく。が、 「なんかよう?」 ズドーーーー!! と、途中でこけて4メートルぐらい地面をはしった。そして、ひょこっと立ち 「3ヶ月ぶりなのに・・・・・・その一言だけってとっても悲しいですよ・・・・・・」 いいながら木に寄りかかる。体は丈夫じゃないらしい。 「で?なんなの?忙しいんだけど」 「今、暇そうに読書してたじゃないですか・・・・・・ちゃんと警備の仕事やってないじゃないですか・・・・・」 セイは、この国の警備隊長。その隊長が仕事をやってないとなると、ランクダウン。もしかしたら首になるかもしれない。そう思いセイは話題をすりかえた。 「うっ・・・・。 と、ところでさぁ、後ろの人誰?」 「異世界から来た、アメリアさんにゼルガディスさん」 「よろしくな・・・」 「よろしくおねがいしまーーーす」 軽く挨拶をする2人。そして、本題突入。 「で、この2人を元の世界に還したいのですがどうしたらいいですか?」 「それだけ?」 「それだけです。」 「馬鹿だ・・・・・・。 あのねえ・・・・。私は、仙人よ。そんな方法知ってるわけないじゃない。 まぁ、あの馬鹿は絶対しらないだろうけどね」 「すいません。」 ひょっこと横から出て来てセイに話かける。 「なあに?アメリアさん。」 「あの馬鹿って誰の事ですか?えっと・・・・・」 セイは、自分の自己紹介をしてなかったと思い 「セイ・・・・。セイ・ストロング。 で、質問の答えだけどすぐ分かるわ」 軽く言って結界を張る。 すると、なにかが高速でぶつかって来た。 しかし、結界が張ってあったからよこに 飛ぶ。 「いってぇ・・・・・。なにするんだよ!セイ!酷いじゃないか!」 そういいながら背中の羽根をしまう。 「ティク・・・・・ なにやってるんですか!?」 「いやー。わりぃ、わりぃ。セイとメアリーがいたからな。つい慌ててスピード出しすぎたみたいだ」 「あのー・・・。この方は・・・・?」 アメリアは、ビクビクしながら聞く。 「俺?俺は、勇者と共に戦った戦士ティク・アフレイド様だ。」 そう言い、目線の先をメアリーに移す。すると、メアリーは明後日の方をむく。 「勇者!!?」 アメリアは、『勇者』という2文字に目を輝かせ、 「ねぇ!ゼルガディスさん!!勇者に会ってみましょう!!」 ゼルガディスにお願い攻撃をしていた。こうなるとゼルガディスには止められなかった。 「いいだろう」 ゼルガディスが言うとアメリアは、「わーい、わーい」とぴょこぴょこ跳ねる。 「ほー。勇者だとよ」 「だって。どうするの?」 「どうしましょう・・・・・・ 私が勇者なんて言えませんよ・・・・おねい様を・・・・いえ・・・魔王さんを封印した勇者なんて・・・・」 と、こそこそと話をしていた。 そう。メアリーは、全精霊の加護と力そして、神の力を持った、れっきとした勇者なのだ。そして、この2人と王子ガイともう一人で封印をした・・・・ そんなことは、全然知らずに騒ぎ続けるアメリアとそんなアメリアを見守っているゼルガディスがいた。 _____________________________________ 勇者ねぇー。あんな奴が・・・・ 「こんな勇者もいるんですよ。」 怒りだし、おちょこちょいだし、泣き虫、 「うっ・・・」 超方向音痴、か弱い。頼れるのは、スピードと魔力だけ・・・ 「だから、仲間がいるんですよ・・・・・・」 ほー。なるほどな・・・ 「では、今日はこれだけに・・・・では!」 |
4135 | 異世界漂流記 5 | 斎藤 由理 | 8/26-15:43 |
記事番号4129へのコメント 勇者が明らかになったな。 「まぁ、メアリーに関しては『こんな勇者でいーんかい!』と思って下されば結構です。」 おいおい・・・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄実力は・・・・? ___________ 「あ、そうです。いるじゃないですか。もう一人勇者が・・・・・」 「そーいえば、いたねぇ・・・・・忘れてたわ・・・・」 「会いに来ないもんな・・・・・・」 まだ、ヒソヒソ話をやっていた3人に名案があがった。それは、 『影の勇者に会わせよう』 だった。 その話の最中、アメリアとゼルガディスは、なにをしているかというと 「いいですか、皆さん。 勇者は、正義の使者なんですよ。 正義を行うことによって勇者と認められた人なんですよ。 だから、すべては正義が大事なんです!!」 アメリアは、兵士に演説をしていた。 ゼルガディスは、兵士に剣の戦い方を教えていた。 「では、アメリアさん!ゼルガディ・・・・・」 チュドーーーン!! メアリーの声が爆音にかき消された。 そして、砂埃が舞い誰かのシルエットが現れる。 「何者です!?」 アメリアが、そう叫ぶと 燃え上がるような赤い髪、キツイ目の女性がこちらをむいてたたずんでいた。 「人間・・・・・・・?」 「違いますよ。魔族です。ガイに聞きませんでしたか?」 「確か・・・聞いたような気がする・・・・・・」 と、惚けたように言う。 「ちょっと!無視しないで!!」 『あ・・・・ごめんなさい・・・・』 2人は、声をぴったりと合わせて敵に謝る。 「たくっ、まぁいいわ。私の任務は勇者の消去だから、戦わせてもらうわよ!」 「あーーーー!!それ以上言わないで下さい!!戦いますから。ね。」 戦う体制を取るメアリー。だが、 「俺がやろう・・・」 横から剣を抜いたゼルガディスがでてくる。 「そう?じゃあ、頑張って下さい。」 「死ぬなよ。後が大変だから」 「俺は、寝るから。頑張れよ」 もう、やる気なさそうに言う3人。 「こういうパターンは 『じゃあ、私達も加勢します』とか言うと思うんですが・・・・・」 と、3人にツッコミをいれるアメリア。 「それは、パターンですからね。」 あっさりと言い返す。 「大丈夫だよ。喧嘩しなくとも、私だけじゃないからね」 ぱちんと指をならすとぞろぞろと人間・・・もとい魔族がでてくる。 「えー、私達も戦わなくちゃ駄目ですか?」 駄々をこねるメアリー。 「私は、参加するわよ」 「俺も暴れるぜ!」 セイは、魔法を構えティクは、両手剣を抜く。 「じゃあ、私は後ろで観戦と言うことで・・・・・・・」 立って後ろに行こうとするが、セイに襟首を掴まれ 「争いのもとが何処いくのかなぁー」 「ひぃぃいい!!分かりました!やります!やります!!」 涙声で一生懸命頷くメアリー。そして、涙を拭いて 「よーし!行きますよ!! エアー・クラッシャー!!」 短い呪文で雑魚魔族達を蹴散らす。それに引き続き、 「烈閃槍!!」 アメリアが魔法を放つ。が、魔族は食らってもなを立っている。 「なっ!!?」 そして、魔族はアメリアを狙ってくる。 「あぶないわよ!!烈閃察!!」 その魔族を蹴散らし、前に向かっていく。 「たりゃぁぁあああ!!」 ティクは、両手に持った剣で魔族を切り裂いていく。 「散れ!!蓮獄火炎陣!!」 ゼルガディスがそう言うとメアリーはアメリアのもとまで、ティクとセイ空へと逃げる。 どがががががが 溶岩が吹き出て魔族に襲いかかる。 「風よ我が意に従え ウインド・ストリーム!!」 竜巻が現れて、溶岩と共に魔族をさらう。 「アメリア!精神じゃない!自然の力の方を使え!!」 「え?」 アメリアは、意味が分からないのだろう。頭をひねらせて考え出す。 「なかなか、やるなぁー」 「お褒め預かり光栄ですね。それで、どうするのですか?」 メアリーが挑発的な口調で言う。 「私は、勇者を倒さなければならないからな!!」 そう言いメアリーに突っ込んでくる。メアリーもスピードを出し突っ込む。そして、姿が見えなくなる。ただし、波動だけなら見える。 「すごいですね・・・・・・。」 アメリアがそれを見て感嘆の声を上げた。 「危ない!!」 アメリアの後ろに魔族がいて狙っていた。セイは声を上げて言う。そして、 ドシッ!! アメリアのパンチが見事に決まった。 「言った意味なかったな」 ティクは、セイにそう言い残し戦いに戻っていく。 「長戦に持ち込むつもりですか・・・・?」 「そうだね・・・」 魔族は、多量の傷を負っていた。対するメアリーは無傷。でも、息は上がっている。 「一気に決着つけさせてもらいます!!」 メアリーは、呪文を唱えはじめ 「させるか!!」 魔族はメアリーめがけてつっこんできて ぶしゅ 爪がお腹に刺さり血が滴れる。 「さようなら。魔族さん・・・・・・ ヘブン・レイ!!」 魔族は、もろに魔法を食らい空から落ちていく。落ちていく途中でセイとティクに蹴られていたがそのまま落ちていった。 くらっ ひゅぅうぅううぅううぅうう メアリーは、気を失い空から落ちて来る。 「まったく・・・無茶し過ぎだよ・・・」 セイが受け止めた。そして、少し(?)崩壊した城に向かっていった。 「どうするんですか?壊れた所・・・」 「魔法で直せばいいのさ」 アメリアの質問にセイがすぐ答えた。 ____________________________________ 実力調査か?これ・・・ 「なんで、実力調査になるんですか!! これは、メアリーさんに傷を負わせる為のものです。ちゃっかり魔族も入れましたが」 つーわけでした。 |
4154 | 異世界漂流記 6 | 斎藤 由理 | 8/28-11:38 |
記事番号4135へのコメント こんにちわ。 「6は、魔法について語りましょう」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄魔法________________________ 今、ガイとアメリアとゼルガディスは外の崩れ去ったお城の前に立っていた。 そこに、さっき回復を終えたばかりで、いつもと違う姿で歩いてくるメアリー。いつもの巫女用の服ではなく全身を隠すローブを纏っていた。その姿は、神秘的なイメージを醸し出していた。 「ガイ・・・・本当にやらなくちゃ駄目ですか・・・・?」 でも、性格までは変わらない・・・ 「やれ」 「えー・・・・でも、あの魔法結構魔法力使うんですよ・・・・」 駄々をこねるメアリー。 「さっさとやらんか」 座った目で見られてメアリーは少し脅える。そして、渋々呪文を唱え出す。 「クリア!」 手を高らかにあげて呪文を解き放つ。 「うわー。すごーい」 アメリアが、感嘆の声を上げた。それもそのはず。崩れ去った城の瓦礫がすべて戻っていくのだから。 「これは、元の形に戻す術なのか?それとも、組み替えているのか?」 と、ぶちぶちと言っているゼルガディス。 そうしているうちに城は元通りになった。 「ふぅ・・・・ ちょっと疲れました・・・・・」 と、言いながらそこに座る。 「ちょっといいか? あの魔法どうやったんだ?」 「私も聞きたいです。」 と言いながら2人は、メアリーの前に座った。 「あの魔法ですか?あれは、私のオリジナルみたいなもので、時間の精霊と自分の風の力を合わせて、時間を逆にすることで元の形を分からせて風で運んでいく。と、いうものなんです」 「そんなんじゃあ、私達にはできませんね。」 「おい、俺の体を元に戻せないか?」 「無理。」 ゼルガディスの質問に即答に近いように答えた。 「私のは、壊れたのとか、崩れたものしか直せませんから。 それに、元に戻さない方がいいと思いますよ。合成者としては、ものすごくいいはずですし」 「ですし、なんだ?」 脱力しきったゼルガディスがメアリーに聞く。ゼルガディスは、なんだか答えが分かったような気がした。 「かっこいいじゃないですか」 べたり ゼルガディスは、地面に伸びきっていた。 「そうですよね!そう思いますよね!!」 メアリーとぴったし意見の合うアメリアがはしゃぎまくる。そこに、 「くおら!!メアリー!!俺以外に『かっこいい』は言うな!!」 ガイがびしっと自分をさして言う。 「ガイはかっこいいなんて言葉似合わない。」 メアリーは、即答した。 ______________________________________________________ 魔法ねぇ・・・・。 なぁ、時間だけを使えばゼルは元の体に戻ると思うのだが・・・・ 「ぎくっ、 実は、戻ったりして・・・・」 じゃあ、なんで無理なんていったんだ? 「今戻ったら失うものが多すぎるから。別に意地悪しているわけじゃないですから」 |
4165 | 異世界漂流記 7 | 斎藤 由理 | 8/29-11:49 |
記事番号4154へのコメント 「こんにちわー!さて、7ですね」 早いな・・・・・・・ で?今回は? 「勇者の話だけ」 っそ。じゃあ、どうぞ! ______________________何処に勇者が・・・・?______________ 「勇者に、元の世界に戻る方法を聞きに行きましょう!」 おもいっきりオーバーリアクションで言うメアリー。 「と、言うわけでガイはお留守番。私一人で、アメリアさんとゼルガディスさんを連れて行きます」 「でも、メアリーさん。勇者の居場所知っているんですか?」 アメリアは、手をあげてメアリーに質問してきた。 メアリーは、ここにいるんですけど・・・・と、思いつつ 「ええ。セイント海の近くの・・・・・・と、言っても分かりませんよね。」 そう言うとなにやら横に垂れ下がっていた紐を引っ張る。すると、上から地図が垂れ下がってきた。 「この世界は、5つの大陸に別れていてその間の海・・・・ここですね。ここをセイント海と呼ぶんです」 と、言いながら細長い棒でぴしぴしと地図を指しながら説明していた。 「どうして、この名前がついたか知りませんが勇者は、このあたりにあるハルミン島にいるんです」 「どうして、このあたりなんだ?」 「動いているんです。」 『はい?』 メアリーが言った言葉に対して間抜けな声をあげる2人。 「だから、動いているんです」 「ハルミン島は、リリの魔力で動いているんだ。で、片時も止まる事がないんだ。時々、魔力じゃなく海流で動く時もあるが」 と、説明をするがアメリアとゼルガディスは唖然としながら、 「ちょっといいか?なんで動くんだ?」 「もちろん、敵の襲来を防ぐ為です。それに、シールドも張ってあるんです。」 と、誇らしげに言う。 「あのー、リリって誰ですか?」 「勇者さ。俺も、勇者と旅した一人だからな」 と、指で自分を指しながら言うガイ。そして、メアリーの頭をぽんっと叩き、 「こいつもその一人なんだよ」 軽く言った。 「人は、見かけによらないというやつだな。」 冷静に突っ込むゼルガディスに対してメアリーは、 「どういう意味です?」 ニコニコとしながら槍を持っていた。たぶんそれ以上いったら刺しますよって言っているんだろう。 「そのまんまの意味だろう。こんな、チビで、体力なくて、魔力とスピードだけの奴が勇者と旅して・・・・・・・・・・」 ぐさっ メアリーは笑顔を絶やさずにガイを槍で刺していた。ガイは、メアリーの後ろで血をダクダクと流しながら倒れた。このままほっておいたら出血多量で確実に死に至だろう。それを分かっていながら笑顔のままでガイを刺したメアリーはすごい。 「わーー!!回復!回復をしないと大変なことになりますよ!!」 アメリアは、急いでガイの所に駆けつけ回復呪文を唱え出す。 「そんなに慌てなくても大丈夫ですよ。そんなに大きい傷じゃあありませんから。」 またしてもニッコリとしながら言った。普通なら可愛い笑顔だと思うのだろうが、今は恐いとしか思わない。 「・・・・・・悪魔だな・・・・お前・・・・・」 ゼルガディスは、ぽつりと呟いた。 __________________________________________________________ ・・・・・・・・刺してなお笑顔・・・・? 「ええ」 悪魔だ・・・・。天の鬼だな・・・・・・・ 「なにも、そこまで言わなくても・・・・本当は、優しいですから。」 絶対に信じられん。 「信じて。お願い・・・・」 |
4175 | 異世界漂流記 8 | 斎藤 由理 | 8/30-13:28 |
記事番号4165へのコメント さぁー!どんどん行くぞ!! 「妙に気合入ってますね・・・・・」 いろいろあってな ____________________お城からの旅立ち・・・?___________________________________ 「さてと、行きましょうか?アメリアさん。ゼルガディスさん。」 荷物を異空間にしまい込み旅立ちの準備完了したメアリーが2人に聞いた。 2人はこくりと頷く。 「じゃあ、行ってきますね」 そういって歩き出す3人。 「メアリー!!ゼルの奴に惚れたら駄目だからな!!」 ズドーーーー!! 3人は、いっせいにこけた。 「メアリーがガイ以外好きになるはずないわよ」 「おれもそう思うのだが・・・・・」 ガイの隣で言うティクとセイ。 「ティク!セイ!変な事言わないで下さい!!それに、ガイ!ゼルガディスさんを好きになるはずないじゃないですか!ゼルガディスさんには、アメリアさんって言う彼女がいるんだから!!」 『な!?』 メアリーは、大きな声でガイに言ったがアメリア達は 「私がゼルガディスさんの彼女なんて務まるわけないですよ・・・・・」 「こいつなんか彼女にしたら体がもつわけない」 と、否定するのだが顔を赤くしながら言っても説得力がない。 「真っ赤なトマトのできあがりって感じですね」 2人の隣でくすくすと笑いながら言ったメアリー。そして、きりっと顔を元に戻して 「からかいは終わりにして、さ、行きましょ」 悪意はない言葉にゼルガディスはものすごく腹が立ったようで、 「からかうな!!火炎球!!」 いつもの火炎球より少し大きい火炎球がメアリーに向かって飛んでいく。 ドコーーーン!! 派手に爆発して砂埃を巻き上げる。ゼルガディスは、アメリアを砂埃から守る為にマントで包んだ。 「ぜ、ゼ・・ルガディスさ・・・ん」 ゼルガディスのマントからだした顔を少し赤くして言う。 「なぁーんだ。やっぱり彼女じゃないですか。こーやって守ってあげているのですから」 とこからともなく飛んでくる声。まだ、砂埃が舞い上がっていて場所までは分からない。でも、メアリーからはアメリア達が見えているようだ。 「どこにいる!?」 「どこでしょうか?」 どことなくゼロスを思い出させる喋りかたをするメアリー。 そして、砂埃が止みメアリーの姿が・・・・・・・ない。 「さっさとでてこいよ! アクア・シュート」 ガイが呪文を唱えゼルガディス達の前を魔法が横切ると、 「あーあ。ばれちゃいましたね・・・・・・」 残念顔で浮いているメアリーが現れた。 「ずっとここにいたのか?」 「ええ。」 「どうやってですか!?」 「周りに風の結界を張ってそれから、結界を魔法で消していたんです。私共々。」 笑顔で答えるメアリー。 「まぁ、こんなことしていないで早く行きましょう!こんなところで遊んでいてもしょうがないですし・・・・・」 と、言って走っていく。2人は、はっと顔を見合わせてメアリーを追っていった。 ____________________________________________________________ ところで、これいつ終るんだ・・・? 「知りません」 パターンだな・・・・・ 「しょうがないですよ。でも、がんばって15、6ぐらいには終らせますよ。」 今が、8。あと、7、8話か・・・・・。長いな・・・・・ 「そりゃあ、そうですよ。こーんな性格の人が一緒にいて旅が順調に進と思いますか?」 思わないな・・・・ 「そう思いますよ普通は。 と、いうわけでした」 |